JP6601445B2 - 排気タービン発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関からの排気ガスを用いて発電を行う排気タービン発電システムに関する。
特許文献1は、内燃機関の排気エネルギーによって発電を行う排気タービン発電システムを開示している。その排気タービン発電システムでは、排気ガス流路が2系統に分離されている。第1の排気ガス流路は、ブローダウン流れによる排気ガスを、排気タービン発電機のタービン部に供給する。タービン部より上流側の第1の排気ガス流路には、排気エネルギーを蓄える排気レシーバが設けられている。第2の排気ガス流路は、スカベンジング流れによる排気ガスを、排気レシーバ及びタービン部をバイパスさせて流す。
特許文献2は、過給機付き内燃機関を開示している。その内燃機関は、過給機のタービンに通じる第1排気通路と、タービンを通らない第2排気通路と、排気通路から吸気通路に向かうEGR通路とを備える。EGR通路は、タービン上流の第1排気通路に接続された第1EGR通路と、第2排気通路に接続された第2EGR通路とを含む。
特開2015−21448号公報 特開2010−24972号公報
排気タービン発電システムにおいてタービン仕事を増やすためには、タービンの膨張比を高めることが重要である。そのためには、タービン入口のガス圧力を高めることが必要である。しかしながら、上記の特許文献2に開示されている構成では、タービン上流の第1排気通路に第1EGR通路が接続されている。その場合、第1EGR通路を通して排気ガスの一部が吸気側に戻る上、第1EGR通路の存在によりタービン上流の容積が増大する。そのため、第1排気通路における排気ガスの圧力が上昇しにくい、すなわち、タービン入口のガス圧力が上昇しにくい。その結果、タービン仕事が減少してしまう。
本発明の1つの目的は、2系統の排気経路を有する排気タービン発電システムにおけるタービン仕事を向上させることができる技術を提供することにある。
第1の発明は、排気タービン発電システムを提供する。
排気タービン発電システムは、
各気筒が吸気開口部、第1排気開口部及び第2排気開口部を有する内燃機関と、
内燃機関からの排気ガスでタービンを回転させることにより発電を行う排気タービン発電機と、
吸気開口部につながる吸気管と、
第1排気開口部とタービンの入口部との間を接続する第1排気管と、
タービンを介さずに、第2排気開口部とタービンの下流のタービン下流排気管との間を接続する第2排気管と、
第1排気管に接続されることなく、第2排気管と吸気管との間を接続するEGR配管と
を備える。
第2の発明は、第1の発明において、更に次の特徴を有する。
第2排気管の径は、第1排気管の径より大きい。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、更に次の特徴を有する。
内燃機関の複数の気筒のそれぞれにつながる複数の第2排気管は、合流点において合流する。
EGR配管は、合流点よりも上流において複数の第2排気管のいずれかに接続されている。
第1の発明に係る排気タービン発電システムでは、排気経路が2系統に分けられている。第1排気管は、排気ガスを排気タービン発電機のタービンに導くために用いられる。一方、第2排気管は、排気ガスをタービンを通さずに排出するために用いられる。そして、EGR配管は、第1排気管に接続されることなく、第2排気管と吸気管との間を接続している。従って、第1排気管中の排気ガスの一部がEGRガスとして取り出されることはなく、タービンに入力される排気ガス量は減少しない。また、タービンの上流の容積の増大も発生しない。そのため、タービン入口部のガス圧力が上昇しやすくなり、また、当該ガス圧力の上昇幅も大きくなる。すなわち、排気ガスのエネルギーを有効にタービンに導き、タービン入力仕事を増加させることが可能となる。その結果、タービンの膨張比が高まり、排気タービン発電システムにおけるタービン仕事が向上する。
第2の発明に係る排気タービン発電システムでは、第2排気管の径は、第1排気管の径より大きい。第1排気管の径を小さくすることにより、第1排気管の容積を小さくして、タービン仕事を更に増加させることが可能となる。一方、タービンを通らない第2排気管の径が大きくなることにより、管路圧損が小さくなり、気筒から排気ガスを押し出すのに必要な力が小さくなる。その結果、ポンピングロスが低減される。すなわち、タービン仕事の増加とポンピングロスの低減の両立が可能となる。
第3の発明に係る排気タービン発電システムでは、EGR配管は、複数の第2排気管の合流点よりも上流においていずれかの第2排気管に接続されている。合流点よりも上流にEGR配管をつなぐことにより、EGR配管を短くすることができる。そして、EGR配管が短くなることにより、圧損が減少し、所望量のEGRガスを適切に吸気管に導入することが可能となる。すなわち、EGR特性が向上する。
本発明の第1の実施の形態に係る排気タービン発電システムの構成例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る排気タービン発電システムにおける弁制御を示すグラフ図である。 一般的な排気圧力の変化を説明するためのグラフ図である。 タービン入力仕事の排気容積に対する依存性を示すグラフ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る排気タービン発電システムの特徴を説明するための概略図である。 本発明の第3の実施の形態に係る排気タービン発電システムの構成例を示す概略図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.第1の実施の形態
1−1.基本構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る排気タービン発電システム1の構成例を示す概略図である。排気タービン発電システム1は、主な構成として、内燃機関10(エンジン)、排気タービン発電機50、電気装置70、及び制御装置100を備えている。
内燃機関10は、燃焼が行われる気筒11(燃焼室)を有している。図1には代表として1つの気筒11だけが示されているが、気筒11の数は任意である。気筒11内には、ピストン(図示されない)が上下往復運動可能なように設けられている。ピストンが上下往復運動することにより、吸気及び排気が行われる。
吸気管20(吸気ポート)は、気筒11に吸気ガスを供給するために設けられている。吸気管20の気筒11に対する開口部は、吸気開口部21である。つまり、吸気管20は、吸気開口部21において気筒11につながっている。その吸気開口部21には、吸気弁(図示されない)が開閉可能に設けられている。吸気弁の開閉を制御することにより、気筒11への吸気ガスの供給が制御される。また、吸気管20の途中には、吸気量を調節するためのスロットルバルブ25が配置されている。
排気管30(排気ポート)は、気筒11から排気ガスを排出するために設けられている。排気管30の気筒11に対する開口部は、排気開口部31である。つまり、排気管30は、排気開口部31において気筒11につながっている。その排気開口部31には、排気弁(図示されない)が開閉可能に設けられている。排気弁の開閉を制御することにより、気筒11からの排気ガスの排出が制御される。
EGR(Exhaust Gas Recirculation)配管40は、排気ガスの一部をEGRガスとして吸気側に戻すために設けられている。そのために、EGR配管40は、排気管30と吸気管20との間を接続するように配置されている。EGR配管40と吸気管20との接続点は、EGR接続点24である。このEGR接続点24は、スロットルバルブ25よりも下流に位置している。一方、EGR配管40と排気管30との接続点は、EGR接続点34である。このEGR接続点34の詳細については、後述される。また、EGR配管40の途中には、EGRガスの量を調節するためのEGRバルブ45が配置されている。
排気タービン発電機50は、一部の排気管30とつながっており、内燃機関10からの排気ガスを用いて発電を行う。より詳細には、排気タービン発電機50は、タービン51と、タービン51の出力軸に接続された発電機52とを有している。タービン51のガス入口とガス出口は、それぞれ、タービン入口部51Iとタービン出口部51Eである。内燃機関10からの排気ガスはタービン入口部51Iを通してタービン51に供給され、それによりタービン51が回転する。そして、タービン51が回転することにより、発電機52が駆動され、発電を行う。このように、排気タービン発電機50は、内燃機関10からの排気エネルギーを電気エネルギーに変換する。
タービン51のタービン出口部51Eは、タービン下流排気管60に接続されている。タービン51を通った排気ガスは、タービン出口部51Eからタービン下流排気管60に流れる。タービン下流排気管60の途中には、排気ガス浄化用の触媒80が配置されている。
電気装置70は、排気タービン発電機50によって生成された電力を使用する。より詳細には、電気装置70は、インバータ71、スイッチ72、バッテリ73、及び電気負荷74を含んでいる。排気タービン発電機50によって生成された電力は、インバータ71によって変換され、バッテリ73あるいは電気負荷74に供給される。バッテリ73への供給と電気負荷74への供給は、スイッチ72によって切り替え可能である。また、スイッチ72を切り替えることによって、バッテリ73から放電される電力を電気負荷74に供給することも可能である。例えばハイブリッド車の場合、電気負荷74は、車両駆動用モータを含む。
制御装置100は、内燃機関10及び電気装置70の運転を制御する。典型的には、制御装置100は、プロセッサ、記憶装置、及び入出力インタフェースを備えるマイクロコンピュータである。制御装置100は、ECU(Electronic Control Unit)とも呼ばれる。制御装置100は、スロットルバルブ25の開度、EGRバルブ45の開度、吸気弁及び排気弁の開閉タイミング、燃料噴射等を制御することにより、内燃機関10の運転を制御する。また、制御装置100は、インバータ71及びスイッチ72を制御することにより、バッテリ73の充放電及び電気負荷74への電力供給を制御する。
1−2.2系統の排気経路
本実施の形態では、排気経路は2系統に分離されている。より詳細には、図1に示されるように、排気管30は、第1排気管30A(主排気管)と第2排気管30B(副排気管)とに分けられている。第1排気管30Aは、第1排気開口部31Aにおいて気筒11につながっている。一方、第2排気管30Bは、第2排気開口部31Bにおいて気筒11につながっている。つまり、気筒11は、第1排気開口部31Aと第2排気開口部31Bを有している。
第1排気管30Aは、排気ガスを排気タービン発電機50のタービン51に導くために用いられる。そのために、第1排気管30Aは、第1排気開口部31Aとタービン入口部51Iとの間を接続するように配置されている。
一方、第2排気管30Bは、排気ガスをタービン51を通さずに排出するために用いられる。そのために、第2排気管30Bは、タービン51を介さずに、第2排気開口部31Bとタービン下流排気管60との間を接続するように配置されている。つまり、第2排気管30Bは、タービン51を通らないバイパス排気経路を構成している。図1に示されるように、第2排気管30Bは、バイパス接続点61においてタービン下流排気管60につながっている。そのバイパス接続点61は、タービン51よりも下流で、且つ、触媒80よりも上流に位置している。
図2は、本実施の形態における弁制御を示すグラフ図である。横軸はクランク角を表し、縦軸は各弁のリフト量を表している。説明のため、第1排気開口部31Aに設けられた排気弁を「第1排気弁」と呼び、第2排気開口部31Bに設けられた排気弁を「第2排気弁」と呼ぶ。
第1排気弁は、通常のタイミングで開閉する、つまり、排気下死点付近で開き、排気上死点付近で閉じる。第1排気弁が開く前、内燃機関10の燃焼・膨張行程において、気筒11内の温度及び圧力は高まっている。よって、第1排気弁が開いた直後、高温高圧の排気ガスが音速に近い高速度で排出される。このような排気行程初期の排気流れは、「ブローダウン流れ」と呼ばれる。高温高圧のブローダウン流れが、第1排気管30Aを通してタービン51に導かれるため、タービン51の駆動効率が高くなる。
第2排気弁の開閉タイミングは、第1排気弁の開閉タイミングのそれぞれよりも後である。具体的には、第2排気弁は、第1排気弁によるブローダウンが終了する付近で開き、排気上死点付近で閉じる。尚、第2排気弁の最大リフト量は、第1排気弁の最大リフト量よりも小さい。
1−3.タービン仕事の向上
図3は、一般的な排気圧力の変化を説明するためのグラフ図である。横軸はクランク角を表し、縦軸は圧力あるいは排気弁のリフト量を表している。排気弁がリフトした直後、弁リフト量は少なく、ガスが流出する開口面積は小さい。また、ガス流れは音速で律速される。よって、排気弁がリフトした直後、排気管に流れ込む排気ガス量は限られる。その後、弁リフト量が増加するにつれ、排気ガスは徐々に流出していく。従って、図3に示されるように、排気行程初期の段階では、排気圧力はゆっくりと上昇することになる。排気圧力がゆっくりと上昇するという傾向は、排気管の容積が大きくなるにつれて、更に顕著になる。
図1で示された本実施の形態の構成について同じことを考える。図3中の排気弁のリフト量は、本実施の形態における第1排気開口部31A側の第1排気弁のリフト量(図2参照)に相当する。第1排気弁がリフトした直後、第1排気管30Aに流れ込む排気ガス量は限られる。このとき、第1排気管30Aの容積が大きいと、第1排気管30Aにおける排気圧力はゆっくり上昇することになる。その場合、タービン51のタービン入口部51Iのガス圧力もゆっくり上昇することになる。
排気タービン発電システム1においてタービン仕事を増やすためには、タービン51の膨張比を高めることが重要である。そのためには、タービン51のタービン入口部51Iのガス圧力を高めることが必要である。しかしながら、上述の通り、第1排気管30Aの容積が大きい場合、排気行程初期において排気圧力が上昇しにくくなり、タービン入口部51Iのガス圧力も上昇しにくくなる。
図4は、タービン入力仕事の排気容積に対する依存性を示すグラフ図である。横軸は排気容積/1気筒容積を表しており、縦軸はタービン入力仕事を表している。ここで、排気容積とは、第1排気管30Aの容積であり、第1排気開口部31Aからタービン入口部51Iまでの容積である。1気筒容積は、1つの気筒11の容積である。図4から、排気容積が大きくなるにつれ、タービン入力仕事が減少することが分かる。
以上に説明したように、排気ガスのエネルギーを有効にタービン51に導き、タービン仕事を増加させるためには、第1排気管30Aの容積をできるだけ小さくすることが好ましい。本実施の形態に係る排気タービン発電システム1は、この観点に基づいて設計されている。
再度図1を参照して、本実施の形態によれば、EGR配管40は、第1排気管30Aには接続されず、第2排気管30Bと吸気管20との間を接続している。より詳細には、EGR配管40は、第2排気管30B上のEGR接続点34と吸気管20上のEGR接続点24との間を接続している。タービン51の上流の第1排気管30Aには、いかなるEGR配管もつながっていない。すなわち、タービン51の上流の第1排気管30Aから排気ガスの一部がEGRガスとして取り出されることはない。
比較例として、EGR配管40がタービン51の上流の第1排気管30Aにつながっている場合を考える。この比較例の場合、第1排気管30A中の排気ガスの一部が、EGRガスとして取り出され、EGR配管40を通して吸気側に戻ってしまう。つまり、タービン51に入力される排気ガス量が減少してしまう。また、EGR配管40が第1排気管30Aに接続されることは、第1排気管30Aの容積が増大することと等価である。これらのことから、排気行程初期において排気圧力が上昇しにくくなり、タービン入口部51Iのガス圧力も上昇しにくくなる。その結果、タービン仕事が減少してしまう。
一方、本実施の形態によれば、タービン51の上流の第1排気管30Aには、いかなるEGR配管もつながっていない。従って、第1排気管30A中の排気ガスの一部がEGRガスとして取り出されることはなく、タービン51に入力される排気ガス量は減少しない。また、タービン51の上流の容積の増大も発生しない。そのため、タービン入口部51Iのガス圧力が上昇しやすくなり、また、当該ガス圧力の上昇幅も大きくなる。すなわち、排気ガス(特に、排気行程初期のブローダウン流れ)のエネルギーを有効にタービン51に導き、タービン入力仕事を増加させることが可能となる(図4参照)。その結果、タービン51の膨張比が高まり、排気タービン発電システム1におけるタービン仕事が向上する。
2.第2の実施の形態
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る排気タービン発電システム1の特徴を説明するための概略図である。図5において、電気装置70や制御装置100の図示は省略されている。また、上記の第1の実施の形態と重複する説明は適宜省略する。
本実施の形態によれば、第2排気管30Bの径(流路断面積)は、第1排気管30Aの径より大きい。タービン51側の第1排気管30Aの径を小さくすることにより、第1排気管30Aの容積を小さくして、タービン仕事を更に増加させることが可能となる。一方、タービン51を通らない第2排気管30Bの径が大きくなることにより、管路圧損が小さくなり、気筒11から排気ガスを押し出すのに必要な力が小さくなる。その結果、ポンピングロスが低減される。すなわち、本実施の形態によれば、タービン仕事の増加とポンピングロスの低減の両立が可能となる。
3.第3の実施の形態
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る排気タービン発電システム1の構成例を示す概略図である。図6において、電気装置70や制御装置100の図示は省略されている。また、既出の実施の形態と重複する説明は適宜省略する。
図6には、複数の気筒11−i(i=1〜3)が示されている。各々の気筒11−iの第1排気開口部31A及び第2排気開口部31Bには、それぞれ、第1排気管30A−i及び第2排気管30B−iがつながっている。複数の気筒11−i(i=1〜3)のそれぞれから延びる複数の第1排気管30A−iは、合流点33Aにおいて合流した後、タービン入口部51Iにつながっている。また、複数の気筒11−i(i=1〜3)のそれぞれから延びる複数の第2排気管30B−iは、合流点33Bにおいて合流した後、タービン下流排気管60上のバイパス接続点61につながっている。
本実施の形態によれば、EGR配管40は、合流点33Bよりも上流において複数の第2排気管30B−iのいずれかに接続される。図6に示される例では、EGR配管40は、合流点33Bよりも上流の第2排気管30B−3に接続されている。合流点33Bよりも上流にEGR配管40をつなぐことにより、EGR配管40を短くすることができる。そして、EGR配管40が短くなることにより、圧損が減少し、所望量のEGRガスを適切に吸気管20に導入することが可能となる。すなわち、EGR特性が向上する。
4.第4の実施の形態
矛盾しない限りにおいて、上述の第1〜第3の実施の形態のうちいくつかを組み合わせることも可能である。
1 排気タービン発電システム
10 内燃機関
11、11−1、11−2、11−3 気筒
20 吸気管
21 吸気開口部
24 EGR接続点
25 スロットルバルブ
30 排気管
30A、30A−1、30A−2、30A−3 第1排気管
30B、30B−1、30B−2、30B−3 第2排気管
31 排気開口部
31A 第1排気開口部
31B 第2排気開口部
33A 合流点
33B 合流点
34 EGR接続点
40 EGR配管
45 EGRバルブ
50 排気タービン発電機
51 タービン
51I タービン入口部
51E タービン出口部
52 発電機
60 タービン下流排気管
61 バイパス接続点
70 電気装置
71 インバータ
72 スイッチ
73 バッテリ
74 電気負荷
80 触媒
100 制御装置(ECU)

Claims (2)

  1. 各気筒が吸気開口部、第1排気開口部及び第2排気開口部を有する内燃機関と、
    前記内燃機関からの排気ガスでタービンを回転させることにより発電を行う排気タービン発電機と、
    前記吸気開口部につながる吸気管と、
    前記第1排気開口部と前記タービンの入口部との間を接続する第1排気管と、
    前記タービンを介さずに、前記第2排気開口部と前記タービンの下流のタービン下流排気管との間を接続する第2排気管と、
    前記第1排気管に接続されることなく、前記第2排気管と前記吸気管との間を接続するEGR配管と
    を備え、
    排気行程において、前記第1排気開口部に設けられた第1排気弁が開くタイミングは、前記第2排気開口部に設けられた第2排気弁が開くタイミングよりも早く、
    前記第1排気管と前記吸気管との間を接続するEGR配管は存在しておらず、
    前記第2排気管の径は、前記第1排気管の径より大きい
    排気タービン発電システム。
  2. 請求項1記載の排気タービン発電システムであって、
    前記内燃機関の複数の気筒のそれぞれにつながる複数の第2排気管は、合流点において合流し、
    前記第2排気管と前記吸気管との間を接続する前記EGR配管は、前記合流点よりも上流において前記複数の第2排気管のいずれかに接続されている
    排気タービン発電システム。
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