JP2002361376A - 垂直型鋳造方法および装置 - Google Patents
垂直型鋳造方法および装置Info
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Abstract
るに際して、センターポロシティ、中心偏析あるいはV
状偏析等の内部欠陥が発生するのを抑制し、製品品質お
よび歩留りを向上する。 【解決手段】 昇降台50のダミーヘッド48で下部を
閉塞した鋳型12に、高合金鋼を含む特殊鋼等の溶鋼を
鋳込む。昇降台50を所定の鋳造速度で垂直に下降する
ことで、ダミーヘッド48により下端が支持された鋳片
22は、鋳型12の下部から連続的に引抜かれる。鋳込
み完了後において、鋳型12の上部を蓋部材24で覆っ
たもとで、鋳型12内の溶鋼を、その湯面からの抜熱を
補償するように加熱装置32で加熱する。
Description
れて表面部のみが凝固した状態(シェルが形成された状
態)の鋳片を垂直に引抜くことで、所定長さの鋳片を鋳
造する垂直型鋳造方法および装置に関するものである。
に開口する鋳型(モールド)に溶鋼を鋳込み、該鋳型の下
方に昇降可能に配設した昇降台のダミーヘッドに、鋳型
内で冷却されて表面にシェルが形成された鋳片の下端を
支持した状態で、該昇降台を所定速度で垂直に下降する
ことで鋳型下部から鋳片を垂直に引抜いて、所定長さ寸
法の鋳片を鋳造する垂直型鋳造方法が知られている。
は、造塊方法と比較して省エネルギーおよび省力化等の
面で有利であるため、高合金鋼および工具鋼を含む特殊
鋼全般の鋼種で、殊に断面の大きな鋳片を鋳造するのに
採用する試みがなされている。しかるに、前記の鋼種を
垂直型鋳造方法で鋳造すると、センターポロシティ、鋳
片頭部キャビティ、中心偏析あるいはV状偏析等の内部
欠陥が多く発生し、製品品質が低下すると共に歩留りも
低下する問題があった。すなわち、製品品質の厳格化が
要求される状況下においては、従来の垂直型鋳造方法で
は充分に対応し得るものではなかった。
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、高合金鋼および工具鋼を含む特
殊鋼等の鋳片を鋳造し、静置凝固させるに際して、セン
ターポロシティ、鋳片頭部キャビティ、中心偏析あるい
はV状偏析等の内部欠陥が発生するのを抑制し、製品品
質および歩留りを向上し得る垂直型鋳造方法および装置
を提供することを目的とする。
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る垂直型
鋳造方法は、上下に開口する鋳型に高合金鋼および工具
鋼を含む特殊鋼の溶鋼を鋳込むと共に、表面にシェルが
形成された所要断面形状の鋳片を鋳型の下部から垂直に
引抜いて所定長さ寸法の鋳片を鋳造するに際し、その鋳
込み完了後において、前記鋳型の上部を蓋部材で覆うと
共に内部画成された加熱室を不活性ガスの雰囲気とした
状態で、鋳型内の溶鋼を、湯面の温度を固相線温度以上
に保持し得る加熱条件でプラズマまたはアークにより加
熱することで、鋳造される鋳片に内部欠陥が発生するの
を抑制することを特徴とする。
好適に達成するため、本願の別発明に係る垂直型鋳造装
置は、上下に開口する鋳型に高合金鋼および工具鋼を含
む特殊鋼の溶鋼を鋳込み、表面にシェルが形成された鋳
片の下端を、前記鋳型の下方に配設されて、昇降手段に
より垂直に昇降される昇降台で支持して鋳型の下部から
引抜くことで所定長さ寸法の鋳片を鋳造する垂直型鋳造
装置であって、前記鋳型の上部を覆い得ると共に内部画
成された加熱室を不活性ガス雰囲気とし得る蓋部材と、
前記蓋部材で覆われた鋳型内の溶鋼をプラズマまたはア
ークにより加熱する加熱手段とから構成したことを特徴
とする。
法および装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面
を参照しながら以下説明する。
施される垂直型鋳造装置を概略的に示すものであって、
該鋳造装置10は、上下に開口する鋳型12が鋳床14
に配設されており、該鋳型12には、その上方に設けら
れた取鍋16およびタンディッシュ18を介して高合金
鋼および工具鋼を含む特殊鋼等の溶鋼が鋳込まれるよう
構成される。このタンディッシュ18は、鋳床14に設
けられたレール(図示せず)に沿って移動可能に構成され
た台車20に配設され、前記鋳型12の上方に臨む鋳造
位置と、鋳型12から離間する退避位置との間を移動す
るよう構成されている。また、タンディッシュ18は台
車20に対して適宜の昇降機構を介して昇降可能に配設
され、鋳造位置と退避位置との間を移動する際には、タ
ンディッシュ18に設けられた浸漬ノズル18aが鋳型
12と干渉しない位置まで上昇されるようになってい
る。なお、前記鋳型12には、図示しないオシレーショ
ン装置によって上下動が付与され、鋳型12の下部から
引抜かれる鋳片22と該鋳型12との間の摩擦を軽減
し、焼付きを防止するよう構成される。
覆い得る蓋部材24が配設され、この蓋部材24は、前
記タンディッシュ18が鋳造位置に臨むときには鋳型1
2から離間する待機位置(図1)に臨み、タンディッシュ
18が退避位置に臨むときには鋳型12の上部を覆う加
熱位置(図4)に臨むよう構成される。また、蓋部材24
は台車20に対して適宜の昇降機構を介して昇降可能に
配設され、待機位置と加熱位置との間を移動する際に、
鋳型12または鋳型12の上端から突出する鋳片22の
上端部(後述)と干渉しない位置まで上昇されるようにな
っている。
に開放する箱型に形成されると共に、耐火物からなる内
張り部材26と、該内張り部材26の外側を被覆する断
熱材からなる外張り部材28および該外張り部材28の
外側を被覆する鉄皮30からなる三層構造となってお
り、内張り部材26の内側に加熱室24aを画成するよ
う構成される。また蓋部材24の天井部には複数(実施
例では2つ)の通孔24bが形成され、前記台車20に
配設されて鋳型12内の溶鋼を加熱するための加熱装置
(加熱手段)32を構成する電極34が、各通孔24bを
介して加熱室24a内に進退可能に挿入されるようにな
っている。そして、後述する鋳込み完了後、静置凝固さ
せる際の溶鋼加熱に際して蓋部材24が加熱位置におい
て鋳型12の上部を覆った状態で、鋳型12内の鋳片2
2と電極34との間に所定電圧を印加することで、電極
34から放電するプラズマまたはアークにより鋳型12
内の溶鋼を加熱するよう構成される。なお、溶鋼加熱等
に際して該加熱室24a内には、前記通孔24bを介し
てArやN2等の不活性ガスが供給され、室内を不活性
ガス雰囲気とし得るようになっている。
とする耐火物が好適に使用され、また前記外張り部材2
8は、Al2O3にSiO2を添加することで断熱性を高
めた断熱材が好適に使用されるが、その他の材質であっ
てもよい。なお、外張り部材28として熱伝導率の低い
断熱材を用いることで、溶鋼加熱時および後述する予熱
時における蓋部材24の抜熱を低減することができ、投
入電力を少なく抑えることができる。
ータやパルスジェネレータ等を備える昇降装置36によ
り夫々昇降可能に支持されている。また前記蓋部材24
には、図3に示す如く、前記加熱室24aの温度を検出
する温度センサ38が配設され、該センサ38の検出温
度は、温度制御装置40に入力される。この温度制御装
置40は、加熱室24aの温度を予め設定された目標温
度に保持するベく、検出温度に基づいて加熱装置32へ
の投入電力量を設定すると共に、該電力量に基づいて投
入電圧および投入電流を設定するよう構成される。そし
て、投入電圧に基づいて前記昇降装置36を作動制御
し、電極34と溶鋼の湯面(メニスカス)との距離(ギャ
ップ)を調整して加熱力を可変することで、加熱室24
aの温度を目標温度に保持するようになっている。な
お、加熱室24aの目標温度は、蓋部材24で覆われて
いる鋳型12内の溶鋼における湯面の温度を固相線温度
以上に保持し得る温度に設定され、これによって湯面が
凝固するのを防止するよう構成される。すなわち、湯面
からの抜熱と同じ熱量を供給することで、湯面温度を固
相線温度以上の一定に保持するものである。
込み完了後、静置凝固させる際に行なわれるもので、そ
のときには表面に外殻(シェル)が形成された鋳片22の
上端部を、後述する昇降台50の上昇により鋳型12の
上端から所定長さだけ押し上げ(図4(a)参照)、前記電
極34から放電されるプラズマやアークにより鋳型12
への電蝕や迷走電流発生を防止するよう構成してある。
なお、前記電極34の材質は、例えば炭素、タングステ
ンまたはカッパー等が挙げられるが、その他の材質であ
ってもよい。
材24の下方の鋳床14に、例えばカーボンを材質とす
る受電板42が配置され、この受電板42に蓋部材24
を載置すると共に加熱室24aに不活性ガスを供給した
状態で、受電板42と電極34との間に所定電圧を印加
することで、電極34から放電するプラズマまたはアー
クにより加熱室24a、すなわち蓋部材24を所定温度
まで予熱し得るよう構成される。実施例では、蓋部材2
4を予熱する予熱手段は、溶鋼加熱に用いられる加熱装
置32が兼用しているが、独立した別の手段を用いても
よく、またその加熱方式もプラズマまたはアークによる
加熱に限らず、バーナ等を用いることができる。なお、
蓋部材24の予熱温度は、前記加熱室24aの目標温度
以上であることが最も好適であるが、それより低い温度
であってもよい。
く、該鋳型12内で1次冷却されて表面にシェルが形成
された鋳片22を幅方向の両側から挟持する複数のガイ
ドロール44,44が自由回転可能に配設され、鋳型1
2の下部から引抜かれた直後の鋳片22を該ロール4
4,44により両側から挟持することで、バルジングを
防止するよう構成される。またガイドロール44,44
の配設位置より下方には、上下方向に離間する複数のノ
ズル46が、鋳片22を挟む幅方向の両側に対向的に配
設されており、各ノズル46から鋳片22に向けて冷却
水(水)を直接スプレーすることで、該鋳片22の凝固を
促進させる2次冷却を行なうよう構成される。なお、ガ
イドロール44およびノズル46は、後述する昇降台5
0と干渉しない位置まで退避可能に構成され、幅方向に
対向するガイドロール44,44およびノズル46,46
間を昇降台50が昇降するのを許容するようにしてあ
る。
を支持するダミーヘッド48を備えた昇降台50が垂直
昇降可能に配設されている。また、鋳片22を挟む両側
に滑車52,52が回動可能に配設され、一端が適宜の
固定部位に接続されたワイヤ54が両滑車52,52に
巻掛けられると共に、その他端が可変速可能なウインチ
56に接続されている。そして、前記昇降台50は、両
滑車52,52の間に臨むワイヤ54によって吊下げ支
持され、該ワイヤ54およびウインチ56からなる昇降
手段58によって昇降台50が昇降移動されるようにな
っている。すなわち、ワイヤ54を巻上げる方向にウイ
ンチ56を回転駆動することで、該ワイヤ54を介して
昇降台50が上昇し、逆にワイヤ54を繰出す方向にウ
インチ56を回転駆動することで、ワイヤ54を介して
昇降台50が下降するよう構成される。
造装置により実施される垂直型鋳造方法の作用につき説
明する。前記ウインチ56を所定方向に回転駆動して昇
降台50を上昇し、前記ダミーヘッド48で鋳型12の
下部を閉塞した状態で、前記取鍋16およびタンディッ
シュ18を介して高合金鋼および工具鋼を含む特殊鋼等
の溶鋼を鋳型12に鋳込む。この鋳型12に鋳込まれた
溶鋼は、該鋳型12による1次冷却により、その表面に
シェルが形成される。またウインチ56を逆転駆動して
昇降台50を所定の鋳造速度で垂直に下降することで、
ダミーヘッド48により下端が支持された鋳片22は、
鋳型12の下部から引抜かれる。
2は、図1に示す如く、前記ガイドロール44,44で
幅方向から挟持されることで、バルジングが発生するの
は防止される。また、前記複数のノズル46,46から
鋳片22に冷却水がスプレーされ、該鋳片22は2次冷
却される。
如く、前記待機位置において受電板42に載置されてい
る蓋部材24では、前記加熱室24aに不活性ガスを供
給した状態で前記加熱装置32により加熱され、該蓋部
材24は前記目標温度近傍の温度まで予熱される。そし
て、鋳型12への鋳込みが完了した後、前記取鍋16が
退避した状態で前記タンディッシュ18が上昇すると共
に、台車20が移動し、該タンディッシュ18が鋳造位
置から退避位置に移動するのに伴って待機位置で上昇し
た蓋部材24が加熱位置に移動する(図4(a)参照)。ま
た鋳込み完了後には、前記昇降台50が上昇し、表面に
外殻が形成された鋳片22の上端部を、鋳型12の上端
から所定長さだけ押し上げる。
4が下降して鋳型12の上部を覆うと共に、加熱室24
aに不活性ガスを供給した状態で、鋳型12内の溶鋼
を、その湯面からの抜熱を補償するように加熱装置32
で加熱し、これによって鋳型12内の溶鋼における湯面
が凝固するのを防止し、鋳片22内部の収縮孔や鋳片頭
部キャビティが発生するのは抑制される。また、溶鋼湯
面から加熱して、未凝固部の上下方向に大きな温度勾配
を生じさせることによって、後述する凝固前面の角度θ
を大きくし、これによってセンターポロシティ、鋳片頭
部キャビティ、中心偏析およびV状偏析等の内部欠陥の
発生を好適に抑制することができる。この場合におい
て、鋳型12の上部を蓋部材24で略密閉状態で覆って
いるから、加熱装置32による溶鋼の効率的な加熱が達
成される。しかも、蓋部材24は予熱されているから、
該蓋部材24で鋳型12を覆ってから加熱を開始するま
での間での湯面の温度降下を小さく抑えることができ
る。また実施例では、タンディッシュ18と蓋部材24
および加熱装置32を共通の台車20に配設したから、
鋳込み完了後に蓋部材24で鋳型上部を覆うのに要する
時間を短かくすることができ、その間での湯面の温度降
下も小さくし得る。
4aの温度を検出する温度センサ38からの検出温度に
基づいて前記温度制御装置40により電極34と湯面と
のギャップ調整が行なわれ、加熱室24aの温度を目標
温度に保持するようフィードバック制御される。これに
より、鋳型12内の溶鋼は、鋳片22の凝固完了近くま
でその湯面の温度降下が固相線温度以上に保たれ、湯面
の凝固は好適に防止される。そして、予め設定された時
間の経過後、加熱装置32による加熱力を徐々に下げて
加熱を終了する。
析およびV状偏析等の内部欠陥の発生は、鋳片内部にお
ける凝固前面の角度が影響していると考えられる。すな
わち、従来は図5(a)に示すように、鋳片22の内部に
おける凝固前面の角度(凝固界面の中心線に対する角度)
θが小さくなり、C,S,P等が濃化した溶鋼のサクショ
ンが助長され、前記の内部欠陥が多く発生していた。こ
れに対し、実施例の場合は、図5(b)に示す如く、その
凝固界面付近では上方の幅が広がって前記角度θは大き
くなり、C,S,P等が濃化した溶鋼のサクションが低減
され、前記の内部欠陥の発生を好適に抑制することがで
きるものである。なお、凝固前面の角度θは、鋳片22
のマクロ組織の観察で判断される。
殊鋼等のように製品品質の厳格化が要求される鋼種にお
いても、発明例の垂直型鋳造方法によれば、内部にセン
ターポロシティ、鋳片頭部キャビティ、中心偏析および
V状偏析等の内部欠陥が少ない良質の製品が得られる。
なお、上端部における断面寸法が、厚み500mm以
上、幅500mm以上の鋳片22を鋳造する場合に、発
明例の垂直型鋳造方法および装置は特に有効である。
車に蓋部材および加熱装置を配設した場合で説明した
が、蓋部材や加熱装置を別の台車や移動手段等に配設
し、タンディッシュが鋳造位置から退避位置に移動した
ときに、蓋部材を加熱位置に速やかに移動させるよう構
成してもよい。
幅850mmの鋳片を鋳造する場合に、鋳込み完了後、
静置凝固時に溶鋼を加熱しない場合(従来例)と、加熱す
る場合(発明例)とについて、鋳造された鋳片上端部切捨
長さについて測定した結果を図6に示し、C(炭素)の偏
析を測定した結果を図7に示す。また、凝固前面角度θ
を図8に示す。
従来例では、鋳片頭部キャビティ、中心偏析およびV状
偏析等の内部欠陥が多く発生し、多くの鋳片を切捨てな
ければならず、歩留りが低下する。これに対し、加熱を
実施した発明例では、鋳片上端部における前記の内部欠
陥の発生は抑制され、これによって鋳片上端部切捨長さ
が著しく低下することが確認された。
熱を実施することで、Cの偏析を抑制することが確認さ
れた。また図8から判明する如く、加熱を実施すること
で、凝固前面角度θは大きくなることが確認された。す
なわち、凝固前面角度θの広角化によってセンターポロ
シティ、鋳片頭部キャビティ、中心偏析およびV状偏析
等の内部欠陥の発生を好適に抑制し得ることが判った。
鋳造方法および装置によれば、製品品質の厳格化が要求
される高合金鋼および工具鋼を含む特殊鋼等の鋼種にお
いても、鋳込み完了後の静置凝固時に蓋部材で鋳型上部
を覆ったもとで鋳型内の溶鋼を加熱することで、センタ
ーポロシティ、鋳片頭部キャビティ、中心偏析またはV
状偏析等の内部欠陥の少ない高品質の鋳片を鋳造するこ
とができ、歩留りを向上することができる。また蓋部材
を予熱しておくことで、加熱を開始するまでの湯面の温
度降下を少なく抑えることができる。
示す概略構成図である。
略断面図である。
概略説明図である。
概略説明図である。
面角度を示す説明図である。
である。
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 上下に開口する鋳型(12)に高合金鋼およ
び工具鋼を含む特殊鋼の溶鋼を鋳込むと共に、表面にシ
ェルが形成された所要断面形状の鋳片(22)を鋳型(12)の
下部から垂直に引抜いて所定長さ寸法の鋳片(22)を鋳造
するに際し、その鋳込み完了後において、前記鋳型(12)
の上部を蓋部材(24)で覆うと共に内部画成された加熱室
(24a)を不活性ガスの雰囲気とした状態で、鋳型(12)内
の溶鋼を、湯面の温度を固相線温度以上に保持し得る加
熱条件でプラズマまたはアークにより加熱することで、
鋳造される鋳片(22)に内部欠陥が発生するのを抑制する
ことを特徴とする垂直型鋳造方法。 - 【請求項2】 前記蓋部材(24)で鋳型(12)の上部を覆う
以前に、該蓋部材(24)を所定温度に予熱しておく請求項
1記載の垂直型鋳造方法。 - 【請求項3】 上下に開口する鋳型(12)に高合金鋼およ
び工具鋼を含む特殊鋼の溶鋼を鋳込み、表面にシェルが
形成された鋳片(22)の下端を、前記鋳型(12)の下方に配
設されて、昇降手段(58)により垂直に昇降される昇降台
(50)で支持して鋳型(12)の下部から引抜くことで所定長
さ寸法の鋳片(22)を鋳造する垂直型鋳造装置であって、 前記鋳型(12)の上部を覆い得ると共に内部画成された加
熱室(24a)を不活性ガス雰囲気とし得る蓋部材(24)と、 前記蓋部材(24)で覆われた鋳型(12)内の溶鋼をプラズマ
またはアークにより加熱する加熱手段(32)とから構成し
たことを特徴とする垂直型鋳造装置。 - 【請求項4】 前記蓋部材(24)を予熱する予熱手段を備
える請求項3記載の垂直型鋳造装置。 - 【請求項5】 前記蓋部材(24)は、耐火物からなる内張
り部材(26)の外側を、断熱材からなる外張り部材(28)で
被覆して構成される請求項3または4記載の垂直型鋳造
装置。
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