JP6597103B2 - 燃焼装置およびファンヒータ - Google Patents
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Description
好ましくは、再点火完了閾値は、再点火開始閾値以上の値である。
本実施の形態1に係るガスファンヒータでは、失火時の再点火時に、炎センサによる検知レベルの値と、当該ガスファンヒータに固有の固定値とを加算した算出値を、再点火を判断するための閾値として決定し、決定された閾値に基づき再点火の開始または完了の時期が判断される。
図1は、各実施の形態に係る燃焼装置の構成を概略的に示す図である。本実施の形態では燃焼装置の一例として、ガスファンヒータを説明する。公知のように、ガスファンヒータは、燃料であるガスの燃焼熱によって得られた温風を出力することにより温風暖房を行うものである。なお、燃料はガスに限定されず、例えば、オイルファンヒータであっても以下の実施の形態を適用することができる。
図3は、本実施の形態に係るガスファンヒータ50の機能の構成を概略的に示す図である。図3の各部は、CPU11が実行するプログラムとして提供される。これらプログラムは、メモリ部12に記憶されて、CPU11により読出されて実行される。図4は、本実施の形態1に係る再点火のタイミングチャートである。図5は、本実施の形態1に係る失火時の再点火処理のフローチャートである。本実施の形態では、失火時に、ガスバーナ61に点火することを「再点火」といい、運転スイッチのON操作に応じて点火するケースとは区別している。
図4のタイミングチャートの横軸は経過時間を示し、縦軸は信号A0〜A5の各信号レベルを示す。図中、信号A0は、ファンモータ64の目標回転数を示し、信号A1は、ファンモータ64の回転数検出器80により検出される実回転数を示し、信号A2は、比例弁25への供給電流を示す。また、信号A3は、炎センサ70からの検知レベルを示す。信号A4は、電磁弁45への供給電流を示し、信号A5は、イグナイタの電圧を示す。
図5のフローチャートに従い、適宜、図4のタイミングチャートを参照しながら、失火した場合の再点火処理について説明する。
本実施の形態2では、実施の形態1の変形例を説明する。実施の形態2では、再点火を開始するための点火開始閾値を決定し、点火開始閾値に基づき再点火を開始する。
本実施の形態3では、実施の形態1,2とは異なり、点火完了閾値を、再点火時に実施されるイニシャルチェック終了時における炎センサ70の検知レベルを用いて決定する。
本実施の形態4では、実施の形態1〜3とは異なり、再点火の点火完了閾値を、炎センサ70の検知レベルに基づき、予め定められた複数の値のうちから選択することにより決定する。点火完了閾値の決定方法を除く他の処理は、上記の実施の形態に示されたものと同様であるので、説明は繰返さない。
本実施の形態5では、ポストパージ中に運転スイッチがON操作(OFF→ON)された場合に点火するとき、当該点火の完了を判断するための点火完了閾値の決定方法について説明する。
図7は、本実施の形態5に係るガスファンヒータ50の機能の構成を概略的に示す図である。図7の各部は、CPU11が実行するプログラムとして提供される。これらプログラムは、メモリ部12に記憶されて、CPU11により読出されて実行される。図8は、本実施の形態5に係るポストパージ中の点火のタイミングチャートである。図9は、本実施の形態5に係るポストパージ中の点火処理のフローチャートである。
図8のタイミングチャートの横軸は経過時間を示し、縦軸は信号A0〜A5の各信号レベルを示す。図中、信号A0〜A5は、図4に示されたものと同じであるので説明は繰返さない。
図9のフローチャートに従い、適宜、図8のタイミングチャートを参照しながら、ポストパージ中の処理を説明する。
本実施の形態6では、実施の形態5とは異なり、ポストパージ中の点火完了を判断するための点火完了閾値を、炎センサ70の検知レベルに基づき、予め定められた複数の値のうちから選択することにより決定する。この点火完了閾値の決定方法を除く他の処理は、上記の実施の形態5に示されたものと同様であるので、説明は繰返さない。
本実施の形態7では、実施の形態5,6とは異なる方法により点火完了閾値を決定する。具体的には、点火完了閾値を、点火開始部27により実施される点火開始処理におけるイニシャルチェック終了時の炎センサ70の検知レベルを用いて決定する。
図1と図2に示す燃焼装置は、上記の失火時の再点火のための再点火完了閾値を決定する機能と(実施の形態1〜4)、ポストパージ中の運転スイッチ操作により点火開始する場合の点火完了閾値を決定する機能(実施の形態5〜7)の両方を備えるように構成されてもよい。
各実施の形態によれば、失火時の再点火またはポストパージ中の点火において、点火の開始または完了を判断するための閾値を、炎センサ70の検知レベルに応じた値に設定することができる。したがって、ガスの種類など燃焼条件の違いに応じて、閾値を可変に設定することができる。その結果、炎センサ70の検知レベルが、従来のような固定の閥値を下回るのを待つための時間を無くして早期の燃焼処理を開始することが可能となり、また、点火時に長時間イグナイタが動作することも防止(それに伴う点火音の発生を防止)できて、燃焼装置の使い勝手が良くなる。
Claims (7)
- 燃焼装置であって、
燃焼部と、
前記燃焼部への燃料の供給または当該供給の停止を切替るための切替部と、
前記燃焼部に点火するための点火部と、
前記燃焼部の燃焼炎を検知するための炎センサと、
前記燃焼装置を制御するための制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記切替部により前記燃焼部に燃料が供給される状態として、前記点火部による前記燃焼部への点火開始後から、前記炎センサの検知レベルの最大値を更新しながら格納する格納部と、
前記点火開始から予め定められた時間内において、前記炎センサの検知レベルが格納されている前記最大値から所定値を減じた値である失火閾値以下となって失火が検出された場合に、前記点火部による前記燃焼部への再点火処理を行なう再点火部と、を含み、
前記格納部は、前記失火が検出されるまで前記最大値を更新しながら格納し、
前記制御部は、
失火後の前記格納部の最大値に第1の固定値を加算した値を、再点火完了閾値に決定し、再点火処理後の前記炎センサの検知レベルが前記再点火完了閾値以上となったとき、再点火の完了を判断する、燃焼装置。 - 前記再点火部は、
前記点火開始から予め定められた時間内において、前記炎センサの検知レベルが前記失火閾値以下となった場合に、その後、前記炎センサの検知レベルが、失火後の前記格納部の最大値に第2の固定値を加算した値である再点火開始閾値以下となったとき、前記再点火処理を行う、請求項1に記載の燃焼装置。 - 前記第1の固定値と第2の固定値は異なる値である、請求項2に記載の燃焼装置。
- 前記再点火完了閾値は、前記再点火開始閾値以上の値である、請求項2または3に記載の燃焼装置。
- 燃焼装置であって、
燃焼部と、
前記燃焼部への燃料の供給または当該供給の停止を切替るための切替部と、
前記燃焼部に点火するための点火部と、
前記燃焼部の燃焼炎を検知するための炎センサと、
前記燃焼部を収容する燃焼室と、
前記燃焼室内へ送風するファンと、
前記燃焼装置を制御するための制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記切替部により前記燃焼部に燃料が供給される状態として、前記点火部による前記燃焼部への点火開始後から、前記炎センサの検知レベルの最大値を更新しながら格納する格納部と、
前記点火開始から予め定められた時間内において、前記炎センサの検知レベルが格納されている前記最大値から所定値を減じた値である失火閾値以下となって失火が検出された場合に、前記点火部による前記燃焼部への再点火処理を行なう再点火部と、を含み、
前記再点火処理は、前記ファンの動作をチェックするために予め定められた回転数となるように駆動するファン駆動処理と、当該ファン駆動処理後に前記点火部により前記燃焼部に点火するための点火処理と、を含み、
前記格納部は、前記失火が検出されるまで前記最大値を更新しながら格納し、
前記制御部は、
前記ファン駆動処理終了時の前記炎センサの検知レベルを格納し、
格納されている前記検知レベルに予め定められた第3の固定値を加算した値を、再点火完了閾値に決定し、再点火処理後の前記炎センサの検知レベルが前記再点火完了閾値以上となったとき、再点火の完了を判断する、燃焼装置。 - 燃焼装置であって、
燃焼部と、
前記燃焼部への燃料の供給または当該供給の停止を切替るための切替部と、
前記燃焼部に点火するための点火部と、
前記燃焼部の燃焼炎を検知するための炎センサと、
前記燃焼装置を制御するための制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記切替部により前記燃焼部に燃料が供給される状態として、前記点火部による前記燃焼部への点火開始後から、前記炎センサの検知レベルの最大値を更新しながら格納する格納部と、
前記点火開始から予め定められた時間内において、前記炎センサの検知レベルが格納されている前記最大値から所定値を減じた値である失火閾値以下となって失火が検出された場合に、前記点火部による前記燃焼部への再点火処理を行なう再点火部と、を含み、
前記格納部は、前記失火が検出されるまで前記最大値を更新しながら格納し、
前記制御部は、
予め定められた複数の値のうち、失火が検出された時の前記炎センサの検知レベルよりも大きい値であって当該検知レベルに最も近い値を、再点火完了閾値に決定し、再点火処理後の前記炎センサの検知レベルが前記再点火完了閾値以上となったとき、再点火の完了を判断する、燃焼装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の燃焼装置を備える、ファンヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015182789A JP6597103B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 燃焼装置およびファンヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015182789A JP6597103B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 燃焼装置およびファンヒータ |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019152989A Division JP6791320B2 (ja) | 2019-08-23 | 2019-08-23 | 燃焼装置およびファンヒータ |
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Family Applications (1)
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JP2015182789A Active JP6597103B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 燃焼装置およびファンヒータ |
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