JP6603126B2 - シールド掘進機 - Google Patents
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Description
前段テールシール102aと中段テールシール102bの間、及び中段テールシール102bと後段テールシール102cの間にはグリース溜め103が夫々形成され、そのグリース溜め103には特殊なパテグリースが充填される。
前記テールシール102がセグメントによりテール部101a側へ近づく倒伏状態になるのを許容するため、図示の所定間隔Eはテールシール102のワイヤブラシのワイヤ長Fよりも長い間隔に設定されている。
本発明の目的は、テールシールのワイヤブラシシール層のワイヤブラシにグリースを絶えず補給可能にしてシール機能を高めることである。
請求項1の発明によれば、テールシールは、1対の第1,第2ワイヤブラシシール層 を備えているため、1層のワイヤブラシシール層よりもシール機能を格段に強化できる。しかも、第1,第2ワイヤブラシシール層へはグリース溜めからグリースを供給できるため、第1,第2ワイヤブラシシール層の各々のシール機能が強化されるため、テールシール装置全体のシール機能が著しく強化される。
また、グリース溜めのグリースによるシール機能も発揮されるため、テールシールのシール機能が強化される。しかも、グリース溜めには、複数のグリース注入口からグリースを絶えず補充することができるため、第1,第2ワイヤブラシシール層のシール機能と、グリース溜めのシール機能を維持することができる。
しかも、前記第1,第2ワイヤブラシシール層は前記所定間隔よりも短い設定間隔あけて配設されるため、従来のように3段のテールシールを設けるテールシール装置よりも、
テールシール装置の前後長を短く抑え、機長の短縮を図ることができる。
ワイヤブラシの複数のワイヤと複数のワイヤの間にワイヤを極力屈曲させることなくグリース注入口を形成する上で有利である。
図1に示すように、シールド掘進機1は、カッターヘッド2と、前胴3と、後胴4と、前胴3及び後胴4の内部に装備された種々の部材や種々の装置や機器とを備えている。
前記の種々の部材や種々の装置や機器は、本発明と直接関係ないため、ここでは説明を省略し、本発明特有のテールシール装置10について図2〜図5に基づいて説明する。
2段のテールシール11は、前段テールシール11Aと、この前段テールシール11Aよりも若干長く形成された後段テールシール11Bとからなる。
図6に示すように、シールド掘進機1によりトンネルを掘削する際に、最初に第1,第2グリース溜め10a,18、第1,第2ワイヤブラシシール層16,17のワイヤブラシにパテグリースGが充填される。テールシール装置10はテール部4aとセグメントS間に圧縮されて図6に示すように弾性変形した状態になり、この変形状態のままトンネル掘削が進行していく。
こうして、各段のテールシール11A,11Bのシール機能を格段に強化することができる。テールシール11A,11Bを軸心方向に所定間隔Kあけて2段だけ配設するため、従来のようにテールシール11を3段配設する場合よりもシールド掘進機1の機長を短くすることができる。
10a,18,18を形成できるため、シール機能を確保しながら、従来の3段のテールシールを有するテールシール装置の場合よりも機長を短縮できる。
しかも、第2グリース溜め18の設定間隔Mを前後段のテールシール11A,11B 間の所定間隔Kよりも格段に小さく設定可能である。これは、第2グリース溜め18のグリースを第1,第2ワイヤブラシシール層16,17に絶えず供給することで、第1,第2ワイヤブラシシール層16,17のシール機能を強化できるからであり、また、第2グリース溜め18にグリース注入口18aから適宜グリースを補給できるからである。
(1)テールシール分割体11Dのゴム板分割体の周方向幅は、外面板13aや内面板13bの周方向幅と同じ幅に形成し、隣接するゴム板分割体とラップさせない構成としても高いシール性能を発揮させることができる。
(3)その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施例に手段の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
4 後胴
4a テール部
10 テールシール装置
10a 第1グリース溜め
11 ワイヤブラシ式テールシール
11A 前段テールシール
11B 後段テールシール
16,17 第1,第2ワイヤブラシシール層
16a,17a 第1,第2円筒部
16b,17b 第1,第2部分円錐部
18 第2グリース溜め
18a グリース注入口
19,21,22,24 バネ板
20,23 ゴム板
Claims (5)
- 後胴のテール部の内面側にテールシール装置を有するシールド掘進機において、
前記テールシール装置は、少なくとも1段の環状のワイヤブラシ式テールシールを備え、
前記のテールシールは、前後1対の環状の第1,第2ワイヤブラシシール層を備え、
後側の第1ワイヤブラシシール層は、前記テール部に固定される第1円筒部とこの第1円筒部の後端からシールド掘進機の内側に延びる第1部分円錐部を有し、
前側の第2ワイヤブラシシール層は、前記テール部に固定される第2円筒部とこの第2円筒部の後端からシールド掘進機の内側に延びる第2部分円錐部を有し、
前記第2円筒部は、前記第1円筒部の内面に重ね合わされ、前記第1部分円錐部と第2部分円錐部との間には環状のグリース溜めが設けられ、
前記テール部および第1円筒部を貫通して前記グリース溜めにグリースを注入するための複数のグリース注入口が設けられる、
ことを特徴とするシールド掘進機。 - 2段の前記テールシールがテール部の軸心方向に前記第1,第2部分円錐部のワイヤブラシのワイヤ長以上の所定間隔あけて配設され、前記2段のテールシールの間にテールシール間グリース溜めが形成され、前記第1,第2ワイヤブラシシール層は前記所定間隔よりも短い設定間隔あけて配設されたことを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。
- 前記第1,第2ワイヤブラシシール層の各々の前後両面にバネ板が配設され、前記グリース溜めに臨むバネ板にはグリース通過用の複数の小穴が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。
- 前記第1ワイヤブラシシール層の後面のバネ板の前面にゴム板が配設され、第2ワイヤブラシシール層の前面のバネ板の後面にゴム板が配設されたことを特徴とする請求項3に記載のシールド掘進機。
- 前記グリース注入口は、前記第1ワイヤブラシシール層の第1円筒部を貫通するように形成されると共に前後方向に細長い長孔に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシールド掘進機。
Priority Applications (1)
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JP2015256998A JP6603126B2 (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | シールド掘進機 |
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JP2015256998A JP6603126B2 (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | シールド掘進機 |
Publications (2)
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JP2017119984A JP2017119984A (ja) | 2017-07-06 |
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Family Applications (1)
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CN108868792B (zh) * | 2018-08-31 | 2024-02-27 | 粤水电轨道交通建设有限公司 | 盾尾密封刷和盾尾密封结构 |
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