JP6599264B2 - 乾燥具材含有組成物の製造方法 - Google Patents
乾燥具材含有組成物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6599264B2 JP6599264B2 JP2016038247A JP2016038247A JP6599264B2 JP 6599264 B2 JP6599264 B2 JP 6599264B2 JP 2016038247 A JP2016038247 A JP 2016038247A JP 2016038247 A JP2016038247 A JP 2016038247A JP 6599264 B2 JP6599264 B2 JP 6599264B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drying tool
- containing composition
- weight
- tool material
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Confectionery (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
Description
乾燥具材を結着させた、水分含有量が10重量%以下の乾燥具材含有組成物の製造方法において、
乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が40重量%以上、90重量%以下の乾燥具材と、
乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が1重量%以上、40重量%以下のグリセリン以外の糖アルコールを混合する第1混合工程と、
上記第1混合工程において得られた混合物に、乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が0.1重量%以上、15重量%以下のグリセリンを混合する第2混合工程と、
上記第2混合工程において得られた混合物を焼成する焼成工程と
を含む、乾燥具材含有組成物の製造方法、
である。
本発明の乾燥具材含有組成物の製造方法は、乾燥具材を結着させた、水分含有量が10重量%以下の乾燥具材含有組成物の製造方法において、乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が40重量%以上、90重量%以下の乾燥具材と、乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が1重量%以上、40重量%以下のグリセリン以外の糖アルコールを混合する第1混合工程と、上記第1混合工程において得られた混合物に、乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が0.1重量%以上、15重量%以下のグリセリンを混合する第2混合工程と、上記第2混合工程において得られた混合物を焼成する焼成工程とを含む。
第1混合工程において、製造する乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が40重量%以上、90%重量以下の乾燥具材と、製造する乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が1%重量以上、40%重量以下のグリセリン以外の糖アルコールとを混合する。
本発明に係る乾燥具材含有組成物の製造方法に用いる乾燥具材とは、食材を乾燥したものをいい、例えば、乾燥野菜、シリアル等の穀類、乾燥果実等を用いることができる。
本発明に用いる乾燥具材の形状は、目的とする品質及び食感、野菜の種類等に応じて適宜選択すればよい。例えば、立方体、直方体のような塊状、薄片状、粒状等が挙げられる。
本発明に係る乾燥具材含有組成物の製造方法において、製造によって得られる乾燥具材含有組成物に含まれる乾燥具材の含有量は、40%重量以上、90%重量以下となるように配合され、50重量%以上、85重量%以下であることが好ましい。乾燥具材含有組成物に含まれる乾燥具材の含有量が90重量%よりも多いと、乾燥具材同士の結着が弱まり、乾燥具材含有組成物を好適に成形することができない。乾燥具材含有組成物に含まれる乾燥具材の含有量が40重量%よりも少ないと、歯切れの悪い食感となる。
本発明に係る乾燥具材含有組成物の製造方法に用いる乾燥具材の大きさは、目的とする品質及び食感、野菜の種類等に応じて適宜選択すればよい。例えば、0.5mm以上としてもよい。また、食べやすさの観点から、当該乾燥具材の最長辺の上限値は、例えば15mm以下が好ましい。
本発明に係る乾燥具材含有組成物の製造方法に用いる乾燥具材の大きさは、目的とする品質及び食感、乾燥具材の種類等に応じて適宜選択すればよい。例えば、乾燥具材の少なくとも一部は、好ましい食感が得られやすいことから、最長辺を3mm以上の大きなものとしてもよい。また、食べやすさの観点から、当該乾燥具材の最長辺の上限値は、例えば15mm以下が好ましい。
本発明に係る乾燥具材含有組成物に含まれる乾燥具材の大きさを、上述した<乾燥具材の大きさの例2>とするときには、当該大きな具材より最長辺の長さが小さな乾燥具材を加えることがより好ましい。乾燥具材同士の結着をより良好とすることができるためである。このような小さな乾燥具材の小ささの程度は、適宜設定すればよく、例えば、最長辺が2mm以下とすればよい。このような小さな乾燥具材を用いることで、乾燥具材同士の結着面積が増加する。そのため、大きな乾燥具材と小さな乾燥具材とが石垣状に組み合わさり、良好に固めることができる、また、小さな乾燥具材の下限値は適宜設定すればよく、例えば、0.5mm以上とすればよい。ここで示した例の大きさである乾燥具材は、予め当該大きさの乾燥具材を原料として加えてもよく、上述した<乾燥具材の大きさの例2>の大きさの乾燥具材の一部が製造工程中で破砕されたものであってもよい。
乾燥野菜は、乾燥処理することによって水分含有量を低下させた野菜でよい。乾燥野菜の具体例として、ジャガイモ、カボチャ、サツマイモ、ニンジン、タマネギ、インゲン等を乾燥させたものが挙げられる。また、乾燥の態様は後述の通り様々な態様を取り得るが、中でも真空フライ乾燥野菜がより好ましい。乾燥具材として乾燥野菜を用いる場合、その種類は、1種類でもよく、複数種類でもよい。複数種類の乾燥野菜を包含させると、種々の味を感じさせることができる。
乾燥野菜を得るための乾燥方法としては、従来公知の野菜の乾燥方法を適宜選択できる。例えば、真空フライ、常温フライ、フリーズドライ、オーブン乾燥、天日干し等の方法が挙げられる。なお、乾燥させる際には、予め所望の大きさにカットしたり剥皮したりしてもよい。
穀類は、一般的に穀類と称されるものであれば特に限定されず、例えば、小麦、大麦、オーツ麦等の麦類、大豆、小豆等の菽穀、ソバ、キノア、チアシード等の擬穀、コメ、トウモロコシ等が挙げられる。上述した穀類を1種のみ用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
乾燥果実は、乾燥処理することによって水分含有量を低下させた野菜でよい。乾燥果実の具体例として、リンゴ、マンゴー、モモ、イチゴ、パイナップル、ブドウ、柑橘類、ベリー類等を乾燥させたものが挙げられる。乾燥具材として乾燥果実を用いる場合、その種類は、1種類でもよく、複数種類でもよい。複数種類の乾燥果実を包含させると、種々の味を感じさせることができる。
乾燥果実を得るための乾燥方法としては、従来公知の果実の乾燥方法を適宜選択できる。例えば、真空フライ、常温フライ、フリーズドライ、オーブン乾燥、天日干し等の方法が挙げられる。なお、乾燥させる際には、予め所望の大きさにカットしたり剥皮したりしてもよい。
本発明に係る乾燥具材含有組成物の製造方法に用いる糖アルコールとは、後述するグリセリン以外の糖アルコールをいう。糖アルコールとは、糖のアルデヒド基及びケトン基を還元してアルコール基とした多価アルコールである。乾燥具材含有組成物に含まれる糖アルコールは、キシリトール、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、ラクチトール、パラチニット、還元水飴、還元澱粉加水分解物、及びイソマルトオリゴ糖アルコール等の群より選択される1種以上の糖アルコールである。すなわち、乾燥具材含有組成物に含まれる糖アルコールは、1種のみ含んでもよいし、2種以上を含んでもよい。
本発明に係る乾燥具材含有組成物の製造方法に用いる、グリセリン以外の糖アルコールの含有量は、製造する乾燥具材含有組成物の総重量に対して1重量%以上、40重量%以下である。糖アルコールの含有量が40重量%よりも多いと、甘味を強く感じるようになり、乾燥具材の食味を感じにくくなる。また、乾燥具材含有組成物の歯切れが悪くなり、過度に硬くなる。乾燥具材含有組成物に含まれる糖アルコールの含有量が1重量%よりも少ないと、乾燥具材同士の結着が弱まり、乾燥具材含有組成物の成形が困難になる。
第1混合工程において混合する糖アルコールは、液状、粉末状、顆粒状、スラリー状、及び固形状のいずれの形態であってもよい。また、第1混合工程において混合する糖アルコールは、加熱されていてもよい。
第1混合工程における混合方法は、乾燥具材と糖アルコールとが混合されればよく、特に限定されるものではない。例えば、混合するための容器に乾燥具材及び糖アルコールを投入した後に、従来公知のミキサ等を用いて撹拌すればよい。また、乾燥具材と糖アルコールとが均質に混ざるまで混合してもよく、後述する第2混合工程においてさらに混合することを考慮して、均質に分散する前に混合を終了してもよい。なお、乾燥具材及び糖アルコールの全量を一度に混合容器内に投入して混合してもよいし、それぞれ少量ずつ混合容器内に投入しながら混合してもよい。
第1混合工程においては、乾燥具材と糖アルコールとがより分散した混合物が得られやすいことから、乾燥具材と糖アルコールとを3分以上混合することが好ましい。
第2混合工程において、第1混合工程において得られた混合物に、製造する乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が0.1重量%以上、15%重量以下のグリセリンを混合する。
本発明に係る乾燥具材含有組成物の製造方法に用いるグリセリンとしては、食品や食品添加物として商業的に入手可能なものを使用することができる。
本発明に係る乾燥具材含有組成物の製造方法に用いるグリセリンは、前述の通り、製造する乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が0.1重量%以上、15%重量以下である。
また、グリセリンの含有量が15重量%よりも多いと、甘味を強く感じられ、乾燥具材の食味が感じられにくくなる。さらに、製造時に原料を混合した際に、乾燥具材等の材料同士がほぐれやすくなり、パラパラとしてまとまりにくく、成型し難くなる。
第2混合工程における混合方法は、第1混合工程において得られた混合物にグリセリンが混合されればよく、特に限定されるものではない。例えば、第1混合工程の終了した容器にグリセリンの全量を一度に混合容器内に投入して、従来公知のミキサ等で撹拌してもよい。また、第1混合工程において得られた混合物とグリセリンとを、それぞれ少量ずつ容器内に投入しながら混合してもよい。
第2混合工程においては、第1混合工程において得られた混合物とグリセリンとを10秒以上混合することが好ましく、15秒以上混合することがより好ましい。第2混合工程において、第1混合工程において得られた混合物とグリセリンとを10秒以上混合することによって、第1混合工程において得られた混合物とグリセリンとがより分散した混合物が得られる。
第2混合工程において得られた混合物を、焼成工程の前に、所望の形状に成形してもよい。成形は、例えばプレス成型等の公知の成形技術により行うことができる。成形によって得る形状は、適宜設定すればよく、例えば、手軽に持ち運び可能で、手軽に摂取できる形状であるという観点から、棒状、円盤状、キューブ状、六面体、円錐、角錐等が挙げられる。なお、後述の通り成形は焼成工程の後に行ってもよい。
焼成工程において、第2混合工程において得られた混合物を焼成すればよい。焼成工程によって、乾燥具材同士の結着性を高めて、焼き固めることができる。
焼成工程における焼成温度は、混合物中の水分を好適に低減することができることから、100℃以上であることが好ましく、110℃以上であることがより好ましい。
焼成工程における焼成時間は、混合物中の水分を好適に低減することができることから、5分間以上であることが好ましく、10分間以上であることがより好ましい。
焼成工程の後に、乾燥具材含有組成物を所望の形状に成形してもよい。例えば、適宜冷却した後に、プレス成型等の公知の成形技術により行なってもよい。成形によって得る形状は、適宜設定すればよく、例えば、手軽に持ち運び可能で、手軽に摂取できる形状であるという観点から、棒状、円盤状、キューブ状、六面体、円錐、角錐等が挙げられる。なお、上述の通り、成形は第2混合工程の後、焼成工程の前に行ってもよく、焼成工程の前に行わずに焼成工程の後に行ってもよい。また、第2混合工程の後、焼成工程の前と、焼成工程の後とで複数回成形してもよい。例えば、第2混合工程の後、焼成工程の前に、焼成しやすい大きさ等に予め小分けにして成形しておき、焼成工程の後に所望の形状に成形してもよい。
本発明に係る乾燥具材含有組成物には、他の成分を適宜含有し得る。他の成分としては、例えば、水分、酸化防止剤、その他の添加剤が挙げられる。
乾燥具材含有組成物に含まれる水分含有量は、乾燥具材含有組成物の劣化及び油分の酸化を抑制し、品質を向上させる観点から、少ないほどよく、例えば、10重量%以下であり、6重量%以下であることが好ましい。水分含有量が少ないと、乾燥具材等の固形物を固めるためのつなぎが少なくなるため、良好に固めることができないことが懸念されるが、本発明では、上述した量のグリセリン及びグリセリン以外の糖アルコールを用いることで、配合時に用いる水分を少なくしても良好に固めることができるため、乾燥具材含有組成物の形状を安定して保持することができる。
また、乾燥具材含有組成物の水分は原料由来のものであり得るが、原料由来以外の水を加える場合、第1の混合工程、第2の混合工程のいずれの工程で加えてもよく、両方の工程で加えてもよい。
乾燥具材含有組成物は、酸化防止剤をさらに含んでいてもよい。野菜含有組成物に含まれる酸化防止剤として、例えば、ビタミンE、アスコルビン酸等が挙げられるが、これに限定されない。
乾燥具材含有組成物に含まれる酸化防止剤の含有量は、乾燥具材含有組成物の酸化を好適に防ぐことができるという理由から、0.01重量%以上であることが好ましく、0.05重量%以上であることがより好ましい。乾燥具材含有組成物に含まれる酸化防止剤は、乾燥具材含有組成物の食味に与える影響が少ないため、その含有量の上限値は、乾燥具材含有組成物に含まれる他の成分の含有量に応じて適宜設定すればよい。
酸化防止剤を他の原料と混合する場合には、第1の混合工程、第2の混合工程のいずれの工程で加えてもよく、両方の工程で加えてもよい。
乾燥具材含有組成物には、上述した成分以外の添加剤を、本発明の効果を損なわない範囲で添加剤を含んでいてもよい。乾燥具材含有組成物が含み得る添加剤として、例えば、食塩のような調味料、ショ糖脂肪酸エステルのような乳化剤、クエン酸のような有機酸塩、ビタミンAのようなビタミン類、カルシウムのようなミネラル類、香辛料、香料等が挙げられる。添加剤を他の原料と混合する場合には、第1の混合工程、第2の混合工程のいずれの工程で加えてもよく、両方の工程で加えてもよい。
<第1混合工程>
加熱撹拌釜に、下記[配合原料]に記載のグリセリン以外の配合原料を投入し、70℃で10分間加熱混合した。
乾燥具材 80 %
穀類(オーツ麦) 30 %
乾燥野菜(*1) 50 %
(ジャガイモ、10mm角 20 %)
(ニンジン、10mm角 10 %)
(カボチャ、6mm角 10 %)
(サツマイモ、10mm角 10 %)
グリセリン 5 %
還元水飴(*2) 10 %
ビタミンE 0.5%
食塩 2 %
カボチャパウダー 1.5%
グルタミン酸ナトリウム 1 %
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
計 100 %
(*1)真空フライ処理された乾燥野菜
(*2)水分含有量30%
なお、[配合原料]の配合に加え、適宜水を用いて材料のつなぎとした。量は[配合原料]に示す材料の総量100重量部として、さらに1.5重量部である。しかし、焼成によって、得られる乾燥具材含有組成物の水分含有量は10重量%以下となった。
次いで、第1混合工程後の撹拌混合釜に、上記[配合原料]に記載のグリセリンを投入し、30℃で2分間加熱混合した。得られた混合物を、10cm×2cm×2cmの棒状に成型した。
成型後の棒状混合物をオーブンに投入し、120℃で30分焼成することにより、本発明の乾燥具材含有組成物を製した。
実施例1の<第1混合工程><第2混合工程>において加えた、上記[配合原料]記載の全配合原料をまとめて加熱撹拌釜に投入し、70℃で10分の混合加熱を行う以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。
乾燥具材含有組成物の製造方法において、<第1混合工程>及び<第2混合工程>の有無(グリセリンの混合方法の違い)が、乾燥具材含有組成物の食味に与える影響を検討するため、実施例1、比較例1により得られた乾燥具材含有組成物を、下記の評価方法及び評価基準により評価した。
実施例1、比較例1により得られた乾燥具材含有組成物を、専門パネラーが喫食し、食味について下記評価基準により評価した。
[歯切れ]
○:歯切れが良い食感であった。
△:やや歯切れが不足した食感であった。
×:歯切れが悪い食感であった。
○:食している間、組成物が崩れにくかった。
△:食している間、組成物の崩れがやや発生した。
×:食している間、組成物の崩れが発生した。
○:上記歯切れ及び崩れのいずれも○。
△:上記歯切れ及び崩れのうちのいずれか又は両方が△であり、×はない。
×:上記歯切れ及び崩れの少なくとも一方が×。
実施例1において、<焼成工程>を行わない以外は実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。
乾燥具材含有組成物の製造方法において、<焼成工程>の有無が乾燥具材含有組成物の食味に与える影響を検討するため、実施例1、比較例2により得られた乾燥具材含有組成物を、試験例1と同様の評価方法及び評価基準により評価した。
実施例1において、乾燥具材を60重量%(乾燥野菜30重量%、穀類30重量%)に変更し、還元水飴を15重量%、ビタミンE、カボチャパウダー、食塩、グルタミン酸ナトリウムの合計配合量を20重量%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。乾燥野菜の各配合原料の比率は、実施例1と同様となるよう調整した。なお、焼成によって、得られる乾燥具材含有組成物の水分含有量は10%以下となった。また、3mm以上、15mm以下の大きさの乾燥具材と、0.5mm以上、2mm以下の小さな乾燥具材を含んでいた。
実施例1において、乾燥具材を85重量%(乾燥野菜55重量%、穀類30重量%)に変更し、グリセリンを1重量%、還元水飴を8重量%、ビタミンE、カボチャパウダー、食塩、グルタミン酸ナトリウムの合計配合量を6%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。乾燥野菜の各配合原料の比率は、実施例1と同様になるよう調整した。なお、焼成によって、得られる乾燥具材含有組成物の水分含有量は10%以下となった。また、3mm以上、15mm以下の大きさの乾燥具材と、0.5mm以上、2mm以下の小さな乾燥具材を含んでいた。
実施例1において、乾燥具材を30重量%(乾燥野菜15重量%、穀類15重量%)に変更し、グリセリンを15重量%、還元水飴を50重量%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。乾燥野菜の各配合原料の比率は、実施例1と同様になるよう調整した。
実施例1において、乾燥具材を95重量%(乾燥野菜50重量%、穀類45重量%)に変更し、グリセリンを0.1重量%、還元水飴を1重量%、ビタミンE、カボチャパウダー、食塩、グルタミン酸ナトリウムの合計配合量を3.9%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。乾燥野菜の各配合原料の比率は、実施例1と同様になるよう調整した。
乾燥具材含有組成物の製造方法において、乾燥具材の含有量の違いが乾燥具材含有組成物の食味に与える影響を検討するため、実施例1〜3、比較例3〜4により得られた乾燥具材含有組成物を、試験例1と同様の評価方法及び評価基準により評価した。
実施例1において、還元水飴を15重量%に変更し、穀類を25重量%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。なお、焼成によって、得られる乾燥具材含有組成物の水分含有量は10%以下となった。また、3mm以上、15mm以下の大きさの乾燥具材と、0.5mm以上、2mm以下の小さな乾燥具材を含んでいた。
実施例1において、還元水飴を8重量%に変更し、グリセリンを7重量%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。なお、焼成によって、得られる乾燥具材含有組成物の水分含有量は10%以下となった。また、3mm以上、15mm以下の大きさの乾燥具材と、0.5mm以上、2mm以下の小さな乾燥具材を含んでいた。
実施例1において、還元水飴を配合せず、グリセリンを15重量%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。
実施例1において、還元水飴を60重量%に変更し、グリセリンを0.1重量%、乾燥具材を35重量%(乾燥野菜15重量%、穀類20重量%)、ビタミンE、カボチャパウダー、食塩、グルタミン酸ナトリウムの合計配合量を4.9%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。乾燥野菜の各配合原料の比率は、実施例1と同様になるよう調整した。
乾燥具材含有組成物の製造方法において、糖アルコールの含有量の違いが乾燥具材含有組成物の食味に与える影響を検討するため、実施例1、4〜5、比較例5〜6により得られた乾燥具材含有組成物を、試験例1と同様の評価方法及び評価基準により評価した。
実施例1において、グリセリンを配合せず、還元水飴を15重量%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。
実施例1において、グリセリンを20重量%、還元水飴を1重量%、乾燥具材を59重量%(乾燥野菜44重量%、穀類15重量%)、ビタミンE、カボチャパウダー、食塩、グルタミン酸ナトリウムの合計配合量を20%に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。
乾燥具材含有組成物の製造方法において、グリセリンの含有量の違いが乾燥具材含有組成物の食味に与える影響を検討するため、実施例1、3、5、比較例7〜8により得られた乾燥具材含有組成物を、試験例1と同様の評価方法及び評価基準により評価した。
実施例1において、穀類を20重量%、乾燥果実10重量%(乾燥リンゴ、6mm角)に変更し、<第1混合工程>を50℃5分、<第2混合工程>を25℃5分、<焼成工程>を140℃15分に変更する以外は、実施例1と同様に乾燥具材含有組成物を製した。乾燥野菜の各配合原料の比率は、実施例1と同様になるよう調整した。なお、焼成によって、得られる乾燥具材含有組成物の水分含有量は10%以下となった。また、3mm以上、15mm以下の大きさの乾燥具材と、0.5mm以上、2mm以下の小さな乾燥具材を含んでいた。
Claims (1)
- 乾燥具材を結着させた、水分含有量が10重量%以下の乾燥具材含有組成物の製造方法において、
乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が40重量%以上、90重量%以下の乾燥具材と、
乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が1重量%以上、40重量%以下のグリセリン以外の糖アルコールを混合する第1混合工程と、
上記第1混合工程において得られた混合物に、乾燥具材含有組成物の総重量に対する量が0.1重量%以上、15重量%以下のグリセリンを混合する第2混合工程と、
上記第2混合工程において得られた混合物を焼成する焼成工程と
を含む、乾燥具材含有組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016038247A JP6599264B2 (ja) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | 乾燥具材含有組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016038247A JP6599264B2 (ja) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | 乾燥具材含有組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017153399A JP2017153399A (ja) | 2017-09-07 |
JP6599264B2 true JP6599264B2 (ja) | 2019-10-30 |
Family
ID=59807304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016038247A Active JP6599264B2 (ja) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | 乾燥具材含有組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6599264B2 (ja) |
-
2016
- 2016-02-29 JP JP2016038247A patent/JP6599264B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017153399A (ja) | 2017-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101949141B1 (ko) | 영양성분이 강화된 시리얼 바 | |
KR101257546B1 (ko) | 달지 않은 결합제 조성물 및 그의 제조 및 이용 방법 | |
KR101970954B1 (ko) | 옥수수 과자의 제조방법 | |
JP4735657B2 (ja) | 果実含有ハードキャンディ及びその製造方法 | |
CN102960389A (zh) | 加热食品用材料及其应用加热食品用材料的加热食品 | |
KR101617380B1 (ko) | 전자레인지 조리가 가능한 찰떡용 프리믹스, 이를 이용하여 제조되는 찰떡 및 이의 제조방법 | |
JP6985006B2 (ja) | 具材入り成形食品及びその製造方法 | |
KR101687516B1 (ko) | 어묵면의 제조방법 | |
KR101687824B1 (ko) | 흰찰쌀보리를 이용한 에너지바의 제조방법 | |
JP6785286B2 (ja) | 食感が維持された食品 | |
JP6650433B2 (ja) | スティック状焼菓子及びその製造方法 | |
US3162535A (en) | Preparation of directly consumable food ration wheat products | |
US20220192244A1 (en) | Syrup binder system for preparing food, and preparation process and use thereof | |
KR101826185B1 (ko) | 멸치강정 및 그 제조방법 | |
JP6660211B2 (ja) | 野菜含有組成物及び野菜含有組成物の製造方法 | |
JP4655071B2 (ja) | クリスピーな食感を有するソフトな焼き菓子 | |
JP6599264B2 (ja) | 乾燥具材含有組成物の製造方法 | |
KR101402044B1 (ko) | 프레첼 과자의 제조 방법 | |
JP4697282B2 (ja) | 野菜含有ハードキャンディ及びその製造方法 | |
JP7092491B2 (ja) | 具材入り成形食品及びその製造方法 | |
EP3864967A1 (en) | Edible plant-containing puffed food composition and method for manufacturing same | |
JP2009131188A (ja) | ペースト状食品素材及びその製造方法、及び加工食品 | |
JP7216181B2 (ja) | 小麦ふすま含有加工食品 | |
KR101874492B1 (ko) | 즉석 흑임자죽의 제조 방법 | |
JP3411409B2 (ja) | ポテトクルトン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190910 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190911 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6599264 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |