JP6596900B2 - ロボット制御プログラム及びロボット - Google Patents

ロボット制御プログラム及びロボット Download PDF

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Description

本発明は、ロボット制御プログラム及びロボットに関する。
昨今、各種工業製品、部品の組み立て等にロボットが用いられている。ロボットに各種作業をさせる場合、ロボットに与えられた作業の成否について確認することが求められる場合がある。ロボットの動作を監視し、ロボットの動作の成否を判断する提案として、ワークの現在位置とワークに当接する押圧力に基づく動作完了条件を満たすか否かを検知する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ロボットの動作を監視する提案はその他にも種々知られている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2011−177746号公報 特公平5−62763号公報 特公平5−86561号公報
ところで、ロボットによる各種作業の成否を判断するために、ロボットの動作に伴って刻々と変化する位置や力に関する計測値が予め定められた正常範囲内であるか否かを監視することがある。このように、計測値が予め定められた正常範囲内であるか否かを判断する場合に、以下のような不都合が生じることが考えられる。センシング、すなわち、正常範囲とロボット動作の計測値との比較の開始タイミングに対し、実際にロボットが動作を開始するタイミングが遅延すると、作業成否に関し誤判断をする可能性がある。特許文献1〜特許文献3の開示は、ロボットの動作の監視において異なる判断手法を用いており、このような誤判断を回避するものとはなっていない。
1つの側面では、本明細書開示のロボット制御プログラム及びロボットは、予め定められた正常範囲とロボット動作の計測値との比較開始のタイミングとロボットハンドの動作開始のタイミングとを同期させることを課題とする。
本明細書開示のロボット制御プログラムは、ロボットハンドを備えるロボットの制御プログラムであって、前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するためのロボット動作指令を第1の制御装置に与え、前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を第2の制御装置に取得させ、予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づく前記ロボットハンドの作動状態の判断を前記第2の制御装置に行わせ、前記第1の制御装置が前記ロボット動作指令に基づいて前記モーターに前記モーター駆動信号を送信するタイミングに合わせて前記計測値と前記正常範囲との比較を前記第2の制御装置に開始させる、処理をコンピュータに実行させ、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記モーター駆動信号に組み込まれ、前記モーターを駆動する信号の送信に先行して送信される
本明細書開示のロボットは、ロボットハンドと、前記ロボットハンドに対し、ロボット動作指令を発する制御部を備える第1の制御装置と、前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を取得するとともに、予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づいて前記ロボットハンドの作動状態の判断を行う第2の制御装置と、を備え、第1の制御装置は、前記制御部によって与えられた前記ロボット動作指令に基づいて前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するとともに、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させ、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号を送信するモーターコントロール部を含み、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記モーター駆動信号に組み込まれ、前記モーターを駆動する信号の送信に先行して送信される
本明細書開示のロボット制御プログラム及びロボットは、予め定められた正常範囲とロボット動作の計測値との比較開始のタイミングとロボットハンドの動作開始のタイミングとを同期させることができる。
図1は実施形態のロボットの概略構成を示す図面である。 図2は実施形態のロボットが備える制御装置のハードウェア構成を示す図である。 図3はロボットコントロール部の概略構成を示すブロック図である。 図4は比較例のロボットの概略構成を示す図面である。 図5(A)はロボット動作の正常範囲の一例を示すグラフである。図5(B)はロボット動作が正常範囲から逸脱する例を示すグラフである。図5(C)はセンシング開始のタイミングと、ロボットハンドの動作開始のタイミングとがずれた例を示すグラフである。 図6は比較例のロボットにおける各指令及びモーター駆動電流値の推移を示すグラフである。 図7は実施形態のロボットハンドの制御の一例を示すフローチャートである。 図8(A)はロボット動作指令の一例を示し、図8(B)はモーター駆動信号の一例を示すグラフである。 図9は実施形態のロボットハンドの動作開始時の各信号を示すタイムチャートの一例である。 図10は同期指令となる信号の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(実施形態)
ロボット1は、モーター2aを有するロボットハンド2、ロボットコントロール部4と状態監視部5を備える。ロボットコントロール部4は、第1の制御装置に相当する。また、状態監視部5は、第2の制御装置に相当する。ロボットコントロール部4、状態監視部5は、いずれもコンピュータであり、図2を参照すると、ロボットコントロール部4のハードウェア構成が概略的に示されている。図2に示すように、ロボットコントロール部4は、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))44を備える。また、ロボットコントロール部4は、入出力インターフェイス45、及び可搬型記憶媒体用ドライブ46等を備えている。これらロボットコントロール部4の構成各部は、バス48に接続されている。ロボットコントロール部4では、ROM42あるいはHDD44に格納されているプログラム、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ46が可搬型記憶媒体47から読み取ったプログラムをCPU41が実行し、シーケンス制御部4aやモーターコントロール部4bの機能が実現される。一方、状態監視部5も同様にコンピュータであり、プログラムが実行されることにより後に説明する計測部5a、判断部5bの機能が実現される。ここで、プログラムにはロボット制御プログラムが含まれる。なお、ロボットコントロール部4、状態監視部5は、いずれも動作のリアルタイム性が保証されていない。特に、状態監視部5には、動作に対する時間的な保障がされていないオペレーションシステムによって稼働する汎用コンピュータが用いられている。
ロボットコントロール部4は、ロボットハンド2に対する動作の指令を行う。ロボットコントロール部4は、シーケンス制御部4aとモーターコントロール部4bとを含む。シーケンス制御部4aは、ロボットハンド2の動作を実質的に制御する制御部として機能する。シーケンス制御部4aは、モーターコントロール部4bへロボット動作指令を送信する。また、シーケンス制御部4aは、後に説明する判断部5bからの判断結果を受け取り、例えば、判断結果の内容がロボットハンド2の動作異常であるときは、モーター2を即座に停止させる。これにより、ロボットハンド2が扱うワーク等の破損を回避することができる。
図3を参照すると、モーターコントロール部4bには、サーボコントローラ部4b1とサーボドライバー部4b2とが含まれる。サンボーコントローラ部4b1は、シーケンス制御部4aが送信したロボット動作指令を受けて、サーボドライバー部4b2にモーター駆動信号を送信する。モーター駆動信号を受けたサーボドライバー部4b2は、モーター駆動信号に基づき、モーター2aを駆動する。モーター2aの回転状態は、エンコーダEにより監視されている。
サーボコントローラ部4b1がサーボドライバー部4b2に送信するモーター駆動信号は、後に説明する計測部5aにも送信される。モーター駆動信号には、のちに詳説するように、センサー10のセンシング開始のタイミングとロボットハンド2の動作開始のタイミングとを同期させる同期信号が組み込まれている。ここで、センシングとは、計測部5aがセンサー10から計測値を取得し、判断部5bにおいて計測値と正常範囲との比較を行ってロボットハンド2の動作の成否を判断する一連の処理をいう。従って、センシング開始のタイミングとは、予め定められた正常範囲とロボット動作の計測値との比較を開始するタイミングである。このように、本実施形態のロボット1では、センシングを開始するための信号が、モーター駆動信号とともに送信される。
状態監視部5は、ロボットハンド2が適切に動作しているかを監視し、作業の成否を判断する。状態監視部5には、計測部5aと判断部5bが含まれる。計測部5aには、ロボットハンド2の作動状態を判断するために用いられる計測値を取得するためのセンサー10が電気的に接続されている。ここで、本実施形態におけるセンサー10は、ロボットハンド2の先端部に設けられた把持部2bに作用する押圧力を検出する。このセンサー10により取得される押圧力の値がロボットの指令に対応して適切なタイミングで出力されているか否かを判断することで、ロボットハンド2が適切に動作しているか否かを判断することができる。判断部5bにおける判断結果は、シーケンス制御部4aに送信される。また、このロボットハンド2の状態監視については、後に詳述する。なお、本実施形態のセンサー10は、把持部2bにおける押圧力を検出するが、センサー10に代えて、又は、センサー10とともに、把持部2bの位置を検出するセンサー等、ロボットハンド2の状態を評価できるものを採用できる。
ここで、ロボット1がセンシングを開始するための信号をモーター駆動信号とともに送信することの効果を詳細に説明するために、比較例のロボット20について説明し、さらに、判断部5bにおける判断の一例について説明する。
図4を参照すると、比較例のロボット20は、本実施形態のロボット1と同様の構成要素を有する。ロボット20のロボット1と共通する構成要素には、図4中、同一の参照番号が付されている。ロボット20がロボット1と異なるのは、以下の点である。ロボット1では、センシングを開始するための信号は、モーターコントロール部4bから計測部5aに送信されている。これに対し、ロボット20では、センシング開始指令は、シーケンス制御部4aから送信されている。このように、両者は相違点を有する。
ここで、判断部5bが行うロボットハンド2の作動状態の判断について説明する。かかる判断手法は、本実施形態のロボット1と比較例のロボット20とで共通するため、ロボット20を例にとって説明する。
図5(A)を参照すると、ロボット20には、予め記憶したロボット動作の正常範囲が設定されている。この正常範囲は、実際にロボット20を繰り返し作動させ、動作が成功したときのセンサー10の計測値を蓄積することによって設定されている。具体的に、ロボットハンド2の動作成功時のセンサー10の計測値を蓄積し、その計測値を統計処理することで正常標準値を算出する。そして、その正常標準値の±αの範囲をそれぞれ正常範囲上限及び正常範囲下限とする正常範囲を設定する。
判断部5bは、図5(B)に例示するように、判断対象となるロボットハンド2を実際に作動させたときにセンサー10により実測された計測値の推移を、予め記憶した正常範囲に重ね合わせ、両者を比較する。このような比較の結果、例えば、図5(B)中、x1やx2で示すように、計測値が正常範囲から逸脱したときには、ロボットハンド2の動作に異常が発生したと判断することができる。このような判断は、ロボットハンド2の動作成否の判断としては成功である。このような異常判断が行われたときに、シーケンス制御部4aによって即座にモーター2aの駆動を停止する信号が送信され、ワークの破損等が回避される。
ところが、図5(C)に例示するように、センシング開始のタイミングと、ロボットハンド2の動作開始のタイミングとがずれると、ロボットハンド2の動作成否の判断が誤判断となることがある。具体的に、図5(C)に示す例では、センシング開始のタイミングとロボットハンド2の動作開始のタイミングとにずれTが生じ、ロボットハンド2の動作開始が遅れている。この結果、例えば、図5(C)中、x3、x4やx5で示すように、本来、正常範囲に入るにも関わらず、正常範囲から逸脱する箇所が現れる。すると、ロボットハンド2の動作に異常が発生したと判断される。このように、センシング開始のタイミングとロボットハンド2の動作開始のタイミングとにずれが生じると、誤判断となる可能性がある。
ここで、比較例のロボット20において、このようなセンシング開始のタイミングとロボットハンド2の動作開始のタイミングとがずれ、ロボットハンド2の動作開始に遅延が生じる原因について説明する。図4を参照すると、ロボット20では、シーケンス制御部4aから計測部5aに向かってセンシング開始指令が送信されている。センシング開始指令は、IO(Input Output)出力としてシーケンス制御部4aから計測部5aに送信されている。計測部5aは、シーケンス制御部4aからのセンシング開始指令をセンシング開始のトリガとしてセンサー10からの計測値の取得を開始し、判断部5bにおいて正常範囲との比較を行う。一方、シーケンス制御部4aは、モーターコントロール部4bに対し、ロボット動作指令を送信する。そして、モーターコントロール部4bは、モーター2aに対してモーター駆動信号を送信し、モーター駆動電流値を指示する。シーケンス制御部4aは、計測部5aに対するセンシング開始指令と、モーターコントロール部4bに対するモーター駆動信号とをほぼ同時に送信する。しかしながら、モーター2aの駆動が開始され、実際にロボットハンド2が動作し始めるタイミングに遅れが生じることがある。
ここで、図6を参照すると、センシング開始指令が時刻t0で立上っているのに対し、モーターコントロール部4bがロボット動作指令に応答したのは時刻t1であり、両者間に差が生じている。具体的に、IO出力として送信されるセンシング開始指令に対し、ロボット動作指令の応答が遅延している。このような遅延は、ロボットコントロール部4、状態監視部5の動作のリアルタイム性が保証されておらず、IO出力として送信されるセンシング開始指令と、ロボット動作指令との応答時間にバラつきがあることに起因する。
さらに、時刻t1でロボット動作指令が応答しているのに対し、実際のロボット動作開始は時刻t2であり、ここでもタイミングのずれが発生している。このタイミングのずれもロボットハンド2の動作開始遅延の一因となっている。時刻t1と時刻t2のずれが生じるのは、ロボットハンド2に対する動作指令周期と、モーター駆動信号の周期とが同期されていないことに起因する。具体的には以下の如くである。すなわち、モーター駆動制御は、図3に示すようにサーボコントローラ部4b1、サーボドライバー部4b2、モーター2a、エンコーダEによって形成されるループを循環してフィードバック制御を行う。この周期と、シーケンス制御部4aから発せられる動作指令周期とが一致しないことからタイミングのずれが発生する。
これらのタイミングのずれは、比較例のロボット20において、ロボットハンド2の動作開始タイミングに遅延を生じさせる。ここで、遅延の原因となるタイミングのずれはバラつき、一定ではないことから、ロボットハンド2の動作開始の遅延時間は、不定なものとなる。なお、仮にロボットハンド2の動作開始の遅延時間が一定であれば、その遅延時間を見込んだ制御が可能となるが、ロボットハンド2の動作開始の不定の遅延の可能性がある場合は、遅延時間を見込んだ制御は困難である。
本実施形態のロボット1では、このようなロボットハンド2の動作開始の遅延を回避すべく、センシングを開始するための信号を、モーター駆動信号とともに送信している。
以下、図7乃至図9を参照しつつ、本実施形態の動作の一例につき、説明する。図7は実施形態のロボットハンド2の制御の一例を示すフローチャートである。図8(A)はロボット動作指令の一例を示し、図8(B)はモーター駆動信号の一例を示すグラフである。図9は実施形態のロボットハンド2の動作開始時の各信号を示すタイムチャートの一例である。
まず、ステップS1では、シーケンス制御部4aからモーターコントロール部4bへロボット動作指令を送信する。ここで、ロボット動作指令は、モーター2aが起動することができる速度以上となる動作をモーター2aに要求する位置指令を同期指令として含んでいる。具体的に、図8(A)を参照すると、同期指令は、周波数f1の信号としてロボット動作指令に含まれている。この周波数f1の信号は、サーボコントローラ部4b1が、動作開始の信号であると認識することができる一方で、ロボットハンド2を作動させるための通常の位置/速度指令値としては存在することのない信号として規定されている。具体的に、同期指令は、立ち上がり速度θ1であり周波数f1の信号を1周期分含んでいる。1周期分の信号には、ある大きさで、ある方向への移動を示す指令値に、指令値と同等で、その方向と逆の方向を示す指令値が組み合わされている。立ち上がり速度θ1は、モーター2aが起動することができる速度以上となる動作をモーター2aに要求するものである。このような特性を有する信号は、サーボコントローラ部4b1において、動作開始の信号であると認識されるが、その一方で、ロボットハンド2を作動させるための通常の位置/速度指令値としては認識されない。
ステップS2では、モーターコントロール部4bから計測部5a及びモーター2aへ向けてモーター駆動信号が送信される。このモーター駆動信号には同期信号が組み込まれている。これにより、同期指令を受け取ったモーターコントロール部4bは、同期指令に基づいて、計測部5aに計測値を取得させると共に、判断部5bに正常範囲との比較を開始させる同期信号を送信することができる。
図8(B)を参照すると、同期信号は、モーター駆動信号に組み込まれており、モーターを駆動する信号の送信に先行して送信される。具体的に、同期信号は、ロボット停止の状態からロボット動作中の状態へ移行する間のモーター駆動信号に組み込まれている。このようなモーター駆動信号は、サーボコントローラ部4b1から計測部5aに送信されると共に、サーボドライバー部4b2へ送信される。同期信号を受け取った計測部5aは、センシングを開始し、一方のサーボドライバー部4b2は、モーター2aに対しモーター駆動電流値を指示する。これにより、センシング開始のタイミングと、ロボット動作開始のタイミングとを同期させることができる。
ここで、同期信号は、サーボコントローラ部4b1から送信されるが、この同期信号は、モーター2aが応答可能な周期よりも高い周波数f2とされている。周波数f2は、モーター2aが応答、駆動されることがなく、同期信号としてのみ使用することができるとの観点から設定されている。具体的に、同期信号の幅がモーター2aの時定数以下とされている。この周波数f2は、同期指令の周波数f1よりも高い。これは、シーケンス制御部4aからは、モーター応答周期(時定数)よりも短い幅で指令を与えることができないことを考慮したものである。従って、サーボコントローラ部4b1はシーケンス制御部4aから同期指令を受け取ると、その周波数f1よりも高い周波数f2である同期信号を生成する。このような同期信号の振幅は、同期信号、すなわち、センシング開始のトリガとして使用することができるように、予め定められたトリガレベルを超える値に設定されている。
ステップS3では、センシングとロボット動作とが同期した状態で開始される。図9を参照すると、本実施形態のロボット1では、比較例のロボット20においてシーケンス制御部4aから計測部5aに向けて送信されていたセンシング開始指令は不要となる。このため、図6における時刻t0〜時刻t1に相当する時刻t10〜時刻t11の期間は、センシング及びロボット動作の開始に影響を及ぼすことはなく、両者のタイミングのずれの原因となることもない。
ロボット動作指令が送信された時刻t11から計測部5aがセンシングを開始し、ロボット動作が開始される時刻t12には、ずれが生じる。しかしながら、実際にセンシング及びロボット動作が開始されるのは時刻t12である。このため、時刻t11〜時刻t12までの時間のずれもセンシング及びロボット動作の開始に影響を及ぼすことはなく、両者のタイミングのずれの原因となることもない。このように、ロボットハンド2はセンシング開始に対し遅延することなく動作を開始する。
ステップS4では、判断部5bにおいて、計測部5aが取得した計測値と予め記憶した正常範囲とを比較してロボット動作の成否を判断する。ステップS4でNOと判断したときは、ステップS5へ進み、モーター2aを停止させる。これにより、ワークの損傷を回避する。一方、ステップS4でYESと判断したときは、ステップS6へ進む。ステップS6では、一連のロボット動作が完了したか否かを判断する。ステップS6でNOと判断したときは、ステップS4からの処理を繰り返す。一方、ステップS6でYESと判断したときは、処理は終了となる。
このように、本実施形態のロボット1は、ロボットハンド2の動作を監視するセンサー10のセンシング開始のタイミングとロボットハンド2の動作開始のタイミングとを同期させることができる。この結果、予め記憶されたロボット動作の正常範囲との比較において、誤判断を回避することができる。
なお、本実施形態では、図8(A)に示すように、同期指令には、逆方向の指令値が含まれているが、図10に示すように、一方向の指令のみを含む信号を同期指令としてもよい。
上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、制御装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
なお、以上の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) ロボットハンドを備えるロボットの制御プログラムであって、
前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するためのロボット動作指令を第1の制御装置に与え、
前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を第2の制御装置に取得させ、
予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づく前記ロボットハンドの作動状態の判断を前記第2の制御装置に行わせ、
前記第1の制御装置が前記ロボット動作指令に基づいて前記モーターに前記モーター駆動信号を送信するタイミングに合わせて前記計測値と前記正常範囲との比較を前記第2の制御装置に開始させる、
処理をコンピュータに実行させるロボット制御プログラム。
(付記2) 前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記モーター駆動信号に組み込まれ、前記モーターを駆動する信号の送信に先行して送信される付記1に記載のロボット制御プログラム。
(付記3) 前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記モーターが応答可能な周期よりも高い周波数とした付記1又は2に記載のロボット制御プログラム。
(付記4) 前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記第1の制御装置に含まれるサーボコントローラ部から送信される付記1乃至3のいずれか一項に記載のロボット制御プログラム。
(付記5) 前記ロボット動作指令は、前記モーターが起動することができる速度以上となる動作を前記モーターに要求する位置指令を同期指令として含み、
当該同期指令に基づいて、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号が送信される付記1乃至4のいずれか一項に記載のロボット制御プログラム。
(付記6) ロボットハンドと、
前記ロボットハンドに対し、ロボット動作指令を発する制御部を備える第1の制御装置と、
前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を取得するとともに、予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づいて前記ロボットハンドの作動状態の判断を行う第2の制御装置と、を備え、
第1の制御装置は、前記制御部によって与えられた前記ロボット動作指令に基づいて前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するとともに、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させ、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号を送信するモーターコントロール部を含むロボット。
(付記7) 前記同期信号は、前記モーター駆動信号に組み込まれ、前記モーターを駆動する信号の送信に先行して送信される付記6に記載のロボット。
(付記8) 前記同期信号は、前記モーターが応答可能な周期よりも高い周波数とした付記6又は7に記載のロボット。
(付記9) 前記同期信号は、前記モーターコントロール部に含まれるサーボコントローラ部から送信される付記6乃至8のいずれか一項に記載のロボット。
(付記10) 前記ロボット動作指令は、前記モーターが起動することができる速度以上となる動作を前記モーターに要求する位置指令を同期指令として含み、
当該同期指令に基づいて、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号が送信される付記6乃至9のいずれか一項に記載のロボット。
1、20 ロボット
2 ロボットハンド
2a モーター
2b 把持部
4 ロボットコントロール部
4a シーケンス制御部
4b モーターコントロール部
4b1 サーボコントローラ部
4b2 サーボドライバー部
5 状態監視部
5a 計測部
5b 判断部
10 センサー

Claims (7)

  1. ロボットハンドを備えるロボットの制御プログラムであって、
    前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するためのロボット動作指令を第1の制御装置に与え、
    前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を第2の制御装置に取得させ、
    予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づく前記ロボットハンドの作動状態の判断を前記第2の制御装置に行わせ、
    前記第1の制御装置が前記ロボット動作指令に基づいて前記モーターに前記モーター駆動信号を送信するタイミングに合わせて前記計測値と前記正常範囲との比較を前記第2の制御装置に開始させる、
    処理をコンピュータに実行させ、
    前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記モーター駆動信号に組み込まれ、前記モーターを駆動する信号の送信に先行して送信されるロボット制御プログラム。
  2. ロボットハンドを備えるロボットの制御プログラムであって、
    前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するためのロボット動作指令を第1の制御装置に与え、
    前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を第2の制御装置に取得させ、
    予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づく前記ロボットハンドの作動状態の判断を前記第2の制御装置に行わせ、
    前記第1の制御装置が前記ロボット動作指令に基づいて前記モーターに前記モーター駆動信号を送信するタイミングに合わせて前記計測値と前記正常範囲との比較を前記第2の制御装置に開始させる、
    処理をコンピュータに実行させ、
    前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記モーターが応答可能な周期よりも高い周波数としたロボット制御プログラム。
  3. ロボットハンドを備えるロボットの制御プログラムであって、
    前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するためのロボット動作指令を第1の制御装置に与え、
    前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を第2の制御装置に取得させ、
    予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づく前記ロボットハンドの作動状態の判断を前記第2の制御装置に行わせ、
    前記第1の制御装置が前記ロボット動作指令に基づいて前記モーターに前記モーター駆動信号を送信するタイミングに合わせて前記計測値と前記正常範囲との比較を前記第2の制御装置に開始させる、
    処理をコンピュータに実行させ、
    前記ロボット動作指令は、前記モーターが起動することができる速度以上となる動作を前記モーターに要求する位置指令を同期指令として含み、
    当該同期指令に基づいて、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号が送信されるロボット制御プログラム。
  4. 前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記第1の制御装置に含まれるサーボコントローラ部から送信される請求項1乃至3のいずれか一項に記載のロボット制御プログラム。
  5. ロボットハンドと、
    前記ロボットハンドに対し、ロボット動作指令を発する制御部を備える第1の制御装置と、
    前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を取得するとともに、予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づいて前記ロボットハンドの作動状態の判断を行う第2の制御装置と、を備え、
    第1の制御装置は、前記制御部によって与えられた前記ロボット動作指令に基づいて前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するとともに、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させ、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号を送信するモーターコントロール部を含み、
    前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記モーター駆動信号に組み込まれ、前記モーターを駆動する信号の送信に先行して送信されるロボット。
  6. ロボットハンドと、
    前記ロボットハンドに対し、ロボット動作指令を発する制御部を備える第1の制御装置と、
    前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を取得するとともに、予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づいて前記ロボットハンドの作動状態の判断を行う第2の制御装置と、を備え、
    第1の制御装置は、前記制御部によって与えられた前記ロボット動作指令に基づいて前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するとともに、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させ、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号を送信するモーターコントロール部を含み、
    前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号は、前記モーターが応答可能な周期よりも高い周波数としたロボット。
  7. ロボットハンドと、
    前記ロボットハンドに対し、ロボット動作指令を発する制御部を備える第1の制御装置と、
    前記ロボットハンドの作動状態を判断する計測値を取得するとともに、予め記憶したロボット動作の正常範囲と前記計測値との比較結果に基づいて前記ロボットハンドの作動状態の判断を行う第2の制御装置と、を備え、
    第1の制御装置は、前記制御部によって与えられた前記ロボット動作指令に基づいて前記ロボットハンドを駆動するモーターにモーター駆動信号を送信するとともに、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させ、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号を送信するモーターコントロール部を含み、
    前記ロボット動作指令は、前記モーターが起動することができる速度以上となる動作を前記モーターに要求する位置指令を同期指令として含み、
    当該同期指令に基づいて、前記第2の制御装置に前記計測値を取得させると共に、前記正常範囲との比較を開始させる同期信号が送信されるロボット。
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