JP6606462B2 - ブローバイガス処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ブローバイガスが還流するブローバイガス流路を備えたブローバイガス処理装置に関する。
エンジンでは、燃焼行程において、燃焼室内の圧力の上昇により、ピストンとシリンダボアとの隙間からクランクケース内に燃焼途中の半燃焼ガスが微量に漏れ出す。そこで、エンジンには、クランクケース内に漏れ出した半燃焼ガスであるブローバイガスを、大気中に放出することなく、吸気流路に戻すために、クランクケースと吸気流路とを連通させるブローバイガス流路が設けられている。
ブローバイガスは、半燃焼ガスであるため水蒸気を含み、例えば外気温度が0℃以下の低温である場合、ブローバイガスに含まれる水蒸気がブローバイガス流路において凍結し、氷が生成されることがある。そして、氷が堆積していくと、ブローバイガス流路が閉塞する可能性がある。
そこで、ブローバイガス流路を金属配管で構成し、エンジンの冷却水が流れる温水ジャケットに金属配管を接触させることで、ブローバイガス流路を加温する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
実開平1−113117号公報
しかし、特許文献1の技術では、例えば、エンジンの始動から所定期間が経過するまでの冷却水の温度が低い場合に、氷の溶解が促進されず、ブローバイガス流路の閉塞を防止できないおそれがある。そこで、ブローバイガス流路の閉塞を回避する新たな技術の開発が希求されている。
本発明は、ブローバイガス流路が閉塞されるおそれを低減することが可能なブローバイガス処理装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のブローバイガス処理装置は、エンジンで生じたブローバイガスからオイルを分離させるオイルセパレータと、前記オイルセパレータを通過したブローバイガスを吸気流路に還流させるブローバイガス流路と、金属で形成され、外気に曝される金属構造体と、前記オイルセパレータの熱を前記金属構造体に伝達する熱伝達機構と、を備えたことを特徴とする。
また、前記熱伝達機構は、金属で形成された部材で構成され、一端が前記金属構造体に接触するとともに、他端が前記オイルセパレータに接触するとしてもよい。
また、前記金属構造体は、前記吸気流路に設けられたスロットル弁であるとしてもよい。
また、前記オイルセパレータは、前記エンジンを構成するクランクケースまたはシリンダブロックに一体形成されたハウジング部と、前記ハウジング部に当接するカバー部と、を含んで構成され、前記熱伝達機構は、前記カバー部の熱を前記金属構造体に伝達するとしてもよい。
本発明によれば、ブローバイガス流路が閉塞されるおそれを低減することが可能となる。
エンジンシステムの構成を示す概略図である。 オイルセパレータを説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかるエンジンシステム100の構成を示す概略図である。図1に示すように、エンジンシステム100を構成するエンジンEは、シリンダブロック102と、クランクケース104と、シリンダヘッド106と、ヘッドカバー108と、オイルパン110とを含んで構成される。クランクケース104は、シリンダブロック102と一体形成されている。シリンダヘッド106は、シリンダブロック102におけるクランクケース104とは反対側に接合される。ヘッドカバー108は、シリンダヘッド106におけるシリンダブロック102とは反対側に接合される。オイルパン110は、クランクケース104におけるシリンダブロック102とは反対側に接合される。
シリンダブロック102には、複数のシリンダボア112が形成されており、複数のシリンダボア112には、それぞれピストン114が摺動可能にコンロッド116に支持されている。そして、エンジンEでは、シリンダボア112と、シリンダヘッド106と、シリンダボア112内で摺動可能に支持されているピストン114の冠面とによって囲まれた空間が燃焼室118として形成される。
また、エンジンEでは、クランクケース104およびオイルパン110に囲まれた空間がクランク室120として形成される。クランク室120内には、クランクシャフト122が回転可能に支持されており、ピストン114がコンロッド116を介してクランクシャフト122に連結される。
シリンダヘッド106には、吸気ポート124および排気ポート126が燃焼室118に連通するように設けられる。吸気ポート124と燃焼室118との間には、吸気弁128の先端が位置し、排気ポート126と燃焼室118との間には、排気弁130の先端が位置している。
また、エンジンEでは、シリンダヘッド106およびヘッドカバー108に囲まれた空間がカム室132として形成されており、カム室132内には、吸気弁用カム134および排気弁用カム136が設けられる。吸気弁用カム134は、吸気弁128の他端に当接されており、回転することで吸気弁128を吸気ポート124のバルブシートに対して当接および離隔させる。これにより、吸気弁128は、吸気ポート124と燃焼室118との間を開閉する。排気弁用カム136は、排気弁130の他端に当接されており、回転することで排気弁130を排気ポート126のバルブシートに対して当接および離隔させる。これにより、排気弁130は、排気ポート126と燃焼室118との間を開閉する。
吸気ポート124の上流側には、吸気マニホールドを含む吸気流路140が連通される。吸気流路140内には、スロットル弁142(ブローバイガス処理装置)、スロットル弁142より上流側にインタークーラ144、インタークーラ144より上流側にエアクリーナ146が設けられる。スロットル弁142は、金属で構成された筐体142aと、筐体142a内に配された弁体142bとを含んで構成される。弁体142bは、アクセル(図示せず)の開度に応じてアクチュエータにより開閉駆動される。エアクリーナ146にて浄化された空気は、吸気流路140、吸気ポート124を通じて燃焼室118に吸入される。
シリンダヘッド106には、燃料噴射口が燃焼室118に開口するようにインジェクタ150が設けられるとともに、先端が燃焼室118内に位置するように点火プラグ152が設けられる。インジェクタ150から燃焼室118に噴射された燃料は、吸気ポート124から燃焼室118に供給された空気と混ざり混合気となる。そして、所定のタイミングで点火プラグ152が点火され、燃焼室118内で生成された混合気に含まれる燃料が燃焼される。かかる燃焼により、ピストン114が往復運動を行い、その往復運動が、コンロッド116を通じてクランクシャフト122の回転運動に変換される。
排気ポート126の下流側には、排気マニホールドを含む排気流路160が連通される。排気流路160内には、触媒162と、触媒162より下流側にマフラ164が設けられており、燃焼室118で生じた燃焼後の排気ガスは、排気ポート126、排気流路160を通じて外部へ排出される。したがって、排気ガスは、排気流路160の通過過程で、触媒162によって浄化され、マフラ164を通じて外部に排出されることとなる。
過給機170は、タービン172と、コンプレッサ174と、タービン172およびコンプレッサ174を一体回転可能に接続するタービンシャフト176とを含んで構成される。タービン172は、排気流路160における触媒162の上流側に設けられ、排気ポート126から排出される排気ガスによって回転する。コンプレッサ174は、吸気流路140におけるエアクリーナ146と、インタークーラ144との間に設けられ、タービン172の回転に伴って回転し、エアクリーナ146で塵や埃などの不純物が除去された吸気を圧縮して下流に供給する。
また、クランクケース104には、クランク室120に連通するオイルセパレータ180a、180b(ブローバイガス処理装置)が設けられる。オイルセパレータ180a、180bは、シリンダボア112およびピストン114の隙間を介してクランク室120に流出したブローバイガスから、混入したオイルを分離する。
さらに、エンジンシステム100には、第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184、掃気流路190、冷却機構200を含んで構成されるブローバイガス処理装置が設けられる。第1ブローバイガス流路182は、オイルセパレータ180aと、吸気流路140における吸気ポート124およびスロットル弁142間とを連通する流路である。第2ブローバイガス流路184は、オイルセパレータ180bと、吸気流路140におけるエアクリーナ146と、コンプレッサ174との間を連通する流路である。第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184は、ブローバイガスを吸気流路140へ還流させる。
過給機170が駆動していない場合、吸気流路140におけるスロットル弁142の下流側はクランク室120に対して負圧になる。このため、ブローバイガスは、オイルセパレータ180a、第1ブローバイガス流路182を通じて吸気流路140に還流されることとなる。
一方、過給機170が駆動している場合、コンプレッサ174より上流側が負圧になる。このため、ブローバイガスは、コンプレッサ174の負圧によって、オイルセパレータ180b、第2ブローバイガス流路184から吸引されて、吸気流路140に還流されることとなる。
なお、第1ブローバイガス流路182には、逆止弁(PCVバルブ)186が設けられ、吸気流路140からオイルセパレータ180aへの吸気の逆流を防止している。
また、ブローバイガス処理装置には、カム室132と、吸気流路140におけるエアクリーナ146およびスロットル弁142間とを連通する掃気流路190が設けられる。さらに、シリンダブロック102およびシリンダヘッド106には、クランク室120とカム室132とを連通する通気孔192が形成される。掃気流路190に流入した空気は、カム室132および通気孔192を介してクランク室120に導かれ、クランク室120に溜まったブローバイガスを掃気する。
ところで、ブローバイガスは、半燃焼ガスであるため、水蒸気が含まれている。したがって、外気温が0℃以下になると、第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184を還流するブローバイガスが冷やされて、ブローバイガスに含まれる水蒸気が第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184内で凍結し氷(霜)が生成されることがある。
そうすると、第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184が閉塞されるおそれがある。また、氷が第2ブローバイガス流路184を通ってコンプレッサ174に混入してしまうと、コンプレッサ174に破損等の不具合が生じてしまうおそれもある。
そこで、本実施形態のブローバイガス処理装置では、第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184に流入する前のブローバイガスを冷却して、ブローバイガス中の水蒸気を低減する。以下、ブローバイガスを冷却する冷却機構200について説明する。
(冷却機構200)
冷却機構200は、金属部材(例えば、金属棒、金属配管)で構成された第1熱伝達機構210、第2熱伝達機構220を含んで構成される。第1熱伝達機構210、第2熱伝達機構220として機能する金属部材は、熱伝導率が高い金属であり、好ましくは、銅で形成される。
第1熱伝達機構210は、一端210aがスロットル弁142の筐体142aに接触するとともに、他端210bがオイルセパレータ180aに接触するように設けられる。第2熱伝達機構220は、一端220aがスロットル弁142の筐体142aに接触するとともに、他端220bがオイルセパレータ180bに接触するように設けられる。
スロットル弁142の筐体142aは、金属で構成されており、また、外気に曝される(特に走行中は、高速の外気に曝される)ため、ブローバイガス中の水蒸気が凍結する環境下(0℃以下)においては、スロットル弁142の筐体142aも0℃以下となっている。したがって、第1熱伝達機構210がスロットル弁142の筐体142aと、オイルセパレータ180aとを接続することで、オイルセパレータ180aの熱を筐体142aに伝達することができる。同様に、第2熱伝達機構220がスロットル弁142の筐体142aと、オイルセパレータ180bとを接続することで、オイルセパレータ180bの熱を筐体142aに伝達することができる。
これにより、オイルセパレータ180a、180bを除熱(冷却)することができ、オイルセパレータ180a、180b内において、ブローバイガス中の水蒸気を凝縮することが可能となる。したがって、第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184に導入されるブローバイガス中の水蒸気を低減させることが可能となり、第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184内における氷の生成を低減することができる。
続いて、第1熱伝達機構210、第2熱伝達機構220のオイルセパレータ180a、180bとの接触位置について説明する。なお、第2熱伝達機構220のオイルセパレータ180bとの接触位置は、第1熱伝達機構210のオイルセパレータ180aとの接触位置と実質的に等しい。したがって、ここでは、第1熱伝達機構210のオイルセパレータ180aとの接触位置について説明し、第2熱伝達機構220のオイルセパレータ180bとの接触位置についての説明を省略する。
図2は、オイルセパレータ180aを説明する図であり、図2(a)はオイルセパレータ180aの斜視図であり、図2(b)はハウジング部300の正面図(XY平面図)である。図2(a)に示すように、オイルセパレータ180aは、略長方体形状でなり、金属部材(例えば、アルミニウム)で形成されたハウジング部300およびカバー部302を含んで構成される。オイルセパレータ180aは、ハウジング部300に対してカバー部302が当接することで、ハウジング部300内に内部空間304が形成される。ハウジング部300は、クランクケース104またはシリンダブロック102に一体形成された部材であり、一面が開口した凹形状でなり、基部310に対して側壁312が内部空間304を囲むようにして立設されている。
ハウジング部300には、内部空間304内に、ブローバイガスが流通するための衝突流路(図2(b)中、矢印で示す)を形成するための衝突板314が側壁312と接するように一体形成されている。衝突板314は、基部310からの高さ(厚さ)が同一となるように、Z軸方向に沿って基部310に対して立設している。
ハウジング部300の基部310には、衝突板314における側壁312の上壁312a側に、ブローバイガス入口330が形成されている。また、ハウジング部300の基部310には、側壁312の上壁312aと、左壁312dとにより形成されるコーナー位置に、ブローバイガス出口332が形成されている。また、ハウジング部300の基部310には、側壁312の下壁312cと、左壁312dとにより形成されるコーナー位置に、オイル排出口334が形成されている。カバー部302は、略長方形状の板状部材でなり、ハウジング部300の四隅に設けられたネジ溝318と対向する位置に貫通孔340が形成されている。
このような形状でなるオイルセパレータ180aでは、ハウジング部300のカバー部当接面312eに、例えば、FIPG(Formed in Place Gasket)等の液体ガスケットが塗布された後、カバー部302の貫通孔340に挿通されたボルトが、ハウジング部300のネジ溝318に螺合される。これにより、カバー部302がハウジング部300に対して結合される。
そして、オイルセパレータ180aでは、クランク室120からブローバイガス入口330を介してブローバイガスが内部空間304に流入する。内部空間304に流入したブローバイガスは、側壁312および衝突板314により形成された衝突流路を通過した後、ブローバイガス出口332から第1ブローバイガス流路182に排出される。ブローバイガスは、衝突流路を通過する際に、側壁312および衝突板314に衝突することで、ブローバイガスに含まれていたオイルが分離される。ブローバイガスから分離したオイルは、オイル排出口334を介して内部空間304から排出されることとなる。
第1熱伝達機構210の他端210bは、カバー部302に接触して固定される。これにより、カバー部302の熱が、第1熱伝達機構210を介して、スロットル弁142の筐体142aに伝達(伝導)され、カバー部302が冷却されることとなる。したがって、ブローバイガス入口330を介して内部空間304に流入した200℃程度のブローバイガスは、カバー部302によって冷却され、ブローバイガスに含まれる水蒸気が、カバー部302上で凝縮(結露)することとなる。これにより、ブローバイガス中の水蒸気が除去され、ブローバイガス出口332から第1ブローバイガス流路182に排出されるブローバイガス中の水蒸気の量を低減することが可能となる。
また、カバー部302でブローバイガスが冷却されることにより、ブローバイガス中のオイルガスをオイルに凝縮することもできる。これにより、第1ブローバイガス流路182に流出するオイル、つまり、燃焼室118に導かれるオイルを低減することが可能となる。また、第1ブローバイガス流路182から排出される、第1ブローバイガス流路182、吸気流路140、コンプレッサ174等に沈着されるオイルも低減することができる。
さらに、外気温度が0℃以上の環境下であっても、オイルセパレータ180a、180b(内部空間304)を冷却することができる。したがって、内部空間304の内圧の上昇を抑制することができ、第1ブローバイガス流路182を通じたブローバイガスの不要な排出を抑制することが可能となる。
また、上記したようにカバー部302と、ハウジング部300とは、液体ガスケットを介して接続されているため、液体ガスケットによって、カバー部302は、ハウジング部300と断熱されることとなる。したがって、第1熱伝達機構210の他端210bを、カバー部302に接触させて固定することにより、カバー部302を効率的に冷却することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかるブローバイガス処理装置によれば、オイルセパレータ180a、180bを冷却することで、第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184に排出されるブローバイガス中の水蒸気を低減することができる。したがって、第1ブローバイガス流路182、第2ブローバイガス流路184が氷によって閉塞されるおそれを低減することが可能となる。また、第2ブローバイガス流路184における氷の生成を抑制することができるため、氷の流入によってコンプレッサ174に不具合が生じてしまう可能性を低減することが可能となる。
また、第1熱伝達機構210、第2熱伝達機構220が、オイルセパレータ180a、180bをスロットル弁142に熱的に接続するだけといった簡易な構成で、オイルセパレータ180a、180b(ブローバイガス)を冷却することができる。したがって、ブローバイガスの冷却に要するランニングコストを削減することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、上記の実施形態では、第1熱伝達機構210、第2熱伝達機構220がオイルセパレータ180a、180bの熱をスロットル弁142(筐体142a)に伝達する構成を例に挙げて説明した。しかし、第1熱伝達機構210、第2熱伝達機構220は、スロットル弁142に限らず、外気に曝される(外気よって冷却される)金属構造体にオイルセパレータ180a、180bの熱を伝達すればよい。ここで、外気によって冷却される金属構造体は、例えば、ボンネット等である。
また、上記実施形態において、第1熱伝達機構210の他端210bを、カバー部302に接触させる構成を例に挙げて説明した。しかし、第1熱伝達機構210の他端210b、第2熱伝達機構220の他端220bを、オイルセパレータ180a、180bのカバー部302以外の箇所に接触させてもよい。
また、上記実施形態において、第1熱伝達機構210、第2熱伝達機構220が金属棒、金属配管といった金属部材で構成される場合を例に挙げて説明した。しかし、第1熱伝達機構210、第2熱伝達機構220を内部が真空状態に維持されるヒートパイプで構成してもよい。また、金属部材を断熱部材で被覆でしてもよい。
本発明は、ブローバイガスが還流するブローバイガス流路を備えたブローバイガス処理装置に利用できる。
E エンジン
140 吸気流路
142 スロットル弁(金属構造体)
174 コンプレッサ
176 タービンシャフト
180a、180b オイルセパレータ
182 第1ブローバイガス流路(ブローバイガス流路)
184 第2ブローバイガス流路(ブローバイガス流路)
210 第1熱伝達機構(熱伝達機構)
220 第2熱伝達機構(熱伝達機構)
300 ハウジング部
302 カバー部

Claims (4)

  1. エンジンで生じたブローバイガスからオイルを分離させるオイルセパレータと、
    前記オイルセパレータを通過したブローバイガスを吸気流路に還流させるブローバイガス流路と、
    金属で形成され、外気に曝される金属構造体と、
    前記オイルセパレータの熱を前記金属構造体に伝達する熱伝達機構と、
    を備えたことを特徴とするブローバイガス処理装置。
  2. 前記熱伝達機構は、金属で形成された部材で構成され、
    一端が前記金属構造体に接触するとともに、他端が前記オイルセパレータに接触することを特徴とする請求項1に記載のブローバイガス処理装置。
  3. 前記金属構造体は、前記吸気流路に設けられたスロットル弁であることを特徴とする請求項1または2に記載のブローバイガス処理装置。
  4. 前記オイルセパレータは、
    前記エンジンを構成するクランクケースまたはシリンダブロックに一体的に形成されたハウジング部と、
    前記ハウジング部に当接するカバー部と、
    を含んで構成され、
    前記熱伝達機構は、前記カバー部の熱を前記金属構造体に伝達することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のブローバイガス処理装置。
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