JP6597364B2 - 熱パス算出プログラム、熱パス算出方法、および情報処理装置 - Google Patents

熱パス算出プログラム、熱パス算出方法、および情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、熱パス算出プログラム、熱パス算出方法、および情報処理装置に関する。
従来、高集積化、高機能化、小型化が進む電子機器において、熱設計マージンが少なくなってきている。熱移動の3原則によれば、熱の伝わり方には、「伝導」、「対流」、「放射」がある。電子機器の熱設計において、最大の放熱経路は、固体中における伝導である。伝導とは直に接することにより物体の中を高温の部分から低温の部分に熱が移動する現象である。
例えば、熱設計のためには、設計者が、コンピュータ上の3次元の設計情報に基づいて表示される設計対象から熱パスを目視によって見つける。熱パスとは、熱が移動する部品の経路である。
先行技術としては、例えば、製品の熱流体解析に用いるモデルを生成させる際に、当該製品の構成部材同士の接触部分を検出し、検出した接触部分に接触熱抵抗モデルを生成し、接触熱抵抗モデルにおける接触熱抵抗および熱伝導率の少なくともいずれか一方を算出し、算出結果を保存する技術がある(例えば、以下特許文献1参照。)。また、例えば、複数の部品を含む対象物を数値解析することによって得られる解析結果から、部品間の熱の移動量を計算し、計算した熱移動を表示する技術がある(例えば、以下特許文献2参照。)。また、先行技術としては、例えば、評価部品を含む部品間の熱流量および部品温度を含む熱解析データから、評価部品の伝熱経路を特定し、特定した伝熱経路を表す図を生成する技術がある(例えば、以下特許文献3参照。)。
特開2007−122506号公報 特開2006−350504号公報 特開2014−203195号公報
しかしながら、従来、設計者が発熱体である部品に接触している部品を順次目視することにより熱パスを見つける方法では、設計者の工数が多くなるという問題点がある。
1つの側面では、本発明は、熱パスに関する設計者の工数を削減できる熱パス算出プログラム、熱パス算出方法、および情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、シミュレーション空間において設計対象の複数の部品に含まれる第1部品の複数の面のうち、前記複数の部品に含まれる第2部品に少なくとも一部が接触している接触面の面積と、前記接触面のうち前記第2部品に接触している部分の面積と、の比率を算出し、算出した前記比率が基準値を満たすか否かを判定し、前記基準値を満たすと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、前記基準値を満たさないと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する、熱パス算出プログラム、熱パス算出方法、および情報処理装置が提案される。
本発明の一態様によれば、熱パスに関する設計者の工数を削減できる。
図1は、本発明にかかる情報処理装置による一動作例を示す説明図である。 図2は、熱パス例を示す説明図である。 図3は、設計初期段階において熱パスでない接続を含む例を示す説明図である。 図4は、詳細設計段階において熱パスでない接続を含む例を示す説明図である。 図5は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、情報処理装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図7は、部品間が干渉している例を示す説明図である。 図8は、干渉面の例を示す説明図である。 図9は、基準値情報例を示す説明図である。 図10は、面ごとの面積比と設計例を示す説明図である。 図11は、面積比の算出および判定例を示す説明図である。 図12は、可視化対象部品情報例を示す説明図である。 図13は、接続部品情報例を示す説明図である。 図14は、熱パスの表示例を示す説明図である。 図15は、画面操作例を示す説明図である。 図16は、情報処理装置による熱パス算出処理手順例を示すフローチャート(その1)である。 図17は、情報処理装置による熱パス算出処理手順例を示すフローチャート(その2)である。 図18は、接続部品の抽出処理手順例を示すフローチャートである。 図19は、可視化処理手順例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる熱パス算出プログラム、熱パス算出方法、および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる情報処理装置による一動作例を示す説明図である。情報処理装置100は、シミュレーション空間における設計対象の複数の部品から熱パスを生成するコンピュータである。情報処理装置100は、熱パス算出プログラムを実行する。
従来、装置などの設計開発において、CAD(Computer Aided Design)を用いた3次元での開発が行われる。
設計対象の複数の部品は、シミュレーション空間に設けられる。シミュレーション空間とは、コンピュータ上でシミュレーションされる仮想的な3次元空間である。具体的には、例えば、シミュレーション空間は、3次元の物体の設計や解析を行うために情報処理装置100内に仮想的に設定された空間である。シミュレーション空間には、例えば、X軸とY軸とZ軸とを有する3次元の直交座標系が定義される。ここでの複数の部品を含む物体は、例えば、スマートフォンやPC(Personal Computer)、カメラなどの電子機器など特に限定しない。
ここで、開発者は、例えば、CADを用いて物体をポリゴンで表した3次元形状の立体モデルの設計情報を作成する。設計情報は例えばポリゴンの座標データなどを有する。
また、上述したように、近年、高集積化、高機能化、小型化が進む電子機器において、熱設計マージンが少ない。例えば、熱設計のためには、設計者が、コンピュータ上の3次元の設計情報に基づいて表示される設計対象から熱パスを目視によって見つける。より具体的に、設計者が発熱体である部品に接触している部品を順次目視により熱パスを見つける。このため、設計者の工数が多くなるという問題点がある。例えば、設計者の工数が多くなることにより、例えば、設計に時間がかかるという問題点がある。
また、後述する図3に示すように、例えば、設計初期段階では、部品が簡易的な形状で表される場合がある。実際には部品が複雑な形状のため、2つの部品間は接触していない場合であっても、部品が簡易的な形状のため2つの部品間が接触していると判断され、2つの部品間の部分経路が熱パスに含まれてしまう場合がある。
実際の熱パスにない部分経路が検証時に含まれると、その部分経路で伝導されると見積もった熱が、実際の製品において伝導されなくなる場合がある。熱設計のマージンが少ないと、製造後の製品において熱設計に関する製品の仕様が満たせなくなる場合もある。
例えば、電子機器などは、機械設計と電気設計とが同時並行で行われるが、設計作業自体は別々に行われるため、最終的に機械設計における設計データと電気設計における設計データとが統合される。機械設計と電気設計とで設計作業が別々のため、いずれかの設計において部品配置や部品そのものが変更になり、意図しない部品間において接触や干渉が発生する場合がある。
そこで、本実施の形態では、情報処理装置100は、第1部品の各面のうちの第2部品と接触する接触面の面積と、該接触面のうちの接触部分の面積との比率が基準値未満の場合、第1部品と第2部品が非接触と判定して熱パスから除外する。これにより、シミュレーション空間において部品間が接触していたとしても、実際に接触しない可能性が高い2つの部品間の部分経路を熱パスから除外することができる。したがって、熱パスに関する設計者の工数の削減を図ることができる。熱パスの再現度の向上を図ることができる。
情報処理装置100は、シミュレーション空間において複数の部品に含まれる第1部品の複数の面のうち、複数の部品に含まれる第2部品に少なくとも一部が接触している接触面の面積と、接触面のうち第2部品に接触している部分の面積と、の比率を算出する。図1には、設計対象の複数の部品は、部品a1と部品a2と部品a3とである。例えば、第1部品を部品a1とし、第2部品を部品a2とする。図1の設計例1および図1の設計例2では、部品a3の上に部品a1があり、部品a1の上に部品a2がある。
部品a1の複数の面は、例えば、部品a1を囲う最小の直方体の各面である。部品a1は、例えば、面s1と、面s2と、面s3と、図示省略するが他に3つの面と、の計6面を有する。図1の設計例1および設計例2では、部品a1の面s1が部品a2と接触するため、接触面である。接触面については干渉面とも称する。ここで、算出される面積比は、例えば、接触部分の面積/接触面の面積である。
設計例1では、部品a1の面s1の全面に部品a2が載っている。このため、面s1の面積が「100」であるのに対して、面s1のうち面s1と部品a2との接触部分の面積は「100」である。設計例1では、面積比は「100/100」の「1」である。
これに対して、設計例2では、部品a1の面s1の端に部品a2が載っている。このため、面s1の面積は「100」であるのに対して、面s1のうち面s1と部品a2との接触部分の面積は「10」である。設計例2では、面積比は「10/100」の「0.1」である。
情報処理装置100は、算出した比率が基準値以上であるか否かを判定する。情報処理装置100は、例えば、算出した比率が基準値以上である場合に、第1部品と第2部品とが接触していると判定する。情報処理装置100は、例えば、算出した比率が基準値未満である場合に、第1部品と第2部品とが接触していないと判定する。基準値は、予め設計者によって定められる。また、基準値は、第1部品の複数の面の各々について設けられていてもよい。
ここで、例えば、基準値を「0.6」とする。設計例1では、情報処理装置100は、算出した面積比が基準値以上であるため、接触していると判定する。設計例2では、情報処理装置100は、算出した面積比が基準値未満であるため、接触していないと判定する。
そして、情報処理装置100は、基準値を満たすと判定した場合に、第1部品と第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、基準値を満たさないと判定した場合に、第1部品と第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する。熱パスを示す情報は、例えば、熱パス情報101や接続部品情報などとも称する。
設計例1では、情報処理装置100は、例えば、部品a1と部品a2との部分経路を含む熱パスn1を示す熱パス情報101−1を生成する。設計例2では、情報処理装置100は、例えば、部品a1と部品a2との部分経路を含まない熱パスn2を示す熱パス情報101−2を生成する。
ここでは、部品a1と部品a3と部分経路についての説明を省略したが、部品a1と部品a2との部分経路と同様に面積比により部品a1と部品a3とが接触しているか否かの判定結果に基づいて熱パスに含めるか否かが決定される。
図2は、熱パス例を示す説明図である。設計対象の電子機器200は、例えば、部品p1〜p8を含む。部品p2が発熱体である場合に、熱パスhp2では、部品p2の熱が移動する部品の経路を表す。熱パスhp2では、例えば、部品p2から部品p1または部品p4に熱が移動することを示す。熱パスhp2では、例えば、部品p1から部品p3、部品p3から部品p5、部品p5から部品p7、部品p7から部品p6および部品p8へ部品p2の熱が移動することを示す。
図3は、設計初期段階において熱パスでない接続を含む例を示す説明図である。ここで、設計初期段階において熱パスが作成される例を説明する。図3の左側には電子機器300を上から見た図を示し、図3の右側には電子機器の断面図を示す。図3の例では、電子機器300は、部品p1と部品p2と部品p3とを含む。
設計初期段階では、プリント板や搭載部品などの部品が簡易的な形状で表される。部品p1は、例えば、基板である。部品p2は、例えば、半導体集積回路などを収めたDIP(Dual Inline Package)である。部品p3は部品p2の周辺部品である。
設計初期段階の場合、各部品が簡易形状で表されるため、部品p2は、四角の図形で表される。このため、設計初期段階において、部品間の接触関係によって熱パスを作成すると、部品p2と部品p3とは接触していると判定される。そして、図3の下側のように、熱パスhp3には、部品p2から部品p3の経路が含まれる。
しかし、実際には部品p2は端子などを複数有する複雑な形状であるため、図3の左側に示すように、部品p2と部品p3とは接触していない。このため、設計初期段階において部品間が接触したか否かの判定により熱パスを形成すると、熱パスに誤った経路が含まれる場合がある。
図4は、詳細設計段階において熱パスでない接続を含む例を示す説明図である。ここで、詳細設計段階において熱パスが作成される例を説明する。図4の例では、電子機器400は、例えば、部品p1〜部品p4を含む。
例えば、電子機器400などは、機械設計と電気設計とが同時並行で行われるが、設計作業自体は別々に行われるため、最終的に機械設計における設計データと電気設計における設計データとが統合される。設計作業が別々のため、部品配置や部品そのものが変更になり、意図しない部品間において接触や干渉が発生する場合がある。
例えば、部品p1と部品p2と部品p3とは電気設計における部品であるが、品p4は筐体設計などの機械設計における部品である。そして、部品p1と部品p2と部品p3とについての設計データと、部品p4についての設計データとを統合させる際に、部品p4の位置ずれによって、部品p4と部品p3とが意図せずに接触または干渉してしまう場合がある。例えば、電気設計においては、実線の位置に部品p4の基準位置が配置されるように設計されていたが、機会設計においては、点線の位置に部品p4の基準位置が配置されるように設計されている。このため、電気設計の設計データと機械設計の部品データとを統合させると、部品p4の位置ずれが発生する。
このため、実際には、部品p4と部品p3とは接触および干渉しないが、熱パスhp4は、例えば、部品p2から部品p1および部品p4、部品p1から部品p3、部品p4から部品p3となる。このように、実際には熱パスhp4に含まれないような部品p4と部品p3との間の部分経路が含まれる場合がある。
(情報処理装置100のハードウェア構成例)
図5は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。情報処理装置100が、PC(Personal Computer)の場合を例に挙げて説明する。
まず、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、を有する。情報処理装置100は、ディスクドライブ504と、ディスク505と、I/F(Inter/Face)506と、キーボード507と、マウス508と、ディスプレイ509と、を有する。また、CPU501と、ROM502と、RAM503と、ディスクドライブ504と、I/F506と、キーボード507と、マウス508と、ディスプレイ509とは、バス500によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU501は、情報処理装置100の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラムや設計支援プログラムなどのプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。ディスクドライブ504は、CPU501の制御にしたがってディスク505に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク505は、ディスクドライブ504の制御で書き込まれたデータを記憶する。図示省略するが、ディスク505は、例えば、設計支援プログラムなどのプログラムを記憶していてもよい。ディスク505としては、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。ここで、CPU501が、ROM502やディスク505などに記憶された設計支援プログラムなどを読み出して、設計支援プログラムにコーディングされている処理を実行する。
I/F506は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク510に接続され、このネットワーク510を介して他の装置に接続される。そして、I/F506は、ネットワーク510と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F506には、例えばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード507やマウス508は、利用者の操作により、各種データの入力を行うインターフェースである。ディスプレイ509は、CPU501の指示により、データを出力するインターフェースである。
また、情報処理装置100は、上述した構成部のほか、カメラから画像や動画を取り込む入力装置やマイクから音声を取り込む入力装置を有していてもよい。また、情報処理装置100は、上述した構成部のほか、プリンタなどの出力装置を有していてもよい。また、情報処理装置100は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、半導体メモリなどを有していてもよい。
また、本実施の形態では、情報処理装置100は、PCを例に挙げているが、サーバなどであってもよく、特に限定しない。情報処理装置100がサーバである場合、情報処理装置100と利用者の操作可能な装置やディスプレイ509などがネットワーク510を介して接続されてもよい。また、情報処理装置100は、例えば、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)システムなどに適用されてもよい。例えば、サーバが情報処理装置100による処理を行い、クライアント端末が当該処理に応じた画面を表示する。
(情報処理装置100の機能的構成例)
図6は、情報処理装置の機能的構成例を示すブロック図である。情報処理装置100は、算出部601と、判定部602と、生成部603と、提示部604と、記憶部610と、を有する。算出部601から提示部604までの制御部の処理は、例えば、図5に示すCPU501がアクセス可能なROM502、RAM503、ディスク505などの記憶装置に記憶されたプログラムにコーディングされている。そして、CPU501が記憶装置から該プログラムを読み出して、プログラムにコーディングされている処理を実行する。これにより、制御部の処理が実現される。また、制御部の処理結果は、例えば、RAM503、ROM502、ディスク505などの記憶装置に記憶される。
また、記憶部610は、例えば、RAM503、ROM502、ディスク505などの記憶装置である。記憶部610は、例えば、GUI(Graphical User Interface)指示やファイル記述などの情報を記憶する。
具体的に、記憶部610は、例えば、可視化対象部品情報611、除外部品情報612、熱解析属性情報613、設計DB614、基準値情報615などを記憶する。
可視化対象部品情報611は、開発者によって指定された設計対象の複数の部品のうちの熱パスの開始部品や表示階層などを示す情報を有する。可視化対象部品情報611の詳細例は、図12を用いて後述する。
除外部品情報612は、熱パスから除外する除外部品を示す情報である。除外部品としては、例えば、金具などの小さな部品などが挙げられる。
設計DB614は、例えば、3次元CADや基板CADによって設計された3次元の製品のモデルを示す情報である。設計DB614は、部品ごとのポリゴンの座標情報やシミュレーション空間における部品の位置、色などの情報を含む。熱解析属性情報613は、例えば、部品ごとの熱の伝わり具合を示す指標値などを含む情報である。熱の伝わり具合を示す指標値としては、例えば、熱伝導率などが挙げられる。
つぎに、算出部601は、シミュレーション空間において複数の部品に含まれる第1部品の複数の面のうち、複数の部品に含まれる第2部品に少なくとも一部が接触している接触面の面積と、接触面のうち第2部品に接触している部分の面積と、の比率を算出する。そして、判定部602は、算出した比率が基準値を満たすか否かを判定する。
本実施の形態では、部品については、部品を囲う最小の直方体を部品の形状として扱う。具体的に、算出部601は、干渉チェックを行うことにより、第1部品と第2部品とが干渉しているか否かを判定する。干渉チェックとは、シミュレーション空間において製品に含まれる複数の部品の形状間の重なり合いのチェックである。
図7は、部品間が干渉している例を示す説明図である。図7には、部品p1と部品p2とが干渉しているか否かを3次元図と上から見た図とで示す。部品p1を第1部品とし、部品p2を第2部品として説明する。算出部601は、部品p1に含まれる各面のうち、部品p2に含まれる各面と接触している面を干渉面として抽出する。また、算出部601は、部品p2に含まれる各面のうち、部品p1に含まれる各面と接触している面を干渉面として抽出する。
図8は、干渉面の例を示す説明図である。部品p1は面F1〜面F6を有する。例えば、面F1は位置pp1から方向d1に部品p1を見た場合に側面のうちの奥にある面である。面F2は、位置pp1から方向d1に部品p1を見た場合に底面のうちの下側にある面である。面F3は、位置pp1から方向d1に部品p1を見た場合に側面のうちの右側にある面である。
面F4は、位置pp1から方向d1に部品p1を見た場合に底面のうちの上側にある面である。面F5は、位置pp1から方向d1に部品p1を見た場合に側面のうちの左側にある面である。面F6は、位置pp1から方向d1に部品p1を見た場合に側面のうちの手前側にある面である。
部品p2は、面f1〜面f6を有する。例えば、面f1は位置pp2から方向d2に部品p2を見た場合に側面のうちの奥にある面である。面f2は位置pp2から方向d2に部品p2を見た場合に底面のうちの上側にある面である。面f3は位置pp2から方向d2に部品p2を見た場合に側面のうちの右側にある面である。
面f4は位置pp2から方向d2に部品p2を見た場合に側面のうちの手前側にある面である。面f5は位置pp2から方向d2に部品p2を見た場合に底面のうちの下側にある面である。面f6は位置pp2から方向d2に部品p2を見た場合に側面のうちの左側の面である。
図9は、基準値情報例を示す説明図である。基準値情報615は、例えば、接触しているか否かを判定するために用いられる。例えば、部品p1の基準値情報615−1や部品p2の基準値情報615−2のように複数の部品の各々について基準値が定められてもよい。さらに、部品の各面ごとに基準値が定められてもよい。
例えば、基準値情報615−1は、部品p1の面ごとに面積比の基準値が予め設定されてある。また、例えば、基準値情報615−2は、部品p2の面ごとに面積比の基準値が予め設定されてある。
判定部602は、干渉面が特定されると、基準値情報615−1から干渉面についての基準値となる面積比を取得する。
図10は、面ごとの面積比と設計例を示す説明図である。部品pa1の上に部品pa2が載っているような設計において、図10の左側には部品pa2が正しい位置に部品pa1の上に載せられ、図10の右側には部品pa2がずれた位置に部品pa1の上に載せられた例を示す。
図10の左側の例では、部品pa1の干渉面F1は、部品pa2の干渉面F2よりも小さく、部品pa2の干渉面F2に全面が覆われている。このように、部品pa1の干渉面F1の面積と、部品pa1の干渉面F1の面積のうちの部品pa2の干渉面F2に接触している部分の面積と、の面積比は、「1.0」である。また、図10の左側の例では、部品pa2の干渉面F2は、部品pa1の干渉面に接触しているが、全面が覆われていない。このため、部品pa2の干渉面F2の面積と、部品pa2の干渉面F2の面積のうちの部品pa1の干渉面F1に接触している部分の面積と、の面積比は、「0.8」である。
これに対して、図10の右側の例では、部品pa1の干渉面F1は、位置ずれにより、部品pa2の干渉面F2に全面が覆われていない。このため、部品pa1の干渉面F1の面積と、部品pa1の干渉面F1の面積のうちの部品pa2の干渉面F2に接触している部分の面積と、の面積比は、「0.8」である。また、部品pa2の干渉面F2の面積と、部品pa2の干渉面F2の面積のうちの部品pa1の干渉面F1に接触している部分の面積と、の面積比は、「0.7」である。このように、図10の右側の例では、図10の左側の例と比較して、位置ずれによって各面積比が小さくなる。
このように、部品の干渉面についての面積比が大きいほど、接触や接続している可能性が高く、部品の干渉面についての面積比が小さいほど、接触や接続している可能性が低い。
図11は、面積比の算出および判定例を示す説明図である。図11では、図7に示した部品p1の干渉面についての面積比の算出の説明に戻る。部品p1と部品p2とを上から見た図を用いる。ここでは、説明の容易化のために、部品p1を、部品p2と接触している部分の部品p1−2と、部品p2と接触していない部分の部品p1−1とに分ける。部品p2を、部品p1と接触している部分の部品p2−1と、部品p1と接触していない部分の部品p2−2とに分ける。
部品p1の干渉面F1の面積は「30」である。そして、部品p1−2の干渉面F1の面積は「15」である。このため、算出部601は、部品p1の干渉面F1についての面積比を「0.5」と算出する。つぎに、判定部602は、面積比「0.5」が、図9に示した干渉面F1の基準値となる面積比「0.5」以上であるか否かを判断する。判定部602は、面積比「0.5」が、面積比「0.5」以上であるため、干渉面F1については接触していると判定する。
また、部品p2の干渉面F3の面積は「15」である。そして、部品p1−2の干渉面F3の面積は「2」である、このため、算出部601は、部品p2の干渉面F2についての面積比を「0.06」と算出する。そして、判定部602は、面積比「0.06」が、図9に示した干渉面F3の基準値となる面積比「0.1」以上であるか否かを判断する。判定部602は、面積比「0.06」が面積比「0.1」以上でないため、干渉面F3については接触していないと判定する。また、算出部601は、図示省略するが、干渉面F2についても同様に面積比を算出する。
ここで、判定部602は、部品p1の干渉面のうちいずれかの干渉面において接触していると判定された場合、部品p1は部品p2と接触していると判定する。一方、判定部602は、部品p1の干渉面のうちすべての干渉面において接触していないと判定された場合、部品p1は部品p2と接触していると判定する。図11の例では、干渉面F1について接触していると判定される。
つぎに、生成部603は、いずれかの干渉面が基準値を満たすと判定した場合に、第1部品と第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成する。生成部603は、いずれの干渉面も基準値を満たしていないと判定した場合に、第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する。熱パスを示す情報は、例えば、後述する図13に示すように接続部品情報とも称する。
また、判定部602は、例えば、接触していると判定された干渉面の面積比のうち、最も大きい面積比を検出する。そして、判定部602は、最も大きい面積比が、利用者によって予め定められた特定の基準値以上であるか否かを判断することにより最終的に部品p1が部品p2と接触しているか判断してもよい。ここでは、特定の基準値は、例えば、全体基準値とも称する。全体基準値は、例えば、「0.3」とする。判定部602は、検出した面積比「0.5」が、全体基準値が「0.3」以上であるため、部品p1は部品p2と接触していると判断する。
つぎに、生成部603は、全体基準値を満たすと判定した場合に、第1部品と第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成する。生成部603は、全体基準値を満たしていないと判定した場合に、第1部品と第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する。熱パスを示す情報は、例えば、後述する図13に示すように接続部品情報とも称する。
つぎに、GUIについて説明する。情報処理装置100は、例えば、利用者によって熱パスの開始部品を指定可能としてもよい。そして、情報処理装置100は、例えば、開始部品から順に接続部品を特定し、熱パスの情報を作成してもよい。
図12は、可視化対象部品情報例を示す説明図である。可視化対象部品情報611は、利用者によって指定された、熱パスの開始部品、熱パスの表示階層、終端部品などの情報が設定される。設計対象の製品1200は、例えば、部品B1と、部品I2と、部品H1と、部品I2と、部品I3と、部品SHと、部品S1と、部品K1と、を含む。
可視化対象部品情報611は、例えば、製品1200に含まれる複数の部品のうち、利用者によって指定された熱パスの開始部品などの情報が含まれる。
可視化対象部品情報611は、例えば、開始部品名と、表示階層と、終端部品と、のフィールドを有する。開始部品名のフィールドには、例えば、製品に含まれる複数の部品のうち、設計者によって指定された熱パスの開始部品を識別情報として開始部品名が設定される。表示階層のフィールドには、例えば、熱パスにおける開始部品から表示させる部品の段数が設定される。終端部品のフィールドには、熱パスにおいて、開始部品から表示させる終端の部品の名称が設定される。各フィールドに情報が設定されることによりレコードとして記憶される。
図13は、接続部品情報例を示す説明図である。図13の例における接続部品情報1300は、図13に示した対象部品の各々についての熱パスを示す情報である。接続部品情報1300には、判定部602において接触していると判定された接続部品の情報が登録される。
接続部品情報1300は、例えば、接続部品名、接続階層NO、接続面積比、接続元部品名のフィールドを有する。各フィールドに情報が設定され、接続部品情報1300は、例えば、記憶部610などに記憶される。
接続部品名は、接続部品の名前が設定される。接続階層NOは、熱パスにおける対象部品からの部品の段数である。接続面積比は、対象部品の干渉面の面積と、対象部品の干渉面の面積のうち接続部品と接触している部分の面積と、の面積比の最大値である。または、接続面積比は、接続元部品の干渉面の面積と、対象部品の干渉面の面積のうち接続部品と接触している部分の面積と、の面積比の最大値である。また、接続元部品名は、接続階層NOが1より大きい場合における接続元の部品の名前である。接続階層NOが1の場合、接続元の部品は対象部品であるため、特に登録しなくてよい。
まず、接続部品情報1300−1は、開始部品を部品I1とする熱パスを表す情報である。また、図12に示す可視化対象部品情報611によれば、部品I1についての表示階層は「2」である。接続部品情報1300−1には、階層NOが「1」の接続部品として、部品B1および部品H1が登録されてある。
上述したように、部品B1の接続面積比は、部品I1の干渉面の面積と、部品I1の干渉面の面積のうち部品B1の干渉面と接触している面積と、の面積比である。ここで、部品I1の干渉面とは、部品B1と干渉している部分の面のいずれか1つであり、部品B1の接続面積比は、上述したように部品I1の干渉面ごとに算出した面積比のうちの最も大きい面積比である。移行「部品の干渉面」などと表記する場合、同様の面や面積比を示す。図12に示すように部品I1の下側の干渉面は、部品B1に全面に接触しているため、図13に示す接続部品情報1300−1には、部品B1の接続面積比として「1.0」が設定される。
また、図12に示すように部品I1の上側の干渉面は、部品H1の全面に接触しているため、図13に示す接続部品情報1300−1には、部品H1の接続面積比として「1.0」が設定される。
つぎに、図12によれば、部品B1は、部品I2と部品I3とに接触する。部品I2の接続面積比は、例えば、部品B1の干渉面の面積と、部品B1の干渉面の面積のうち部品I2の干渉面と接触している面積と、の面積比である。部品I2の接続面積比は、例えば、「0.2」である。部品I3の接続面積比は、例えば、部品B1の干渉面の面積と、部品B1の干渉面の面積のうち部品I3の干渉面と接触している面積と、の面積比である。部品I3の接続面積比は、例えば、「0.15」である。
ここで、部品B1の干渉面についての規定値または全体の規定値が「0.2」とする。上述した部品I2の接続面積比は規定値以上であるため、部品B1と部品I2とは接続していると判定される。このため、接続部品情報1300−1には、接続元部品を部品B1として部品I2の情報が登録される。これに対して、部品B1と部品I3との面積比は規定値未満であるため、部品B1と部品I3とは接続していないと判定される。このため、接続部品情報1300−1には、部品I3の情報は登録されない。
このように、接続部品は面積比の判定により接触していないと判定されると、熱パスを表す接続部品情報1300に登録されず、熱パスから除外される。
また、上述したように、部品I1についての表示階層は「2」であるため、階層NOが「2」である部品I2からの熱パスの続きについては検証しなくてよい。
つぎに、接続部品情報1300−2は、開始部品を部品I2とした場合の熱パスを表す情報である。また、図12に示す可視化対象部品情報611によれば、部品I2についての表示階層は「1」である。このため、接続部品情報1300−2には、部品I2に接触していると判定された接続部品の情報だけが登録される。部品I2の干渉面は全面が部品B1の干渉面と接触しているため、接続部品情報1300−2には、部品B1の接続面積比として「1.0」が設定される。部品I2の干渉面は一部が部品H1の干渉面と接触しているため、接続部品情報1300−2には、部品H1の接続面積比として「0.2」が設定される。
つぎに、接続部品情報1300−3は、開始部品を部品I3とした場合の熱パスを表す情報である。また、部品I3を開始部品とした場合、表示階層が「2」であり、終端部品が「S1」である。また、図12に示す可視化対象部品情報611によれば、部品I3についての表示階層は「2」であり、終端部品が「S1」である。このため、接続部品情報1300−3には、部品I3に接触していると判定された接続部品と、階層NOが「1」の接続部品に接触していると判定された接続部品と、の各情報が登録される。また、表示階層の部品よりも前に熱パスの検証が終端部品まで到達した場合、終端部品と、階層NOが終端部品と同じ部品と、からの熱パスのつづきについては検証しなくてよい。
図12によれば、部品I3は、部品B1と部品SHとに接触する。部品B1の接続面積比は、例えば、部品I3の干渉面の面積と、部品I3の干渉面の面積のうちの部品B1の干渉面と接触している部分の面積と、の面積比である。部品I3の干渉面は全面が部品B1の干渉面に接触しているため、接続部品情報1300−3には、部品B1の接続面積比として「1.0」が設定される。
部品SHの接続面積比は、例えば、部品I3の干渉面の面積と、部品I3の干渉面の面積のうちの部品SHの干渉面と接触している部分の面積と、の面積比である。部品I3の干渉面は全面が部品SHの干渉面に接触しているため、接続部品情報1300−3には、部品SHの接続面積比として「1.0」が設定される。
つぎに、接続部品である部品B1と部品SHは階層NOが「1」であり、表示階層「2」よりも小さいため、部品B1と部品SHとのそれぞれからの熱パスについても検証が行われる。
部品B1は、例えば、部品I3の他に、部品I2と部品I1とに接触する。部品I1の接続面積比は、部品B1の干渉面の面積と、部品B1の干渉面の面積のうちの部品I1の干渉面と接触している部分の面積と、の比率である。部品B1の干渉面は一部が部品I1の干渉面に接触しているため、部品接続情報−3には、部品I1の接続面積比として「0.35」が設定される。また、部品I2の接続面積比は、部品B1の干渉面の面積と、部品B1の干渉面の面積のうちの部品I2の干渉面と接触している部分の面積と、の比率である。部品B1の干渉面は一部が部品I2の干渉面に接触しているため、接続部品情報1300−3には、部品I3の接続面積比として「0.25」が設定される。
部品SHは、例えば、部品I3の他に、終端部品として指定された部品S1に接触する。部品S1の接続面積比は、部品SHの干渉面の面積と、部品SHの干渉面の面積のうちの部品S1の干渉面に接触している部分の面積と、の比率である。部品SHの干渉面は全面が部品S1の干渉面に接触しているため、接続部品情報1300−3には、部品S1の接続面積比として「1.0」が設定される。
また、接続部品情報1300−1によれば、部品B1が部品I3と接触していないと判別できるのに対して、接続部品情報1300−3によれば、部品I3は部品B1と接触していると判別できる。このように、各部品のサイズによって接触しているか否かが変わるため、利用者は様々な部品を開始部品として熱パスを複数通り作成することにより、熱パスの検証を行うことができる。
そして、提示部604は、例えば、生成部603によって生成された熱パスを示す情報に基づいて熱パスを提示する。提示部604は、例えば、熱パスをディスプレイ509などに表示してもよい。また、提示部604は、熱パスの表示の際に、接続面積比が所定値未満の部分経路と、接続面積比が所定値以上の部分経路と、を区別して表示してもよい。ここでの所定値は、例えば、利用者によって予め設定され、上述した全体規定値よりも小さい値である。具体的に、提示部604は、例えば、接続面積比が所定値未満の部分経路については部品間を点線で表し、接続面積比が所定値以上の部分経路については部品間を実線で表す。例えば、所定値は0.8とする。
図14は、熱パスの表示例を示す説明図である。熱パス表示例1には、接続部品情報1300−1が示す熱パスhp01を示す。熱パス表示例2には、接続部品情報1300−2が示す熱パスhp02を示す。熱パス表示例3には、接続部品情報1300−3が示す熱パスhp03を示す。
熱パスhp01は、例えば、部品I1を開始部品として、部品B1と、部品H1に分岐する。熱パスhp01は、部品B1から部品I2まで到達し、部品H1から部品I2まで到達する。接続部品情報1300−1によると、接続元部品が部品H1の場合の部品I2の接続面積比は、「0.2」であり、所定値「0.8」未満であるため、部品H1から部品I2までの部分経路は、点線で表される。また、接続部品情報1300−1によると、接続元部品が部品B1の場合の部品I2の接続面積比は、「0.24」であり、所定値「0.8」未満であるため、部品H1から部品I2までの部分経路は、点線で表される。
熱パスhp02は、例えば、部品I2を開始部品として、部品B1と、部品H1に分岐する。接続部品情報1300−2によると、部品H1の接続面積比は、「0.2」であり、所定値「0.8」未満であるため、部品I2から部品H1までの部分経路は、点線で表される。
熱パスhp03は、例えば、部品I3を開始部品として、部品B1と部品SHとに分岐する。そして、熱パスhp03は、例えば、部品B1から部品I1と部品I2とに分岐する。また、熱パスhp03は、例えば、部品SHから部品S1に分岐する。
接続部品情報1300−3によると、部品I1の接続面積比は、「0.35」であり、所定値「0.8」未満であるため、部品B1から部品I1までの部分経路は、点線で表される。また、接続部品情報1300−3によると、部品I2の接続面積比は、「0.25」であり、所定値「0.8」未満であるため、部品B1から部品I2までの部分経路は、点線で表される。
このようにして、接触している可能性が低い部分経路と、接触している可能性が高い部分経路と、が区別して提示されるため、利用者による熱パスの検討の容易化を図ることができる。
提示部604は、終端部品であることを判別可能なように表示してもよい。熱パスhp03の例では、終端部品の名称部分に(TERM)と表示される。
図15は、画面操作例を示す説明図である。画面1501は、例えば、左側の部品選択欄において選択された部品に関連する接続を右側の欄に表示する。そして、画面1501は、全体の接続関係を示すパス1511を右側の欄に表示する。
画面1502は、例えば、利用者が熱パスを表示したい開始部品の名称を設定可能な欄と、表示階層を設定可能な欄と、を有する。画面1502は、開始部品として「MPU−1」と、表示階層として「1」と、が設定された例である。画面1502では、左側の欄に設定された部品「MPU−1」と表示階層「1」とに基づく熱パス1512を右側の欄に表示する。
画面1503では、開始部品として「MPU−1」と、表示階層として、「2」とが設定された例である。画面1503では、左側の欄に設定された部品「MPU−1」と表示階層「2」とに基づく熱パス1513を右側の欄に表示する。
また、上述した例では、算出部601は、例えば、対象部品の干渉面ごとに算出した面積比の中で最も大きい値を最終的な面積比として用いるが、これに限らない。
例えば、対象部品の各面と接続部品の各面とのサイズはそれぞれ異なる。このため、対象部品の干渉面の面積による面積比に基づいて対象部品と接続部品との接続の有無を判定した場合と、接続部品の干渉面の面積による面積比に基づいて対象部品と接続部品との接続の有無を判定した場合とでは、判定結果が異なる場合がある。
そこで、算出部601は、例えば、対象部品の干渉面ごとに当該面積比を算出すると共に、接続部品の干渉面ごとに、接続部品の干渉面の面積と、接続部品の干渉面の面積のうちの対象部品と接触している部分の面積と、の面積比を算出してもよい。
そして、判定部602は、対象部品の干渉面ごとに面積比が判定値以上であるか否かを判定すると共に、接続部品の干渉面ごとに面積比が判定値以上であるか否かを判定する。これにより、判定部602は、対象部品の干渉面および接続部品の干渉面ごとに接続しているか否かを判定することができる。つぎに、判定部602は、例えば、接続していると判定された面積比の中で最も大きい面積比が最終的な判定値以上であるか否かを判定することにより、対象部品と接続部品が接続しているか否かを判定してもよい。
また、部品の各面として部品を囲う最小の直方体の6面に限らない。例えば、部品が蛇腹形状のような場合には、部品の各面として、蛇腹部分のそれぞれの面を区切ってもよい。
(情報処理装置100による熱パス算出処理手順例)
図16および図17は、情報処理装置による熱パス算出処理手順例を示すフローチャートである。情報処理装置100は、可視化対象部品情報611と、除外部品情報612とを取得する(ステップS1601)。情報処理装置100は、例えば、i=0にする(ステップS1602)。
情報処理装置100は、例えば、可視化対象部品情報611に、未選択の開始部品があるか否かを判断する(ステップS1603)。未選択の開始部品があると判断された場合(ステップS1603:Yes)、情報処理装置100は、可視化対象部品情報611から未選択の開始部品のいずれかを対象部品として選択する(ステップS1604)。
情報処理装置100は、対象部品が熱パスの除外部品か否かを判断する(ステップS1605)。熱パスの除外部品であると判断された場合(ステップS1605:Yes)、情報処理装置100は、ステップS1603へ戻る。
熱パスの除外部品でないと判断された場合(ステップS1605:No)、情報処理装置100は、対象部品が終端部品か否かを判断する(ステップS1701)。対象部品が終端部品であると判断された場合(ステップS1701:Yes)、情報処理装置100は、ステップS1705へ移行する。
対象部品が終端部品でないと判断された場合(ステップS1701:No)、情報処理装置100は、表示階層を超えるか否かを判断する(ステップS1702)。表示階層を超えると判断された場合(ステップS1702:Yes)、情報処理装置100は、例えば、ステップS1705へ移行する。表示階層を超えないと判断された場合(ステップS1702:No)、情報処理装置100は、接続部品の抽出処理を行う(ステップS1703)。情報処理装置100は、i=i+1とする(ステップS1704)。
情報処理装置100は、階層iの接続部品に未選択な部品があるか否かを判断する(ステップS1705)。階層iの接続部品に未選択な部品があると判断された場合(ステップS1705:Yes)、情報処理装置100は、階層iの接続部品から未選択な部品を対象部品として選択し(ステップS1706)、ステップS1701へ戻る。
階層iの接続部品に未選択な部品がないと判断された場合(ステップS1705:No)、情報処理装置100は、i=i−1とする(ステップS1707)。そして、情報処理装置100は、i<1か否かを判断する(ステップS1708)。i<1でないと判断された場合(ステップS1708:No)、情報処理装置100は、ステップS1705へ戻る。
i<1であると判断された場合(ステップS1708:Yes)、情報処理装置100は、可視化処理を行い(ステップS1606)、ステップS1603へ戻る。
ステップS1603において、未選択の開始部品がないと判断された場合(ステップS1603:No)、情報処理装置100は、一連の処理を終了する。
図18は、接続部品の抽出処理手順例を示すフローチャートである。情報処理装置100は、選択された開始部品以外の部品のうちの除外部品以外の部品の中で、未選択な部品があるか否かを判断する(ステップS1801)。未選択な部品があると判断された場合(ステップS1801:Yes)、情報処理装置100は、未選択な部品からいずれかの部品を選択する(ステップS1802)。
情報処理装置100は、対象部品と、選択した部品と、の干渉チェックによって、干渉しているか否かを判断する(ステップS1803)。干渉していないと判断された場合(ステップS1803:No)、情報処理装置100は、ステップS1801へ戻る。干渉していると判断された場合(ステップS1803:Yes)、情報処理装置100は、対象部品と選択した部品とにおいて干渉部分にある干渉面の組み合わせを抽出する(ステップS1804)。
つぎに、情報処理装置100は、面積比情報から対象部品の干渉面ごとに基準値を取得する(ステップS1805)。情報処理装置100は、対象部品の干渉面ごとに干渉面の面積と、選択した部品と接触している部分の面積と、の面積比を算出する(ステップS1806)。情報処理装置100は、対象部品の干渉面ごとに算出した面積比が、取得した基準値以上か否かによる接続判定を行う(ステップS1807)。上述したように、情報処理装置100は、面積比が基準値以上である場合、接続していると判定し、面積比が基準値未満である場合、接続していないと判定する。
情報処理装置100は、接続と判定した干渉面があるか否かを判断する(ステップS1808)。接続と判定した干渉面がないと判断された場合(ステップS1808:No)、情報処理装置100は、ステップS1801へ戻る。接続と判定した干渉面があると判断された場合(ステップS1808:Yes)、情報処理装置100は、接続と判定した干渉面の面積比のうち、最大の面積比を特定する(ステップS1809)。
情報処理装置100は、最大の面積比が、全体基準値以上か否かを判断する(ステップS1810)。全体基準値以上であると判断された場合(ステップS1810:Yes)、情報処理装置100は、選択した部品を対象部品の接続部品として接続部品情報1300に登録する(ステップS1811)。全体基準値以上でないと判断された場合(ステップS1810:No)、情報処理装置100は、ステップS1801へ戻る。
ステップS1801において、未選択な部品がないと判断された場合(ステップS1801:No)、情報処理装置100は、一連の処理を終了する。
図19は、可視化処理手順例を示すフローチャートである。まず、情報処理装置100は、部品名を含めて選択した開始部品を表示する(ステップS1901)。情報処理装置100は、j=1とする(ステップS1902)。情報処理装置100は、j<表示階層であるか否かを判断する(ステップS1903)。
j<表示階層であると判断された場合(ステップS1903:Yes)、情報処理装置100は、階層jの接続部品のうち、未選択の接続部品があるか否かを判断する(ステップS1904)。未選択の接続部品があると判断された場合(ステップS1904:Yes)、情報処理装置100は、階層jの未選択の接続部品からいずれかの接続部品を選択する(ステップS1905)。
情報処理装置100は、部品名を含めて選択した接続部品を表示する(ステップS1906)。情報処理装置100は、接続面積比が0.8以上か否かを判断する(ステップS1907)。接続面積比が0.8以上であると判断された場合(ステップS1907:Yes)、情報処理装置100は、部分経路を実線矢印で表し(ステップS1908)、ステップS1910へ移行する。接続面積比が0.8以上でないと判断された場合(ステップS1907:No)、情報処理装置100は、部分経路を点線矢印で表し(ステップS1909)、ステップS1910へ移行する。
つぎに、情報処理装置100は、終端部品か否かを判断する(ステップS1910)。終端部品であると判断された場合(ステップS1910:Yes)、情報処理装置100は、選択した接続部品の部品名にTERM表示し(ステップS1911)、ステップS1904へ戻る。終端部品でないと判断された場合(ステップS1910:No)、情報処理装置100は、ステップS1904へ戻る。
ステップS1904において、未選択の接続部品がないと判断された場合(ステップS1904:No)、情報処理装置100は、j=j+1とし(ステップS1912)、ステップS1903へ戻る。
ステップS1903において、j<表示階層でないと判断された場合(ステップS1903:No)、情報処理装置100は、一連の処理を終了する。
以上説明したように、情報処理装置100は、例えば、第1部品の各面のうちの第2部品と接触する接触面の面積と、該接触面のうちの接触部分の面積との比率が基準値未満の場合、第1部品と第2部品が非接触と判定して熱パスから除外する。これにより、シミュレーション空間において部品間が接触していたとしても、実際に接触しない可能性が高い2つの部品間の部分経路を熱パスから除外することができる。したがって、熱パスに関する設計者の工数の削減を図ることができ、熱パスの検証精度の向上を図ることができる。
また、情報処理装置100は、接触面が複数ある場合、接触面ごとに、接触面の面積と、接触面のうち第2の部品に接触している部分の面積と、の比率を算出する。情報処理装置100は、いずれかの接触面の面積比が基準値を満たすと判定した場合に、第1部品と第2部品とが接触していると判定し、接触面のいずれの面積比も基準値を満たしていないと判定した場合に、第1部品と第2部品とが接触していないと判定する。これにより、シミュレーション空間において第1部品と第2部品とが干渉している場合において、実際に接触しない可能性が高い2つの部品間の部分経路を熱パスから除外することができる。なお、シミュレーション空間において第1部品と第2部品とが干渉していると第1部品の複数の面が第2部品に接触するため、接触面が複数となる。
また、情報処理装置100は、複数の面の各々について面に対応する基準値が設けられ、接触面ごとに算出した比率が、接触面に対応する基準値を満たすか否かを判定する。これにより、部品の面ごとにサイズや形状が異なる場合であっても、部品間の接触の有無を判定することができ、熱パスの検証精度の向上を図ることができる。
また、第1の部品の面は、第1の部品を囲う最小の直方体の各面である。部品を単純な形状として扱いつつ、接触と非接触を精度よく判定することができるため、接触と非接触の判定に要する時間の短縮化を図ることができる。
また、情報処理装置100は、生成した情報が表す熱パスを提示する。これにより、利用者が熱パスを容易に確認することができる。
また、情報処理装置100は、生成した情報が表す熱パスに含まれる部品のうちの始点の部品から、生成した前記情報が示す熱パスに含まれる部品のうちの指定段数の部品までを提示する。これにより、利用者が所望の熱パスを容易に確認することができる。
また、情報処理装置100は、熱パスに含まれる2つの部品間の部分経路について、算出した比率が所定値以上である場合と、算出した比率が所定値未満である場合と、を区別するように提示する。これにより、利用者が部品間の接触の度合いを容易に確認することができる。
なお、本実施の形態で説明した熱パス算出方法は、予め用意された熱パス算出プログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本熱パス算出プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、熱パス算出プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
シミュレーション空間において設計対象の複数の部品に含まれる第1部品の複数の面のうち、前記複数の部品に含まれる第2部品に少なくとも一部が接触している接触面の面積と、前記接触面のうち前記第2部品に接触している部分の面積と、の比率を算出し、
算出した前記比率が基準値を満たすか否かを判定し、
前記基準値を満たすと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、前記基準値を満たさないと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する、
処理を実行させることを特徴とする熱パス算出プログラム。
(付記2)前記接触面が複数ある場合、
前記比率を算出する処理では、
前記接触面の各々について、前記接触面の面積と、前記接触面のうち前記第2の部品に接触している部分の面積と、の比率を算出し、
前記基準値を満たすか否かを判定する処理では、
前記接触面の各々について、算出した前記比率が、前記基準値を満たすか否かを判定し、
前記熱パスを示す情報を生成する処理では、
前記接触面のうちのいずれかが前記基準値を満たすと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、前記接触面のいずれも前記基準値を満たさないと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する、
ことを特徴とする付記1に記載の熱パス算出プログラム。
(付記3)前記複数の面の各々について前記面に対応する前記基準値が設けられ、
前記基準値を満たすか否かを判定する処理では、
前記接触面の各々について、算出した前記比率が、前記接触面に対応する前記基準値を満たすか否かを判定する、
ことを特徴とする付記2に記載の熱パス算出プログラム。
(付記4)前記複数の面は、前記第1の部品を囲う最小の直方体の各面であることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の熱パス算出プログラム。
(付記5)前記コンピュータに、
生成した前記情報が表す熱パスを提示する、
処理を実行させることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の熱パス算出プログラム。
(付記6)前記提示する処理では、
生成した前記情報が表す熱パスに含まれる部品のうちの始点の部品から、生成した前記情報が示す熱パスに含まれる部品のうちの指定段数の部品までを提示する、
ことを特徴とする付記5に記載の熱パス算出プログラム。
(付記7)前記提示する処理では、
生成した前記情報が表す熱パスに含まれる2つの部品間の部分経路の各々について前記部分経路について算出した前記比率が、所定値以上であるか否かを判定し、前記所定値以上であると判定した前記部分経路と、前記所定値以上でないと判定した前記部分経路と、を区別するように提示する、
ことを特徴とする付記5または6に記載の熱パス算出プログラム。
(付記8)前記熱パスは、前記第1の部品を含むことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の熱パス算出プログラム。
(付記9)コンピュータが、
シミュレーション空間において設計対象の複数の部品に含まれる第1部品の複数の面のうち、前記複数の部品に含まれる第2部品に少なくとも一部が接触している接触面の面積と、前記接触面のうち前記第2部品に接触している部分の面積と、の比率を算出し、
算出した前記比率が基準値を満たすか否かを判定し、
前記基準値を満たすと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、前記基準値を満たさないと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する、
処理を実行することを特徴とする熱パス算出方法。
(付記10)シミュレーション空間において設計対象の複数の部品に含まれる第1部品の複数の面のうち、前記複数の部品に含まれる第2部品に少なくとも一部が接触している接触面の面積と、前記接触面のうち前記第2部品に接触している部分の面積と、の比率を算出し、
算出した前記比率が基準値を満たすか否かを判定し、
前記基準値を満たすと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、前記基準値を満たさないと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する、
処理を実行する制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
hp01,hp02,hp03 熱パス
100 情報処理装置
101 熱パス情報
200,300,400 電子機器
601 算出部
602 判定部
603 生成部
604 提示部
610 記憶部
611 可視化対象部品情報
612 除外部品情報
613 熱解析属性情報
614 設計DB
615 基準値情報
1300 接続部品情報
1501,1502,1503 画面
1512,1513 熱パス
F1,F2,F3 干渉面

Claims (9)

  1. コンピュータに、
    シミュレーション空間において設計対象の複数の部品に含まれる第1部品の複数の面のうち、前記複数の部品に含まれる第2部品に少なくとも一部が接触している接触面の面積と、前記接触面のうち前記第2部品に接触している部分の面積と、の比率を算出し、
    算出した前記比率が基準値を満たすか否かを判定し、
    前記基準値を満たすと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、前記基準値を満たさないと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する、
    処理を実行させることを特徴とする熱パス算出プログラム。
  2. 前記接触面が複数ある場合、
    前記比率を算出する処理では、
    前記接触面の各々について、前記接触面の面積と、前記接触面のうち前記第2の部品に接触している部分の面積と、の比率を算出し、
    前記基準値を満たすか否かを判定する処理では、
    前記接触面の各々について、算出した前記比率が、前記基準値を満たすか否かを判定し、
    前記熱パスを示す情報を生成する処理では、
    前記接触面のうちのいずれかが前記基準値を満たすと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、前記接触面のいずれもが前記基準値を満たさないと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱パス算出プログラム。
  3. 前記複数の面の各々について前記面に対応する前記基準値が設けられ、
    前記基準値を満たすか否かを判定する処理では、
    前記接触面の各々について、算出した前記比率が、前記接触面に対応する前記基準値を満たすか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の熱パス算出プログラム。
  4. 前記複数の面は、前記第1の部品を囲う最小の直方体の各面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の熱パス算出プログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    生成した前記情報が表す熱パスを提示する、
    処理を実行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の熱パス算出プログラム。
  6. 前記提示する処理では、
    生成した前記情報が表す熱パスに含まれる部品のうちの始点の部品から、生成した前記情報が示す熱パスに含まれる部品のうちの指定段数の部品までを提示する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の熱パス算出プログラム。
  7. 前記提示する処理では、
    生成した前記情報が表す熱パスに含まれる2つの部品間の部分経路の各々について前記部分経路について算出した前記比率が、所定値以上であるか否かを判定し、前記所定値以上であると判定した前記部分経路と、前記所定値以上でないと判定した前記部分経路と、を区別するように提示する、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の熱パス算出プログラム。
  8. コンピュータが、
    シミュレーション空間において設計対象の複数の部品に含まれる第1部品の複数の面のうち、前記複数の部品に含まれる第2部品に少なくとも一部が接触している接触面の面積と、前記接触面のうち前記第2部品に接触している部分の面積と、の比率を算出し、
    算出した前記比率が基準値を満たすか否かを判定し、
    前記基準値を満たすと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、前記基準値を満たさないと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する、
    処理を実行することを特徴とする熱パス算出方法。
  9. シミュレーション空間において設計対象の複数の部品に含まれる第1部品の複数の面のうち、前記複数の部品に含まれる第2部品に少なくとも一部が接触している接触面の面積と、前記接触面のうち前記第2部品に接触している部分の面積と、の比率を算出し、
    算出した前記比率が基準値を満たすか否かを判定し、
    前記基準値を満たすと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含む熱パスを示す情報を生成し、前記基準値を満たさないと判定した場合に、前記第1部品と前記第2部品との間の部分経路を含まない熱パスを示す情報を生成する、
    処理を実行する制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
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