JP6597484B2 - Rfidタグ付き物品 - Google Patents

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Description

本発明は、RFIDタグ付き物品に関する。
RFIDタグは、非接触でも読み取りが可能である、という特徴から、持ち歩いている際に、不正に情報の読み取り、もしくは書き込みがなされてしまう、という懸念がある。
上記の懸念に対して、ループコイルアンテナを折りたたむことによってループコイルを通過する磁束を少なくし、RFID通信を不可能にする、といった技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006-148462号公報
しかし、上記技術は、HF帯用のループコイル(磁界型アンテナ)には適用できても、UHF帯等で利用される電界型アンテナの場合(例えばダイポールアンテナ)、これを単に折り畳んでもRFID通信を完全に不可能にすることは難しい。
そこで、本発明の目的は、電界型アンテナを用いたRFIDタグについて、RFID通信を不可能にする状態で持ち運び可能なRFIDタグ付き物品を提供することである。
本発明に係るRFIDタグ付き物品は、RFIC素子と、前記RFIC素子に接続され、互いに異なる方向に延在する第1及び第2放射素子とを含む電界型アンテナを有するRFIDタグが設けられた第1部材と、
面状導体が設けられており、前記第1部材と互いに重なり合う重畳状態と、前記第1部材と並置された並置状態と、をそれぞれ取り得るように前記第1部材と連結されている第2部材と、
を備え、
前記第1部材と前記第2部材とが前記並置状態にあるときは、前記第1放射素子と前記面状導体とが結合して、前記面状導体がブースター素子として機能し、
前記第1部材と前記第2部材とが前記重畳状態にあるときは、前記面状導体が遮蔽材として機能する。
本発明に係るRFIDタグ付き物品によれば、RFID通信を不可能にする状態で持ち運び可能である。
実施の形態1に係るRFIDタグ付き物品の第1部材と第2部材とが並置状態の場合の構成を示す概略斜視図である。 実施の形態1に係るRFIDタグ付き物品の第1部材と第2部材とが重畳状態の場合の構成を示す概略斜視図である。 RFIDタグのRFIC素子とアンテナ素子との組み合わせの構成を示す概略断面図である。 図2のRFIC素子の等価回路図である。 実施の形態2に係るRFIDタグ付き物品の第1部材と第2部材とが並置状態の場合の構成を示す概略斜視図である。 実施の形態2に係るRFIDタグ付き物品の第1部材と第2部材とが重畳状態の場合の構成を示す概略斜視図である。 実施の形態3に係るRFIDタグ付き封筒の構成を示す概略平面図である。
第1の態様に係るRFIDタグ付き物品は、RFIC素子と、前記RFIC素子に接続され、互いに異なる方向に延在する第1及び第2放射素子とを含む電界型アンテナを有するRFIDタグが設けられた第1部材と、
面状導体が設けられており、前記第1部材と互いに重なり合う重畳状態と、前記第1部材と並置された並置状態と、をそれぞれ取り得るように前記第1部材と連結されている第2部材と、
を備え、
前記第1部材と前記第2部材とが前記並置状態にあるときは、前記第1放射素子と前記面状導体とが結合して、前記面状導体がブースター素子として機能し、
前記第1部材と前記第2部材とが前記重畳状態にあるときは、前記面状導体が遮蔽材として機能する。
第2の態様に係るRFIDタグ付き物品は、上記第1の態様において、前記第1部材と前記第2部材とが前記並置状態にあるときは、前記第1放射素子の開放端は、前記面状導体に近接し、前記第2放射素子の開放端は、前記第1放射素子の前記開放端より前記面状導体から離間していてもよい。
第3の態様に係るRFIDタグ付き物品は、上記第1の態様において、前記第1部材と前記第2部材とが前記重畳状態にあるときは、前記第2放射素子の開放端と前記面状導体とが対向してもよい。
第4の態様に係るRFIDタグ付き物品は、上記第1から第3のいずれかの態様において、前記第1部材と前記第2部材とは、前記並置状態と前記重畳状態とをそれぞれ取り得るように互いに開閉可能に一端で連結されていてもよい。
第5の態様に係るRFIDタグ付き物品は、上記第1から第3のいずれかの態様において、前記第1部材と前記第2部材とは、前記並置状態と前記重畳状態とをそれぞれ取り得るように互いに平行移動可能に連結されていてもよい。
第6の態様に係るRFIDタグ付き物品は、上記第1から第5のいずれかの態様において、前記RFIDタグ付き物品は、RFIDタグ付き封筒であって、
前記第1部材は、ベロであり、前記第2部材は、封筒本体であってもよい。
第7の態様に係るRFIDタグ付き物品は、上記第6の態様において、前記RFIDタグとは異なる、前記封筒を識別するための第2RFIDタグを前記第1部材に設けていてもよい。
以下、実施の形態に係るRFIDタグ付き物品について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1Aは、実施の形態1に係るRFIDタグ付き物品30の第1部材2と第2部材4とが並置状態の場合の構成を示す概略斜視図である。図1Bは、実施の形態1に係るRFIDタグ付き物品30の第1部材2と第2部材4とが重畳状態の場合の構成を示す概略斜視図である。
このRFIDタグ付き物品30では、第1部材2と第2部材4とが互いに重なり合う重畳状態と、第1部材2と第2部材4とが並置される並置状態と、をそれぞれ取り得るように第1部材2と第2部材4とが連結されている。具体的には、第1部材2と第2部材4とは連結部8で連結されている。また、第1部材2には、RFIC素子20と、RFIC素子20に接続され、互いに異なる方向に延在する第1放射素子11及び第2放射素子12と、を含むRFIDタグ10が設けられている。RFIDタグ10は、UHF帯以上の周波数帯を利用したRFID通信が可能である。第2部材4には、面状導体6が設けられている。
第1部材2と第2部材4とが並置状態にあるときは、第1放射素子11と面状導体6とが結合して、面状導体6がブースター素子として機能する。これによって、RFIDタグ10の通信距離が増大する。そこで、RFIDタグ10の使用時には並置状態とする。
一方、第1部材2と第2部材4とが重畳状態にあるときは、面状導体6が遮蔽材として機能する。具体的には、第2放射素子12と面状導体6とがほぼ全面で対向して、第1放射素子11の開放端16aと第2放射素子12の開放端16bとの電位差がほとんど得られなくなり、RFIDタグによる通信が実質的に不可能になる。これによって、外部からRFIDタグ10との通信が不可能になるので、持ち運びの際にも不正な情報の読み取り及び書き込みを防ぐことができる。そこで、RFIDタグ10の持ち運びの際には重畳状態とする。
なお、RFIDタグ10との通信は、例えば固定式やハンディ型のリーダ等によって行うことができる。
以下に、このRFIDタグ付き物品を構成する要素について説明する。
<第1部材及び第2部材>
第1部材2と第2部材4とは、図1A及び図1Bではそれぞれ平面状であるが、これに限られない。第1部材2と第2部材4とは、例えば、重畳状態において互いに重なり合う凸面状と凹面状との一対の曲面形状であってもよい。
第1部材2は、絶縁性の部材からなる。
第2部材4は、図1A及び図1Bでは、絶縁性の部材である。
<連結部>
第1部材2と第2部材4とは可撓性のテープ状部材の連結部8で連結されている。連結部8は、柔軟性を有する部材であってもよい。この連結部8によって、第1部材2と第2部材4とが互いに重なり合う重畳状態(図1B)と、第1部材2と第2部材4とが並置される並置状態(図1A)と、をそれぞれ取り得る。RFIDタグ10の使用時には並置状態とすればよい。一方、持ち運びの際には重畳状態とすればよい。
なお、第1部材2と第2部材4との連結は連結部8で行う場合に限られない。例えば、第1部材2と第2部材4とが並置状態と重畳状態となるように互いに開閉可能に一端で連結されていてもよい。具体的には、第1部材2と第2部材4とが蝶番で連結されていてもよい。また、第1部材2と第2部材4とが連続的な部材で構成され、伸ばした状態を並置状態とし、折り曲げた状態を重畳状態としてもよい。さらに、第1部材2と第2部材4とは、並置状態と重畳状態となるように互いに平行移動可能に連結されていてもよい。具体的には、第1部材2と第2部材4とが互いにスライド可能に連結されていてもよい。なお、スライドは一軸方向に沿って第1部材2と第2部材4とをスライドする場合の他、第1部材2と第2部材4とを共通する軸について互いに回転させてもよい。
<RFIDタグ>
RFIDタグ10は、第1部材2に設けられている。RFIDタグ10は、第1部材2の表面に設けられているが、これに限られず、裏面、内部のいずれに設けられていてもよい。また、RFIDタグ10は、RFIC素子20と、RFIC素子20に接続され、互いに異なる方向に延在する第1及び第2放射素子11、12とを含む。このRFIDタグ10は、通信距離が10cm程度のHF帯に比べて通信距離が数メートル以上に及ぶUHF帯以上の周波数帯を利用したRFID通信が可能である。
<RFIC素子>
図2は、図1AのRFIC素子20と第1及び第2放射素子11、12との組み合わせの構成を示す概略断面図である。図3は、図2のRFIC素子20の等価回路図である。
RFIC素子20は、RFICチップ21と、導電性接合材22及び端子電極23を介してRFICチップ21と接続された多層基板25とを備える。RFICチップ21は封止樹脂24で封止されている。また、多層基板25には、L1及びL2等のインダクタ用パターン及びC1、C2等のキャパシタ用パターンからなる給電回路が内蔵されている。CICは、RFICチップ21の浮遊容量である。給電回路によって共振回路が形成されており、その共振周波数はキャリア周波数に対応する。このように給電回路を設けることによって、第1及び第2放射素子の電気長が変化してもキャリア周波数の中心周波数は大きく変化しないようにすることができる。
つまり、初期状態での第1及び第2放射素子11、12の電気長を最大利得状態(2/λ)にあわせておけば、第1及び第2放射素子11、12の電気長が若干変化しても通信可能距離が低下するだけで、同じキャリア周波数で読み取りは可能である。
RFIC素子20と第1及び第2放射素子11、12とは、例えば、図2ではRFIC素子20の端子電極26aによって第1放射素子11と接続し、端子電極26bによって第2放射素子と接続する直接接続によって接続されているがこれに限られない。RFIC素子20と第1及び第2放射素子11、12とは、端子電極26a、26bによる直接接続だけでなく、たとえば、容量結合、磁界結合等のいずれの結合をしていてもよい。以下に、磁界結合の一例を示す。
なお、図2では、RFIC素子20において、給電回路を内蔵する多層基板25を設けているがこれに限られず、給電回路を設けない場合であってもよい。
<第1及び第2放射素子>
第1放射素子11及び第2放射素子12は、電界型アンテナである。より具体的には、ダイポールアンテナを構成しており、一組の細長矩形形状あるいは棒形状(バー形状)のダイポールエレメントを有する。第1放射素子11及び第2放射素子12は、それぞれ互いに異なる方向に延在している。具体的には、図1Aに示すように、第1放射素子11と第2放射素子12とは、RFIC素子20から互いに反対方向に延在している。
第1部材2と第2部材4との並置状態において、第1放射素子11の開放端16aは、面状導体6から離間して近接している。具体的には、第1放射素子11の開放端16aは、面状導体6の端辺に面している。また、第2放射素子12の開放端16bは、面状導体6から離れる方向に延在している。具体的には、第2放射素子12の開放端16bは、第1放射素子11の開放端16aより面状導体6から離間している。
第1放射素子11及び第2放射素子12は、通常の放射素子に用いられる銅箔、銅板、銅めっき膜、金箔、金板、金めっき膜等の材料を用いることができる。材料は上記の例に限られず、通常使用されるものであれば使用できる。
<面状導体>
面状導体6は、第2部材4に設けられている。なお、面状導体6は、ここでは第2部材4の表面に設けているが、これに限られない。また、この面状導体6は、面状の導体である。例えば、全面が導体の金属板、金属膜等であってもよい。あるいは、メッシュ状の導体であってもよい。
なお、面状導体6は、第2部材4を金属として第2部材4と一体的に面状導体6を設けてもよい。更には、面状導体6の上に保護フィルム等を設けてもよい。
<第1部材と第2部材との並置状態>
第1部材2と第2部材4との並置状態において、図1Aに示すように、面状導体6は、第1放射素子11と結合14している。面状導体6と第1放射素子11との結合14は、例えば、静電結合、磁界結合、電磁界結合のいずれであってもよい。なお、面状導体6と第1放射素子11とは、有形の絶縁体を介して配置されていてもよい。また、面状導体6と第1放射素子11とは、直接接続されていてもよい。
このように第1放射素子11と第2放射素子12とをそれぞれ配置することによって、面状導体6がブースター素子として機能すると共に、第1放射素子11の開放端16aと第2放射素子12の開放端16bとの間に大きな電圧差が生じて通信可能となる。
<第1部材と第2部材との重畳状態>
第1部材2と第2部材4との重畳状態において、図1Bに示すように、第2放射素子12の開放端16bと面状導体6とは、ほぼ全面で対向する。
このように第1部材2と第2部材4とが重畳状態にあるときは、面状導体6が遮蔽材として機能する。具体的には、第2放射素子12と面状導体6とがほぼ全面で対向して、第1放射素子11の開放端16aと第2放射素子12の開放端16bとの電位差がほとんど得られなくなる。その結果、RFIDタグによる通信が実質的に不可能になる。より正確には、信号強度がしきい値より低くなり、通信可能な信号強度が得られなくなるため通信が実質的に不可能となる。あるいは一定の信号強度が得られる通信可能距離が短くなって実質的に通信不可能となる。これによって、外部からRFIDタグ10との通信が不可能になるので、持ち運びの際にも不正な情報の読み取り及び書き込みを防ぐことができる
(実施の形態2)
図4Aは、実施の形態2に係るRFIDタグ付き物品30aの第1部材2と第2部材4とが並置状態の場合の構成を示す概略斜視図である。図4Bは、実施の形態2に係るRFIDタグ付き物品30aの第1部材2と第2部材4とが重畳状態の場合の構成を示す概略斜視図である。
なお、実施の形態1と同一の部材については、同一の参照番号を付して説明を省略する。
このRFIDタグ付き物品30aは、実施の形態1に係るRFIDタグ付き物品30と対比すると、第1部材2と第2部材4との並置状態において、第1放射素子11が第1部材2から第2部材4にわたって延在している点で相違する。また、第1部材2と第2部材4との重畳状態において、実施の形態1のように第2放射素子12と面状導体6とが全面で対向するのではなく、第2放射素子12の開放端側と面状導体6aとが対向している。この場合、第1及び第2放射素子11の開放端16aと第2放射素子12の開放端16bとの間の電位差がほとんど得られない。これによって、RFIDタグ10は実質的に通信不可能となる。
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3に係るRFIDタグ付き封筒30bの構成を示す概略平面図である。
なお、実施の形態1、2と同一の部材については、同一の参照番号を付して説明を省略する。
このRFIDタグ付き封筒30bは、実施の形態1に係るRFIDタグ付き物品と対比すると、第1部材が封筒30bのベロ32であり、第2部材がベロ32と連続している筒状の封筒本体34である点で相違する。また、物品30bが封筒であるので、並置状態には開封状態が対応する。一方、重畳状態には封止状態が対応する。開封状態では、ベロ32は封筒本体34と離れているが、封止状態では、ベロ32が封筒本体34に糊付けられる。
また、このRFIDタグ付き封筒30bは、実施の形態1に係るRFIDタグ付き物品と対比すると、「開封確認」のための第1RFIDタグ10aと、「到着確認」のための第2RFIDタグ10bとの2つのRFIDタグが設けられている点で相違する。第1RFIDタグ10a及び第2RFIDタグ10bは、UHF帯以上の周波数帯を利用したRFID通信が可能である。第1RFIDタグ10aは、実施の形態1のRFIDタグ10と同様に、RFIC素子20と、RFIC素子20に接続され、互いに異なる方向に延在する第1及び第2放射素子11、12とを含む。この第1RFIDタグ10aは、ベロ32に設けられている。第1放射素子11は、ベロ32から封筒本体34の内側に延在し、第1放射素子11の開放端16aは封筒本体34の内側に存在する。一方、第2放射素子12は第1放射素子11とは反対方向に延在している。封筒本体34の外側には、封筒本体34を介して第1放射素子11の開放端16aと結合可能なように面状導体6が設けられている。第2RFIDタグ10bは、ベロ32に設けられている。
<ベロと封筒本体との並置状態に対応する開封状態>
ベロ32と封筒本体34とが並置状態に対応する開封状態にあるときは、第1RFIDタグ10aの第1放射素子11の開放端16aと面状導体6とが封筒本体34を介して結合して、面状導体6がブースター素子として機能する。これによって、第1RFIDタグ10aの通信距離が増大する。そこで、第1RFIDタグ10aとの通信が可能であった場合には、RFIDタグ付き封筒30bが開封されていることを確認できる。
<ベロと封筒本体との重畳状態に対応する封止状態>
一方、ベロ32と封筒本体34とが重畳状態に対応する封止状態にあるときは、面状導体6が遮蔽材として機能する。具体的には、第2放射素子12の開放端16bと面状導体6とが結合して第1RFIDタグ10aによる通信が不可能になる。これによって、第1RFIDタグ10aとの通信が不可能である状態は、RFIDタグ付き封筒30bは未開封であることがわかる。
なお、第2RFIDタグ10bは、開封状態及び封止状態のいずれの状態においても外部との通信が可能である。そこで、第2RFIDタグ10bとの通信が確認できた場合には、第2RFIDタグ10bによって封筒30bを識別できるので、RFIDタグ付き封筒30bの到着確認ができる。
上記封筒としては、一般的に使用される紙製、不織布、布製等の封筒を用いることができる。なお、上記封筒は、一例であって、シール式葉書等の開閉可能な他の物品であってもよい。
なお、本開示においては、前述した様々な実施の形態及び/又は実施例のうちの任意の実施の形態及び/又は実施例を適宜組み合わせることを含むものであり、それぞれの実施の形態及び/又は実施例が有する効果を奏することができる。
本発明に係るRFIDタグ付き物品は、RFID通信を不可能にする状態で持ち運び可能であるので、UHF帯用以上の周波数帯を利用したRFIDタグを用いたRFIDタグ付き物品として有用である。
2 第1部材
4 第2部材
6、6a、6b 面状導体
8 連結部
10 RFIDタグ
10a 第1RFIDタグ
10b 第2RFIDタグ
11 第1放射素子
12 第2放射素子
14 結合
16a 第1放射素子の開放端
16b 第2放射素子の開放端
20 RFIC素子
21 RFICチップ
22 導電性接合材
23 端子電極
24 封止樹脂
25 多層基板
26a、26b 端子電極
30、30a RFIDタグ付き物品
30b RFIDタグ付き封筒
32 ベロ
34 封筒本体

Claims (7)

  1. RFIC素子と、前記RFIC素子に接続され、互いに異なる方向に延在する第1及び第2放射素子とを含む電界型アンテナを有するRFIDタグが設けられた第1部材と、
    面状導体が設けられており、前記第1部材と互いに重なり合う重畳状態と、前記第1部材と並置された並置状態と、をそれぞれ取り得るように前記第1部材と連結されている第2部材と、
    を備え、
    前記第1部材と前記第2部材とが前記並置状態にあるときは、前記第1放射素子と前記面状導体とが結合して、前記面状導体がブースター素子として機能し、
    前記第1部材と前記第2部材とが前記重畳状態にあるときは、前記面状導体が遮蔽材として機能する、
    RFIDタグ付き物品。
  2. 前記第1部材と前記第2部材とが前記並置状態にあるときは、前記第1放射素子の開放端は、前記面状導体に近接し、前記第2放射素子の開放端は、前記第1放射素子の前記開放端より前記面状導体から離間している、請求項1に記載のRFIDタグ付き物品。
  3. 前記第1部材と前記第2部材とが前記重畳状態にあるときは、前記第2放射素子の開放端と前記面状導体とが対向する、請求項1に記載のRFIDタグ付き物品。
  4. 前記第1部材と前記第2部材とは、前記並置状態と前記重畳状態とをそれぞれ取り得るように互いに開閉可能に一端で連結されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のRFIDタグ付き物品。
  5. 前記第1部材と前記第2部材とは、前記並置状態と前記重畳状態とをそれぞれ取り得るように互いに平行移動可能に連結されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のRFIDタグ付き物品。
  6. 前記RFIDタグ付き物品は、RFIDタグ付き封筒であって、
    前記第1部材は、ベロであり、前記第2部材は、封筒本体である、請求項1から5のいずれか一項に記載のRFIDタグ付き物品。
  7. 前記RFIDタグとは異なる、前記封筒を識別するための第2RFIDタグを前記第1部材に設けている、請求項6に記載のRFIDタグ付き物品。
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