JP2005186119A - アルミニウム用竪型連続鋳造装置 - Google Patents

アルミニウム用竪型連続鋳造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005186119A
JP2005186119A JP2003431758A JP2003431758A JP2005186119A JP 2005186119 A JP2005186119 A JP 2005186119A JP 2003431758 A JP2003431758 A JP 2003431758A JP 2003431758 A JP2003431758 A JP 2003431758A JP 2005186119 A JP2005186119 A JP 2005186119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
aluminum
casting
cast material
casting apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003431758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4387788B2 (ja
Inventor
Mikio Kubota
幹夫 久保田
Tsuyoshi Fujita
剛志 藤田
Akito Nishizawa
昭人 西澤
Noriyuki Ueno
紀幸 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP2003431758A priority Critical patent/JP4387788B2/ja
Publication of JP2005186119A publication Critical patent/JP2005186119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4387788B2 publication Critical patent/JP4387788B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】合金元素などの偏析をなくし且つ従来の半連続鋳造法による場合よりも実質的に長く連続鋳造できる生産性の高いアルミニウム用竪型連続鋳造装置を提供する。
【解決手段】上方からアルミニウムの溶湯mが注下される水冷鋳型4および下型120と、係る鋳型4の下方に位置し且つ当該鋳型4から下降するアルミニウムの鋳造材Mと同期して降下する切断手段90と、係る切断手段90および上記鋳造材Mを挟持するグリップ70を取り付けた昇降可能なベース66と、上記鋳造材Mの底面に接触し係る鋳造材Mとほぼ同じ断面で且つ同期して降下する棒状の下型120と、を含む、アルミニウム用竪型連続鋳造装置1。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アルミニウム用竪型連続鋳造装置に関する。尚、本明細書中における「アルミニウム」は、アルミニウムと共にアルミニウム合金も含んでいる。
アルミニウムの素材に対し、押出加工や鍛造や半溶融成形などの塑性加工を施すに際し、多くの場合、円柱形の鋳造材(ビレット)を用いている。係る鋳造材は、主に竪型連続鋳造法(DC鋳造法)により製造されているが、一部では水平方向に沿って連続鋳造する横引き連続鋳造法も行われている。
ところで、アルミニウムの鋳造材は、鋼や銅のように垂直方向に沿って連続鋳造しつつ途中から水平方向に曲げることができない。このため、アルミニウムの竪型連続鋳造法は、大体6m位の長さまでしか連続鋳造できないことにより、一般に半連続鋳造法と呼ばれていた。従って、上記加工に用いる製品単位の鋳造材を数多く必要とする場合、生産性が低くコスト高を招く、という問題があった。
また、上記横引き連続鋳造法による場合、得られる鋳造材の金属組織において合金元素が偏析することがあり、品質がバラツキ易い、という問題があった。
本発明は、上述した背景技術における問題点を解決し、合金元素などの偏析をなくし且つ従来の半連続鋳造法による場合よりも実質的に長く連続鋳造できる生産性の高いアルミニウム用竪型連続鋳造装置を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、上記課題を解決するため、発明者らの鋭意研究および試作の結果、鋳造材を垂直方向に沿って連続鋳造ししつその先端部を所望の長さずつ切断する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明のアルミニウム用竪型連続鋳造装置(請求項1)は、上方からアルミニウムの溶湯が注下される鋳型および下型と、係る鋳型の下方に位置し且つ当該鋳型から下降するアルミニウムの鋳造材と同期して降下する切断手段と、を含む、ことを特徴とする。
これによれば、鋳型の内側に注湯され且つ周囲から徐々に凝固するアルミニウムの鋳造材は、上記鋳型の下方に下型と共に降下し、係るアルミニウムの鋳造材と同期して降下する切断手段により、その先端から所要の長さで順次切断される。このため、垂直方向に沿って順次鋳造され且つ降下する上記鋳造材は、アルミニウムの溶湯を上記鋳型に注湯することにより、係る注湯量のほぼ全量を当該鋳造材として連続鋳造することができる。従って、従来に比べて実質的に長く連続鋳造でき且つ鋳造回数を減らすことができるため、アルミニウムの連続鋳造材の生産性を高めることが可能となる。
尚、上記鋳型は、例えば全体がほぼ円筒形で内部に冷却水用の中空部を有し、内側の注湯される垂直孔の下隅にリング形の冷却水の噴射孔またはスリットを有するものが用いられる。また、下型は、上記鋳型の下方に位置し、その上端が鋳型の鋳込み孔内に上昇可能であり且つ得られた鋳造材と共に下降するように昇降可能とされている。更に、上記切断手段には、例えば丸鋸が用いられる。
また、本発明には、前記切断手段は、前記鋳造材を挟持するグリップを取り付けた昇降可能なベースに取り付けられている、アルミニウム用竪型連続鋳造装置(請求項2)も含まれる。これによれば、前記鋳型の下方に降下するアルミニウムの鋳造材と同期して降下するベースに取り付けた切断手段により、係る鋳造材の先端から所要の長さで順次切断でき、且つ切断時の振動を抑制することができる。このため、垂直方向に沿って順次鋳造され且つ降下する上記鋳造材は、アルミニウムの溶湯を上記鋳型に注湯することで、係る注湯量のほぼ全量を当該鋳造材として連続鋳造することができる。
尚、上記ベースは、垂直に配置されたレールにガイドされ且つ例えば油圧シリンダにより昇降可能とされており、降下時は上記鋳造材の降下速度と同じ速度になるよう予め設定または制御されている。また、上記グリップには、例えば左右一対のグリッパを接離可能とした形態が用いれる。係るグリッパのうち、ビレットなどの鋳造材に接触する部分には、当該の鋳造材を切断する際の振動を抑制するため、粘弾性材料を設けることが望ましい。
更に、本発明には、前記下型は、前記鋳造材の底面に接触し係る鋳造材とほぼ同じ断面で且つ同期して降下する棒状体である、アルミニウム用竪型連続鋳造装置(請求項3)も含まれる。これによれば、上記下型は、その上端部が前記鋳型の下部の内側に進入した後、係る鋳型に注湯され且つ周囲から徐々に凝固するアルミニウムの鋳造材を支えつつ、後述する振動抑制手段、水切り手段、および送給手段を通過しながら、順次下降する。しかも、係る下型は、鋳造材の先端寄りの部分を切断した後では、新たに降下する鋳造材が当接しない位置まで降下する。このため、鋳造スタート時に、振動抑制手段、水切り手段、および送給手段を回避させる必要がなく、設備を比較的小さくできる。更に、振動抑制手段および送給手段により下型を把持することで、下型自体のセットも容易になる。従って、アルミニウムの鋳造材を従来に比べて実質的に長く連続鋳造することができる。
尚、下型は、上記鋳造材とほぼ同じ断面形状で且つ前記鋳型および送給手段の間に相当する長さを有すると共に、降下した際には、前記切断手段などの下方に形成されたピット内に昇降可能に進入する。また、係る下型は、アルミニウムの溶湯を凝固させる上端の下型部分とその下方の棒状部とからなり、これらは一体物や2つの部材を接合した組立体でも良く、且つ棒状部は内部が中空でも良い。
また、本発明には、前記鋳型と前記切断手段との間に、係る鋳型に対する前記下型の芯出手段が配置されている、(請求項4)も含まれる。これによれば、下型の鋳型の下部へのセットを芯出しつつ容易に行うことができる。
更に、本発明には、前記芯出手段は、少なくとも周面が弾性を有する2個以上のローラを前記鋳造材に押し付けるものである、アルミニウム用竪型連続鋳造装置(請求項5)も含まれる。これによれば、鋳型に対する下型のセット時に、係る下型の棒状部を上記ローラで挟持して固定すると、下型と鋳型との芯出しとセットとが容易になる。しかも、連続鋳造を開始した後においては、前記切断手段の切断に伴う振動の影響を確実に低減することができる。
尚、上記ローラは、少なくともその周面が合成ゴムなどの弾性材からなるため、上記振動を吸収し且つ鋳造材の側周面に確実に押し付けられる。上記弾性材は、粘弾性を有することが望ましい。また、上記ローラは、3個以上としても良く、且つ少なくとも1つのローラは上記鋳造材の径方向に沿ってスライド可能とすることが望ましい。更に、異なる直径の鋳造材に対応するには、全てのローラをスライド可能とすることが望ましい。
また、本発明には、前記鋳型と前記切断手段との間に、前記鋳造材を切断する際の振動を抑制する振動抑制手段が配置されている、アルミニウム用竪型連続鋳造装置(請求項6)も含まれる。これによれば、前記切断手段により降下しつつある上記鋳造材の振動をなくすか低減できる。このため、前記鋳型でのアルミニウムの溶湯の凝固などに対し、切断に伴う振動の影響を少なくすることが可能となる。尚、この振動抑制手段は、前記複数のローラを含む芯出手段で兼用して芯出機能を併有するものとしたり、後述する送給手段で兼用しても良い。
更に、本発明には、前記鋳型と前記切断手段との間に、前記鋳造材を鋳造する際に用いた冷却水などを除去する水切り手段が配置されている、アルミニウム用竪型連続鋳造装置(請求項7)も含まれる。これによれば、アルミニウムの鋳造材は基より、前記切断手段、これを取り付けた前記ベース、および次述する送給手段などに、冷却水が不用意に付着する事態を確実に防ぐことができる。
尚、上記水切り手段には、前記鋳型の下方に位置し且つ前記鋳造材を包囲する防水シールのほか、凝固した直後で十分に冷えていない上記鋳造材を急冷する冷却水槽の底面の貫通孔の付近に配置した防水シールも含まれる。また、係る防水シールの下方には、冷却されて降下する上記鋳造材を包囲し且つ高圧エアを吹き付けるエアパージリングを配置しても良い。更に、上記冷却水槽の内側に前記芯出手段のローラを配置することも可能である。
更に、本発明には、前記鋳型と前記切断手段との間に、前記鋳造材を下方に送る送給手段が配置されている、アルミニウム用竪型連続鋳造装置(請求項8)も含まれる。これによれば、上記鋳型の内側に注湯され且つ徐々に凝固するアルミニウムの鋳造材を上記鋳型の下方に降下させることができる。また、鋳造材の切断時における振動を抑制することにも寄与し得る。しかも、係る鋳造材と同期して降下する前記ベースに取り付けた切断手段により、当該鋳造材の先端から所要の長さで順次切断できる。
尚、上記送給手段には、上記鋳造材を左右から挟みつつ下向きにスライドする一対の合成ゴムなどからなるクローラ(無限軌道)などが含まれる。
加えて、本発明には、前記鋳型は、注下された前記溶湯を攪拌する電磁攪拌装置を備えている、アルミニウム用竪型連続鋳造装置(請求項9)も含まれる。
これによれば、電磁攪拌装置のコイルに通電した際に形成される磁界が上記鋳型の軸方向にほぼ沿って形成されるため、係る鋳型の内側に注湯されたアルミニウムの溶湯を上記磁界に伴う攪拌力により攪拌することができる。このため、アルミニウムの合金元素などの偏析をなくし、金属組織が均一な鋳造材を容易に得ることができる。更に、鍛造や半溶湯成形に適したほぼ球形状の結晶を多く有する金属組織を持つアルミニウムの鋳造材を得ることができる。
以下において、本発明の実施に最良の形態を図面と共に説明する。
図1,2は、本発明のアルミニウム用竪型連続鋳造装置1の概略を示す側面図および正面図である。係る連続鋳造装置1は、図示のように、水冷鋳型(鋳型)4を含む鋳型部2、芯出手段24を含む冷却水槽10、送給手段42、および、グリップ70と切断手段90とを含む昇降可能なベース66を備えている。尚、この実施形態では、上記芯出手段24は振動抑制手段を兼ねている。
鋳型部2は、図1〜3および図4に示すように、金属製で断面が長方形でこれと相似形の中空部を有する平面視がリング形の水冷鋳型(鋳型)4と、その上に配置される円筒形の断熱材6と、これらの外側を包囲する電磁撹拌装置8と、を備えている。水冷鋳型4は、内側の鋳込孔4aの下隅に沿って斜め下向きで且つリング形のスリット5を有し、その中空部に充填した冷却水Wを斜め下向きにほぼ円錐形状にして噴射可能としている。尚、上記スリット5に替えて、多数の細孔を形成しても良い。
また、断熱材6の注湯孔6aはやや大径の上記鋳込孔4aと連続し、図1〜3と図4上方の一点鎖線の矢印で示すように、図示しない溶解炉、保持炉、または取鍋などから注下されるアルミニウムの溶湯mを水冷鋳型4内に案内する。
更に、電磁撹拌装置8は、水冷鋳型4および断熱材6を包囲するように平面視が円形の多数のコイルを全体ほぼ円筒形に巻き付けたものであり、係るコイルに通電した際に生じる磁界に伴って誘導される力により、上記鋳込孔4a内に注下されたアルミニウムの溶湯mを攪拌する。この結果、凝固組織が分断されてほぼ球形状の結晶を多く有し、半溶湯成形などに適した鋳造材Mにすることができる。また、上記溶湯mは、合金元素などの成分の偏析のない鋳造材Mとなる。
尚、水冷鋳型4などは、鋳込孔4aに連通するテーパ孔7aを有する耐熱リング7および支持材9を介して、図示しない建家のフロアFに支持されている。
そして、水冷鋳型4の鋳込孔4aには、その下側から後述するように、長尺な円柱形の下型120の上端の下型部分が挿入され、係る状態で上記断熱材6の注湯孔6aを介して水冷鋳型4の鋳込み孔4aにアルミニウムの溶湯mが注湯される。係る溶湯mは、電磁撹拌装置8による磁界に伴う力により攪拌されつつ係る鋳込み孔4aの内周面に接する外周部から徐々に凝固し、係る凝固部分は収縮して上記鋳型4の内周面から離れる。同時に、下型120の上端の下型部分に接する先端面も凝固し、且つ係る下型120の降下に伴って徐々に降下する。
係る降下の際に、水冷鋳型4のスリット5から噴射される冷却水Wにより更に冷却され、図1,2に示すように、上記溶湯mは、鋳込み孔4aに倣った断面円形で全体が円柱形を呈するアルミニウムの鋳造材Mとなり、下型120の降下と同期して降下する。尚、係る鋳造材Mを下側から支えて降下する下型120は、鋳造の当初では後述する送給手段42によって案内され、且つこの連続鋳造装置1を通過した後は、後述するピットP内に位置する油圧シリンダなどの昇降手段に支持されることにより、係るピットP内に降下する。
図1〜3に示すように、鋳型部2から降下した鋳造材Mは、冷却水槽10を貫通し、送給手段42により挟持されつつ降下した後、グリップ70および切断手段90を含む昇降可能なベース66に送られる。
冷却水槽10は、図3に示すように、水槽本体11内に前記水冷鋳型4から噴射された冷却水Wを受け入れ、係る冷却水Wを含む所定量の冷却水Wを常時貯留している。また、係る冷却水槽10は、一次水切り手段(水切り手段)30、二次水切り手段(水切り手段)20、および、振動抑制手段を兼ねる芯出手段24を備えている。
一次水切り手段30は、図3に示すように、水槽本体11の側壁に斜めに取り付けたエアシリンダ32、そのピストンロッド33、係るロッド33の先端に金具34,35を介してスライド可能に取り付けられた防水シール36を備えている。係るシール36は、例えばクロロプレンゴムやニトリルゴムなどの合成ゴムなどからなり、内側に鋳造材M用の貫通孔36aを有するリング材で、その周囲を斜め板37に包囲されている。係る斜め板37は、鋳造材Mにならなかった前記アルミニウム溶湯mの凝固小片が水槽本体11内に降下しないように、当該冷却水槽10の隅または外側に案内する。
尚、斜め板37の上方には、図3中における斜め下向きの矢印で示すように、給水パイプ38の細孔39から高圧水が係る斜め板37の表面とほぼ平行にして噴射され、上記凝固小片を冷却水槽10の外側などに圧送する。
また、二次水切り手段20は、図3に示すように、水槽本体11の底壁11aと斜め底壁11bとの間に位置する断面逆L字形で且つ円筒形の外側リング12の内側に配置した上下3層の防水シール16を含む。係るシール16も上記同様の合成ゴムなどからなり、内側に鋳造材M用の貫通孔16aを有するリング材である。
図3に示すように、3層の防水シール16の外周部は、外側リング12上端のフランジ13とフランジ15を下端に有する円筒形の内側リング14の上端面との間に上下から挟持される。尚、上記外側リング12と内側リング14との間には、シール材18が配置されている。
更に、芯出手段24は、図3および図5に示すように、冷却水槽10の冷却水W中で垂直に降下する鋳造材Mを、3方向から対称に押し付ける3個のローラR1,R2,R3を備えている。係るローラR1,R2,R3は、少なくとも周面が前記同様の合成ゴムなどの弾性を有する素材からなり、ローラR2,R3は、軸受25b,25cに枢支されている。一方、ローラR1は、軸受25aに枢支され、係る軸受25aは、水槽本体11の側壁の外側にカラー27を介して水平に取り付けたエアシリンダ28のピストンロッド26の先端に固定されている。ローラR1は、上記シリンダ28により水槽本体11の側壁を貫通してスライドする上記ピストンロッド26によって、下型120または鋳造材Mの周面をローラR2,R3と共に、押し付けつつ挟み込む。
即ち、鋳造開始前では、水冷鋳型4の鋳込み孔4aへの下型120の芯出が容易となり、鋳造後では、下型120が降下しつつ通過した後に、連続鋳造されつつある鋳造材Mの周面にローラR1〜R3が押し付けられる。このため、係る芯出手段24によれば、後述する切断手段90により鋳造材Mが下側から振動を受けても、係る振動を確実に抑制することもできる。
従って、芯出手段24によって、鋳造スタート前に下型120を前記鋳型4にセットする際の芯出しも容易となる。また、前記鋳型4内でアルミニウムの溶湯mの凝固などに振動による影響をなくすことができる。尚、図5中の斜めの一点鎖線で示すように、ローラR2,R3も前記ロッド26の先端でスライド可能とすることにより、直径の異なる鋳造材Mにも容易に対応することができる。
図1,2に示すように、冷却水槽10内の一次水切り手段30、振動抑制手段24、および二次水切り手段20を通過し、常温付近の温度に冷却された鋳造材Mは、リング形のパイプからなるエアパージリング40の内側を貫通して降下し、係る際に高圧エアを吹き付けられ、その周面に付着した水滴を除去される。係る高圧エアにより吹き飛ばされた水滴は、中心部に鋳造材M用の貫通孔41aを有するトレイ41上に落下する。係るトレイ41は、建家の梁H2に支持されている。尚、この間において、鋳造材Mの先端(下端)面は、下型120の上端の下型部分に当接しつ且つこれと共に同期して降下してゆく。
図1,2に示すように、上記エアパージリング40およびトレイ41の貫通孔41aを通過しつつ降下した鋳造材Mは、送給手段42に送られる。
係る送給手段42は、図6に示すように、降下する鋳造材Mを左右から挟持しつつ回転する一対のクローラ(無限軌道)44a,44bを備えている。係るクローラ44a,44bは、前記同様の合成ゴムからなり、断面が偏平な板状で且つ外側面の中央に断面へ字形の浅溝(図示せず)が全周に沿って形成されている。
図6に示すように、クローラ44a,44bは、それぞれ上下一対の車輪46にスプロケット(図示せず)を介して個別に回転可能に支持され、4つの車輪46は、枢支軸47ごとに枢支されている。
図6に示すように、右側の押え板64bは、取手57付きのハンドル58を回し、ギアボックス60内のギア列を介して回転軸62を回転させ、これに設けた雄ネジにネジ結合することにより、クローラ44bの内側部分に接離する。
また、図6に示すように、左側の押え板64aは、エアシリンダSのピストンロッド52を進退させることで、クローラ44aの内側部分に接離する。押え板64a,64bを互いに接近させることで、両者の間を降下する鋳造材Mを挟持することができる。係る状態で、図6に示すように、モータM1を回転し、その回転軸54、継手55、および回転軸56を介して回転する上方の各車輪46によってクローラ44a,44bを回転することにより、下型120およびこれに連続する鋳造材Mをその振動を抑制しつつ下向きに送給することができる。
図1,2に示すように、送給手段42を通過しつつ降下した鋳造材Mは、ベース66に取り付けたグリップ70に送られる。係るベース66は、床面GLから立設する柱H1,H1に固定したレール110との間で図示しないボールスプラインを回動させる複数の軸受112を介して、上下に移動可能とされ、且つ一対の油圧シリンダ116により昇降可能とされている。即ち、各レール110の下端にブラケット114および回転軸115により支持された油圧シリンダ116は、そのピストンロッド118を進退することで、ベース66を昇降させる。
係るベース66を降下する際は、後述する下型120および鋳造材Mの降下速度と同期するように、油圧シリンダ116の油圧回路(図示せず)が制御される。
図1,2に示すように、ベース66には、降下する鋳造材Mを挟持するグリップ70が取り付けられる。係るグリップ70は、図7および図8に示すように、左右一対のグリッパ72、係るグリッパ72を水平方向に移動可能に支持する上下一対の支持棒76、上記グリッパ72の先端部を接離可能に回転させる一対のアーム80、および係るアーム80の他端の間に連結されたエアシリンダ86を含む組を、上下2組にして有する。グリッパ72は、鋳造材Mに接する先端寄りの内側面に断面へ形の溝73を有し、且つ後端寄りに上下一対の貫通孔75を有し、係る貫通孔75に支持棒76が個別に貫通している。係る支持棒76は、両端のブラケット77を介して前記ベース66上の側壁67に支持されている。
また、図7および図8に示すように、一対のグリッパ72の後端に開口する開口部71内には、係止軸74が立設され、係る係止軸74はアーム80先端の凹溝82内に挿入される。アーム80は、平面視でほぼZ形を呈し、凹溝82を含む先端部は、側壁67の開口部67aを通過して上記開口部71内に進入し、且つ中間のピン81およびブラケット67bを介して、側壁67に回転可能に支持されている。左右のアーム80の後端部は、ピン83,84を介してエアシリンダ86の両端に個別に連結される。
従って、図7に示すように、鋳造材Mが一対のグリッパ72間を所定長さ通過した際に、エアシリンダ86のピストンロッド85およびその先端のブラケット87を伸長すると、当該エアシリンダ86自体も図7で上方に移動する。
この結果、図9に示すように、一対のアーム80は、回転軸81を回転中心として、ピン83,84寄りの後端部は互いに離間し、且つ凹溝82を有する先端部は互い接近する。係るアーム80の回転により、それらの凹溝82に挿入された各グリッパ72の係止軸74が互い接近するため、左右のグリッパ72も接近し合って鋳造材Mを左右から挟み込む。これにより、降下する鋳造材Mと上下2組で且つ左右一対のグリッパ72を有するグリップ70とは、互いに連結される。この際、ベース66の前記油圧シリンダ116を駆動し、鋳造材Mの降下速度とベース66の降下速度とが一致するように同期させる。
図1,2および図9に示すように、グリップ70に降下しつつある鋳造材Mが挟持されると、係るグリップ70における上下2組のグリッパ72,72間において、当該鋳造材Mの先端(下端)部分が切断手段90により切断される。
係る切断手段90は、図1,2および図10に示すように、ベース66上を水平に走行する台車100、係る台車100上で水平方向に回転する丸鋸98、および係る丸鋸98を駆動するモータM2を含んでいる。
台車100は、ベース66上の一対のレール104上を転動する図1に示す車輪102により、図10中の直線の矢印で示すように、鋳造材Mおよびグリップ70の右方から左方に走行可能である。
尚、図10に示すように、ベース66は、軸受112を介して柱H1,H1に固定された垂直のレール110,110に昇降自在にガイドされている。
また、図1,2と図10に示すように、上記モータM2は、台車100上の側壁106に固定され且つその回転軸にプーリ92が固定され、丸鋸98は、台車100上のデッキ108の図示しない軸受に回転可能に支持されている。
係る丸鋸98の回転軸は、デッキ108を貫通し且つその先端にプーリ96が固定されている。係るプーリ96とモータM2側のプーリ92との間には、3本のベルト94が掛け渡されている。尚、丸鋸98の周囲には、鋳造材M寄りの位置を除き、図示しないカバーで覆われ且つ係るカバーには、切断時に生じるアルミニウム粉を吸引して排出するサンクションホースが接続されている。
そして、モータM2を駆動し、プーリ92、ベルト94、およびプーリ96を介して丸鋸98を回転させた状態で、台車100をベース66上で図10中の直線の矢印で示すように、鋳造材Mおよびグリップ70寄りに前進させる。この間において、鋳造材Mの下端部は、ベース66の図示しない貫通孔に進入しつつ図1,2中の実線の矢印で示すように、下向きに降下している。
この結果、図11に示すように、台車100の移動(前進)により、高速で回転する丸鋸98は、グリップ70における上下2組のグリッパ72,72間に位置する鋳造材Mを切断する。切断された所要長さの鋳造材Mは、図1,2に示すように、ビレットBMとして、図示しない治具により90回転され、傾斜したストック台122上に順次載置される。
尚、図11中の一点鎖線の矢印で示すように、台車100は切断後に元の位置に移動(後退)する。また、係る切断後において、前記グリップ70の各グリッパ72は離間し、先端に切断面を有する鋳造材Mの降下を許容する。更に、前記油圧シリンダ116のピストンロッド118を伸長させて、ベース66を送給手段42寄りに上昇させる。加えて、鋳造材Mの下側に連続していた下型120は、図1,2中の破線の矢印で示すように、床面GLに穿設されたピットP内に一部が進入し、且つベース66の昇降などに支障のない所定の位置で待機している。
ここで、以上のアルミニウム用竪型連続鋳造装置1の使用方法について説明する。
図12に示すように、鋳型部2の水冷鋳型4の下部と送給手段42のクローラ44下方との間の長さを有し且つ鋳造材Mと同じ断面の下型120を予め用意する。係る鋳造前の初期状態では、下型120は、冷却水槽10およびエアパージリング40を貫通し、且つ送給手段42のクローラ44,44間に挟持されている。尚、下型120は、鋳造すべきアルミニウムよりも高融点の金属からなる棒状体であり、その上端の下型部分の中央には、アルミニウムの溶湯mを受け入れる凹部121が開口している。
下型120の上端を水冷鋳型4の鋳込み孔4aの下部に挿入した状態にして、図12上方の一点鎖線の矢印で示すように、図示しない溶解炉または保持炉などから注下されるアルミニウムの溶湯mを水冷鋳型4の鋳込み孔4aに注湯する。
また、図12に示すように、床面GLに穿設されたピットPには、油圧シリンダ124が配置され、そのピストンロッド126の先端(上端)には、上向きに開口部する円柱形の凹部を有する受け部128が固定される。上記ロッド126および受け部128は、鋳造開始後に、一点鎖線の矢印のように上昇する。
鋳込み孔4aに注湯されたアルミニウムの溶湯mは、電磁攪拌装置8による攪拌を受けつつ、水冷鋳型4およびその中空部から前記スリット5を介して噴射される冷却水Wにより冷却され、周囲から徐々に凝固したアルミニウムの鋳造材Mとなり、図13中の実線の矢印で示すように、下向きに伸長しつつ降下する。
この間において、鋳造材Mは、冷却水槽10内の冷却水Wで冷却され且つ振動抑制手段を兼ねる前記芯出手段24のローラR1〜R3の押し付けを受ける共に、二次水切り手段20の防水シール16およびエアパージリング40によって水切りされる。同時に、図13に示すように、下型120も送給手段42によって、鋳造材Mと同期して降下する。係る下型120の下端には、前記油圧シリンダ124から上昇した受け部128が接近する。
そして、図14に示すように、下向きに伸長しつつ降下した鋳造材Mは、その先端(下端)が切断手段90の丸鋸98よりも所定長さ下方の位置に達する直前でグリップ70のグリッパ72,72間に挟持される。尚、上記「所定長さ」とは、前記ビレットBMの長さにほぼ相当する。この結果、グリップ70および切断手段90を有する前記ベース66が鋳造材Mと同期して降下する。
この際、ベース66を支持する前記油圧シリンダ116は、鋳造材Mの降下速度に同期してピストンロッド118を退行するか、あるいはフリーにされる。
また、同時期において、図14に示すように、下型120は、その下端が油圧シリンダ124から上昇した前記ピストンロッド126先端の受け部128の凹部に進入した後、係るロッド126が後退するため、当該受け部128と共に降下してピットP内に降下する。係る降下速度も鋳造材Mの降下速度と同じである。
係る状態で、図15に示すように、前記台車100を前進走行させて、切断手段90の丸鋸98により、グリップ70の上下2組のグリッパ72間に位置する鋳造材Mを切断する。この間において、下型120は、ピットP内に更に降下した後、油圧シリンダ124の受け部128により所定高さで支持される。
切断された鋳造材Mは、図16に示すように、所定長さのビレットBMとなり、水平姿勢に変換された後、前記ストック台122上に載置される。ほぼ同時に丸鋸98を有する台車100が後退走行し、且つグリップ70の各グリッパ72は、互いに離間して鋳造材Mを開放する。
更に、図17に示すように、グリップ70および切断手段90を有する前記ベース66を所定の高さ上昇させた後、引き続き降下する鋳造材Mを上述したようにグリップ70で挟持し且つ切断手段90の丸鋸98で切断して新たなビレットBMを得る。図14〜17に示したように、グリップ70による鋳造材Mの挟持、丸鋸98による切断、この間のベース66の降下、ビレットBMの排出、グリップ70による鋳造材Mの開放、この間のベース66の上昇を順次繰り返す。
この結果、1回のチャージで注湯されたアルミニウムの溶湯mの全量を、長尺な鋳造材Mとして連続鋳造できると共に、その先端部から所定の長さで順次切断した多数のビレットBMを得ることができる。尚、上記溶湯mを殆んど鋳造した後は、図16の状態に戻して、新たな溶湯を鋳型4内に注湯する。
従って、以上の連続鋳造装置1を用いると、従来に比べて実質的に長く連続鋳造できるため、アルミニウムの連続鋳造材の生産性を高めることができる。
尚、本発明は、以上において説明した形態に限定されるものではない。
例えば、送給手段は、前記一対のクローラ44を用いる形態に限られない。
また、切断手段には、前記丸鋸98を用いる形態に限らず、所要長さの鋸やチェーンソーを用いても良い。
更に、振動抑制手段を兼ねる前記芯出手段24は、水冷鋳型4の下方に配置しても良く、且つこれに用いるローラは、4個以上を対称に配置しても良い。
また、振動抑制手段は、複数のローラを含む前記芯出手段24と別個とし、水冷鋳型4と切断手段90との間における任意の位置に複数のローラを配置したり、あるいは前記一対のクローラ44を含む送給手段42で兼用させても良い。
更に、鋳造材Mを切断して得られたビレットBMは、その下部を保持するホルダと係るホルダを回転させる回転手段とを有する治具により、水平姿勢にして前記ストック台122上に載置するようにしても良い。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々に変更することが可能である。
本発明のアルミニウム用竪型連続鋳造装置の概略を示す側面図。 上記連続鋳造装置の概略を示す正面図。 上記連続鋳造装置の鋳型付近を示す拡大正面図。 上記連続鋳造装置の鋳型付近の斜視図。 上記連続鋳造装置の振動抑制手段を示す平面図。 上記連続鋳造装置の送給手段を示す概略正面図。 上記連続鋳造装置のグリップを示す水平断面図。 上記グリップを示す垂直断面図。 上記グリップが鋳造材を挟持した状態を示す水平断面図。 上記連続鋳造装置の切断装置付近を示す概略平面図。 上記切断装置付近の異なる状態を示す概略平面図。 上記連続鋳造装置の使用方法を示す概略図。 図12続く使用方法を示す概略図。 図13続く使用方法を示す概略図。 図14続く使用方法を示す概略図。 図15続く使用方法を示す概略図。 図16続く使用方法を示す概略図。
符号の説明
1……………アルミニウム用連続鋳造装置
4……………水冷鋳型(鋳型)
8……………電磁攪拌装置
20…………二次水切り手段(水切り手段)
24…………芯出手段
30…………一次水切り手段(水切り手段)
42…………送給手段
66…………ベース
70…………グリップ
90…………切断手段
120………下型
M……………鋳造材
m……………溶湯
R1〜R3…ローラ

Claims (9)

  1. 上方からアルミニウムの溶湯が注下される鋳型および下型と、
    上記鋳型の下方に位置し且つ当該鋳型から下降するアルミニウムの鋳造材と同期して降下する切断手段と、を含む、
    ことを特徴とするアルミニウム用竪型連続鋳造装置。
  2. 前記切断手段は、前記鋳造材を挟持するグリップを取り付けた昇降可能なベースに取り付けられている、
    請求項1に記載のアルミニウム用竪型連続鋳造装置。
  3. 前記下型は、前記鋳造材の底面に接触し係る鋳造材とほぼ同じ断面で且つ同期して降下する棒状体である、
    請求項1または2に記載のアルミニウム用竪型連続鋳造装置。
  4. 前記鋳型と前記切断手段との間に、係る鋳型に対する前記下型の芯出手段が配置されている、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のアルミニウム用竪型連続鋳造装置。
  5. 前記芯出手段は、少なくとも周面が弾性を有する2個以上のローラを前記鋳造材に押し付けるものである、
    請求項4に記載のアルミニウム用竪型連続鋳造装置。
  6. 前記鋳型と前記切断手段との間に、前記鋳造材を切断する際の振動を抑制する振動抑制手段が配置されている、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のアルミニウム用竪型連続鋳造装置。
  7. 前記鋳型と前記切断手段との間に、前記鋳造材を鋳造する際に用いた冷却水などを除去する水切り手段が配置されている、
    請求項1乃至6の何れか一項に記載のアルミニウム用竪型連続鋳造装置。
  8. 前記鋳型と前記切断手段との間に、前記鋳造材を下方に送る送給手段が配置されている、
    請求項1乃至7の何れか一項に記載のアルミニウム用竪型連続鋳造装置。
  9. 前記鋳型は、注下された前記溶湯を攪拌する電磁攪拌装置を備えている、
    請求項1乃至8の何れか一項に記載のアルミニウム用竪型連続鋳造装置。
JP2003431758A 2003-12-26 2003-12-26 アルミニウム用竪型連続鋳造装置 Expired - Fee Related JP4387788B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431758A JP4387788B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 アルミニウム用竪型連続鋳造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431758A JP4387788B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 アルミニウム用竪型連続鋳造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005186119A true JP2005186119A (ja) 2005-07-14
JP4387788B2 JP4387788B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=34789660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003431758A Expired - Fee Related JP4387788B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 アルミニウム用竪型連続鋳造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4387788B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010121164A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Nippon Light Metal Co Ltd 成形性に優れたアルミニウム合金板およびその製造方法
WO2010084907A1 (ja) 2009-01-21 2010-07-29 日本軽金属株式会社 アルミニウム合金ビレットの生産システムと生産方法およびアルミニウム合金ビレット
KR101053975B1 (ko) * 2009-01-21 2011-08-04 주식회사 포스코 수직형 반연속 주조 장치 및 이를 이용한 주조 방법
KR101149373B1 (ko) 2009-12-24 2012-05-30 주식회사 포스코 수직형 주조 장치 및 이를 이용한 주조 방법
JPWO2011158477A1 (ja) * 2010-06-14 2013-08-19 日本軽金属株式会社 アルミニウム合金鋳造棒の製造方法および連続鋳造装置ならびに連続鋳造装置用電磁攪拌コイル
WO2013139491A1 (de) * 2012-03-22 2013-09-26 Siemens Vai Metals Technologies Gmbh Vorrichtung und verfahren zum kontinuierlichen stranggiessen eines grossformatigen stahlstrangs
WO2013187308A1 (ja) * 2012-06-15 2013-12-19 株式会社Uacj アルミニウム合金板
CN103691900A (zh) * 2013-12-31 2014-04-02 一重集团大连设计研究院有限公司 垂直铸机的推拉式导向移坯装置
WO2019044711A1 (ja) * 2017-09-04 2019-03-07 昭和電工株式会社 アルミニウム鋳造材の製造方法および製造装置
CN112453339A (zh) * 2020-11-25 2021-03-09 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 连铸用分钢系统
CN113751682A (zh) * 2021-08-12 2021-12-07 西安鼎鑫科技新材料有限公司 一种车用铸造超高强铝合金轮毂材料铸造工艺及设备

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010121164A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Nippon Light Metal Co Ltd 成形性に優れたアルミニウム合金板およびその製造方法
US9180512B2 (en) 2009-01-21 2015-11-10 Nippon Light Metal Company, Ltd. Production system and production method of aluminum alloy billet, and aluminum alloy billet
WO2010084907A1 (ja) 2009-01-21 2010-07-29 日本軽金属株式会社 アルミニウム合金ビレットの生産システムと生産方法およびアルミニウム合金ビレット
JP2010167439A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Nippon Light Metal Co Ltd アルミニウム合金ビレットの生産システムと生産方法およびアルミニウム合金ビレット
KR101053975B1 (ko) * 2009-01-21 2011-08-04 주식회사 포스코 수직형 반연속 주조 장치 및 이를 이용한 주조 방법
CN102227273A (zh) * 2009-01-21 2011-10-26 日本轻金属株式会社 铝合金坯的生产系统和生产方法以及铝合金坯
KR101149373B1 (ko) 2009-12-24 2012-05-30 주식회사 포스코 수직형 주조 장치 및 이를 이용한 주조 방법
JPWO2011158477A1 (ja) * 2010-06-14 2013-08-19 日本軽金属株式会社 アルミニウム合金鋳造棒の製造方法および連続鋳造装置ならびに連続鋳造装置用電磁攪拌コイル
WO2013139491A1 (de) * 2012-03-22 2013-09-26 Siemens Vai Metals Technologies Gmbh Vorrichtung und verfahren zum kontinuierlichen stranggiessen eines grossformatigen stahlstrangs
KR101644302B1 (ko) * 2012-03-22 2016-08-02 프리메탈스 테크놀로지스 오스트리아 게엠베하 대형 강 스트립의 연속 주조 장치 및 방법
KR20140147852A (ko) * 2012-03-22 2014-12-30 지멘스 브이에이아이 메탈스 테크놀로지스 게엠베하 대형 강 스트립의 연속 주조 장치 및 방법
WO2013187308A1 (ja) * 2012-06-15 2013-12-19 株式会社Uacj アルミニウム合金板
JP5678213B2 (ja) * 2012-06-15 2015-02-25 株式会社Uacj アルミニウム合金板
CN104364402A (zh) * 2012-06-15 2015-02-18 株式会社Uacj 铝合金板
US10415118B2 (en) 2012-06-15 2019-09-17 Uacj Corporation Aluminum alloy plate
CN103691900A (zh) * 2013-12-31 2014-04-02 一重集团大连设计研究院有限公司 垂直铸机的推拉式导向移坯装置
WO2019044711A1 (ja) * 2017-09-04 2019-03-07 昭和電工株式会社 アルミニウム鋳造材の製造方法および製造装置
CN112453339A (zh) * 2020-11-25 2021-03-09 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 连铸用分钢系统
CN113751682A (zh) * 2021-08-12 2021-12-07 西安鼎鑫科技新材料有限公司 一种车用铸造超高强铝合金轮毂材料铸造工艺及设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4387788B2 (ja) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4387788B2 (ja) アルミニウム用竪型連続鋳造装置
CN103111571B (zh) 双工位液压模锻加工系统及加工工艺
JP4900761B2 (ja) アルミニウム用竪型連続鋳造装置
CN104014772A (zh) 鼠笼式转子后处理机和后处理方法
CN207914645U (zh) 一种用于压铸件的钻孔装置
KR101379896B1 (ko) 연속주조장치의 래들 롱노즐 가이드장치
KR100703052B1 (ko) 반응고 성형용 금형설비의 사이드금형 이형 안내장치
CN108436046A (zh) 一种超大规格圆坯的立式连铸生产设备及方法
US3847206A (en) Self-centering bottom block assembly
KR20160092619A (ko) 수직형 주조 설비 및 이를 이용한 주조 방법
CN208322024U (zh) 一种超大规格圆坯的立式连铸生产设备
JP4112220B2 (ja) 遠心鋳造設備
JP2017014604A (ja) 溶鋼のワイヤ送給設備
CN105522132B (zh) 三角形连铸坯的制备装置的使用方法
KR101617746B1 (ko) 수직형 반연속 주조 장치 및 이를 이용한 주조 방법
JP4392284B2 (ja) アルミニウム用竪型連続鋳造装置
JP2002361376A (ja) 垂直型鋳造方法および装置
JP2005059015A (ja) 金属の溶解鋳造装置
KR101565517B1 (ko) 주조 설비
EP1166923A1 (en) Injector particularly for vacuum die-casting apparatus
JP6353080B2 (ja) ランスノズルの製造方法,及びランスノズルの製造装置
JPH0468063B2 (ja)
JP2001191172A (ja) 鋳造装置におけるワーク固着解除機構
JP2522090Y2 (ja) 連続鋳造容器用溶湯ノズル保持装置
KR20150101253A (ko) 플랜지 제조용 주물 금형 장치 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4387788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees