JP6593745B2 - データ駆動型処理装置 - Google Patents
データ駆動型処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6593745B2 JP6593745B2 JP2015106386A JP2015106386A JP6593745B2 JP 6593745 B2 JP6593745 B2 JP 6593745B2 JP 2015106386 A JP2015106386 A JP 2015106386A JP 2015106386 A JP2015106386 A JP 2015106386A JP 6593745 B2 JP6593745 B2 JP 6593745B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- data driven
- abnormality
- driven processor
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Power Sources (AREA)
- Debugging And Monitoring (AREA)
Description
特許文献1(国際公開第2013/011653号公報)には、自己同期型パイプラインを有するデータ駆動型プロセッサにおいて、プロセッサコア(21)におけるデータ処理の負荷に応じて変動する消費電流を検出して、負荷に応じた駆動電圧をプロセッサコアに印加する技術が記載されている。
特許文献1に記載の技術では、プロセッサコアにおけるデータ処理の負荷に応じて駆動電圧が調整されるだけでは、例えば、データ駆動プロセッサにデータを入力するセンサ等の部材が故障をして、プロセッサに入力されるデータが多くなって、負荷が大きくなると、駆動電圧が高くなってしまい、故障しているにも関わらず、大量の電力が無駄に消費される恐れがあった。
自己同期型パイプラインからなるデータ駆動型プロセッサと、
前記データ駆動型プロセッサに電力を供給する電源回路と、
前記データ駆動型プロセッサにおける消費電流を検出する消費電流検出手段と、
前記データ駆動型プロセッサにデータを入力するデータ入力部材と、
センシング対象のイベントの周期性から計測に必要な十分な期間に前記消費電流検出手段が検出した消費電流の累積値が、予め見積もられた電流値の範囲から外れている場合に、異常と判別する異常判別手段であって、前記異常判別手段が異常と判別した場合に、前記データ入力部材の異常と判別する前記異常判別手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記消費電流検出手段が検出した消費電流値と、電池の電気容量とに基づいて、前記電池の交換時期を判別する交換時期判別手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、消費電流値に基づかない場合に比べて、電池の交換時期を精度よく判別することができる。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1において、本発明の実施例1のネットワーキングシステムSは、データ駆動型処理装置の一例としてのノードN1を複数有する。また、実施例1のネットワーキングシステムSでは、ノードN1の一例として、機械警備装置に適用可能であり、ネットワーキングシステムSには、データ駆動型処理装置の一例としての警備会社のセンターに設置されたセンターノードN2も設けられている。
前記各ノードN1は、処理部の一例としてのデータ駆動型プロセッサ1を有する。データ駆動型プロセッサ1は、発火制御部(FC:Firing Control)や命令フェッチ部(IF:Instruction Fetch)、命令デコード部(ID:Instruction Decode)、データ処理部(演算部、EX:EXecution)、メモリアクセス部(MA:Memory Access/WB:Write Back)等を有し、自己同期型パイプライン構造を有する従来公知のプロセッサであり、例えば、自己同期型のパイプライン構造は、特許文献1等に記載されているので、詳細な説明は省略する。
無線通信モジュール2は、他のノードN1との間で、無線通信によりデータの送受信が可能に構成されている。なお、無線通信の方式は、従来公知の任意の構成を採用可能であり、無線LANや携帯電話回線網、近距離無線通信(NFC)等を採用可能である。また、無線通信において、アドホック(Ad hoc)方式を採用することも可能であるし、アクセスポイントを介したインフラストラクチャー方式を採用することも可能である。
図2において、実施例1のデータ駆動型プロセッサ1のプロセッサコア21は、自己同期型エラスティックパイプラインによるパイプライン構造を有している。実施例1のプロセッサコア21は、機能ブロック上(アーキテクチャ上)のパイプラインステージに対応する複数のパイプラインステージ51を有する。
なお、実施例1では、データ駆動型プロセッサ1には、ノードN1に設置された電池から、電力が供給されるように構成されているが、電源は電池に限定されず、住宅やオフィス等のコンセントや充電可能なバッテリー等の任意の電源を採用可能である。
電源供給線56には、検流計58が接続されており、図示しないADC(アナログデジタルコンバータ)を介して、電源供給線56における消費電流値Issが電源制御手段17の消費電流検出手段17aにより検出される。なお、電源制御手段17は、データ駆動型プロセッサ1の処理負荷に応じて増減する消費電流値Issに応じて、駆動電圧Vddの値を増減する。
なお、実施例1では、データ駆動型プロセッサ1と電源制御手段17、電源回路57、検流計58等は、ワンチップで構成されているが、これに限定されず、データ駆動型プロセッサ1と電源制御手段17等は、2つ以上の別チップの構成とすることも可能である。
実施例1の電源制御手段17では、異常判別手段17bは、消費電流検出手段17aが検出した消費電流値Issが、予め見積もられた電流値の範囲から外れている場合に、異常と判別する。
なお、実施例1の異常判別手段17bは、センシング対象のイベントの周期性から計測に必要な十分な時間(センシング結果のゆらぎなどに影響を受けない程度に十分な時間)に基づいて予め設定された期間の消費電流値Issの累積値に基づき、消費電流値Issの累積値が、予め見積もられた電流値の範囲から外れているか否かを判別する。
また、センサ3が故障して、信号が入力されなくなると、消費電流値Issは、電流値の範囲R1よりも小さい値となる。さらに、センサ3が故障した場合に、ノイズのような信号が常時入力され続けると、消費電流値Issは、電流値の範囲R1を超えた値となる。
また、データ駆動型プロセッサ1自体が故障すると、電流が消費されなくなったり、暴走して同じ処理を繰り返して消費電流値Issが電流値の範囲R1に収まらなくなることもある。
よって、実施例1の異常判別手段17bでは、消費電流値Issの異常から、センシング対象の異常やセンサ3の異常、データ駆動型プロセッサ1自体の異常を検知することができる。なお、消費電流値Issは、入力パケット量に基づく場合に比べて、データ駆動型プロセッサ1の処理負荷と相関性が高く、精度が良い。よって、センサ3等の異常の検知の精度も向上しやすい。
なお、実施例1の異常判別手段17bは、異常が検知された場合には、無線通信モジュール2を介してセンターノードN2に送信する。
実施例1の交換時期判別手段17cは、i(i≧1)個の電圧について、i個目の電圧Viと、Viが印加されている間の消費電流値Issの累積値<Iss>iとに基づいて、消費電力量E1(=Σ(Vi×<Iss>i))を演算し、データ駆動型プロセッサ1の処理負荷に応じて予め見積られた消費電力P0と、電池の電気容量を示す供給可能な消費電力量E0から、電池の残り期間t1(=(E0−E1)/P0)を演算する。なお、残り期間t1ではなく、例えば、電池の残存率B(=100×(E0−E1)/E0)[%]を演算する構成とすることも可能である。
したがって、消費電流値Issに基づいて導出された電池の残り期間t1から、ユーザが電池の交換時期が推定可能である。特に、前述のように、消費電流値Issは、入力パケット量に基づく場合に比べて精度が高く、電池の交換時期を精度よく判別可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では、異常判別手段17bや交換時期判別手段17cを各ノードN1に設けて、異常の判別や交換時期の判別を各ノードN1で行う構成、いわゆる、分散処理の構成を例示したがこれに限定されない。例えば、各ノードN1からは消費電流値Issを送信するだけで、異常判別や交換時期の判別を行わず、消費電流値Issが送信されたセンターノードN2で異常判別や交換時期の判別を集中して行う構成としたり、ノードN1とセンターノードN2の間に、複数のノードN1からの情報を受信する中継ノードを複数設けて、中継ノードで異常判別や交換時期の判別を行う構成とすることも可能である。また、これを応用して、各ノードN1で、自ノードの異常判別を行う構成だけでなく、他ノードが送信したデータを受信し処理するデータ駆動型プロセッサ1の消費電流値Issが予め見積もられた値から逸脱していることより、他ノードの異常判別を行う構成、すなわち、ノード同士で相互に異常を監視しあって、異常を検出時に通知する構成とすることも可能である。
前記実施例において、ディスプレイ4を有する構成を例示したが、これに限定されず、ディスプレイを有しない構成とすることも可能である。また、データ駆動型プロセッサ1から信号が出力される部材として、ディスプレイ4や無線通信モジュール2以外にも、アクチュエータや、ランプやブザー等、任意の出力部材に適用可能である。
前記実施例において、残り期間t1を演算する場合に、実施例に例示した方法に限定されず、他の方法も採用可能である。例えば、電池での稼働期間T0を予め見積もることが可能であるので、ある時点までの稼働期間T1をもって、残りの稼働期間T2をT2=T0−T1として計算することも可能である。また、例えば、異常が発生し解消した後に、残り期間t1を演算し通知することも可能である。
3…データ入力部材、
17a…消費電流検出手段、
17b…異常判別手段、
17c…交換時期判別手段、
57…電源回路、
Iss…消費電流、
N1,N2…データ駆動型処理装置、
E0…電気容量、
R1…予め見積もられた電流値の範囲。
Claims (2)
- 自己同期型パイプラインからなるデータ駆動型プロセッサと、
前記データ駆動型プロセッサに電力を供給する電源回路と、
前記データ駆動型プロセッサにおける消費電流を検出する消費電流検出手段と、
前記データ駆動型プロセッサにデータを入力するデータ入力部材と、
センシング対象のイベントの周期性から計測に必要な十分な期間に前記消費電流検出手段が検出した消費電流の累積値が、予め見積もられた電流値の範囲から外れている場合に、異常と判別する異常判別手段であって、前記異常判別手段が異常と判別した場合に、前記データ入力部材の異常と判別する前記異常判別手段と、
を備えたことを特徴とするデータ駆動型処理装置。 - 前記消費電流検出手段が検出した消費電流値と、電池の電気容量とに基づいて、前記電池の交換時期を判別する交換時期判別手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ駆動型処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015106386A JP6593745B2 (ja) | 2015-05-26 | 2015-05-26 | データ駆動型処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015106386A JP6593745B2 (ja) | 2015-05-26 | 2015-05-26 | データ駆動型処理装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016218956A JP2016218956A (ja) | 2016-12-22 |
JP2016218956A5 JP2016218956A5 (ja) | 2018-07-05 |
JP6593745B2 true JP6593745B2 (ja) | 2019-10-23 |
Family
ID=57581343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015106386A Active JP6593745B2 (ja) | 2015-05-26 | 2015-05-26 | データ駆動型処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6593745B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6989959B2 (ja) * | 2016-11-25 | 2022-01-12 | 国立大学法人 筑波大学 | ネットワーキングシステム |
JP6913354B2 (ja) * | 2017-06-06 | 2021-08-04 | 吉川工業アールエフセミコン株式会社 | 電子回路 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5685690B2 (ja) * | 2009-04-23 | 2015-03-18 | レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港) | 携帯端末、携帯端末システム、並びにバッテリ残量警告方法及びプログラム |
US9363196B2 (en) * | 2011-07-15 | 2016-06-07 | University Of Tsukuba | Ultra low power-data driven networking processing device for avoiding overload |
-
2015
- 2015-05-26 JP JP2015106386A patent/JP6593745B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016218956A (ja) | 2016-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20140128118A1 (en) | Terminal device, communication system and method of activating terminal device | |
JP5961326B2 (ja) | 機器監視システム、機器監視プログラム、及び、機器監視方法 | |
JP6593745B2 (ja) | データ駆動型処理装置 | |
JP2007108884A (ja) | ワイヤレスセンサ及びこれを用いたワイヤレス監視システム | |
JP4575736B2 (ja) | 崩落検知装置および方法 | |
KR101708762B1 (ko) | 파워 모니터링 시스템 및 장치 | |
JP6263818B2 (ja) | コントローラ、およびそれを用いた機器状態判定システム | |
JP6184267B2 (ja) | 無線通信システム及び無線コントローラ | |
JP6989959B2 (ja) | ネットワーキングシステム | |
JP5276893B2 (ja) | 居住者生存情報通知システム | |
US11457293B2 (en) | Wireless communication device, control program and control method | |
US10313585B2 (en) | Surveillance method and apparatus | |
JP5336941B2 (ja) | 電力監視システム | |
KR20220085160A (ko) | 클라우드 기반 재난 감지 방법 및 이를 수행하는 재난 분석 시스템 | |
JP2016059231A (ja) | 検出情報送信装置、無停電電源システム、検出情報送信方法及びコンピュータプログラム | |
JP6984548B2 (ja) | 組電池監視装置 | |
JP2015114079A (ja) | 遠隔監視システム及び遠隔監視方法 | |
JP7399608B2 (ja) | メータ装置、メータシステム、およびメータ装置の指令受信方法 | |
JP5433092B2 (ja) | 居住者生存情報通知システム | |
WO2021241252A1 (ja) | 鉛蓄電池監視装置及び鉛蓄電池監視方法 | |
JP2013164763A (ja) | 二重化システム系切替制御装置 | |
JP6150693B2 (ja) | 無線通信システム及び無線コントローラ | |
JP6161471B2 (ja) | 無線通信システム及び無線コントローラ | |
JP5453558B2 (ja) | 居住者生存情報通知システム | |
JP2022073534A (ja) | 流水検知装置、流水検知システム及び流水検知方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180522 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190702 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190820 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190910 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6593745 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |