JP6595187B2 - 簡易型水素ステーション - Google Patents
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Description
しかしながら、普及する以前には、小規模な充填設備またはガス欠時の緊急用充填設備が不可欠である。その際、十分な保安距離を有した充填設備の設置場所が非常に限定されており、従来の設計思想で小規模の水素ステーションを設計した場合、設備コストが高価になることが予想される。
通常、従来の水素ステーションに用いられる蓄圧器は、水素ガスを高圧で貯蔵するため、多くの本数が必要になる。また、従来の水素ステーションでは、水素ガスを圧縮する圧縮機が必要になる。さらに、燃料電池自動車に高圧の水素ガスを充填する場合において、直接燃料タンクに供給すると、高圧ガスの温度を安全性の基準温度80℃以下にすることが困難となるため、燃料タンクに供給する前に冷却が必要で、そのための冷却設備を設けることから、水素ガス充填装置の大型化は避けられない。しかし、水素ステーションあるいは各種プロセスにおける設置場所には厳しい制限があり、こうした条件下での水素ガス充填装置の大型化は大きな課題である。
主系統に配管が無く継手だけで構成されているのが好ましいが、主系統の一部に配管が残っていても構わない。但し、ディスペンサーのコンパクト化を図るために、配管は極力少ない方が良く、主系統の一部に配管が残っている構成であっても、配管数は継手総数の20%以下、すなわち、継手の個数が10個の場合、配管は1個または2個にする。
N2ヘッダーをディスペンサー内に設けることにより、ディスペンサーの小型化を可能にしている。N2ヘッダーは、ディスペンサー内の制御用機器(エア作動弁等)に使う窒素を供給するものであり、ディスペンサー外部の窒素ボンベから窒素を定期的に充填することにより、ディスペンサー内に窒素ボンベ等のスペースの確保が不要となり、ディスペンサーの小型化を実現するのである。N2ヘッダーには、窒素を容易に充填するためにクイックカプラが設けられており、窒素圧力が低下した際に迅速に窒素充填を可能にしている。
なお、N2ヘッダーに用いる窒素は、窒素以外にもアルゴン、ヘリウム等の不活性ガスでも代用可能である。また、制御用として用いるのではなく、計装用のみとして用いる場合は、空気でも代用可能である。
補助系統も継手だけで構成されることにより、ディスペンサーを更に小型化することができる。
上記構成によれば、別途プレクーラを設置するよりも、より小型化を図ることができる。
これによると、コリオリ方式等の高価な流量計を用いることなく充填量を計測できることから、装置全体のコスト削減に貢献できる。圧力計および温度計は、より正確に圧力と温度を測定するために、蓄圧器の中の温度と圧力を測定できるコネクタを設置する。このコネクタには、開閉弁付きと開閉弁無しの場合がある。また、蓄圧器の出口付近に圧力計を設置して水素ガスの圧力を計測し、蓄圧器の外面に温度計を設置することにより蓄圧器の温度を測定することでも良い。あるいは、上述の両方のやり方をそれぞれ行い、圧力計および温度計を設置する場合もある。また、重量計は蓄圧器の下部または下部付近に設置する。そして、測定結果に基づいて、水素ガス使用設備に充填する水素ガスの流量および充填量を算定する。
なお、蓄圧器が複数ある場合、各々の蓄圧器内の水素ガスの温度と圧力、或は、圧力と温度および重量を測定して、測定された各々の充填量を合算することができる。
水素ガス充填装置側の蓄圧器が、水素吸蔵合金を内蔵していることで、水素吸蔵合金に水素ガスを吸着させた後、冷却して、未吸着の不純物を放出し除去して水素ガスを精製でき、水素吸着された水素吸蔵合金を加熱することにより水素ガスを放出して蓄圧器内の水素ガス圧力を上昇できる。すなわち、圧縮機を用いることなく、高圧の水素ガスを蓄圧器内に充填できることになる。その後、蓄圧器内の高圧水素ガスを水素ガス使用設備に充填する。
第1の観点のピストンは、流路を横貫する方向の水素ガス充填装置側から第1の圧力を受ける第1の受圧端面と、流路を横貫する方向の水素ガス使用設備の側から第2の圧力を受ける第2の受圧端面を備える。第1の観点のピストンにおいて、第1の受圧端面の面積は、第2の受圧端面の面積より小さく、第1の受圧端面から第2の受圧端面にかけて貫通孔が設けられている。
充填中には、高圧側となる水素ガス充填装置側と低圧側となる水素ガス使用設備側の圧力差により、ピストンが水素ガス使用設備側に移動する。一方、充填完了時には、水素ガス充填装置側と水素ガス使用設備側が同圧となり、ピストンが水素ガス充填装置側に移動する。これによって、外部から見える表示が変化する。
このようなインジケータが設けられることにより、水素ステーションからFCV等の水素使用設備に水素ガスを充填する際、水素ガスが充填中であるのか、或は、充填完了しているのかを可視化することができる。上記の構成は、オリフィスを用いる場合に特に有効である。
インジケータは、外部から見える表示が変化するものであれば良く、例えば、表示ラインが見え隠れしたり、表示窓が設けられたりするものであっても良い。
第2の観点のピストンは、流路を横貫する方向の水素ガス充填装置側から第1の圧力を受ける第1の受圧端面と、流路を横貫する方向の水素ガス使用設備の側から第2の圧力を受ける第2の受圧端面を備える。第2の観点のピストンにおいて、第1の受圧端面の面積は、第2の受圧端面の面積と等しく、第1の受圧端面から第2の受圧端面にかけて貫通孔が設けられている。
充填中には、高圧側となる水素ガス充填装置側と低圧側となる水素ガス使用設備側の圧力差により、ピストンが水素ガス使用設備側に移動する。一方、充填完了時には、水素ガス充填装置側と水素ガス使用設備側が同圧となり、ピストンに取付けられた弾性体の弾性力により、ピストンが水素ガス充填装置側に移動する。これによって、外部から見える表示が変化する。
図1に示されるように、水素カードル2は、蓄圧器3とディスペンサー1に接続されており、ディスペンサー1に設けられた充填カプラ19から水素ガス使用設備(FCV)4に水素ガスが充填される。
水素カードル2とディスペンサー1の間には、バルブ5aが設けられており、蓄圧器3とディスペンサー1の間には、バルブ5bが設けられている。バルブ5aが閉じられて、バルブ5bが開けられている場合には、水素カードル2内の水素ガスは、蓄圧器3を介して、ディスペンサー1に送られることになる。
図2に示されるように、蓄圧器3から送られた水素ガスは、ディスペンサー1に設けられた水素ガス入力口1aから水素ガス出力口1bへと送られ、離脱カプラ18、充填カプラ19を順に通って、水素ガス使用設備4に充填される。
蓄圧器3には、蓄圧タンク31、圧力計32、バルブ33、バルブ34が順に接続され、水素ガス入力口1aへと接続されている。蓄圧タンク31は、50リットルの水素容器が2本で構成され、圧力は19.6MPaである。
図2及び図3に示されるように、水素ガス入力口1aは、継手51を介して、水素1次側圧力計11と接続されている。水素1次側圧力計11は、継手52を介して、遮断弁12と接続されている。遮断弁12は、継手53を介して、ストレーナー13と接続されている。ストレーナー13は、継手54を介して、水素減圧弁14と接続されている。水素減圧弁14は、継手55を介して、オリフィス15と接続されている。オリフィス15は、継手56を介して、逆止弁16と接続されている。逆止弁16は、継手57を介して、水素2次側圧力計17と接続されている。水素2次側圧力計17は、継手58を介して、水素ガス出力口1bへと接続されている。
上記のように、ディスペンサー1の主系統においては、配管は無く継手だけで構成されるコンパクトな設計となっている。
遮断弁12は、補助系統として、セレクタスイッチ22と接続されている。同じく、セレクタスイッチ22は、窒素ヘッダー圧力計21が接続されたN2ヘッダー20に接続されている。セレクタスイッチ22は、遮断弁23へと接続されている。この遮断弁23は、継手58と接続されている。継手58は、手動弁24と安全弁25に接続されている。遮断弁23及び手動弁24は、排気用オリフィス26へと接続され、排気用圧力計27、背圧弁28、逆止弁29が順に接続され排気口1cへと導かれ、フレームアレスター30に接続される。安全弁25は、逆止弁29へと接続されている。
具体的には、ディスペンサー1の幅Wは650mm、高さHは450mm、奥行きDは300mmである。
充填カプラ19の内筒部19aの内部には、ピストン6が配置され、出力側には差込部材19bが設けられ、差込面19cを水素ガス使用設備(FCV)4の入力部(図示せず)に差し込んで、水素ガスを充填する構造となっている。ピストン6は、水素ガスの流路を横貫する方向、すなわち図5で示すところの左右に、移動可能な状態で配置されている。
また、ピストン6は、流路を横貫する方向の水素ガス充填装置側から第1の圧力を受ける第1の受圧端面6aと、流路を横貫する方向の水素ガス使用設備側から第2の圧力を受ける第2の受圧端面6bを備える。ここで、ピストン6における第1の受圧端面6aの面積D1は、第2の受圧端面6bの面積D2より小さく、第1の受圧端面6aから第2の受圧端面6bにかけて貫通孔6cが設けられている。
本実施例では、図6(1)に示されるように、内筒部19aには、表示ライン(41,42)が、例えば、充填時には青色、充填完了時には赤色が表示されるという形で、色分けされて設けられている。
水素ガス充填中には、図5(2)に示されるように、高圧側となる水素ガス充填装置側と低圧側となる水素ガス使用設備側の圧力差により、ピストンが水素ガス使用設備側に移動し、青色の表示ライン41が外部から見える状態となり、充填中であることを確認できる。
水素ガス充填完了時には、図5(1)に示されるように、水素ガス充填装置側と水素ガス使用設備側が同圧となり、ピストンが水素ガス充填装置側に移動することにより、赤色の表示ライン42が外部から見える状態となり、充填完了を確認できる。
図7に示されるように、本実施例の簡易型水素ステーションにおける水素ガス充填装置は、実施例1の構成に加えて、更に燃料電池ユニット10を備えている。水素カードル2の残留水素ガスの圧力が所定閾値以下の低圧(0.05〜1MPa)に達した場合、残留水素ガスは、燃料電池ユニット10に供給される。これにより、燃料電池ユニット10を水素ガス充填装置の非常用電源あるいは節電用電源として用いることができるのである。
本実施例の場合、圧縮機36は、水素カードル2と蓄圧器3の間に設置される。
残留水素ガスを用いて燃料電池ユニット10で発電された電力は、電源供給ケーブル35を介して、圧縮機36やディスペンサー1に供給される。
図8に示されるように、本実施例においては、蓄圧タンク31の盤と燃料電池ユニット10の盤は一体の盤40を構成している。
盤40の下部には空間があり、蓄圧タンク31が置かれている箇所にはメッシュ部材37が設けられている。また、盤40の蓄圧タンク31が置かれている箇所の上部には、換気ファン38が設けられている。燃料電池ユニット10の周りには通気孔39が設けられている。
従来であれば、蓄圧タンク31を加熱するためには、別途、加熱装置を蓄圧タンク31に装着する必要があったが、本実施例の排熱利用システムによればその必要はないため、省エネ効果が高いと言える。
図9(1)に示されるように、ディスペンサー1の筐体部101の前面には扉部101aが設けられ、正面から見て左側面には水素ガス入力口1a、右側面には水素ガス出力口1bがそれぞれ設けられ、水素ガス出力口1bにはフローインジケータ87が取り付けられている。図9(2)に示されるように、筐体部101の前面上部は斜面となっており、斜面にはパネル部101cが設けられている。
パネル部101cには、水素1次側圧力計11、計装圧力計91、排気圧力計88、水素2次側圧力計17、セレクタスイッチ22が設けられている。
先ず、主系統について説明する。水素ガス入力口1aは、継手59を介して、水素1次側圧力計11と接続されている。水素1次側圧力計11は、継手60を介して、エア作動弁81と接続されている。エア作動弁81は、継手61を介して、ストレーナー13と接続されている。ストレーナー13は、継手(62,63,64)を介して、水素減圧弁14と接続されている。水素減圧弁14は、継手65を介して、オリフィス83と接続されている。オリフィス83は、継手(66,67,68)を介して、逆止弁16と接続されている。逆止弁16は、継手(69,71)を介して配管93と接続されている。配管93は、継手70を介して、水素2次側圧力計17と接続されている。水素2次側圧力計17は、継手72を介して、フローインジケータ87と接続され、水素ガス出力口1bへと接続されている。
このように、ディスペンサーの主系統には一部しか配管は無く、基本的に、弁、計器、オリフィスなどの機器同士は継手のみで接続されている。本実施例のディスペンサーの幅Wは540mm、高さHは690mm、奥行きDは330mmである。
1a 水素ガス入力口
1b 水素ガス出力口
1c 排気口
2 水素カードル
3 蓄圧器
4 水素ガス使用設備(FCV)
5a,5b バルブ
6 ピストン
6a 第1の受圧端面
6b 第2の受圧端面
7 接合部材
8 外筒部
9 水素ガス使用設備(FCV)
10 燃料電池ユニット
11 水素1次側圧力計
12 遮断弁
13 ストレーナー
14 水素減圧弁
15 オリフィス
16 逆止弁
17 水素2次側圧力計
18 離脱カプラ
19 充填カプラ
19a 内筒部
19b 差込部材
19c 差込面
19d 貫通孔
19e 開口部
20 N2ヘッダー
21 窒素ヘッダー圧力計
22 セレクタスイッチ
23 遮断弁
24 手動弁
25 安全弁
26 排気用オリフィス
27 排気用圧力計
28 背圧弁
29 逆止弁
30 フレームアレスター
31 蓄圧タンク
32 圧力計
33 バルブ
34 バルブ
35 電源供給ケーブル
36 圧縮機
37 メッシュ部材
38 換気ファン
39 通気孔
40 盤
41,42,43,44 表示ライン
45 表示窓
51〜75 継手
81,82 エア作動弁
83,84 オリフィス
85 パージ弁
86 安全弁
87 フローインジケータ
88 排気圧力計
89 背圧弁
90 逆止弁
91 計装圧力計
92 セレクタスイッチ
93 配管
95 N2ヘッダー
97 ベント管
101 筐体部
101a 扉部
101b 取っ手
101c パネル部
Claims (10)
- 水素ガスを所定の圧力で水素ガス使用設備に供給する差圧充填方式による水素ガス充填装置であって、
水素ガスボンベと水素ガス発生器の少なくとも何れかと水素ガス蓄圧器およびディスペンサーから成り、
前記ディスペンサーは、水素ガス入力口から水素ガス出力口に至るまでの主系統に配管が無く継手だけで構成されている、
或は、
前記主系統の一部に配管が残っている構成で配管数が継手総数の20%以下である、
ことを特徴とする簡易型水素ステーション。 - 前記ディスペンサーは、水素ガス入力口から水素ガス出力口に至るまでの主系統に加えて、排気系統および窒素ガス導入系統を含む補助系統も、配管が無く継手だけで構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の簡易型水素ステーション。 - 前記ディスペンサーは、ディスペンサー内の制御用機器に使う窒素を供給する制御用窒素供給容器を備え、
制御用窒素供給容器は、ディスペンサー外部に設けられる窒素ボンベであって、制御用窒素供給容器よりも大容量の窒素ボンベから窒素を定期的もしくは窒素圧力が低下した場合に充填する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の簡易型水素ステーション。 - 前記水素ガス蓄圧器は、蓄圧器内部に蓄圧された水素ガスを冷却する冷却手段を備え、差圧充填方式による水素ガス充填装置のプレクーラとして機能することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の簡易型水素ステーション。
- 前記水素ガス蓄圧器は、蓄圧器内の水素ガスの圧力と温度、或は、蓄圧器内の水素ガスの圧力と温度および重量を測定することにより、水素ガス使用設備に充填する水素ガスの流量および充填量を算定することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の簡易型水素ステーション。
- 前記水素ガス蓄圧器は、水素吸蔵合金を内蔵しており、
水素吸蔵合金を加熱して水素吸蔵合金に吸蔵された水素ガスを放出し水素ガス圧力を上昇させる加圧手段と、
水素吸蔵合金を冷却して水素ガス吸蔵を促し水素ガス圧力を減圧させる減圧手段を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の簡易型水素ステーション。 - 前記水素ガス充填装置は、更に燃料電池ユニットを備え、
前記水素ガスボンベの残留水素ガスの圧力が所定閾値以下の低圧に達した場合、残留水素ガスを前記燃料電池ユニットに供給し、前記燃料電池ユニットを前記水素ガス充填装置の非常用電源あるいは節電用電源として用いることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の簡易型水素ステーション。 - 前記燃料電池ユニットの排熱により温められた空気が、水素吸蔵合金を内蔵する前記水素ガス蓄圧器の周囲に流れ込む盤内構造を備え、
前記排熱を用いて前記水素ガス蓄圧器内の水素吸蔵合金を加熱し、導入された水素ガスを圧縮し前記水素ガス蓄圧器に蓄圧することを特徴とする請求項7に記載の簡易型水素ステーション。
- 前記ディスペンサーから出力した水素ガスを水素ガス使用設備に充填する際に水素ガスの流れを表示するインジケータが設けられ、
前記インジケータは、
水素ガスの流路を横貫する方向に移動可能な状態で配置されたピストンであって、前記流路を横貫する方向の前記水素ガス充填装置側から第1の圧力を受ける第1の受圧端面と、前記流路を横貫する方向の前記水素ガス使用設備の側から第2の圧力を受ける第2の受圧端面を備えるピストンを備え、
前記ピストンは、
第1の受圧端面の面積は、第2の受圧端面の面積より小さく、
第1の受圧端面から第2の受圧端面にかけて貫通孔が設けられており、
第1の受圧端面が前記水素ガス充填装置側、第2の受圧端面が前記水素ガス使用設備側に配置され、
充填中には、高圧側となる前記水素ガス充填装置側と低圧側となる前記水素ガス使用設備側の圧力差により、前記ピストンが前記水素ガス使用設備側に移動し、
充填完了時には、前記水素ガス充填装置側と前記水素ガス使用設備側が同圧となり、前記ピストンが前記水素ガス充填装置側に移動する、
ことにより、外部から見える表示が変化することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の簡易型水素ステーション。 - 前記ディスペンサーから出力した水素ガスを水素ガス使用設備に充填する際に水素ガスの流れを表示するインジケータが設けられ、
前記インジケータは、
水素ガスの流路を横貫する方向に移動可能な状態で配置されたピストンであって、前記流路を横貫する方向の前記水素ガス充填装置側から第1の圧力を受ける第1の受圧端面と、前記流路を横貫する方向の前記水素ガス使用設備の側から第2の圧力を受ける第2の受圧端面を備えるピストンを備え、
前記ピストンは、
第1の受圧端面の面積は、第2の受圧端面の面積と等しく、
第1の受圧端面から第2の受圧端面にかけて貫通孔が設けられており、
第1の受圧端面が前記水素ガス充填装置側、第2の受圧端面が前記水素ガス使用設備側に配置され、
充填中には、高圧側となる前記水素ガス充填装置側と低圧側となる前記水素ガス使用設備側の圧力差により、前記ピストンが前記水素ガス使用設備側に移動し、
充填完了時には、前記水素ガス充填装置側と前記水素ガス使用設備側が同圧となり、前記ピストンに取付けられた弾性体の弾性力により、前記ピストンが前記水素ガス充填装置側に移動する、
ことにより、外部から見える表示が変化することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の簡易型水素ステーション。
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