JP6605289B2 - 給紙装置、それを備えた画像形成装置、および回転板のロック制御方法 - Google Patents

給紙装置、それを備えた画像形成装置、および回転板のロック制御方法 Download PDF

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Description

本発明は給紙装置、それを備えた画像形成装置、および回転板のロック制御方法に関わり、特に用紙が積載される回転板と、回転することで該用紙を給紙する給紙ローラと、回転板のロックとロックの解除を制御し、用紙の給紙動作中に回転板のロックを解除して用紙が給紙ローラに接するようにする回転板ロック制御部と、を備えた給紙装置、それを備えた画像形成装置、および回転板のロック制御方法に関する。
回転板を用いた給紙機構において、回転板のロック解除機構をコスト削減のため、ソレノイド等を使用せずにメカ機構だけで構成している給紙機構がある。その構造はスイングアームの先端でロック解除を行うが、スイングは軸にトルクを発生させて、その反力で回転を行う。しかしながら、トルクを必要とするために、回転トルクが大きくなり、モータ/クラッチにも負担を増え、また、トルクが解除力を左右するので、シビアなトルク管理が求められていた。
特許文献1には、デフォルトでは駆動ギヤと欠歯ギヤが非接触で、ソレノイドによるレバーの制御でカム等を回転制御する技術が開示されている。
特開2002−370836号公報
特許文献1では、カム等の回転制御にソレノイドを使用するので、高価となる。
本発明の目的は、回転板のロックとロックの解除を簡易な構成で行うことができる給紙装置、それを備えた画像形成装置、および回転板のロック制御方法を提供することにある。
本発明の給紙装置は、用紙が積載される回転板と、回転することで該用紙を給紙する給紙ローラと、前記回転板のロックとロックの解除とを制御し、前記用紙の給紙中に前記回転板のロックを解除して前記用紙が前記給紙ローラに接するようにする回転板ロック制御部と、を備えた給紙装置であって、
前記回転板ロック制御部は、
前記給紙ローラの回転とともに回転する第1のギヤと、
歯の切欠部を有し、該切欠部以外の歯の部分が前記第1のギヤの歯に対向して接触しているときに、前記第1のギヤの回転方向と逆方向に回転する第2のギヤと、
該第2のギヤの回転と連動して回転するアームと、
該アームの回転に基づいて前記回転板のロックを解除する回転板ロック解除手段と、を備え、
前記第2のギヤは、前記回転板のロックが解除されるまでは、前記第2のギヤの切欠部以外の歯の部分が前記第1のギヤの歯に接触し、前記回転板のロックが解除され、前記用紙の給紙が行われている間は前記第2のギヤの前記切欠部が前記第1のギヤの歯に対向して、前記第2のギヤの歯と前記第1のギヤの歯とが非接触となっている給紙装置である。
本発明の給紙装置の回転板のロック制御方法は、用紙が積載される回転板と、回転することで該用紙を給紙する給紙ローラと、前記回転板のロックとロックの解除とを制御し、前記用紙の給紙中に前記回転板のロックを解除して前記用紙が前記給紙ローラに接するようにする回転板ロック制御部と、を備えた給紙装置の回転板のロック制御方法であって、
前記回転板ロック制御部は、
前記給紙ローラの回転とともに第1のギヤを回転させ、
歯の切欠部を有する第2のギヤを、該切欠部以外の歯の部分が前記第1のギヤの歯に接触しているときに、前記第1のギヤの回転方向と逆方向に回転させ、
該第2のギヤの回転と連動するアームの回転に基づいて前記回転板のロックを解除し、
前記用紙の給紙が行われている間は前記第2のギヤの切欠部を前記第1のギヤの歯に対向させて、前記第2のギヤの歯と前記第1のギヤの歯とを非接触とし、
前記回転板がロックされたときに、前記アームを逆回転させて、前記第2のギヤの前記切欠部以外の歯の部分が前記第1のギヤの歯に対向して接触するようにする、回転板のロック制御方法である。
本発明によれば、回転板のロックとロックの解除を簡易な構成で行うことができる。
本発明の一実施形態の給紙装置の、フレームが除かれた全体構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の給紙装置の、フレームが取り付けられた全体構成を示す図である。 本実施形態の給紙装置に係る、給紙ローラ用ギヤ、ロック制御用ギヤ、アームと解除回転板の位置関係を示した図である。 本実施形態の給紙装置に係る、回転板を外した状態での、解除回転板と回転板ロック板の関係を示した図である。 本実施形態の給紙装置に係る、回転板と回転板ロック板の関係を示した断面図である。 回転板に対して垂直方向における、回転板のロック状態のロック部の位置と、回転板のロックが解除され通紙可能の場合のロック部の位置の関係を示した図である。 給紙ローラ用ギヤと、ロック制御用ギヤと、アームとの位置関係を示す図である。 給紙ローラ用ギヤと、ロック制御用ギヤと、アームとの動作を示す図である。 回転板がロック状態にあるときのロック部の位置と、ロック状態が解除され、最大積載量の用紙を載せたときの回転板のロック部の位置との関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例となるプリンタを模式的に示す断面図である。 プリンタの制御部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態の給紙装置の、フレームが除かれた全体構成を示す斜視図である。図2は本発明の一実施形態の給紙装置の、フレームが取り付けられた全体構成を示す図である。
図1に示す給紙装置において、回転板13及び延長トレイ14に積載された用紙(不図示)は、回転板13が図1中の矢印の方向に押し上げられることで、用紙の端部が給紙ローラ11aに接し、給紙ローラ11aが回転することで用紙が給紙される。給紙ローラ11aの回転に伴い給紙ローラ用ギヤ(第1のギヤとなる)12が回転することで、回転板13のロックが解除され、回転板13下に設けられたスプリング(図9に示すスプリング21)の弾性力によって、回転板13が押し上げられる。図2に示すように、フレーム22は給紙ローラ11a及び給紙ローラ用ギヤ12を覆っている。
給紙ローラ用ギヤ12が回転することで、回転板13のロックが解除される機構について図3〜図6を用いて説明する。図3は、本実施形態の給紙装置に係る、給紙ローラ用ギヤ、ロック制御用ギヤ、アーム、解除回転板の位置関係を示した図である。図4は、本実施形態の給紙装置に係る、回転板を外した状態での、解除回転板と回転板ロック板の関係を示した図である。図5は本実施形態の給紙装置に係る、回転板と回転板ロック板の関係を示した断面図である。図6は解除回転板と回転板ロック板との間のロックとロックの解除とを説明するための模式図である。なお、図1及び図3において、給紙ローラ用ギヤ12の歯は省略されており、またロック制御用ギヤ15の歯が設けられている領域の一部には切欠部が設けられているが省略されている。
用紙が給紙されない場合には、図5及び図6に示すように、回転板13は押し下げられて、回転板13の裏面に設けられたロック部13aが、回転板ロック板18の受部18aに係合し、回転板13が回転板ロック板18にロックされている。回転板13のロック部13aはL字状をなし、このロック部13aと係合する回転板ロック板18の受部18aは逆L字状をなしており、ロック部13aに対して、回転板ロック板18が左右にスライドすることにより、ロック部13aと受部18aとの係合と解除とが行われる。この係合と解除との制御により回転板13のロックのON、OFF制御が可能になる。回転板13には給紙開始前に用紙が載せられる。
用紙の給紙開始に伴い、給紙ローラ11aと給紙ローラ用ギヤ12が回転し、給紙ローラ用ギヤ12の回転に伴って、給紙ローラ用ギヤ12と接するロック制御用ギヤ(第2のギヤとなる)15と、ロック制御用ギヤ15に連動して回転するアーム16とが回転を開始する。ロック制御用ギヤ15とアーム16との回転方向は給紙ローラ用ギヤ12の回転方向と逆である。アーム16が回転すると、図3に示すように、アーム16の先端部16aが解除回転板(アームの回転力を回転板ロック板に伝達して回転板のロックを解除する伝達手段となる)17の突起部17aを押し、図4に示すように、突起部17aが押されることで解除回転板17が解除回転板17の回転軸17bを中心として回転し、解除回転板17が回転板ロック板18を押す。回転板ロック板18はスライド可能で、押されることで、解除回転板17の配置側とは反対の方向(図4に示す第1の方向、図6の点線矢印の方向)にスライドする。回転板ロック板18がスライドすることで、回転板13のロック部13aが受部18aから外れ、その結果、用紙が積載された回転板13がスプリング(図9のスプリング21)の力で押し上げられ、積載された用紙の端部が回転する給紙ローラ11aに接し、回転する給紙ローラ11aと受けローラ11bとの間に用紙が引き込まれることで用紙が給紙される。用紙の給紙が終了すると、再び回転板13は押し下げられて回転板13のロック部13aが、図5に示すように、回転板ロック板18の受部18aに係合し、回転板13が回転板ロック板18にロックされる。給紙ローラ用ギヤ、ロック制御用ギヤ、アーム、解除回転板、回転板ロック板は回転板ロック制御部に対応する。解除回転板、回転板ロック板は回転板ロック解除手段に対応する。
以上、給紙装置の構成と動作について説明したが、本実施形態では、ロック制御用ギヤの歯が設けられている領域の一部が切欠かれて切欠部が設けられている。以下、切欠部の機能について図7及び図8を用いて説明する。
図7は、給紙ローラ用ギヤと、ロック制御用ギヤと、アームとの位置関係を示す斜視図であり、図7(a)は切欠部が設けられていない場合の斜視図、図7(b)は切欠部が設けられている場合の斜視図を示す。図8(a)〜(d)は給紙ローラ用ギヤと、ロック制御用ギヤと、アームとの動作を示す図である。
図7(a)に示すように切欠部が設けられていない場合、給紙ローラ用ギヤ12が回転すると、ロック制御用ギヤ15とアーム16とが回転し、給紙ローラ用ギヤ12の回転が止まらない、ロック制御用ギヤ15とアーム16とは回転を続けることになる。一方、図7(b)に示すように切欠部が設けられている場合、給紙ローラ用ギヤ12の歯とロック制御用ギヤ15の歯とが接触していると、給紙ローラ用ギヤ12の回転に合わせてロック制御用ギヤ15とアーム16とが回転するが、ロック制御用ギヤ15の切欠部が給紙ローラ用ギヤ12の歯に対向するようになると、給紙ローラ用ギヤ12の歯とロック制御用ギヤ15の歯とが非接触となり、給紙ローラ用ギヤ12が回転してもロック制御用ギヤ15とアーム16とは回転しなくなる。
図8(a)は、用紙の給紙が開始された直後の、給紙ローラ用ギヤ12とロック制御用ギヤ15とアーム16との位置関係を示す図である。このとき、回転板13は押し下げられて回転板のロック部13aが、回転板ロック板18にロックされている。解除回転板17の突起部17aは突き出しており、この突起部17aと接するアーム16の先端部16aは下方に位置する。
ロック制御用ギヤ15は切欠部15a以外の歯の部分で、給紙ローラ用ギヤ12の歯と接触しているために、給紙ローラ用ギヤ12が回転しないときはロック制御用ギヤ15も回転しないが、給紙ローラ用ギヤ12が回転を始めると、ロック制御用ギヤ15が回転(給紙ローラ用ギヤの回転方向と逆の回転方向)を始める。
図8(b)は、給紙ローラ用ギヤ12の回転によりロック制御用ギヤ15が回転して、アーム16がそれに連動して回転し、アーム16の先端部16aが上がっていく状態を示す図である。アーム16の先端部16aが上がっていくと、アーム16の先端部16aが解除回転板17の突起部17aを押し込んでいく。すると、既に、図3から図6を用いて説明したように、解除回転板17が回転し、回転板ロック板18を押す。回転板ロック板18がある一定位置までスライドすると、回転板13のロック部13aが、回転板ロック板18から解放されて、用紙が積載された回転板13がスプリングの力で押し上げられ、積載された用紙が回転する給紙ローラ11aに接して用紙が給紙される。
図8(c)は、用紙の給紙中の状態を示し、ロック制御用ギヤ15が給紙ローラ用ギヤ12と対向する部分が切欠部15aとなり、ロック制御用ギヤ15とアーム16は、それ以上は回転しない状態を示す図である。ロック制御用ギヤ15が給紙ローラ用ギヤ12と対向する部分が切欠部15aに達すると、ロック制御用ギヤ15の歯が給紙ローラ用ギヤ12の歯と接触しなくなるために、ロック制御用ギヤ15とアーム16は、それ以上は回転しない。ロック制御用ギヤ15には第1スプリング19が取り付けられ、給紙ローラ用ギヤ12の回転方向に対して反対方向(逆回転方向)に付勢する。そのため、ロック制御用ギヤ15とアーム16は、力が加わらない限り図8(a)の状態には戻らない。
図8(d)は、用紙の給紙が終了して、ユーザが手動で回転板13を押すことで回転板を回転板ロック板にロックする位置に戻し、それに連動して図8(c)の状態のアーム16とロック制御用ギヤ15が逆回転し、図8(a)の状態の位置に戻っていく状態を示す図である。
以下、図4から図6を用いて、ユーザが回転板13を押すことで、それに連動して図8(c)の状態のアーム16とロック制御用ギヤ15が逆回転する動作について説明する。
回転板13のロック部13aが、回転板ロック板18の受部18aと係合すると、図6に示す第2スプリング20で回転板ロック板18が解除回転板17の配置側(図4の第2の方向)に押される。すると、スライドする回転板ロック板18により解除回転板17の回転軸17bを中心として解除回転板17が回転し、解除回転板17の突起部17aが突き出される。解除回転板17の突起部17aが突き出されると、アーム16の先端部16aが押されて下がり、アーム16とロック制御用ギヤ15が逆回転し、給紙ローラ用ギヤ12の歯とロック制御用ギヤ15の歯とが接するようになり図8(a)の待機状態に戻る。図6に示すように、回転板ロック板18には、第2の方向に付勢するための第2スプリング20が取り付けられる。第2スプリング20の弾性力は第1スプリング19の弾性力よりも大きくなっている。ロック制御用ギヤ15を回転させる方向に働く第1スプリング19の弾性力よりも、アーム16の先端部16aを下げてアーム16を逆回転させる方向に働く第2スプリング19の弾性力を大きくして、アーム16に連動するロック制御用ギヤ15を逆回転させ、図8(a)の待機状態に戻すためである。第1スプリング19の弾性力が第2スプリング20の弾性力よりも大きいと、アーム16が十分下がらない。
以上説明した実施形態において、回転板13のロック状態時のロック部の位置は、最大積載量の用紙(最大積載用紙)を載せた場合の回転板のロック部の位置よりも、下にあることが望ましい。
本実施形態の給紙装置において、図9(a)に示すように、回転板13がロック状態にあるときの回転板13のロック部13aの位置が、ロック状態が解除され、最大積載量の用紙を載せた場合の回転板13のロック部13aの位置とほぼ同じであると、給紙トレイに紙が多く積載されたために下がっているのか、ユーザが手動で下げてロック状態としたのか、が区別できない。
そこで、図9(b)に示すように、回転板13がロック状態にあるときの回転板13のロック部13aの位置が、ロック状態が解除され、最大積載量の用紙を載せた場合の回転板13のロック部13aの位置よりも下にあるように設定することが好ましい。こうすることで、最大積載量の用紙を載せた場合の回転板13がロックされているときでも、もっとも上にある用紙が給紙ローラ11aの下端から離れているので、ユーザが手動で下げてロック状態としたと識別できる。なぜなら、ロック状態が解除された回転板13は積載された用紙のもっとも上にある用紙が給紙ローラ11aの下端に接するようにスプリング21で押し上げられているからである。
本実施形態では、給紙装置における回転板のロック解除機構において、ロック制御用ギヤ15の一部が切欠かれており、そのロック制御用ギヤと回転板ロック板とが、アームと解除回転板とを介して直結している。
ロック制御用ギヤの切欠部以外の歯が給紙ローラ用ギヤと接することで、給紙ローラ用ギヤの回転力が、ロック制御用ギヤ、アーム、解除回転板を介して回転板ロック板に伝えられ、回転板ロック板がスライド移動することで回転板のロック解除動作を確実に行う。回転板をロック解除した後は、ロック制御用ギヤの切欠部のため回転動作が停止し、アーム、解除回転板を介して連続して回転板ロック板を押し続けることはない。
ユーザにより、回転板を押し下げる動作に連動して(ソレノイド等のエレキ部品は使用しない)、解除回転板、アームを介してロック制御用ギヤが逆回転し、ロック制御用ギヤの給紙ローラ用ギヤと対向する部分が切欠部から歯に移動して、ロック制御用ギヤの回転が給紙ローラ用ギヤに伝わるようになり、イニシャルの位置(図8(a)の位置)に戻る。ロック制御用ギヤの切欠部もイニシャル位置に戻ることにより、何度でもロック解除の動作が可能である。
このように、ロック制御用ギヤの一部に切欠部を設けることで、追加部品を設けることなく、回転板のロックとロック解除とを繰り返し行うことができる。
本実施形態においては、アームの動作をトルクで管理した回転力で行うのでなく、ギヤ駆動により確実に行うので、特にトルク管理することもなく、安定した性能を可能にし、また、トルク発生させるための部品も不要のためコスト削減となる。また、モータ/クラッチの負担も少なくなるので、低トルク設定のものが使用でき、コスト削減になる。
(第2の実施形態)
なお上述した第1の実施形態では、給紙終了後にユーザが回転板13を押して回転板をロックする位置に戻しており、このようにすることで、給紙装置の構造が簡単になる利点がある。
本実施形態では、図9に示すように、回転板13のロックが解除されて給紙が行われ、その後、給紙が終了したときに、ソレノイド23により回転板13を下方に引き下げることにより、回転板13をロックする位置に戻すように構成してもよい。ソレノイド23は回転板13のロックを解除した状態ではコイルに電流を流して棒状の可動鉄心を引き寄せ(図9(b)の右図)、回転板13をロックの位置に戻そうとするときはコイルへの電流を遮断し、内蔵されたバネで可動鉄心を押し出す(図9(b)の右図)。このように構成することで、ユーザが回転板を手動で押す必要がなくなり、ユーザの負担を無くすことができる。
(第3の実施形態)
上述した第1の実施形態において、給紙トレイに、積載した用紙の量を検知するための光学センサ等の用紙量検出センサを設け、センサの検知結果に伴って、回転板が下がっているのが、用紙の積載によるのか、ユーザが手動で押し下げたのかを判別するようにしてもよい。用紙量検出センサは例えば、実開昭60−56643号公報に開示されている。実開昭60−56643号公報には、最上位の紙に接したフィラーの位置が用紙の量により変動し、それに連動してアクチュエータが変動してセンサの検出部を遮断、開放することによって紙の残量を検出する技術の開示がある。
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成について説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらを組み合わせた複合機等であり、以下の実施形態においては、画像形成装置の一例として、電子写真方式のレーザビームプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)を用いて説明する。
まず、プリンタ100の概略構成について、図10を参照しながら説明する。図10は、本発明の一実施形態に係るプリンタ100を模式的に示す断面図である。本プリンタはカラー印刷とモノクロ印刷との双方に対応している。
図10に示すように、プリンタ100は、記録媒体となるシートを給送するシート給送部60と、シートを手差し給送可能な手差し給送部70と、シート給送部60又は手差し給送部70により給送されたシートに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成されたシートを装置外に排出するシート排出部40と、これらを制御する制御部50と、を備えている。
シート給送部60は、シートを積載収容する給送シート積載部61と、給送シート積載部61に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部62と、を備えている。給送シート積載部61は、回動軸63を中心に回動する中板64を備えており、中板64は、シートを給送する際に回動してシートを上方に持ち上げる(図10に示す2点鎖線の状態)。分離給送部62は、中板64に持ち上げられたシートを給送するピックアップローラ65と、ピックアップローラ65に圧接する分離バッド66と、を備えている。
手差し給送部70は、既に図1〜図9を用いて説明した本実施形態の給紙装置が用いられる。手差しトレイ71は、プリンタ筐体101に回動自在に支持されており、手差し給送する際には、回動させることでシートを積載可能になる(図10に示す2点鎖線の状態)。
画像形成部30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ(画像形成ユニット)31Y〜31Kと、後述する感光体ドラム310Y〜310Kの表面を露光する露光装置32と、感光体ドラム310Y〜310Kの表面に形成されたトナー像をシートに転写する転写部33と、シートに転写された未定着トナー像を定着させる定着部34と、を備えている。露光装置32は露光手段、転写部33は転写手段に対応する。
4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kのそれぞれは、プリンタ筐体101から着脱可能に構成されており、交換可能となっている。なお、4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成であるため、ここでは、イエロー(Y)の画像を形成するプロセスカートリッジ31Yの構成を説明することで、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成するプロセスカートリッジ31M、31C、31Kの説明は省略する。
プロセスカートリッジ31Yは、トナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム310Yと、感光体ドラム310Yを帯電させる帯電装置311Yと、感光体ドラム310Y上に形成された静電潜像をY用トナーで現像する現像装置312Yと、感光体ドラム310Yの表面に残留するY用トナーを除去するクリーナユニット313Yと、を備えている。
現像装置312Yは、静電潜像をY用トナーで現像する現像装置本体314Y(現像手段となる現像ローラを含む)と、現像装置本体314Yにトナーを供給するトナーカートリッジ315Yと、を備えている。トナーカートリッジ315Yは、現像装置本体314Yに着脱自在に構成されており、収容されたY用トナーが無くなると、現像装置本体314Yから取り外して、交換可能になっている。現像装置本体314Y、314M、314C、314Kはそれぞれ現像手段となる現像ローラを含んでおり、各現像ローラには電源回路からDC電圧にAC電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。
露光装置32は、レーザ光を照射する光源320と、レーザ光を感光体ドラム310Y〜310Kに導く複数のミラー321等を備えている。
転写部33は、感光体ドラム310Y〜310Kに形成されたトナー像を担持する中間転写ベルト330と、感光体ドラム310Y〜310Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト330に一次転写する一次転写ローラ331Y〜331Kと、中間転写ベルト330が担持するトナー像をシートに二次転写する二次転写ローラ332と、中間転写ベルト330に残留するトナーを除去するクリーナユニット333と、を備えている。中間転写ベルト330は、駆動ローラ334及び従動ローラ335に掛け渡されており、一次転写ローラ331Y〜331Kによって、感光体ドラム310Y〜310Kに押し付けられている。二次転写ローラ332は、駆動ローラ334とで中間転写ベルト330をニップ(挟持)しており、ニップ部Nで中間転写ベルト330が担持するトナー像をシートに転写する。
定着部34は、シートを加熱する加熱ローラ340と、加熱ローラ340に圧接する加圧ローラ341と、を備えている。シート排出部40は、排出ローラ対41を備えて構成されており、排出ローラ対41は、正逆回転可能な排出ローラ42と、排出ローラ42に従動回転する従動ローラ43と、を備えている。
図11に示すように、制御部50は、シート給送部60、手差し給送部70、画像形成部30及びシート排出部40を駆動制御するCPU51と、各種プログラムや各種情報等を記憶するメモリ52と、を備えている。制御部50は、これらを用いてシート給送部60、手差し給送部70、画像形成部30及びシート排出部40の動作を統合して制御し、例えば、操作パネル102の操作部104から入力されたユーザ指令に基づいて、シートに画像を形成させる。
次に、上述のように構成されたプリンタ100の画像形成動作(制御部50による画像形成制御)について説明する。本実施形態においては、外部PCから入力された画像情報に基づいて、給送シート積載部11に積載された記録媒体となるシートに画像を形成する画像形成動作を用いて説明する。
外部PCからプリンタ100に画像情報が入力されると、入力された画像情報に基づいて、露光装置32が感光体ドラム310Y〜310Kに向けてレーザ光を照射する。このとき感光体ドラム310Y〜310Kは、帯電装置311Y〜311Kにより予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光体ドラム310Y〜310K上に静電潜像が形成される。
その後、現像装置312Y〜312Kにより静電潜像が現像され、感光体ドラム310Y〜310K上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像が形成される。感光体ドラム310Y〜310K上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ331Y〜331Kにより、矢印A方向に回転する中間転写ベルト330に順次転写され、転写されたトナー像は、中間転写ベルト330により二次転写ローラ332まで搬送される。
上述の画像形成動作に並行して、本実施形態の給紙装置となる手差し給送部70の手差しトレイ71に積載されたシートが、1枚ずつシート搬送路(図10中、一点鎖線で示す)に給送される。そして、シート搬送路の下流にあるレジストローラ対106で、斜行が補正されると共に所定の搬送タイミングでニップ部Nに搬送され、ニップ部Nで中間転写ベルト330上のトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートは、定着部34でトナー像が溶融定着され、排出ローラ対41により装置外に排出される。装置外に排出されたシートは、プリンタ筐体101の上面に設けられた排出シート積載部107に積載される。
なお、シートの両面(第1面及び第2面)に画像を形成する場合には、第1面(表面)に画像が形成されたシートが排出シート積載部107に排出される前に、排出ローラ42を逆回転させて両面搬送路108に搬送し、両面搬送路108を介して画像形成部30に再搬送する。そして、第1面と同様に、第2面(裏面)に画像を形成し、装置外に排出する。
本発明は画像形成装置の給紙装置および回転板のロック制御方法に好適に用いられる。
11a 給紙ローラ
12 給紙ローラ用ギヤ(第1のギヤ)
13 回転板
13a ロック部
14 延長トレイ
15 ロック制御用ギヤ15(第2のギヤ)
16 アーム
16a 先端部
17 解除回転板
17a 突起部
18 回転板ロック板
18a 受部
19 第1スプリング
20 第2スプリング
21 第3スプリング
22 フレーム

Claims (9)

  1. 用紙が積載される回転板と、回転することで該用紙を給紙する給紙ローラと、前記回転板のロックとロックの解除とを制御し、前記用紙の給紙中に前記回転板のロックを解除して前記用紙が前記給紙ローラに接するようにする回転板ロック制御部と、を備えた給紙装置であって、
    前記回転板ロック制御部は、
    前記給紙ローラの回転とともに回転する第1のギヤと、
    歯の切欠部を有し、該切欠部以外の歯の部分が前記第1のギヤの歯に対向して接触しているときに、前記第1のギヤの回転方向と逆方向に回転する第2のギヤと、
    該第2のギヤの回転と連動して回転するアームと、
    該アームの回転に基づいて前記回転板のロックを解除する回転板ロック解除手段と、を備え、
    前記第2のギヤは、前記回転板のロックが解除されるまでは、前記第2のギヤの切欠部以外の歯の部分が前記第1のギヤの歯に接触し、前記回転板のロックが解除され、前記用紙の給紙が行われている間は前記第2のギヤの前記切欠部が前記第1のギヤの歯に対向して、前記第2のギヤの歯と前記第1のギヤの歯とが非接触となっている給紙装置。
  2. 前記第2のギヤを、前記第1のギヤの回転方向に対して反対方向に付勢する第1スプリングを備えた請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記回転板ロック解除手段は、前記回転板をロックする回転板ロック板と、前記アームの回転力を前記回転板ロック板に伝達して前記回転板のロックを解除する伝達手段とを含み、前記回転板ロック板のロックを解除する方向のスライドと逆方向に前記回転板ロック板を付勢するための第2スプリングを設け、
    前記回転板ロック板は、前記アームの回転に伴い、前記伝達手段により前記回転板のロックを解除する方向にスライドし、
    前記第2スプリングの弾性力が、前記第1スプリングの弾性力よりも大きい請求項に記載の給紙装置。
  4. 前記回転板のロックが解除された後に、前記用紙の給紙が終了したときに、ユーザによる手動により回転板をロックする位置に戻す請求項1乃至3の何れか1項に記載の給紙装置。
  5. 前記回転板をロック位置まで引き下げるソレノイドを備え、前記回転板のロックが解除された後に、前記用紙の給紙が終了したときに、前記ソレノイドを駆動することにより、前記回転板をロックする位置に戻す請求項1乃至3の何れか1項に記載の給紙装置。
  6. 前記回転板のロック時のロック部の位置が、前記回転板に最大積載用紙を載せた場合の前記回転板のロック部の位置よりも下にある請求項1乃至5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 積載した前記用紙の量を検知するためのセンサを備え、前記センサの検知結果に伴って、前記回転板が下がっているのが、用紙の積載によるのか、ユーザが手動で押し下げたのかを判別する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の給紙装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の給紙装置を備えた画像形成装置。
  9. 用紙が積載される回転板と、回転することで該用紙を給紙する給紙ローラと、前記回転板のロックとロックの解除とを制御し、前記用紙の給紙中に前記回転板のロックを解除して前記用紙が前記給紙ローラに接するようにする回転板ロック制御部と、を備えた給紙装置の回転板のロック制御方法であって、
    前記回転板ロック制御部は、
    前記給紙ローラの回転とともに第1のギヤを回転させ、
    歯の切欠部を有する第2のギヤを、該切欠部以外の歯の部分が前記第1のギヤの歯に接触しているときに、前記第1のギヤの回転方向と逆方向に回転させ、
    該第2のギヤの回転と連動するアームの回転に基づいて前記回転板のロックを解除し、
    前記用紙の給紙が行われている間は前記第2のギヤの切欠部を前記第1のギヤの歯に対向させて、前記第2のギヤの歯と前記第1のギヤの歯とを非接触とし、
    前記回転板がロックされたときに、前記アームを逆回転させて、前記第2のギヤの前記切欠部以外の歯の部分が前記第1のギヤの歯に対向して接触するようにする、回転板のロック制御方法。
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