JP6603747B2 - ランスノズル - Google Patents

ランスノズル Download PDF

Info

Publication number
JP6603747B2
JP6603747B2 JP2018081590A JP2018081590A JP6603747B2 JP 6603747 B2 JP6603747 B2 JP 6603747B2 JP 2018081590 A JP2018081590 A JP 2018081590A JP 2018081590 A JP2018081590 A JP 2018081590A JP 6603747 B2 JP6603747 B2 JP 6603747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lance nozzle
forging
discharge
discharge hole
front wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018081590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018126791A (ja
Inventor
イ,ヘ−ヤン
Original Assignee
ソウル エンジニアリング カンパニー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソウル エンジニアリング カンパニー リミテッド filed Critical ソウル エンジニアリング カンパニー リミテッド
Publication of JP2018126791A publication Critical patent/JP2018126791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6603747B2 publication Critical patent/JP6603747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • B05B1/14Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with multiple outlet openings; with strainers in or outside the outlet opening
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/28Manufacture of steel in the converter
    • C21C5/42Constructional features of converters
    • C21C5/46Details or accessories
    • C21C5/4606Lances or injectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J7/00Hammers; Forging machines with hammers or die jaws acting by impact
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K21/00Making hollow articles not covered by a single preceding sub-group
    • B21K21/08Shaping hollow articles with different cross-section in longitudinal direction, e.g. nozzles, spark-plugs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D25/00Special casting characterised by the nature of the product
    • B22D25/02Special casting characterised by the nature of the product by its peculiarity of shape; of works of art
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/16Introducing a fluid jet or current into the charge
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/28Manufacture of steel in the converter
    • C21C5/42Constructional features of converters
    • C21C5/46Details or accessories
    • C21C5/4606Lances or injectors
    • C21C2005/4626Means for cooling, e.g. by gases, fluids or liquids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/16Introducing a fluid jet or current into the charge
    • F27D2003/168Introducing a fluid jet or current into the charge through a lance
    • F27D2003/169Construction of the lance, e.g. lances for injecting particles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Forging (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Description

本発明は,ランスノズルに関するものである。
ランスノズルは酸素を噴射して鋼を製造する電炉に使用されて溶鋼を攪拌し,約1,600℃の温度を維持する電炉内の溶鋼に近接した状態で酸素を噴出する。このような作動条件の下,ランスノズルの表面温度は一次的に400℃以上まで速く上昇し,ランスノズルが上部に後退する際に20℃まで急激に冷却される。よって,ランスは非常に優れた熱伝導体材料(例えば,銅)で製造され,内部の壁に沿って高速で流動する冷却流体と効果的な熱交換が行われる。
しかし,ランスノズルは,酸素を排出する過程で排出管の先端側が磨耗するか破損するため,一定の使用回数を設定しておき,設定した使用回数に到達するとこれを交換する方式を採用している。
本発明の目的は,耐久性が改善されたランスノズルを提供することにある。
本発明は,製造の際に必要とされる時間及びコストを節減することのできるランスノズル及び該ランスノズルの製造方法,そして前記ランスノズルの製造装置を開示する。
本発明は更に,以下の詳細な説明と添付した図面からより明確にされる。
本発明の一実施形態によるランスノズルは,入口側を介して供給されたガスを出口側に排出する,前記出口側に徐々に拡径する複数の排出管と,該排出管の出口側がそれぞれ連通する複数の排出孔を有する前方壁とを含み,該排出管は,閉鎖部材の切削部から成り,該前方壁は鋳造組織と,該鋳造組織の一部が変化して成る鍛造組織を備え,該鍛造組織は,前記排出孔の外周に位置して予め設定された深さを有することを特徴とする。
[関連事項]
本発明に係るランスノズルの製造方法は,入口側を介して供給されたガスを出口側に排出する複数の排出管と,該排出管の出口側がそれぞれ連結される複数の排出孔を有する前方壁を含むランスノズルを鋳造加工で1次製造する鋳造ステップと,前記排出管と反対側に位置する前記前方壁の前方面のうち前記排出孔の外周を鍛造加工して鍛造組織を形成する鍛造ステップとを含む。
前記鋳造ステップの際,前記排出管の内部に閉鎖部材が形成されて該閉鎖部材によって前記排出管の内部のうち前端部を除く残りの部分が閉鎖され,前記鍛造ステップは,前記閉鎖部材が形成された状態で前記鍛造加工が行われる。
前記ランスノズルの製造方法は,前記鍛造ステップの後,前記閉鎖部材を除去して前記排出管を開放するステップを更に含む。
前記ランスノズルの製造方法は,前記鋳造ステップと前記鍛造ステップとの間に,前記ランスノズルの前記前方面を荒削り加工する荒削りステップを更に含む。
前記ランスノズルの製造方法は,前記鍛造ステップの後,仕上げ削り加工を介して前記前方面のうち,前記鍛造組織と該鍛造組織以外の部分との間の段差を除去する仕上げ削りステップを更に含む。
前記仕上げ削りステップの前に,前記鍛造組織の高さは前記前方面の高さに比べ低い。
前記鍛造ステップは,前記排出孔の直径より大きい外径を有するハンマーを利用して前記鍛造組織を形成する。
本発明のランスノズルの製造装置は,入口側を介して供給されたガスを出口側に排出する複数の排出管と,該排出管の出口側がそれぞれ連結される複数の排出孔を有する前方壁を含み,前記ランスノズルが載置され,前記前方壁の前方面が水平を維持した状態で上部を向くように支持するベッドと,該ベッドの上部に設置されて前記排出孔の直径より大きい外径を有するハンマーと,該ハンマーを駆動して前記前方面のうち前記排出孔の外周を鍛造加工するハンマー駆動部材を含む。
前記ランスノズルの製造装置は,前記ハンマーの下部面から突出されて前記排出孔の直径より小さい外径を有し,前記ハンマーの下部面が前記前方面と接触すると前記排出孔内に位置するガイドチップを更に含む。
本発明のランスノズルの他の製造方法は,複数の開口が形成された内側前方壁と,該内側前方壁によって前端が閉鎖される中心管と,該中心管の外周に同軸方向に配列されて,前記中心管との間に冷却水が供給される内部環状空洞が形成される内部管と,該内部管の外周に同軸方向に配列されて前記内部管との間に,前記第1環状空洞内に供給された前記冷却水を排出する外部環状空洞が形成される外部管と,前記中心管の前方に位置し,前記開口とそれぞれ一列に配列される複数の排出孔を有し,前記外部管の前端を閉鎖する外側前方壁と,一列に配列された前記開口及び前記排出孔にそれぞれ連結されて,前記開口を介して供給されたガスを前記排出孔を介して排出する複数の排出管を含むランスノズルを,鋳造加工で1次製造する鋳造ステップと,前記排出孔の直径より大きい外径を有するハンマーの下部面を利用し,前記排出管と反対側に位置する前記外側前方壁の前方面のうち前記排出孔の外周を鍛造加工して鍛造組織を形成する鍛造ステップを含む。
本発明の一実施形態によると,鋳造加工を介して1次製造されたランスノズルを鍛造加工して攪拌ガス(例えば,酸素)が噴出される排出管の先端側が容易に磨耗するか破損することを防止し,これによってランスノズルの交換周期を延長することができる。また,鋳造加工を介してランスノズルを1次的に製造した後,重要部位のみ鍛造加工を経るため,2つ以上の鍛造加工された部品をブレージング(brazing)加工して製造するランスノズルに比べ製造に必要とされる時間及びコストを節減することができる。また,ランスノズルのブレージング加工の際に発生し得る欠陥などの短所を解決することができる。
本発明の一実施形態によるランスノズルを概略的に示す図である。 図2〜図4は,図1に示すランスノズルを製造する本発明方法を連続して示す図で,図2は,鍛造加工工程までを示し, 本発明の図1に示すランスノズルを製造する方法における鍛造工程による段差dの形成までを示す。 本発明の図1に示すランスノズルを製造する方法における仕上げ削り工程を示す図である。 鋳造加工の後,鍛造加工の実施の有無によるランスノズルを比較した写真である。 図5に示す排出孔の外周を拡大した写真である。 鍛造加工の実施の有無による排出孔外周の金属組織を示す顕微鏡写真である。 鍛造加工の実施の有無による排出孔の外周の磨耗試験の結果を示すグラフである。 図1に示すランスノズルを製造する装置を概略的に示す図である。
以下,本発明の好ましい実施形態を,添付した図1乃至図9を参照して,より詳細に説明する。本発明の実施形態は様々な形に変形されてもよく,本発明の範囲が後述する実施形態に限定されると解釈してはならない。本実施形態は,当該発明の属する技術分野の通常の知識を有する者に,本発明を,より詳細に説明するために提供されるものである。よって,図面に示す各要素の形状はより明確な説明を強調するために誇張されている可能性がある。
図1は,本発明の一実施形態によるランスノズルを概略的に示す断面図である。ランスノズル1は,攪拌ガス(例えば,酸素)を供給する中心管2を含む。中心管2は,開口4が形成された前方壁3によって閉鎖され,開口4は,軸19を基準に外周に等角を成して配置される。
内部管5は,中心管2の外周に同軸方向に配列されており,環状空洞6が内部管5と中心管2との間に形成され,矢印F1方向に冷却水が供給される。
外部管10は,中心管2の外周に同軸方向に配列されており,環状空洞11が,内部管5と外部管10との間に形成されて,矢印F2方向に冷却水を排出する。外部管10は,攪拌される前炉に対向し,臨界熱応力を受ける前方壁12によって閉鎖される。冷却水は,前方壁3と前方壁12との間に形成された熱交換空間13を流れ(F3,F4),冷却水と加熱された前方壁12との間の十分な熱交換のために,前方壁12を高い熱伝達係数を有する熱伝導体材料,例えば銅で製造することが好ましい。すなわち,空洞6から出る冷却水が排出管15を迂回して通路8(F4)を介して熱交換空間13に流入されF3,空洞11に向かって矢印(F4)の方向に流動する。
また,前方壁12は,前方壁3に形成された開口4と一列に配列される排出孔14を有し,排出管15が,開口4及び排出孔14を連通して攪拌ガス(例えば,酸素)をランスノズル1の外部に噴出する。排出管15は,軸19を基準に前方に向かって外側に傾斜するように配置され,ランスノズル1の前方面は,排出管15の中心軸と略直交する。よって,前方壁12の前方面はランスノズル1の軸19を中心に外側に向かって下向き傾斜する形状を有する。また,前方壁12は,中心部に通路8に向かって窪んだ沈下部16を有し,冷却水噴出口9が排出管15と内部管5との間に形成される。
図2乃至図4は,図1に示すランスノズルを製造する方法を順に示す図である。上述した図1に示すランスノズルは,以下で説明する方法を介して製造される。
まず,ランスノズル1は鋳造加工を介して一体に製造されるか,2つ以上に製造されてから溶接を介して連結される。鋳造加工は同じ模型で鋳型を製造するため形状寸法が同じものが多く得られ,特に,複雑な形状の製品を容易に製作することができるため加工コストを節減する長所がある。
次に,図2に示すように荒削り(rough machining)加工を経て,この荒削り加工を完了した状態で,ランスノズル1の仕上げ削り加工までの余裕部分C(厚さ=約10mm)を有する。このような状態で,トーチを利用してランスノズル1を500℃乃至750℃まで予熱した後,ハンマー22を介して排出孔14の外周に鍛造加工を実施する。ハンマー22は排出孔14の直径より大きい外径を有し,ハンマー22は,衝撃を加える方式(例えば,駆動シリンダを介してハンマー22を持ち上げてから自由落下するか,駆動シリンダを介して持ち上げられたハンマー22を強制落下する方式)で前方面12aに圧縮荷重(又は衝撃荷重)を加える。ハンマー22は,前方壁3の前方面のうち排出孔14の外周を鍛造加工するためのものであるため,ハンマー22は鍛造加工が完了するまで排出孔14の内周面と接触せず,排出孔14の内部に挿入されない。
このとき,閉鎖部材15aは,鋳造加工を介して排出管15の内部に形成されて排出管15の内部のうちの一部を閉鎖し,鍛造加工に際して閉鎖部材15aは,排出管15または排出孔14が変形(例えば,直径の増減)することを防止する。すなわち,ランスノズルの鋳造加工の際,排出管15は前端部の一部のみ前方面12aから陥没して形成されて排出管15の内部のうち一部が閉鎖された状態になり,鍛造加工が完了されてから閉鎖部材15aを除去して排出管15を図1に示すように開放することで,完全な排出管15を形成する。
ガイドチップ24はハンマー22の下部面から突出され,鍛造加工が完了された状態で排出孔14の直径より小さい外形を有する。ガイドチップ24は上部直径が下部直径より大きい台形の断面積を有する。ハンマー22が,前方面12aと接触するとガイドチップ24は排出孔14内に挿入され,ハンマー22が排出孔14の外周に正確に圧縮加重を加えるようにガイドする。但し,本実施形態とは異なって,ガイドチップは省略されてもよい。
図3に示すように,鍛造加工が完了されると排出孔14の外周に鍛造組織Fが形成され,鍛造組織Fはリング状に一定厚さ及び深さで形成される。この際,鍛造加工を介して組織が粗密になる過程で鍛造組織Fと前方面12aとの間に段差dが形成され,段差の厚さdは上述した余裕部分Cの厚さと一致する。よって,図4に示すように,仕上げ削りを介して余裕部分C(または段差)を除去し閉鎖部材15aを除去すると最終的なランスノズル1が完成される。
一方,本実施形態は鋳造加工の長所と鍛造加工の長所を活用すると共に,鋳造加工の短所を鍛造加工を介して補完し,鍛造加工の短所を鋳造加工を介して補完する。すなわち,鋳造は金属を溶解してそれを冷却,凝固して製品を得る工程であって,この際に生じる鋳物の組織はいわゆる鋳造組織という荒い結晶組織となり,同じ材料で他の加工によって製作した製品より機械的性質が落ちる短所がある。よって,上述したランスノズル1の場合,攪拌ガスを噴出する排出管15の先端側(または排出孔14の周辺)が容易に磨耗するか破損する問題が発生する。
一方,鍛造は素材に圧縮荷重を加えるため,鋳造に比べ金属組織が粗密になって強度などの機械的性質を増大することができ,ランスノズル1の寿命を大幅に延長することができる一方,製造の際に多くの時間及びコストを要する問題点がある。
よって,鋳造加工を介してランスノズルを1次的に製造し,製造の際に必要とされる時間及びコストを節減すると共に,鍛造加工を介して機械的性質を増大することで,容易に磨耗ないし破損する排出管15の先端側(または排出孔14の周辺)を補強する。
図5は,鋳造加工の後,鍛造加工の実施の有無によるランスノズルを比較した写真であり,図6は,図5に示す排出孔の外周を拡大した写真である。図5及び図6は,約150回程度使用したランスノズルを示すが,同図紙面左側は鍛造加工を実施していない場合であって,右側は鍛造加工を実施している場合である。図5及び図6に示すように,鍛造加工を実施していない場合には排出管15の先端側(または排出管14の周辺)に発生した亀裂を確認することができるが,鍛造加工を実施している場合には排出管15の先端側(または排出孔14の周辺)にいかなる亀裂も発生していないことが分かる。
図7は,鍛造加工の実施可否による排出孔の外周の金属組織写真であり,同図紙面左側は鍛造加工を実施している場合であって,右側は鍛造加工を実施していない場合である。図7に示すように,鍛造加工を実施している場合には金属組織が粗密に変わり,鋳造に比べ金属組織が粗密になって強度などの機械的性質が増大する。一方,鍛造加工を実施していない場合には相対的に金属組織が粗密ではなく,少数の結晶粒界(grain boundary)を有する。一方,鋳造加工の後で行われる鍛造加工の程度に応じて鍛造組織と鋳造組織が共存することができ,鍛造加工の回数が増大するほど鍛造組織が増加する。
図8は,鍛造加工の実施可否による排出孔の外周の磨耗試験の結果を示すグラフである。下記表1のような条件で,鍛造加工を実施していないランスノズル1の組織と鍛造加工を実施しているランスノズル1の組織に対する磨耗試験を行った。
その結果,図8に示すように,鍛造加工を実施していないランスノズル1の磨耗量は0.7mgである一方,10mm鍛造加工を実施したランスノズル1の磨耗量(実施形態の磨耗損失)は0.1mgであったため,鍛造加工を介してランスノズル1の機械的性質が大幅に改善されたことが分かり,特に耐摩耗性が7倍以上増加したことが分かる。
図9は,図1に示すランスノズルを製造する装置を概略的に示す図である。ランスノズルの製造装置は,ベース32の上部に載置されたベッド36を含み,ベッド36はランスノズル1の前方面12aが水平状態を維持するようにランスノズル1を固定支持する。
ランスノズルの製造装置は支持フレーム29を更に含み,支持フレーム29は本体30に固定された状態を維持する。支持ロッド26は,支持フレーム29を貫通して設置され,ハンマー22は,支持ロッド26の下端に固定される。支持ロッド26は,別途の駆動装置(図示せず)を介して作動し,作動の際にハンマー22は,ランスノズル1の前方面に圧縮荷重(または衝撃荷重)を加えて鍛造加工を実施する。
詳説すれば,ランスノズル1は,前方面12aが上部を向くようにランスノズル1をベッド36に固定し,トーチを介してランスノズル1を鍛造加工に適した温度(例えば,500〜750℃)に加熱する。次に,ベッド36を本体30に向かって移動し,ランスノズル1の鍛造しようとする排出孔14がハンマー22の真下に位置するようにベッド36の位置を調整する。ベッド36の位置調整が完了すると,駆動装置(例えば,駆動シリンダ)を作動してハンマー22を介して排出孔14の外周に鍛造加工を行う。以後,鍛造加工が完了すると,ベッド36を本体30の反対側に移動して,ランスノズル1をベッド36から除去する。
以上,本発明を好ましい実施形態を介して詳細に説明したが,これらとは異なる実施形態ないし実施例も可能である。よって,後述する特許請求の範囲の技術的思想と範囲は好ましい実施形態に限定されない。
本発明は多様な形態のランスノズル及びランスノズルの製造方法,そしてランスノズルの製造装置に応用される。
1 ランスノズル
2 中心管
3 前方壁
4 開口
5 内部管
6 環状空洞
8 通路
9 冷却水噴出口
10 外部管
11 環状空洞
12 前方壁
12a 前方面
13 熱交換空間
14 排出孔
15 排出管
15a 閉鎖部材
16 沈下部
19 軸
22 ハンマー
24 ガイドチップ
26 支持ロッド
29 支持フレーム
30 本体
32 ベース
36 ベッド
F 鍛造組織
d 段差
C 余裕部分
F1〜F4 矢印

Claims (1)

  1. 入口側を介して供給されたガスを出口側に排出する,前記出口側に徐々に拡径する複数の排出管と,
    該排出管の出口側がそれぞれ連通する複数の排出孔を有する前方壁とを含み,
    該排出管は,閉鎖部材の切削部から成り,
    該前方壁は鋳造組織と,該鋳造組織の一部が変化して成る鍛造組織を備え,
    該鍛造組織は,前記排出孔の外周に位置して予め設定された深さを有することを特徴とするランスノズル。
JP2018081590A 2014-10-10 2018-04-20 ランスノズル Active JP6603747B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2014-0136500 2014-10-10
KR1020140136500 2014-10-10

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016564217A Division JP6353080B2 (ja) 2014-10-10 2015-10-08 ランスノズルの製造方法,及びランスノズルの製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018126791A JP2018126791A (ja) 2018-08-16
JP6603747B2 true JP6603747B2 (ja) 2019-11-06

Family

ID=55653404

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016564217A Active JP6353080B2 (ja) 2014-10-10 2015-10-08 ランスノズルの製造方法,及びランスノズルの製造装置
JP2018081590A Active JP6603747B2 (ja) 2014-10-10 2018-04-20 ランスノズル

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016564217A Active JP6353080B2 (ja) 2014-10-10 2015-10-08 ランスノズルの製造方法,及びランスノズルの製造装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20170051370A1 (ja)
EP (1) EP3205420A4 (ja)
JP (2) JP6353080B2 (ja)
CN (1) CN106457268B (ja)
BR (2) BR112017000129B1 (ja)
TW (1) TWI605900B (ja)
WO (1) WO2016056868A1 (ja)

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE754652A (fr) * 1969-08-14 1971-01-18 Voest Ag Tete d'injection destinee a etre montee sur une lance de soufflage refroidie a l'eau, et procede pour sa fabrication
JPS5312726Y2 (ja) * 1972-09-22 1978-04-06
JPS5312926Y2 (ja) * 1975-03-28 1978-04-07
JPS5312726A (en) * 1976-07-22 1978-02-04 Kubota Ltd Method of preventing oxidation of casting
JPS5680841U (ja) * 1979-11-16 1981-06-30
JPH0297134A (ja) * 1988-10-03 1990-04-09 Seiko Instr Inc 無線式個別呼び出しシステム
KR950017295U (ko) * 1993-12-09 1995-07-20 기체분출 랜스노즐
JP2971334B2 (ja) * 1994-08-29 1999-11-02 日野自動車工業株式会社 噴射ノズルの孔加工方法
JPH08269653A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Nippon Steel Corp 転炉吹錬用ランスノズルの製造方法
JP2001193607A (ja) * 2000-01-14 2001-07-17 Hitachi Ltd 燃料噴射用ノズルとその製造方法
JP2002282986A (ja) * 2001-03-28 2002-10-02 Mazda Motor Corp 塑性加工部材の製造方法
JP2006297427A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Nippon Steel Corp H型鋼圧延用鍛造スリーブロールの製造方法
CN2863814Y (zh) * 2005-10-12 2007-01-31 刘天怡 锻铸结合氧枪喷头
JP4939841B2 (ja) * 2006-05-31 2012-05-30 三井金属鉱業株式会社 マグネシウム合金鍛造品及びその製造方法
CN101629223A (zh) * 2009-08-17 2010-01-20 沈阳东冶汉森冶金装备有限公司 锻铜铸铜氧枪喷头
KR101261424B1 (ko) * 2011-09-23 2013-05-10 주식회사 포스코 취련용 랜스 노즐

Also Published As

Publication number Publication date
JP6353080B2 (ja) 2018-07-04
BR112017000129B1 (pt) 2021-12-28
CN106457268B (zh) 2019-03-19
TWI605900B (zh) 2017-11-21
JP2018126791A (ja) 2018-08-16
EP3205420A4 (en) 2018-03-28
BR122021014249B1 (pt) 2022-09-13
WO2016056868A1 (ko) 2016-04-14
US20170051370A1 (en) 2017-02-23
TW201622871A (zh) 2016-07-01
CN106457268A (zh) 2017-02-22
JP2017513715A (ja) 2017-06-01
EP3205420A1 (en) 2017-08-16
BR112017000129A2 (pt) 2017-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101612592B1 (ko) 자유 주조 방법, 자유 주조 장치, 및 주물
JP4968208B2 (ja) 金属板の熱間プレス成形方法
CN105798560A (zh) 一种盲孔法兰式万向节的整体锻造加工工艺
US6991150B2 (en) Method of build up welding to thin-walled portion
EP0691166A1 (en) Process and apparatus for pressure die-casting
JP6603747B2 (ja) ランスノズル
JP2005186119A (ja) アルミニウム用竪型連続鋳造装置
KR101697168B1 (ko) 단조 풀리 제조 방법
JP2005081437A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金鋳物の鋳造方法
CN205393435U (zh) 一种组合式锻造工具
KR101632183B1 (ko) 랜스노즐 제조 방법
KR101341122B1 (ko) 금속링 제조장치 및 방법
WO2017163161A1 (en) A finisher die assembly and a forging process to make a pinion drive, and a pinion drive
KR20160072324A (ko) 마그네슘 합금 빌렛 주조 장치 및 방법
KR100880589B1 (ko) 주조공법을 이용한 편심축 제조방법
CN112264568B (zh) 石油钻机循环系统用钻井泵空气包外壳胎模锻造方法
CN111085643B (zh) 一种将结构钢锻造成两米以上环径的钢环件的方法
CN110373609B (zh) 一种生产剪切薄壁钢板的工具零件毛坯的铸造方法
JP2012228723A (ja) 金属溶製用溶解炉
RU2404017C2 (ru) Способ литья с кристаллизацией под давлением (лкпд)
CN106704486B (zh) 防止合金倒脱的锻件梨形绳套及其加工方法
KR101685374B1 (ko) 연속 주조 라인에서의 불량 엔진블록 재활용 방법
TW201730347A (zh) 鋼板的生產方法
JP5626511B2 (ja) 入子のヒートクラック及び割れ防止方法
CN103071746A (zh) 一种后缸耳轴的加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6603747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250