JP6602476B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホットガスを用いた除霜機能を備えた冷凍装置に関する。
冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置および蒸発器を有し、これらの機器が冷媒配管で接続された冷媒回路が設けられている。冷凍装置が長時間運転すると、蒸発器の表面に霜が付着し、蒸発器の周囲の空気と蒸発器に供給される冷媒との熱交換の効率が低減してしまうことがある。その対策として、蒸発器にヒータが予め付設され、ヒータの熱によって蒸発器に付着した霜を溶かす冷凍装置がある。ヒータを用いた除霜は、局所的に温度が上がり過ぎるため、蒸発器全体の除霜を行うには非効率的と考えられている。効率的に蒸発器を除霜する手段の一つとして、高温の冷媒を蒸発器に流して蒸発器を除霜するホットガス除霜が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、液溜、膨張弁および蒸発器を冷媒配管で順に接続して主冷媒回路を構成している。また、冷凍装置には、圧縮機の吐出管と蒸発器の入口配管とを接続するホットガスバイパス回路が設けられ、圧縮機の吐出管、ホットガスバイパス回路および凝縮器の入口配管の分岐点に三方比例弁が設けられている。さらに、液溜および膨張弁を接続する液ラインと圧縮機の吸入側の吸入ラインとが、インジェクション電磁弁を介してインジェクションバイパス回路で接続されている。圧縮機の吐出管に高圧センサが設けられ、圧縮機の吸入管に低圧センサが設けられている。
特許文献1には、冷凍装置は、除霜運転中に、高圧センサまたは低圧センサにて検出される冷媒圧力値が下方設定値よりも低いとき、インジェクション電磁弁を開いて吸入ラインに冷媒を補充し、一方、冷媒圧力値が上方設定値よりも高くなると三方比例弁の開度を調節して、凝縮器用送風機を運転し、吐出ガス冷媒を主冷媒回路の凝縮器に逃がし、除霜運転中における冷媒量を調整することが開示されている。
特開平6−347143号公報
従来、冷凍機とユニットクーラの組み合わせで使用される冷凍装置は、室外機と室内機の組み合わせが多岐にわたる。そのため、このような冷凍装置のホットガス除霜では、逆サイクル運転ではなく、特許文献1に開示されているように、ホットガスの流路を圧縮機の吐出配管から蒸発器入口にバイパスさせて、高温の冷媒を蒸発器に流し込むことが行われている。しかし、特許文献1に開示された除霜方法では、蒸発器の霜が溶けきるまでにかかる時間が長くなる。以下に、理由を説明する。
蒸発器の冷媒の入口側には熱量の大きいホットガスが入るので、すぐに除霜が開始されるが、蒸発器の冷媒の出口側へ向かうにつれて熱量が奪われたホットガスが流れるため、出口側に近いほどホットガスは霜を溶かすための熱量が足りない。そのため、熱量の大きいホットガスが蒸発器の出口側に到達して霜を溶かすためには、蒸発器の入口側に付着している霜が溶けるのを待つ必要がある。その結果、蒸発器の入口側と出口側のそれぞれの除霜時間の差が大きくなり、出口側の霜が溶けきるまで除霜を行うと、全体の除霜時間が長くなってしまう。除霜開始から終了までを時間で管理する場合、除霜時間が足りないと、霜が溶けずに残ってしまうことになる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、蒸発器の除霜を効率よく行うことができる冷凍装置を提供するものである。
本発明に係る冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置および蒸発器が冷媒配管を介して接続された主冷媒回路と、前記圧縮機から吐出される冷媒を前記蒸発器の前記絞り装置に接続されている一方側から該蒸発器に流入させて前記圧縮機の吸入側に戻す第1バイパス回路と、前記圧縮機から吐出される前記冷媒を前記蒸発器の該圧縮機に接続されている他方側から該蒸発器に流入させて前記圧縮機の吸入側に戻す第2バイパス回路と、前記圧縮機の冷媒吐出側と前記凝縮器との間に接続される第1バイパス配管と、前記絞り装置と前記蒸発器との間に接続される第2バイパス配管と、前記蒸発器と前記圧縮機の冷媒吸入側との間に接続される第3バイパス配管と、前記蒸発器と前記圧縮機の冷媒吸入側との間であって前記第3バイパス配管よりも前記圧縮機に近い側に接続される第4バイパス配管と、前記主冷媒回路、前記第1バイパス回路および前記第2バイパス回路の間で前記冷媒の流路を切り替えるバイパス切替ユニットと、運転状態に応じて前記バイパス切替ユニットを制御して前記冷媒の流路を切り替える制御部と、を有し、前記バイパス切替ユニットは、前記第1バイパス配管、前記第2バイパス配管、前記第3バイパス配管および前記第4バイパス配管と接続される流路切替器を有し、前記流路切替器は、前記圧縮機から吐出される前記冷媒を前記第1バイパス回路に流通させる場合、前記第1バイパス配管と前記第2バイパス配管とを接続し、前記圧縮機から吐出される前記冷媒を前記第2バイパス回路に流通させる場合、前記第1バイパス配管と前記第3バイパス配管とを接続し、前記第2バイパス配管と前記第4バイパス配管とを接続するものである。
本発明は、流路切替器がバイパス回路の流路を切り替えることで、蒸発器における冷媒の2つの出入口のうち、どちらの出入口からも除霜用のガス冷媒を蒸発器に流入させることができるので、2つの出入口から別々に高い熱量を持ったガス冷媒を蒸発器に供給することで、除霜時間を短縮し、除霜効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における冷凍装置の一構成例を示す冷媒回路図である。 図1に示した制御部を説明するための機能ブロック図である。 図1に示した制御部の一構成例を示す機能ブロック図である。 図1に示した冷凍装置における除霜運転時の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の冷凍装置に対する比較例の冷凍装置を示す冷媒回路図である。
実施の形態1.
本実施の形態1の冷凍装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施の形態1における冷凍装置の一構成例を示す冷媒回路図である。冷凍装置100は、圧縮機1、凝縮器3、絞り装置4および蒸発器5を有する。冷媒配管70を介して環状に接続された圧縮機1、凝縮器3、絞り装置4および蒸発器5は主冷媒回路を構成する。
冷凍装置100は、冷媒を主冷媒回路に循環させることで、空調対象空間を冷却する冷却運転を行う。冷凍装置100は、冷却運転を長時間連続して行うと、蒸発器5の表面に霜が発生してしまうことがある。そのため、冷凍装置100は、圧縮機1から吐出される高温、高圧のガス冷媒であるホットガスを蒸発器5に供給して蒸発器5に付着した霜を溶かす除霜運転を行う機能を備えている。
冷凍装置100は、上記の主冷媒回路の他に、除霜時にガス冷媒を蒸発器5に導くためのバイパス回路を備えている。バイパス回路は、第1バイパス配管70A〜第4バイパス配管70Dと、流路切替器7とを有する。また、冷凍装置100には、冷却運転および除霜運転の運転状態に応じて、冷媒の流路を切り替える回路切替機構が設けられている。図1に示す回路切替部16A、16Bが回路切替機構の一例である。
図1に示すように、冷媒配管70において、圧縮機1の吐出口と凝縮器3との間から分岐する第1バイパス配管70Aが設けられている。第1バイパス配管70Aには、バイパス電磁弁8が設けられている。冷媒配管70において、第1バイパス配管70Aが冷媒配管70から分岐する点と凝縮器3との間に主回路電磁弁2が設けられている。
冷媒配管70において、絞り装置4と蒸発器5との間から分岐する第2バイパス配管70Bが設けられている。冷媒配管70において、蒸発器5と圧縮機1の吸入口との間に主回路電磁弁6が設けられている。
冷媒配管70において、蒸発器5と主回路電磁弁6との間から分岐する第3バイパス配管70Cが設けられている。また、冷媒配管70において、主回路電磁弁6と圧縮機1の吸入口との間から分岐する第4バイパス配管70Dが設けられている。第4バイパス配管70Dには、バイパス電磁弁9が設けられている。流路切替器7は第1バイパス配管70A〜第4バイパス配管70Dと接続されている。
主回路電磁弁2が開状態であり、バイパス電磁弁8が閉状態であるとき、圧縮機1から吐出される冷媒は主冷媒回路を介して凝縮器3に流入する。その反対に、主回路電磁弁2が閉状態であり、バイパス電磁弁8が開状態であるとき、圧縮機1から吐出される冷媒は第1バイパス配管70Aを介して流路切替器7に流入する。主回路電磁弁2およびバイパス電磁弁8は、圧縮機1から吐出される冷媒の流路を主冷媒回路およびバイパス回路間で切り替える回路切替部16Aを構成する。
主回路電磁弁6が開状態であり、バイパス電磁弁9が閉状態であるとき、圧縮機1の吸入側が主冷媒回路を介して蒸発器5と接続される。その反対に、主回路電磁弁6が閉状態であり、バイパス電磁弁9が開状態であるとき、圧縮機1の吸入側が第4バイパス配管70Dを介して流路切替器7と接続される。主回路電磁弁6およびバイパス電磁弁9は、圧縮機1の吸入側の冷媒の流路を主冷媒回路とバイパス回路間で切り替える回路切替部16Bを構成する。
冷凍装置100には、冷凍装置100が冷却運転および除霜運転を行う際、電磁弁等の機器を制御する制御部20が設けられている。以下に、図1に示す各機器の構成を説明する。なお、冷却運転時の冷媒の流れを基準として、各機器において、冷媒が流入する方を上流側とし、冷媒が流出する方を下流側と称する。
[圧縮機1]
圧縮機1は、吸入する冷媒を圧縮し、冷媒を高温、高圧の状態にして吐出する。図1に示すように、圧縮機1は、冷媒の吐出側が主回路電磁弁2および第1バイパス配管70Aに接続され、冷媒の吸入側が主回路電磁弁6および第4バイパス配管70Dに接続されている。
[凝縮器3]
凝縮器3は、凝縮器3の周囲の空気と凝縮器3に供給される冷媒との間で熱交換を行い、冷媒を凝縮液化させる。凝縮器3は、例えば、フィンチューブ熱交換器で構成される。凝縮器3は、上流側が主回路電磁弁2に接続され、下流側が絞り装置4に接続されている。凝縮器3には、空気と冷媒との熱交換を促進するための送風ファン13が付設されている。
[絞り装置4]
絞り装置4は、冷媒を膨張させるための装置である。絞り装置4には、例えば、開度が可変である電子膨張弁、またはキャピラリーチューブなどが用いられる。本実施の形態1では、絞り装置4は電子膨張弁であるものとする。絞り装置4は、上流側が凝縮器3に接続され、下流側が蒸発器5に接続されている。
[蒸発器5]
蒸発器5は、蒸発器5の周囲の空気と蒸発器5に供給される冷媒との間で熱交換を行い、冷媒を蒸発させる。蒸発器5は、例えば、フィンチューブ熱交換器で構成される。蒸発器5は、上流側が絞り装置4に接続され、下流側が主回路電磁弁6に接続されている。蒸発器5には、空気と冷媒との熱交換を促進するための送風ファン15が付設されている。
[流路切替器7]
流路切替器7は、圧縮機1から吐出される、除霜用のガス冷媒の流路を切り替える機器である。流路切替器7は、例えば、四方弁である。本実施の形態1では、流路切替器7が四方弁の場合で説明する。流路切替器7の上流側は第1バイパス配管70Aに接続されている。ガス冷媒を蒸発器5の上流側から蒸発器5に流入する場合、流路切替器7は、第1バイパス配管70Aを第2バイパス配管70Bに接続する。また、蒸発器5の除霜に使用されたガス冷媒を圧縮機1の吸入側に戻すために、流路切替器7は、第3バイパス配管70Cを第4バイパス配管70Dに接続する。第1バイパス配管70Aおよび第2バイパス配管70Bが接続される流路と、第3バイパス配管70Cおよび第4バイパス配管70Dが接続される流路とを併せて、第1バイパス回路70Xと称する。
一方、除霜用のガス冷媒を蒸発器5の下流側から蒸発器5に流入する場合、流路切替器7は、第1バイパス配管70Aを第3バイパス配管70Cに接続する。また、蒸発器5の除霜に使用されたガス冷媒を圧縮機1の吸入側に戻すために、流路切替器7は、第2バイパス配管70Bを第4バイパス配管70Dに接続する。第1バイパス配管70Aおよび第3バイパス配管70Cが接続される流路と、第2バイパス配管70Bおよび第4バイパス配管70Dが接続される流路とを併せて、第2バイパス回路70Yと称する。流路切替器7および回路切替部16A、16Bは、主冷媒回路、第1バイパス回路70Xおよび第2バイパス回路70Yとの間で冷媒の流路を切り替えるバイパス切替ユニット17を構成する。
[主回路電磁弁2]
主回路電磁弁2は、冷媒配管70において、圧縮機1の吐出口と凝縮器3との間であって、第1バイパス配管70Aへの分岐点よりも凝縮器3側に設置されている。
[主回路電磁弁6]
主回路電磁弁6は、冷媒配管70において、蒸発器5の下流側であって、第3バイパス配管70Cへの分岐点と、第4バイパス配管70Dへの分岐点との間に設置されている。
[バイパス電磁弁8]
バイパス電磁弁8は、冷凍装置100が除霜運転を行うときにガス冷媒を流すための第1バイパス配管70Aに設置されている。
[バイパス電磁弁9]
バイパス電磁弁9は、冷凍装置100が除霜運転を行うときにガス冷媒を流すための第4バイパス配管70Dに設置されている。
[第1温度センサ11]
第1温度センサ11は、冷媒配管70において、冷凍装置100の冷却運転時に蒸発器5から冷媒が流出する、蒸発器5の出口付近に設置されている。第1温度センサ11は、蒸発器5において、圧縮機1と接続される側の冷媒の出入口に設けられている。
[第2温度センサ10]
第2温度センサ10は、冷媒配管70において、冷凍装置100の冷却運転時に蒸発器5に冷媒が流入する、蒸発器5の入口付近に設置されている。第2温度センサ10は、蒸発器5において、絞り装置4と接続される側の冷媒の出入口に設けられている。
[第1バイパス配管70A〜第4バイパス配管70D]
第1バイパス配管70A〜第4バイパス配管70Dは蒸発器5に付着した霜を溶かすガス冷媒を流す回路である。上述したように、第1バイパス配管70A〜第4バイパス配管70Dは流路切替器7と接続されている。流路切替器7が流路を切り替えることで、冷媒の流路を、第1バイパス回路70Xと第2バイパス回路70Yとの間で切り替えることができる。
[制御部20]
図2は、図1に示した制御部を説明するための機能ブロック図である。図2に示すように、制御部20は、プログラムを記憶するメモリ21と、プログラムにしたがって処理を実行するCPU(Central Processing Unit)22とを有する。制御部20は、第2温度センサ10および第1温度センサ11と信号線を介して接続されている。第2温度センサ10が検知する温度T10の値が制御部20に入力される。第1温度センサ11が検知する温度T11の値が制御部20に入力される。制御部20は、圧縮機1および送風ファン13、15と信号線を介して接続されている。制御部20は、流路切替器7、絞り装置4、主回路電磁弁2、6およびバイパス電磁弁8、9と信号線を介して接続されている。メモリ21には、蒸発器5における除霜終了の判定基準として、温度T11に関連する閾値である第1閾値TH1と、温度T10に関連する閾値である第2閾値TH2とが予め格納されている。
図3は、図1に示した制御部の一構成例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、制御部20は、冷却運転時に冷凍装置100を制御する冷凍サイクル制御手段31と、除霜運転時に冷凍装置100を制御する回路変更手段32および流路変更手段33とを有する。図2に示したCPU22がプログラムを実行することで、冷凍サイクル制御手段31、回路変更手段32および流路変更手段33が冷凍装置100に構成される。
冷凍サイクル制御手段31は、冷却運転の指示が入力されると、バイパス電磁弁8、9が閉状態、主回路電磁弁2、6が開状態で、圧縮機1および送風ファン13、15を起動する。冷凍サイクル制御手段31は、絞り装置4の開度と、圧縮機1および送風ファン13、15の運転周波数とを制御する。冷凍サイクル制御手段31は、蒸発器5の除霜が必要と判断すると、除霜運転を回路変更手段32に指示する。例えば、温度T11と設定蒸発温度との差が予め決められた値よりも大きくなった場合、冷凍サイクル制御手段31は、蒸発器5の除霜が必要と判断する。冷凍サイクル制御手段31は、除霜が終了した旨の通知を流路変更手段33から受けると、冷却運転の制御を再開する。
回路変更手段32は、除霜運転の指示を冷凍サイクル制御手段31から受けると、流路切替器7および回路切替部16A、16Bを制御して、圧縮機1から吐出される冷媒の流路を主冷媒回路から第1バイパス回路70Xに切り替える。具体的には、回路変更手段32は、主回路電磁弁2、6を閉め、バイパス電磁弁8、9を開け、圧縮機1から吐出される冷媒を第1バイパス配管70Aに流入させる。回路変更手段32は、流路切替器7を制御して、第1バイパス配管70Aを第2バイパス配管70Bに接続し、第3バイパス配管70Cを第4バイパス配管70Dに接続する。回路変更手段32は、除霜運転を開始したことを流路変更手段33に通知する。
流路変更手段33は、除霜運転開始が回路変更手段32から通知されると、第1温度センサ11が検知する値を監視する。そして、流路変更手段33は、第1温度センサ11が検知する温度T11が第1閾値TH1以上になると、流路切替器7を制御して、圧縮機1から吐出される冷媒の流路を第1バイパス回路70Xから第2バイパス回路70Yに切り替える。具体的には、流路変更手段33は、流路切替器7を制御して、第1バイパス配管70Aを第3バイパス配管70Cに接続し、第2バイパス配管70Bを第4バイパス配管70Dに接続する。
流路変更手段33は、冷媒の流路を第1バイパス回路70Xから第2バイパス回路70Yに切り替えた後、第2温度センサ10が検知する値を監視する。そして、流路変更手段33は、第2温度センサ10が検知する温度T10が第2閾値TH2以上になると、回路切替部16A、16Bを制御して、圧縮機1から吐出される冷媒の流路を第2バイパス回路70Yから主冷媒回路に切り替える。具体的には、流路変更手段33は、主回路電磁弁2、6を開け、バイパス電磁弁8、9を閉める。さらに、流路変更手段33は、冷媒の流路を第2バイパス回路70Yから主冷媒回路に切り替えた後、除霜が終了したことを冷凍サイクル制御手段31に通知する。
[冷凍装置100の動作の説明]
図1に示して冷媒回路図において、上述した構成の冷凍装置100の動作による冷媒の流れを説明する。冷凍装置100には、3パターンの冷媒の流れが存在する。
[冷却運転時における冷媒の流れ]
はじめに、冷凍装置100が冷却運転を行う場合の冷媒の流れについて説明する。図1に示す実線の矢印は、冷凍装置100が冷却運転を行うときの冷媒の流れを示す。冷却運転時においては、主回路電磁弁2および主回路電磁弁6はいずれも開状態であり、バイパス電磁弁8およびバイパス電磁弁9はいずれも閉状態である。
圧縮機1によって圧縮され吐出されたガス冷媒は凝縮器3へ流入する。凝縮器3に流入したガス冷媒は、送風ファン13から供給される空気と熱交換を行って凝縮し、液化して凝縮器3から流出する。凝縮器3から流出した液冷媒は、絞り装置4に流入し、絞り装置4によって膨張され減圧される。減圧された冷媒は、蒸発器5に流入し、送風ファン15から供給される空気と熱交換を行って蒸発し、気化して蒸発器5から流出する。蒸発器5から流出したガス冷媒は、圧縮機1に吸入される。
[除霜運転時における冷媒回路の制御方法]
次に、本実施の形態1の冷凍装置100における除霜運転時の動作手順を説明する。図4は、図1に示した冷凍装置における除霜運転時の動作手順を示すフローチャートである。初期状態として、冷凍装置100は冷却運転を行っているものとする。冷却運転時では、主回路電磁弁2および主回路電磁弁6は開状態であり、バイパス電磁弁8およびバイパス電磁弁9は閉状態である。初期状態として、バイパス回路として、第1バイパス回路70Xが設定されているものとする。
制御部20は、蒸発器5の除霜が必要と判断すると、除霜開始時に流路切替器7および回路切替部16A、16Bを制御して、圧縮機1から吐出されるガス冷媒の流路を主冷媒回路から第1バイパス回路70Xに切り替える(ステップS1)。具体的には、制御部20は、主回路電磁弁2および主回路電磁弁6を閉め、バイパス電磁弁8およびバイパス電磁弁9を開ける。また、制御部20は、流路切替器7を制御して、第1バイパス配管70Aと第2バイパス配管70Bを接続し、第3バイパス配管70Cと第4バイパス配管70Dを接続する。以下では、第1バイパス回路70Xを用いて蒸発器5の除霜を行うモードを第1の除霜モードと称する。
制御部20は、除霜運転を開始すると、第1温度センサ11が検知する値を監視する。そして、制御部20は、第1温度センサ11が検知する温度T11が第1閾値TH1以上であるか否かを判定する(ステップS2)。温度T11が第1閾値TH1以上になると、制御部20は、流路切替器7を制御して、圧縮機1から吐出されるガス冷媒の流路を第1バイパス回路70Xから第2バイパス回路70Yに切り替える(ステップS3)。具体的には、制御部20は、流路切替器7を制御して、第1バイパス配管70Aを第3バイパス配管70Cに接続し、第2バイパス配管70Bを第4バイパス配管70Dに接続する。以下では、第2バイパス回路70Yを用いて蒸発器5の除霜を行うモードを第2の除霜モードと称する。
制御部20は、ガス冷媒の流路を第1バイパス回路70Xから第2バイパス回路70Yに切り替えた後、第2温度センサ10が検知する値を監視する。そして、制御部20は、第2温度センサ10が検知する温度T10が第2閾値TH2以上であるか否かを判定する(ステップS4)。温度T10が第2閾値TH2以上になると、制御部20は、蒸発器5の除霜が終了したと判断する。制御部20は、回路切替部16A、16Bを制御して、圧縮機1から吐出されるガス冷媒の流路を第2バイパス回路70Yから主冷媒回路に切り替える(ステップS5)。具体的には、制御部20は、主回路電磁弁2、6を開け、バイパス電磁弁8、9を閉める。
[除霜運転時における冷媒の流れ]
次に、ホットガスを用いた除霜運転時の冷媒の流れについて説明する。図1に示す破線の矢印は第1の除霜モードにおける冷媒の流れを示し、図1に示す一点鎖線の矢印は第2の除霜モードにおける冷媒の流れを示す。具体的には、図1に示す破線の矢印は、冷凍装置100の冷却運転時に蒸発器5への冷媒の入口側に当たる個所からガス冷媒を蒸発器5に流入させる除霜運転時の冷媒の流れを示す。図1に示す一点鎖線の矢印は、冷凍装置100が冷却運転時に蒸発器5からの冷媒の出口側に当たる個所からガス冷媒を蒸発器5に流入させる除霜運転時の冷媒の流れを示す。除霜運転時においては、主回路電磁弁2および主回路電磁弁6はいずれも閉状態であり、バイパス電磁弁8およびバイパス電磁弁9はいずれも開状態である。
除霜運転時の第1の除霜モードにおける冷媒の流れを説明する。圧縮機1によって圧縮され吐出されたガス冷媒は、第1バイパス配管70Aに流入する。第1バイパス配管70Aに流入したガス冷媒は、流路切替器7および第2バイパス配管70Bを介して蒸発器5に流入する。蒸発器5に流入したガス冷媒は、蒸発器5に付着している霜を溶かす。蒸発器5から流出した冷媒は、第3バイパス配管70Cに流入し、流路切替器7および第4バイパス配管70Dを介して圧縮機1に吸入される。
続いて、除霜運転時の第2の除霜モードにおける冷媒の流れを説明する。圧縮機1によって圧縮され吐出されたガス冷媒は、第1の除霜モードと同様に、第1バイパス配管70Aに流入する。その後、第1バイパス配管70Aに流入したガス冷媒は流路切替器7および第3バイパス配管70Cを介して蒸発器5へ流入する。蒸発器5に流入したガス冷媒は、蒸発器5に付着している霜を溶かす。蒸発器5から流出した冷媒は、第2バイパス配管70Bに流入し、流路切替器7および第4バイパス配管70Dを介して圧縮機1に吸入される。
除霜運転における第1の除霜モードと第2の除霜モードとは、流路切替器7による流路の切り替えによって、蒸発器5に流入する冷媒の流れが逆転している。流路切替器7が流路を変えることで、ガス冷媒が第1バイパス配管70Aを経由して流路切替器7に流入するまではどちらのモードでも同じだが、第2の除霜モードでは、流路切替器7に流入したガス冷媒は第3バイパス配管70Cを介して蒸発器5へ流入する。蒸発器5から流出する冷媒は、第2バイパス配管70Bに流入し、流路切替器7および第4バイパス配管70Dを介して圧縮機1へ吸入される。
[本実施の形態1の冷凍装置100と比較例との比較]
本実施の形態1の冷凍装置100において、除霜運転中にホットガスの流路を切り替えることで、除霜効率が向上することを説明する。
図5は、本発明の実施の形態1の冷凍装置に対する比較例の冷凍装置を示す冷媒回路図である。図5に示す冷凍装置は、圧縮機1、凝縮器3、絞り装置4および蒸発器5を有する。冷媒配管170を介して環状に接続された圧縮機1、凝縮器3、絞り装置4および蒸発器5は主冷媒回路を構成する。凝縮器3には送風ファン13が設けられ、蒸発器5には送風ファン15が設けられている。図5に示す実線の矢印は冷却運転時の冷媒の流れを示す。
図5に示すように、冷媒配管170において、圧縮機1と凝縮器3との間に主回路電磁弁2が設けられている。また、ホットガスデフロスト用のバイパス配管171が圧縮機1の吐出側で冷媒配管170から分岐して設けられている。バイパス配管171の2つの接続口のうち、一方の接続口が圧縮機1と主回路電磁弁2との間で冷媒配管170に接続され、他方の接続口が絞り装置4と蒸発器5との間で冷媒配管170に接続されている。
図5に示す冷凍装置における、蒸発器5の除霜について説明する。図5に示す破線の矢印は除霜運転時の冷媒の流れを示す。除霜運転時には、主回路電磁弁2は閉状態である。図5に示す冷凍装置には、図1に示した流路切替器7および第1バイパス配管70A〜第4バイパス配管70Dが設けられていない。そのため、図5に示す冷凍装置では、流路切替器7による第1バイパス配管70A〜第4バイパス配管70Dの切り替えがなく、圧縮機1から吐出されたガス冷媒はバイパス配管171を介して蒸発器5へ流入する。蒸発器5へ流入したガス冷媒は蒸発器5に付着している霜を溶かす。蒸発器5から流出した冷媒は圧縮機1へ吸入される。
図5に示す冷凍装置において、蒸発器5へ流入したガス冷媒は、蒸発器5に流入する箇所から離れた箇所にかけて、付着した霜を順に溶かしていく。除霜運転開始直後、ガス冷媒は、蒸発器5への流入口周辺の霜に熱量のほとんどが奪われ、蒸発器5の流出口に流れつくころには、流出口周辺に付着した霜を溶かすだけの熱量が残っていない。そのため、蒸発器5の流出口周辺では、冷媒はほとんど霜を溶かすことができない。その後、除霜時間が経過するにつれて、蒸発器5の流入口周辺でガス冷媒の熱量を奪っていた霜が溶けてなくなると、ガス冷媒は、蒸発器5の流入口周辺で熱量が奪われなくなる。そのため、徐々に蒸発器5の流出口側にも十分な熱量を持ったガス冷媒が流れるようになり、蒸発器5の流出口側に付着している霜も溶け始める。
図5に示した冷凍装置が行う、上記の除霜方法では、蒸発器5に付着した霜を全部溶かしきるまで、除霜の範囲が蒸発器5の流入口周辺から徐々に全体に広がるまで待つ必要があり、時間がかかってしまう。また、蒸発器5の流入口周辺の霜が溶けてなくなった後も、除霜が終了した、着霜してしない回路を経由してガス冷媒が除霜の必要な箇所へ流れるため、着霜していない回路を経由する間にガス冷媒から放熱される熱量が無駄になってしまう。
これに対して、本実施の形態1の冷凍装置100では、図1を参照して説明したように、第1バイパス配管70A〜第4バイパス配管70Dと流路切替器7とを組み合わせることで、蒸発器5の2つの出入口のうち、一方の出入口からガス冷媒を蒸発器5に流入させる回路と他方の出入口からガス冷媒を蒸発器5に流入させる回路とで切り替えることができる。流路切替器7を介してガス冷媒を流すバイパス回路を切り替えることで、蒸発器5の除霜にかかる時間を短縮でき、無駄にしていた熱量を削減できる。本実施の形態1では除霜効率が向上することを、以下に、詳しく説明する。
冷凍装置100では、はじめに、冷却運転時における冷媒の流れと同様に、蒸発器5において、冷媒の入口側から蒸発器5にガス冷媒を流し、蒸発器5の入口側周辺に付着している霜を溶かしていく。その後、蒸発器5の入口側周辺の霜が溶けるにつれてガス冷媒は奪われる熱量が減少し、蒸発器5から流出するガス冷媒の温度が上昇していく。そのため、蒸発器5の冷媒の出口側に設置された第1温度センサ11が検知した温度T11が第1閾値TH1以上になった段階で、制御部20は、蒸発器5の入口側周辺に付着した霜は溶けたと判断し、流路切替器7を制御して流路を切り替える。
流路切替器7が流路を切り替えることで、蒸発器5に流入するガス冷媒の流れが逆転する。流路切替器7による流路の切り替え前に蒸発器5の入口側から流入していたガス冷媒は、流路の切り替え後、蒸発器5の出口側から蒸発器5に流入する。その結果、高い熱量を持ったガス冷媒が蒸発器5の出口側から流入することになり、流路切替器7による流路の切り替え前に多く残っていた蒸発器5の出口側周辺の霜をより早く溶かすことができる。そして、蒸発器5に付着していた霜が全て溶けてなくなり、蒸発器5の入口側に設置された第2温度センサ10が高温の状態で蒸発器5から流出するガス冷媒の温度を検知すると、制御部20は、除霜運転を終了させる。
このようにして、本実施の形態1では、流路切替器7がバイパス回路の流路を切り替えることで、ガス冷媒を蒸発器5の入口側および出口側のうち、どちら側からでも蒸発器5に流入させることができる。そのため、蒸発器5において、通常、ガス冷媒が流れ込む側とは反対側に多く溶け残ってしまう霜を、効率的に除霜することができる。また、既に霜が溶けきった回路にガス冷媒を通さずに、より多くの霜が残っている側に高い熱量を持ったガス冷媒を流すことで、無駄に放熱していた熱量を削減できる。
なお、図4を参照して説明した手順では、初期状態として、第1バイパス回路70Xが設定されている場合で説明したが、第2バイパス回路70Yが設定されていてもよい。この場合、先に第2バイパス回路70Yを用いて除霜を行い、その後に第1バイパス回路70Xを用いて除霜を行ってもよい。
本実施の形態1の冷凍装置は、圧縮機1、凝縮器3、絞り装置4および蒸発器5を含む主冷媒回路と、蒸発器5が絞り装置4と接続される側から冷媒を蒸発器5に流入させて圧縮機1の吸入側に戻す第1バイパス回路70Xと、蒸発器5が圧縮機1と接続される側から冷媒を蒸発器5に流入させて圧縮機1の吸入側に戻す第2バイパス回路70Yと、主冷媒回路、第1バイパス回路70Xおよび第2バイパス回路70Yの間で冷媒の流路を切り替えるバイパス切替ユニット17と、運転状態に応じて冷媒の流路を切り替える制御部20とを有するものである。
本実施の形態1では、流路切替器7がバイパス回路の流路を切り替えることで、蒸発器5における冷媒の2つの出入口のうち、どちらの出入口からも除霜用のガス冷媒を蒸発器5に流入させることができる。そのため、蒸発器5の2つの出入口から別々に高い熱量を持ったガス冷媒を蒸発器5に供給できる。その結果、一方の出入口だけからガス冷媒を蒸発器に流入させる場合に比べて除霜時間を短縮できる。理由は次の通りである。一方の出入口だけからガス冷媒を蒸発器に流入させる場合、除霜の範囲がガス冷媒の流入口から流出口の方にかけて広がるまでに時間がかかり、流入口側の除霜時間と流出口側の除霜時間との差が長くなってしまう。一方の出入口からガス冷媒を蒸発器5に流入させた後、他方の出入口からガス冷媒を蒸発器5に流入させることで、これらの除霜時間の差を短くすることができる。本実施の形態1では、一方の出入口だけからガス冷媒を蒸発器に流入させる場合に比べて、除霜効率を向上させることができる。
また、一方の出入口だけからガス冷媒を蒸発器5に流入させる場合、ガス冷媒が流出する側の出入口周辺において霜が溶けずに残ってしまうおそれがあるが、2つの出入口から別々に高い熱量を持ったガス冷媒を蒸発器5に供給することで、いずれかの出入口に霜が溶けずに残ることを防ぐことができる。さらに、蒸発器5において、一方の出入口側の霜が溶けた後、より多くの霜が残っている他方の出入口側に高い熱量を持ったガス冷媒を流すことで、無駄に放熱していた熱量を削減できる。
本実施の形態1において、制御部20は、蒸発器5の除霜時に、冷媒の流路を主冷媒回路から第1バイパス回路70Xに切り替える回路変更手段32と、冷媒の流路を第1バイパス回路70Xから第2バイパス回路70Yに切り替える流路変更手段33とを有していてもよい。この場合、蒸発器5において、絞り装置4と接続される側の冷媒出入口の周辺が除霜された後に、圧縮機1と接続される側の冷媒出入口の周辺が除霜されるため、効率よく除霜することができる。
本実施の形態1において、蒸発器5の一方側に第1温度センサ11が設けられ、蒸発器5の他方側に第2温度センサ10が設けられ、流路変更手段33は、第1温度センサ11が検知する温度が第1閾値以上になると、冷媒の流路を第1バイパス回路70Xから第2バイパス回路70Yに切り替え、第2温度センサ10が検知する温度が第2閾値以上になると、冷媒の流路を第2バイパス回路70Yから主冷媒回路に切り替えるようにしてもよい。この場合、流路変更手段33は、ガス冷媒が蒸発器5から流出する側の冷媒の温度を監視することで、ガス冷媒が蒸発器5に流入する側の周辺における霜が溶けきったか否かをより正確に判定できる。
本実施の形態1において、バイパス切替ユニット17は、主冷媒回路と第1バイパス回路70Xまたは第2バイパス回路70Yとの間で冷媒の流路を切り替える回路切替部16A、16Bと、第1バイパス回路70Xと第2バイパス回路70Yとの間で冷媒の流路を切り替える流路切替器7とを有していてもよい。この場合、冷媒の流路の切り替えを、主冷媒回路およびバイパス回路間と、第1バイパス回路70Xおよび第2バイパス回路70Y間とで、別々に制御することができる。
1 圧縮機、2、6 主回路電磁弁、3 凝縮器、4 絞り装置、5 蒸発器、7 流路切替器、8 バイパス電磁弁、9 バイパス電磁弁、10 第2温度センサ、11 第1温度センサ、13、15 送風ファン、16A、16B 回路切替部、17 バイパス切替ユニット、20 制御部、21 メモリ、22 CPU、31 冷凍サイクル制御手段、32 回路変更手段、33 流路変更手段、70、170 冷媒配管、70A 第1バイパス配管、70B 第2バイパス配管、70C 第3バイパス配管、70D 第4バイパス配管、70X 第1バイパス回路、70Y 第2バイパス回路、100 冷凍装置、171 バイパス配管。

Claims (5)

  1. 圧縮機、凝縮器、絞り装置および蒸発器が冷媒配管を介して接続された主冷媒回路と、
    前記圧縮機から吐出される冷媒を前記蒸発器の前記絞り装置に接続されている一方側から該蒸発器に流入させて前記圧縮機の吸入側に戻す第1バイパス回路と、
    前記圧縮機から吐出される前記冷媒を前記蒸発器の該圧縮機に接続されている他方側から該蒸発器に流入させて前記圧縮機の吸入側に戻す第2バイパス回路と、
    前記圧縮機の冷媒吐出側と前記凝縮器との間に接続される第1バイパス配管と、
    前記絞り装置と前記蒸発器との間に接続される第2バイパス配管と、
    前記蒸発器と前記圧縮機の冷媒吸入側との間に接続される第3バイパス配管と、
    前記蒸発器と前記圧縮機の冷媒吸入側との間であって前記第3バイパス配管よりも前記圧縮機に近い側に接続される第4バイパス配管と、
    前記主冷媒回路、前記第1バイパス回路および前記第2バイパス回路の間で前記冷媒の流路を切り替えるバイパス切替ユニットと、
    運転状態に応じて前記バイパス切替ユニットを制御して前記冷媒の流路を切り替える制御部と、
    を有し、
    前記バイパス切替ユニットは、
    前記第1バイパス配管、前記第2バイパス配管、前記第3バイパス配管および前記第4バイパス配管と接続される流路切替器を有し、
    前記流路切替器は、
    前記圧縮機から吐出される前記冷媒を前記第1バイパス回路に流通させる場合、前記第1バイパス配管と前記第2バイパス配管とを接続し、
    前記圧縮機から吐出される前記冷媒を前記第2バイパス回路に流通させる場合、前記第1バイパス配管と前記第3バイパス配管とを接続し、前記第2バイパス配管と前記第4バイパス配管とを接続する、冷凍装置。
  2. 前記バイパス切替ユニットは、
    前記主冷媒回路と前記第1バイパス配管との間で前記冷媒の流路を切り替える第1の回路切替部を有する、請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記バイパス切替ユニットは、
    前記主冷媒回路と前記第4バイパス配管との間で前記冷媒の流路を切り替える第2の回路切替部を有する、請求項1または2に記載の冷凍装置。
  4. 前記制御部は、
    前記蒸発器の除霜開始時に、前記バイパス切替ユニットを制御して、前記冷媒の流路を前記主冷媒回路から前記第1バイパス回路に切り替える回路変更手段と、
    前記バイパス切替ユニットを制御して、前記冷媒の流路を前記第1バイパス回路から前記第2バイパス回路に切り替える流路変更手段と、を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  5. 前記蒸発器の一方側に設けられた第1温度センサと、
    前記蒸発器の他方側に設けられた第2温度センサと、をさらに有し、
    前記流路変更手段は、
    前記蒸発器の除霜開始時に前記冷媒の流路が設定された前記第1バイパス回路を、前記第1温度センサの値が予め決められた第1閾値以上になると、前記第2バイパス回路に切り替え、
    前記第2温度センサの値が予め決められた第2閾値以上になると、前記冷媒の流路を前記第2バイパス回路から前記主冷媒回路に切り替える、請求項に記載の冷凍装置。
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