JP6607897B2 - 医療・介護用容器の処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療分野や介護分野で用いられている汚物処理のための医療・介護用容器を処理するための処理装置に関する。
医療分野や介護分野で用いられている容器として、患者の排泄物などの汚物を処理するための便器や尿器等の容器がある。これら容器を洗浄して再利用するための洗浄装置として、例えば特許文献1又は特許文献2に開示のものがある。
特許文献1に開示の装置(ベッドパン洗浄機)は、その前面から下方に開口する前蓋にベッドパンを取り付けられるようになっており、ベッドパンを取り付けて前蓋を閉じると、ベッドパンが180°回転させられ、洗浄液噴射ノズルから洗浄液を噴射してヘッドパンの汚物の放出と洗浄を行うことができるようになっている。
一方、特許文献2に開示の装置は、洗浄装置内に、容器を支持するための支持具が設けられており、その支持具が複数本の支柱を組み合わせた構成とされ、種々な寸法、形状の容器を支持することができるようになっている。
この種の洗浄装置においては、容器の再利用のため、洗浄とともに消毒して再利用時の感染を防止する必要がある。また、病院等の施設においては、ある程度、容器をストックしておく必要があるが、尿器等の筒状の容器では重ねることができずに嵩張るために、狭い汚物処理室などでは保管場所を確保するのが困難になっている。
このような再利用可能な容器に対して、水等により分解可能なパルプなどにより形成された容器も開発されており、そのような容器は、特許文献3や特許文献4に示すように、シンク(攪拌タンク、攪拌槽)内に汚物とともに投入して、水と一緒に撹拌しながら破砕した後に廃棄処理している。この種の使い捨てタイプの容器は再利用せず、容器ごと廃棄しているので、感染のリスクは非常に少なくなる。また、消毒の工程が不要であるため作業時間が短く、また、容器をシンク等に設置する作業も不要で、単にシンク内に容器を投入すればよいので、看護師等の作業の手間を大幅に軽減することができる。
実用新案登録第3035584号公報 特開2005‐254063号公報 特開2000‐167527号公報 特開2001‐25675号公報
ところで、上述したような再利用可能な容器を洗浄する洗浄装置と、使い捨て容器を破砕(分解)する分解装置とを組み合わせた装置が考えられる。
しかしながら、洗浄装置及び分解装置が一体となった装置では、再利用可能な容器(非分解対象物)を上記一体化された装置における分解装置に投入した場合、再利用可能な容器はプラスチックやガラス等により構成されているため、該容器が破損したり、該容器により分解装置が破損及び故障したりするおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、使用後の医療・介護用容器に対して再利用と廃棄処理とを使い分けることができるとともに、いずれも処理することができる処理装置を提供することを目的とする。
本発明の医療・介護用容器の処理装置は、筐体内に、分解装置と、洗浄液ノズルから噴射される洗浄液で再利用可能な容器を洗浄することが可能な処理槽と、を備え、前記分解装置は、液を貯留可能であって分解対象物が投入されるシンク、前記シンク内の前記液内に前記分解対象物を浸して撹拌する撹拌部材及び該撹拌部材を回転させるモータを有する撹拌槽と、前記モータの負荷を検出するセンサと、前記センサの検出結果に基づいて前記モータの回転数を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記シンク内に前記分解対象物及び前記液が供給された状態で前記モータを駆動させて前記撹拌部材を第1回転速度で所定時間回転させた際の前記モータの負荷を前記センサに検出させ、前記センサにより検出された前記モータの負荷が前記所定時間内に低下しているか否かを判定し、前記負荷が低下していないと判定された場合に、前記モータを停止させる。
なお、本発明において「分解」とは、分解対象物が個片化又は溶解した状態であって、上記液とともに排水可能な状態になっているものをいう。
ここで、シンク内に分解対象物ではない物体(例えば、プラスチック製の再利用可能な容器等の非分解対象物)が供給された場合、所定時間撹拌されても非分解対象物が分解される(破断や溶解される)ことがないため、上記負荷が低下しない。一方、シンク内に分解対象物(例えば、破断や溶解が可能な紙製の使い捨て容器等)が供給された場合、所定時間撹拌されると分解対象物が分解され、該分解対象物が個片化したり溶解したりすることにより、上記負荷が低下する。
本発明では、制御装置がシンク内に分解対象物及び液が供給された状態でモータを駆動させて撹拌部材を第1回転速度で所定時間回転させた際のモータの負荷をセンサに検出させ、検出されたモータの負荷が所定時間内に低下している否かを判定し、負荷が低下していないと判定された場合にモータを停止させる。すなわち、本発明では、非分解対象物がシンク内に供給された場合に、所定時間経過後にモータが停止されるので、非分解対象物の破損や、撹拌装置の破損や故障を抑制できる。したがって、分解対象物のみを適切に分解できる。
本発明では、処理槽において再利用可能な容器の洗浄を行い、分解装置の撹拌槽において使い捨て容器の分解処理を行うことができ、容器に応じて処理槽及び撹拌槽を使い分け、適切な処理を行わせることができる。そして、これら処理槽及び分解装置(撹拌槽)を一つの筐体内に配置したことにより、その設置、移動も容易になり、病棟内の狭いスペースにも設置することが可能になる。
また、非分解対象物として再利用可能な容器が誤って分解装置に投入された場合でも、再利用可能な容器の破損及び該容器による分解装置の破損等を抑制できる。
本発明の医療・介護用容器の処理装置の好ましい態様としては、前記制御装置は、前記センサにより検出された前記モータの負荷が前記所定時間内に低下していると判定された場合に、低下した前記モータの負荷が第1負荷値以下であるか否かをさらに判定し、前記第1負荷値以下であると判定された場合に、前記撹拌部材を前記第1回転速度より速い第2回転速度で回転させるとよい。
上記態様では、低下したモータの負荷が第1負荷値以下であると判定された場合は、分解対象物の一部が分解された状態であるので、撹拌部材を第1回転速度より速い第2回転速度で回転させることにより、分解対象物の分解(破断及び溶解等)がより促進され、分解対象物をより短い時間で分解することができる。
本発明の医療・介護用容器の処理装置の好ましい態様としては、前記制御装置は、前記撹拌部材を前記第2回転速度にて回転させた後、前記モータの負荷が前記第1負荷値より低い第2負荷値以下であるか否かをさらに判定し、前記第2負荷値以下であると判定された場合に、分解された前記分解対象物及び前記液を前記シンクから排出させるとよい。
上記態様では、第2回転速度にて撹拌部材を回転させ、モータの負荷が第2負荷値以下と判定された場合に、分解された分解対象物及び液がシンクから排出されるので、シンクから確実に分解された分解対象物を液とともに排出できる。すなわち、分解対象物が確実に分解できたか否かを容易に判定でき、確実に分解できた分解対象物のみを液とともに排出できる。
本発明の医療・介護用容器の処理装置の好ましい態様としては、前記処理槽は、前記撹拌槽の上部に位置し、前記シンク内に投入される前記液の少なくとも一部は、前記処理槽から排出された前記洗浄液であるとよい。
処理槽で使用した洗浄液の少なくとも一部を撹拌槽における液として使用するので、洗浄液の有効利用を図ることができる。
本発明によれば、分解対象物のみを適切に分解できる。
本発明の一実施形態に係る分解装置の制御装置により実行される分解処理のフローチャートを示す図である。 上記実施形態における制御装置の概略構成を示すブロック図である。 上記実施形態における医療・介護用容器の処理装置の左側面を紙面の手前に配置した外観斜視図であって、筐体の内部を明示したものであり、扉が開かれた状態を示す。 上記実施形態における医療・介護用容器の処理装置の左側面図であって、筐体の内部を明示したものであり、扉が開かれた状態を示す。 上記実施形態における医療・介護用容器の処理装置の左側面図であって、筐体の内部を明示したものであり、扉が閉じられた状態を示す。 上記実施形態における医療・介護容器の処理装置における第2処理槽の斜視図である。 上記実施形態における第2処理槽に1つの使い捨て容器が投入された例を示す図である。 上記実施形態における第2処理槽に2つの使い捨て容器が投入された例を示す図である。 上記実施形態における第2処理槽にて使い捨て容器が分解された様子を示す図である。 上記実施形態におけるモータ電圧及びモータ電流の変化を示す図である。
以下、本発明の分解装置及び該分解装置を備える医療・介護用容器の処理装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
[医療・介護用処理装置の概略構成]
本実施形態の医療・介護用容器の処理装置101は、図3〜図5に示されるように、縦長直方体状の筐体1内に、再利用可能な容器31を洗浄することが可能な第1処理槽10(処理槽)と、使い捨て容器32を分解可能な第2処理槽20とを備えている。この処理装置101は、再生利用可能な容器31であるか、使い捨て容器32であるかに応じて、第1処理槽10と第2処理槽20とを使い分け、適切な処理を行わせることができる。また、処理装置101では、一つの筐体1内に第1処理槽10と第2処理槽20とを集約して配置しているので、これらを一体として設置、移動できる。さらに、この処理装置101では、図3及び図4に示されるように、第1処理槽10の下方に第2処理槽20が配置されており、二つの処理槽10,20を上下に配置しているので、病棟内の狭いスペースにも設置することができる。
なお、再利用可能な容器31としては、例えば尿器、陰洗ボトル、貯尿器、計量カップやメスシリンダー等がある。これらの再利用可能な容器31はプラスチックやゴム等で成形されたもの、又はガラス製とされ、使用の都度、第1処理槽10において洗浄することで再使用される。一方、使い捨て容器32は、例えば便器、差込便器、ポータブルトイレ用バケツ受け等があり、主に感染リスクの高い汚物(大便)を処理するための容器である。また、これ以外にも、ガーグルベースン、膿盆、バット、ユーリパン等の使い捨て容器32がある。
そして、これらの使い捨て容器32は、水等により分解可能なパルプ等により形成され、第2処理槽20において、洗浄液と一緒に撹拌しながら破砕(分解)した後で、廃棄処理される。本実施形態の処理装置101は、使い捨て容器32が第2処理槽20に投入された場合における分解処理及び非分解対象物である再利用可能な容器31が第2処理槽20に投入された場合の処理に特徴を有しており、第2処理槽20(撹拌槽)、センサ24及び制御装置27により、本発明の分解装置が構成される。
[処理装置の構成]
処理装置101の筐体1には、第1処理槽10と第2処理槽20との前方を開閉可能な扉2Aと、この扉2Aの開閉を行う開閉駆動部3Aとが設けられており、に示すように、この扉2Aを開いて第1処理槽10及び第2処理槽20の前方を開放することにより、第1処理槽10内に再利用可能な容器31を配置し、第2処理槽20内に使い捨て容器32を投入可能となっている。
開閉駆動部3Aは、図3〜図5に示すように、扉2Aに駆動力を付与するための伸縮駆動可能なアクチュエータ4と、扉2Aを上下方向に案内するためのガイド機構5Aとを有し、アクチュエータ4の駆動によりガイド機構5Aに沿って扉2Aが開閉する。
なお、扉2Aの移動は上下方向のスライドに限定されるものではなく、扉2Aを左右方向にスライドする構成としてもよい。
[第1処理槽の構成]
次に、処理装置101の第1処理槽10は、図3〜図5に示すように、洗浄液が供給されるチャンバ11と、チャンバ11内に配置され再利用可能な容器31を被洗浄位置に支持するための支持具12と、チャンバ11内に洗浄液を供給可能な洗浄液ノズル41,42とを備えている。
チャンバ11には、二種類の洗浄液ノズル41,42が備えられており、いずれも洗浄液の供給配管9に接続され、この供給配管9から洗浄液ノズル41,42を通じてチャンバ11内に洗浄液が供給されるようになっている。このうち第1洗浄液ノズル41は、チャンバ11の上部に配置されており、チャンバ11の上部から下方に向けてチャンバ11内に洗浄液を供給可能となっている。また、もう一つ第2洗浄液ノズル42は、支持具12に取り付けられている。
支持具12は、分岐された複数の支柱13を有しており、各支柱13は、互いに並行して配置されている。また、各支柱13は基端部において、それぞれ供給配管9に接続されている。この第1処理槽10では、図5に示すように、この支持具12の各支柱13に再利用可能な容器31を被せて配置することで、つまり、各支柱13を容器31の開口部から内部に差し込み、各支柱13の先端を容器31の内部に当接させることにより、容器31の開口部が斜め下方を向くようにして容器31を被洗浄位置に支持できるようになっている。また、各支柱13の先端部のそれぞれには、前述した第2洗浄液ノズル42が取り付けられており、供給配管9から供給された洗浄液が、各支柱13の内部を通じて第2洗浄液ノズル42の先端から放出されることにより、容器31の内部を洗浄できるようになっている。なお、各支柱13の基端部には、細孔(図示省略)が複数設けられており、これらの細孔を通じても洗浄液が放出されるようになっているので、容器31の開口部の細部も確実に洗浄できる。
また、支持具12に支持された容器31の外周面は、チャンバ11の上部に配置された第1洗浄液ノズル41から洗浄液が容器31の外周面に向けて噴射されることにより洗浄される。なお、各支柱13の傾斜角度は、第2洗浄液ノズル42から容器31の内部に供給された洗浄液が、自重で容器31の外部へ流出する角度に設定されており、これに対応して、第2洗浄液ノズル42も斜め上方を向くようにして配置される。なお、各支柱13の傾斜角度は、例えば水平面に対して30°〜90°程度とされる。
[第2処理槽の構成]
第2処理槽20は、図6に示すように、液を貯留可能であって使い捨て容器32が投入されるシンク21と、そのシンク21内の液に使い捨て容器32を浸して攪拌しながら分解可能な撹拌部材22と、該撹拌部材22を回転させるモータ23と、モータ23の負荷を検出するセンサ24と、シンク21内に洗浄液を供給可能な第3洗浄液ノズル43(図3〜図5参照)とを有する。この第2処理槽20は第1処理槽10の下方に配置されており、第2処理槽20の上部には、第1処理槽10から流下する洗浄液を流下可能な開口25(図4及び図5参照)が形成されている。
そして、開口25には、洗浄液を流下可能な複数の網目(図示略)を有する網板7が設けられており、この網板7により、第1処理槽10と第2処理槽20との間が仕切られている。また、第1処理槽10の洗浄液ノズル41,42からチャンバ11内に供給された洗浄液は、網板7の網目を通じて第2処理槽20に流下されるようになっており、その洗浄液を第2処理槽20のシンク21で貯留することで(溜めることで)、第2処理槽20の液として使用可能となっている。
また、シンク21の下部には、シンク21内で破砕された容器及び洗浄液を排出可能な排液系8が接続されており、第1処理槽10で使用された洗浄液は、網板7の網目を通じて第2処理槽20に流下され、第2処理槽20を経由して排液系8から排出されるようになっている。また、第1処理槽10で使用された洗浄液と、第2処理槽20で使用された洗浄液及び処理された容器とが併せて1つの排液系8から外部(下水)に排出されるようになっている。
さらに、処理装置101には、第1処理槽10と第2処理槽20の洗浄液として、微酸性電解水を生成する微酸性電解水生成器91が備えられている。この微酸性電解水生成器91では、希塩酸を電気分解して生成した次亜塩素酸を、水道水と一定の割合で混ぜることにより希釈し、微酸性電解水を生成する。処理装置101では、微酸性電解水生成器91により生成される微酸性電解水を、処理装置101の上部のタンク92にいったん貯留し、そのタンク92からポンプ93により、供給配管9、洗浄液ノズル41〜43を通じて、第1処理槽10及び第2処理槽20に供給するようになっている。
また、処理装置101には、扉2Aの開閉操作や、両処理槽10,20の運転等の操作を行うフットスイッチ6が備えられており、作業者は、足元に置かれたフットスイッチ6を操作することにより、手を触れることなく処理装置101の操作を行えるため、感染のリスクを少なくできる。
なお、本実施形態の処理装置101には3つのフットスイッチが備えられており、図3において手前に配置される一番目のフットスイッチが扉の開閉用スイッチ61、中央に配置される二番目のフットスイッチが第1処理槽10の第1運転プログラム開始スイッチ62、最も奥側に配置される三番目のフットスイッチが第2処理槽20の第2運転プログラム開始スイッチ63とされる。
[再利用可能な容器の洗浄方法]
このように構成される処理装置101において、再利用可能な容器31を洗浄する場合には、まず、開閉用スイッチ61を操作して扉2Aを開き、第1処理槽10の前方の開口部から、チャンバ11内の支持具12の支柱13に容器31を被洗浄位置に支持する。そして、第1処理槽10の運転プログラムをスタートさせる。本実施形態の処理装置101では、第1運転プログラム開始スイッチ62の操作により、第1処理槽10の運転プログラムをスタートさせることができる。第1処理槽10の運転プログラムをスタートさせると、扉2Aが閉まり、第1処理槽10と第2処理槽20が閉鎖される。そして、第1処理槽10と第2処理槽20とが閉鎖された後、洗浄液ノズル41〜43から洗浄液が放出され、容器31が洗浄される。
この容器31の洗浄中は、上部の第1洗浄液ノズル41から洗浄液が容器31の外周面に噴射されるだけではなく、容器31の内部に挿入された支柱13の先端の洗浄液ノズル42や上記細孔により、容器31の内周面(内部)にも洗浄液が噴射される。そして、容器31の内部に噴射され、容器31内を洗浄し終わった水等は、容器31の開口部が斜め下方を向くようになっていることから、自重で容器31内から流出される。また、第1処理槽10で使用した使用後の洗浄液は、第2処理槽20に流下して、排液系8から下水に排出される。
そして、容器31の洗浄終了後には扉2Aが開かれ、第1運転プログラムが終了したことを作業者に知らせる。これにより、作業者は、洗浄済の容器31を第1処理槽10から取り出すことができる。また、開いた状態の扉2Aは、開閉用スイッチ61を操作することにより、閉じることができる。
[分解装置の構成]
次に、分解装置の構成について説明する。分解装置は、上記第2処理槽20とセンサ24と制御装置27とにより構成される。
[制御装置の構成]
制御装置27は、図示を省略するが、現在時刻を計時する計時部や、各種プログラム等を記憶する記憶部の他、モータ23及びセンサ24を制御する。この制御装置27は、図2に示すように、貯留水供給制御部273、判定部274、モータ制御部275及び排水制御部276等の機能を有する。
なお、分解処理において用いられる各種閾値は、予め上記記憶部に記憶されている。具体的には、分解処理が開始された直後に撹拌部材22が回転される所定時間、モータの負荷が低下してから第1負荷値以下になったか否かの判定を実行する所定時間、撹拌部材22を第1回転速度で回転させる電圧、撹拌部材22を第1回転速度より速い第2回転速度で回転させる電圧、モータ23の負荷を示す第1負荷値及び第2負荷値のそれぞれが予め記憶部に記憶されている。
貯留水供給制御部273は、洗浄液ノズル41〜43のそれぞれを制御し、シンク21内に貯留される洗浄液の供給を制御する。
判定部274は、シンク21に所定量の電解水が貯留されているか否か、シンク21内に非分解対象物が混じっていないか、及び撹拌部材22の回転数を変更しても該撹拌部材22が破損しないか等を判定する。
モータ制御部275は、モータ23に供給する電力を調整し、モータ23の動力により回転する撹拌部材22の回転速度及び停止を制御する。
排水制御部276は、判定部274の判定に基づいて、分解(個片化又は溶解)された使い捨て容器32及び洗浄液(図9参照)をシンク21から排出させる。
[使い捨て容器の分解方法]
図1は、制御装置27により実行され、分解装置(処理装置101)により実行される使い捨て容器32の分解手順を示すフローチャートである。制御装置27は、図1に示す手順に従って使い捨て容器32の分解処理を実行する。なお、図1に示す分解処理の手順は、処理装置101において分解装置(第2処理槽20)により使い捨て容器32の分解処理のみが実行される際の手順(第1処理槽10による洗浄処理が実行されない際の手順)を示している。
開閉用スイッチ61を操作して扉2Aを開き、第2処理槽20の前方の開口部から、シンク21内に容器32を投入した後、第2運転プログラム開始スイッチ63の操作により、分解処理装置(第2処理槽20)の運転プログラムが開始される。
まず、貯留水供給制御部273は、洗浄液ノズル41〜43のそれぞれを制御し、シンク21内に貯留される洗浄液の供給を開始させる(ステップS13)。そして、判定部274は、シンク21に所定量の電解水が貯留されているか否かを判定する(ステップS14)。具体的には、洗浄液ノズル41〜43から流出した洗浄液の総量が、予め上記記憶部に記憶された所定量に達しているか否かを判定する。なお、この所定量は、投入された使い捨て容器32の数に基づいて設定される。
このステップS14の判定処理において「NO」と判定された場合、該ステップS14の処理を繰り返し実行する。一方、ステップS14の判定処理において「YES」と判定された場合、すなわち、所定量の電解水(洗浄液)が所定量貯留されたと判定されると、貯留水供給制御部273は、電解水の供給を停止させる(ステップS15)。
シンク21内に電解水が所定量貯留されると、モータ制御部275は、モータ23に電力を供給し、第1回転速度にて撹拌部材22を回転させる(ステップS16)。この第1回転速度は、水等により分解可能なパルプにて形成される使い捨て容器32がほぐれて一部が分解される程度の速度であり、撹拌部材22に使い捨て容器32が接触した場合であっても該撹拌部材22が破損するおそれがない程度の速度に設定される。
具体的には、図10に示すように、モータ制御部275は、使い捨て容器32が1個投入された場合(図7参照)、使い捨て容器32が2個投入された場合(図8参照)、及び再利用可能な容器31が投入された場合のいずれの場合にも、モータ23に電圧VLの電力を供給し、第1回転速度にて撹拌部材22を回転させる(低速撹拌)。
撹拌部材22が第1回転速度で回転している際には、センサ24によりモータ23の負荷(モータ23の電流)が検出される(ステップS17)。そして、判定部274は、撹拌部材22が第1回転速度で回転を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS18)。
具体的には、センサ24は、撹拌部材22の回転が開始されたと同時にモータ23の電流を検出し、判定部274は、撹拌部材22が第1回転速度で回転を開始してからt1時間経過したか否かを判定する。このステップS18の判定処理において「NO」と判定された場合、ステップS17の処理に戻り、撹拌部材22を第1回転速度で回転させる際の負荷の検出が継続される。
一方、ステップS18の判定処理において「YES」と判定された場合、判定部274は、モータ23の負荷が低下したか否かを判定する(ステップS19)。このステップS19の判定処理において「NO」と判定された場合、すなわち、第1回転速度により所定時間撹拌部材22を回転させてもモータ23の負荷が低下していない場合、モータ制御部275は、モータ23への電力供給を停止させて撹拌部材22の回転を停止させる(ステップS20)。
このステップS19の判定処理において「NO」と判定される場合、すなわち、モータ23の負荷が低下しない場合は、シンク21内に非分解対象物である再利用可能な容器31が投入された可能性が高く、プラスチック等により構成される再利用可能な容器31は、洗浄液内で撹拌されたとしても、分解されることがないためである。これにより、再利用可能な容器31がシンク21内に投入されて撹拌された場合であっても、図10に示すように、所定時間(t1)が経過した後にモータ23が停止し、撹拌部材22の回転が停止されるので、再利用可能な容器31が破損することや、再利用可能な容器31によりシンク21や撹拌部材22が破損することを抑制できる。すなわち、ステップS19及びS20の処理を設けることにより、分解対象物である使い捨て容器32のみを適切に分解し、上記破損を抑制している。
そして、排水制御部276は、シンク21から洗浄液を排出させ(ステップS21)、シンク21内から再利用可能な容器31を取り出すことができる。
一方、ステップS19の判定処理において「YES」と判定された場合、判定部274は、その低下したモータ23の負荷が第1負荷値以下であるか否かを判定する(ステップS22)。なお、第1負荷値は、例えば、使い捨て容器32の略半分が分解された際のモータ23の負荷(図10に示すモータ電流IL)に設定される。
このステップS22の判定処理において「NO」と判定された場合、判定部274は、ステップS19の判定処理によりモータ23の負荷が低下していると判定されたタイミングから所定時間経過したか否かを判定する(ステップS23)。このステップS23の判定処理において「NO」と判定された場合、上記ステップS22及び該ステップS23の処理を繰り返す。
一方、ステップS23の判定処理において「YES」と判定された場合、モータ制御部275は、モータ23を停止させる(ステップS20)。このステップS23の判定処理において「YES」と判定される場合には、上記ステップS19の判定処理において「NO」と判定される場合と同様に、シンク21内に非分解対象物である再利用可能な容器31が使い捨て容器32と混在している可能性が高いためである。このため、本実施形態では、モータ23の停止後、シンク21から洗浄液を排出させ(ステップS21)、シンク21内から再利用可能な容器31を取り出すことができる。
一方、ステップS22の判定処理において「YES」と判定された場合、モータ制御部275は、モータ23に供給される電力を増加させて、撹拌部材22の回転速度を第1回転速度より速い第2回転速度に増速させる(ステップS24)。例えば、モータ制御部275は、図10に示すように、モータ23に電圧VLよりも高い電圧VHの電力をモータ23に供給させて、撹拌部材22の回転速度を第2回転速度に増速させる。なお、第2回転速度は、略半分が分解された使い捨て容器32が撹拌部材22に接触した場合に該撹拌部材22が破損しない程度の回転速度である。このように撹拌部材22の回転速度が増速されると、シンク21内において、ある程度分解された使い捨て容器32の分解がより促進される。
そして、判定部274は、撹拌部材22が第2回転速度で回転された後、モータ23の負荷が第2負荷値以下であるか否かを判定する(ステップS25)。この第2負荷値は、シンク21内において、使い捨て容器32が排液系8から確実に排水可能な程度に分解された状態におけるモータ23の負荷(図10に示すモータ23の電流I0)に設定される。このステップS25の判定処理において「NO」と判定された場合、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS26)。このステップS26の判定処理において「NO」と判定された場合、ステップS25の判定処理に戻り、これらの処理を継続する。
一方、ステップS25の判定処理において「YES」と判定される、すなわち、センサ24により検出されたモータ23の電流がI0まで低下したと判定されると、モータ制御部275がモータ23を停止させ(ステップS20)、排水制御部276が排液系8から分解された使い捨て容器32及び洗浄液をシンク21から排出させて(ステップS21)、処理を終了させる。なお、上記ステップS26において、「YES」と判定された場合も同様に、モータ制御部275がモータ23を停止させ、分解された使い捨て容器32及び洗浄液をシンク21から排出させる。これは、所定時間が経過した場合にモータ電流がI0まで低下していなくても、使い捨て容器32が殆ど分解されている可能性が高いからである。
なお、容器32の廃棄処理後は、再度、洗浄液ノズル41〜43から洗浄液が噴射され、シンク21の洗浄が行われる。
そして、シンク21の洗浄終了後には扉2Aが開かれ、第2運転プログラムが終了したことを作業者に知らせる。なお、開いた状態の扉2Aは、開閉用スイッチ61を操作することにより、閉じることができる。
以上の一連の処理において、シンク21に使い捨て容器32が1個投入された場合(以下、第1パターンという)、使い捨て容器32が2個投入された場合(以下、第2パターンという)、及び再利用可能な容器31が投入された場合(以下、第3パターンという)について、図10を用いて説明を補完する。
まず、電圧VLの電力がモータ23に供給されると、モータ23の駆動に伴い、第1回転速度で所定時間(t1)撹拌部材22が回転する。このとき、使い捨て容器32が投入される第1及び第2パターンでは、使い捨て容器32の分解が進み、撹拌部材22の負荷が小さくなるので、一定の電圧VLの電力を供給した場合であっても、図10に示すように、モータ23の電流は徐々に低下する。なお、このとき同じ電圧VLの電力がモータ23に供給されているが、第2パターンの電流I2は、第1パターンの電流I1よりも高くなっている。これは、第2パターンでは、使い捨て容器32が2個投入されているので、モータ23の負荷が高まるからである。
また、t1時間経過後の第2パターンにおける電流(図10における傾斜)は、第1パターンにおける電流よりも急速に低下(傾斜が大きく)している。これは、撹拌部材22の回転開始直後は容器が解れていないため、モータ23の電流の低下が比較的ゆっくりであるが、ある程度解れ出すと一気に負荷が軽くなる(低下する)からであり、特に、使い捨て容器32が2個投入された第2パターンにおいては、その傾向が顕著であるためである。
一方、再利用可能な容器31が投入される第3パターンでは、第1回転速度で撹拌部材22を回転させても、モータ23の電流は、図10に示すように、電流I2から低下することがない。これは、撹拌部材22が回転しても再利用可能な容器31が分解されることがないからである。
また、第2パターンの電流I2は、第1パターンの電流I1よりも高くなっているので、第2パターンにおけるモータ23の電流がILまで低下するまでの時間t4は、第1パターンにおけるモータ23の電流がILまで低下するまでの時間t2よりも長くなる。このため、上記ステップS23の判定処理における所定時間は、上記時間t4に設定されている。
さらに、第2パターンの撹拌部材22が第2回転速度で回転される時間t5は、第1パターンの撹拌部材22が第2回転速度で回転される時間t3よりも短くなる。これは、使い捨て容器32の数に応じてこれが分解される時間、すなわち、モータ23の電流がI0まで低下する時間が異なるためである。
また、処理装置101では、再利用可能な容器31の洗浄処理と、使い捨て容器32の廃棄処理とを同時に行うこともできる。この場合も、まず、開閉用スイッチ61を操作して扉2Aを開く。そして、第1処理槽10の前方の開口部から、チャンバ11内の支持具12の支柱13に再利用可能な容器31を支持させる。また、第2処理槽20の前方の開口部から、シンク21内に使い捨て容器32を投入する。次に、第2運転プログラム開始スイッチ63を操作することで、第2処理槽20の運転プログラムとともに、第1処理槽10の運転プログラムをスタートさせる。各運転プログラムをスタートさせると、扉2Aが閉まり、第1処理槽10と第2処理槽20とが閉鎖され、洗浄液ノズル41〜43から洗浄液が放出され、チャンバ11内の再利用可能な容器31が洗浄される。
この際、容器31の洗浄に使用された洗浄液は、第2処理槽20に流下される。また、第2処理槽20では、第1処理槽10から流下された洗浄液がシンク21内に溜められるとともに、第3洗浄液ノズル43から噴射された洗浄液がシンク21内に溜められ、シンク21内の容器32が洗浄液に浸される。このように、処理装置101では、第1処理槽10で使用された洗浄液が、第2処理槽20における使い捨て容器32の処理にも使用され、洗浄液の有効利用を図ることができる。
そして、シンク21内の洗浄液と使い捨て容器32とは、第1処理槽10における再利用可能な容器31の洗浄終了後に、撹拌部材22により攪拌され、使い捨て容器32が分解される。使い捨て容器32は、分解されることで洗浄液と合わさり、液状となる。使い捨て容器32の分解後、シンク21内の洗浄液と容器32とは、シンク21の下部に接続された排液系8から下水に排出される。使い捨て容器32の廃棄処理後は、再度、洗浄液ノズル41〜43から洗浄液が噴射され、チャンバ11とともにシンク21の洗浄が行われる。
そして、シンク21の洗浄終了後には扉2Aが開かれ、第2運転プログラムが終了したことを作業者に知らせる。これにより、作業者は、洗浄済の再利用可能な容器32を第1処理槽10から取り出すことができる。なお、開いた状態の扉2Aは、開閉用スイッチ61を操作することにより、閉じることができる。
本実施形態では、非分解対象物である再利用可能な容器31がシンク21内に供給された場合に、所定時間経過後にモータ23が停止されるので、再利用可能な容器31の破損や、撹拌部材22及びモータ23の破損や故障を抑制できる。したがって、使い捨て容器32のみを適切に分解できる。
また、低下したモータ23の負荷が第1負荷値以下であると判定された場合に、撹拌部材22を第1回転速度より速い第2回転速度で回転させるので、使い捨て容器32の分解がより促進され、使い捨て容器32をより短い時間で分解することができる。
さらに、撹拌部材22を一定時間低速(第1回転速度)で回転させるので、使い捨て容器32や汚物等の飛散を抑制できる。
また、第2回転速度にて撹拌部材22を回転させ、モータ23の負荷が第2負荷値以下と判定された場合に、分解された使い捨て容器32及び洗浄液がシンク21から排出されるので、シンク21から確実に分解された使い捨て容器32を洗浄液とともに排出できる。すなわち、使い捨て容器32が確実に分解できたか否かを容易に判定でき、確実に分解できた使い捨て容器32のみを洗浄液とともに排出できる。
さらに、シンク21内に投入された使い捨て容器32の数に基づいて、各種閾値が設定されるので、分解装置(第2処理槽20)において確実に使い捨て容器32を分解でき、かつ、再利用可能な容器31の破損及び再利用可能な容器31による分解装置の破損等を抑制できる。
医療・介護用容器の処理装置101では、第1処理槽10において再利用可能な容器31の洗浄を行い、分解装置の第2処理槽20において使い捨て容器32の分解処理を行うことができ、容器に応じて適切な処理を行わせることができる。そして、これら第1処理槽10及び分解装置(第2処理槽20)を一つの筐体内に配置したことにより、その設置、移動も容易になり、病棟内の狭いスペースにも設置することが可能になる。さらに、第1処理槽10で使用した洗浄液の少なくとも一部を第2処理槽20における液として使用するので、洗浄液の有効利用を図ることができる。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、ステップS19の判定処理において「NO」と判定された場合(シンク21内で再利用可能な容器31と使い捨て容器32とが混在している)と判定された場合に、モータ23を停止させ、排液することとしたが、これに限らず、例えば、シンク21内の再利用可能な容器31が取り除かれた後、上記ステップS22及びS23の処理を実行し、シンク21内に残された使い捨て容器32の分解を再開するようにしてもよい。
また、上記実施形態の処理装置101では、第2処理槽20に洗浄液を供給可能な第3洗浄液ノズル43を設けて、第2処理槽20の液として、第1処理槽10から流下する洗浄液と第3洗浄液ノズル43から供給される洗浄液とを使用し、第2処理槽20の液の一部に第1処理槽10から流下する洗浄液を含むことを可能としていたが、第2処理槽20の液の全部を第1処理槽10から流下する洗浄液として使用することも可能である。
さらに、第2処理槽20のみを使用する場合は、第1処理槽10から流下する洗浄液を使用せず、第3洗浄液ノズル43から供給される洗浄液のみを使用することも可能である。
また、処理装置101では、第1処理槽10の下方に第2処理槽20を配置し、第1処理槽10と第2処理槽20との間に、具体的には、第2処理槽20の上部に、第1処理槽10から流下する洗浄液を第2処理槽20に流下可能な開口25を形成していたが、これに限定されるものではない。第1処理槽10と第2処理槽20との配置は上下に限定されるものではなく、種々の配置を採用できる。また、開口25は、第1処理槽10と第2処理槽20との間を接続する配管や洗浄液ノズル等の接続口により形成することができ、これらの配管等により第1処理槽10から第2処理槽20に向けて洗浄液を供給する構成としてもよい。
上記実施形態では、処理装置101内に設けられた分解装置(第2処理槽20)について説明したが、これに限らず、例えば、使い捨て容器32のみを処理する専用機であれば、第2処理槽20(分解装置)のみを備える構成であっても本発明を適用できる。
1 筐体
2A 扉
3A 開閉駆動部
4 アクチュエータ
5A ガイド機構
6 フットスイッチ
7 網板
8 排液系
9 供給配管
10 第1処理槽
11 チャンバ
12 支持具
13 支柱
14 細孔
20 第2処理槽(撹拌槽)
21 シンク
22 撹拌部材
23 モータ
24 センサ
25 開口
27 制御装置
31 再利用可能な容器(非分解対象物)
32 使い捨て容器(分解対象物)
41 第1洗浄液ノズル
42 第2洗浄液ノズル
43 第3洗浄液ノズル
61 開閉用スイッチ
62 第1運転プログラム開始スイッチ
63 第2運転プログラム開始スイッチ
91 微酸性電解水生成器
92 タンク
93 ポンプ
101 医療・介護用容器の処理装置(処理装置)

Claims (4)

  1. 筐体内に、
    分解装置と、
    洗浄液ノズルから噴射される洗浄液で再利用可能な容器を洗浄することが可能な処理槽と、を備え、
    前記分解装置は、液を貯留可能であって分解対象物が投入されるシンク、前記シンク内の前記液内に前記分解対象物を浸して撹拌する撹拌部材及び該撹拌部材を回転させるモータを有する撹拌槽と、
    前記モータの負荷を検出するセンサと、
    前記センサの検出結果に基づいて前記モータの回転数を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記シンク内に前記分解対象物及び前記液が供給された状態で前記モータを駆動させて前記撹拌部材を第1回転速度で所定時間回転させた際の前記モータの負荷を前記センサに検出させ、前記センサにより検出された前記モータの負荷が前記所定時間内に低下しているか否かを判定し、前記負荷が低下していないと判定された場合に、前記モータを停止させることを特徴とする医療・介護用容器の処理装置
  2. 前記制御装置は、前記センサにより検出された前記モータの負荷が前記所定時間内に低下していると判定された場合に、低下した前記モータの負荷が第1負荷値以下であるか否かをさらに判定し、前記第1負荷値以下であると判定された場合に、前記撹拌部材を前記第1回転速度より速い第2回転速度で回転させることを特徴とする請求項1に記載の医療・介護用容器の処理装置
  3. 前記制御装置は、前記撹拌部材を前記第2回転速度にて回転させた後、前記モータの負荷が前記第1負荷値より低い第2負荷値以下であるか否かをさらに判定し、前記第2負荷値以下であると判定された場合に、分解された前記分解対象物及び前記液を前記シンクから排出させることを特徴とする請求項2に記載の医療・介護用容器の処理装置
  4. 前記処理槽は、前記撹拌槽の上部に位置し、
    前記シンク内に投入される前記液の少なくとも一部は、前記処理槽から排出された前記洗浄液であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の医療・介護用容器の処理装置。
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