JP6599165B2 - 油圧式オートテンショナ - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/10—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley
- F16H7/12—Means for varying tension of belts, ropes, or chains by adjusting the axis of a pulley of an idle pulley
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- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
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Description
・制御方法:変位制御
・加振波形:サイン波
・加振周波数:10Hz
ロッド14(図2(a)参照)が下降すると、プランジャ28はバルブスプリング37で下方に付勢され、ストッパ34に押圧されているので、プランジャ28もロッド14と一体に下降する。プランジャ28とロッド14が一体に下降すると、圧力室15内の作動油の一部が第一狭窄路31を通って圧力室15からリザーバ室24に流出するとともに(図2(a)中の符号f1参照)、圧力室15内の作動油が加圧される。そして、この加圧に伴って、テンショナ反力が比較的急に増加する(図5の点P1〜点P2)。図5の点P2において、圧力室15内の作動油からプランジャ28に作用する上向きの圧力と、バルブスプリング37からプランジャ28に作用する下向きの付勢力とが釣り合う。
ロッド14がさらに下降すると、圧力室15内の作動油からプランジャ28に作用する上向きの圧力が、バルブスプリング37からプランジャ28に作用する下向きの付勢力を上回り、プランジャ28が上昇する。この間は、ロッド14の下降に伴いプランジャ28が上昇するので、圧力室15の体積がほとんど変化せず、圧力室15の圧力がほぼ一定となる。このため、テンショナ反力は、ほぼ一定となる(図5の点P2〜点P3)。このとき、圧力室15の体積がほとんど変化しないため、第一狭窄路31および第二狭窄路32には作動油がほとんど流れない。図5の点P3において、シート面35bが液密部材36を介してバルブシート35aに着座して第二チェックバルブ35が閉じた状態となり、プランジャ28の上昇が停止する(図2(b)参照)。
図5の点P3においては、シート面35bがバルブシート35aに着座しているので(図2(b)参照)、ロッド14がさらに下降すると、プランジャ28もロッド14と一体に下降する。この下降に伴って、圧力室15内の作動油がさらに加圧される。そして、この加圧に伴って、テンショナ反力が再び急に増加する(図5の点P3〜点P4)。このとき、第二チェックバルブ35が閉じているため、第一狭窄路31には作動油が流れず、圧力室15内の作動油の一部が、第二狭窄路32を通って圧力室15からリザーバ室24に流出する(図2(b)中の符号f2参照)。
図5の点P4においては、圧力室15内の作動油からプランジャ28に作用する上向きの圧力が、バルブスプリング37からプランジャ28に作用する下向きの付勢力を上回っているので、ロッド14(図2(b)参照)が上昇すると、プランジャ28もロッド14と一体に上昇する。この上昇に伴って、圧力室15内の作動油の圧力が低下し、テンショナ反力が比較的急に減少する(図5の点P4〜点P5)。このとき、第二狭窄路32には作動油がほとんど流れない。また、シート面35bがバルブシート35aに着座しているので(図2(b)参照)、第一狭窄路31にも作動油は流れない。図5の点P5において、圧力室15内の作動油からプランジャ28に作用する上向きの圧力と、バルブスプリング37からプランジャ28に作用する下向きの付勢力とが釣り合う。
ロッド14がさらに上昇すると、圧力室15内の作動油からプランジャ28に作用する上向きの圧力が、バルブスプリング37からプランジャ28に作用する下向きの付勢力を下回り、プランジャ28が下降する。この間は、ロッド14の上昇に伴いプランジャ28が下降するので、圧力室15の体積がほとんど変化せず、圧力室15の圧力がほぼ一定となる。このため、テンショナ反力は、ほぼ一定となる(図5の点P5〜点P6)。このとき、第一狭窄路31及び第二狭窄路32には作動油がほとんど流れない。図5の点P6において、プランジャ28の下方の移動がストッパ34で阻止され、プランジャ28の下降が停止する(図2(a)参照)。
図5の点P6においては、プランジャ28のロッド14に対する下方への相対移動がストッパ34で阻止されているので(図2(a)参照)、ロッド14がさらに上昇すると、プランジャ28もロッド14と一体に上昇する。この上昇に伴って、圧力室の体積が増加するため、圧力室15内の作動油の圧力が再び減少し始め、テンショナ反力が再び急に減少する(図5の点P6〜点P7)。このとき、第一狭窄路31及び第二狭窄路32には作動油がほとんど流れない。図5の点P7において、圧力室15内の作動油の圧力がリザーバ室24内の作動油と同等の圧力まで低下し、圧力室15内の作動油の加圧が完全に解放される。
図5の点P7においては、プランジャ28のロッド14に対する下方への相対移動がストッパ34で阻止されているので(図2(a)参照)、ロッド14がさらに上昇すると、プランジャ28もロッド14と一体に上昇する。この上昇に伴って、圧力室15内の作動油の圧力がリザーバ室24内の圧力を下回って第一チェックバルブ27が開き、作動油が油通路25を通ってリザーバ室24から圧力室15に流れる。そのため、圧力室15内の作動油の圧力はほとんど変化せず、テンショナ反力もほぼ一定となる(図5の点P7〜点P1)。
11 連結片
11a 軸挿入孔
11b 支点軸
11c 滑り軸受
12 バルブスリーブ嵌合穴
13 バルブスリーブ
13a 小径内径面
14 ロッド
14a 大径軸部
14b リング溝
15 圧力室
16 ばね座
17 リターンスプリング
18 連結片
18a スリーブ挿入孔
18b スリーブ
18c 滑り軸受
20 ダストカバー
21 スプリングカバー
22 筒体
23 シール部材(オイルシール)
24 リザーバ室
25 油通路
26 油溜り
27 第一チェックバルブ
27a バルブシート
27b 弁孔
27c チェックボール
27d スプリング
27e リテーナ
28 プランジャ
28a フランジ
28b テーパ溝
28c 嵌合溝
31 第一狭窄路
32 第二狭窄路
34 ストッパ
35 第二チェックバルブ
35a バルブシート
35b シート面
36 液密部材
37 バルブスプリング
38 抜止めリング
50 補機
51 インテグレーテッド・スタータ・ジェネレータ(ISG)
52 クランクシャフト
53 補機駆動ベルト
54 テンションプーリ
55 プーリアーム
P1 クランクプーリ
P2 ISGプーリ
P3 補機プーリ
A 油圧式オートテンショナ
Claims (3)
- 底部に閉塞端を有し、内部に作動油が充填されたシリンダ(10)と、
前記シリンダ(10)の底部から立設された筒状のバルブスリーブ(13)と、
前記バルブスリーブ(13)の内部に、軸方向に摺動自在に設けられたロッド(14)と、
前記バルブスリーブ(13)と前記ロッド(14)との間に形成される圧力室(15)と、
前記バルブスリーブ(13)と前記ロッド(14)を互いに逆向きに付勢するリターンスプリング(17)と、
前記シリンダ(10)と前記バルブスリーブ(13)との間に形成されるリザーバ室(24)と、
前記圧力室(15)と前記リザーバ室(24)とを連通する油通路(25)に設けられ、前記圧力室(15)内の作動油の圧力が前記リザーバ室(24)内の作動油の圧力よりも高いときに前記油通路(25)を閉じる第一チェックバルブ(27)と、
前記バルブスリーブ(13)と前記ロッド(14)に介在して設けられ、このバルブスリーブ(13)及びロッド(14)の両方に対して軸方向に摺動自在な筒状のプランジャ(28)と、
前記ロッド(14)と前記プランジャ(28)を互いに逆向きに付勢するバルブスプリング(37)と、
前記ロッド(14)と前記プランジャ(28)との間に形成される第一狭窄路(31)と、
前記バルブスリーブ(13)と前記プランジャ(28)との間に形成され、前記第一狭窄路(31)よりも流動抵抗が大きい第二狭窄路(32)と、
前記圧力室(15)内の作動油の圧力の上昇に伴って、前記バルブスプリング(37)の付勢力に抗して前記第一狭窄路(31)を閉じる、前記第一狭窄路(31)の下流側に設けられた第二チェックバルブ(35)と、
を備え、
前記第二チェックバルブ(35)が、前記ロッド(14)に形成されたバルブシート(35a)、前記プランジャ(28)に形成されたシート面(35b)、及び、前記バルブシート(35a)と前記シート面(35b)との間に介在自在に設けられた液密部材(36)、を有する油圧式オートテンショナ。 - 前記液密部材(36)が、前記バルブシート(35a)又は前記シート面(35b)の少なくともいずれか一方に形成された嵌合溝(28c)に嵌合されている請求項1に記載の油圧式オートテンショナ。
- 前記液密部材(36)の素材を、弾性部材、樹脂、金属、又はこれらの複合材とした請求項1又は2に記載の油圧式オートテンショナ。
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