JPH11291023A - タンディシュ内溶鋼加熱用プラズマトーチ - Google Patents

タンディシュ内溶鋼加熱用プラズマトーチ

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JPH11291023A
JPH11291023A JP10098754A JP9875498A JPH11291023A JP H11291023 A JPH11291023 A JP H11291023A JP 10098754 A JP10098754 A JP 10098754A JP 9875498 A JP9875498 A JP 9875498A JP H11291023 A JPH11291023 A JP H11291023A
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JP
Japan
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plasma
tundish
molten steel
plasma torch
torch
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Withdrawn
Application number
JP10098754A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ashikari
透 芦刈
Akinari Hamamoto
秋成 浜本
Takeji Nagasato
武治 長里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nittetsu Plant Designing Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Nittetsu Plant Designing Corp
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンディシュ内溶鋼加熱用プラズマトーチで
あって、加熱室内のアルゴン雰囲気の影響、すなわち加
熱室の密閉性に影響されないで、安定したプラズマアー
クを維持できるタンディシュ内溶鋼のプラズマ加熱装置
用のプラズマトーチを提供する。 【解決手段】 従来のプラズマトーチ外周にアルゴンガ
スを通すためのシールガス供給管を配設し、その先端部
よりプラズマ作動ガスとは別にアルゴンガスを噴射して
プラズマアークをシールするタンディシュ内溶鋼加熱用
プラズマトーチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンディシュ内に
収納された溶鋼をプラズマトーチから発生するプラズマ
アークによって加熱を行う連続鋳造用タンディシュ内溶
鋼のプラズマ加熱装置に使用するプラズマトーチに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のタンディシュ内溶鋼のプラズマ加
熱装置は特開平9−253805号公報に記載されてお
り、これを図6に示す。タンディシュ2の溶鋼3受け入
れ側と排出側との途中に加熱室12が設置してある。加
熱室12の下部は、タンディシュ2内の溶鋼3に垂直に
浸漬する上流側壁13と下流側壁14とを備えて、加熱
室12内の密閉性を高めている。加熱室12を構成する
天井壁15の中央部には、支持フレーム17に昇降自在
に支持されたプラズマトーチ16が垂直に加熱室12内
に臨んでおり、このプラズマトーチ16にはプラズマ作
動ガス用としてアルゴンガス供給管18が接続してあ
る。また、天井壁15には、加熱室12内をアルゴン雰
囲気にするために、ガス供給管が加熱室12内に向けて
開口している。
【0003】この従来のタンディシュ内溶鋼のプラズマ
加熱装置に使用されるプラズマトーチを図5に示す。本
プラズマトーチは、内部にカソード7があり、その外周
にノズル9を配置し、カソード7とノズル9間にプラズ
マ作動ガス10として、アルゴンガスを通して先端部よ
り噴き出すようにした構造が一般的であり、作動ガスが
プラズマ化して、カソード7の先端に取り付けられた電
極8と溶鋼3の間に、プラズマアーク6を発生させ、タ
ンディシュ2内の溶鋼3を加熱する。
【0004】プラズマ加熱を行うに当たっては、加熱室
内にアルゴンガスを供給し、加熱室内をアルゴンガス雰
囲気にする必要がある。この目的は、トーチから発生す
るプラズマアークの着火性及びプラズマアーク発生後の
安全性を向上させるためであり、また、トーチ先端部に
取り付けられた電極については、酸素及び窒素が加熱室
内に混入すると損耗が激しくなるため、その損耗を少な
くし、寿命を延長させることである。上述のごとく、従
来のタンディシュ内溶鋼のプラズマ加熱装置において
は、加熱室内の密閉性を高め、アルゴン雰囲気を確保す
ることが非常に重要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、タンディシュ
内溶鋼のプラズマ加熱装置では、プラズマ加熱を行いプ
ラズマアークが発生した際に、加熱室内が2000℃に
達し、非常に高温となる。そのため加熱室やタンディシ
ュの熱変形によりその内側に張設した耐火物が脱落した
り、また、タンディシュ内の溶鋼に垂直に浸漬させてい
る、上流側壁13や下流側壁14の脱落も発生し、加熱
室12を完全に密閉することはできない。このため、加
熱室内のアルゴンガス雰囲気が確保できないため、プラ
ズマアークが発生しなかったり、また発生後の運転中に
プラズマアークが不安定となり消火してしまうという問
題が発生していた。
【0006】更にプラズマトーチの電極の損耗が激しく
なるといったような問題もあり、操業中にプラズマ加熱
ができないことがあった。また、加熱室内の密閉性を高
めるための、加熱室及びタンディシュの保守費用が莫大
となるといった問題点もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決するために、加熱室内のアルゴン雰囲気の影響、
すなわち加熱室の密閉性に影響されないで、安定したプ
ラズマアークを維持できるタンディシュ内溶鋼のプラズ
マ加熱装置用のプラズマトーチである。
【0008】すなわち、その要旨とするところは、タン
ディシュ内の溶鋼をプラズマアークにより加熱するプラ
ズマトーチにおいて、カソード電極とこのカソード電極
を中心としてその外周に同心円上にプラズマ作動ガスを
供給するプラズマ作動ガス供給管を配設し、その外周で
前記カソード電極の同心円上に前記カソード電極と前記
プラズマ作動ガスにより発生するプラズマアークをシー
ルするシールガス供給管を配設したことを特徴とするタ
ンディシュ内溶鋼加熱用プラズマトーチである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は、本発明の一実施例で、本発明
のプラズマトーチを採用したタンディシュの溶鋼加熱装
置である。図2は、本発明のプラズマトーチの先端部の
断面図を示し、従来技術と同様に内部にカソード7があ
り、その外周にノズル9を配置し、カソード7とノズル
9間にプラズマ作動ガス10としてアルゴンガスを通し
てトーチ先端より噴き出すようにした構造である。作動
ガス10がプラズマ化して、カソード7の先端に取り付
けられた電極8と溶鋼3の間に、プラズマアーク6が発
生する。
【0010】このノズル9の外周に更にシールガス供給
管4を設け、ノズル9とシールガス供給管4の間にシー
ルガス5として、アルゴンガスをプラズマトーチ先端部
に供給し、この先端部からアルゴンガスを噴出させてプ
ラズマアーク6をシールする。
【0011】このシールガス5の噴き出し部の構造を図
3に示す。本図は、図2のA−A線の断面図で、これは
ノズル9の外周に設けたシールガス供給管4の先端に、
噴き出し穴11を設けてシールガス5を噴き出す構造と
なっており、穴径及び穴数はプラズマアーク6の外周全
面をシールでき、且つプラズマアーク6の長さ方向を完
全にシールできるように、適宜決定される。
【0012】また、シールガス6の噴き出し部の構造の
別の例を図4に示す。これは噴き出し穴13の形状をス
リット状にしたものである。スリット穴寸法及び穴数は
上述と同様適宜決定される。
【0013】すなわち、シールガスの噴き出し部の構造
は、プラズマアーク6の外周全面をシールでき、且つプ
ラズマアーク6の長さ方向を完全にシールできるような
ものであれば、どのような構造のものでもよい。
【0014】
【発明の効果】従来のタンディシュ内溶鋼のプラズマ加
熱装置では、加熱室内の密閉性を高めるために、タンデ
ィシュ内の溶鋼に垂直に浸漬させている壁、たとえば耐
火物等でできた上流側壁と下流側壁を設置する必要があ
るが、本発明のプラズマトーチを使用することで、上流
壁と下流壁は不要となり設備費の低減ができる。
【0015】また、加熱室内の密閉性を高めるために、
従来実施していた加熱室及びタンディシュの保守作業が
なくなり、これにかかる費用の低減が可能となる。
【0016】更にプラズマトーチ先端部とプラズマアー
クをアルゴンガスで集中的にシールすることでプラズマ
アークの安定性の向上、及び電極の長寿命化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマトーチを採用したタンディシ
ュ溶鋼加熱装置である。
【図2】本発明のプラズマトーチの先端部の断面図であ
る。
【図3】図2のA−A断面図でシールガスの噴き出し部
である。
【図4】図2のA−A断面図でシールガスの噴き出し部
である。
【図5】従来技術のプラズマトーチの先端部の断面図で
ある。
【図6】従来技術のプラズマトーチを用いたタンディシ
ュ内溶鋼のプラズマ加熱装置の概略を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 プラズマトーチ 2 タンディシュ 3 溶鋼 4 シールガス供給管 5 シールガス 6 アーク 7 カソード 8 電極 9 作動ガス供給管(ノズル) 10 作動ガス 11 噴き出し穴 12 加熱室 13 上流側壁 14 下流側壁 15 天井壁 16 プラズマトーチ 17 支持装置 18 アルゴンガス供給管 19 タンディシュ蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長里 武治 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地の59 日鐵プラント設計株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンディシュ内の溶鋼をプラズマアーク
    により加熱するプラズマトーチにおいて、カソード電極
    とこのカソード電極を中心としてその外周に同心円上に
    プラズマ作動ガスを供給するプラズマ作動ガス供給管を
    配設し、その外周で前記カソード電極の同心円上に前記
    カソード電極と前記プラズマ作動ガスにより発生するプ
    ラズマアークをシールするシールガス供給管を配設した
    ことを特徴とするタンディシュ内溶鋼加熱用プラズマト
    ーチ。
JP10098754A 1998-04-10 1998-04-10 タンディシュ内溶鋼加熱用プラズマトーチ Withdrawn JPH11291023A (ja)

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