JP6602397B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

この発明は、除霜運転を行う冷凍装置に関するものである。
従来から、除霜運転を行う冷凍装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されている従来の冷凍装置では、複数の蒸発器に同時にホットガスを流すことで、複数の蒸発器の除霜を同時に行っている。
特開2009−287789号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の冷凍装置では、複数の蒸発器の除霜を同時に行っているため、蒸発器の除霜に長時間を要している。
この発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、蒸発器の除霜を短時間で行うことができる冷凍装置を得ることを目的としている。
この発明に係る冷凍装置は、それぞれが蒸発器を有する複数の室内ユニットと、圧縮機と凝縮器と膨張装置と複数の前記蒸発器とを冷媒配管で接続し、冷媒を循環させる冷媒回路、前記蒸発器を除霜する除霜運転を行うときに、前記圧縮機で圧縮された冷媒を前記蒸発器に流入させる流路を形成する流路切替装置と、を有し、全ての前記蒸発器は、前記圧縮機および前記凝縮器と前記冷媒回路を介して並列に接続されており、前記除霜運転を行うときに、全ての前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒を流入させる第1除霜運転を実行し、その後に1台以上の前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒を流入させ且つ他の前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒を流入させない第2除霜運転を実行するものである。
この発明の冷凍装置によれば、第1除霜運転にて圧縮機から吐出される冷媒の圧力を速やかに上昇させ、その後の第2除霜運転にて蒸発器を選択的に除霜することによって、蒸発器の除霜を短時間で行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る冷凍装置の構成の一例を模式的に記載した図である。 図1に記載の冷凍装置の動作の一例を説明する図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさおよび配置等は、この発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
[冷凍装置]
図1は、この発明の実施の形態1に係る冷凍装置の構成の一例を模式的に記載した図である。なお、図1において、冷媒回路100Aが実線で記載され、バイパス路100Bが破線で記載されている。図1に記載の冷凍装置100は、部屋の内部の室内を冷却するものであり、例えば大型の冷凍倉庫に適用される。冷凍装置100は、室外ユニット1、および室外ユニット1と並列に接続された複数台の室内ユニット2を有している。なお、図1では、第1室内ユニット2aおよび第2室内ユニット2bの2台の室内ユニット2を有する冷凍装置100が例示されているが、冷凍装置100は、互いに並列に接続された3台以上の室内ユニット2を有するものであってもよい。なお、以下では、この実施の形態の理解を容易にするために、特に区別したり、特定したりする必要性がないときには、第1室内ユニット2aおよび第2室内ユニット2bを単に室内ユニット2として説明を行う場合もある。また、第1室内ユニット2aおよび第2室内ユニット2bが備える構成要素についても同様に、特に区別したり、特定したりする必要性がないときには、説明を省略または簡略化することがある。すなわち、第1制御装置20aおよび第2制御装置20bを単に制御装置20として説明を行い、第1開閉装置22aおよび第2開閉装置22bを単に開閉装置22として説明を行い、第1膨張装置24aおよび第2膨張装置24bを単に膨張装置24として説明を行い、第1蒸発器26aおよび第2蒸発器26bを単に蒸発器26として説明を行い、第1流路切替装置28aおよび第2流路切替装置28bを単に流路切替装置28として説明を行う場合もある。
[室外ユニット]
室外ユニット1は、部屋の外部に設置され、熱源機として機能するものである。室外ユニット1は、冷媒配管で接続された圧縮機10と凝縮器12とを有している。圧縮機10は、冷媒を吸入し圧縮して高温高圧の状態で吐出するものである。圧縮機10は、例えば、インバータで制御が行われるインバータ圧縮機であり、運転周波数を任意に変化させて、容量(単位時間あたりに冷媒を送り出す量)を変化させることができる。凝縮器12は、例えば、冷媒を空気と熱交換させることで、冷媒を凝縮させるものである。また、室外ユニット1は、室外ユニット1を制御する制御装置16を有している。制御装置16は、アナログ回路もしくはデジタル回路等のハードウェア、または、マイクロコンピュータもしくはCPU等の演算装置で実行されるプログラム等のソフトウェアを含んで構成されている。
[室内ユニット]
室内ユニット2は、部屋の内部に設置され、室内を冷却するものである。複数台の室内ユニット2は、例えば、同一の部屋に設置されている。なお、複数台の室内ユニット2は、異なる部屋に設置されていてもよい。複数台の室内ユニット2のそれぞれは、冷媒配管で接続された開閉装置22と膨張装置24と蒸発器26とを有している。開閉装置22は、開閉動作することで、冷媒の流通を制御するものである。膨張装置24は、冷媒を膨張させるものであり、例えば、開度を調整することができる電子膨張弁であるが、開度を調整できない毛細管等であってもよい。なお、膨張装置24が、開度を調整することができる電子膨張弁等である場合には、開閉装置22を省略することができる場合もある。蒸発器26は、冷媒を空気と熱交換させることで、冷媒を蒸発させるものである。冷媒を蒸発させるときの吸熱作用によって、室内が冷却される。また、室内ユニット2は、室内ユニット2を制御する制御装置20を有している。制御装置20は、アナログ回路もしくはデジタル回路等のハードウェア、または、マイクロコンピュータもしくはCPU等の演算装置で実行されるプログラム等のソフトウェアを含んで構成されている。なお、図1の例では、第1室内ユニット2aが第1制御装置20aを有し、第2室内ユニット2bが第2制御装置20bを有し、第1制御装置20aと第2制御装置20bとが通信を行いながら第1室内ユニット2aおよび第2室内ユニット2bを制御しているが、第1制御装置20aと第2制御装置20bとが一体的に形成されていてもよい。また、第1制御装置20aと、第2制御装置20bと、室外ユニット1の制御装置16と、が一体的に形成されていてもよい。
[冷媒回路]
室外ユニット1と室内ユニット2とが冷媒配管で接続されることで、冷媒回路100Aが形成される。冷媒が、圧縮機10、凝縮器12、膨張装置24、蒸発器26、の順に、冷媒回路100Aを循環することで、蒸発器26が設置された室内の冷却が行われる。
[バイパス路]
また、この実施の形態の例の冷凍装置100は、冷媒回路100Aと接続されたバイパス路100Bを有している。バイパス路100Bは、圧縮機10の吐出側と凝縮器12との間から分岐し、圧縮機10で圧縮された高温高圧の冷媒を蒸発器26に流入させるものである。この実施の形態の例の冷凍装置100では、バイパス路100Bは、圧縮機10と凝縮器12との間と、膨張装置24と蒸発器26との間と、を接続している。バイパス路100Bには、減圧装置14と流路切替装置28とが配設されている。
減圧装置14は、バイパス路100Bに流れる冷媒の圧力を減圧するものであり、例えば室外ユニット1に収容されている。減圧装置14は、例えばニードル弁であるが、毛細管等であってもよい。この実施の形態の例の冷凍装置100は、バイパス路100Bに流れる冷媒の圧力を減圧装置14で減圧して蒸発器26に流入させているため、耐圧性が低い蒸発器26を使用することができる。
流路切替装置28は、バイパス路100Bを介しての、複数の蒸発器26のそれぞれへの、冷媒の流通を制御するものであり、例えば室内ユニット2に収容されている。なお、流路切替装置28が、蒸発器26に流入させる冷媒の圧力を減圧する機能を有するものである場合には、減圧装置14を省略することができる場合もある。図1の例において、第1流路切替装置28aは、第1蒸発器26aへの冷媒の流通を制御するものであり、第2流路切替装置28bは、第2蒸発器26bへの冷媒の流通を制御するものである。第1流路切替装置28aおよび第2流路切替装置28bは、例えば開閉弁である。
[冷却運転]
次に、この実施の形態の例の冷凍装置100の冷却運転について説明する。冷凍装置100が冷却運転を行うときには、第1開閉装置22aおよび第2開閉装置22bが開状態となっており、第1流路切替装置28aおよび第2流路切替装置28bが閉状態となっている。
圧縮機10で圧縮された高温高圧の冷媒は、凝縮器12で凝縮されて、室外ユニット1から流出する。室外ユニット1から流出した冷媒は、第1室内ユニット2aに流入する冷媒と、第2室内ユニット2bに流入する冷媒と、に分岐される。第1室内ユニット2aに流入した冷媒は、第1開閉装置22aを通過して、第1膨張装置24aで膨張される。第1膨張装置24aで膨張された冷媒は、第1蒸発器26aを流れながら空気から吸熱することで蒸発する。第1蒸発器26aで蒸発した冷媒は、第1室内ユニット2aから流出して、第2室内ユニット2bから流出した冷媒と合流する。合流した冷媒は、室外ユニット1に流入し、圧縮機10に吸入され、再び圧縮される。また、室外ユニット1から流出して第2室内ユニット2bに流入した冷媒は、第2開閉装置22bを通過して、第2膨張装置24bで膨張される。第2膨張装置24bで膨張された冷媒は、第2蒸発器26bを流れながら空気から吸熱することで蒸発する。第2蒸発器26bで蒸発した冷媒は、第2室内ユニット2bから流出して、第1室内ユニット2aから流出した冷媒と合流する。合流した冷媒は、室外ユニット1に流入し、圧縮機10に吸入され、再び圧縮される。
ところで、冷凍装置100が冷却運転を行うことによって、蒸発器26に霜が付着することがある。蒸発器26に霜が付着すると、蒸発器26の熱交換効率が低下して、冷凍装置100の冷凍能力が低下してしまう。そこで、この実施の形態の例の冷凍装置100は、以下のように動作する。
[冷凍サイクル装置の動作]
図2は、図1に記載の冷凍装置の動作の一例を説明する図である。図2のステップS02にて、図1に記載の冷凍装置100が冷却運転を開始すると、例えば、第1室内ユニット2aおよび第2室内ユニット2bが室内を冷却する。
図2のステップS04にて、例えば、制御装置20は、1台以上の室内ユニット2の除霜運転条件が成立したか否かを判断する。除霜運転条件が成立したか否かは、例えば、予め設定された設定時刻に到達したか否かで判断される。なお、予め設定された設定周期に到達したときに、除霜運転条件が成立したと判断する場合もある。また、蒸発器26の温度と、蒸発器26が設置された室内の温度と、を用いて、蒸発器26に霜が付着しているか否かを判定することで、除霜運転条件の成立を判断する場合もある。また、スイッチ等の入力装置(図示を省略)に入力されたユーザからの指示を受けたときに、除霜運転条件が成立したと判断する場合もある。ステップS04で全ての室内ユニット2の除霜運転条件が成立していない場合は、冷凍装置100は冷却運転を継続する。
[除霜運転]
ステップS04で1台以上の室内ユニット2の除霜運転条件が成立した場合は、冷凍装置100は、以下に説明するように除霜運転を実行する。すなわち、この実施の形態の例の冷凍装置100は、除霜運転において、ステップS08の第1除霜運転を実行し、その後にステップS10の第2除霜運転を実行する。なお、以下では、第1室内ユニット2aの除霜運転条件が成立しており、第2室内ユニット2bの除霜運転条件が成立していない場合の例について説明する。第2室内ユニット2bの除霜運転条件が成立し第1室内ユニット2aの除霜運転条件が成立していない場合の動作は、第1室内ユニット2aの除霜運転条件が成立し第2室内ユニット2bの除霜運転条件が成立していない場合の動作と実質的に同じであるため、説明を省略する。
(第1除霜運転)
ステップS06にて、冷凍装置100は、第1除霜運転を実行する。第1除霜運転では、全ての蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させる。すなわち、図1の例では、第1除霜運転を実行するときに、第1開閉装置22aおよび第2開閉装置22bが閉状態となっており、第1流路切替装置28aおよび第2流路切替装置28bが開状態となっており、圧縮機10で圧縮された高温高圧の冷媒が、バイパス路100Bを通って、第1蒸発器26aおよび第2蒸発器26bに流れる。具体的には、圧縮機10で圧縮された高温高圧の冷媒は、減圧装置14で減圧されて、室外ユニット1から流出する。室外ユニット1から流出した冷媒は、第1室内ユニット2aに流入する冷媒と、第2室内ユニット2bに流入する冷媒と、に分岐される。第1室内ユニット2aに流入した冷媒は、第1流路切替装置28aを通過して、第1蒸発器26aに流入する。第1蒸発器26aに流入した冷媒は、第1蒸発器26aを加熱して、第1室内ユニット2aから流出する。第1室内ユニット2aから流出した冷媒は、第2室内ユニット2bから流出した冷媒と合流する。合流した冷媒は、室外ユニット1に流入し、圧縮機10に吸入され、再び圧縮される。また、第2室内ユニット2bに流入した冷媒は、第2流路切替装置28bを通過して、第2蒸発器26bに流入する。第2蒸発器26bに流入した冷媒は、第2蒸発器26bを加熱して、第2室内ユニット2bから流出する。第2室内ユニット2bから流出した冷媒は、第1室内ユニット2aから流出した冷媒と合流する。合流した冷媒は、室外ユニット1に流入し、圧縮機10に吸入され、再び圧縮される。このように、全ての蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させる第1除霜運転を実行することによって、圧縮機10から吐出される冷媒の圧力が速やかに上昇する。なぜなら、全ての蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させる流路を形成することによって、バイパス路100Bの流路抵抗が小さくなる。さらに、全ての蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させる流路を形成することによって、蒸発器26に冷媒が滞留しないため、冷媒が循環する量を増加させることができる。
ステップS08にて、制御装置20は、第1除霜運転が終了したか否かを判断する。第1除霜運転が終了したか否かは、例えば、圧縮機10から吐出された冷媒の圧力が、予め設定された設定圧力に到達したか否かで判断される。なお、第1除霜運転が終了したか否かは、圧縮機10から吐出された冷媒の温度が、予め設定された設定温度に到達したか否かで判断される場合もある。また、第1除霜運転が終了したか否かは、第1除霜運転を実行した第1除霜運転実行時間が、予め設定された設定時間に到達したか否かで判断される場合もある。なお、第1除霜運転が実行される時間は、例えば5〜6分間である。
(第2除霜運転)
ステップS08で第1除霜運転が終了したと判断されると、ステップS10にて、第2除霜運転を実行する。第2除霜運転では、除霜運転条件が成立していない室内ユニット2の蒸発器26には、圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させず、除霜運転条件が成立している室内ユニット2の蒸発器26のみに、圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させる。例えば、この実施の形態の例では、第1室内ユニット2aの除霜運転条件が成立しているため、第1開閉装置22a、第2開閉装置22b、および第2流路切替装置28bが、閉状態となっており、第1流路切替装置28aが、開状態となっており、圧縮機10で圧縮された高温高圧の冷媒が、バイパス路100Bを通って、第1蒸発器26aに流れる。具体的には、圧縮機10で圧縮された高温高圧の冷媒は、減圧装置14で減圧されて、室外ユニット1から流出する。室外ユニット1から流出した冷媒は、第1室内ユニット2aに流入し、第1流路切替装置28aを通過して、第1蒸発器26aに流入する。第1蒸発器26aに流入した冷媒は、第1蒸発器26aを加熱して、第1室内ユニット2aから流出する。第1室内ユニット2aから流出した冷媒は、室外ユニット1に流入し、圧縮機10に吸入され、再び圧縮される。このように、除霜運転条件が成立している蒸発器26に圧縮機10で圧縮された高温高圧の冷媒を流入させ、且つ除霜運転条件が成立していない他の蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させない第2除霜運転を実行することによって、除霜運転条件が成立している蒸発器26の除霜を効率よく行うことができる。
ステップS12にて、制御装置20は、第2除霜運転が終了したか否かを判断する。第2除霜運転が終了したか否かは、例えば蒸発器26の温度を用いて、蒸発器26に霜が付着しているか否かを判定することで判断される。なお、第2除霜運転が終了したか否かは、第2除霜運転を実行した第2除霜運転実行時間が、予め設定された設定時間に到達したか否かで判断される場合もある。第2除霜運転が実行される時間は、例えば20〜30分間である。
上記のように、この実施の形態の例では、第1除霜運転を実行する時間が、第2除霜運転を実行する時間よりも短くなっている。その結果、この実施の形態の例では、除霜を行わない蒸発器26の第1除霜運転での加熱が抑制されるため、蒸発器26が設置された室内の温度の上昇が抑制される。また、この実施の形態の例では、第1除霜運転および第2除霜運転によって、除霜を行う蒸発器26の加熱が効率良く行われるため、蒸発器26が設置された室内の温度の上昇が抑制される。
ステップS12で第2除霜運転が終了したと判断されると、ステップS14にて、冷凍装置100は、冷却運転を再開して、ステップS04に戻る。すなわち、第1開閉装置22aおよび第2開閉装置22bが開状態となり、第1流路切替装置28aおよび第2流路切替装置28bが閉状態となり、冷媒が、圧縮機10、凝縮器12、膨張装置24、蒸発器26、の順に、冷媒回路100Aを循環することで、蒸発器26が設置された室内の冷却が再開される。
上記のように、この実施の形態の例の冷凍装置100は、圧縮機10と凝縮器12と膨張装置24と蒸発器26とを冷媒配管で接続し、冷媒を循環させる冷媒回路100Aを備え、蒸発器26を除霜する除霜運転を行うときに、圧縮機10で圧縮された冷媒を蒸発器26に流入させる流路を形成する流路切替装置28を有し、蒸発器26は、2台以上が並列に接続されており、除霜運転を行うときに、全ての蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させる第1除霜運転を実行し、その後に1台以上の蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させ且つ他の蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させない第2除霜運転を実行するものである。この実施の形態の例の冷凍装置100では、除霜運転を行うときに、第1除霜運転によって圧縮機10から吐出される冷媒の圧力を速やかに上昇させ、その後の第2除霜運転にて蒸発器26を選択的に除霜しているため、除霜運転を短時間で終了させることができる。この実施の形態の例の冷凍装置100によれば、除霜運転を短時間で終了させることができるため、蒸発器26が設置された室内の温度の上昇を抑制することができる。その結果、この実施の形態の例の冷凍装置100によれば、蒸発器26が設置された室内で冷却されている冷却対象品の品質が劣化するおそれが抑制されている。さらに、この実施の形態の例の冷凍装置100によれば、除霜運転を短時間で終了させることができるため、除霜運転に要する電力が低減されている。なお、第1除霜運転によって圧縮機10から吐出される冷媒の圧力を速やかに上昇させる効果は、蒸発器26が設置された部屋の外部の温度が低いときに特に顕著となる。
例えば、第2除霜運転において、1台の蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させ且つ他の蒸発器26に圧縮機10で圧縮された冷媒を流入させないことによって、第2除霜運転を実行する時間をさらに短縮することができる。
なお、例えば、複数台の室内ユニット2の除霜運転条件が成立している場合には、除霜運転の優先順位が高い室内ユニット2から順番に、第2除霜運転を実行すればよい。そして、第2除霜運転が終了し、冷却運転を行った後に、除霜運転の優先順位が低い室内ユニット2の除霜運転が実行される。なお、室内ユニット2の除霜運転の優先順位は、例えば予め設定されており、図示を省略してある記憶部に記憶されている。
また、例えば、第1除霜運転を実行する時間は、第2除霜運転を実行する時間よりも短くなっている。例えば、第1除霜運転を実行する時間は、第2除霜運転を実行する時間の、3分の1〜5分の1以下である。第1除霜運転を実行する時間が短くなることによって、除霜を行わない蒸発器26の第1除霜運転での加熱が抑制されるため、蒸発器26が設置された室内の温度の上昇が抑制される。さらに、この実施の形態の例では、第1除霜運転および第2除霜運転によって、除霜を行う蒸発器26の加熱が効率良く行われるため、蒸発器26が設置された室内の温度の上昇が抑制される。
また、例えば、複数の蒸発器26は、同一の室内に設置されており、蒸発器26が設置された室内の温度ムラが抑制される。
また、例えば、圧縮機10と凝縮器12との間から分岐し、圧縮機10で圧縮された冷媒を蒸発器26に流入させるバイパス路100Bを有し、流路切替装置28が、バイパス路100Bに配設されている。バイパス路100Bには、バイパス路100Bに流れる冷媒の圧力を減圧する減圧装置14が配設されており、バイパス路100Bに流れる冷媒の圧力を減圧して蒸発器26に流入させているため、耐圧性が低い蒸発器26を使用することができる。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に改変することができる。すなわち、上記の実施の形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施の形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
例えば、上記では、バイパス路100Bに高温高圧の冷媒を流すことで、蒸発器26の除霜を行う冷凍装置100についての説明を行ったが、冷凍装置は、例えば四方弁等の流路切替装置を有し、冷媒回路に流れる冷媒の向きを切り替えて除霜運転を行うリバースデフロストタイプのものであってもよい。リバースデフロストタイプの冷凍装置においても、第1除霜運転と第2除霜運転とを実行することで、蒸発器の除霜を短時間で終了させることができる。
1 室外ユニット、2 室内ユニット、2a 第1室内ユニット、2b 第2室内ユニット、10 圧縮機、12 凝縮器、14 減圧装置、16 制御装置、20 制御装置、20a 第1制御装置、20b 第2制御装置、22 開閉装置、22a 第1開閉装置、22b 第2開閉装置、24 膨張装置、24a 第1膨張装置、24b 第2膨張装置、26 蒸発器、26a 第1蒸発器、26b 第2蒸発器、28 流路切替装置、28a 第1流路切替装置、28b 第2流路切替装置、100 冷凍装置、100A 冷媒回路、100B バイパス路。

Claims (9)

  1. それぞれが蒸発器を有する複数の室内ユニットと、
    圧縮機と凝縮器と膨張装置と複数の前記蒸発器とを冷媒配管で接続し、冷媒を循環させる冷媒回路と、
    前記蒸発器を除霜する除霜運転を行うときに、前記圧縮機で圧縮された冷媒を前記蒸発器に流入させる流路を形成する流路切替装置と、を有し、
    全ての前記蒸発器は、前記圧縮機および前記凝縮器と前記冷媒回路を介して並列に接続されており、
    前記除霜運転を行うときに、全ての前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒を流入させる第1除霜運転を実行し、その後に1台以上の前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒を流入させ且つ他の前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒を流入させない第2除霜運転を実行する、
    冷凍装置。
  2. 前記膨張装置が複数設けられ、
    前記各室内ユニットが前記膨張装置を有する、請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記圧縮機と前記凝縮器との間から分岐し、前記圧縮機で圧縮された冷媒を前記各室内ユニットにおける前記蒸発器に流入させるバイパス路をさらに有し、
    前記各室内ユニットは、前記バイパス路を介して前記圧縮機から前記蒸発器に流入する冷媒の圧力を減圧する前記流路切替装置を有する、請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 前記圧縮機と前記凝縮器との間から分岐し、前記圧縮機で圧縮された冷媒を前記各室内ユニットにおける前記蒸発器に流入させるバイパス路と、
    前記圧縮機から前記バイパス路を流通する冷媒の圧力を減圧する減圧装置と、をさらに有し、
    前記各室内ユニットは、前記バイパス路を介して前記減圧装置から前記蒸発器に流入する冷媒の流通を制御する開閉弁として機能する前記流路切替装置を有する、請求項2に記載の冷凍装置。
  5. 前記除霜運転を制御する制御装置をさらに有し、
    前記制御装置は、少なくとも1台の前記蒸発器の除霜運転条件が成立すると、全ての前記蒸発器に前記第1除霜運転を実行し、前記第2除霜運転において、前記除霜運転条件が成立する1台以上の前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒の流入を継続させ、且つ前記除霜運転条件が成立しない他の前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒の流入を停止させる、請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の冷凍装置。
  6. 前記制御装置は、前記第2除霜運転において、1台の前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒を流入させ且つ他の前記蒸発器に前記圧縮機で圧縮された冷媒を流入させない、
    請求項5に記載の冷凍装置。
  7. 前記第1除霜運転を実行する時間が、前記第2除霜運転を実行する時間よりも短い、
    請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の冷凍装置。
  8. 前記第1除霜運転を実行する時間が、前記第2除霜運転を実行する時間の、3分の1〜5分の1以下である、
    請求項7に記載の冷凍装置。
  9. 全ての前記蒸発器が、同一の室内に設置されている、
    請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の冷凍装置。
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