JP6606900B2 - 抜け止めユニット - Google Patents

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Description

本発明は、機械の一部分に挿入されるピンの抜け止めユニットに関するものである。
従来、機械の一部分に挿入されるピンが当該機械から脱離することを抑止するための抜け止めユニットが知られている。
特許文献1には、ブラケットおよび揺動アームに挿入された枢支軸が当該ブラケットおよび揺動アームから脱離することを抑止するために当該枢支軸に挿入されたセットピンと、当該セットピンが枢支軸から脱離することを抑止するためのリングと、を備える抜け止め装置が記載されている。上記の抜け止め装置では、リングがセットピンに対して回動可能に取り付けられており、セットピンを枢支軸に挿入した後に、枢支軸を周方向に取り囲む位置までリングを回動させることにより、セットピンが枢支軸から脱離することを抑止することができる。ここで、上記の抜け止め装置は、リングの回動を許可する許可位置とリングの回動を阻止する阻止位置との間でセットピンの先端から出退可能なように当該セットピンの内部に挿入されたノックピンをさらに備える。上記の抜け止め装置では、セットピンが枢支軸から脱離することを抑止できる位置までリングを回動させた後、ノックピンを許可位置から阻止位置に移動させることにより、リングがセットピンの挿入時における位置まで戻るように回動することを抑止することができる。
一方、特許文献2には、部材に挿入されたピンが当該部材から脱離することを抑止するために当該ピンに挿入されたピン本体と、当該ピン本体がピンから脱離することを抑止するためのバネリングと、を備える固定ピンが記載されている。上記の固定ピンでは、バネリングがピン本体に回動可能に取り付けられており、ピン本体をピンに挿入した後に、ピンを周方向に取り囲む位置までバネリングを回動させることにより、ピン本体がピンから脱離することを抑止することができる。ここで、上記の固定ピンでは、バネリングの一端とバネリングの他端とは、ピン本体の軸方方向において互いにずれるように当該ピン本体に固定されており、これによりバネリングに弾発力が加わっている。ピン本体がピンから脱離することを抑止できる位置に位置付けられたリングは、前記弾発力によって、当該リングがピン本体の挿入時における位置まで戻るように回動することを抑制するように付勢されている。
実公平6−2018号公報 実開昭50−16368号公報
特許文献1の抜け止め装置では、ノックピンによってバネリングの回動を規制することができるものの、ノックピンに加えて当該ノックピンを許可位置と阻止位置との間で出退可能とする機構が必要となり、抜け止め装置の構成が複雑となる。
一方、特許文献2の固定ピンでは、バネリングの弾性力によって当該バネリングの回動を規制することができるため、固定ピンの構成が複雑となることを抑止できるものの、前記弾発力に反してバネリングに力が加わることにより当該バネリングがピン本体の挿入時における位置まで戻ってしまうと、ピン本体がピンから脱離してしまう虞がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複雑な構成を伴うことなく抜け止めを確実に達成することができる抜け止めユニットを提供することにある。
本発明に係る抜け止めユニットは、機械の一部分に挿入されるピンに取り付けられることにより当該ピンが当該機械から脱離することを抑止する抜け止めユニットであって、前記ピンを貫くように当該ピンに挿入され、前記ピンが前記機械から脱離することを抑止するように前記ピンの外側に突出するピン止め部を有する挿入部材と、前記挿入部材が前記ピンから脱離することを抑止するための止め部材と、を備え、前記止め部材は、回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる取付け部と、前記ピンを挟んで前記ピン止め部の反対側にて前記挿入部材の挿入方向において前記ピンに接触可能な挿脱阻止範囲に配置されることにより前記挿入部材が前記ピンから脱離することを抑止するとともに前記挿脱阻止範囲の外側の挿脱許容範囲に配置されることにより前記ピンに前記挿入部材が挿入されることを許容する抜け止め部と、前記ピンの外側において前記取付け部と前記抜け止め部とを繋ぐ連結部と、を有しており、前記ピン止め部は、第1領域と、当該第1領域よりも前記ピンから離れて位置する第2領域と、を含んでおり、前記取付け部は、当該取付け部の回動中心軸が前記第1領域と前記第2領域との間で移動可能なように当該ピン止め部に取り付けられるとともに、前記第1領域内に位置する回動中心軸回りに回動すすることにより前記抜け止め部を前記挿脱阻止範囲と前記挿脱許容範囲との間で移動させ、前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記ピンまたは前記挿入部材に干渉させて当該抜け止め部が前記挿脱許容範囲に移動することを阻止する。
上記の抜け止めユニットは、取付け部の回動中心軸が第1領域と第2領域との間で移動可能なように当該取付け部がピン止め部に取り付けられているため、複雑な構成を要することなく抜け止めを確実に行うことができる。抜け止めユニットをピンに取り付ける手順は以下のとおりである。
まず、取付け部が第1領域内の回動中心軸回り回動可能なように当該取付け部をピン止め部に取り付け、抜け止め部を挿脱許容範囲に配置した状態で、ピン止め部がピンの外側に突出するように挿入部材をピンに挿入することにより、ピン止め部によってピンが機械から脱離することを抑止する。
次に、取付け部を第1領域内の回動中心軸回りに回動させ、抜け止め部を挿脱許容範囲から挿脱阻止範囲まで移動させることにより、当該抜け止め部によって挿入部材がピンから脱離することを抑止する。
この状態で、取付け部の回動中心軸が第1領域内から第2領域内へ移動するように止め部材を動かすことにより、取付け部の回動によって抜け止め部が挿脱阻止範囲から逸脱することを阻止し、これにより抜け止め部が挿脱許容範囲に戻ることによって挿入部材がピンから脱離することを抑止する。
このように、上記の抜け止めユニットでは、止め部材のみによって挿入部材の抜け止めが達成されるため、当該抜け止めユニットの構成が複雑になることを抑止できるとともに、取付け部の回動中心軸を第1領域内から第2領域内へと移動させることにより抜け止め部が挿脱阻止範囲から逸脱することを阻止できるため、挿入部材の抜け止めを確実に行うことができる。
本発明の第1の態様において、前記挿入部材は、前記ピンを挟んで前記ピン止め部の反対側において当該ピンの外側に突出する規制部を有しており、前記取付け部は、前記第1領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記規制部を跨ぐように前記抜け止め部を移動させ、前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記規制部に干渉させて当該抜け止め部が前記挿脱許容範囲に移動することを阻止する。
上記の抜け止めユニットでは、ピンの外側に突出する規制部によって、止め部材の抜け止め部が挿脱阻止範囲から逸脱することが阻止されるため、抜け止め部が挿脱許容範囲へ戻ってしまうことを抑止できる。
本発明の第2の態様において、前記取付け部は、前記止め部材の弾性変形を伴いながら互いに異なる回動中心軸回りに回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる第1取付け部および第2取付け部を有しており、前記止め部材は、前記第1取付け部および前記第2取付け部が前記第1領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記挿脱許容範囲の反対側に付勢するように弾性変形する。
上記の抜け止めユニットでは、第1取付け部および第2取付け部は、当該第1取付け部の回動中心軸と当該第2取付け部の回動中心軸とが互いに異なるようにピン止め部に取り付けられることにより、止め部材の弾性変形を伴いながらそれぞれの回動中心軸回りに回動可能である。そして、第1取付け部および第2取付け部が第1領域内に位置する回動中心軸回りに回動する場合に、挿脱阻止範囲に位置する抜け止め部を挿脱許容範囲の反対側に付勢するように止め部材が弾性変形するため、例えば止め部材とは別体の弾性部材を用いなくとも、抜け止め部が挿脱許容範囲に戻ってしまうことを抑止できる。
本発明の第3の態様において、前記取付け部は、前記止め部材の弾性変形を伴いながら互いに異なる回動中心軸回りに回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる第1取付け部および第2取付け部を有しており、前記止め部材は、前記第1取付け部および前記第2取付け部が前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記第1取付け部および前記第2取付け部から前記ピン止め部に対して弾発力が加わるように弾性変形する。
上記の抜け止めユニットでは、第1取付け部および第2取付け部が第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動する場合に、第1取付け部および第2取付け部からピン止め部に対して弾発力が加わるように止め部材が弾性変形するため、例えば止め部材とは別体の弾性部材を用いなくとも、第1取付け部および第2取付け部の回動中心軸が第2領域内から第1領域内へと移動することを抑止でき、これにより抜け止部が挿脱阻止範囲から挿脱許容範囲に戻ってしまうことを抑止できる。
なお、弾発力とは、弾性変形した状態からもとの状態に戻ろうとした止め部材から他の部材に対して加わる力を指す。
前記第1の態様において、前記取付け部は、前記止め部材の弾性変形を伴いながら互いに異なる回動中心軸回りに回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる第1取付け部および第2取付け部を有しており、前記止め部材は、前記第1取付け部および前記第2取付け部が前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記規制部に向けて付勢するように弾性変形する。
上記の抜け止めユニットでは、第1取付け部および第2取付け部が第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動する場合に、抜け止め部が規制部に当接するように止め部材が弾性変形するため、例えば止め部材とは別体の弾性部材を用いなくとも、第1取付け部および第2取付け部の回動中心軸が第2領域内から第1領域内へと移動することを抑止でき、これにより抜け止め部が挿脱許容範囲へ戻ってしまうことを抑止できる。
前記第1の態様において、前記規制部は、前記挿入部材の長手方向において前記抜け止め部に接触することにより前記第2領域内に位置する前記取付け部の回動中心軸が前記第1領域へ移動することを阻止可能な阻止部を有することが好ましい。このように抜け止め部と阻止部とが挿入部材の長手方向において互いに接触することにより、取付け部の回動中心軸が第2領域内から第1領域内へと移動することを抑止されるため、抜け止部が挿脱阻止範囲から挿脱許容範囲に戻ってしまうことを抑止できる。
前記第1〜第3の態様のそれぞれにおいて、前記挿入部材の前記ピン止め部は、当該挿入部材の長手方向と直交する方向に当該ピン止め部を貫通する保持孔を有し、当該保持孔は前記挿入部材の長手方向に沿って延びる長穴であり、前記止め部材の前記第1取付け部及び前記第2取付け部は、前記保持孔内を前記挿入部材の長手方向に沿って前記第1領域と前記第2領域との間で移動可能であるとともに当該保持孔内において回動可能となるように、当該第1取付け部及び当該第2取付け部が前記挿入部材の長手方向において重なるように前記保持孔に挿入されている。
以上説明したように、本発明によれば、複雑な構成を伴うことなく抜け止めを確実に達成することができる抜け止めユニットが提供される。
ブラケットおよびシリンダに挿入されたピンに対して本実施形態に係る抜け止めユニットが取り付けられた状態を示す概略側方断面図であって、第1回動中心軸回りに回動する止め部材の抜け止め部が挿脱許容範囲から挿脱阻止範囲へと移動する様子を示す。 図1に示すピンおよび抜け止めユニットの概略正方断面図であって、第1回動中心軸回りに回動する止め部材の抜け止め部が規制部を跨いで移動する様子を示す。 本実施形態に係る抜け止めユニットの止め部材の概略正面図であって、当該止め部材が挿入部材のピン止め部に取り付けられる以前の状態を示す。 図1と同様の概略側方断面図であって、図1において挿入部材の長手方向に延びる位置まで回動された止め部材がさらに回動されるとともに、当該止め部材の回動中心軸が第1回動中心軸から第2回動中心軸へと変更される様子を示す。 図1と同様の概略側方断面図であって、他方部材および規制部によって第2回動中心軸回りに回動する止め部材の当該回動が規制される様子を示す。 本実施形態に係る抜け止めユニットの変形例1であって、図1と同様の概略側方断面図である。 本実施形態に係る抜け止めユニットの変形例1であって、図5と同様の概略側方断面図である。 本実施形態に係る抜け止めユニットの変形例2であって、図5と同様の概略側方断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本実施形態に係る抜け止めユニットZ1の構成部材のうち主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本実施形態に係る抜け止めユニットZ1は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
図1は、機械の一部分を構成する第1ブラケットV1、第2ブラケットW1、およびシリンダロッドX1と、ブラケットW1およびシリンダロッドX1に挿入されたピンY1と、当該ピンY1に取り付けられた抜け止めユニットZ1と、を示す。
本実施形態では、ピンY1がブラケットW1およびシリンダロッドX1の双方に挿入されることにより、シリンダロッドX1がブラケットW1に取り付けられているとともに、当該シリンダロッドX1およびブラケットW1に挿入された状態のピンY1に抜け止めユニットZ1が取り付けられることにより、ピンY1がブラケットW1およびシリンダロッドX1から脱離することを抑止している。
第1ブラケットV1と第2ブラケットW1とは、間隔をあけて対向配置されている。第1,第2ブラケットV1,W1には、ピンY1が挿入される挿入孔11a,12aが形成されている。挿入孔11aと挿入孔12aとは、互いに対向している。
シリンダロッドX1は、第1ブラケットV1と第2ブラケットW1との間に配置されている。シリンダロッドX1には、ピンY1が挿入される挿入孔が形成されている。シリンダロッドX1の挿入孔は、第1ブラケットV1の挿入孔11aおよび第2ブラケットW1の挿入孔12aに並んでいる。
ピンY1は、ブラケットW1の挿入孔11a,12aおよびシリンダロッドX1の挿入孔に挿入されることにより、ブラケットW1にシリンダロッドX1を取り付けている。ピンY1は、ブラケットW1の挿入孔11a,12aおよびシリンダロッドX1の挿入孔に挿入可能な外径を有するピン本体21と、ピン本体21に繋がるとともに当該ピン本体21の外径よりも大きい外径を有する頭部22と、を備えている。
ピン本体21は、頭部22に繋がる端部である基端と、当該基端の反対側の端部である先端21bと、を有している。また、ピン本体21は、基端と先端21bとの間にて、ピン本体21の長手方向に直交する直交方向において当該ピン本体21を貫通するように形成された挿入孔21aを有している。
ピンY1は、挿入孔11aと挿入孔12aとが並ぶ方向に沿って第1ブラケットV1側から挿入孔11aに挿入され、当該並ぶ方向において頭部22が第1ブラケットV1に接触する位置にて位置決めされる。この状態で、ピン本体21の先端21bおよび挿入孔21aは、第2ブラケットW1の挿入孔12aから露出している。具体的には、ピン本体21の先端21bおよび挿入孔21aは、ピン本体21の長手方向において第2ブラケットW1を挟んで第1ブラケットV1の反対側に位置している。
抜け止めユニットZ1は、第2ブラケットW1を挟んで第1ブラケットV1の反対側において、ピンY1に取り付けられることにより、ピンY1の長手方向における第1ブラケットV1側への動きを規制し、これによってピンY1がブラケットW1およびシリンダロッドX1から脱離することを抑止する。
抜け止めユニットZ1は、ピン本体21の挿入孔21aに挿入可能な挿入部材30と、当該挿入部材30がピン本体21から脱離することを抑止するための止め部材40と、を有している。抜け止めユニットZ1では、ピンY1の長手方向において挿入部材30の一部が第2ブラケットW1に接触可能に配置されることにより、ピンY1の脱離が抑止されるとともに、挿入部材30の挿入方向において止め部材40がピン本体21に接触可能に配置されることにより、挿入部材30の脱離が抑止される。
挿入部材30は、ピン本体21に当該挿入部材30を支持させる本体部31と、ピンY1の脱離を抑止するためのピン止め部32と、を有している。挿入部材30は、ピン止め部32がピン本体21に接触する位置に至るまで本体部31が挿入孔21aに挿入されることにより、ピン本体21に支持される。このとき、ピン止め部32は、ピン本体21の外側に突出しており、当該ピン止め部32がピンY1の長手方向において第2ブラケットW1に接触可能に配置されることにより、ピンY1が第1,第2ブラケットV1,W1およびシリンダロッドX1から脱離することが抑止される。
本体部31は、挿入孔21a内に挿入可能な挿入部31aと、止め部材40の回動を規制可能な規制部31bと、を有している。挿入部31aは、本体部31が挿入孔21aに挿入されることにより、当該挿入孔21a内に配置される。規制部31bは、本体部31が挿入孔21aに挿入されることにより、ピン本体21を挟んでピン止め部32の反対側において挿入孔21aから突出し、これにより当該反対側における止め部材40の回動を規制可能である。
ピン止め部32は、保持孔32bと、当該保持孔32bを取り囲むピン止め本体32aと、を有している。保持孔32bには、後述する止め部材40の第1,第2取付け部41a,41bが挿入されており、これによりピン止め本体32aが第1,第2取付け部41a,41bを回動可能に保持している。
保持孔32bは、ピンY1の長手方向および挿入部材30の長手方向に直交する直交方向においてピン止め部32を貫通するように形成されている。また、保持孔32bは、挿入部材30の長手方向に沿って延びる長穴形状をなしている。本実施形態では、保持孔32bは、挿入部材30の長手方向において本体部31と並んで設けられている。止め部材40の第1,第2取付け部41a,41bは、保持孔32b内を挿入部材30の長手方向に移動可能であるとともに、保持孔32b内において回動可能なように当該保持孔32bに挿入されている。これにより、止め部材40の第1,第2取付け部41a,41bは、それぞれの回動中心軸が保持孔32b内において移動可能なように、ピン止め部32に取り付けられている。
ここで、図2は、図1に示すピンY1と抜け止めユニットZ1とをピンY1の長手方向における先端21b側から視た図であって、止め部材40が図1において二点鎖線で示す位置に配置された状態を示している。具体的には、図2は、第1,第2取付け部41a,41bが保持孔32bのピン本体21側の下端に位置する状態で、止め部材40が挿入部材30の長手方向に延びるように配置された状態を示している。
図1および図2に示すように、止め部材40は、ピン止め部32に取り付けられた第1,第2取付け部41a,41bと、挿入部材30の脱離を抑止可能な抜け止め部42と、第1,第2取付け部41a,41bと抜け止め部42とを繋ぐ連結部43と、を有している。第1,第2取付け部41a,41bは、止め部材40の一対の端部である。抜け止め部42は、止め部材40の中間部分である。連結部43は、止め部材40のうち前記一対の端部と前記中間部分とを繋ぐ部分である。第1,第2取付け部41a,41bは、止め部材40がピン本体21の通過を許容する空間を形成するように、ピン止め本体32aに保持されている。
第1,第2取付け部41a,41bは、挿入部材の長手方向に並ぶように互いに対向する方向から保持孔32bに挿入されている。これにより、第1,第2取付け部41a,41bは、止め部材40の弾性変形を伴いながらそれぞれ異なる回動中心軸回りに回動可能なように保持孔32bに保持されている。具体的には、以下のとおりである。
図3に示すように、第1,第2取付け部41a,41bがピン止め部32に取り付けられる以前の状態における止め部材40では、第1取付け部41aと第2取付け部41bとは、挿入部材30の長手方向に直交する方向において互いに重なっている。すなわち、第1取付け部41aの回動中心軸と第2取付け部41bの回動中心軸とは、互いに重なっている。このため、止め部材40は、弾性変形を伴うことなく第1,第2取付け部41a,41bの回動中心軸回りに回転可能である。
一方、図2に示すように、本実施形態に係る抜け止めユニットZ1では、止め部材40の第1取付け部41aと第2取付け部41bとが挿入部材30の長手方向において重なるように保持孔32bに挿入されており、これにより第1取付け部41aの回動中心軸と第2取付け部41bの回動中心軸とが互いにずれることになる。このため、本実施形態に係る抜け止めユニットZ1では、第1,第2取付け部41a,41bがそれぞれの回動中心軸回りに回動するのに伴って、当該第1,第2取付け部41a,41bに繋がる連結部43および抜け止め部42が弾性変形し、これによって以下のように止め部材40の状態に応じて当該止め部材40の回動が付勢される。
まず、図1において実線で示すように、止め部材40が挿入部材30の長手方向に直交する方向に延びる状態において、当該止め部材40は、回動方向における両側のいずれにも付勢されておらず、安定した中立の状態を保っている。一方、図1において二点鎖線で示すように、止め部材40が前記安定した中立の状態から90°した状態、すなわち止め部材40が挿入部材30の長手方向に延びる状態において、当該止め部材40は、回動方向における両側への付勢力が均衡しており、不安定な中立の状態を保っている。このため、前記不安定な中立の状態を保っている止め部材40に対して、回動方向における一方側または他方側へと少しの力を加えることにより、当該止め部材40における付勢力の均衡が崩れ、前記力を加えた方向へと当該止め部材40の回動が付勢される。すなわち、止め部材40は、当該止め部材40が挿入部材30の長手方向に延びる状態、および当該長手方向に直交する方向に延びる状態において中立の状態を保つとともに、その他の状態において回動方向に付勢される。
第1,第2取付け部41a,41bは、保持孔32b内において挿入部材30の長手方向に移動可能に構成されることにより、当該第1,第2取付け部41a,41bがそれぞれの回動中心軸回りに回動するに際して、規制部31bを跨ぐように抜け止め部42を移動させることが可能であるとともに、抜け止め部42を規制部31bに干渉させることにより当該抜け止め部42の移動を阻止することが可能である。具体的には、以下のとおりである。
ピン止め部32における保持孔32bは、第1領域A1と、当該第1領域A1よりもピンY1から離れて位置する第2領域A2と、を含んでいる。本実施形態では、第1領域A1と第2領域A2とは、挿入部材30の長手方向において隣接する2つの領域であって、第1領域A1が保持孔32bのうちピンY1側の下端を含むとともに、第2領域A2が保持孔32bのうちピンY1から遠い側の上端を含んでいる。第1,第2取付け部41a,41bは、それぞれの回動中心軸が第1領域A1と第2領域A2との間で移動可能なように保持孔32bにおいて保持されている。第1,第2取付け部41a,41bは、第1領域A1内に位置する回動中心軸回りに回動するに際して、規制部31bを跨ぐように抜け止め部42を移動させる。一方、第2領域A2内に位置する回動中心軸回りに回動するに際して、抜け止め部42を規制部31bに干渉させることにより当該抜け止め部42の移動を阻止する。
抜け止め部42は、ピン本体21を挟んでピン止め部32の反対側にて挿入部材30の挿入方向においてピン本体21に接触可能な範囲に配置される場合、挿入部材30が挿入孔21aから引き抜かれた際に抜け止め部42がピン本体21に接触し、これにより挿入部材30がピン本体21から脱離することが抑止される。本実施形態では、上記のとおり挿入部材30が挿入孔21aから脱離することを抑止するように抜け止め部42が配置される範囲を挿脱阻止範囲E1と称する。
一方、抜け止め部42は、挿脱阻止範囲E1の外側の範囲に配置される場合、挿入部材30を挿入孔21aに挿脱する際に抜け止め部42がピン本体21に接触することがなく、これにより前記挿脱が許容される。本実施形態では、挿脱阻止範囲E1の外側において挿入部材30の前記挿脱が許容される範囲を挿脱許容範囲E2と称する。
本実施形態では、挿脱阻止範囲E1は、挿入部材30の挿入方向におけるピン本体21の下方の全領域を指す。また、挿脱許容範囲E2は、挿入部材30の挿入方向におけるピン本体21の上方の領域、およびピン本体21の先端21bを挟んで本体部31の反対側の領域を指す。このため、挿脱阻止範囲E1と挿脱許容範囲E2とは、図1に示すように、ピン本体21の先端21bから挿入部材30の挿入方向における下方へと延長した1点鎖線で示す境界線を挟んで隣り合っている。
上記のとおり、第1,第2取付け部41a,41bが第1領域A1内に位置する回動中心軸回りに回動する場合、抜け止め部42は、規制部31bを跨ぐように移動するため、挿脱阻止範囲E1と挿脱許容範囲E2との間で移動可能である。一方、第1,第2取付け部41a,41bが第2領域A2内に位置する回動中心軸回りに回動する場合、抜け止め部42は、規制部31bによって移動を阻止されるため、当該抜け止め部42が規制部31bよりも挿脱許容範囲E2から遠い側に位置する場合においては、抜け止め部42が挿脱阻止範囲E1から挿脱許容範囲E2へと移動することが阻止される。
以上説明した抜け止めユニットZ1は、図1,図4,図5に示す以下方法によってピンY1に取り付けられ、当該ピンY1がブラケットW1およびシリンダロッドX1から脱離することを抑止する。
まず、図1において実線で示すように、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸を第1領域A1に配置するとともに、抜け止め部42を挿脱許容範囲E2に配置する。本実施形態では、第1,第2取付け部41a,41bを挿入孔21aの下端に配置する。なお、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸が第1領域A1内に位置するのであれば、当該第1,第2取付け部41a,41bの配置はこれに限定されない。
この状態で、挿入部材30の本体部31をピン本体21の挿入孔21aに挿入する。本実施形態では、止め部材40を挿入部材30の長手方向に直交する方向に延びるように配置することにより、当該止め部材40が安定した中立の状態を保った状態で本体部31を挿入孔21aに挿入している。そして、ピン止め部32がピン本体21の外表面に接触する位置にて、挿入孔21aへの本体部31の挿入を停止させる。このとき、本体部31の規制部31bは、ピン本体21を挟んでピン止め部32の反対側において挿入孔21aから露出する。
次に、第1,第2取付け部41a,41bをそれぞれの回動中心軸回りに回動させることにより、止め部材40を弾性変形させつつ当該止め部材40の抜け止め部42を挿脱許容範囲E2から挿脱阻止範囲E1まで移動させる。具体的には、安定した中立の状態を保った止め部材40に対して、回動方向における規制部31b側へと力を加えることにより、止め部材40の付勢力に反発して当該止め部材40を図1において二点鎖線で示すように挿入部材30の長手方向に延びる位置まで回動させる。このとき、第1,第2取付け部41a,41bは、抜け止め部42が規制部31bを跨ぐことが可能なように回動されるため、当該抜け止め部42は、規制部31bよりもピン本体21から離間して位置している。
そして、挿入部材30の長手方向に延びる位置において不安定な中立の状態を保った止め部材40に対して回動方向における第2ブラケットW1側へと力を加えることにより、図4に示すように、抜け止め部42を規制部31bよりも第2ブラケットW1側へと回動させる。このとき、不安定な中立の状態を保っていた止め部材40の付勢力の均衡が崩れ、当該止め部材40が回動方向における第2ブラケットW1側へと付勢される。
また、このとき止め部材40に対して挿入部材30の長手方向におけるピン止め部32側へ力を加えることにより、保持孔32b内の第1,第2取付け部41a,41bを押し上げ、これにより当該第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸を第2領域A2内に配置する。本実施形態では、保持孔32bの下端に配置された第1,第2取付け部41a,41bを保持孔32bの上端へと押し上げる。なお、第1,第2取付け部41a,41bは、保持孔32bの上端まで押し上げなくともよく、当該第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸を第1領域A1から第2領域A2に移動させればよい。
このように、本実施形態では、不安定な中立の状態を保った止め部材40に対して、回動方向における第2ブラケットW1側および長手方向におけるピン止め部32側の両方へ力を加えることにより、抜け止め部42を規制部31bよりも第2ブラケットW1側へと回動させつつ第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸を第1領域A1から第2領域A2に移動させる。
そして、回動方向における第2ブラケットW1側へと付勢された止め部材40の抜け止め部42は、図4に示すように、第2ブラケットW1に接触し、これにより止め部材40の回動が停止される。
なお、このとき、止め部材40は、回動方向における第2ブラケットW1側へと付勢された状態で当該第2ブラケットW1に当接している。このため、ピン止め部32のピン止め本体32aには、挿入部材30の長手方向に直交する方向において第1,第2取付け部41a,41bから弾発力が加わり、これにより保持孔32b内における第1,第2取付け部41a,41bの位置が当該長手方向におけるピンY1側へと下がることが阻止される。すなわち、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸が第2領域A2から第1領域A1に移動することが阻止される。
なお、弾発力とは、弾性変形した止め部材40がもとの状態に戻ろうとして他の部材に加える力を指す。本実施形態では、止め部材40が弾性変形した状態で第2ブラケットW1に当接する位置に止まっており、これによりもとの状態に戻ろうとする止め部材40の第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれからピン止め本体32aに力が加わる。
このようにして、抜け止め部42は、止め部材40の付勢力によって挿脱許容範囲E2から遠ざかる方向に付勢され、これにより挿脱阻止範囲E1と挿脱許容範囲E2との境界となる先端21b側に向かって抜け止め部42が回動することが抑止される。また、抜け止め部42が先端21b側に向かって移動しようとしても、抜け止め部42が規制部31bに干渉することにより、当該抜け止め部42が挿脱阻止範囲E1から挿脱許容範囲E2へと移動することが阻止される。
以上のとおり、抜け止めユニットZ1がピンY1に取り付けられる。
このように、抜け止めユニットZ1は、止め部材40のみによって挿入部材30の抜け止めが達成されるため、当該抜け止めユニットZ1の構成が複雑になることを抑止できるとともに、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸を第1領域A1内から第2領域A2内に移動させることにより抜け止め部42が挿脱阻止範囲E1から逸脱することを阻止できるため、挿入部材30の抜け止めを確実に行うことができる。
さらに、抜け止めユニットZ1では、ピン本体21の外側に突出する規制部31bによって、抜け止め部42が挿脱阻止範囲E1から逸脱することが阻止されるため、抜け止め部42が挿脱許容範囲E2へ戻ってしまうことをより確実に抑止できる。
さらに、抜け止めユニットZ1では、第1,第2取付け部41a,41bは、第1取付け部41aの回動中心軸と第2取付け部41bの回動中心軸とが互いに異なるようにピン止め部32の保持孔32bに取り付けられることにより、止め部材40の弾性変形を伴いながらそれぞれの回動中心軸回りに回動可能である。そして、第1,第2取付け部41a,41bが第1領域A1内に位置する回動中心軸回りに回動する場合に、挿脱阻止範囲E1に位置する抜け止め部42を挿脱許容範囲E2の反対側に付勢するように止め部材40が弾性変形するため、例えば止め部材40とは別体の弾性部材を用いなくとも、抜け止め部42が挿脱許容範囲E2に戻ってしまうことを抑止できる。
さらに、抜け止めユニットZ1では、第1,第2取付け部41a,41bが第2領域A2内に位置する回動中心軸回りに回動する場合に、第1,第2取付け部41a,41bからピン止め部32に対して弾発力が加わるように止め部材40が弾性変形するため、第1,第2取付け部41a,41bの回動中心軸が第2領域A2内から第1領域A1内へと移動することを抑止できる。
以上説明した上記の実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記の実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記の実施形態では、抜け止めユニットZ1は、第1,第2ブラケットV1,W1にシリンダロッドX1を取り付けるために当該第1,第2ブラケットV1,W1およびシリンダロッドX1に挿入されたピンY1の抜け止めを行うものであるが、これに限らず、機械の一部分に挿入されるピンの抜け止めを行うものであればよい。このため、抜け止めユニットZ1が取り付けられるピンY1は、必ずしも二以上の部材に挿入されていなくともよく、一の部材にのみ挿入されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1,第2取付け部41a,41bは、第2領域A2内の回動中心軸回りに回動するに際して抜け止め部42を規制部31bに干渉させるが、これに限らず、ピンY1に干渉させてもよい。すなわち、第1,第2取付け部41a,41bは、第2領域A2内の回動中心軸回りに回動するに際して、挿脱阻止範囲E1に配置された抜け止め部42を回動方向における先端21b側においてピンY1の下面に接触させることにより、当該抜け止め部42が挿脱阻止範囲E1から逸脱することを阻止してもよい。この場合、規制部31bが不要となり、本体部31の全体が挿入孔21a内に収まる。
また、上記の実施形態では、ピン止め部32の保持孔32bは、挿入部材30の長手方向に沿って延びているが、これに限らず、保持孔32bに延びる方向は特に限定されない。例えば、保持孔32bは、上端から下端に亘って第2ブラケットW1側に傾くように、挿入部材30の長手方向に対して交差するように延びていてもよい。
また、上記の実施形態では、ピン本体21の下方の全領域が挿脱阻止範囲E1であるが、これに限らず、挿脱阻止範囲E1は、当該挿脱阻止範囲E1に配置された抜け止め部42が挿入部材30の引き抜きに伴ってピン本体21に接触することにより当該挿入部材30の脱離を抑止することが可能な範囲を指す。例えば、ピン本体21が先端21bに向けて傾斜する面取り部を有しているとともに当該面取り部の傾斜角度が大きいことにより、面取り部の下方に配置された抜け止め部42が挿入部材30の引き抜きに伴って当該面取り部に接触しつつ挿脱許容範囲E2に移動してしまう場合には、挿脱阻止範囲E1は、ピン本体21の下方の領域のうち面取り部よりも規制部31b側の領域を指す。
また、上記の実施形態では、ピンY1に取り付けられた抜け止めユニットZ1における止め部材40は、第2回動中心軸O2回りに回動する抜け止め部42が挿脱阻止範囲E1と挿脱許容範囲E2との境界となる先端21bから離れる方向に付勢されて第2ブラケットに当接する位置にて保持されるが、これに限らず、先端21bに近づく方向に付勢されて規制部31bに当接する位置にて保持されてもよい。この場合、例えば図6,図7に示す変形例1のように、ピンY1の長手方向において規制部31bを挟んで先端21bの反対側に保持孔32bを配置することにより、先端21bに近づく方向に付勢された抜け止め部42を規制部31bに当接させることができる。具体的には、以下のとおりである。
図6,図7に示すように、変形例1に係る抜け止めユニットZ1では、保持孔32bは、上記の実施形態とは異なり、ピンY1の長手方向において規制部31bを挟んで先端21bの反対側に配置されており、挿入部材30の長手方向に沿って延びている。
変形例1に係る抜け止めユニットZ1をピンY1に取り付ける際には、まず、図6において実線で示すように止め部材40が挿入部材30の長手方向に直交する方向に延びる姿勢で、本体部31を挿入孔21aに挿入した後に、図6において二点鎖線で示すように止め部材40が前記長手方向に延びる姿勢に至るまで当該止め部材40を回動させる。この状態において、ピンY1の長手方向において規制部31bを挟んで先端21bの反対側に抜け止め部42が配置されるとともに、止め部材40に対して回動方向の両側から働く付勢力が均衡している。
そして、止め部材40に対して挿入部材30の長手方向におけるピン止め部32側へ力を加え、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸を第1領域A1から第2領域A2に移動させた後、止め部材40に対して回動方向における規制部31b側へと力を加える。これにより、止め部材40に対して回動方向における規制部31b側へと付勢力が加わり、当該止め部材40が回動する。そして、図7に示すように、抜け止め部42が規制部31bに接触する位置にて止め部材40の回動が阻止される。このとき、止め部材40は、回動方向における規制部31b側へと付勢された状態で当該規制部31bに当接する。
このように、変形例1に係る抜け止めユニットZ1では、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれが第2領域A2内に位置する回動中心軸回りに回動する場合に、抜け止め部42が規制部31bに当接するように止め部材40が弾性変形するため、例えば止め部材40とは別体の弾性部材を用いなくとも、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸が第2領域A2内から第1領域A1内へと移動することを抑止できる。
なお、変形例1では、回動方向において抜け止め部42を規制部31bに当接させることにより、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸が第2領域A2内から第1領域A1内に移動することを抑止したが、これに加えて、図8に示す変形例2のように、規制部31bに設けた阻止部31cによって挿入部材30の長手方向における抜け止め部42の移動を阻止することにより、抜け止め部42が挿脱許容範囲E2へ戻ってしまうことをより確実に抑止できる。具体的には、以下のとおりである。
図8に示すように、変形例2に係る抜け止めユニットZ1では、規制部31bは、阻止部31bを有している。この阻止部31bは、挿入部材30の長手方向において抜け止め部42に接触することにより、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸が当該長手方向にずれることを阻止することが可能なように構成されている。具体的には、阻止部31cは、抜け止め部42の外形状に沿って規制部31bの一部が凹むように形成されており、回動方向における規制部31b側に付勢された止め部材40の抜け止め部42が当該阻止部31cに嵌め込まれるようにして規制部31bに当接されることにより、挿入部材30の長手方向において阻止部31cと抜け止め部42とが対向する。これにより、抜け止め部42は、回動方向において規制部31bに当接するとともに、挿入部材30の長手方向において阻止部31cに移動が規制される。
このように、変形例2に係る抜け止めユニットZ1では、抜け止め部42と阻止部31cとが挿入部材30の長手方向において互いに接触することにより、第1,第2取付け部41a,41bのそれぞれの回動中心軸が第2領域A2内から第1領域A1内へと移動することを抑止されるため、抜け止め部42が挿脱阻止範囲E1から挿脱許容範囲E2に戻ってしまうことをより確実に抑止できる。
A1 第1領域
A2 第2領域
E1 挿脱阻止範囲
E2 挿脱許容範囲
O1 第1回動中心軸
O2 第2回動中心軸
Y1 ピン
Z1 抜け止めユニット
30 挿入部材
31b 規制部
31c 阻止部
32 ピン止め部
40 止め部材
41a 第1取付け部
41b 第2取付け部
42 抜け止め部
43 連結部

Claims (4)

  1. 機械の一部分に挿入されるピンに取り付けられることにより当該ピンが当該機械から脱離することを抑止する抜け止めユニットであって、
    前記ピンを貫くように当該ピンに挿入され、前記ピンが前記機械から脱離することを抑止するように前記ピンの外側に突出するピン止め部を有する挿入部材と、
    前記挿入部材が前記ピンから脱離することを抑止するための止め部材と、を備え、
    前記止め部材は、回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる取付け部と、前記ピンを挟んで前記ピン止め部の反対側にて前記挿入部材の挿入方向において前記ピンに接触可能な挿脱阻止範囲に配置されることにより前記挿入部材が前記ピンから脱離することを抑止するとともに前記挿脱阻止範囲の外側の挿脱許容範囲に配置されることにより前記ピンに前記挿入部材が挿入されることを許容する抜け止め部と、前記ピンの外側において前記取付け部と前記抜け止め部とを繋ぐ連結部と、を有しており、
    前記ピン止め部は、第1領域と、当該第1領域よりも前記ピンから離れて位置する第2領域と、を含んでおり、
    前記取付け部は、当該取付け部の回動中心軸が前記第1領域と前記第2領域との間で移動可能なように当該ピン止め部に取り付けられるとともに、前記第1領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記抜け止め部を前記挿脱阻止範囲と前記挿脱許容範囲との間で移動させ、前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記ピンまたは前記挿入部材に干渉させて当該抜け止め部が前記挿脱許容範囲に移動することを阻止
    前記挿入部材は、前記ピンを挟んで前記ピン止め部の反対側において当該ピンの外側に突出する規制部を有しており、
    前記取付け部は、前記第1領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記規制部を跨ぐように前記抜け止め部を移動させ、前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記規制部に干渉させて当該抜け止め部が前記挿脱許容範囲に移動することを阻止し、
    前記取付け部は、前記止め部材の弾性変形を伴いながら互いに異なる回動中心軸回りに回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる第1取付け部および第2取付け部を有しており、
    前記止め部材は、前記第1取付け部および前記第2取付け部が前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記規制部に向けて付勢するように弾性変形し
    前記挿入部材の前記ピン止め部は、当該挿入部材の長手方向と直交する方向に当該ピン止め部を貫通する保持孔を有し、当該保持孔は前記挿入部材の長手方向に沿って延びる長穴であり、
    前記止め部材の前記第1取付け部及び前記第2取付け部は、前記保持孔内を前記挿入部材の長手方向に沿って前記第1領域と前記第2領域との間で移動可能であるとともに当該保持孔内において回動可能となるように、当該第1取付け部及び当該第2取付け部が前記挿入部材の長手方向において重なるように前記保持孔に挿入されている、抜け止めユニット。
  2. 前記規制部は、前記挿入部材の長手方向において前記抜け止め部に接触することにより前記第2領域内に位置する前記取付け部の回動中心軸が前記第1領域へ移動することを阻止可能な阻止部を有する、請求項1に記載の抜け止めユニット。
  3. 機械の一部分に挿入されるピンに取り付けられることにより当該ピンが当該機械から脱離することを抑止する抜け止めユニットであって、
    前記ピンを貫くように当該ピンに挿入され、前記ピンが前記機械から脱離することを抑止するように前記ピンの外側に突出するピン止め部を有する挿入部材と、
    前記挿入部材が前記ピンから脱離することを抑止するための止め部材と、を備え、
    前記止め部材は、回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる取付け部と、前記ピンを挟んで前記ピン止め部の反対側にて前記挿入部材の挿入方向において前記ピンに接触可能な挿脱阻止範囲に配置されることにより前記挿入部材が前記ピンから脱離することを抑止するとともに前記挿脱阻止範囲の外側の挿脱許容範囲に配置されることにより前記ピンに前記挿入部材が挿入されることを許容する抜け止め部と、前記ピンの外側において前記取付け部と前記抜け止め部とを繋ぐ連結部と、を有しており、
    前記ピン止め部は、第1領域と、当該第1領域よりも前記ピンから離れて位置する第2領域と、を含んでおり、
    前記取付け部は、当該取付け部の回動中心軸が前記第1領域と前記第2領域との間で移動可能なように当該ピン止め部に取り付けられるとともに、前記第1領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記抜け止め部を前記挿脱阻止範囲と前記挿脱許容範囲との間で移動させ、前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記ピンまたは前記挿入部材に干渉させて当該抜け止め部が前記挿脱許容範囲に移動することを阻止し、
    前記取付け部は、前記止め部材の弾性変形を伴いながら互いに異なる回動中心軸回りに回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる第1取付け部および第2取付け部を有しており、
    前記止め部材は、前記第1取付け部および前記第2取付け部が前記第1領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記挿脱許容範囲の反対側に付勢するように弾性変形
    前記挿入部材の前記ピン止め部は、当該挿入部材の長手方向と直交する方向に当該ピン止め部を貫通する保持孔を有し、当該保持孔は前記挿入部材の長手方向に沿って延びる長穴であり、
    前記止め部材の前記第1取付け部及び前記第2取付け部は、前記保持孔内を前記挿入部材の長手方向に沿って前記第1領域と前記第2領域との間で移動可能であるとともに当該保持孔内において回動可能となるように、当該第1取付け部及び当該第2取付け部が前記挿入部材の長手方向において重なるように前記保持孔に挿入されている、抜け止めユニット。
  4. 機械の一部分に挿入されるピンに取り付けられることにより当該ピンが当該機械から脱離することを抑止する抜け止めユニットであって、
    前記ピンを貫くように当該ピンに挿入され、前記ピンが前記機械から脱離することを抑止するように前記ピンの外側に突出するピン止め部を有する挿入部材と、
    前記挿入部材が前記ピンから脱離することを抑止するための止め部材と、を備え、
    前記止め部材は、回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる取付け部と、前記ピンを挟んで前記ピン止め部の反対側にて前記挿入部材の挿入方向において前記ピンに接触可能な挿脱阻止範囲に配置されることにより前記挿入部材が前記ピンから脱離することを抑止するとともに前記挿脱阻止範囲の外側の挿脱許容範囲に配置されることにより前記ピンに前記挿入部材が挿入されることを許容する抜け止め部と、前記ピンの外側において前記取付け部と前記抜け止め部とを繋ぐ連結部と、を有しており、
    前記ピン止め部は、第1領域と、当該第1領域よりも前記ピンから離れて位置する第2領域と、を含んでおり、
    前記取付け部は、当該取付け部の回動中心軸が前記第1領域と前記第2領域との間で移動可能なように当該ピン止め部に取り付けられるとともに、前記第1領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記抜け止め部を前記挿脱阻止範囲と前記挿脱許容範囲との間で移動させ、前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記挿脱阻止範囲に位置する前記抜け止め部を前記ピンまたは前記挿入部材に干渉させて当該抜け止め部が前記挿脱許容範囲に移動することを阻止し、
    前記取付け部は、前記止め部材の弾性変形を伴いながら互いに異なる回動中心軸回りに回動可能なように前記ピン止め部に取り付けられる第1取付け部および第2取付け部を有しており、
    前記止め部材は、前記第1取付け部および前記第2取付け部が前記第2領域内に位置する回動中心軸回りに回動することにより前記第1取付け部および前記第2取付け部から前記ピン止め部に対して弾発力が加わるように弾性変形
    前記挿入部材の前記ピン止め部は、当該挿入部材の長手方向と直交する方向に当該ピン止め部を貫通する保持孔を有し、当該保持孔は前記挿入部材の長手方向に沿って延びる長穴であり、
    前記止め部材の前記第1取付け部及び前記第2取付け部は、前記保持孔内を前記挿入部材の長手方向に沿って前記第1領域と前記第2領域との間で移動可能であるとともに当該保持孔内において回動可能となるように、当該第1取付け部及び当該第2取付け部が前記挿入部材の長手方向において重なるように前記保持孔に挿入されている、抜け止めユニット。
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