JP2016224674A - 点群データモデル化装置、および点群データモデル化方法 - Google Patents

点群データモデル化装置、および点群データモデル化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】3次元計測点群データを用いて、アズビルト形状のモデル化を、設計情報の入力がない状況で実現する方法を提供する。【解決手段】計測器による3次元計測結果である点群を取得する点群データ取得部と、取得した点群データを、あらかじめ定めた大きさの単位格子(ボクセル)にグルーピングする点群データボクセル化部と、生成した各ボクセルに対して、ボクセル位置と計測器設置場所情報から、計測アングル情報等の属性値を算出するボクセル情報付加部と、各ボクセルの属性値から物体の内側方向を算出し、内側方向にボクセルを補充するボクセル補充処理部と、データ記憶部へのデータ入力や、データ記憶部に格納されている計算結果の出力を行う入出力インタフェース部と、点群データや計測器設置場所などの情報を格納するデータ記憶部を備え、物体内部に該当する部分にデータを補充することで、点群データから、より現実の形状に近いモデル化を実現する。【選択図】図1

Description

本発明は、点群データモデル化装置、および点群データモデル化方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2008−191072号公報(特許文献1)がある。この公報には、「物体の一部の部分が欠落して画像に撮像された場合でも、その欠落した部分を補完し、該物体の3次元形状を完全に復元するものであり、まず、物体を含む復元空間全体を特定の部分復元領域に分割して、該部分復元領域に関する初期計算を行う(S4001)。次に、複数の撮像装置を用い、異なる視線方向から前記物体を撮像した入力画像を画像取得手段を介して取得する(S403)。次に、前記入力画像から前記物体に関するシルエット画像を作成する(S404)。そして、前記部分復元領域を1つの疎なボクセルと見做し、該疎なボクセルに基づいて、前記部分復元領域から前記物体が存在する部分復元領域を選択し、該選択された部分復元領域の領域内を密なボクセル群で表現し、該密なボクセル群を用いたボクセル表現を適応し3次元復元計算を行う(S4002)」と記載されている(要約参照)。
また、特開2009−128097号公報(特許文献2)がある。この公報には、「高精度なバリまたは欠損の自動認識を可能にするものであり、ワークに対する複数の計測位置からワークを計測することで計測データを取得し、この計測データをコンピュータに入力するデータ入力ステップS1と、計測データに基づいて、ワークの存在する空間領域を、境界表面が互いに直交する直方体からなる複数のボクセルに分割し、各ボクセル位置を記憶する環境モデルを構築する環境モデル構築ステップS3と、計測データはワーク表面における複数の被計測点の座標値を含むとして、これら各座標値に対応するボクセルの内部に代表点とその誤差分布を設定し記憶するマッチングステップS4と、ワークの3D−CADモデルを読込んでワークの形状モデルを得るワークモデル取得ステップS9と、ボクセル位置、代表点、誤差分布で表現される照合用3次元形状と、ワークの形状モデルとを照合して両者の形状差異を評価する照合ステップS10と、を有する」と記載されている(要約参照)。
特開2008−191072号公報 特開2009−128097号公報
前記特許文献1には、複数の撮像画像を入力として、全体を疎なボクセルと見做し、物体が存在すると判定した領域を部分的に密なボクセルで表現し、物体全体の3次元復元を実現する仕組みが記載されている。しかし、特許文献1では、ボクセルの詳細化で3次元復元しているが、ボクセルの補充に関する機能は有しておらず、隣接構造物間の接続関係の再現を担保することが出来ない。そのため、3次元復元結果のデータをもとに、例えば、3Dプリンタなどで造形すると、構造の断絶が随所に発生し、物体の構造を再現することが出来ない。
前記特許文献2には、ワーク表面のバリや欠損の自動認識を可能にする仕組みが記載されている。しかし、特許文献2では、設計情報(3D−CAD)の入力を前提とし、設計情報との差分を認識する仕組みであるため、アズビルト形状をそのまま再現する機能は実現できない。また、他社製品など、認識対象の物体に該当する設計情報を持ち合わせていない場合、本仕組みではワークの欠損の自動認識が出来ない。
そこで、本発明は、アズビルト情報を取得する手段の一つである、レーザースキャナーでの3次元計測点群データを用いて、アズビルト形状のモデル化を、設計情報の入力がない状況で実現する方法を提供する。点群をボクセル化することで、面情報を追加し、物体の内側方向にボクセルを補充することで、例えば、3Dプリンタなどで構造の断絶なく模型化が可能となるデータを出力する機能を提供する。
なお、アズビルト(As-Built)とは、既設物の現状そのものの状態のことである。例えば、主にプラント製品においては、経年劣化や過去の改造など、既設物が設計図面とは異なる状態になっていることが散見される。現状のありのままをモデル化するには、このアズビルト情報の取得が不可欠となる。
上記課題を解決するために本発明の点群データモデル化装置を、計測対象物体の外周面を光学的に計測した点群データから計測対象の物体形状を算出する点群データモデル化装置において、計測器による前記計測対象物体の表面の3次元計測結果である点群を取得する点群データ取得部と、取得した点群データを、あらかじめ定めた大きさの単位格子(ボクセル)にグルーピングして、ボクセルを抽出する点群データボクセル化部と、生成した各ボクセルに対して、ボクセル位置と計測器設置場所情報から、計測アングル情報の属性値を算出し、各ボクセルの属性値から前記計測対象物体の内側領域候補を算出するボクセル属性付加部と、前記計測対象物体の内側領域候補を算出されたボクセルデータの周囲に対して、ボクセルサイズ(VS)間隔の格子点を配置して、前記計測対象物体の内側領域候補内に存在する格子点位置に新たなボクセルを補充するボクセル補充処理部と、記憶部へのデータ入力や、記憶部に格納されている計算結果の出力を行う入出力インタフェース部とを備えて構成する。
また、本発明の他の特徴として、前記点群データモデル化装置において、前記ボクセル属性付加部は、計測器設置場所を始点、ボクセル位置を終点とするベクトルを求め、前記ベクトルを中心ベクトル、中心角を奥行許容角、および頂点をボクセル位置とする円錐領域を、前記計測対象物体の内側領域候補の属性値として算出して、ボクセルデータに付加して記憶部に記録する。
また、本発明の更に他の特徴として、前記点群データモデル化装置において、前記ボクセル補充処理部は、前記集合化ボクセルに含まれる全てのボクセルの平均中心位置を求め、この平均中心位置の周囲にX軸、Y軸、およびZ軸の各座標軸に平行に、ボクセルサイズ(VS)間隔に仮想的な格子線を引き、X座標、Y座標、Z座標のいずれの座標値も前記平均中心位置から±VS×許容数以内に収まる全ての格子点を抽出して、各格子点が前記集合化ボクセルの円錐領域の重ね合う共通の領域(Ak)内に存在するか否かを判定して、領域(Ak)内に存在すると判定された格子点位置にボクセルを追加する。
また、上記課題を解決するために本発明の点群データモデル化方法を、計測対象物体の外周面を光学的に計測した点群データから計測対象の物体形状を算出する点群データモデル化方法において、計測器による前記計測対象物体の表面の3次元計測結果である点群を取得する工程と、取得した点群データを、あらかじめ定めた大きさの単位格子(ボクセル)にグルーピングして、ボクセルを抽出する工程と、生成した各ボクセルに対して、ボクセル位置と計測器設置場所情報から、計測アングル情報の属性値を算出し、各ボクセルの属性値から前記計測対象物体の内側領域候補を算出する工程と、前記計測対象物体の内側領域候補を算出されたボクセルデータの周囲に対して、ボクセルサイズ(VS)間隔の格子点を配置して、前記計測対象物体の内側領域候補内に存在する格子点位置に新たなボクセルを補充する工程と、入出力インタフェース部により記憶部へのデータ入力、および記憶部に格納されている計算結果の出力を行う工程とを有するように構成する。
本発明によれば、アズビルト形状のモデル化を、設計情報の入力がない状況で実現する方法を提供することが出来る。例えば、点群をボクセル化することで、面情報を追加し、物体の内側方向にボクセルを補充することで、3Dプリンタでの模型化が可能となるデータを出力する機能を提供する。特に、アズビルト形状を3Dプリンタなどで模型化するにあたり、3次元計測データに対する人手を介したモデル化を不要とし、短時間かつスキルレスでモデル化・模型化できる
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施例の点群データモデル化装置の構成図の例である。 点群データモデル化装置が行う処理を説明するフローチャートである。 パラメータ入力画面を含む点群データモデル化装置の実行画面例である。 点群データテーブルの一例である。 計測器設置場所データテーブルの一例である。 点群データをボクセルデータに変換する処理を説明するフローチャートである。 点群データをボクセルデータに変換する処理のイメージ図である。 各ボクセルに対する属性の算出と、物体の内側方向を算出する処理を説明するフローチャートである。 各ボクセルに対する属性の算出と、物体の内側方向を算出する処理のイメージ図である。 物体の内側領域を算出する処理を説明するフローチャートである。 物体の内側領域を算出する処理のイメージ図である。 物体の内側にボクセルを補充する処理を説明するフローチャートである。 物体の内側にボクセルを補充する処理のイメージ図である。 ボクセルデータテーブルの一例である。
以下、実施例を、図面を用いて説明する。
本実施例では、点群データのモデル化処理を行う点群データモデル化装置100の例を説明する。
図1は、レーザースキャナーなどからの3次元計測点群データを用いて、計測対象物のボクセル(体積の要素、立方体)表現を詳細化して出力する本実施例の点群データモデル化装置の構成図の例である。
点群データモデル化装置100は、汎用の計算機上に構成することができて、そのハードウェア構成は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などにより構成される演算部110、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどを用いたSSD(Solid State Drive)などにより構成される記憶部120、キーボードやマウス等の入力デバイスより構成される入力部130、CRTディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイなどの表示装置、各種出力装置などにより構成される表示部140、CD−ROM、USBメモリなどの可搬性を有する可搬型記憶媒体の情報を読み出すメディア読取部150、NIC(Network Interface Card)などにより構成される通信部160、などを備える。
通信部160は、ネットワーク165を介して外部の3D−CAD装置170、レーザースキャナー180、および3Dプリンタ190と接続されている。
演算部110は、記憶部120に記憶されている点群データモデル化プログラム121をRAMへロードしてCPUで実行することにより以下の各機能部を実現する。演算部110は、点群データ取得部111、点群データボクセル化部112、ボクセル属性付加部113、ボクセル補充処理部114、入出力インタフェース部115を有する。
点群データモデル化プログラムは、例えば、OS(Operating System)プログラム上で実行可能なアプリケーションプログラムである。
点群データモデル化プログラムは、例えば、メディア読取部150を介して可搬型記憶媒体から、記憶部120にインストールされてもよい。
点群データ取得部111は、入出力インタフェース部115が提供する、入力点群データファイル指定画面300で指定された点群データを取得する機能を有する。例えば、レーザースキャナー180から、ネットワーク165、通信部160を介して点群データを取得して、記憶部120の点群データ記憶領域122へ格納する。なお、点群データとは、レーザースキャナー180などから取得した大量の座標情報の集まりであり、例えば、図4に示す、X座標、Y座標、Z座標の複数の組み合わせデータを指す。
点群データボクセル化部112は、点群データをボクセルと呼ばれる単位格子の集合体内に分割し、記憶部120に記憶している処理パラメータ124である、ボクセル内最小点群数以上の点群を含むボクセルのみを抽出し、抽出したボクセルの中心座標を算出する機能を有する。
ボクセル属性付加部113は、点群データボクセル化部112で抽出したボクセルに対して、記憶部120に記憶している計測器設置場所情報123を用いて、計測アングルや内側領域候補といったボクセルの属性を算出する機能を有する。
ボクセル補充処理部114は、ボクセル属性付加部113で算出した各ボクセルにおける内側領域候補情報と、記憶部120に記憶している処理パラメータ124であるボクセル補充許容数を用いて、物体の内側方向にボクセルを補充する機能を有する。また、点群データボクセル化部112で抽出したボクセルと、補充したボクセルを合わせて、ボクセルデータとして算出する機能を有する。
入出力インタフェース部115は、各処理パラメータの入力画面や、点群ファイル、計測器設置場所、出力ファイルを指定する画面300の提供や、処理結果をファイル出力する機能を有する。
記憶部120は、点群データモデル化プログラム121、点群データ122、計測器設置場所データ123、処理パラメータ(ボクセル内最小点群数、ボクセル補充許容数、など)124、ボクセル属性付加部113が算出した属性データ125、ボクセル補充処理部114が算出したボクセルデータ126の各情報を記憶する記憶領域を有する。
図2は、点群データモデル化装置の処理の流れである。図2の各処理について、以下詳細を述べる。
まず、処理対象とする点群データを取得する(S110)。
図3は、点群データモデル化装置100の入出力インタフェース部115が提供する、パラメータ・入出力ファイル設定画面例(300)である。この画面は、点群データのモデル化処理を行うために必要な処理パラメータの設定・入力(311〜315)を受け付ける機能を有するとともに、処理対象とする点群データのファイル群(321)、計測器設置場所データファイル(331)、出力先ファイル(341)を指定する機能を有する。各ファイルを指定するボックス横に配置している参照ボタン(322、332、342)は、OSプログラムが用意するファイル指定ウィンドウを表示し、当ウィンドウで指定したパスを含むファイル名を、ファイル指定ボックス(321、331、341)に入力する機能を有している。
パラメータ・入出力ファイル設定画面(300)が持つ登録ボタン(301)は、本画面に入力された処理パラメータとファイルの内容を、記憶部(120)に記憶する機能を有する。実行ボタン(302)は、図2のフローチャートに示すS110〜S150の処理を実行するために必要なデータを、点群データ取得部(111)によって、記憶部(122)からメモリに書き出し、順次手続きを実行する機能を有する。キャンセルボタン(303)は、処理を行わず、本装置の終了機能を有する。
図4は、点群データファイル例(122)である。このファイルは、X座標(1221)、Y座標(1222)、Z座標(1223)の3つのフィールドを持ち、レーザースキャナーなどで計測した各点の3次元座標を表す。パラメータ・入出力ファイル設定画面(300)が入力を受け付ける、点群データファイル(321)は、本図で示した構造を有する。
図5は、計測器設置場所データファイル例(123)である。このファイルは、ID(1231)、X座標(1232)、Y座標(1233)、Z座標(1234)の4つのフィールドを持つ。ID(1231)は各点群データファイル(321)それぞれに対応する値を持ち、各計測器が、各1回の計測において取得される点群データごとに、固有のIDが付与される。
3次元座標は、それぞれの点群データファイルが、レーザースキャナーをどの3次元位置に設置して計測したものかを表すものである。パラメータ・入出力ファイル設定画面(300)が入力を受け付ける、計測器設置場所データファイル(331)は、本図で示した構造を有する。
パラメータ・入出力ファイル設定画面(300)において、実行ボタン(302)が押下されることにより、点群データモデル化処理が開始され、記憶部120の点群データ記憶領域122に記憶されている点群データをメモリ上に読み出す(S110)。
次に、点群データをボクセルデータに変換する(S120)。
図6は、点群データボクセル化部(112)が実施する、点群データをボクセルデータに変換する処理(S120)の詳細フローである。また、図7は、当該詳細フローのイメージ図である。なお、図7は、図の視認性向上のために、X−Y平面のみを図示しているが、処理S120はZ軸に関しても同様に処理する。
まず、処理対象点群データの1ファイル:Enを開く(S201)。当該データは、処理S110にて既にメモリに読み出されているので、メモリ上の該当データを参照することで代えられる。ここで言う1ファイルとは、ある特定の計測器設置場所から取得した点群データの集合のみを指すことを意味する。また、Enのうちの表記nは、今回処理対象とする各ファイルを順次指定することを意味する添え字の役割を果たす。ここで参照している点群データは、図7に示す黒い点(2011)の集合となる。
次に、ファイル:EnにおけるX座標、Y座標、Z座標のそれぞれの最大、最小値を求める(S202)。それぞれをXmin、Xmax、Ymin、Ymax、Zmin、Zmaxと表記し、図7に示す2021〜2024に該当する。
次に、Xmin〜Xmax、Ymin〜Ymax、Zmin〜Zmaxの各区間をそれぞれボクセルサイズ:VSごとに区切り、単位格子領域:VFiを生成する(S203)。ボクセルサイズ:VSと、単位格子領域:VFiはそれぞれ、図7に示す2031、2032に該当する。なお、最大値と最小値の差が必ずしもVSの倍数になるとは限らず、その場合は、最小値の値を小さくする、もしくは最大値の値を大きくするなどして、全区間をVSの間隔で区切れるようにするとよい。もしくは、一部VSより小さな格子を生成したままにして、残りの処理を実施することも可能である。
次に、各単位格子:VFi内の点群の個数が、ボクセル内最小点群数:PM以上かどうかを確認する(S204)。もし、この条件を満たす場合は、次に説明する処理S205を、満たさない場合は、判定S206を実施する。
各単位格子:VFi内の点群の個数が、ボクセル内最小点群数:PM以上の場合、VFiの中心座標をボクセルデータとして中間ファイル:Fnに出力する(S205)。図7では、PM=2としたときの例を示しており、斜線で示す単位格子(2051)の中心座標が中間ファイル:Fnへの出力対象となる。なお、本処理では、中間ファイル:Fnは、記憶部120に保存する形でも、メモリ上に保存する形でも、いずれでも構わない。
処理S204〜S205が、全ての単位格子に対して実施済みかどうかを判定する(S206)。まだ処理していない単位格子が存在する場合、未処理の単位格子に対象を移し(S208)、処理S204以降を繰り返し実施する。全ての単位格子に対して実施済みである場合は、判定S207を実施する。
処理S201〜S206が、全ての点群データファイルに対して実施済みかどうかを判定する(S207)。まだ処理していない点群データファイルが存在する場合、未処理の点群データファイルに対象を移し(S209)、処理S201以降を繰り返し実施する。全ての点群データファイルに対して実施済みである場合は、点群データをボクセルデータに変換する処理(S120)を終了する。
図2に戻り、次に、各ボクセルに対して、計測アングルなどの属性を求め、物体の内側方向を求める(S130)。
図8は、ボクセル属性付加部(113)が実施する、ボクセルに対する属性・物体の内側方向算出処理(S130)の詳細フローである。また、図9は、当該詳細フローのイメージ図である。
まず、あるボクセルデータの中間ファイル:Fnを開く(S301)。処理S205において、ファイル:Fnが記憶部120に保存されている場合は、記憶部120からメモリ上にデータを読み出し、既にメモリ上に保存されている場合は、対象データを参照する処理を行う。
次に、ファイル:Fnからあるボクセルの中心座標:Bmを取得する(S302)。ボクセルの中心座標:Bmは、図9に示す3021に該当する。
次に、中間ファイル:Fnの計測器設置場所:Mnを始点、ボクセルの中心座標:Bmを終点とするベクトル:Vmを求める(S303)。計測器設置場所:Mnは、記憶部123に保存されている、計測器設置場所テーブル(図5)から、ファイル:Fnに該当するIDのデータを取得することで得られる。例えば、ファイル:Fnに該当するIDが「pointdata2」、計測器設置場所テーブルの内容が図5の場合、計測器設置場所:Mnは、Mn=(-0.2792, -0.1646, -83.2240)を取得する。また、ボクセルの中心座標:Bmが、Bm=(-74.920, 28.880, 1391.100)である場合、ベクトル:Vmは、Vm=Bm-Mn=(-74.920+0.2792, 28.880+0.1646, 1391.100+83.2240)=(-74.6408, 29.0446, 1474.324)と求められる。計測器設置場所:Mn、ベクトル:Vmは、図9に示す3031、3032に該当する。
次に、中心ベクトルをVm、中心角を奥行き許容角:RD、頂点をボクセルの中心座標:Bmとする円錐領域:Cmを求める(S304)。奥行き許容角:RDは、入出力インタフェース部115が提供する設定画面(300)において、入力欄313で指定した値であり、記憶部124に格納されている。奥行き許容角:RD、円錐領域Cmは、図9に示す3041、3042に該当する。
次に、処理S304で算出した円錐領域:Cmを、対象物の内側領域候補として出力する(S305)。この出力は、入出力インタフェース部115により、記憶部125に格納することで実現している。
ここでは、実現する処理を視覚的に理解可能とするために、求める領域を「円錐」と幾何表現をしているが、どの3次元空間が対象物の内側領域候補に該当するかを求めることが目的である。よって、円錐の幾何情報を出力・保存する代わりに、各3次元座標(後述する格子点G)が当該円錐の内部に入るかどうか、という情報を保持する形で実現しても構わない。また、ボクセルの中心座標:Bmを始点、各3次元座標を終点とするベクトルVPと、ベクトルVmとの成す角を、ベクトルの内積を用いて算出し、それが奥行き許容角:RDより小さいかどうかを都度確認する方法で実現しても構わない。
次に、処理S302〜S305が全てのボクセルに対して実施済みかどうかを判定する(S306)。未だ処理していないボクセルが存在する場合、未処理のボクセルに対象を移し(S308)、処理S302以降を繰り返し実施する。全てのボクセルに対して実施済みである場合は、判定S307を実施する。
処理S301〜S306が、全てのボクセルデータファイルに対して実施済みかどうかを判定する(S307)。まだ処理していないボクセルデータファイルが存在する場合、未処理のファイルに対象を移し(S309)、処理S301以降を繰り返し実施する。全てのファイルに対して実施済みである場合は、各ボクセルに対して、計測アングルなどの属性を求め、物体の内側方向を求める処理(S130)を終了する。
図2に戻り、次に、物体の内側領域を算出する(S140)。
図10は、ボクセル属性付加部(113)が実施する、物体の内側領域算出処理(S140)の詳細フローである。また、図11は、当該詳細フローのイメージ図である。
まず、全てのボクセルデータのファイル:Fn|n=allを開く(S401)。処理S205において、中間ファイル:Fnが記憶部120に保存されている場合は、記憶部120からメモリ上にデータを読み出し、既にメモリ上に保存されている場合は、対象データを参照する処理を行う。
次に、ファイルFn|n=allの全てのボクセルデータを統合する(S402)。以降、本統合データをDと記す。
次に、統合データ:Dのうち、ボクセル間の距離が同一ボクセル判定距離:SB以下に収まるボクセル同士を同じ座標ボクセルと判断し、それらのボクセルデータを集合化して、その集合ごとにそれ以外のボクセルデータと分割する(S403)。以降、分割した結果のボクセル集合をUkと記す。ボクセル集合:Ukの一例は、図11に示す4033に該当する。このUkに属するボクセルはB1(4031)、B2(4032)の2つである例を示している。(図11に示す2つのボクセルB1,B2は、計測器設置場所がそれぞれ3131,3231と異なる点群データから求めたボクセルである。各点群データが入力される前に、公知の技術により同一の座標系のデータに変換して入力することができる。その場合には、2つのボクセルB1,B2の立方体の単位格子の各辺は同一座標軸方向に揃うことになる。)
なお、ボクセル間の距離は、ボクセル中心位置間の距離を想定しているが、ボクセル表面間の距離などの定義を行っても構わない。また、ボクセル間の距離を個々に算出するのではなく、対象とする3次元空間を各軸、同一ボクセル判定距離:SBごとに区切り、生成された同じ格子内に入っているボクセル同士を、同じボクセル集合Ukに属するという計算方法で実現しても構わない。
次に、ボクセル集合:Ukに含まれる各ボクセル:Bmに対して、処理S304で算出した円錐領域:Ckm|m=allを抽出する(S404)。例えば、図11を例に説明すると、ボクセル集合:Uk(4033)に含まれるボクセルが2つ存在(B1、B2)し、それぞれのボクセルに対して算出した円錐領域:Ck1、Ck2はそれぞれ、図11の4041、4042に該当する。
次に、全ての円錐領域:Ckmが重ね合う領域:Akを求める(S405)。この処理で算出する領域:Akは、図11に示す4051に該当する。
次に、処理S404〜S405が全てのボクセル集合:Ukに対して実施済みかどうかを判定する(S406)。まだ処理していないボクセル集合が存在する場合、未処理のボクセル集合に対象を移し(S407)、処理S404以降を繰り返し実施する。全てのボクセル集合に対して実施済みである場合は、物体の内側領域を算出する処理(S140)を終了する。
なお、図10、図11で説明した処理S140も、図8、図9で説明した処理S130同様、実現する処理を視覚的に理解可能とするために幾何表現をしているが、本処理は、どの3次元座標(後述する格子点G)が対象物の内側領域に該当するかを求めることが目的である。よって、各3次元座標が全ての円錐:Ckmの内部に入るかどうかの情報を用いて、論理演算(積演算)を行い、求める領域:Akの内部かどうかを算出し、情報を保持する形で実現しても構わない。
図2に戻り、次に、物体の内側方向にボクセルを補充する(S150)。
図12は、ボクセル補充処理部(114)が実施する、物体の内側方向へのボクセル補充処理(S150)の詳細フローである。また、図13は、当該詳細フローのイメージ図である。なお、図13は、図の視認性向上のために、X−Y平面のみを図示しているが、処理S150はZ軸に関しても同様に処理する。
まず、ボクセル集合:Ukに含まれる全てのボクセルの平均中心位置:BCkを求める(S501)。例えば、ボクセル集合:Ukに、ボクセルB1、B2、B3の3つのボクセルが含まれている場合を考える。B1、B2、B3のそれぞれの中心座標を、(B1x,B1y,B1z)、(B2x,B2y,B2z)、(B3x,B3y,B3z)としたとき、平均中心位置:BCkの座標は、((B1x+B2x+B3x)/3,(B1y+B2y+B3y)/3,(B1z+B2z+B3z)/3)と求める。
次に、ボクセルの平均中心位置:BCkからの距離を表す整数変数:iを1に設定する(S502)。
次に、ボクセルの平均中心位置:BCkを原点として、X軸、Y軸、およびZ軸の各座標軸に平行に、ボクセルサイズ(VS)間隔に仮想的な格子線を引き、BCkからX座標、Y座標、Z座標の少なくとも1つの座標値が±VS×i離れ、かつその他の座標値が±VS×i以内であるVS間隔格子点:Gjの全てを求める(S503)。
例えば、ボクセルの平均中心位置:BCkの座標を(BCkx,BCky,BCkz)とし、i=1の場合、求める格子点:Gjは、{(BCkx+α,BCky+α,BCkz+α)|α={−VS,0,VS},αy={−VS,0,VS},α={−VS,0,VS}}に該当する26個の点となる(α=α=α=0の場合、Gj=BCkとなるので、この点は除外)。また、X−Y平面での例であれば、図13に示す5032の点に該当する。iが2以上の場合は、α、α、αはそれぞれ、{VS×q|qは−i以上i以下の整数}を取り、iがi−1以下の時点で求めたGjを除くものとして求めることが出来る。なお、ボクセルサイズ:VSは、図13に示す5031に該当する。 次に、各格子点:Gjに対して、Gjが処理S140で求めた領域:Akの領域内に存在するかどうかを判定する(S504)。GjがAkの領域内に存在すると判定した場合は、処理S505を実施する。一方、GjがAkの領域外に存在する場合は、処理S505を実施せず、判定S506を実施する。領域:Akと、Ak内に存在する格子点:Gjは、図13に示す5041、5042に該当する。
処理S504でGjがAkの領域内に存在する場合、格子点:Gjを中心とするボクセルを、ボクセル統合データ:Dに追加する(S505)。全てのボクセルデータの集合であるDに、当該ボクセルのデータを追加することで、対象構造物の内部方向にボクセルを追加することを実現している。
次に、処理S504〜S505が全ての格子点:Gjに対して実施済みかどうかを判定する(S506)。まだ処理していない格子点が存在する場合、未処理の格子点に対象を移し(S509)、処理S504以降を繰り返し実施する。全ての格子点に対して実施済みである場合は、判定S507を実施する。
次に、ボクセルの平均中心位置:BCkからの距離を表す整数変数:iが、ボクセル補充許容数:IV未満かどうかを判定する(S507)。iがIVより小さい場合は、iをインクリメントして(S510)、処理S503以降を実施する。iがIV以上の場合は、判定S508を実施する。なお、i=5に該当する点は、図13に示す5071に該当し、これらの点は、ボクセル補充許容数:IV=4としたとき、集合Dへの追加対象外となる格子点である。
最後に、処理S503〜S507が、全てのボクセル集合:Ukに対して実施済みかどうかを判定する(S508)。まだ処理していないボクセル集合が存在する場合、未処理の集合に対象を移し(S511)、処理S501以降を繰り返し実施する。全ての集合に対して実施済みである場合は、物体の内側方向へのボクセル補充処理(S150)を終了する。
全ての処理を終えた後、入出力インタフェース部115が、記憶部126もしくはメモリ上に存在する、ボクセルデータの集合:Dの内容を、指定した出力先ファイルに出力する。出力先ファイルの一例を図14に示す。出力先ファイル126は、入出力インタフェース部115が提供する、設定画面(300)のうち、入力欄341にて指定したものとする。
また、入出力インタフェース部115は、通信部160、ネットワーク165を介して、ボクセルデータの集合を、3Dプリンタ190、または3D−CAD170へ出力する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、各装置はネットワークに接続されることに限定するものではなく、各装置間のデータのやり取りは、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体を介して実現してもよい。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 点群データモデル化装置
110 演算部
111 点群データ取得部
112 点群データボクセル化部
113 ボクセル属性付加部
114 ボクセル補充処理部
115 入出力インタフェース部
120 記憶部
121 点群データモデル化プログラム記憶領域
122 点群データ記憶領域
123 計測器設置場所データ記憶領域
124 処理パラメータ記憶領域
125 属性データ記憶領域
126 ボクセルデータ記憶領域
130 入力部
140 表示部
150 メディア読取部
160 通信部
165 ネットワーク
170 3D−CAD装置
180 レーザースキャナー
190 3Dプリンタ

Claims (12)

  1. 計測対象物体の外周面を光学的に計測した点群データから計測対象の物体形状を算出する点群データモデル化装置であって、
    計測器による前記計測対象物体の表面の3次元計測結果である点群を取得する点群データ取得部と、
    取得した点群データを、あらかじめ定めた大きさの単位格子(ボクセル)にグルーピングして、ボクセルを抽出する点群データボクセル化部と、
    生成した各ボクセルに対して、ボクセル位置と計測器設置場所情報から、計測アングル情報の属性値を算出し、各ボクセルの属性値から前記計測対象物体の内側領域候補を算出するボクセル属性付加部と、
    前記計測対象物体の内側領域候補を算出されたボクセルデータの周囲に対して、ボクセルサイズ(VS)間隔の格子点を配置して、前記計測対象物体の内側領域候補内に存在する格子点位置に新たなボクセルを補充するボクセル補充処理部と、
    記憶部へのデータ入力や、記憶部に格納されている計算結果の出力を行う入出力インタフェース部とを備えたことを特徴とする点群データモデル化装置。
  2. 請求項1に記載の点群データモデル化装置において、
    前記点群データボクセル化部は、前記点群データ取得部により取得した点群を単位格子領域内に所定数含む場合に単位格子の中心座標をボクセルデータに変換し、モデル化に使用するボクセルの面情報を生成する
    ことを特徴とする点群データモデル化装置。
  3. 請求項2に記載の点群データモデル化装置において、
    前記ボクセル属性付加部は、計測器設置場所を始点、ボクセル位置を終点とするベクトルを求め、前記ベクトルを中心ベクトル、中心角を奥行許容角、および頂点をボクセル位置とする円錐領域を、前記計測対象物体の内側領域候補の属性値として算出して、ボクセルデータに付加して記憶部に記録する
    ことを特徴とする点群データモデル化装置。
  4. 請求項3に記載の点群データモデル化装置において、
    前記ボクセル属性付加部は、異なる計測器で測定された点群データより変換されたボクセルデータの全てを統合して、複数のボクセル間の距離が同一ボクセル判定距離以下の条件を満たす該当ボクセル同士を1つのボクセルに集合化して、当該集合化ボクセルに含まれる各ボクセルに対して求めた前記円錐領域の重ね合う共通の領域(Ak)を求めることを特徴とする点群データモデル化装置。
  5. 請求項4に記載の点群データモデル化装置において、
    前記ボクセル補充処理部は、前記集合化ボクセルに含まれる全てのボクセルの平均中心位置を求め、この平均中心位置の周囲にX軸、Y軸、およびZ軸の各座標軸に平行に、ボクセルサイズ(VS)間隔に仮想的な格子線を引き、X座標、Y座標、Z座標のいずれの座標値も前記平均中心位置から±VS×許容数以内に収まる全ての格子点を抽出して、各格子点が前記集合化ボクセルの円錐領域の重ね合う共通の領域(Ak)内に存在するか否かを判定して、領域(Ak)内に存在すると判定された格子点位置にボクセルを追加することを特徴とする点群データモデル化装置。
  6. 請求項5に記載の点群データモデル化装置において、
    前記ボクセル補充処理部は、前記各格子点が前記集合化ボクセルの円錐領域の重ね合う共通の領域(Ak)内に存在するか否かを判定する処理を、前記集合化ボクセルに含まれる各ボクセルにおいて、計測器設置場所を始点、ボクセル位置を終点とするベクトルと、該ボクセルの中心位置を始点、前記各格子点位置を終点とするベクトルとの内積を算出して、ベクトルの成す角を求め、その角が奥行き許容角より小さいか否かを判定して、各格子点が前記共通の領域(Ak)内に存在するか否かを判定していることを特徴とする点群データモデル化装置。
  7. 計測対象物体の外周面を光学的に計測した点群データから計測対象の物体形状を算出する点群データモデル化方法であって、
    計測器による前記計測対象物体の表面の3次元計測結果である点群を取得する工程と、
    取得した点群データを、あらかじめ定めた大きさの単位格子(ボクセル)にグルーピングして、ボクセルを抽出する工程と、
    生成した各ボクセルに対して、ボクセル位置と計測器設置場所情報から、計測アングル情報の属性値を算出し、各ボクセルの属性値から前記計測対象物体の内側領域候補を算出する工程と、
    前記計測対象物体の内側領域候補を算出されたボクセルデータの周囲に対して、ボクセルサイズ(VS)間隔の格子点を配置して、前記計測対象物体の内側領域候補内に存在する格子点位置に新たなボクセルを補充する工程と、
    入出力インタフェース部により記憶部へのデータ入力、および記憶部に格納されている計算結果の出力を行う工程とを有することを特徴とする点群データモデル化方法。
  8. 請求項7に記載の点群データモデル化方法において、
    前記ボクセルを抽出する工程は、前記取得した点群を単位格子領域内に所定数含む場合に単位格子の中心座標をボクセルデータに変換し、モデル化に使用するボクセルの面情報を生成する工程であることを特徴とする点群データモデル化方法。
  9. 請求項8に記載の点群データモデル化方法において、
    前記計測対象物体の内側領域候補を算出する工程は、計測器設置場所を始点、ボクセル位置を終点とするベクトルを求め、前記ベクトルを中心ベクトル、中心角を奥行許容角、および頂点をボクセル位置とする円錐領域を、前記計測対象物体の内側領域候補の属性値として算出して、ボクセルデータに付加して記憶部に記録する工程であることを特徴とする点群データモデル化方法。
  10. 請求項9に記載の点群データモデル化方法において、
    前記計測対象物体の内側領域候補を算出する工程は、異なる計測器で測定された点群データより変換されたボクセルデータの全てを統合して、複数のボクセル間の距離が同一ボクセル判定距離以下の条件を満たす該当ボクセル同士を1つのボクセルに集合化して、当該集合化ボクセルに含まれる各ボクセルに対して求めた前記円錐領域の重ね合う共通の領域(Ak)を求める工程であることを特徴とする点群データモデル化方法。
  11. 請求項10に記載の点群データモデル化方法において、
    前記新たなボクセルを補充する工程は、前記集合化ボクセルに含まれる全てのボクセルの平均中心位置を求め、この平均中心位置の周囲にX軸、Y軸、およびZ軸の各座標軸に平行に、ボクセルサイズ(VS)間隔に仮想的な格子線を引き、X座標、Y座標、Z座標のいずれの座標値も前記平均中心位置から±VS×許容数以内に収まる全ての格子点を抽出して、各格子点が前記集合化ボクセルの円錐領域の重ね合う共通の領域(Ak)内に存在するか否かを判定して、領域(Ak)内に存在すると判定された格子点位置にボクセルを追加する工程であることを特徴とする点群データモデル化方法。
  12. 請求項11に記載の点群データモデル化方法において、
    前記新たなボクセルを補充する工程は、前記各格子点が前記集合化ボクセルの円錐領域の重ね合う共通の領域(Ak)内に存在するか否かを判定する処理を、前記集合化ボクセルに含まれる各ボクセルにおいて、計測器設置場所を始点、ボクセル位置を終点とするベクトルと、該ボクセルの中心位置を始点、前記各格子点位置を終点とするベクトルとの内積を算出して、ベクトルの成す角を求め、その角が奥行き許容角より小さいか否かを判定して、各格子点が前記共通の領域(Ak)内に存在するか否かを判定している工程であることを特徴とする点群データモデル化方法。
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