JP6594169B2 - 情報処理装置、操作判定方法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、操作判定方法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、タッチインタフェースをユーザインタフェースに用いた情報処理装置に関する。
指やスタイラスペン等(以下、「指示体」という。)で入力面に直接触れることでタッチ操作が可能なタッチインタフェースには、ディスプレイとタッチ位置を検出するタッチセンサとを組み合わせたタッチパネルが利用されることが多い。ディスプレイに表示されるアプリケーションソフトウェアの実行画面の大きさは、ディスプレイの表示面よりも大きい場合がある。この場合に提供される一般的な機能として、ユーザがタッチセンサの入力面上で指示体を滑らせるように移動させることで、実行画面をスクロールさせることができる機能がある。タッチセンサの入力面上で指示体を滑らせるように移動させる操作は、「スワイプ」とよばれる。
特許文献1は、表示面の端部に設けられる特定領域から開始され、表示面の内側に向かうスワイプを検出して、規定の動作を行う情報処理装置を開示する。本明細書では、表示面の端部に設けられる特定領域から表示面の内側に向かうスワイプを「エッジスワイプ」という。また、特定領域を「操作開始領域」という。
特開2013−200882号公報
ディスプレイに表示されているアプリケーションソフトウェアの実行画面を大きくスクロールするためには、スワイプ時の指示体の移動距離を大きくする必要がある。しかし、エッジスワイプにスクロールの指示とは異なる動作が対応付けられている装置では、表示面の端部からスワイプを開始して指示体の移動距離を大きくする操作が、エッジスワイプ(スクロールの指示とは異なる動作)として判断される可能性がある。エッジスワイプと判断されないように操作開始領域を狭くすると、エッジスワイプを容易に行うことができなくなる。そのために、通常のスワイプとエッジスワイプとを明確に区別して、タッチ操作の操作性を向上した情報処理装置が求められている。
本発明は、上記の問題を解決するために、スワイプのようなタッチ操作の操作性を向上した情報処理装置を提供することを主たる課題とする。
本発明の情報処理装置は、所定の指示体による入力面のタッチ位置を検出する位置検出手段と、前記入力面上の前記タッチ位置の線状の軌跡が前記入力面に設定される特定領域内から開始されるか否かにより、前記タッチ位置の線状の軌跡を、所定のディスプレイに表示されている画像に対する第1の操作及び前記第1の操作とは異なる第2の操作のいずれかとして受け付ける受付手段と、前記指示体による操作状況及び前記画像の表示状態の少なくとも一方に基づいて前記特定領域を決定する領域決定手段と、前記画像の表示状態として、前記画像を構成するコンテンツのうち前記所定のディスプレイに表示されている部分の情報量を取得する取得手段と、を備え、前記領域決定手段は、前記取得手段により取得された前記情報量に基づいて、前記所定のディスプレイに表示されているコンテンツの内容がユーザに把握されるのに要する時間を設定し、設定した該時間と前記入力面に対する操作が最後に行われてからの経過時間との比較に基づいて、前記特定領域の大きさを異ならせることを特徴する。
本発明によれば、スワイプのようなタッチ操作の操作性が向上する。
(a)、(b)は、情報処理装置の説明図。 タッチ操作判定処理を表すフローチャート。 操作開始領域の決定処理を表すフローチャート。 (a)〜(d)は操作開始領域の決定処理を表すフローチャート。 (a)〜(d)は操作開始領域の決定処理の説明図。 操作開始領域を決定する処理を表すフローチャート。 (a)、(b)は操作開始領域の設定条件を表すテーブルの例示図。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。ただし、本実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
本実施形態の情報処理装置は、エッジスワイプ時に指やスタイラスペン等の指示体が操作を開始する操作開始領域の大きさを、ユーザの操作状況及び表示面に表示される画面の表示状態の少なくとも一方に基づいて決定する。なお、本実施形態において「スワイプ」とは、指を、タッチ検出領域を一様な方向になでるように動かす操作である。「エッジスワイプ」とは、特に、表示面の端部に定義された操作開始領域から表示面の内側に向かうスワイプを、操作開始領域外から任意の方向へのスワイプと区別するために用いる名称である。一般的にエッジスワイプは、画面の左端に設けられた操作開始領域内からスワイプを行った場合に、前の画面や、前のタブに戻るというような処理に対応付けて利用されていることが多い。図1は、このような処理を行うための情報処理装置の説明図である。
図1(a)は、情報処理装置100のハードウェア構成図である。情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、及びRAM(Random Access Memory)103を備える。情報処理装置100には、タッチセンサ107、ディスプレイ108、及び外部記憶装置109が接続される。そのために情報処理装置100は、入力インタフェース(I/F)104、出力インタフェース(I/F)105、及び入出力インタフェース(I/F)106を備える。CPU101、ROM102、RAM103、入力I/F104、出力I/F105、及び入出力I/F106は、システムバス110を介して通信可能に接続される。
CPU101は、情報処理装置100の動作を制御するためのコンピュータプログラムをROM102及び外部記憶装置109の少なくとも一方から読み込み、RAM103をワーク領域に用いて実行する。これによりCPU101は、情報処理装置100による各種処理を行う。RAM103は、ワーク領域の他に、エラー処理時のデータの退避領域、コンピュータプログラムのロード領域を提供する。
入出力I/F106は、外部記憶装置109との間のインタフェースであり、例えば外部記憶装置109に格納されるコンピュータプログラムを読み込み、外部記憶装置109にデータを格納する。外部記憶装置109は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。また、外部記憶装置109は、例えば、メディア(記録媒体)と、当該メディアへのアクセスを実現するための外部記憶ドライブとで実現することができる。このようなメディアとしては、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVD、USBメモリ、MO、フラッシュメモリなどが知られている。また、外部記憶装置109は、ネットワークで接続されたサーバ装置などであってもよい。本実施形態において必要な情報は、RAM103や外部記憶装置109に保持される。
入力I/F104は、入力部であるタッチセンサ107へのユーザのタッチ操作を表すデータを取得してCPU101に入力するインタフェースである。タッチセンサ107は、指示体によるタッチ操作が行われる入力面を有し、指示体による入力面のタッチ位置を検出し、その検出時刻とともに情報処理装置100に送信する位置検出装置である。タッチセンサ107は、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、超音波方式、音響波方式、振動検出方式等の方式で実現される。その他に、タッチセンサ107は、距離画像センサや、ステレオカメラ等の三次元空間の位置を検出できるもので、指示体が入力面にタッチしたか否かを検出し、入力面上のタッチ位置を取得するものであってもよい。
出力I/F105は、出力部であるディスプレイ108に表示する画像を表すデータを、ディスプレイ108に送信するインタフェースである。ディスプレイ108は、出力I/F105から取得するデータに応じた画像を表示する。ディスプレイ108に表示される画像は、例えば情報処理装置100による各種処理の実行結果である。ディスプレイ108は、液晶ディスプレイ、テレビモニタ、プロジェクタ等で実現される。
本実施形態では、静電容量方式の透明シート状のタッチセンサ107が、ディスプレイ108の表示面に重畳するように設けられたタッチパネル111を用いる。ディスプレイ108の表示面上に設けられたタッチセンサ107の表面が入力面となる。タッチセンサ107とディスプレイ108とは、一体化したタッチセンサ内蔵ディスプレイであってもよい。本実施形態では、タッチパネル111は、指示体とタッチパネル111の表面(入力面)とが接触する面を検出し、タッチ位置としてそのうちの1点の座標を特定して、情報処理装置100に入力する。
図1(b)は、情報処理装置100の機能ブロック図である。本実施形態では、情報処理装置100は、CPU101がコンピュータプログラムを実行することで図1(b)の機能を実現する。図1(b)は、スワイプとエッジスワイプとを区別するための機能を表す。情報処理装置100は、操作状況取得部121、表示状態取得部122、領域決定部123、スワイプ受付部124、及び出力制御部125として機能する。なお、各機能は、少なくとも一部がハードウェアにより実現されてもよい。
操作状況取得部121は、入力I/F104を介してタッチセンサ107から取得するデータに基づいて、ユーザが入力面上で行った指示体による操作状況を表す操作状況情報を取得する。操作状況取得部121は、タッチセンサ107から所定の時間間隔でデータを取得する。操作状況取得部121が取得するデータには、少なくとも指示体のタッチ位置及びタッチ位置の検出時刻が含まれる。タッチセンサ107は、指示体が入力面から離間すると、タッチ位置を検出しなかったことを表すデータを出力する。操作状況取得部121は、所定時間間隔でタッチセンサ107から取得するデータにより、タッチ操作の開始から終了までの指示体の入力面上における動き、タッチ操作完了後の時間、操作を行っていない時間(無操作時間)等を操作状況情報として取得する。
表示状態取得部122は、ディスプレイ108に表示された画像の表示状態を表す表示状態情報を取得する。ディスプレイ108には、例えばアプリケーションソフトウェアの実行画面の一部分の画像が表示される。表示状態取得部122は、ディスプレイ108に表示される画像に基づいて、画面遷移後に新しい画像が表示されている時間や、スクロール可能な量、表示されている画像に含まれるコンテンツの情報量等を表示状態情報として取得する。表示状態取得部122は、例えばディスプレイ108に画像を表示させるためのデータに基づいて、このような表示状態情報を取得する。
領域決定部123は、操作状況取得部121で取得する操作状況情報及び表示状態取得部122で取得する表示状態情報の少なくとも一方に基づいて操作開始領域を決定する。情報処理装置100は、後述するように、開始位置が操作開始領域内にあるスワイプをエッジスワイプと判断する。操作開始領域は、基準となる大きさ、形状、位置が基準領域として決められている。領域決定部123は、操作状況情報、表示状態情報、及び基準領域に基づいて操作開始領域の大きさ、形状、位置を決定する。例えば領域決定部123は、操作状況情報及び表示状態情報の少なくとも一方が所定の条件を満たす場合に、基準領域の大きさ、形状、位置の少なくとも一つを変更して操作開始領域を決定し、条件を満たさなくなった場合に操作開始領域を基準領域に戻す。また、領域決定部123は、操作状況情報及び表示状態情報の組み合わせ毎に操作開始領域の大きさ、形状、位置を定めたデータを保持しておき、取得した操作状況情報及び表示状態情報に応じて保持するデータから操作開始領域を決定してもよい。この場合、基準領域は不要となる。
操作状況情報に基づいて操作開始領域を決定する場合、例えば画面のスクロールを完了してからの時間が所定時間以内であれば、領域決定部123は、操作開始領域を基準領域よりも小さく設定する。そのために、スワイプと判定される領域が大きくなり、エッジスワイプと判定される領域が小さくなる。ユーザは、操作開始領域が小さくなることでスワイプがエッジスワイプと判定される可能性が低くなるために、例えば同方向への連続したスクロールや、必要以上にスクロールし過ぎた画面を速やかに反対方向へのスクロールによって戻すことが、容易に可能になる。
表示状態情報に基づいて操作開始領域を決定する場合、例えばディスプレイ108に表示される画像が遷移して新しい画像を表示してからの時間が所定時間以内であれば、領域決定部123は、操作開始領域を基準領域よりも大きく設定する。そのために、スワイプと判定される領域が小さくなり、エッジスワイプと判定される領域が大きくなる。ユーザは、操作開始領域が大きくなることでスワイプがエッジスワイプと判定される可能性が高くなるために、例えば画面が遷移して即座に前の画面に戻すことが、容易に可能になる。
操作状況情報及び表示状態情報に基づいて操作開始領域を決定する場合、例えば領域決定部123は、表示状態情報に含まれるコンテンツの情報量から、ユーザがコンテンツを把握するのに要する時間を算出する。領域決定部123は、操作状況情報に含まれる無操作時間が、ユーザがコンテンツを把握するのに要する時間を越えれば、操作開始領域を基準領域よりも小さくする。そのために、スワイプと判定される領域が大きくなり、エッジスワイプと判定される領域が小さくなる。ユーザは、操作開始領域が小さくなることでスワイプがエッジスワイプと判定される可能性が低くなるために、例えばコンテンツを把握した後に、次のコンテンツに移動するための画面のスクロールが容易に可能になる。
スワイプ受付部124は、指示体の入力面上のタッチ位置の線状の軌跡をタッチ操作として受け付ける。例えばスワイプ受付部124は、指示体の入力面上のタッチ位置の線状の軌跡が操作開始領域内から開始されて入力面の内側方向に所定の距離以上伸びるタッチ操作を、エッジスワイプと判定して受け付ける。またスワイプ受付部124は、指示体の入力面上のタッチ位置の線状の軌跡が操作開始領域外から開始されて所定の距離以上伸びるタッチ操作を、スワイプと判定して受け付ける。本実施形態では、操作開始領域を入力面の上下左右の各端部に設けることができる。なお、入力面の上下左右の4カ所に限らず、その一部であってもよい。指示体のタッチ位置の軌跡が所定の距離以上伸びていない場合、情報処理装置100は、タップや長押し等の他のタッチ操作が行われたと判定する。
出力制御部125は、画像を表示させるためのデータをディスプレイ108に送信する。ディスプレイ108は、データに応じた画像を表示する。例えば、出力制御部125は、指示体のタッチ位置に応じた画像をディスプレイ108に表示させる。スワイプ受付部124がタッチ操作をエッジスワイプと判定した場合、出力制御部125は、エッジスワイプが行われた位置に応じた画像をディスプレイ108に表示させる。
例えばスワイプ受付部124がタッチ操作を入力面の左端から内側へのエッジスワイプと判定した場合、出力制御部125は、直前に表示していた画像をディスプレイ108に表示させる。これにより画面が直前の表示に戻る。スワイプ受付部124がタッチ操作をスワイプと判定した場合、出力制御部125は、指示体のタッチ位置に追従する画像をディスプレイ108に表示させる。これにより、タッチ位置に追従した画面のスクロールが可能となる。なお、スワイプ及びエッジスワイプ以外のタッチ操作の場合、出力制御部125は、該タッチ操作に応じた画像をディスプレイ108に表示させる。
以上のような構成の情報処理装置100は、例えばスマートフォン、タブレット端末、タッチパネルを備えたパーソナルコンピュータ等の、タッチインタフェースを備えた装置により実現可能である。
図2は、情報処理装置100によるタッチ操作判定処理を表すフローチャートである。情報処理装置100は、この処理により、タッチ操作がエッジスワイプ、スワイプ、或いはその他の操作であることを判定する。情報処理装置100は、タッチセンサ107からのデータ取得を契機にしてこの処理を行う。情報処理装置100は、タッチセンサ107から一定の時間間隔でデータを取得する。タッチセンサ107から取得するデータは、例えばユーザが指示体でタッチ操作したタッチセンサ107の入力面の位置(タッチ位置)、或いはタッチ位置を検出していないことを表す。
操作状況取得部121は、タッチセンサ107から取得したデータに基づいて、指示体の入力面におけるタッチ位置を取得する(S201)。なお、タッチセンサ107から取得したデータがタッチ位置を検出していないことを表す場合、操作状況取得部121は、指示体が入力面にタッチしていないことを示す情報を取得する。
操作状況取得部121は、取得したタッチ位置が移動しているか否かを判定する(S202)。操作状況取得部121は、一定の時間間隔でタッチセンサ107からデータを取得しているため、前回取得したデータに基づくタッチ位置と今回のタッチ位置との差からタッチ位置の移動の有無を判定する。操作状況取得部121は、例えばタッチ位置の差が所定の閾値以上であればタッチ位置が移動していると判定する。タッチ位置が移動していない場合(S202:N)、情報処理装置100は、今回のタッチ操作がエッジスワイプ及びスワイプのいずれでもないと判定して、この処理を終了する。
タッチ位置が移動している場合(S202:Y)、スワイプ受付部124は、タッチ操作が開始された際のタッチ位置が操作開始領域内であるか否かを判定する(S203)。スワイプ受付部124は、タッチ操作開始時のタッチ位置を保持する。この保持するタッチ位置に基づいて、スワイプ受付部124は、この判定を行う。
タッチ操作開始時のタッチ位置が操作開始領域内である場合(S203:Y)、スワイプ受付部124は、タッチ位置が入力面の内側に向かって移動しているか否かを判定する(S204)。スワイプ受付部124は、タッチ操作開始時のタッチ位置と今回取得したタッチ位置とにより、タッチ位置が入力面の内側に向かって移動しているか否かを判定する。
タッチ位置が入力面の内側に向かって移動している場合(S204:Y)、スワイプ受付部124は、タッチ操作がエッジスワイプであると判定する。この場合、出力制御部125は、エッジスワイプに基づいた画像をディスプレイ108に表示させる(S205)。例えばタッチ操作が入力面の左端から内側へのエッジスワイプである場合、出力制御部125は、直前の画面に戻ったような画像をディスプレイ108に表示させる。
タッチ操作開始時のタッチ位置が操作開始領域内ではない場合(S203:N)、又はタッチ位置が入力面の内側に向かって移動していない場合(S204:N)、スワイプ受付部124は、タッチ操作がスワイプであると判定する。この場合、出力制御部125は、スワイプに基づいた画像をディスプレイ108に表示させる(S206)。例えばタッチ操作が入力面の左から右へのスワイプである場合、出力制御部125は、表示している画像が右方向へ移動したような画像をディスプレイ108に表示させる。
以上のような処理により、情報処理装置100は、タッチ操作がエッジスワイプ、スワイプ、その他の操作のいずれであるかを判定し、操作内容に応じた画像をディスプレイ108に表示させる。なお、S202でタッチ位置が移動したか否かを判定するための閾値は、エッジスワイプとスワイプとで異なる値としてもよい。この場合、情報処理装置100は、タッチ位置が移動していることを判定する前に、タッチ操作開始時のタッチ位置が操作開始領域内であるか否かを判定する。つまり情報処理装置100は、S202の処理の前にS203の処理を行う。操作状況取得部121は、2つの閾値を保持しておき、S203の処理結果に応じて、いずれかの閾値を用いてS202の処理を行う。
図3、図4は、操作開始領域の決定処理を表すフローチャートである。上記の通り、領域決定部123は、操作状況情報及び表示状態情報の少なくとも一方に基づいて操作開始領域を決定する。そのために、情報処理装置100は、操作状況取得部121により操作状況情報を取得し(S301)、表示状態取得部122により表示状態情報を取得する(S302)。領域決定部123は、操作状況情報及び表示状態情報の少なくとも一方に基づいて操作開始領域を設定する(S303)。領域決定部123が操作状況情報により操作開始領域を決定する場合、S302の処理は行われなくともよい。領域決定部123が表示状態情報により操作開始領域を決定する場合、S301の処理は行われなくともよい。
ユーザは、画面のスクロールを行った直後の期間にスワイプを入力する場合、改めてエッジスワイプを入力するよりは、再度直前と同じ方向にスクロールを繰り返す、或いはスクロールを元に戻す操作を行うことが多い。ここで「スクロールを行った直後の期間」とは、ユーザがスクロールの結果として表示された画面の内容を十分に把握する(例えば文章を読解する)には足りない、極短い時間である。この期間に再びスワイプ入力がされるという状況では、ユーザが、スクロールの結果表示された内容を把握し終え、改めて次の操作を始める可能性より、スクロール量が微調整される可能性の方が高いとみなすことができる。つまりユーザがスワイプによりスクロールを行った直後は、エッジスワイプよりも、再びスワイプが行われる可能性が高い。以下では、このような想定のもとで、操作開始領域を決定する。図4(a)は、スワイプによりスクロールが行われた場合に操作開始領域を決定する処理を表すフローチャートである。
この場合、図3の処理では、操作状況取得部121が、画面のスクロールのためのスワイプが行われてからの時間を操作状況情報として取得する(S301)。例えば、操作状況取得部121は、スクロールのためのスワイプを行った指示体が入力面から離れた時刻を保持し、その時刻からの経過時間を取得する。表示状態取得部122は、表示状態情報を取得する必要はない。
領域決定部123は、操作状況取得部121で取得した操作状況情報から、画面のスクロールが完了してからの経過時間が所定の閾値時間以内か否かを判定する(S401)。閾値時間以内である場合(S401:Y)、領域決定部123は、操作開始領域を基準領域よりも小さく設定する(S402)。例えば、領域決定部123は、入力面の端部からの垂直距離が基準領域よりも短くなるように操作開始領域を設定する。操作開始領域は、予め基準領域よりも小さい領域を用意しておいてもよい。または、スクロールが行われてからの経過時間に応じて基準領域を動的に変形することで操作開始領域を設定してもよい。例えば領域決定部123は、スクロールが行われてからの経過時間が短いほど小さい操作開始領域を設定する。領域決定部123は、スクロールが行われてからの経過時間に応じて大きさが異なる操作開始領域を定義したテーブルを保持しておいてもよいし、経過時間に応じて入力面の端部からの垂直距離を算出して操作開始領域を設定してもよい。また、領域決定部123は、操作開始領域の形状を変形してもよい。例えば、左から右へのスワイプであれば、入力面の縦方向の中心付近で操作を行う場合が多いため、領域決定部123は、左端領域の縦方向の中心付近がより顕著に入力面の端部からの距離が短くなるように変形してもよい。
なお、スクロールが行われてからの経過時間が所定の閾値時間以内ではない場合(S401:N)、領域決定部123は、基準領域を操作開始領域に設定する(S403)。
次に、図4(b)は、画面遷移直後の期間にユーザがコンテンツを把握する間もなくスワイプが行われる場合の操作開始領域を決定する処理を表すフローチャートである。本実施形態において画面遷移とは、画面に表示される内容があるアプリケーションウィンドウから別のアプリケーションウィンドウに移行する場合を意味する。画面遷移には、スクロールによって画面に表示される内容がスライド移動する場合は含まない。ここで「画面遷移直後の期間」とは、ユーザが画面遷移の結果として表示された画面の内容を十分に把握する(例えば文章を読解する)には足りない、極短い時間である。この期間に再びスワイプ入力がされるという状況では、ユーザが、画面遷移の結果として表示された内容が、本来の意図と異なることを、内容を把握する前に理解し、操作をやり直そうとする可能性が高いとみなすことができる。つまりユーザが画面遷移を指示した直後は、スクロールを行うためのスワイプよりも、エッジスワイプが行われる可能性が高い。このような場合、本実施形態では、情報処理装置100は、ユーザの操作を前の画面に戻すための操作と判断しやすくするために、エッジスワイプを行い易いように操作開始領域を設定する。
この場合、図3の処理では、操作状況取得部121は、操作状況情報を取得する必要はない。表示状態取得部122は、画面が遷移してからの経過時間を表示状態情報として取得する(S302)。例えば、表示状態取得部122は、画面遷移後の画面のデータをディスプレイ108に出力した時刻を保持し、保持した時刻から現在時刻までの経過時間を取得する。
領域決定部123は、表示状態取得部122で取得した経過時間が所定の閾値時間以内か否かを判定する(S404)。閾値時間以内である場合(S404:Y)、領域決定部123は、操作開始領域を基準領域よりも大きく設定する(S405)。例えば、領域決定部123は、入力面の端部からの垂直距離が基準領域よりも長くなるように操作開始領域を設定する。操作開始領域は、予め基準領域よりも大きい領域を用意しておいてもよい。または、画面遷移が行われてからの経過時間に応じて基準領域を動的に変形しても操作開始領域として設定してもよい。例えば領域決定部123は、画面遷移後の経過時間が短いほど操作開始領域を大きく設定する。また領域決定部123は、基準領域の左端領域の縦方向の中心付近がより顕著に入力面の端部からの距離が長くなるように変形してもよい。
なお、画面遷移が行われてからの経過時間が所定の閾値時間以内ではない場合(S404:N)、領域決定部123は、基準領域を操作開始領域に設定する(S406)。
図4(c)は、表示中の画面のスクロール可能な量に基づいて操作開始領域を決定する処理を表すフローチャートである。
この場合、図3の処理では、操作状況取得部121は、操作状況情報を取得する必要はない。表示状態取得部122は、表示中の画面がスクロール可能な量を表示状態情報として取得する(S302)。例えば、表示状態取得部122は、スクロール不可能な画面や、スクロール限界でこれ以上スクロールできない画面の場合に、スクロール可能な量「0」を表示状態情報として取得する。表示状態取得部122は、スクロール可能な量が多くなるにつれて、表示状態情報のスクロール可能な量を大きな値とする。スクロール可能な量は、例えば実際にスクロールする際にスクロール限界に達するまでの距離で表される。また、スクロール可能な量は、上下左右の方向毎に取得し、例えば右方向へのスクロール可能な量は、入力面の左端の操作開始領域の決定に利用する。
領域決定部123は、表示状態取得部122で取得したスクロール可能な量に基づいて、操作開始領域を設定する(S407)。例えば、領域決定部123は、スクロール可能な量が少ないほど、操作開始領域を大きくしてエッジスワイプを容易に行えるようにし、スクロール可能な量が多いほど、操作開始領域を小さくしてスワイプを容易に行えるようにする。領域決定部123は、予めスクロール可能な量に応じた操作開始領域のデータをテーブルとして保持しておいてもよく、計算式を用いて画面端からの垂直距離を算出して操作開始領域を設定してもよい。なお、スクロール不可能な画面と、スクロール限界に達していてスクロールできない画面とで操作開始領域を変えてもよい。例えば、スクロール不可能な画面であればスクロールを行う可能性が無いため、操作開始領域をエッジスワイプが行い易いように大きく設定する。そのため、スクロール可能な量として、スクロール不可能な画面の場合は「−1」など、通常のスクロール可能な量とは区別できる値としてもよい。
図4(d)は、ユーザがコンテンツを把握した場合にスクロールが容易になるように操作開始領域を決定する処理を表すフローチャートである。
図3の処理では、操作状況取得部121は、ユーザが操作を行わなくなってからの経過時間を操作状況情報として取得する(S301)。例えば、操作状況取得部121は、ユーザが最後に操作を完了した時刻を保持しており、その時刻から現在時刻までの経過時間を取得する。表示状態取得部122は、表示状態情報として表示中のコンテンツの情報量を取得する(S302)。例えば、表示状態取得部122は、画面に表示されている文字数、画像数、画像の大きさ等をコンテンツの情報量として取得する。
領域決定部123は、表示状態取得部122で取得したコンテンツの情報量から、ユーザがコンテンツの把握にかかる時間を算出する(S408)。領域決定部123は、例えば、1文字は0.1秒、小さい画像は0.2秒、大きい画像は0.3秒といったように、各コンテンツに対して把握にかかる時間を予め設定したテーブルを保持する。領域決定部123は、テーブルを参照し、表示されている全コンテンツに対してこれらの時間を適用してコンテンツの把握にかかる時間を算出する。
領域決定部123は、操作状況取得部121で取得したユーザが操作を行わなくなってからの経過時間が、コンテンツの把握にかかる時間以上か否かを判定する(S409)。ユーザが操作を行わなくなってからの時間が、コンテンツの把握にかかる時間以上の場合(S409:Y)、領域決定部123は、操作開始領域を基準領域よりも小さく設定する(S410)。なお、領域決定部123は、S402の処理と同様の処理となるが、操作開始領域を基準領域よりも小さく設定できればどのような方法であってもよい。ユーザが操作を行わなくなってからの時間が、コンテンツの把握にかかる時間未満の場合(S409:N)、領域決定部123は、基準領域を操作開始領域に設定する(S411)。
なお、領域決定部123は、ユーザが操作を行わなくなってからの時間が、コンテンツの把握にかかる時間を超えた時点から、更に所定の時間が経過した場合に、操作開始領域を基準領域に戻してもよい。これは、長時間放置された後ではスクロールを行うかどうかを判断できないためである。
図3〜図5により、情報処理装置100の具体的な操作例を説明する。図5は、操作開始領域の決定処理の説明図である。入出力部500は、タッチパネル111である。入出力部500は、図5の横方向をx軸、縦方向をy軸とする。入出力部500の入力面は、タッチセンサ107の全面であってもよく、一部の面であってもよい。指示体であるユーザの指501は、入出力部500の入力面をタッチ操作することで、情報処理装置100に指示を入力する。本実施形態では、操作開始領域502は、図中、入力面の左端部に設けられる。スクロールバー503は、表示している画像のスクロール可能な量を長さで表しており、どの方向にスクロール可能であるかを位置で表す。図5では左右方向のスクロールを例に説明するために、スクロールバー503は画面の下端に表示される。
図5(a)は、図4(a)の処理に対応した説明図であり、画面をスクロールした直後にスワイプを行い易くするように操作開始領域を設定する処理を表す。
時刻t1では、ユーザが、入出力部500に対してスクロールを行うために、指501で入力面をスワイプする。この時点では、操作開始領域502は基準領域に設定される。情報処理装置100は、指501によるタッチ操作開始という操作状況の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況取得部121は、変化後の最新の操作状況情報として、タッチ操作開始という状況を取得する(S301)。この際、操作状況取得部121は、タッチ開始位置として操作開始領域外である現状のタッチ位置を保持する。表示状態取得部122は、処理を行わない。領域決定部123は、まだスクロールが行われておらず(S401:N)、操作開始領域が既に基準領域に設定されているため(S403)、処理を行わない。
時刻t2では、ユーザが、入出力部500の入力面を指501で右方向にスワイプする。情報処理装置100は、指501によるタッチ操作の継続という操作状況の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。情報処理装置100は、時刻t1で保持したタッチ開始位置が操作開始領域502外であるため、タッチ操作がスワイプであると判定する(図2参照)。操作状況取得部121は、変化後の最新の操作状況情報として、スワイプ、すなわちスクロールを実行したという操作状況を取得する(S301)。表示状態取得部122は、処理を行わない。領域決定部123は、スクロール操作がまだ完了していないため、時刻t1と同様の処理を行う(S401:N、S403)。
時刻t3では、ユーザが、スワイプを終了して指501を入力面から離す。情報処理装置100は、タッチ操作が完了したという操作状況の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況取得部121は、スワイプ(スクロール)の完了に応じて、変化後の最新の操作状況情報として、スクロールが完了した時刻である現在時刻を保持する(S301)。また、操作状況取得部121は、操作状況情報として、スクロールが完了した時刻からの経過時間を取得する。表示状態取得部122は、処理を行わない。
領域決定部123は、操作状況情報として取得したスクロールが完了した時刻からの経過時間が閾値時間以内か否かを判定する(S401)。この閾値時間は、例えば画面のスクロールを連続して行う場合に次のスクロールが行われるまでの時間により決められる。本実施形態では、例えば閾値時間を1秒とする。時刻t3ではスクロール完了後の時間がほとんど経過していない(S401:Y)。そのために領域決定部123は、操作開始領域502を基準領域より小さくなるように設定する(S402)。この例では、操作開始領域502が基準領域よりも細く設定される。
時刻t3における処理は、スクロールが完了した時刻からの経過時間が閾値時間である1秒以上になるまで繰り返し実行される。このように情報処理装置100は、スクロールの完了後から所定の時間は続けてスクロール(スワイプ)される可能性が高いため、操作開始領域を小さくしてスクロールを容易にする。
時刻t4は、ユーザがスワイプを終了して閾値時間(1秒)以上経過している。情報処理装置100は、タッチ操作が完了してから閾値時間以上経過したという操作状況の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況取得部121は、変化後の最新の操作状況情報として、スクロールが完了した時刻からの経過時間を取得する(S301)。ここでは、経過時間を1.1秒とする。表示状態取得部122は、処理を行わない。
領域決定部123は、操作状況情報として取得したスクロールが完了した時刻からの経過時間(1.1秒)が閾値時間(1秒)以内か否かを判定する(S401)。経過時間が閾値時間より大きいため(S401:N)、領域決定部123は、操作開始領域を基準領域に戻す(S403)。
このように情報処理装置100は、画面がスクロールした直後にスワイプを行い易くなるように操作開始領域を基準領域よりも小さく設定する。そのために、ユーザは、スクロール後に再度スクロールを行い易くなる。
図5(b)は、図4(b)の処理に対応した説明図であり、画面遷移直後にエッジスワイプを行い易くするように操作開始領域を設定する処理を表す。
時刻t1では、入出力部500の表示面に「画面1」が表示されており、操作開始領域502が基準領域に設定されている。この時点ではユーザの操作状況や画面の表示状態に変化が無いため、情報処理装置100は処理を行わない。
時刻t2では、入出力部500の表示面の表示が「画面1」から「画面2」に遷移する。情報処理装置100は、画面遷移という表示状態の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。ただし、操作状況に変化はないため、操作状況取得部121は、処理を行わない。表示状態取得部122は、表示状態情報として、画面が遷移したという状態を取得する(S302)。表示状態取得部122は、画面遷移が完了した時刻を保持し、画面遷移が完了した時刻からの経過時間を表示状態情報として取得する。
領域決定部123は、画面遷移が完了してからの経過時間が閾値時間以内か否かを判定する(S404)。閾値時間は、例えば間違った画面に遷移してから前の画面に戻る操作を行うまでの時間として、例えば1秒に設定される。時刻t2では画面遷移が完了してからほとんど時間が経過していないため、経過時間は閾値時間以内である(S404:Y)。この場合、領域決定部123は、操作開始領域502を基準領域より大きくなるように設定する(S405)。
時刻t2における処理は、画面遷移が完了した時刻からの経過時間が閾値時間である1秒以上になるまで繰り返し実行される。このように情報処理装置100は、間違った画面に遷移してユーザがコンテンツを把握する間もなくスワイプを行う場合、前の画面に戻る操作である可能性が高いために、操作開始領域を大きくしてエッジスワイプを容易に行えるようにする。
時刻t3では、入出力部500の表示面の表示が「画面1」から「画面2」に遷移完了してから閾値時間(1秒)以上経過している。情報処理装置100は、画面遷移が完了してから閾値時間以上経過したという操作状況の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況に変化はないため、操作状況取得部121は、処理を行わない。表示状態取得部122は、表示状態情報として、画面遷移が完了した時刻からの経過時間を取得する(S302)。ここでは、経過時間を1.1秒とする。
領域決定部123は、操作状態情報として取得した画面遷移が完了した時刻からの経過時間(1.1秒)が閾値時間(1秒)以内か否かを判定する(S404)。経過時間が閾値時間より大きいため(S404:N)、領域決定部123は、操作開始領域を基準領域に戻す(S406)。
このように、情報処理装置100は、画面が遷移した直後にエッジスワイプが行い易くなるように操作開始領域を基準領域よりも大きく設定する。そのために、ユーザは、間違った画面に遷移してしまった場合に、前の画面に戻るためのエッジスワイプを行い易くなる。
図5(c)は、図4(c)の処理に対応した説明図であり、画面のスクロール可能な量が少ない場合にエッジスワイプが容易になるように操作開始領域を設定し、スクロール可能な量が多い場合にスワイプが容易になるように操作開始領域を設定する処理を表す。
時刻t1では、スクロールが不可能な画面が入出力部500の表示面に表示される。情報処理装置100は、スクロールが不可能な画面が表示されたという表示状態の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況取得部121は、処理を行わない。表示状態取得部122は、表示状態情報として、スクロール不可能な画面が表示されていることを表すスクロール可能な量「−1」を取得する(S302)。領域決定部123は、表示状態情報として取得されたスクロール可能な量「−1」に基づいて、操作開始領域502を最大となるように設定する(S407)。操作開始領域502は、画面の表示状態が変更されるまで維持される。
時刻t2では、スクロール可能であるが、スクロール限界に達してこれ以上右方向へのスクロールができない画面が入出力部500の表示面に表示される。情報処理装置100は、スクロール限界に達した画面が表示されたという表示状態の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況取得部121は、処理を行わない。表示状態取得部122は、表示状態情報として、スクロール限界に達したことを表すスクロール可能な量「0」を取得する(S302)。領域決定部123は、表示状態情報として取得されたスクロール可能な量「0」に基づいて、操作開始領域502を基準領域よりも大きくなるように設定する(S407)。操作開始領域502は、画面の表示状態が変更されるまで維持される。
時刻t3では、スクロール可能な量が少ない画面が入出力部500の表示面に表示される。情報処理装置100は、スクロール可能な量が少ない画面が表示されたという表示状態の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況取得部121は、処理を行わない。表示状態取得部122は、表示状態情報として、スクロール可能な量、例えば「50」を取得する(S302)。本実施形態では、スクロール可能な量を、画面の解像度であるドット(dot)で表現するが、ドットを数式により丸め込んで用いてもよく、スクロール可能な距離を実際に計測してミリメートル等の他の単位で表現してもよい。領域決定部123は、スクロール可能な量「50」に基づいて、操作開始領域502を基準領域よりも小さくなるように設定する(S407)。操作開始領域502は、画面の表示状態が変更されるまで維持される。
時刻t4では、スクロール可能な量が多い画面が入出力部500の表示面に表示される。情報処理装置100は、スクロール可能な量が多い画面が表示されたという表示状態の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況取得部121は、処理を行わない。表示状態取得部122は、表示状態情報として、スクロール可能な量、例えば「100」を取得する(S302)。領域決定部123は、スクロール可能な量「100」に基づいて、操作開始領域502を基準領域よりも小さくなるように設定する(S407)。スクロール可能な量が時刻t3の場合よりも大きいため、時刻t4の操作開始領域502は、時刻t3の場合よりも小さくなる。操作開始領域502は、画面の表示状態が変更されるまで維持される。
このように情報処理装置100は、画面がスクロール不可能或いはスクロール限界の場合、スクロールが行われず前の画面に戻る可能性が高いため、エッジスワイプが行い易くなるように操作開始領域を基準領域よりも大きく設定する。画面がスクロール可能な場合、情報処理装置100は、スクロール可能な量に応じて操作開始領域を設定する。スクロール可能な量が多いほど、大きくスクロール(スワイプ)する可能性が高いため、スワイプを行い易いように操作開始領域を小さく設定する。
図5(d)は、図4(d)の処理に対応した説明図であり、表示中のコンテンツの情報量から、ユーザが内容を把握する時間を算出し、算出した時間により操作開始領域を設定する処理を表す。内容を把握する時間が経過すると、スワイプを行い易いように操作開始領域が設定される。
時刻t1では、ユーザが画面のスクロールを行っており、操作開始領域502が基準領域に設定される。情報処理装置100は、スクロール中という操作状況の変化が検出されるが、この例ではこのタイミングで処理は行われない。
時刻t2では、ユーザが画面のスクロールを完了している。情報処理装置100は、ユーザの操作が完了したという操作状況の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況取得部121は、変化後の最新の操作状況情報として、ユーザの操作が完了した時刻である現在時刻を保持し、操作を行わなくなってからの経過時間(無操作時間)を取得する(S301)。表示状態取得部122は、表示状態情報として、表示中のコンテンツの情報量を取得する(S302)。図5(d)では、大きい画像が4枚表示されており、表示状態取得部122は、これをコンテンツの情報量として取得する。
領域決定部123は、表示状態取得部122で取得したコンテンツの情報量から、ユーザがコンテンツの把握にかかる時間を算出する(S408)。ここでは大きい画像が4枚表示されているため、ユーザがコンテンツの把握にかかる時間が、0.3秒の4倍の1.2秒になる。領域決定部123は、操作状況取得部121で取得した無操作時間が、ユーザがコンテンツの把握にかかる時間(1.2秒)以上か否かを判定する(S409)。時刻t2は、ユーザが操作を完了した直後であるため、無操作時間はユーザがコンテンツの把握にかかる時間に達していない(S409:N)。そのために領域決定部123は、操作開始領域を基準領域に設定する(S411)。時刻t2では、時刻t1で既に基準領域に設定されているため、領域決定部123は、操作開始領域の設定処理を行う必要はない。
時刻t3では、ユーザが画面のスクロールを完了してユーザがコンテンツの把握にかかる時間以上の時間が経過している。情報処理装置100は、無操作時間がコンテンツの把握にかかる時間(1.2秒)以上経過したという操作状況の変化が検出されたために、図3のフローチャートの処理を開始する。操作状況取得部121は、変化後の最新の操作状況情報として、無操作時間(例えば1.3秒)を取得する(S301)。表示状態取得部122は、画面の表示に変化が無いために新たな表示状態情報の取得を行わない。
領域決定部123は、表示状態取得部122が新たな表示状態情報を取得しないために、時刻t2と同じ表示状態情報によりユーザがコンテンツの把握にかかる時間(1.2秒)を算出する(S408)。なお、領域決定部123は、前回の処理で算出した時間を保持しておき、新たな表示状態情報が取得されない場合に保持した時間をそのままコンテンツの把握にかかる時間としてもよい。領域決定部123は、操作状況取得部121で取得した無操作時間が、ユーザがコンテンツの把握にかかる時間(1.2秒)以上か否かを判定する(S409)。時刻t3では、無操作時間が「1.3秒」であるため、ユーザがコンテンツの把握にかかる時間以上の時間が経過している(S409:Y)。そのために領域決定部123は、操作開始領域を基準領域よりも小さく設定する(S410)。これにより、時刻t3に示すように操作開始領域502がx軸方向に基準領域よりも短くなるように設けられる。このように、コンテンツの把握にかかる時間の間、操作が無かった場合、ユーザは、コンテンツの確認を終えて、次のコンテンツを確認するためにスクロール(スワイプ)を行う可能性が高い。そのため、情報処理装置100は、操作開始領域502を小さくすることでスワイプを容易に行えるようにしている。
情報処理装置100は、この後も操作開始領域を維持してもよいが、本実施形態では、更に所定の時間(例えば10秒)経過後に操作開始領域を基準領域に戻す。時刻t4は、時刻t3から所定の時間以上の時間(例えば12秒)が経過した状態を表す。コンテンツの把握にかかる時間(1.2秒)から更に所定の時間(10秒)以上の時間(12秒)が経過しているため、領域決定部123は、操作開始領域を基準領域に設定する。
情報処理装置100は、コンテンツを把握した後にユーザが操作を長時間放置した場合に、スワイプを行うかどうかを判断できないために、所定の時間経過後に操作開始領域を基準領域に戻す。本実施形態では所定の時間を10秒として説明したが、これに限らず、コンテンツを把握するのにかかる時間に応じて可変にしてもよい。例えば、コンテンツを把握するのにかかる時間が多い場合は、確認し終わるまでの時間の誤差も大きくなるため、所定の時間を長くする。
以上のように、本実施形態の情報処理装置100は、ユーザの操作状況や、画面の表示状態に応じて、エッジスワイプを判定するための操作開始領域を決定することができる。これにより、前の画面に戻る操作と画面のスクロールとで、ユーザが意図した方の処理が容易に行えるようになり、操作性が向上する。
情報処理装置100は、図4に示す各種の操作開始領域の設定条件を、2以上併せて利用して操作開始領域を設定してもよい。図6により、全ての領域設定条件を同時に用いて操作開始領域を決定する処理について説明する。
図6は、操作開始領域を決定する処理を表すフローチャートである。各工程の処理は図4で説明しているために、詳細を省略する。図6では、情報処理装置100は、図4(a)、図4(b)、図4(d)、図4(c)の順に、操作開始領域設定処理を行う。図6では、図4に示す各種の操作開始領域の設定条件のうち、先に判定が実行される条件が、操作開始領域の設定において優先される。そのために、予めユーザの意図としてより反映すべき条件が先に判定されるようにしておくとよい。
図7は、操作開始領域の設定条件を表すテーブルの例示図である。情報処理装置100は、予め図7に示すテーブルをROM102、RAM103、或いは外部記憶装置109に保持しておき、必要に応じて参照することで操作開始領域を設定する。
図7(a)は、操作開始領域の設定条件毎に優先順位を設定するテーブルである。情報処理装置100は、優先順位に応じて領域設定条件の判定を行う。このテーブルは書き換え可能であり、ユーザは、意図した優先順位で操作開始領域の設定条件を決めることができる。また、情報処理装置100がユーザの操作を学習することで、操作開始領域の設定条件の順位を変更してもよい。図7(a)の例では、図4(b)の処理が最も優先順位を高く設定され、図4(c)の処理が最も優先順位を低く設定される。
このようなテーブルを用いることで、同時に複数の操作開始領域の設定条件を満たした場合であって、優先順位が高い設定条件が優先されて、ユーザの意図に沿う条件で操作開始領域が設定される。そのためにエッジスワイプとスワイプとの操作性がよりユーザの意図に沿った形で向上する。
図7(b)は、操作開始領域の設定条件毎に重み付けを行い、操作開始領域の変化量を設定するテーブルである。情報処理装置100は、操作開始領域の設定条件を満たした場合に、該操作開始領域の変化量に応じて操作開始領域を設定する。
例えば情報処理装置100は、画面のスクロール後に表示される画像のコンテンツが大きい画像1枚である場合、コンテンツの情報量からコンテンツの把握にかかる時間(0.3秒)を算出する(図4(d)のS408)。ここで無操作時間が0.3秒以上かつスクロールの完了から1秒以内の場合、2つの設定条件が同時に満たされる。
この場合、情報処理装置100は、図7(b)にある通り、スクロールの完了後からの時間の条件を満たしているため、変更量20ドット×重み「4」=80ドット分、基準領域の画面端からの垂直距離を短くして、操作開始領域を設定する。同時に情報処理装置100は、図7(b)にある通り無操作時間の条件も満たしているため、変更量20ドット×重み「1」=20ドット分、基準領域の画面端からの垂直距離を短くして、操作開始領域を設定する。
これにより、操作開始領域は、両方をあわせて、80ドット+20ドット=100ドット分、基準領域の画面端からの垂直距離を短くして設定される。このように複数の操作開始領域の設定条件を合わせて操作開始領域が設定可能になり、エッジスワイプとスワイプの判定精度がより向上する。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (14)

  1. 所定の指示体による入力面のタッチ位置を検出する位置検出手段と、
    前記入力面上の前記タッチ位置の線状の軌跡が前記入力面に設定される特定領域内から開始されるか否かにより、前記タッチ位置の線状の軌跡を、所定のディスプレイに表示されている画像に対する第1の操作及び前記第1の操作とは異なる第2の操作のいずれかとして受け付ける受付手段と、
    前記指示体による操作状況及び前記画像の表示状態の少なくとも一方に基づいて前記特定領域を決定する領域決定手段と、
    前記画像の表示状態として、前記画像を構成するコンテンツのうち前記所定のディスプレイに表示されている部分の情報量を取得する取得手段と、を備え
    前記領域決定手段は、前記取得手段により取得された前記情報量に基づいて、前記所定のディスプレイに表示されているコンテンツの内容がユーザに把握されるのに要する時間を設定し、設定した該時間と前記入力面に対する操作が最後に行われてからの経過時間との比較に基づいて、前記特定領域の大きさを異ならせることを特徴する、
    情報処理装置。
  2. 前記領域決定手段は、前記入力面に対する操作が最後に行われてからの経過時間が、前記設定した時間より小さい場合、前記特定領域を予め定義された基準領域に決定し、前記経過時間が前記設定した時間以上の場合、前記特定領域を前記基準領域よりも小さい領域に決定することを特徴とする、
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記情報量は、前記所定のディスプレイに表示されている文字数、画像数、画像の大きさの情報を含むことを特徴とする、
    請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記領域決定手段は、前記所定のディスプレイに表示されている文字および、大きさが異なる画像それぞれに予め割り当てられた時間の合計時間を設定することを特徴とする、
    請求項記載の情報処理装置。
  5. 前記大きさが異なる画像それぞれに予め割り当てられた時間は、第1の画像と前記第1の画像より大きい第2の画像では、前記第2の画像の方が長い時間であることを特徴とする、
    請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記受付手段は、前記入力面上の前記タッチ位置の線状の軌跡が前記特定領域外から開始される場合に当該軌跡を前記第1の操作として受け付け、前記入力面上の前記タッチ位置の線状の軌跡が前記特定領域内から開始されている場合に当該軌跡を前記第2の操作として受け付けることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項記載の情報処理装置。
  7. 前記受付手段は、前記タッチ位置の前記軌跡が所定の距離以上伸びる場合に、前記タッチ位置の前記軌跡を、前記第1の操作及び前記第2の操作のいずれかとして受け付けることを特徴とする、
    請求項1〜のいずれか1項記載の情報処理装置。
  8. 前記入力面は、前記所定のディスプレイの表示面の少なくとも一部であって、前記領域決定手段は、前記特定領域の位置を前記所定のディスプレイの表示面の端部に決定し、
    前記受付手段は、前記入力面上の前記タッチ位置の線状の軌跡が、前記特定領域内から開始されて前記入力面の内側方向に伸びる場合に、前記タッチ位置の前記軌跡を前記第2の操作として受け付けることを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の操作は、前記所定のディスプレイに表示されている画像をスクロールさせる操作であることを特徴とする、
    請求項1〜のいずれか1項記載の情報処理装置。
  10. 前記第2の操作は、前記所定のディスプレイに表示されている画像を異なる画像に変更させる操作であることを特徴とする、
    請求項1〜9のいずれか1項記載の情報処理装置。
  11. 前記第2の操作は、前記所定のディスプレイに表示されている画像を以前に表示されていた画像に戻す操作であることを特徴とする、
    請求項1〜10のいずれか1項記載の情報処理装置。
  12. 所定の指示体による入力面のタッチ位置を検出する位置検出手段を備えた情報処理装置により実行される方法であって、
    前記指示体による操作状況及び所定のディスプレイに表示されている画像の表示状態の少なくとも一方に基づいて、前記入力面に特定領域を決定し、
    前記入力面上の前記タッチ位置の線状の軌跡が前記特定領域内から開始されるか否かにより、前記タッチ位置の線状の軌跡を、前記画像に対する第1の操作及び前記第1の操作とは異なる第2の操作のいずれかとして受け付け、
    前記画像の表示状態として、前記画像を構成するコンテンツのうち前記所定のディスプレイに表示されている部分の情報量を取得し、
    取得した前記情報量に基づいて、前記所定のディスプレイに表示されているコンテンツの内容がユーザに把握されるのに要する時間を設定し、
    設定した前記時間と前記入力面に対する操作が最後に行われてからの経過時間との比較に基づいて、前記特定領域の大きさを異ならせることを特徴する、
    操作判定方法。
  13. 所定の指示体による入力面のタッチ位置を検出する位置検出手段を備えたコンピュータを、
    前記入力面上の前記タッチ位置の線状の軌跡が前記入力面に設定される特定領域内から開始されるか否かにより、前記タッチ位置の線状の軌跡を、所定のディスプレイに表示されている画像に対する第1の操作及び前記第1の操作とは異なる第2の操作のいずれかとして受け付ける受付手段、
    前記指示体による操作状況及び前記画像の表示状態の少なくとも一方に基づいて前記特定領域を決定する領域決定手段、
    前記画像の表示状態として、前記画像を構成するコンテンツのうち前記所定のディスプレイに表示されている部分の情報量を取得する取得手段、として機能させ、
    前記領域決定手段により、前記取得手段により取得された前記情報量に基づいて、前記所定のディスプレイに表示されているコンテンツの内容がユーザに把握されるのに要する時間を設定し、設定した該時間と前記入力面に対する操作が最後に行われてからの経過時間との比較に基づいて、前記特定領域の大きさを異ならせる、
    コンピュータプログラム。
  14. 請求項13記載のコンピュータプログラムを記憶するコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
JP2015220567A 2015-11-10 2015-11-10 情報処理装置、操作判定方法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体 Active JP6594169B2 (ja)

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