JP6575381B2 - 温度計算プログラム、温度計算方法、および情報処理装置 - Google Patents

温度計算プログラム、温度計算方法、および情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、温度計算プログラム、温度計算方法、および情報処理装置に関する。
従来、例えば、車載用電子機器などにおいて高温の環境下において高密度実装電子機器が使用される。このため、基板を設計する際に、3次元熱流体解析を用いて上昇温度を予測する技術がある。
先行技術としては、例えば、装置筐体の立体的な熱解析の結果から、装置筐体内のプリント回路板を含む空間の境界条件を算出し、この境界条件からプリント回路板上の搭載部品の熱解析を行う技術がある(例えば、以下特許文献1参照。)。また、例えば、複数の基板レイアウト設定データから、基板間接続設定の起点となる接続元基板レイアウト設定データ、及び終点となる接続先基板レイアウト設定データをそれぞれ選択・抽出し、基板間接続情報を生成し、また波形解析情報をそれぞれ抽出して全体の波形解析を行う技術がある(例えば、以下特許文献2参照。)。
基板について3次元熱流体解析を行う際に、2.5次元解析によって得られる基板を導通する電流密度分布に基づいて熱源を設定する技術がある。
特開平5−266151号公報 特開2001−188821号公報
しかしながら、従来、2.5次元解析では、複数の基板を接続するバスバーやコネクタなどの接続部品を含めて電流密度分布を求めることができないため、接続部品を含めて回路基板全体の温度分布を得ることは困難である。
1つの側面では、本発明は、接続部品を含んだ基板の温度情報を得ることができる温度計算プログラム、温度計算方法、および情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、解析の対象モデルに含まれる2つの基板を接合する部品と等価な抵抗に基づいて、回路シミュレーションを行うことにより、前記部品を流れる電流の値または前記部品の各端の電圧の値を算出し、前記対象モデルを表すモデル情報に基づいて、前記部品の外形の面のうち前記2つの基板に接している面の各々に算出した前記電流の値または前記電圧の値を設定した場合における電気解析を行うことにより、前記部品における電流密度分布を算出する温度計算プログラム、温度計算方法、および情報処理装置が提案される。
本発明の一態様によれば、接続部品を含んだ基板の温度情報を得ることができる。
図1は、本発明にかかる情報処理装置による一動作例を示す説明図である。 図2は、2.5次元解析で得られる電流密度分布に基づく3次元熱流体解析モデル例を示す説明図である。 図3は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、情報処理装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図5は、3次元モデル例を示す説明図である。 図6は、3次元モデル情報におけるデータ構造例を示す説明図である。 図7は、電気伝導率の設定例を示す説明図である。 図8は、電気抵抗の導出時の電圧値の設定例を示す説明図である。 図9は、回路解析例を示す説明図である。 図10は、接続部品の電流密度分布の導出時の電流の値および電圧の値の設定例を示す説明図である。 図11は、3次元電気解析例を示す説明図である。 図12は、各電流密度分布のマッピング例を示す説明図である。 図13は、情報処理装置による温度計算処理手順例を示すフローチャート(その1)である。 図14は、情報処理装置による温度計算処理手順例を示すフローチャート(その2)である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる温度計算プログラム、温度計算方法、および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる情報処理装置による一動作例を示す説明図である。情報処理装置100は、解析の対象モデルに含まれる2つの基板を接続する部品を含めた2つの基板の温度分布を計算するコンピュータである。また、情報処理装置100は、基板の温度分布計算プログラムを実行する。
解析の対象モデルは、シミュレーション空間に設けられる。シミュレーション空間とは、コンピュータ上でシミュレーションされる仮想的な3次元空間である。具体的には、例えば、シミュレーション空間は、3次元の物体の設計や解析を行うために情報処理装置100内に仮想的に設定された空間である。シミュレーション空間には、例えば、X軸とY軸とZ軸とを有する3次元の直交座標系が定義される。ここでの物体は、例えば、基板などを含む製品であり、特に限定しない。図1の例では、物体は、基板PAと、基板PBと、基板PAと基板PBとを接続する接続部品cntと、を有する。
ここで、開発者は、例えば、CAD(Computer Aided Design)を用いて物体をポリゴンで表した3次元形状の立体モデルの立体モデル情報を作成する。立体モデル情報は例えばポリゴンの座標データなどを有する。つぎに、開発者は、CAE(Computer Aided Engineering)を用いて、設計した物体が要求性能を満たすかどうかを、実際に物体を作る前にコンピュータ上でシミュレーションする。ここで、CAEは、プリプロセッサとソルバーとポストプロセッサと呼ばれる3つのソフトウェアを有する。
まず、CAEのプリプロセッサは、要素分割や境界条件定義を行うことにより3次元モデル101を表す3次元モデル情報103を作成することができる。つぎに、CAEのソルバーは、3次元モデル情報103が表す3次元モデル101に対して数値解析を行う構造解析ソルバーである。最後に、CAEのポストプロセッサは、CAEのソルバーによって得られた解析結果の可視化を行う。
本実施の形態における情報処理装置100は、CAEのプリプロセッサとCAEのソルバーとに関する処理の一部を行う。
従来、例えば、後述する図2で示すように2.5次元解析では、複数の基板を接続するバスバーやコネクタなどの部品を含めて電流密度分布を求めることができないため、接続部品cntを含めて回路基板全体の温度分布を得ることは困難である。ここで、2.5次元解析とは、例えば、PEEK法などによる解析であり、例えば、自由度が5つである。2.5次元解析では、例えば、基板の層間を接続するビアを抵抗によって置き換えて解析が行われる。
そこで、本実施の形態では、情報処理装置100は、回路解析により算出した2つの基板を接続する部品の電流の値を、各基板に接する該部品の面に設定した3次元電気解析により該部品の電流密度分布を算出する。これにより、接続部品cntの電流密度分布により接続部品cntの温度分布を得ることができる。
図1(1)に示すように、情報処理装置100は、解析の対象モデルに含まれる2つの基板を接続する部品と等価な抵抗に基づく回路シミュレーションによって部品を流れる電流の値を算出する。これにより、接続部品の電流値104が得られる。解析の対象モデルは、図1に示す3次元モデル101である。ここでの部品は接続部品cntである。接続部品cntと等価な抵抗の値は、例えば、接続部品cntを製造するメーカーがカタログなどで公表している性能であるカタログ値であってもよい。また、接続部品cntと等価な抵抗の値は、例えば、詳細な説明で後述するように3次元電気解析によって算出された抵抗の値であってもよい。
ここでの回路シミュレーションとは、回路のアナログ動作のシミュレーションである。例えば、SPICEシミュレータなどが使用される。回路モデル情報102は、基板PAと等価な回路LAと、基板PBと等価な回路LBと、接続部品cntと等価な抵抗Rと、を含む回路モデルを表すSPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)記述形式によって記述される。情報処理装置100は、回路モデル情報102に基づいて、回路シミュレーションを行うことにより接続部品cntを導通する電流の値として、抵抗Rを流れる電流の値を導出する。
つぎに、情報処理装置100は、3次元モデル情報103に基づいて、接続部品cntの外形の面のうち2つの基板に接している面の各々に算出した電流の値を設定した場合における電気解析を行うことにより、接続部品cntにおける電流密度分布を算出する。ここで、接続部品cntの外形の面のうち、基板PAに接している面は面SAであり、接続部品cntの外形の面のうち、基板PBに接している面は面SBである。
これにより、接続部品cntにおける電流密度分布が得られるため、基板についての熱流体解析時に電流密度分布に基づく温度分布を接続部品cntに設定することができる。このため、接続部品cntを含んだ基板の温度情報を得ることができる。
図2は、2.5次元解析で得られる電流密度分布に基づく3次元熱流体解析モデル例を示す説明図である。上述したように、従来、2.5次元解析によって得られる電流密度分布は、基板単体において求めることができる。しかし、上述したように、2.5次元解析では、複数の基板を接続するバスバーやコネクタなどの部品を含めて電流密度分布を求めることができない。
(情報処理装置100のハードウェア構成例)
図3は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。情報処理装置100が、PC(Personal Computer)の場合を例に挙げて説明する。
まず、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、を有する。情報処理装置100は、ディスクドライブ304と、ディスク305と、I/F(Inter/Face)306と、キーボード307と、マウス308と、ディスプレイ309と、を有する。また、CPU301と、ROM302と、RAM303と、ディスクドライブ304と、I/F306と、キーボード307と、マウス308と、ディスプレイ309とは、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報処理装置100の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムや設計支援プログラムなどのプログラムを記憶する。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。図示省略するが、ディスク305は、例えば、設計支援プログラムなどのプログラムを記憶していてもよい。ディスク305としては、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。ここで、CPU301が、ROM302やディスク305などに記憶された設計支援プログラムなどを読み出して、設計支援プログラムにコーディングされている処理を実行する。
I/F306は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク310に接続され、このネットワーク310を介して他の装置に接続される。そして、I/F306は、ネットワーク310と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F306には、例えばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード307やマウス308は、利用者の操作により、各種データの入力を行うインターフェースである。ディスプレイ309は、CPU301の指示により、データを出力するインターフェースである。
また、情報処理装置100は、上述した構成部のほか、カメラから画像や動画を取り込む入力装置やマイクから音声を取り込む入力装置を有していてもよい。また、情報処理装置100は、上述した構成部のほか、プリンタなどの出力装置を有していてもよい。また、情報処理装置100は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、半導体メモリなどを有していてもよい。
また、本実施の形態では、情報処理装置100は、PCを例に挙げているが、サーバなどであってもよく、特に限定しない。情報処理装置100がサーバである場合、情報処理装置100と利用者の操作可能な装置やディスプレイ309などがネットワーク310を介して接続されてもよい。また、情報処理装置100は、例えば、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)システムなどに適用されてもよい。例えば、サーバが情報処理装置100による処理を行い、クライアント端末が当該処理に応じた画面を表示する。
また、情報処理装置100がPCの場合に、本実施の形態で説明する情報処理装置100による処理のうち一部の処理をサーバが実行するようにしてもよい。例えば、3次元電気解析や2.5次元解析などはPCが行い、3次元熱流体解析などはサーバが行うなどしてもよい。
(情報処理装置100の機能的構成例)
図4は、情報処理装置の機能的構成例を示すブロック図である。情報処理装置100は、第1の3次元電気解析部401と、回路解析部402と、第2の3次元電気解析部403と、第1の電流密度分布解析部404と、第2の電流密度分布解析部405と、3次元熱流体解析部406と、を有する。第1の3次元電気解析部401から3次元熱流体解析部406までの制御部の処理は、例えば、図3に示すCPU301がアクセス可能なROM302、RAM303、ディスク305などの記憶部411に記憶されたプログラムにコーディングされている。そして、CPU301が記憶部411から該プログラムを読み出して、プログラムにコーディングされている処理を実行する。これにより、制御部の処理が実現される。また、制御部の処理結果は、例えば、RAM303、ROM302、ディスク305などの記憶部411に記憶される。
図5は、3次元モデル例を示す説明図である。3次元モデル500は、シミュレーション空間に設けられる設計対象の物体をモデル化することによって得られる。3次元モデル500は、例えば、基板PAと、基板PBと、基板PAと基板PBとを接続する接続部品cnt−1および接続部品cnt−2とを含む。接続部品cnt−1と接続部品cnt−2とのいずれかの部品を表す際に省略して接続部品cntと称する。CADなどによって設計された3次元の物体を含む解析対象の空間を格子点によって網目に分割することにより解析対象の空間がモデル化される。例えば、コンピュータを用いた構造解析や電磁界解析や流体解析などでは、格子点ごとに方程式を解くなどの数値解析が行われる。上述したように、3次元モデル500を表す情報を3次元モデル情報103とも称する。
図6は、3次元モデル情報におけるデータ構造例を示す説明図である。3次元モデル情報103は、解析対象の3次元モデル500を表す情報である。図6の例では、接続部品cntの部分について説明する。3次元モデル500では、解析対象の物体を細かな小領域である要素に分割し、要素の集まりとして全体の形状を表す。要素は、複数のノードを有する。ノードは、要素の頂点や要素の頂点間の辺の中間点などである。3次元モデル情報103は、例えば、図6(1)に示すノード情報601と図6(2)に示す要素情報602とを含む。3次元モデル情報103は、例えば、記憶部411に記憶される。
図6(1)に示すノード情報601は、例えば、要素に含まれるノードごとにノードの位置情報を有する。ノード情報601は、ノード番号、x座標、y座標、z座標のフィールドを有する。ノード番号のフィールドには、ノードを識別するノード番号が設定される。x座標のフィールドには、シミュレーション空間に定義された直交するX,Y,Zの3軸のうちのX軸におけるx座標の値が設定される。y座標のフィールドには、シミュレーション空間に定義された直交するX,Y,Zの3軸のうちのY軸におけるy座標の値が設定される。z座標のフィールドには、シミュレーション空間に定義された各々直交するX,Y,Zの3軸のうちのZ軸におけるz座標の値が設定される。例えば、ノード番号は、1〜Nnまである。ノード番号が1の場合を例に挙げると、x座標の値は「n1x」であり、y座標の値は「n1y」であり、z座標の値は「n1z」である。
図6(2)に示す要素情報602は、例えば、要素ごとに、要素に含まれるノードを表す情報である。要素情報602は、例えば、要素に含まれるノード番号を設定可能なフィールドを有する。
また、3次元モデル情報103は、3次元モデル500に含まれる要素の要素情報602、要素に含まれる節点および節点の位置情報などが挙げられる。3次元モデル500の形状を表す情報は、例えば、体積、表面積、などの情報であってもよい。また、3次元モデル情報103は、例えば、モデルの材質を表す情報を含んでいてもよい。また、3次元モデル情報103は、例えば、解析時に3次元モデル500に設定される境界条件の情報を含んでいてもよい。
図4に示す第1の3次元電気解析部401は、例えば、3次元モデル情報103に基づいて、接続部品cntの各面のうち基板PAと基板PBとにそれぞれ接している面を抽出する。図6に示すように、2つの基板PA,PBが接続部品cntに接している面は、面SAと面SBである。
つぎに、第1の3次元電気解析部401は、3次元モデル情報103に基づいて、抽出した面の各々に異なる所定の電圧値を設定した場合における電気解析を行うことにより接続部品cntと等価な抵抗の値を算出する。
図7は、電気伝導率の設定例を示す説明図である。設定情報700では、3次元電気解析を行うことにより電気抵抗の値を求める際に接続部品cntの物性値として、接続部品cntに含まれる要素ごとに電気伝導率が設定される。図7では、接続部品cntに含まれる要素ごとに電気伝導率を設定する例を示すが、これに限らず、接続部品cntに含まれるノードごとに電気伝導率を設定してもよい。図7では、例えば、要素番号が1の場合、電気伝導率は4.6E9[S/m]である。
図8は、電気抵抗の導出時の電圧値の設定例を示す説明図である。第1の3次元電気解析部401は、面SAと面SBとの間の電気抵抗の導出時に面SAと面SBとを異なる電位に設定する。設定情報800の例では、面SAに1[V]が設定され、面SBに0[V]が設定される。図8では、第1の3次元電気解析部401が、面SAや面SBに含まれるノードに電圧値を設定した例を示すが、これに限らず、例えば、面SAや面SBに含まれる要素の表面に電圧値を設定してもよい。
そして、第1の3次元電気解析部401は、設定した電気伝導率と、設定した電圧値と、に基づいて、3次元電気解析を行うことにより、面SAと面SBとの間を流れる電流値を算出する。つぎに、第1の3次元電気解析部401は、算出した電流値と、設定した電圧値とに基づいて、オームの法則を利用して面SAと面SBとの間の電気抵抗の値を導出する。オームの法則は抵抗=電圧/電流である。
つぎに、図4に示す回路解析部402は、接続部品cntと等価な抵抗に基づいて、回路シミュレーションを行うことにより、接続部品cntに流れる電流の値を算出する。ここで、接続部品cntと等価な抵抗の値は、例えば、接続部品cntに定められた抵抗の値であってもよいし、上述したように第1の3次元電気解析部401によって算出された抵抗の値であってもよい。接続部品cntに定められた抵抗の値としては、例えば、接続部品cntを製造するメーカーがカタログなどで公表している性能であるカタログ値であってもよい。
図9は、回路解析例を示す説明図である。回路解析部402は、回路モデル情報102に基づいて、接続部品cntと等価な抵抗の値が、第1の3次元電気解析部401によって算出された抵抗の値とした場合における回路シミュレーションを行う。ここでの回路シミュレーションは、例えば、回路のアナログ動作のシミュレーションである。回路シミュレーションには、例えば、SPICEなどの回路シミュレータが用いられる。
上述したように回路モデル情報102は、基板PAと等価な回路LAと、基板PBと等価な回路LBと、接続部品cnt−1と等価な抵抗R−1と、接続部品cnt−2と等価な抵抗R−2と、を含む回路モデルがSPICEなどの記述形式によって記述される。ここで、抵抗R−1と抵抗R−2とのいずれかを表す際に省略して抵抗Rとも称する。回路解析部402によって、接続部品cntに導通する電流の値と、接続部品cntの端ごとの電圧の値と、が得られる。例えば、抵抗Rの端ごとに算出される電圧の値が接続部品cntの端ごとの電圧の値となる。例えば、抵抗Rを流れる電流の値が、接続部品cntに導通する電流の値となる。回路解析部402によって得られる回路解析結果は、記憶部411に記憶される。回路解析結果には、接続部品cntの電流値104や接続部品cntの電圧値などが含まれる。
第2の3次元電気解析部403は、3次元モデル情報103に基づいて、2つの基板が接続部品cntに接している面の各々を、算出した電流の値を設定した場合における3次元電気解析を行うことにより、接続部品cntにおける電流密度分布を算出する。具体的に、図4に示す第2の3次元電気解析部403は、3次元モデル情報103に基づいて、接続部品cntについて、面SAと面SBとの各々に、接続部品cntの境界条件として回路解析部402による回路解析によって得られた電流の値または電圧の値を設定する。
図10は、接続部品の電流密度分布の導出時の電流の値もしくは電圧の値の設定例を示す説明図である。設定情報1000の例では、電圧の値として面SAに3[V]、面SBに0.3[V]、または電流の値として面SA、面SBともに1.1[mA]が設定される。
そして、図4に示す第2の3次元電気解析部403は、面SAと面SBとの各々に、回路解析部402によって解析された電流の値および電圧の値とを設定した場合における接続部品cntの電流密度分布を、3次元電気解析を行うことにより導出する。
図11は、3次元電気解析例を示す説明図である。入力電流と抵抗値とが同じであっても接続部品cntの形状が異なると、電流密度分布は異なる。このため、第2の3次元電気解析部403は、3次元電気解析を行うことにより電流密度分布を導出する。図11には、接続部品cntの形状が異なる2つの場合における発熱密度分布が異なる例を示す。図11の上側の接続部品cntの形状は、中央だけが細いのに対して、図11の下側の接続部品cntの形状は、面SAと面SBとに近い部分以外は細い。
入力電流と抵抗値とが同じであっても、図11の上側のようなコネクタの形状は、中央に発熱が集中する。これに対して、図11の下側のようなコネクタの形状は、全体的に発熱する。このように、3次元電気解析を行うことにより接続部品cntの形状に応じて精度のよい電流密度分布が得られる。ここで、第2の3次元電気解析部403によって得られる接続部品cntの電流密度分布を表す情報は、接続部品cntの電流密度分布情報422として記憶部411に記憶される。
つぎに、第1の電流密度分布解析部404は、3次元モデル情報103に基づいて、2.5次元解析を行うことにより基板PAについての電流密度分布を導出する。第1の電流密度分布解析部404によって得られる基板PAについての電流密度分布を表す情報は、基板PAの電流密度分布情報423として記憶部411に記憶される。
また、第2の電流密度分布解析部405は、3次元モデル情報103に基づいて、2.5次元解析を行うことにより基板PBについての電流密度分布を導出する。第2の電流密度分布解析部405によって得られる基板PBについての電流密度分布を表す情報は、基板PBの電流密度分布情報424として記憶部411に記憶される。
3次元熱流体解析部406は、基板の各々についての電流密度分布と、接続部品cntについての電流密度分布と、に基づいて、3次元熱流体解析を行うことにより全体の温度分布を導出する。
図12は、各電流密度分布のマッピング例を示す説明図である。3次元熱流体解析部406は、基板PAについての電流密度分布1201と、基板PBについての電流密度分布1202と、接続部品cntについての電流密度分布105と、を3次元モデル情報103が表す3次元モデル500にマッピングする。
より具体的に、3次元熱流体解析部406は、例えば、基板PAについての電流密度分布1201を基板PAについての発熱密度分布に変換する。3次元熱流体解析部406は、例えば、基板PBについての電流密度分布1202を基板PBについての発熱密度分布に変換する。3次元熱流体解析部406は、例えば、接続部品cntについての電流密度分布105を接続部品cntについての発熱密度分布に変換する。電流密度分布を発熱密度分布に変換するとは、各電流密度[A/m2]を発熱密度[W/m3]に変換することである。
そして、3次元熱流体解析部406は、各発熱密度分布を3次元モデル500の各要素に設定して3次元熱流体解析を行うことにより全体の温度分布を導出する。これにより、温度分布を表す情報は、温度分布情報425として記憶部411に記憶される。
(情報処理装置100による温度計算処理手順例)
図13および図14は、情報処理装置による温度計算処理手順例を示すフローチャートである。まず、情報処理装置100は、3次元モデル情報103を取得する(ステップS1301)。3次元モデル情報103は、上述したように、解析対象の物体を複数のメッシュで区切り複数の要素によって形状を表す情報である。また、情報処理装置100は、回路モデル情報102を取得する(ステップS1302)。回路モデル情報102は、基板PAと等価な回路と、基板PBと等価な回路と、接続部品cntと等価な抵抗と、を含む回路モデルがSPICE記述形式によって記述された情報である。ここで、取得形式としては、記憶部411などから読み出すことにより取得してもよいし、ネットワーク310を介して他の装置から取得してもよい。または、情報処理装置100は、3次元モデル情報103と回路モデル情報102とを生成することにより3次元モデル情報103と回路モデル情報102とを取得してもよい。
つぎに、情報処理装置100は、3次元モデル情報103に対して、基板PAと基板PBとを接続する接続部品cntに回路モデル情報102と共通の名称を設定する(ステップS1303)。そして、情報処理装置100は、回路モデル情報102に対して、基板PAと基板PBとを接続する接続部品cntと等価な抵抗Rに3次元モデル情報103と共通の名称を設定する(ステップS1304)。ここでの名称は、例えば、抵抗Rのインスタンス名である。
そして、情報処理装置100は、3次元モデル情報103に基づいて、接続部品cntの面のうち基板PAと基板PBとに接する各面を抽出する(ステップS1305)。ここで、情報処理装置100は、部品の面のうち基板PAに接する面を面SAとし、部品の面のうち基板PBに接する面を面SBとする。
情報処理装置100は、3次元モデル情報103に基づいて、接続部品cntにおいて面SAと面SBとの間の電気抵抗の値を3次元電気解析により導出する(ステップS1306)。ここで、情報処理装置100は、3次元電気解析を行う際に、面SAと面SBとの要素またはノードの各々に対して電圧の値を設定し、設定した電圧の値を基に、3次元電気解析を行う。
情報処理装置100は、回路モデル情報102が表す回路モデルにおいて、導出した電気抵抗の値を、接続部品cntと等価な抵抗の値に設定する(ステップS1307)。そして、情報処理装置100は、回路シミュレーションを実行する(ステップS1308)。
情報処理装置100は、3次元モデル500において接続部品cntの面SAと面SBとに、回路シミュレーションによって得られた接続部品cntを導通する電流値および接続部品cntの各端の電圧値を設定する(ステップS1401)。情報処理装置100は、設定した電流値および電圧値に基づき3次元電気解析を行うことにより接続部品cntの電流密度分布105を導出する(ステップS1402)。情報処理装置100は、接続部品cntについての電流密度分布105を発熱密度分布に変換する(ステップS1403)。
つぎに、情報処理装置100は、基板PAについての電流密度分布1201を2.5次元解析によって導出する(ステップS1404)。そして、情報処理装置100は、基板PAについての電流密度分布1201を発熱密度分布に変換する(ステップS1405)。
そして、情報処理装置100は、基板PBについての電流密度分布1202を2.5次元解析によって導出する(ステップS1406)。そして、情報処理装置100は、基板PBについての電流密度分布1202を発熱密度分布に変換する(ステップS1407)。
つづいて、情報処理装置100は、各発熱密度分布と3次元モデル情報103に基づいて3次元熱流体解析を行うことにより全体の温度分布を導出する(ステップS1408)。そして、情報処理装置100は、3次元熱流体解析によって得られる全体の温度分布を出力し(ステップS1409)、一連の処理を終了する。
ここで、情報処理装置100は、接続部品cntについての電流密度分布を算出する処理と、基板PAと基板PBとの各々についての電流密度分布を算出する処理とについて、いずれを先に実行してもよい。
以上説明したように、情報処理装置100は、回路解析により算出した2つの基板を接続する接続部品の電流の値を、各基板に接する該部品の面に設定した電気解析により該部品の電流密度分布を算出する。これにより、接続部品cntにおける電流密度分布が得られるため、基板についての熱流体解析時に電流密度分布に基づく温度分布を接続部品cntに設定することができる。このため、接続部品cntを含んだ基板の温度情報を得ることができる。
また、各基板に接する該部品の面に設定した電気解析が3次元電気解析であることにより、接続部品cntの形状に応じた電流密度分布が得られるため、電流密度分布の精度の向上を図ることができる。
また、情報処理装置100は、3次元モデル情報103に基づいて、各基板に接する該部品の面の各々に所定の電圧値を設定した場合における電気解析を行うことにより部品と等価な抵抗の値を算出する。これにより、抵抗の値をより精度よく見積もることにより、部品を導通する電流の値のシミュレーション精度の向上を図ることができる。したがって、接続部品cntを含んだ基板の温度情報の精度の向上を図ることができる。
また、情報処理装置100は、3次元モデル情報103に基づいて、2つの基板が部品に接している面の各々に算出した電流の値を設定し、回路シミュレーションによって得られる抵抗の各端の電圧の値を設定した場合における電気解析を行う。これにより、抵抗の値をより精度よく見積もることにより、部品を導通する電流の値のシミュレーション精度の向上を図ることができる。したがって、接続部品cntを含んだ基板の温度情報の精度の向上を図ることができる。
また、情報処理装置100は、2つの基板の各々における電流密度分布と、部品における算出した電流密度分布と、に基づいて、3次元熱流体解析を行うことにより2つの基板および部品の温度分布を算出する。これにより、接続部品cntを含んだ基板の温度情報を簡単に得ることができ、高温環境下で動作可能な基板の設計の容易化を図ることができる。
また、情報処理装置100は、各電流密度分布を発熱密度分布に変換し、変換後の各発熱密度分布に基づいて、3次元熱流体解析を行うことにより2つの基板および部品の温度分布を算出する。これにより、接続部品cntを含んだ基板の温度情報を簡単に得ることができ、高温環境下で動作可能な基板の設計の容易化を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した温度計算方法は、予め用意された温度計算プログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本温度計算プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、温度計算プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
解析の対象モデルに含まれる2つの基板を接合する部品と等価な抵抗に基づいて、回路シミュレーションを行うことにより、前記部品を流れる電流の値または前記部品の各端の電圧の値を算出し、
前記対象モデルを表すモデル情報に基づいて、前記部品の外形の面のうち前記2つの基板に接している面の各々に算出した前記電流の値または前記電圧の値を設定した場合における電気解析を行うことにより、前記部品における電流密度分布を算出する、
処理を実行させることを特徴とする基板の温度計算プログラム。
(付記2)前記電気解析は、3次元電気解析であることを特徴とする付記1に記載の温度計算プログラム。
(付記3)前記コンピュータに、
前記モデル情報に基づいて、前記面の各々に異なる所定の電圧値を設定した場合における電気解析を行うことにより前記抵抗の値を算出する、
処理を実行させ、
前記電流の値を算出する処理では、
算出した前記抵抗の値にした場合における前記回路シミュレーションによって前記電流の値または電圧の値を算出する、
ことを特徴とする付記1または2に記載の温度計算プログラム。
(付記4)前記コンピュータに、
前記2つの基板の各々における電流密度分布を取得し、
前記モデル情報と、前記2つの基板の各々における取得した前記電流密度分布と、前記部品における算出した前記電流密度分布と、に基づいて、熱流体解析を行うことにより前記2つの基板および前記部品における温度分布を算出する、
処理を実行させることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の温度計算プログラム。
(付記5)前記2つの基板および前記部品の温度分布を算出する処理では、
前記2つの基板の各々における取得した前記電流密度分布を、前記2つの基板の各々における発熱密度分布に変換し、前記部品における算出した前記電流密度分布を前記部品における発熱密度分布に変換し、
前記モデル情報と、前記2つの基板の各々における変換した前記発熱密度分布と、前記部品における変換した前記発熱密度分布と、に基づいて、前記熱流体解析を行うことにより前記2つの基板および前記部品の温度分布を算出する、
ことを特徴とする付記4に記載の温度計算プログラム。
(付記6)コンピュータが、
解析の対象モデルに含まれる2つの基板を接合する部品と等価な抵抗に基づいて、回路シミュレーションを行うことにより、前記部品を流れる電流の値または前記部品の各端の電圧の値を算出し、
前記対象モデルを表すモデル情報に基づいて、前記部品の外形の面のうち前記2つの基板に接している面の各々に算出した前記電流の値または前記電圧の値を設定した場合における電気解析を行うことにより、前記部品における電流密度分布を算出する、
処理を実行することを特徴とする基板の温度計算方法。
(付記7)解析の対象モデルに含まれる2つの基板を接合する部品と等価な抵抗に基づいて、回路シミュレーションを行うことにより、前記部品を流れる電流の値または前記部品の各端の電圧の値を算出し、
前記対象モデルを表すモデル情報に基づいて、前記部品の外形の面のうち前記2つの基板に接している面の各々に算出した前記電流の値または前記電圧の値を設定した場合における電気解析を行うことにより、前記部品における電流密度分布を算出する制御部、
を有することを特徴とする情報処理装置。
100 情報処理装置
101,500 3次元モデル
102 回路モデル情報
103 3次元モデル情報
104 電流値
105,1201,1202 電流密度分布
401 第1の3次元電気解析部
402 回路解析部
403 第2の3次元電気解析部
404 第1の電流密度分布解析部
405 第2の電流密度分布解析部
406 3次元熱流体解析部
411 記憶部
422,423,424 電流密度分布情報
601 ノード情報
602 要素情報
700,800,1000 設定情報

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    解析の対象モデルに含まれる2つの基板を接合する部品と等価な抵抗に基づいて、回路シミュレーションを行うことにより、前記部品を流れる電流の値または前記部品の各端の電圧の値を算出し、
    前記対象モデルを表すモデル情報に基づいて、前記部品の外形の面のうち前記2つの基板に接している面の各々に算出した前記電流の値または前記電圧の値を設定した場合における電気解析を行うことにより、前記部品における電流密度分布を算出する、
    処理を実行させることを特徴とする基板の温度計算プログラム。
  2. 前記電気解析は、3次元電気解析であることを特徴とする請求項1に記載の温度計算プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記モデル情報に基づいて、前記面の各々に異なる所定の電圧値を設定した場合における電気解析を行うことにより前記抵抗の値を算出する、
    処理を実行させ、
    前記電流の値を算出する処理では、
    算出した前記抵抗の値にした場合における前記回路シミュレーションによって前記電流の値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の温度計算プログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記2つの基板の各々における電流密度分布を取得し、
    前記モデル情報と、前記2つの基板の各々における取得した前記電流密度分布と、前記部品における算出した前記電流密度分布と、に基づいて、熱流体解析を行うことにより前記2つの基板および前記部品における温度分布を算出する、
    処理を実行させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の温度計算プログラム。
  5. コンピュータが、
    解析の対象モデルに含まれる2つの基板を接合する部品と等価な抵抗に基づいて、回路シミュレーションを行うことにより、前記部品を流れる電流の値または前記部品の各端の電圧の値を算出し、
    前記対象モデルを表すモデル情報に基づいて、前記部品の外形の面のうち前記2つの基板に接している面の各々に算出した前記電流の値または前記電圧の値を設定した場合における電気解析を行うことにより、前記部品における電流密度分布を算出する、
    処理を実行することを特徴とする基板の温度計算方法。
  6. 解析の対象モデルに含まれる2つの基板を接合する部品と等価な抵抗に基づいて、回路シミュレーションを行うことにより、前記部品を流れる電流の値または前記部品の各端の電圧の値を算出し、
    前記対象モデルを表すモデル情報に基づいて、前記部品の外形の面のうち前記2つの基板に接している面の各々に算出した前記電流の値または前記電圧の値を設定した場合における電気解析を行うことにより、前記部品における電流密度分布を算出する制御部、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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