JP6604005B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
像担持体は、用紙へ転写する像を担持する。
転写部材は、前記用紙を搬送するともに、前記像担持体に対向するように配置されてニップ部を形成する。
転写電源は、前記転写部材に電圧を印加して、用紙を前記像担持体から分離する第1の電流および前記像担持体上に担持された像を用紙へ転写する第2の電流のうち、少なくとも前記第2の電流を前記ニップ部に供給する。
転写電流制御部は、前記転写電源が前記転写部材へ供給する電流を制御する。
電圧検知部は、前記転写電源の電圧を検知する。
接離部は、前記転写部材を前記像担持体に接触又は離間させる。
記憶部は、前記転写部材が前記像担持体と離間した状態における前記電圧検知部の検知結果と前記転写電源が供給する電流の補正値との対応関係を記憶する。
制御部は、前記接離部により前記転写部材を前記像担持体から離間させた状態で、前記転写電源から前記転写部材に所定の電荷を付与した場合における前記電圧検知部の検知結果に基づき、前記検知結果と前記転写電源が供給する電流の補正値との対応関係により、前記転写電源が前記転写部材へ供給すべき電流を決定する制御を行う。
[画像形成装置の構成例]
まず、本発明が適用される画像形成装置の概要について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
次に、画像形成装置10の制御系を説明する。
図2は、画像形成装置10の制御系の一例を示すブロック図である。
以下、画像形成装置10の動作の概要を説明する。
図3は、本発明の一実施の形態に係る転写電流値を決定する処理例を示すフローチャートである。制御部51は、記憶部52に記憶されたプログラムを実行することで、図3に示す処理を実現する。
感光体211と転写ベルト217が離間しているときに電圧検知部55により検知される転写電源54の電圧(離間時検知電圧)と、通常時の転写電流値を基準とした適正補正係数との適切な対応関係については、予め実験評価等を行って決定しておくことが可能である。例えば、画像形成装置10若しくはこれと同等の実験装置を準備しておき、離間時検知電圧に対して種々の適正補正係数を割り振って試験的にプリントを行い、分離性などを評価することにより、適切な対応関係を見出すことが可能である。
図4の横軸は、感光体211と転写ベルト217が離間しているときに電圧検知部55により検出される転写電源54の電圧(離間時検知電圧[V])を表し、縦軸は、通常時の転写電流を基準とした適正補正係数を表す。
以上説明したように、本実施の形態では、転写ベルト217を感光体211(像担持体)から離間した状態で転写電流印加時の電圧を測定することで、転写ベルト217の厚み方向の抵抗変動の影響を受けることなく、転写ベルト217の抵抗値の変化に応じた転写ベルト217経由の電流漏れ量を推測することができる。それにより、その電流漏れ量に応じた転写電流(紙先端電流、画像部電流)の適正な補正が可能となる。
以下、本発明の有効性を確認する実験1および実験2の結果について、図5および図6を参照して説明する。
いずれの実験も、図5及び図6の各条件(湿度環境、放置時間、転写ベルトの使用履歴、離間時又は圧着時)で転写電源54に所定の電流を印加したときに電圧検知部55で検知された電圧に基づいて、図4に示す対応関係より、用紙の先端部及び画像部に印加する転写電流値を算出する。転写ベルト217の使用履歴は、転写ベルト217を使用してプリントされた総プリント枚数で表され、図5及び図6では「ベルト履歴」と表記している。そして、算出された転写電流値を用いて、20枚の用紙に対して画像形成動作を行い、そのときの分離性および転写性を評価した。図5及び図6において漏れ電流が記載されているが、参考データとして今回の実験用に漏れ電流検知手段を設置し測定したものであり、実際の画像形成装置には漏れ電流を検知する手段は設けられていない。
実験1においては、画像形成装置10の電源を入れてから最初のプリント(画像形成動作)を行う前に、図3の制御(転写電流決定モード)を実行した。すなわち、感光体211と転写ベルト217の離間時又は圧着時の転写電源54の電圧を検知し、図4の対応関係から算出した転写電流(紙先端電流、画像部電流)の電流値を用いて画像形成動作を行い、分離性および転写性を評価した。
実験条件について説明する。「通常時」と記載している実験結果は、高湿環境下で放置することなく、通常時の紙先端電流および画像部電流の電流値を用いた場合の実験結果である。
比較例1A,1B、比較例2及び比較例3は、高湿環境下で放置した画像形成装置10において、感光体211と転写ベルト217が圧着状態での転写電源54の電圧を検知し、図4の対応関係から算出した紙先端電流および画像部電流の電流値を用いた実験結果である。比較例1Aおよび比較例1Bともに、通常時よりも放置時間が長い。比較例2は、比較例1A及び比較例1Bよりも湿度が低い(温度は若干高い)が、放置時間が長く、ベルト履歴においてもプリント枚数が増えている。比較例3は、比較例1Aおよび比較例1Bよりも放置時間が短い。
実験2においては、まず、画像形成動作を開始する前に図3の制御(転写電流決定モード)を実行して適切な転写電流(紙先端電流、画像部電流)の電流値を算出してから、さらに、画像形成動作を開始した後に所定枚数をプリントする毎に、紙間にて図3の制御を実行して転写電流の電流値を算出した。そして、算出された転写電流(紙先端電流、画像部電流)の電流値を用いて画像形成動作を継続し、分離性および転写性を評価した。なお、いずれの実験においても、画像形成装置10を高湿環境下(温度30℃、相対湿度80%)で20時間放置した後に、図3の制御を行い、画像形成動作を開始した。高湿環境下に放置する前の転写ベルトの使用履歴(総プリント枚数)は、100万枚である。
実験条件について説明する。「プリント数」は、画像形成装置10を高湿環境下に20時間放置した後にプリントした枚数である。
実施例7,9〜11,12は、高湿環境下で放置した画像形成装置10において、プリント中に図3の制御(転写電流決定モード)を実行して算出した転写電流(紙先端電流、画像部電流)の電流値を用いた実験結果である。実験例7,9〜11,12では、プリント枚数が異なり、それぞれ、0枚、20枚、50枚、100枚、300枚である。
比較例8A,8B,12は、高湿環境下で放置した画像形成装置10において、プリント中に図3の制御を実行しなかった実験結果である。
実施例7,9〜11,12においては、常に良好な転写性および分離性を確保できた。プリント中に、感光体211と転写ベルト217を離間時の転写電源54の電圧と図4の対応関係とから、転写電流(紙先端電流、画像部電流)の電流値を変更することにより、ニップ部NPに電流漏れが無いときと同等の十分な強さの転写電界が形成されたと考えられる。300枚をプリントした以降は、離間時検知電圧が150V以上となり、適正補正係数もほぼ1であるため、電流値の補正は不要であった(電流漏れがほとんどなくなったと判断できる)。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明した。しかしながら、上記実施の形態による発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
Claims (5)
- 用紙へ転写する像を担持する像担持体と、
前記用紙を搬送するともに、前記像担持体に対向するように配置されてニップ部を形成するベルト状の転写部材と、
前記転写部材の内側に配置されたローラで構成され、前記ニップ部において前記転写部材の内側に当接する転写部と、
前記転写部を通じて前記転写部材に電圧を印加して、用紙を前記像担持体から分離する第1の電流および前記像担持体上に担持された像を用紙へ転写する第2の電流のうち、少なくとも前記第2の電流を前記ニップ部に供給する転写電源と、
前記転写電源が前記転写部材へ供給する電流を制御する転写電流制御部と、
前記転写電源の電圧を検知する電圧検知部と、
前記転写部材を前記像担持体に接触又は離間させる接離部と、
前記転写部材が前記像担持体と離間した状態における前記電圧検知部の検知結果と前記転写電源が供給する電流の補正値との対応関係を記憶する記憶部と、
前記接離部により前記転写部材を前記像担持体から離間させた状態で、前記転写電源から前記転写部材に所定の電荷を付与した場合における前記電圧検知部の検知結果に基づき、前記検知結果と前記転写電源が供給する電流の補正値との前記対応関係により、前記転写電源が前記転写部材へ供給すべき電流を決定する制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、所定の坪量以下の用紙に画像を形成する時に、前記検知結果と前記転写電源が供給する電流の補正値との前記対応関係により、前記転写電源が前記転写部材へ供給すべき電流を決定する制御を行う
画像形成装置。 - 前記制御部は、前記電圧検知部により検知された前記転写電源の電圧が小さいほど、前記第1の電流または前記第2の電流の絶対値を、大きい値に決定する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記電圧検知部により検知された前記転写電源の電圧が所定のしきい値よりも小さい場合に、前記転写電源が前記転写部材へ供給すべき電流を変更する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記転写電流制御部は、前記転写電源から出力される前記電流が一定の電流値となるよう制御する
請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記転写部材が高湿環境下である場合、または前記転写部材が所定の時間以上放置された場合に、前記検知結果と前記転写電源が供給する電流の補正値との前記対応関係により、前記転写電源が前記転写部材へ供給すべき電流を決定する制御を行う
請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
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