JP6672856B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、排気ガスの一部を吸気に導入する排気ガス再循環装置を備えるエンジンの制御装置に関する。
車両等に搭載されるエンジンには、排気ガス再循環装置が備えられる場合が多い。排気ガス再循環装置は、エンジンの燃焼室から排気通路を通じて大気に排出される排気ガスの一部を、排気側と吸気側とを結ぶ排気還流通路を通じて吸気通路に還流させることにより、燃焼室内における燃焼温度を低下させ、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)等の排出を抑制している。
また、特許文献1には、排気還流通路を通じて排気側から吸気側へと導入される排気ガス(以下、還流ガスと称する。)を、排気通路を流れる排気ガスのエネルギによって圧縮する還流ガス過給用のコンプレッサを配置する技術が開示されている。
特開2015−124663号公報
上記特許文献1に記載の技術によれば、排気還流通路での還流ガスの過給によって、吸気への還流ガスの導入性能を高めることができる。しかし、還流ガス過給用のコンプレッサは、排気通路を流れる排気ガスのエネルギを、常に還流ガスの過給のために消費している。このため、運転状況によっては、排気ガスのエネルギが無駄に消費されている場合もある。
そこで、この発明の課題は、排気側から吸気側への還流ガスの導入性能を高めるとともに、排気通路を流れる排気ガスのエネルギを有効に活用することである。
上記の課題を解決するために、この発明は、エンジンの燃焼室に通じる吸気通路と、前記燃焼室から引き出された排気通路と、前記排気通路と前記吸気通路とを排気還流通路で結び前記排気通路内の排気ガスを還流ガスとして前記吸気通路に導入する排気ガス再循環装置と、前記排気通路と前記排気還流通路との第一分岐部よりも下流側に位置して前記排気通路に流れる排気ガスのエネルギを回収する排気エネルギ回収装置と、前記排気エネルギ回収装置が回収したエネルギによって前記排気還流通路内の還流ガスを過給する還流ガス過給装置と、前記還流ガス過給装置よりも上流側の前記排気還流通路と前記排気エネルギ回収装置の下流側の前記排気通路とを結ぶ第一バイパス通路と、を備えるエンジンの制御装置を採用した。
ここで、前記第一分岐部と前記排気エネルギ回収装置との間の前記排気通路に配置される第一バルブと、前記排気還流通路と前記第一バイパス通路との第二分岐部と前記第一分岐部との間の前記排気還流通路に配置される第二バルブと、第一バイパス通路に配置される第三バルブと、を備える構成を採用することができる。
前記排気エネルギ回収装置によってエネルギを回収する際には前記第一バルブを開放して前記第二バルブ及び前記第三バルブを閉鎖し、前記還流ガスを前記吸気通路に導入する際には前記第一バルブを閉鎖して前記第二バルブ及び前記第三バルブを開放する構成を採用することができる。
前記排気エネルギ回収装置は、前記排気通路に流れる排気ガスのエネルギによって回転する還流ガス過給用タービンと、前記還流ガス過給用タービンの回転によって発電する発電機と、前記発電機によって発電された電力を蓄える蓄電池と、を備える構成を採用することができる。
また、これらの各態様において、前記排気通路に流れる排気ガスのエネルギによって回転する吸気過給用タービンと、前記吸気過給用タービンの回転によって前記吸気通路内の吸気を過給する吸気過給用コンプレッサと、を備え、前記吸気過給用タービンは前記還流ガス過給用タービンよりも上流側の前記排気通路に配置される構成を採用することができる。
また、前記還流ガス過給装置は、電力によって駆動力を発生する電動機と、前記電動機の駆動によって回転する還流ガス過給用コンプレッサと、を備える構成を採用することができる。
これらの各態様において、前記還流ガス過給装置の上流側の前記排気還流通路と前記還流ガス過給装置の下流側の前記排気還流通路とを結ぶ第二バイパス通路と、前記還流ガス過給装置を経由する流路の流量と前記第二バイパス通路を経由する流路の流量を切り替える流路切替手段と、を備える構成を採用することができる。
前記流路切替手段は、前記還流ガス過給装置の上流側で前記排気還流通路と前記第二バイパス通路との分流部よりも下流側に配置される第四バルブと、前記還流ガス過給装置の下流側で前記排気還流通路と前記第二バイパス通路との合流部よりも上流側に配置される第五バルブと、を備える構成を採用することができる。
この発明は、排気エネルギ回収装置と還流ガス過給装置と第一バイパス通路を備えたことにより、還流ガス過給装置によって排気側から吸気側へと導入される還流ガスの導入性能を高めることができ、また、その還流ガス過給装置による還流ガスの導入にあたって、排気エネルギ回収装置によって排気通路を流れる排気ガスのエネルギを有効に活用することができ、さらに、第一バイパス通路によって、それらの排気エネルギ回収装置、還流ガス過給装置の稼働状況の切り替えが容易に可能である。
この発明の実施形態を示すエンジンの制御装置の模式図である。 他の実施形態を示すエンジンの制御装置を示す模式図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、この実施形態のエンジンの制御装置を概念的に示す模式図である。
この実施形態のエンジン1は自動車用4サイクルガソリンエンジンである。エンジン1の構成は、図1に示すように、エンジン本体内部の燃焼室2内に吸気を送り込む吸気通路5、燃焼室2から引き出された排気通路6、燃焼室2内に燃料を噴射する燃料噴射装置(図示せず)等を備えている。吸気通路5はインマニ3によって燃焼室2へ接続され、排気通路6はエキマニ4によって燃焼室2へ接続されている。燃焼室2への吸気通路5の開口部である吸気ポート、及び、燃焼室2への排気通路6の開口部である排気ポートは、それぞれ吸気バルブ、排気バルブによって開閉される。
この実施形態では4つの気筒を備えた4気筒エンジンを想定しているが、気筒の数に関わらず、この発明を適用可能である。また、エンジン1は、ディーゼルエンジン等の他の形式のものであってもよい。
吸気通路5には、燃焼室2への吸気の導入量を調節するスロットルバルブ7が設けられ、さらに上流側には、エアクリーナ(図示せず)等が設けられる。また、排気通路6には、排気ガス中の未燃炭化水素(HC)等を除去する排気浄化部(図示せず)や消音器等(図示せず)が設けられる。
排気通路6と吸気通路5との間には、その排気通路6と吸気通路5とを排気還流通路11で結び、排気通路6内の排気ガスの一部を吸気通路5に導入する排気ガス再循環装置10が設けられている。
排気還流通路11を通じて、排気側から吸気側へと導入される排気ガスである還流ガスは、排気還流通路11に設けられた後述の各種の弁装置等や、吸気通路5に設けられたスロットルバルブ7の開閉により、燃焼室2へと通じるインマニ3内の吸気の実酸素濃度が目標値となるよう、その実酸素濃度をフィードバック制御して還流ガスの導入量を制御している。
また、このエンジンの制御装置は、排気通路6と排気還流通路11との分岐部である第一分岐部Aよりも下流側の排気通路6に流れる排気ガスのエネルギを回収する排気エネルギ回収装置20と、排気エネルギ回収装置20が回収したエネルギによって排気還流通路11内の還流ガスを過給する還流ガス過給装置30と、還流ガス過給装置30よりも上流側の排気還流通路11と排気エネルギ回収装置20の下流側の排気通路6とを結ぶ第一バイパス通路13とを備えている。
排気エネルギ回収装置20は、排気通路6に流れる排気ガスのエネルギによって回転する還流ガス過給用タービン21と、還流ガス過給用タービン21の回転によって発電する発電機22と、発電機22によって発電された電力を蓄える蓄電池23とを備えている。
還流ガス過給装置30は、電力によって駆動力を発生する電動機(モータ)32と、電動機32の駆動によって回転する還流ガス過給用コンプレッサ31とを備えている。
電動機32は、直流電源である蓄電池23によって供給される電力によって、還流ガス過給用コンプレッサ31を回転させる。還流ガス過給用コンプレッサ31の回転により、排気還流通路11を通じて排気通路6から吸気通路5へ導入される還流ガスが過給される。
このエンジン1を搭載する車両は、エンジンを制御するための電子制御ユニット(Electronic Control Unit)40を備えている。
電子制御ユニット40は、吸気通路5に導入される還流ガスが、運転状況に応じて決定される目標導入量に対応した目標過給圧となるように、電動機32に対して駆動の制御を指令する。この指令に基づいて、電動機32は作動する。目標過給圧は、エンジン回転数及びアクセル開度等に基づいて、実験などによって予め作成されたマップより求められる。
また、排気通路6と排気還流通路11との第一分岐部Aと、排気エネルギ回収装置20の還流ガス過給用タービン21との間の排気通路6には、流路を開閉する第一バルブ24が配置されている。第一バルブ24を開放すれば、燃焼室2からの排気ガスは、還流ガス過給用タービン21側へ供給される。第一バルブ24を閉鎖すれば、燃焼室2からの排気ガスは還流ガス過給用タービン21側へは供給されず、排気還流通路11側へ供給される。また、第一バルブ24の開度を加減することにより、燃焼室2からの排気ガスの還流ガス過給用タービン21側への供給量と、排気還流通路11側への供給量との比を調整することができる。
排気通路6と排気還流通路11との第一分岐部Aと、排気還流通路11と第一バイパス通路13との分岐部である第二分岐部Bとの間の排気還流通路11には、流路を開閉する第二バルブ25が配置されている。第二バルブ25を開放すれば、燃焼室2からの排気ガスは、排気還流通路11側、すなわち、還流ガス過給用コンプレッサ31側又は第一バイパス通路13側へ供給される。第二バルブ25を閉鎖すれば、燃焼室2からの排気ガスは、還流ガス過給用コンプレッサ31側及び第一バイパス通路13側へは供給されない。また、第一バルブ24の場合と同様、第二バルブ25の開度を加減することにより、燃焼室2からの排気ガスの還流ガス過給用タービン21側への供給量と、排気還流通路11側への供給量との比を調整することも可能である。
また、第一バイパス通路13には、流路を開閉する第三バルブ26が配置されている。この実施形態では、第三バルブ26は、排気通路6と第一バイパス通路13との合流部Cよりもやや上流側の第一バイパス通路13に備えられている。第三バルブ26を開放すれば、燃焼室2からの排気ガスは、流動抵抗の相違から還流ガス過給用コンプレッサ31側への供給は少なくなり、その多くが第一バイパス通路13側へ供給される。なお、第三バルブ26をより閉鎖気味に制御すれば、燃焼室2からの排気ガスは、より多くが還流ガス過給用コンプレッサ31側へ供給される。
また、排気還流通路11には、流路を開閉する排気還流バルブ12が配置されている。この実施形態では、排気還流バルブ12は、排気還流通路11と吸気通路5との合流部Dよりもやや上流側の排気還流通路11に備えられている。排気還流バルブ12を開放すれば、スロットルバルブ7の開度に基づく吸気通路5内の圧力状態に応じて、還流ガスが吸気通路5内に導入される。排気還流バルブ12を閉鎖すれば、還流ガスの吸気通路5内への導入は停止される。
これらの第一バルブ24、第二バルブ25、第三バルブ26、排気還流バルブ12の開閉は、電子制御ユニット40によって制御される。
電子制御ユニット40は、吸気に還流ガスを導入するための排気ガス再循環装置10を全般的に制御する還流ガス制御手段41を備える。
また、電子制御ユニット40は、蓄電池23の残充電量を検出する残充電量検出手段42と、還流ガスの過給圧を調整する還流ガス過給制御手段43を備えている。還流ガス過給制御手段43は、運転状態に応じて還流ガス制御手段41が指令する還流ガスの目標導入量に基づいて電動機32の出力を調整し、還流ガスの過給圧を目標導入量に対応する目標過給圧に設定する。
このとき、還流ガス過給制御手段43は、残充電量検出手段42が検知する蓄電池23の残充電量に応じて、電動機32の出力を制御する。具体的には、蓄電池23の残充電量が所定充電量未満である場合には電動機32を駆動せず、あるいは、電動機32の出力を低く抑え、それに対応して、還流ガス制御手段41は、確保できる還流ガスの過給圧、導入量に応じたスロットルバルブ7の制御、燃料噴射の制御、その他制御を行う。なお、蓄電池23の残充電量が所定充電量未満である場合に、電動機32の電源を他のバッテリーに切り替える機能を備えていてもよい。
さらに、電子制御ユニット40は、燃料噴射装置による燃料噴射や点火時期、吸排気バルブの制御、アクセル操作に基づくスロットル開度の制御、その他、エンジンの制御に必要な指令も行う。
この実施形態のエンジンの制御について、以下説明する。
エンジンの運転領域が、アクセル開度の大きい高回転領域や高負荷領域である場合には、吸気に還流ガスを導入しないように設定されることが多い。このような場合には、第一バルブ24を開放し、第二バルブ25と第三バルブ26は閉鎖する。これにより、吸気への還流ガスの導入は停止する。
このとき、排気通路6内の排気ガスにより、還流ガス過給用タービン21を回転させ発電することにより、排気エネルギを電気エネルギとして活用することができる。回生された電気エネルギは化学エネルギとして蓄電池23に蓄えられる。
エンジンの運転領域が、還流ガスの導入領域である場合には、第一バルブ24を閉鎖し、第二バルブ25と第三バルブ26を開放する。これにより、還流ガス過給用タービン21による発電は停止し、排気ガスの多くは、第一バイパス通路13を通じて排気通路6へ戻り大気へ放出され、また、排気ガスの一部は、排気還流通路11を通じて還流ガスとして吸気通路5に導入される。
このとき、還流ガス過給用コンプレッサ31を回転させることにより、吸気への大量の還流ガスの導入が可能となり、ノッキング抑制効果を高めることで燃費の低減を図ることができる。
ここで、第一バルブ24を全閉とせず、その開度を全開と全閉との間で調整することにより、第二バルブ25と第三バルブ26を開放して還流ガスの過給を行いながら、同時に、還流ガス過給用タービン21を回転させて蓄電池23への充電を行うこともできる。
なお、第一バイパス通路13に配置される第三バルブ26は、流路を開閉する弁装置であるが、この弁装置に、排気通路6内の排気ガスが、第一バイパス通路13内に逆流することを防ぐ逆止弁機能を備えさせてもよい。あるいは、この第三バルブ26とは別に、排気通路6内の排気ガスが第一バイパス通路13内に逆流することを防ぐ逆止弁を、第一バイパス通路13に備えさせてもよい。
他の実施形態を図2に示す。この実施形態の主要な部分は図1の実施形態と同様であり、以下、その図1の実施形態との差異点を中心に説明する。
図2に示す実施形態では、還流ガス過給装置30の還流ガス過給用コンプレッサ31の上流側の排気還流通路11と、その還流ガス過給用コンプレッサ31の下流側の排気還流通路11とを結ぶ第二バイパス通路14を備えている。第二バイパス通路14は、還流ガス過給用コンプレッサ31を通らないように設定されている。
ここで、還流ガス過給装置30の還流ガス過給用コンプレッサ31を経由する流路の流量と、第二バイパス通路14を経由する流路の流量を切り替える流路切替手段が設けられている。
この実施形態では、流路切替手段として、まず、還流ガス過給用コンプレッサ31の上流側で、且つ、排気還流通路11と第二バイパス通路14との分流部Eよりも下流側に、流路を開閉する第四バルブ27が配置されている。
さらに、流路切替手段として、還流ガス過給用コンプレッサ31の下流側で、且つ、排気還流通路11と第二バイパス通路14との合流部Fよりも上流側に、流路を開閉する第五バルブ28が配置されている。
また、この実施形態では、排気通路6には、吸気を過給するための機械式過給機(ターボチャージャ)50の吸気過給用タービン51が、吸気通路5には、機械式過給機50の吸気過給用コンプレッサ52が設けられている。この吸気過給用の機械式過給機50は、図1の実施形態においても備えることができる。
排気通路6を流れる排気ガスのエネルギによって吸気過給用タービン51が回転すると、その回転が吸気通路5の吸気過給用コンプレッサ52に伝達される。吸気過給用タービン51の回転軸と吸気過給用コンプレッサ52の回転軸とは、互いに回転伝達可能なように接続されている。この吸気過給用コンプレッサ52の回転によって、吸気通路5内を流れる吸気に過給が行われる。
吸気過給用タービン51は、吸気の過給に必要な排気ガスの圧力を確保するという観点から、還流ガス過給用タービン21よりも上流側の排気通路6に配置されることが望ましい。この実施形態では、排気通路6と排気還流通路11との第一分岐部Aよりも下流側の排気通路6に配置される例を示したが、これに限らず、排気通路6と排気還流通路11との第一分岐部Aよりも上流側の排気通路6に配置してもよい。
エンジンの運転領域が、還流ガスの導入領域である場合、図1の実施形態と同様、第一バルブ24を閉鎖し、第二バルブ25と第三バルブ26は開放する。これにより、還流ガス過給用タービン21による発電は停止し、排気ガスの多くは、第一バイパス通路13を通じて排気通路6へ戻り大気へ放出され、また、排気ガスの一部は、排気還流通路11を通じて還流ガスとして吸気通路5に導入される。
このとき、還流ガス過給用コンプレッサ31を回転させて還流ガスを過給する場合は、電動機32によって還流ガス過給用コンプレッサ31を回転させるとともに、第四バルブ27と第五バルブ28を開放する。これにより、還流ガス過給用コンプレッサ31によって過給された還流ガスが、排気還流通路11を通じて吸気通路5へ導入される。なお、第二バイパス通路14に開閉弁を設けて、還流ガスの過給中は、この開閉弁を閉鎖するようにしてもよい。
還流ガスを過給する必要がない場合は、還流ガス過給用コンプレッサ31の回転を停止するとともに、第四バルブ27と第五バルブ28を閉鎖する。これにより、還流ガス過給用コンプレッサ31による過給は行われず、還流ガスは、第二バイパス通路14、排気還流通路11を通じて吸気通路5へ導入される。
また、上記の各実施形態では、還流ガスを過給するために、発電機22という回転電機と電動機32という回転電機とを別々の装置として用いたが、発電機22の機能と電動機32の機能を共通の回転電機で発揮させる構成としてもよい。
さらに、還流ガス過給用タービン21の回転軸と還流ガス過給用コンプレッサ31の回転軸とを選択的に接続できる構造としておけば、例えば、蓄電池23の残充電量が所定充電量に満たないような電力不足の場合に、通常は切り離されている両回転軸を回転伝達可能な状態に接続することで、電力を用いることなく還流ガスの過給が可能である。還流ガス過給用タービン21の回転軸と還流ガス過給用コンプレッサ31の回転軸との接続構造としては、例えば、歯車同士を噛み合わせたり離脱させたりする構造、回転軸同士を一体回転可能に接続したり離脱させたりするクラッチ構造等を採用することができる。
また、上記の各実施形態では、排気エネルギ回収装置20として、還流ガス過給用タービン21と発電機22、蓄電池23を採用して、排気ガスのエネルギを電気エネルギとして、あるいは、蓄電池23に化学エネルギとして蓄える構成を採用したが、それ以外にも、例えば、排気エネルギ回収装置20として、排気ガスのエネルギを運動エネルギとして蓄える構成を採用することもできる。排気ガスのエネルギを運動エネルギとして蓄える装置としては、例えば、還流ガス過給用タービン21の回転が伝達されるフライホイール等を採用することができる。フライホイールによって蓄えられた運動エネルギ、すなわち、フライホイールの回転によって還流ガス過給用コンプレッサ31を回転させ、還流ガスの過給を行うことができる。
1 エンジン
2 燃焼室
3 インマニ
4 エキマニ
5 吸気通路
6 排気通路
7 スロットルバルブ
10 排気ガス再循環装置
11 排気還流通路
12 排気還流バルブ
13 第一バイパス通路
14 第二バイパス通路
20 排気エネルギ回収装置
21 還流ガス過給用タービン
22 発電機
23 蓄電池
24 第一バルブ
25 第二バルブ
26 第三バルブ
27 第四バルブ
28 第五バルブ
30 還流ガス過給装置
31 還流ガス過給用コンプレッサ
32 電動機
40 電子制御ユニット
50 機械式過給機
51 吸気過給用タービン
52 吸気過給用コンプレッサ

Claims (6)

  1. エンジンの燃焼室に通じる吸気通路と、
    前記燃焼室から引き出された排気通路と、
    前記排気通路と前記吸気通路とを排気還流通路で結び前記排気通路内の排気ガスを還流ガスとして前記吸気通路に導入する排気ガス再循環装置と、
    前記排気通路と前記排気還流通路との第一分岐部よりも下流側に位置して前記排気通路に流れる排気ガスのエネルギを回収する排気エネルギ回収装置と、
    前記排気エネルギ回収装置が回収したエネルギによって前記排気還流通路内の還流ガスを過給する還流ガス過給装置と、
    前記還流ガス過給装置よりも上流側の前記排気還流通路と前記排気エネルギ回収装置の下流側の前記排気通路とを結ぶ第一バイパス通路と
    前記第一分岐部と前記排気エネルギ回収装置との間の前記排気通路に配置される第一バルブと、
    前記排気還流通路と前記第一バイパス通路との第二分岐部と前記第一分岐部との間の前記排気還流通路に配置される第二バルブと、
    第一バイパス通路に配置される第三バルブと、
    を備え、
    前記排気エネルギ回収装置によってエネルギを回収する際には前記第一バルブを開放して前記第二バルブ及び前記第三バルブを閉鎖し、
    前記還流ガスを前記吸気通路に導入する際には前記第一バルブを閉鎖して前記第二バルブ及び前記第三バルブを開放するエンジンの制御装置。
  2. 前記排気エネルギ回収装置は、
    前記排気通路に流れる排気ガスのエネルギによって回転する還流ガス過給用タービンと、
    前記還流ガス過給用タービンの回転によって発電する発電機と、
    前記発電機によって発電された電力を蓄える蓄電池と、
    を備える請求項に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記排気通路に流れる排気ガスのエネルギによって回転する吸気過給用タービンと、
    前記吸気過給用タービンの回転によって前記吸気通路内の吸気を過給する吸気過給用コンプレッサと、を備え、
    前記吸気過給用タービンは前記還流ガス過給用タービンよりも上流側の前記排気通路に配置される
    請求項に記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記還流ガス過給装置は、
    電力によって駆動力を発生する電動機と、
    前記電動機の駆動によって回転する還流ガス過給用コンプレッサと、
    を備える請求項1〜の何れか1項に記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記還流ガス過給装置の上流側の前記排気還流通路と前記還流ガス過給装置の下流側の前記排気還流通路とを結ぶ第二バイパス通路と、
    前記還流ガス過給装置を経由する流路の流量と前記第二バイパス通路を経由する流路の流量を調整する流路切替手段と、
    を備える請求項1〜の何れか1項に記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記流路切替手段は、
    前記還流ガス過給装置の上流側で前記排気還流通路と前記第二バイパス通路との分流部よりも下流側に配置される第四バルブと、
    前記還流ガス過給装置の下流側で前記排気還流通路と前記第二バイパス通路との合流部よりも上流側に配置される第五バルブと、
    を備える請求項に記載のエンジンの制御装置。
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