JP6603091B2 - モバイル機器及びモバイル機器の給電制御方法 - Google Patents

モバイル機器及びモバイル機器の給電制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、使用者が気軽に持ち運ぶことができ、持ち出した先で手軽に使用し得るように構成された可搬型で小型の電子機器であるモバイル機器において、特に省電力化を考慮した給電制御技術に関するものである。
従来、使用者(ユーザ)が気軽に持ち運ぶことができるように小型の筐体を有し、持ち出した出先において手軽に使用し得るように、例えばバッテリ駆動が可能なように構成された形態の可搬型で小型の電子機器であるモバイル機器、例えば撮像装置(デジタルカメラ等)や録音装置(デジタルボイスレコーダ)等が種々実用化され一般に普及している。
従来のモバイル機器においては、容易な操作性を獲得するための様々な工夫が考えられている。例えば、特開2011−87168号公報等によって開示されているモバイル機器においては、機器への加速度を検知する加速度センサと、機器の状態を識別するフォトインタラプタ(状態識別部)とを有し、加速度センサが加速度を検知しかつフォトインタラプタが所定の第1状態(例えば使用者(ユーザ)が机上に載置してある機器を持ち上げる動作を行った状態等)を識別したときには、機器への給電を開始する一方、加速度センサが加速度を検知してかつフォトインタラプタが上記第1状態以外の第2状態(例えば機器を携帯し持ち運んでいる状態等)を識別したときには機器への給電を開始させないような制御を行っている。
例えば加速度センサのみによって機器の状態を検知する構成では、機器の第1状態(持ち上げる動作の状態)と、機器の第2状態(持ち運んでいる状態)とを誤検出する可能性がある。しかし、上記公報等によって開示されている構成、即ち加速度センサとフォトインタラプタとによって上記第1状態と上記第2状態とを識別し得るように構成すれば、誤検出を防ぎ得るとしている。
特開2011−87168号公報
ところが、上記特開2011−87168号公報によって開示されている手段によれば、特別な部品追加が必要であり、かつ機器の動作開始に遅れが生じてしまう可能性があるという問題点があった。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、モバイル機器において、所望の動作を確実に実行し得ると共に、動作の制御を工夫することによって省電力化を実現したモバイル機器を提供し、さらに、当該モバイル機器の給電制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様のモバイル機器は、加速度を検知する加速度検知部と、スイッチ操作を識別する状態識別部と、給電制御を行う給電制御部と、上記加速度検知部の加速度検知の態様を変更する加速度検知切り換え部と、を具備し、上記給電制御部は、上記加速度検知部が所定の加速度を検知したときに給電を開始させると共に、上記加速度検知部が当該所定の加速度を検知した後に上記状態識別部がスイッチ操作を識別したときには給電を継続させる制御を行い、上記加速度検知部が当該所定の加速度を検知した後に上記状態識別部がスイッチ操作を識別しないときには給電を停止させる制御を行うと共に、上記加速度検知切り換え部の切り換え制御を行う。
上記目的を達成するために、本発明の一態様のモバイル機器の給電制御方法は、加速度を検知するステップと、検知した加速度値が第1の判定レベルを超えたか否かを判定するステップと、スイッチ操作を識別するステップと、検知された加速度値が上記第1の判定レベル値を超えたときに給電を開始させるステップと、上記第1の判定レベル値の加速度値が検知された後の所定の時間内にスイッチ操作が識別された場合に給電を継続させる制御を行うステップと、上記第1の判定レベル値の加速度値が検知された後の所定の時間内にスイッチ操作が識別されない場合に給電を停止させる制御を行うステップと、上記第1の判定レベル値の加速度値が検知された後の所定の時間内にスイッチ操作が識別されない場合に上記加速度検知の態様を変更するステップと、を有する。
本発明によれば、モバイル機器において、所望の動作を確実に実行し得ると共に、動作の制御を工夫することによって省電力化を実現したモバイル機器を提供することができ、さらに、当該モバイル機器の給電制御方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態のモバイル機器の構成を示すブロック構成図 本発明の第1の実施形態のモバイル機器(録音機)の作用を説明する図であって、使用者(ユーザ)が録音機を持ち運んでいる状況を想定したタイミングチャート 本発明の第1の実施形態のモバイル機器(録音機)の作用を説明する図であって、使用者(ユーザ)が机上等に載置されている録音機を持ち上げて使用を開始する際の状況を想定したタイミングチャート 本発明の第1の実施形態のモバイル機器(録音機)における起動制御処理の処理シーケンスを示すフローチャート 本発明の第1の実施形態のモバイル機器(録音機)において扱われる音声データファイルの内部データ構造を示す概念図 本発明の第2の実施形態のモバイル機器(録音機)の作用を説明する図であって、使用者(ユーザ)が録音機を持ち運んでいる状況を想定したタイミングチャート 本発明の第2の実施形態のモバイル機器(録音機)における起動制御処理の処理シーケンスを示すフローチャート
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を各構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これら各図面に記載された構成要素の数量,構成要素の形状,構成要素の大きさの比率,各構成要素の相対的な位置関係等に関し、図示の形態のみに限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態のモバイル機器の構成を示すブロック構成図である。本実施形態において、本発明を適用するモバイル機器の一例として、例えば音声情報をデジタルデータに変換し、その音声データを含むデジタルデータをフラッシュメモリ等のIC(Integrated Circuit;集積回路)等に記録(録音)し得ると共に、記録済みの音声データに基づいて音声を再生し得るように構成された音声記録再生装置(以下、録音機と略称する。いわゆるデジタルボイスレコーダ(digital voice recorder)等と呼ばれる電子機器)を例示する。
図1に示すように、本実施形態のモバイル機器である録音機1は、制御部10と、情報入力部21と、操作部22と、記録部23と、改竄防止部24と、加速度検知部25と、通信部26と、表示部27と、時計部28と、電源部29等の構成部を具備して構成されている。
制御部10は、当該録音機1の電気回路全体を統括的に制御する回路部である。この制御部10の内部には、例えば記録制御部11と、状態識別部12と、給電制御部13等を含んで構成されている。これは、さまざまなユースシーンを想定して、ユーザに分かりやすい操作や、状況を考慮して正確な制御を行うために、汎用性を重視したものであるので、プログラムによって制御されることが多い。
記録制御部11は、記録部23を制御する回路部である。記録制御部11は、具体的には例えば、取得済みの音声データ等を記録部23の所定の記憶領域(複数のフォルダ等)に記憶するデータ処理や、当該記録部23の条件記録部に予め多くされているプログラムデータや各種の設定条件に関するデータ等を読み出す処理等を行う。
状態識別部12は、スイッチ操作の状態を識別する回路部である。ここで、スイッチ操作とは、使用者(ユーザ)が当該録音機1に設けられる複数の操作部材に対する操作を指す。状態識別部12は、操作部22からの指示信号を受けて操作された操作部材のスイッチ操作の状態を識別する。スイッチはタッチパネル等でも構成可能だが、機械スイッチにすることによって、操作があった時のみ電流消費があるような構成にしたり、制御部に割り込み信号を入れる設計にすることによって、省エネ性能を高めることが出来る。つまり、ユーザが操作しなければ、ほとんどエネルギー消費をなくす設計にすることができる。
具体的には例えば、当該録音機1に設けられる複数の操作部材のうちの所定の操作部材、例えば録音開始用操作部材(以下、録音ボタンという)が使用者(ユーザ)によって操作されたものとする。この録音ボタンは、当該録音機1の内部において、操作部22に含まれる複数の操作スイッチのうちの録音オンオフスイッチに連動している。したがって、上記録音ボタンが操作されると録音オンオフスイッチがオフ状態からオン状態に切り換わる。即ち、録音動作をオン状態とするための指示信号が発生する。この録音動作オン信号を受けて上記状態識別部12は、録音ボタンのスイッチ操作がなされたことを確認し、録音オン状態であることを識別する。その識別結果は、給電制御部13へと出力される。
上記給電制御部13は、電源部29からの電力供給を受けて、当該録音機1の内部における各構成ユニットに対して所定のタイミングで所定量の給電を行って給電対象の構成ユニットを起動させるための給電制御若しくは起動制御を行うための回路部である。つまり、給電制御部13は所定の構成ユニットの起動制御部と言い換えてもよい(以下の説明で及び図面上では給電制御部として呼称するものとする)。
本実施形態の録音機1においては、上記給電制御部13は、次に示すような給電制御及び起動制御を行う。即ち、上記給電制御部13は、加速度検知部25が加速度を検知したときに給電を開始させ、各構成ユニットを起動させる。加速度検知部25が加速度を検知した後における所定の時間内(図2,図3に示す符号T1参照)に状態識別部12がスイッチ操作を識別したときには、給電を継続させる制御を行う。一方、加速度検知部25が加速度を検知した後における所定の時間内(図2,図3に示す符号T1参照)に状態識別部12がスイッチ操作を識別しないときには、給電を停止させる制御を行う。なお、本実施形態における録音機1の給電制御及び起動制御の詳細については後述する。
また、制御部10は、情報入力部21によって取得された音声信号(アナログ信号)を受けて、例えばAD変換(アナログ−デジタル変換)を施してデジタルデータに変換したり、また適宜各種の信号処理(例えば記録用データ生成処理,再生用データ生成処理,再生時の再生速度や音程変更処理等)を施す機能を有する。したがって、制御部10は、入力された音声データに関する各種のデータ処理部としても機能する。さらに、制御部10は、上記音声データを一時的に記憶する一時メモリ(不図示)を有している。なお、制御部10におけるその他の構成については、従来の録音機等に適用されているものと同様であるものとして、それらの詳細な説明は省略する。
情報入力部21は、情報を入力するための構成部材及び回路部等を含む構成ユニットである。本実施形態における録音機1において、当該情報入力部21としての具体的な形態としては、例えば音声情報を入力するための構成部材であるマイクロフォンと、当該マイクロフォンによって集音された音声情報を電気信号に変換する機能を備えた回路部等を含んで構成されるいわゆるマイクユニットが相当する。当該情報入力部21は、制御部10との間で電気的に接続されている。これによって、当該情報入力部21によって取得された音声信号は、上述したように制御部10においてデジタル変換された後、音声データとして制御部10内の一時メモリ(不図示)へと出力されて、ここに一時的に記憶される。なお、一時メモリ(不図示)としては、上述のように制御部10内に設けてもよいし、制御部10とは別に設けたフラッシュメモリ等を利用するようにしてもよい。
操作部22は、複数の操作部材と、これら複数の操作部材にそれぞれ連動する複数のスイッチ部材と、当該複数のスイッチ部材が作動することによって所定の指示信号を出力させる回路部等によって構成される構成部である。当該操作部22は、制御部10との間で電気的に接続している。
記録部23は、取得済みの音声データやプログラムデータ,各種の設定条件等のさまざまなデータを記憶するための記憶媒体及びこの記憶媒体を駆動する回路部を含んで構成される構成ユニットである。記録部23には、主に音声データ等を記憶させる領域である複数のフォルダ(図1のフォルダA,フォルダB参照)や、主にプログラムデータや各種の設定条件に関するデータ等を記憶させる領域である条件記録部等をゆうする。記録部23は、上記制御部10の上記記録制御部11によって制御される。そのために、記録部23は、制御部10との間で電気的に接続されている。
改竄防止部24は、当該録音機1にて生成され記録された音声データに対して特定のデータ処理を施して、当該音声データの保護,改竄防止等を行うための処理回路部である。例えば、改竄防止部24は、記録された音声データについて、当該記録を実行した録音機1においてのみ再生可能とするための特定のデータ処理や、専用アプリケーションソフトを使用した時のみ再生可能とするための特定のデータ処理等を加える回路部として機能する。そのために、当該改竄防止部24は、上記制御部10との間で電気的に接続されている。なお、改竄防止部24においては、上記例示の処理以外のデータ処理、例えばデータの暗号化処理やファイル形式の変換処理等、その他のデータ処理を行うようにしてもよいのは無論である。
加速度検知部25は、当該録音機1に対して使用者(ユーザ)が与えるモーションにより生じる加速度を検知する回路部である。
この回路は、加速度の判定のみを専門的に行い、回路の構成や簡略化によって、汎用的な制御部10よりも消費エネルギーを二桁以上押さえた設計にしてあるという特徴がある。加速度にまつわる制御は、この回路に任せることによって制御部10の消費エネルギーを極力少なくする工夫が以下には述べられている。もちろん、こうした専用回路部を制御部10内に一体的に構成する場合もある。
ここで、当該録音機1に対して加速度が加わる場合としては、例えば机上に載置されている録音機1を使用者(ユーザ)が使用するのに際して手に取って持ち上げる等の場合のほか、使用者(ユーザ)が手に持った状態若しくは鞄やポケット等に収納した状態で持ち歩く際に録音機1が揺さぶられる等の場合がある。
上記加速度検知部25は、例えば検知手段であるセンサ部14と加速度判定部15等を含んで構成される回路部である。センサ部14は、加速度を検知するための電子素子等からなる検知器である。加速度判定部15は、センサ部14の出力を受けて、その出力レベルの判定を行う回路部である。加速度判定部15には、例えば予め設定された複数の判定レベル値に関する情報が記憶されている。加速度判定部15は、その判定レベル値に基づいてセンサ部14から入力される検知結果を判定する。そして、その判定結果は、上記制御部10の給電制御部13へと出力される。このような機能も消費エネルギーを抑えた回路構成によって、電流消費が極小の状態で実現可能となっている。
また、本実施形態においては、加速度判定部15は、制御部10の状態識別部12からの識別結果を受けて判定レベル値の切り換えを行う機能を有している(詳細後述)。判定レベルを単純に切り換えるだけでなく、加速度のパターンなどによって判定を切り換えるようにしてもよい。これらは、制御部10内に設けられた回路やプログラム制御からなる加速度検知切り換え部によって切り換えられる。そのために加速度検知部25は、制御部10との間で電気的に接続されている。
なお、上記加速度検知部25の形態としては、本実施形態においては、例えば1チップのIC(Integrated Circuit;集積回路)等によって構成している。しかし、この形態に限ることはなく、例えばセンサ部14と加速度判定部15とを別部材で構成し、互いに連携して作動し得るように電気的な接続を確保し、ソフトウエアによって制御するような形態であってもよい。
通信部26は、当該録音機1と外部機器との間で音声データ等の伝送通信等を行うためのインターフェースとして機能する構成部である。通信部26の具体的な形態としては、例えばUSB(ユニバーサルシリアルバス;Universal Serial Bus)等の有線接続用通信回路等のほか、Wi−Fi(ワイファイ)等の無線接続用通信回路等が適用される。
表示部27は、当該録音機1の動作状態や設定状態の表示や、設定変更のためのメニュー画面等を表示する表示パネル及びその駆動回路等を含む構成ユニットである。表示部27としては、例えばLCD(liquid crystal display;液晶ディスプレイ)等が適用される。
時計部28は、いわゆるリアルタイムクロック(Real-Time Clock;RTC)と言われるコンピュータ等における内部時計と同等機能を有する集積回路である。時計部28は、例えば音声データファイル等に日時情報を付与したり、制御処理中における計時カウンターや時間制御等において活用される回路部である。
電源部29は、乾電池等の一次電池若しくは蓄電池等の二次電池等(以下、これらを総称して電池等と略称する)と、これら電池等からの電力を供給可能とする回路部等からなり、当該録音機1を構成する各構成ユニットのそれぞれに対して適宜所定のタイミングで所定量の電力を供給するための電力供給源である。なお、電源部29は、上記電池等のほかに、一般の商用電源に対して接続可能なACアダプタを含む電気回路を含んで構成されていてもよい。また、電源部29は、当該録音機1に対して着脱可能な形態で構成してもよい。なお、録音機1についてのその他の構成は、従来の録音機等に適用されているものと同様であるものとして、それらの図示及びその詳細な説明は省略する。
このように構成される本実施形態の録音機1における作用を、図2〜図4を用いて以下に説明する。図2〜図4は、本実施形態の録音機の作用を説明する図である。このうち図2,図3は使用者(ユーザ)が録音機を使用する際の状況を想定したタイミングチャートである。ここで、図2は、使用者(ユーザ)が録音機を持ち運んでいる状況を想定したタイミングチャートである。また、図3は、使用者(ユーザ)が机上等に載置されている録音機を持ち上げて使用を開始する際の状況を想定したタイミングチャートである。図4は、本実施形態の録音機における起動制御処理の処理シーケンスを示すフローチャートである。なお、起動制御処理とは、給電制御部13による給電制御を含む処理である。以下の説明では単に起動制御処理と略称する。
図2,図3のタイミングチャートは、制御部10において監視される各種信号、即ち加速度検知部25のセンサ部14から出力(加速度値)と、操作部22からの出力(操作SW(例えば録音ボタンに連動するスイッチ)のオンオフ信号)と、記録制御部11の出力(記録動作オンオフ信号)とを主に示している。なお、図2,図3においては、時間軸を横軸にとって示している。
まず、図2のタイミングチャートで示される状況を簡単に説明する。この場合において、本実施形態の録音機1が例えば机上等に載置され静止している状態にあるものとする。このとき、加速度検知部25のセンサ部14において検知される加速度値≒0(ゼロ)である(図2の符号a参照)。
当該録音機1においては、加速度検知部25のセンサ部14において検知される加速度値が所定のレベルを超えたときに記録動作が開始するように構成されている。そのために、加速度検知部25の加速度判定部15は加速度の判定レベル値が予め設定されている。本実施形態においては、図2に示すように、上記加速度判定レベル値の初期値として、第1の判定レベル値H1が規定されている。また、本実施形態においては、上記第1の判定レベル値H1のほかに、この第1の判定レベル値H1よりも大となる(高い値の)第2の判定レベル値H2を有しているものとする(図2参照;H1<H2)。
操作SWのオンオフ信号は、操作部22に含まれる操作部材のうち、例えば記録操作を開始するための録音ボタン(特に不図示)に連動するスイッチ部材からのオンオフ信号とする。上記録音ボタンは、使用者(ユーザ)が操作する操作部材であり、使用者(ユーザ)が録音ボタンを操作することによりスイッチのオン信号が発生する。
上記録音ボタンオン信号を受けて、制御部10は、記録制御部11を制御して記録処理を実行する。このとき、制御部10の記録制御部11から記録動作オン信号が発生する(図2参照)。なお、ここで実行される記録処理は、情報入力部21によって音声信号(アナログ信号)を取得し、これを制御部10においてデジタル変換し、その後、制御部10内若しくは別途設けられた一時メモリ(不図示)に一時的に記憶する一連の処理をいうものとする。このような一時記録処理は、従来の録音機等において一般に行われている処理と同じものである。
図2のタイミングチャートにおいて符号aで示すように、録音機1が机上等で静止状態にあるとき(図2の符号a)、例えば、使用者(ユーザ)が当該録音機1を手に持って持ち上げるものとする。すると、加速度検知部25のセンサ部14において検知される加速度値が変化して(図2の符号b参照)、やがて第1の判定レベルH1を超えるものとする(図2の符号c参照)。なお、この場合において、第1の判定レベルH1を超えた以後の加速度値の変化は、図2に示すように規則的な変位が継続するものとする。
上記加速度検知部25のセンサ部14で検知される加速度値が第1の判定レベルH1を超えたタイミングと同時に、制御部10は記録制御部11を制御して一時記録処理を開始する。これにより記録動作オン信号が発生する(図2の符号d参照)。
また、このタイミングと同時に、制御部10は時計部28を参照してタイマーカウント(所定時間の計時)を開始する(図2の符号f参照)。ここで、計時を行う所定の時間として、例えば図2の符号T1で示される時間とする。
そして、この所定の時間T1の間、制御部10は、上記操作SWからの信号を監視する。図2に示す例では、上記所定の時間T1の時間内に上記操作SWからオン信号が発生しない場合を示している(図2の符号g1参照)。
このように、上記所定の時間T1の時間内に上記操作SWからオン信号が発生しない場合には、制御部10は、上記所定の時間T1の経過後、加速度検知部25の加速度判定部15における判定レベル値を、第1の判定レベルH1から第2の判定レベルH2に切り換える制御を行う(図2の符号h1参照)。
また、これと同時に、(所定の時間T1の時間内に操作SWからオン信号が発生せずに所定の時間T1が経過した後)、制御部10は、記録制御部11を制御して記録部23を駆動制御して、記録動作を停止させる。これにより記録動作オフ信号が発生する(図2の符号k1参照)。
ここで、図2に示す例では、第1の判定レベルH1を超える加速度値が規則的に継続して発生している。このようなパターンの加速度値の変位は、例えば使用者(ユーザ)が録音機1を持ち運んでいる等の状況が想定される。このような状況下において、加速度検知部25の加速度判定部15の判定レベル値が第1の判定レベルH1であると、センサ部14の検知結果が第1の判定レベルH1を超える都度、記録動作オン信号が発生し、記録動作が開始されてしまうことになる。
したがって、本実施形態の録音機1においては、図2に示す上述したような状況(即ち、加速度値が静止状態にある状況から第1の判定レベルH1を超える加速度値を検知すると記録動作を開始させると共に、加速度検知後、所定の時間T1が経過する間に操作SW(録音ボタン等)のオン信号がない状況)を識別した場合には、判定レベル値を切り換えると共に、開始した記録動作を無効とする(記録を停止すると共に取得データを破棄する)ことによって無駄な記録動作が開始することを防いで記録動作の誤動作を防止する。
次に、図3のタイミングチャートで示される状況を簡単に説明する。この場合においても、本実施形態の録音機1が例えば机上等に載置され静止している状態にあるものとする。このとき、加速度検知部25のセンサ部14において検知される加速度値≒0(ゼロ)である(図3の符号a参照)。また、この場合において、上記加速度判定レベル値の初期値は、第1の判定レベル値H1が規定されているものとする。
まず、録音機1が机上等で静止状態にあるとき(図3の符号a)、図2の状況と同様に、使用者(ユーザ)が当該録音機1を手に持って持ち上げるものとする。すると、加速度検知部25のセンサ部14において検知される加速度値が変化して(図3の符号b参照)、やがて第1の判定レベルH1を超えるものとする(図3の符号c参照)。なお、このときの第1の判定レベルH1を超えた以後の加速度値の変化としては、図3に示すような変位であるものとする。
上記加速度検知部25のセンサ部14で検知される加速度値が第1の判定レベルH1を超えたタイミングと同時に、制御部10は、図2の状況と同様に、記録制御部11を制御して一時記録処理を開始する。これにより記録動作オン信号が発生する(図3の符号d参照)。
また、このタイミングと同時に、制御部10は時計部28を参照してタイマーカウント(所定時間の計時)を開始する(図3の符号f参照)。ここで、計時を行う所定の時間として、例えば図3の符号T1で示される時間とする。
そして、この所定の時間T1の間、制御部10は、上記操作SWからの信号を監視する。図3に示す例では、上記所定の時間T1の時間内に上記操作SWからオン信号が発生した場合を示している(図3の符号g2参照)。
このように、上記所定の時間T1の時間内に上記操作SWからオン信号が発生した場合には、制御部10は、上記所定の時間T1の経過後も、第1の判定レベルH1を維持させる(図3の符号h2参照)。
また、同時に、制御部10は、記録制御部11を制御して一時記録処理を継続し、記録動作を継続させる。したがって記録動作オン信号も継続して発生する(図3の符号k2参照)。
ここで、図3に示す例では、第1の判定レベルH1を超える加速度値が発生した後は、当該第1の判定レベルH1の範囲内で加速度値が推移しているものとしている。このようなパターンの加速度値の変位は、例えば使用者(ユーザ)が録音機1を持ち上げた後、手に持って使用している等の状況が想定される。したがって、本実施形態の録音機1においては、図3に示す上述したような状況(即ち、加速度値が静止状態にある状況から第1の判定レベルH1を超える加速度値を検知すると記録動作を開始させ、加速度検知後、所定の時間T1の経過する間に操作SW(録音ボタン等)のオン信号を確認した状況を識別した場合には、既に実行中の記録動作を継続させる制御を行う。これにより、確実な録音動作を実行することができる。したがって、常に確実に所望の録音結果(音声データ)を取得することができる。
次に、図2,図3にて説明した一連の状況に対応する起動制御処理の処理シーケンスを、図4を用いて以下に説明する。
まず、本実施形態の録音機1が、机上等に載置され静止している状態にあるものとする。このとき録音機1は、完全に電源オフ状態にあるわけではなく、制御部10の一部の機能が電源オン状態にある、いわゆるスリープ状態等と言われる状態にあるものとする。なお、ここで言うスリープ状態とは、電源部29から各構成ユニットへの電源供給がほぼ停止されている状態であるが、例えば給電制御部13や加速度検知部25等を含む一部の構成ユニットへの電源供給は継続して行われている状態である。給電制御部13による給電制御によってこのようなスリープ状態を実現している。このスリープ状態に関する給電制御については、従来の電子機器において一般的に行われている制御処理であるので、その詳細な説明は省略する。
この状態において、まず、図4のステップS11において、制御部10は、加速度検知部25のセンサ部14からの出力(加速度値)を監視する。ここで、設定されている判定レベル値(初期値;第1の判定レベル値H1)を超えたことが確認された場合には、ステップS12の処理に進む。また、設定されている判定レベル値(初期値;第1の判定レベル値H1)を超えない場合は、ステップS16の処理に進む。
ステップS16において、制御部10は、状態識別部12を介して操作部22からの出力信号を監視する。ここで、スイッチ操作が(例えば録音ボタン(不図示)に連動するスイッチ部材からの録音ボタンオン信号の発生を受けて)確認された場合には、ステップS17の処理に進む。また、スイッチ操作が確認されない場合には、上述のステップS11の処理に戻る。
一方、上述のステップS11の処理にて、判定レベル値(初期値;第1の判定レベル値H1)を超えたことが確認されてステップS12の処理に進むと、このステップS12において、制御部10は、記録制御部11を制御してプリ記録処理を開始すると共に、プリ記録フラグを立てる。なお、ここで、プリ記録処理とは、情報入力部21によって取得されたデジタル音声データを一時メモリ(不図示)に一時的に記憶する処理である。即ち、上述した一時記録処理と同等の処理である。
ここで同時に、制御部10は、時計部28を参照してタイマーカウント(所定時間の計時)を開始する。その後、ステップS13の処理に進む。
続いて、ステップS13において、制御部10は、状態識別部12を介して操作部22を監視して所定の時間T1が経過するまでの間に録音ボタン(操作SW)のスイッチオン操作がなされたか否かを確認する。ここで、所定の時間T1以内に操作SWのオン動作が確認されるとステップS17の処理に進む。また、所定の時間T1以内に操作SWのオン動作が確認されない場合(図2の例示参照)にはステップS14の処理に進む。
ステップS14において、制御部10は、加速度検知部25の加速度判定部15を制御して、加速度判定レベル値の切り換えを行う。ここで、設定されている加速度判定レベル値が例えば初期値である第1の判定レベル値H1である場合には、第2の判定レベル値H2へと切り換える。
これによって、加速度ですぐにプリ記録(これがあると、省エネ上、必要とされるメモリ容量上、好ましくない場合がある)が始まってしまう事を防止することが可能となる。このように、上記加速度検知部の加速度検知の態様を変更する加速度検知切り換え部(制御部10内にあって、加速度検知部25内の加速度判定部15の判定の仕方を変える)を具備し、上記給電制御部は、上記加速度検知部が加速度を検知した後に上記状態識別部がスイッチ操作を識別しないときには上記加速度検知切り換え部の切り換え制御を行うことを特徴とする装置となり、省エネ上、メモリ(記録)容量的にすぐれた装置が提供できる。その後、ステップS15の処理に進む。
続いてステップS15において、制御部10は、記録制御部11を制御して実行中のプリ記録処理を停止させ、プリ記録フラグを解除する。このとき、一時メモリ(不図示)に一時記憶されている取得データをも破棄する処理、即ち一時メモリのクリア処理をも行う。その後、ステップS11の処理に戻る。
なお、このようにしてステップS11の処理に戻った場合、設定されている加速度判定レベル値は、第2の判定レベル値H2となっている。したがって、二巡目のステップS11の処理においては、第2の判定レベル値H2を超えるか否かの判定が行われる。
次に、上述のステップS13の処理にて所定時間内に操作SW(録音ボタンオン信号)のオン動作が確認された場合、又は上述のステップS16の処理にてスイッチ操作(録音ボタンオン信号)が確認された場合において、上述したように、ステップS17の処理に進むと、このステップS17において、制御部10は、記録制御部11を制御して一時記録処理を開始する。なお、この時点で既に上記プリ記録動作中である場合には、そのプリ記録処理を継続させる。
続いて、ステップS18において、制御部10は、状態識別部12を介して操作部22を監視して録音ボタンのスイッチオフ操作がなされたか否かを確認する。ここで、録音ボタンのスイッチオフ信号が確認されると、次のステップS19の処理に進む。また、録音ボタンのスイッチオフ信号が確認されない場合には、同ステップS18の処理を繰り返す。即ち、録音ボタンのスイッチオフ信号が確認されるまで上記一時記録処理(プリ記録処理)が継続して実行される。
録音ボタンのスイッチオフ信号が確認されて、ステップS19の処理に進むと、このステップS19において、制御部10は、記録制御部11を制御してファイル化処理を実行すると共に、上記記録制御部11を介して記録部23を制御して記録処理を実行する。これにより、取得され生成された音声データファイルは、記録部23の所定の記憶領域に記憶保存される。
ここで、記録部23の所定の記憶領域に記憶保存される音声データファイルの内部構造の概略を、主に図5を用いて以下に説明する。図5は、本実施形態の録音機において扱われる音声データファイルのデータ構造を示す概念図である。
本実施形態の録音機1において扱われる音声データファイルは、主体となる音声データと、この音声データに関連する関連ファイル情報とによって主に構成される。関連ファイル情報としては、例えばファイル名や各種設定値情報のほか機器管理情報等がある。各種設定値情報としては、例えば加速度検知後のスイッチ操作待機時間(上述の所定の時間T1に相当する時間)等の情報がある。また、機器管理情報としては、記録処理がおこなわれた録音機等の機器情報(機器の型番名等)や使用したノイズ処理やフィルタ処理、改竄防止などアプリケーションソフトウエアに関する情報(名称及びバージョン情報等)等がある。こうした情報を有する事によって、これらの情報を利用してファイル検索が容易になるし、音声だけでは分かり難い収音時の機器の使われ方などを記録しておいて、音声の鑑賞時や整理時に、これらの情報を使えるようにしてある。頭切れで音声がないのか、何らかの操作ミスや意図があって音声の先頭がないのか、などが分析可能で、それによって補って鑑賞すべきかどうかなどが判定できる。なお、ここでは、録音用の装置を想定した実施例に合わせて音声ファイルの説明にしたが、音声記録部を画像に置き換えれば、そのまま画像ファイルの説明とすることも出来る。
図4に戻って、ステップS20において、制御部10は、加速度検知部25の加速度判定部15を制御して、加速度判定レベル値の切り換えを行う。ここで、現在設定されている加速度判定レベル値が、例えば第2の判定レベル値H2である場合には、第1の判定レベル値H1へと切り換える。その後、ステップS11の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、使用者が気軽に持ち運ぶことができ、持ち出した先で手軽に使用し得るように構成された可搬型で小型の電子機器であるモバイル機器である録音機1において、加速度値が静止状態にある状況から第1の判定レベルH1を超える加速度値を検知すると記録動作を開始させると共に、加速度検知後、所定の時間T1が経過する間に操作SW(録音ボタン等)のオン信号がない状況を識別した場合には、判定レベル値を第1の判定レベルH1よりも高い(大である)第2の判定レベルH2(H1<H2)へと切り換えると共に、開始した記録動作を無効とする(記録を停止すると共に取得データを破棄する)ことによって無駄な記録動作が開始することを防いで記録動作の誤動作を防止することができる(図2参照)。したがって、不必要な記録動作により消費される電力を抑えることができ、よって省電力化に寄与することができる。
一方、加速度値が静止状態にある状況から第1の判定レベルH1を超える加速度値を検知すると記録動作を開始させ、加速度検知後、所定の時間T1の経過する間に操作SW(録音ボタン等)のオン信号を確認した状況を識別した場合には、既に実行中の記録動作を継続させる制御を行う。これにより、確実な録音動作を実行することができる(図3参照)。したがって、常に確実に所望の録音結果(音声データ)を取得することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図6,図7を用いて以下に説明する。本実施形態においても、本発明を適用するモバイル機器の一例として、上述の第1の実施形態と同様に録音機を例に挙げて説明する。
本実施形態の基本的な構成は、上述の第1の実施形態と同様であり、その制御方法が若干異なるのみである。したがって、録音機の構成については、上述の第1の実施形態の説明及び図面を参照しながら同じ構成は同じ符号を用いて説明し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
図6,図7は、本実施形態の録音機の作用を説明する図である。このうち図6は使用者(ユーザ)が録音機を持ち運んでいる状況を想定したタイミングチャートである(図2の状況に対応する)。図7は、本実施形態の録音機における起動制御処理の処理シーケンスを示すフローチャートである。
図6のタイミングチャートも図2,図3と同様に、制御部10において監視される各種信号、即ち加速度検知部25のセンサ部14から出力(加速度値)と、操作部22からの出力(操作SWのオンオフ信号)と、記録制御部11の出力(記録動作オンオフ信号)とを主に示している。また、図6において時間軸を横軸にとって示している。
図6のタイミングチャートで示される状況は、次の通りである。まず、録音機1が例えば机上等に載置され静止している状態にあるものとする。このとき、加速度検知部25のセンサ部14において検知される加速度値≒0(ゼロ)である(図6の符号a参照)。
当該録音機1においても、上述の第1の実施形態と同様に、加速度検知部25のセンサ部14において検知される加速度値が所定のレベルを超えたときに記録動作が開始するように構成されている。そのために、加速度検知部25の加速度判定部15は加速度の判定レベル値が予め設定されている。本実施形態においては、図6に示すように、上記加速度判定レベル値の初期値として、第1の判定レベル値H1が規定されている。
図6のタイミングチャートにおいて符号aで示すように、録音機1が机上等で静止状態にあるとき(図6の符号a)、例えば、使用者(ユーザ)が当該録音機1を手に持って持ち上げるものとする。すると、加速度検知部25のセンサ部14において検知される加速度値が変化して(図6の符号b参照)、やがて第1の判定レベルH1を超えるものとする(図6の符号c参照)。この場合において、第1の判定レベルH1を超えた以後の加速度値の変化は、図6に示すような変位となるものとする。
上記加速度検知部25のセンサ部14で検知される加速度値が第1の判定レベルH1を超えたタイミングと同時に、制御部10は記録制御部11を制御して一時記録処理を開始する。これにより記録動作オン信号が発生する(図6の符号d参照)。
また、このタイミングと同時に、制御部10は時計部28を参照してタイマーカウント(所定時間の計時)を開始する(図6の符号f1参照)。ここで、計時を行う所定の時間として、例えば図6の符号T1で示される時間とする。
そして、この所定の時間T1の間、制御部10は、上記操作SWからの信号を監視する。図6に示す例では、上記所定の時間T1の時間内に上記操作SWからオン信号が発生しない場合を示している(図6の符号g1参照)。
このように、上記所定の時間T1の時間内に上記操作SWからオン信号が発生しない場合には、制御部10は、上記所定の時間T1の経過後、加速度検知部25の加速度判定部15による判定処理を一時停止させる制御を行う(図6の符号h3参照)。
これと同時に、(所定の時間T1の時間内に操作SWからオン信号が発生せずに所定の時間T1が経過した後)、制御部10は、記録制御部11を制御して一時記録処理を停止させる。これにより記録動作オフ信号が発生する(図6の符号k1参照)。
ここで、図6に示す例では、加速度の変位は徐々に減衰して次第に0(ゼロ)に近付く変化を示している。このようなパターンの加速度値の変位は、例えば使用者(ユーザ)が録音機1を持ち上げる等した後、鞄等に収納した状態で歩行を開始する等という状況が想定される。
したがって、本実施形態の録音機1においては、このような状況下となったときには、上記所定時間T2の経過後(図6の符号f2参照)から加速度変位が収まるまでの所定の時間(図6に示す例では時間T2)の間だけ、加速度検知部25の加速度判定部15による加速度判定処理を停止させ(図6の符号h4参照)、加速度変位が収まったタイミング(図6の符号h5参照)において、加速度検知部25の加速度判定部15による加速度判定処理を再開させる制御を行う。
したがって、本実施形態の録音機1においては、図6に示す上述したような状況(即ち、加速度値が静止状態にある状況から所定の判定レベル(本実施形態では第1の判定レベルH1)を超える加速度値を検知した後、所定時間T1内に操作SWのオン信号がなく、上記所定時間T1経過後の所定の時間T2に加速度変位が収まるような状況)を識別した場合には、上記所定時間T2の間、つまり所定時間T1経過後、加速度変位が収まるまでの間、加速度判定処理を一時停止させることによって無駄な記録動作が開始してしまうことを防いで記録動作の誤動作を防止する。
図6にて説明した一連の状況に対応する起動制御処理の処理シーケンスを、図7を用いて以下に説明する。
まず、本実施形態の録音機1が、机上等に載置され静止している状態にあるものとする。このとき録音機1は、上述の第1の実施形態と同様に、いわゆるスリープ状態にあるものとする。
この状態において、まず、図7のステップS31において、制御部10は、加速度検知部25のセンサ部14からの出力(加速度値)を監視する。これにより、当該録音機1のモーション(加速度)が検知されたか否かの確認を行う。ここで、モーション(加速度)検知がなされて、設定されている判定レベル値(第1の判定レベル値H1)を超えたことが確認された場合には、ステップS32の処理に進む。また、モーション(加速度)検知がなされなかった場合には、ステップS38の処理に進む。
ステップS32において、制御部10は、所定の制限条件が設定されているか否かの確認を行う。
本実施形態においては、モーション(加速度)検知処理の結果、所定レベルのモーション(加速度)が繰り返し発生しているような状況を想定し、そのような状況下においてはモーション(加速度)検知処理を一時的に停止させるように構成している。そのために、所定の制限条件が設定される。ここで、所定の制限条件とは、モーション(加速度)検知処理を制限するための所定の条件であって、例えば、上述したように、所定レベル以上の連続したモーション(加速度)が発生している等といった状況が考えられる。
このような連続モーション発生で、プリ記録が始まってしまうと、省エネ上、必要とされるメモリ容量上、好ましくない場合があるが、この制限条件で、これを防止することが可能となる。このような制限の有無は、上記加速度検知部の加速度検知の態様を変更する加速度検知切り換え部を具備したとも表現でき、制御部10内にあって、消費エネルギーが少ない加速度検知部25内の加速度判定部15の判定の仕方を変えて、制御部10が常に加速度判定したりしてエネルギーを消費するのを押さえるようにした。
上記給電制御部は、上記加速度検知部が加速度を検知した後に上記状態識別部がスイッチ操作を識別しないときには、上記のように、いわば加速度検知切り換え部の切り換え制御を行うことを特徴とする装置となり、省エネ上、メモリ(記録)容量的にすぐれた装置が提供できる。
この場合において、制限条件が既に設定されている場合には、ステップS38の処理に進む。また、制限条件が設定されていない場合(制限条件なしの場合;初期状態を含む)は、ステップS33の処理に進む。
ステップS33において、制御部10は、記録制御部11を制御してプリ記録処理を開始すると共にプリ記録フラグを立てる。また同時に、制御部10は、時計部28を参照してタイマーカウント(所定時間の計時)を開始する。その後、ステップS34の処理に進む。
ステップS34において、制御部10は、状態識別部12を介して操作部22を監視して所定の時間T1が経過するまでの間に録音ボタン(操作SW)のスイッチオン操作がなされたか否かを確認する。ここで、所定の時間T1以内に操作SWのオン動作が確認されるとステップS35の処理に進む。また、所定の時間T1以内に操作SWのオン動作が確認されない場合(図6の例示参照)にはステップS39の処理に進む。
ステップS35において、制御部10は、記録制御部11を制御して一時記録処理を開始する。なお、この時点で既に上記プリ記録動作中である場合には、そのプリ記録処理を継続させる。
続いて、ステップS36において、制御部10は、制御部10は、状態識別部12を介して操作部22を監視して録音ボタンのスイッチオフ操作がなされたか否かを確認する。ここで、録音ボタンのスイッチオフ信号が確認されると、次のステップS37の処理に進む。また、録音ボタンのスイッチオフ信号が確認されない場合には、同ステップS36の処理を繰り返す。即ち、録音ボタンのスイッチオフ信号が確認されるまで上記一時記録処理(プリ記録処理)が継続して実行される。なお、上記ステップS36の処理にて確認するスイッチオフ操作は、上述の録音ボタンに限ることはなく、例えば電源ボタン等、他の操作部材のオフ操作であってもよい。
ここで、録音ボタンのスイッチオフ信号が確認されて、ステップS37の処理に進むと、このステップS37において、制御部10は、記録制御部11を制御してファイル化処理を実行すると共に、上記記録制御部11を介して記録部23を制御して記録処理を実行する。これにより、取得され生成された音声データファイルは、記録部23の所定の記憶領域に記憶保存される。なお、記録部23に記憶保存される音声データファイルの内部構造は、上述の第1の実施形態と同様である。その後、ステップS31の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、上述のステップS34の処理にて、スイッチ操作が確認されずにステップS39の処理に進むと、このステップS39において、制御部10は、記録制御部11を制御して実行中のプリ記録処理を停止させ、プリ記録フラグを解除する。このとき、一時メモリ(不図示)に一時記憶されている取得データをも破棄する処理、即ち一時メモリのクリア処理をも行う。その後、ステップS40の処理に進む。
ステップS40において、制御部10は、加速度検知部25のセンサ部14からの出力(加速度値)を監視する。つまり、モーション(加速度)が繰り返し行われているか否かの確認を行う。ここで、モーションが繰り返されている状況である場合(第1の判定レベル値H1を超える加速度が繰り返し検知されるような場合)には、ステップS42の処理に進む。また、モーションが繰り返されていない状況、例えば検知される加速度が徐々に減衰し、例えば所定の時間T2の経過する間に収まるような状況では、ステップS41の処理に進む。
なお、ここで、加速度が徐々に減衰しやがて収まる状況としては、例えば所定の時間T2の経過する間、加速度検知部25のセンサ部14によって検知される加速度値が、少なくとも第1の判定レベル値以下を維持しながら推移する状況、若しくは加速度値が0(ゼロ)に近い値が継続するような状況を想定している。
ステップS42において、制御部10は、加速度検知部25の加速度判定部15に対して制限条件を設定する処理を行う。これにより、当該加速度判定部15は、制限条件が解除されるまでモーション(加速度)検知処理の実行を停止する。その後、ステップS31の処理に戻る。
ステップS43において、制御部10は、加速度検知部25の加速度判定部15に対して設定されていた制限条件を解除する処理を行う。その後、ステップS31の処理に戻る。
なお、上述のステップS31の処理にてモーション検知がなされなかった場合、又は上述のステップS32の処理にて制限条件が既に設定されていることが確認されてステップS38の処理に進むと、このステップS38において、制御部10は、状態識別部12を介して操作部22からの出力信号を監視する。ここで、スイッチ操作が(例えば録音ボタン(不図示)に連動するスイッチ部材からの録音ボタンオン信号の発生を受けて)確認された場合には、ステップS35の処理に進む。また、スイッチ操作が確認されない場合には、上述のステップS31の処理に戻る。つまり、このステップS38の処理は、使用者(ユーザ)による録音ボタンの操作を受けて記録動作を開始するという録音機1における一般的な動作処理である。
以上説明したように上記第2の実施形態によれば、使用者が気軽に持ち運ぶことができ、持ち出した先で手軽に使用し得るように構成された可搬型で小型の電子機器であるモバイル機器である録音機1において、加速度値が静止状態にある状況から所定の判定レベル(例えば第1の判定レベルH1)を超える加速度値を検知すると記録動作を開始させると共に、加速度検知後、所定の時間T1が経過する間に操作SW(録音ボタン等)のオン信号がない状況で、かつモーションが繰り返されている状況を識別した場合には、加速度判定処理を一時停止させることによって無駄な記録動作の開始を防いで記録動作の誤動作を防止することができる。したがって、加速度判定処理を一時停止させている間の電力消費を抑えることができ、よって省電力化に寄与することができる。
なお、上述した各実施形態においては、モバイル機器の一例として録音機を例示し、その録音機能に着目し、録音作用の給電制御及び起動制御についての具体例を示しているが、これに限られることはない。例えばモバイル機器の一例として撮像機能を備えた撮像装置の場合においては、静止画像や動画像の撮像機能に着目し、撮像作用の給電制御及び起動制御に適用することも同様に可能である。またさらに、これ以外にも、とっさに対象物の情報を取得すべき情報機器、センサ類など、録音機や撮像装置以外のモバイル機器にあっても、各機器それぞれに対応する作用の給電制御及び起動制御において、本発明は同様に適用することができる。ここでは、情報取得機器が、手に持つ操作部が一体的であったが、これらが別体であっても利用可能で、手に持つ操作部を有する起動に時間がかかる機器を速く動かす用途にはあまねく利用が可能となる。マイクなどにも応用は可能である。
上述の各実施形態で説明した各処理シーケンスは、その性質に反しない限り、手順の変更を許容し得る。したがって、上述の処理シーケンスに対して、例えば各処理ステップの実行順序を変更したり、複数の処理ステップを同時に実行させたり、一連の処理シーケンスを実行する毎に、各処理ステップの順序が異なるようにしてもよい。即ち、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。また、これらの動作フローを構成する各ステップは、発明の本質に影響しない部分については、適宜省略も可能であることは言うまでもない。
このように、本発明によれば、従来例、加速度検知の後、フォトインタラプタなど状態識別部による状態識別を行って給電の制御を行う構成では問題となった、給電開始からの動作タイミング遅れが対策される。また、電池を主な電力供給源として用いるものでは、フォトインタラプラなどの消費電流すら省エネ上好ましくなかったが、本願発明によれば従来のモバイル機器では、本来必要なスイッチ部材をそのまま使うので、特別な部品実装も必要でなく原価低減、省スペースにもなり、省エネ性もすぐれたものとなる。
また、ここで説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御や機能は、多くがソフトウエアプログラムにより設定可能であることが多くあり、そのソフトウエアプログラムをコンピュータが読み取り実行することで上述した制御や機能を実現することができる。そのソフトウエアプログラムは、コンピュータプログラム製品として、予め製品製造過程において上記記憶媒体や記憶部等、具体的には例えばフレキシブルディスク,CD−ROM等,不揮発性メモリ等の可搬媒体や、ハードディスク,揮発性メモリ等の記憶媒体に、その全体あるいは一部を記憶又は記録されている電子データである。また、これとは別に、製品出荷時又は可搬媒体或いは通信回線を介して流通又は提供が可能なものである。利用者は、製品出荷後であっても、自ら通信ネットワーク,インターネット等を介して、それらのソフトウエアプログラムをダウンロードしてコンピュータにインストールしたり、あるいは記憶媒体からコンピュータにインストールすることで、動作可能にすることができ、これによって容易に本実施形態の撮像装置を実現することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
本発明は、各実施形態で例示した録音機(即ちデジタルボイスレコーダ;digital voice recorder)等の録音機能に特化した携帯用電子機器であるモバイル機器に限られることはなく、その他の形態のモバイル機器、例えば携帯電話,スマートフォン,電子手帳,電子辞書,携帯情報端末,パーソナルコンピュータ,タブレット型端末機器,ゲーム機器,テレビ,時計,GPS(Global Positioning System)を利用したナビゲーション機器,デジタルカメラ,ムービーカメラ等、各種の携帯用電子機器であるモバイル機器に対して広く適用することができる。
1……録音機,
10……制御部,
11……記録制御部,
12……状態識別部,
13……給電制御部,
14……センサ部,
15……加速度判定部,
21……情報入力部,
22……操作部,
23……記録部,
24……改竄防止部,
25……加速度検知部,
26……通信部,
27……表示部,
28……時計部,
29……電源部,

Claims (9)

  1. 加速度を検知する加速度検知部と、
    スイッチ操作を識別する状態識別部と、
    給電制御を行う給電制御部と、
    上記加速度検知部の加速度検知の態様を変更する加速度検知切り換え部と、
    を具備し、
    上記給電制御部は、
    上記加速度検知部が所定の加速度を検知したときに給電を開始させると共に、
    上記加速度検知部が当該所定の加速度を検知した後に上記状態識別部がスイッチ操作を識別したときには給電を継続させる制御を行い、
    上記加速度検知部が当該所定の加速度を検知した後に上記状態識別部がスイッチ操作を識別しないときには給電を停止させる制御を行うと共に、上記加速度検知切り換え部の切り換え制御を行うことを特徴とするモバイル機器。
  2. 加速度レベルを判定する加速度判定部を、さらに具備し、
    上記給電制御部は、
    上記加速度判定部が第1の判定レベル値を超える加速度を検知した場合には、上記加速度検知部が上記所定の加速度を検知したとして給電を開始させると共に、当該加速度検知部が上記所定の加速度を検知した後の所定の時間内に上記状態識別部がスイッチ操作を識別しないときには給電を停止させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のモバイル機器。
  3. 上記給電制御部は、
    上記給電を停止させる制御を行う際には、
    上記加速度判定部の第1の判定レベル値を当該第1の判定レベル値よりも大である第2の判定レベル値に切り換える制御を行うことを特徴とする請求項2に記載のモバイル機器。
  4. 上記給電制御部は、
    上記加速度判定部の上記第1の判定レベル値を上記第2の判定レベル値に切り換える制御を行った後に、
    上記状態識別部がスイッチ操作を識別したときには、
    上記加速度判定部の上記第2の判定レベル値を上記第1の判定レベル値に切り換える制御を行うことを特徴とする請求項3に記載のモバイル機器。
  5. 上記給電制御部が上記給電を停止させる制御を行う際には、
    上記加速度判定部への給電を所定の時間停止させることを特徴とする請求項2に記載のモバイル機器。
  6. 上記給電制御部が上記加速度判定部への給電を停止させる上記所定の時間は、
    上記加速度検知部によって検知される加速度値が少なくとも上記第1の判定レベル値以下で推移する時間であることを特徴とする請求項5に記載のモバイル機器。
  7. 加速度を検知するステップと、
    検知した加速度値が第1の判定レベルを超えたか否かを判定するステップと、
    スイッチ操作を識別するステップと、
    検知された加速度値が上記第1の判定レベル値を超えたときに給電を開始させるステップと、
    上記第1の判定レベル値の加速度値が検知された後の所定の時間内にスイッチ操作が識別された場合に給電を継続させる制御を行うステップと、
    上記第1の判定レベル値の加速度値が検知された後の所定の時間内にスイッチ操作が識別されない場合に給電を停止させる制御を行うステップと、
    上記第1の判定レベル値の加速度値が検知された後の所定の時間内にスイッチ操作が識別されない場合に上記加速度検知の態様を変更するステップと、
    を有することを特徴とするモバイル機器の給電制御方法。
  8. 上記加速度検知の態様を変更するステップは、上記第1の判定レベル値を当該第1の判定レベル値よりも大である第2の判定レベル値に切り換える制御を行うステップを、有することを特徴とする請求項7に記載のモバイル機器の給電制御方法。
  9. 上記給電を停止させる制御を行うステップは、
    加速度判定部への給電を所定の時間停止させるステップを、さらに含むことを特徴とする請求項7に記載のモバイル機器の給電制御方法。
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