JP6592981B2 - 通信装置、通信システム、通信装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信システム、通信装置の制御方法、及びプログラムに関する。
会議の画像を外部に接続された表示装置に表示させる会議装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、会議通話中にスピーカフォン制御インタフェース又はそのリモコンを用いて、スピーカフォン、テレビ会議設備、部屋制御装置、及び他の接続された装置を制御する会議システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1に開示された会議装置によれば、会議の規模等に応じて、例えば、プロジェクタや、ディスプレイ等の様々な外付けの表示装置に会議の画像を表示させることができる。
一方、このような外付けの表示装置は、着信を受けた際に例えば表示機能が停止しているようなユーザの操作がなければ表示機能が有効にならない場合等がある。そのため、利用者は、会議装置が着信を受けたときに、発信元の情報を表示装置に表示させるために、電源をオンにする等の煩わしい操作が必要であった。
また、特許文献2に開示された技術は、利用者がテレビ会議に係る様々な設備を制御することを容易にするものであり、上記の問題点を解決するものではない。
このように、従来の技術では、例えば会議において会議に関する画像を外部に接続された表示装置に表示させる会議装置が、着信を受けた際に例えば外部の表示装置の表示機能が停止しているような、表示機能を有効にするためにユーザの操作が必要な場合に、ユーザの手間をかけずにコミュニケーション相手の情報(例えば発信元の情報)を外部の表示装置に表示させることには困難を伴っていた。このような課題は会議の用途のみならずネットワークを介してユーザ間でコミュニケーションを行うための通信装置に共通に存在する。
本発明の実施の形態は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、他の通信装置から受信したコミュニケーションに関する情報を外部に接続された表示装置に表示させる通信装置において、着信を受けた場合に、表示装置の表示機能が有効でない場合であってもコミュニケーションに関する情報(例えば発信元の情報)を表示装置に表示させることを容易にする通信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る通信装置は、他の通信装置から受信したコミュニケーションに関する情報を外部に接続された表示装置に表示させる通信装置であって、前記コミュニケーションを開始するための着信を検知する着信検知部と、前記表示装置に前記コミュニケーションに関する情報を表示させるために画像を出力する画像出力部と、前記着信の検知に応じて、前記画像出力部による画像の出力のための通信経路とは異なる通信のセッションを介して前記表示装置の表示機能を制御し、前記表示装置が前記画像出力部に接続されていない場合、前記着信の検知に応じて、前記表示装置の前記通信装置への接続を確立するための制御情報を前記表示装置へ送信する制御部と、を有し、前記制御部によって前記表示装置の表示機能を制御することで前記コミュニケーションに関する情報を前記表示装置へ表示させる。
本発明の実施の形態によれば、他の通信装置から受信したコミュニケーションに関する情報を外部に接続された表示装置に表示させる通信装置において、着信を受けた場合に、表示装置の表示機能が有効でない場合であってもコミュニケーションに関する情報を表示装置に表示させることを容易にする通信装置を提供することができる。
一実施形態に係る伝送システムの概略図である。 一実施形態に係る会議装置の接続例を示す図である。 一実施形態に係る会議装置の外観図である。 一実施形態に係る会議装置のハードウェア構成図である。 一実施形態に係るプロジェクタのハードウェア構成図である。 一実施形態に係る管理システムのハードウェア構成図である。 一実施形態に係る伝送システムの機能構成図である。 一実施形態に係る管理システムが管理する管理テーブルの概念図(1)である。 一実施形態に係る管理システムが管理する管理テーブルの概念図(2)である。 第1の実施形態に係る会議装置の処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る会議装置と表示装置との間の処理の例を示すシーケンスズである。 第1の実施形態に係る会議装置の処理の応用例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る会議装置の処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る表示装置の表示画面の例を示す図である。 第3の実施形態に係る会議装置の処理の例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る表示装置の表示画面の例を示す図である。 第3の実施形態に係る伝送システムの発信元情報の取得処理の例を示す図である。 第4の実施形態に係る着信処理の例を示す図である。 第4の実施形態に係る表示装置の通信中の表示画面の例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
図1は、一実施形態に係る伝送システムの概略図である。なお、伝送システムは、会議システムの一例である。
伝送システムには、伝送管理システムを介して一方の伝送端末から他方の伝送端末に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムである。コミュニケーションシステムの例としては、テレビ会議システムやテレビ電話システム等が挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのテレビ会議装置を想定する。また、その上で、伝送システム、伝送管理システム、及び会議装置について説明する。即ち、本発明の会議装置及び伝送管理システムは、テレビ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステム、又は伝送システムにも適用される。
まず、図1に示されている伝送システム1は、複数の会議装置(10aa,10ab,…)、各会議装置(10aa,10ab,…)用の表示装置(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、伝送管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100等を含む。また、複数の会議装置(10aa,10ab,…)は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの送受信による伝送を行う。
なお、以下の説明の中で、「伝送管理システム」を単に「管理システム」として表す。また、複数の会議装置(10aa,10ab,…)のうち任意の会議装置を「会議装置10」と表す。さらに、複数の表示装置(120aa,120ab,…)のうち任意の表示装置を「表示装置120」と表し、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表す。さらにまた、テレビ会議の開始を要求する要求元としての会議装置を「要求元端末」と表し、要求先である宛先(中継先)としての会議装置は「宛先端末」と表す。
図1に示されている中継装置30は、複数の会議装置10の間で、コンテンツデータの中継を行う。管理システム50は、会議装置10からのログイン認証、会議装置10の通話状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理する。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であっても良い。
複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、画像データ及び音データの最適な経路の選択を行う。なお、以下では、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは「ルータ70」と表されている。
プログラム提供システム90は、後述のHD(Hard Disk)204を備えており、会議装置10に各種機能を実現させる(又は、会議装置10を各種手段として機能させる)ための会議装置用プログラムが記憶されている。また、プログラム提供システム90は、会議装置10に端末用プログラムを送信することができる。
また、プログラム提供システム90のHD204には、中継装置30に各種機能を実現させる(又は、中継装置30を各種手段として機能させる)ための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。さらに、プログラム提供システム90のHD204には、管理システム50に各種機能を実現させる(又は、管理システム50を各種手段として機能させる)ための伝送管理用プログラムも記憶されている。また、プログラム提供システム90は、管理システム50に伝送管理用プログラムを送信することができる。
メンテナンスシステム100は、会議装置10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、会議装置10、中継装置30、管理システム50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されているものとする。この場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、会議装置10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、会議装置10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90等の、機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
ところで、会議装置(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されている。また、地域Bは中国であり、LAN2bは中国の事業所内で構築されている。
一方、会議装置(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。会議装置(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Cはアメリカ合衆国であり、LAN2cはアメリカの事業所内で構築されている。また、地域Dは欧州であり、LAN2dは欧州の事業所内で構築されている。それぞれのルータ(70a,70b,70c,70d)は、インターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、管理システム50、及びプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、会議装置10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。管理システム50、及びプログラム提供システム90は、地域A、地域B、地域C、又は地域Dに設置されていても良いし、これら以外の地域に設置されていても良い。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、インターネット2i、LAN2c、及びLAN2dが、本実施形態の通信ネットワーク2に含まれる。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(登録商標)(Wireless Fidelity)や、Bluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があっても良い。
また、図1において、各会議装置10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、及びプログラム提供システム90の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、会議装置10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いても良いが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、各会議装置10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われても良い。各会議装置10が屋外で使われる場合には、例えば、携帯電話通信網や、公衆無線LAN等の公衆無線通信が用いられる。
図2は、一実施形態に係る会議装置の接続例を示す図である。
本実施形態に係る会議装置10は、会議の画像を外部に接続された表示装置120に表示させることを想定している。図2の例では、会議装置10は、画像伝送用のケーブル120cで、表示装置120に接続されている。
また、本実施形態に係る会議装置10と表示装置120は、画像伝送用のケーブル120cとは異なる通信手段により、互いにデータの送受信が可能である。図2の例では、会議装置10及び表示装置120は、例えば、有線/無線LANインタフェースにより、LANに接続されている。このLANは、例えば、MPLS(Multi Protocol Label Switching)を用いて構築された閉域ネットワークや、同一のルータ70に接続されたネットワークを想定している。
表示装置120は、例えば、所定の操作により、自装置のIPアドレスを表示画面に表示することができる。会議装置10の利用者は、例えば、この表示されたIPアドレスを会議装置10に入力することにより、会議装置10と表示装置120との間でデータの送受信が行えるようになる。
なお、図2の構成は一例であり、会議装置10と表示装置120との間の通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fiダイレクト(登録商標)等の無線通信による他の通信方式であっても良い。或いは、会議装置10と表示装置120との間の通信方式は、有線LANケーブルや、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の有線通信による他の通信方式であっても良い。
上記の構成により、会議装置10と表示装置120は、画像伝送用のケーブル120cが接続されていなくても、互いに通信が可能である。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。
(会議装置の外観)
図3は、一実施形態に係る会議装置10の外観図である。図3に示されているように、会議装置10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、筐体1100の前側壁面1110に設けられた吸気面を介して会議装置10の前方の外気を取り込み、排気面1121を介して会議装置10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音、物音、雑音、鼓動等の音が収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及びアラームランプが設けられている。また、この操作パネル1150には、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。
また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述のディスプレイI/F117に対して電気的に画像伝送用のケーブル120cを接続するための接続口が設けられている。
なお、以下の説明の中で、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いる。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図3は、チルト角θ1が90度の状態を示している。カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、利用者、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介してアーム1200に取り付けられている。また、カメラハウジング1300は、カメラハウジング1300がアーム1200に対して、図4で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
なお、上記図3の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。会議装置10は例えば汎用的なPC、スマートフォン、タブレット型端末、であっても良い。カメラやマイクは必ずしも内蔵型である必要はなく外付けであっても良い。
また、図3の例では、表示装置120の一例として、プロジェクタが図示されている。
また、管理システム50は、それぞれ一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
(会議装置のハードウェア構成)
図4は、一実施形態に係る会議装置10のハードウェア構成図である。会議装置10は、一般的なコンピュータの構成を含み、例えば、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、フラッシュメモリ104、及びSSD(Solid State Drive)105を有する。また、会議装置10は、メディアドライブ107、操作ボタン108、電源スイッチ109、ネットワークI/F(Interface)111、カメラ112、撮像素子I/F113、マイク114、スピーカ115、及び音入出力I/F116を有する。さらに、会議装置10は、ディスプレイI/F117、外部機器I/F118、通信I/F119、及びバス110等を有する。
CPU101は、例えば、ROM102や、フラッシュメモリ104等からプログラムやデータを読出し、処理を実行することで、会議装置10が備える各機能を実現する演算装置である。ROM102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の起動に用いられるプログラム等を予め記憶した不揮発性のメモリである。RAM103は、CPU101のワークエリア等として利用される揮発性のメモリである。
フラッシュメモリ104は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、及び各種のデータ等を記憶するストレージデバイスである。SSD105は、CPU101の制御に従ってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し、書き込みを制御する。メディアドライブ107は、例えば、メモリカード等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
操作ボタン108は、会議装置10の利用者の入力操作を受付ける入力装置である。電源スイッチ109は、会議装置10の電源のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ネットワークI/F111は、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするための通信インタフェースである。
カメラ112は、CPU101の制御に従って被写体を撮像するための撮像素子を含む。撮像素子I/F113は、カメラ112による撮像を制御すると共に、撮像したデータを所定の画像データに変換する。マイク114は、収音した音声を電気信号に変換する。スピーカ115は、音声信号を音声に変換して出力する。音入出力I/F116は、マイク114及びスピーカ115による音声の入出力を制御する。
ディスプレイI/F117は、CPU101の制御に従って、外付けの表示装置120に画像データを伝送する。外部機器I/F118は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。通信I/F119、例えば、Blutooth等の近距離無線通信や、Wi-Fiダイレクト等の無線LAN通信、又は無線PAN(Personal Area Network)等、ネットワークI/F部111とは異なる通信インタフェースである。バス110は、上記の各構成に共通に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝達する。
表示装置120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機EL等によって構成された表示部である。また、表示装置120は、画像伝送用のケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。この画像伝送用のケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであっても良いし、コンポーネントビデオ用のケーブルであっても良い。また、画像伝送用のケーブル120cは、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)や、DVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブル等であっても良い。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USBケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、例えば、各種のメモリカードや、SIM(Subscriber Identity Module)カード等の記憶媒体である。記録メディア106は、会議装置10に対して着脱自在な構成となっている。
さらに、上記の会議装置10用のプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしても良い。また、上記の会議装置10用のプログラムは、例えば、フラッシュメモリ104に記憶させるものであっても良いし、或いは、ROM102に予め記憶したもの等であっても良い。
(表示装置のハードウェア構成)
ここでは、表示装置120の一例として、プロジェクタ500のハードウェア構成について説明する。
図5は、一実施形態に係るプロジェクタのハードウェア構成図である。
プロジェクタ500は、図5に示すように、CPU501、ROM502、RAM503、操作部504、電源回路505、通信I/F506、外部入力I/F507、冷却ファン508、ファン駆動回路509、LED(Light Emitting Diode)駆動回路510、LED光源511、投写デバイス512、及び投写レンズ513等を有する。
CPU501は、ROM502に記憶されたプログラムを実行することにより、プロジェクタ500の各機能を実現する演算装置である。ROM502は、プロジェクタ500のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュROM等によって構成される。RAM503は、CPU501のワークエリア等として利用される揮発性のメモリである。操作部504は、利用者の入力操作を受付ける入力装置である。
電源回路505は、プロジェクタ500の各部に電力を供給する電力供給装置である。本実施形態に係るプロジェクタ500の電源回路505は、プロジェクタ500の電源スイッチがオフされても、CPU501及び通信I/F506への電力の供給を行う。
通信I/F506は、会議装置10と通信を行うインタフェースであり、例えば、無線/有線LAN等のネットワークインタフェース、又は会議装置10の通信I/F119と通信可能な無線/有線等の通信インタフェースを含む。
通信I/F506は、プロジェクタ500の電源がオフの場合でも、電源回路505から電力の供給を受けており、会議装置10との間で制御指示等の送受信を行うことができる。また、通信I/F506は、会議装置10から受信した制御指示等を、CPU501に通知する。
外部入力I/F507は、画像伝送用のケーブル120cを介して、プロジェクタ500を会議装置10に接続するためのインタフェースである。プロジェクタ500は、外部入力I/F507から入力された画像、映像等を投影面に投影することができる。
冷却ファン508は、回転することで、プロジェクタ500内部の空気を排気して、プロジェクタ500の内部を冷却する。ファン駆動回路509は、CPU501及び冷却ファン508に接続されており、CPU501からの制御信号に基づいて、冷却ファン508の駆動/停止を行う。
LED駆動回路510は、CPU501の制御に従って、LED光源511の点灯/消灯を制御する。LED光源511は、LED駆動回路510からの制御し従って投写光を投写デバイス512に照射する。
投写デバイス512は、CPU501から与えられる画像データに基づいて空間光変調方式により、LED光源511からの投写光を変調して、変調光を、投写レンズ513を通して、スクリーンの投写面に画像を投写(投影)する。投写デバイス512としては、例えば、液晶パネル又はDMD(Digital Micromirror Device)等が用いられる。上記LED駆動回路510、LED光源511、投写デバイス512及び投写レンズ513は、全体として、画像データに基づいて投写面に投写画像を投写する投写部として機能している。
なお、図5に示すプロジェクタ500は、表示装置120の一例である。表示装置120は、例えば、ディスプレイ、電子黒板、サイネージ等のプロジェクタ500以外の表示装置であっても良い。
(管理システムのハードウェア構成)
図6は、一実施形態に係る管理システムのハードウェア構成図である。管理システム50は、一般的なコンピュータのハードウェア構成を有しており、例えば、CPU201、ROM202、RAM203、HD204、HDD205、メディアドライブ207、及びディスプレイ208を有する。また、管理システム50は、ネットワークI/F209、キーボード211、マウス212、光学ドライブ214、及びバス210等を有する。
CPU201は、例えば、ROM202、HD204等に格納されたプログラムやデータを読出し、処理を実行することにより、管理システム50が備える各機能を実現する演算装置である。ROM202は、IPL等のCPU201の起動に用いられるプログラム等を予め記憶した不揮発性のメモリである。RAM203は、CPU201のワークエリア等として利用される揮発性のメモリである。
HD204は、例えば、OSや、アプリケーションプログラム等のプログラムや、各種のデータを記憶するストレージ装置である。HDD205は、CPU201の制御に従って、HD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ208は、例えば、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像等の各種の情報を表示する表示装置である。
ネットワークI/F209は、通信ネットワーク2を利用してデータ通信を行うための通信インタフェースである。キーボード211は、利用者による文字、数値、各種指示などの入力操作を受付けるための入力装置の一例である。マウス212は、利用者による各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等の操作を受付けるポインティングデバイスの一例である。
メディアドライブ207は、例えば、メモリカード等の記録メディア206に対するデータの読み出しや、書き込み(記憶)を制御する。光学ドライブ214は、着脱可能な記録媒体の一例としての各種の光学ディスク213に対するデータの読み出し又は書き込みを制御する。バス210は、上記の各構成要素を電気的に接続し、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝達する。
なお、上記のコンピュータのハードウェア構成はあくまで一例である。例えば、ディスプレイ208、キーボード211、マウス212等は、管理システム50の外部に外付けされているものであっても良い。
なお、上記の管理システム50用のプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206や光学ディスク213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしても良い。また、上記の管理システム50用のプログラムは、HD204に記憶するものであっても良いし、予めROM202に記憶されたもの等であっても良い。
また、中継装置30は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、中継装置30を制御するための中継装置30用のプログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206や光学ディスク213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしても良い。また、上記の中継装置30用のプログラムは、HD204に記憶するものであっても良いし、予めROM202に記憶されたもの等であっても良い。
また、プログラム提供システム90及びメンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供システム90用のプログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供システム90用のプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206や光学ディスク213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしても良い。また、上記のプログラム提供システム90用のプログラムは、HD204に記憶するものであっても良いし、予めROM202に記憶されたもの等であっても良い。
<機能構成>
図7は、一実施形態に係る伝送システムの機能構成図である。図7において、伝送システム1は、通信ネットワーク2に接続された管理システム50、中継装置30、複数の会議装置10、及び会議装置10にそれぞれ接続された表示装置120を含む。なお、図7では、図1に示した伝送システム1のうち、2つの会議装置10の間で通信(会議)を行うために必要な構成を図示している。なお、伝送システム1は通信システムの一例であり、会議装置10は通信装置の一例である。
(会議装置の機能構成)
会議装置10は、送受信部701、通信制御部702、画像出力部703、遠隔制御部704、音声出力部705、音声入力部706、撮像部707、表示制御部708、及び操作入力受付部709等を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された会議装置用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、会議装置10は、図4に示されているRAM103、及び図4に示されているフラッシュメモリ104によって実現される記憶部1000を有している。
送受信部701は、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の装置又はシステムと各種データの送受信を行う。
通信制御部702は、図4に示されているCPU101からの命令によって実現される。通信制御部702は、例えば、会議装置10の電源がオンや、利用者による所定の操作等を契機として、送受信部701から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを送信する。また、利用者が会議装置10の電源のオフ操作を行うと、送受信部701を介して管理システム50へ電源をオフする旨の状態情報を送信した後に、操作入力受付部709が電源をオフにする。これにより、管理システム50側では、会議装置10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
また、通信制御部702は、他の会議装置10と会議を行う通信セッションに関する発信、着信、切断等の様々な通信制御を行う。
さらに、通信制御部702は、他の会議装置10等からの着信を検知する着信検知部として機能する。通信制御部702は、他の会議装置10等からの着信を検知すると、着信を検知したことを、遠隔制御部704等に通知する。
画像出力部703は、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示されているディスプレイI/F117によって実現され、画像伝送用のケーブル120cを介して、表示装置120に会議等の画像を出力する。また、画像出力部703は、表示制御部708の制御に従って、会議の発信、着信、切断、及び各種設定等を行うための様々な表示画面の画像を、画像伝送用のケーブル120cを介して表示装置120に出力する。
遠隔制御部(制御部)704は、図4に示されているCPU101からの命令や、図4に示される通信I/F部119等によって実現され、表示装置120に予め定めされた制御指示を送信することにより、表示装置120を遠隔制御する。
予め定められた制御指示には、例えば、表示装置120の表示機能を有効又は無効にするための指示、表示装置120の状態を示す状態情報の送信の指示、表示装置120に文字列、画像等を表示させる指示、及び表示装置120の電源のオン/オフの指示等が含まれる。
遠隔制御部704は、例えば、送受信部701を用いて、通信ネットワーク2に含まれるLANを介して、表示装置120と通信を行う。或いは、遠隔制御部704は、図4に示されるネットワークI/F111とは異なる通信I/F119を用いて、表示装置120と通信を行うものであっても良い。
本実施形態に係る遠隔制御部704は、通信制御部702による着信の検知に応じて、画像出力部703による画像の出力のための通信経路とは異なる通信のセッションを介して表示装置120に対して後述する様々な制御を行う。
なお、画像出力部703による画像の出力のための通信経路とは、図2の例では、画像伝送用のケーブル120cによる通信経路に対応する。また、画像出力部703による画像の出力のための通信経路とは異なる通信のセッションとは、図2の例では、LAN等のネットワークを介して、会議装置10と表示装置120との間で行われる制御信号等の送受信に対応する。
会議装置10は、遠隔制御部704によって表示装置120の表示機能を制御することで、他の会議装置から受信したコミュニケーションに関する情報を表示装置120に表示させる。なお、コミュニケーション関する情報には、例えば、着信を受けたことを示す情報、着信の発信元の情報、着信の発信元から送信された情報(例えば画像)等が含まれる。
音声出力部705は、図4に示されているCPU101からの命令、及び図4に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音データを音声信号に変換してスピーカに出力して、スピーカ115から音声を出力させる。
音声入力部706は、図4に示されているCPU101からの命令、及び図5に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号を所定の音データに変換する。
撮像部707は、図4に示されているCPU101からの命令、並びに図4に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して得られた撮像データ(例えば会議の画像)を、所定の画像(映像)データに変換して出力する。
表示制御部708は、図4に示されているCPU101からの命令によって実現される。表示制御部16は、会議中に通信先の他の会議装置10から送信される会議の画像を、画像出力部703を介して、表示装置120に表示させる。また、表示制御部708は、管理システム50から受信した宛先リストの情報を、画像出力部703を介して、表示装置120に宛先リストを表示させることができる。さらに、表示制御部708は、会議の発信、着信、切断、及び各種設定等を行うための様々な表示画面の画像を、画像出力部703を介して、表示装置120に表示させる。
操作入力受付部709は、図4に示されているCPU101からの命令、並びに図4に示されている操作ボタン108及び電源スイッチ109によって実現され、利用者による各種入力を受付ける。例えば、利用者が、図4に示されている電源スイッチ109をオンにすると、図7に示されている操作入力受付部709が電源オン操作を受付けて、電源をオンに制御する。
記憶部1000は、例えば、会議装置10を識別するための端末ID(Identification)、パスワード等の様々な情報や、データ等が記憶される。
(表示装置の機能構成)
表示装置120は、遠隔制御受信部710、画像入力部711、画像表示部712、点灯制御部713、及び制御命令実行部714等を有する。これら各部は、例えば、図5に示されている各構成要素のいずれかが、ROM502からRAM503上に展開された表示装置用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。
遠隔制御受信部710は、図5に示される通信I/F506等によって実現され、会議装置10から送信された予め定められた制御指示等の情報を受信する。また、遠隔制御受信部710は、受信した制御指示を制御命令実行部714に通知する。
予め定められた制御指示には、例えば、表示装置120の表示機能を有効又は無効にするための指示、表示装置120の状態を示す状態情報の送信の指示、表示装置120に文字列、画像等を表示させる指示、及び表示装置120の電源のオン/オフの指示等が含まれる。
遠隔制御受信部710は、例えば、通信ネットワーク2に含まれるLANに接続し、LANを介して会議装置10と通信を行う。或いは、遠隔制御受信部710は、会議装置10の通信I/F119とLANを介さずに通信を行うものであっても良い。
なお遠隔制御受信部710は、表示装置の電源がオフの時でも、会議装置10からの制御指示を受信し、受信した制御指示を制御命令実行部714に通知することができる。
画像入力部711は、図5に示されている外部入力I/F507等によって実現され、会議装置10から画像伝送用のケーブル120cを介して伝送された画像を受信する。
画像表示部712は、図5に示されているCPU501からの命令、及び図5に示されるLED駆動回路510、LED光源511、投写デバイス512、投写レンズ513等を含む投写部等によって実現される。画像表示部712は、例えば、画像入力部711が受信した画像や、制御命令実行部714に指示された画像、文字列等を表示(投写)する。
点灯制御部713は、図5に示されているCPU501、及び図5に示されるLED駆動回路510等によって実現され、例えば、図5に示されるLED光源511等の光源の点灯/消灯等を制御する。
制御命令実行部714は、図5に示されているCPU501からの命令によって実現される。制御命令実行部714は、遠隔制御受信部710によって受信され、制御命令実行部714に通知された制御情報に従って、予め定められた処理を実行する。
例えば、制御命令実行部714は、表示に関する機能を有効にさせるための制御情報を受付けると、画像表示部712に画像の表示を開始させると共に、点灯制御部713に光源を点灯させる。また、制御命令実行部714は、表示機能を無効にさせるための制御情報を受付けると、例えば、画像表示部712に画像の表示を停止させると共に、点灯制御部713に光源を消灯させる。
また、制御命令実行部714は、「状態を示す状態情報の送信」を指示する制御指示を受付けると、例えば、表示機能が有効であるか否か、画像入力部711にケーブル120cを介して会議装置10が接続されているか否か等の情報を収集する。また、制御命令実行部714は、収集された情報を含む状態情報を作成し、作成した状態情報を、遠隔制御受信部710を介して、会議装置10に通知する。
さらに、制御命令実行部714は、「画像や又は文字列等の表示」を指示する制御指示を受付けると、画像表示部712に指示された画像や文字列等を表示させる。
(管理システムの機能構成)
本実施形態では、管理システム50の具体的な構成は任意で良いので、ここでは一例を示して概要のみ説明する。
管理システム50は、送受信部51、通信制御部52、管理部53、及び記憶・読出部54を有している。これら各部は、図6に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された伝送管理用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、伝送管理システム50は、図4に示されているHD204により構築される記憶部5000を有している。
送受信部51は、図6に示されているCPU201からの命令、及び図6に示されるネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
通信制御部52は、図6に示されているCPU201からの命令によって実現され、会議装置10が、他の会議装置10と通信(会議)を行うための様々な制御を行う。
管理部53は、記憶部5000に記憶された、認証管理DB(Database)5001、端末管理DB5002、宛先リスト管理DB5003、サービス管理DB5004、及び利用状態管理DB5005等の情報を管理する。
記憶・読出部54は、図6に示されているCPU201からの命令、及びHDD205によって実現され、記憶部5000への各種データを記憶、及び記憶部5000からの各種データの読み出しを行う。
ここで、管理部53が管理する各情報について説明する。
図8、9は、一実施形態に係る管理システムが管理する管理テーブルの概念図である。
(認証管理テーブル)
図8(A)は、認証管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部5000には、図8(A)に示されているような認証管理テーブルによって構成されている認証管理DB5001が構築されている。この認証管理テーブルでは、伝送管理システム50によって管理される会議装置10の識別情報である端末IDの各々に対して、パスワードが関連付けられて管理されている。
(端末管理テーブル)
図8(B)は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8(B)に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、会議装置10の端末ID毎に、各会議装置10を宛先とした場合の宛先名、各会議装置10の稼動状態、後述のログイン要求情報が伝送管理システム50で受信された受信日時、及び会議装置10のIPアドレスが関連付けられて管理される。
(宛先リスト管理テーブル)
図8(C)は、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8(C)に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5003が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通話の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、宛先候補として登録されている宛先端末の端末IDが関連付けられて管理される。
(サービス管理テーブル)
図9(A)は、サービス管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9(A)に示されているようなサービス管理テーブルによって構成されているサービス管理DB5004が構築されている。このサービス管理テーブルでは、伝送管理システム50が各会議装置10に提供するサービスを識別するためのサービスID、及び図9(A)に示した品質IDが関連付けられて管理されている。
(利用状態管理テーブル)
図9(B)は、利用状態管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9(B)に示されているような利用状態管理テーブルによって構成されている利用状態管理DB5005が構築されている。この利用状態管理テーブルでは、図9(B)に示した品質ID、セッションID、及び、このセッションIDで示される通信セッションの利用状態を示す利用状態情報が関連付けられて管理されている。例えば、図9(B)では、利用状態として、利用中である旨を示す場合は「1」で、利用していない(利用中でない)旨を示す場合は「0」で示されている。
(中継装置の機能構成)
中継装置30は、会議装置10と他の会議装置10との通信を中継する。例えば、会議装置10は、他の複数の会議装置10と通信を行う場合、中継装置30に対して会議画像等のデータを送信する。中継装置30は、会議装置10から受信したデータを、他の複数の会議装置10に転送する。これにより、会議装置10は、複数の会議装置10と通信行うときでも、中継装置30だけにデータを送信すれば良いので、複数の会議装置10による通信が容易になる。
なお、本実施形態では、中継装置30の構成は任意で良いので、ここでは具体的な構成の説明は省略する。
<実施形態の処理又は動作>
続いて、各実施形態の具体的な処理について説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、会議装置10の遠隔制御部704により、表示装置120の電力制御(例えば、表示機能を有効又は無効にする制御等)を行う場合の例について説明する。
本実施形態に係る会議装置10は、会議の画像を外部に接続された表示装置120に表示させる。このような会議装置10では、会議を行う前に表示装置120を、例えば、画像伝送用のケーブル120cで会議装置10に接続し、会議装置10及び表示装置120の電源をオンさせる。
しかし、プロジェクタや、大画面のディスプレイ等は、例えば、消費電力の観点等から、使用中以外は電源がオフされることが多い。一方、会議装置10は、いつでも着信を受けられるように、通信ネットワーク2に接続されている場合がある。
例えば、会議装置10が着信を受けると、会議装置10は発信元の情報等を表示装置120に出力する。しかし、表示装置120の電源がオフされている場合、会議装置10が出力した発信元の情報が表示装置120に表示されない。従って、利用者は、例えば、会議装置10から着信音が聞こえても、発信元の情報を得ることができず、応答をすべきかどうかの判断に迷う場合等がある。また、大きな会議室等では、着信音等に応じて、利用者が表示装置120の電源をオンするまでに時間を要してしまう場合がある。
本実施形態に係る会議装置10は、会議の画像を外部に接続された表示装置120に表示させる会議装置10において、着信を受けた場合に、発信元の情報を表示装置120に表示させることを容易にする。
<処理の流れ>
図10は、第1の実施形態に係る会議装置の処理の例を示すフローチャートである。なお、図10の処理の開始時点において、会議装置10は通信ネットワーク2に接続され、他の会議装置10からの着信を受けられる状態にあるものとする。また、会議装置10には、例えば、図2で前述した方法等により、表示装置120のIPアドレスが設定されているものとする。さらに、表示装置120には、画像伝送用ケーブル120cで会議装置10と接続され、コンセント等から電力が供給されているものとする。
ステップS1001において、会議装置10は、通信制御部(着信検知部の一例)702が着信を検知すると、ステップS1002以降の処理を実行する。
ステップS1002に移行すると、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120に動作状態を問い合わせる。なお、具体的な動作状態の問合せ方法については後述する。
ステップS1003において、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120から取得した動作状態の情報に基づいて、表示装置120が表示可能な状態であるかどうか(表示に関する機能が有効であるか否か)を判断する。表示装置120が表示可能な状態でない場合、ステップS1004において、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120に、表示に関する機能を有効にさせるための制御情報(以下、有効にするための指示と呼ぶ)を送信する。一方、表示装置120が表示可能な状態である場合、会議装置10の遠隔制御部704は、処理を終了させる。
上記の処理により、会議装置10が着信を検知したとき、表示装置120が表示に関する機能が停止していても、自動的に表示装置120の表示が開始されるようになる。
次に、図11のシーケンス図を用いて、本実施形態に係る会議装置10と表示装置120との間の処理について、詳しく説明する。
図11は、第1の実施形態に会議装置と表示装置との間の処理の例を示すシーケンス図である。
ステップS1101において、会議装置10の通信制御部702は、例えば、他の会議装置10からの着信を検知する。着信を検知した通信制御部702は、着信が検知されたことを遠隔制御部704に通知する。
ステップS1102において、会議装置10の遠隔制御部704は、予め記憶した表示装置120のIPアドレスに基づいて、表示装置120に状態情報の送信を指示する情報を送信する。送信された情報は、例えば、通信ネットワーク2に含まれるLANを介して、表示装置120に送信される。
ステップS1103において、表示装置120の遠隔制御受信部710は、会議装置10から送信された状態情報の送信を指示する情報を受信し、受信した情報を制御命令実行部714に通知する。これに応じて、制御命令実行部714は、表示装置120の状態情報を取得する。この状態情報には、例えば、表示装置120の表示機能が動作している(有効)か、停止している(無効)か、を示す情報等が含まれる。
ステップS1104において、表示装置120の制御命令実行部714は、遠隔制御受信部710を介して、取得した状態情報を会議装置10に送信する。図11の例では、この状態情報には、表示装置120の表示機能が停止していることを示す情報が含まれる。
ステップS1105において、会議装置10の遠隔制御部704は、送受信部701を介して、表示装置120から送信された状態情報を受信する。図11の例では、この状態情報には、表示装置120の表示機能が停止していることを示す情報が含まれるので、遠隔制御部704は、表示装置120に、表示機能を有効にするための指示を送信する。
ステップS1106において、表示装置120の遠隔制御受信部710は、会議装置10から送信された表示機能を有効にするための指示を受信すると、受信した指示を制御命令実行部714に通知する。これに応じて、制御命令実行部714は、表示装置120の表示機能を有効にする。例えば、制御命令実行部714は、画像表示部712に、画像入力部711に入力された画像を表示させると共に、点灯制御部713に光源を点灯させる。
ステップS1107において、表示装置120の制御命令実行部714は、遠隔制御受信部710を介して、表示機能を有効にする処理が完了したことを示す情報を会議装置10に送信する。
なお、図10及び図11の処理はあくまで一例である。会議装置10の遠隔制御部704は、着信に応じて、会議装置10が画像を表示させる表示装置120の少なくとも表示に関する機能(表示、点灯等)を有効にするものであれば良い。
また、会議装置10の遠隔制御部704は、S1001で検知された着信に応じて、ステップS1002、S1003の処理を省略して、ステップS1004の表示装置120に表示機能を有効にするための指示を送信するもの等であっても良い。
以上、本実施形態によれば、会議装置10は、着信を検知すると、会議装置10が画像を表示させる表示装置120の表示に関する機能を自動的に有効にすることができる。これにより、本実施形態に係る会議装置10によれば、会議の画像を外部に接続された表示装置120に表示させる会議装置10において、着信を受けた場合に、表示装置の表示機能が有効でない場合であっても発信元の情報を表示装置に表示させることを容易にすることができる。
(応用例1)
上記の説明では、会議装置10の遠隔制御部704が、着信に応じて、表示装置120の表示に関する機能を有効にする場合について説明を行った。別の一例として、会議装置10の遠隔制御部704は、会議装置10の起動に応じて、表示装置120の表示に関する機能を有効にするものであっても良い。
図12(a)に、応用例1に係る会議装置10の処理の流れを示す。
ステップS1201において、会議装置10は、例えば、利用者による会議装置10の起動操作を受付けると、ステップS1202以降の処理を実行する。
ステップS1202において、会議装置10の起動処理が行われ、会議装置10は処理を開始する。
ステップS1203において、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120に動作状態を問い合わせる。
ステップS1204において、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120から取得した動作状態の情報に基づいて、表示装置120が表示可能な状態であるかどうかを判断する。表示装置120が表示可能な状態でない場合、ステップS1205において、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120に表示に関する機能を有効にするための指示を送信する。一方、表示装置120が表示可能な状態である場合、会議装置10の遠隔制御部704は、処理を終了する。
上記の処理により、会議装置10が起動したとき、表示装置120が表示に関する機能が停止していても、自動的に表示装置120の表示が開始されるようになる。
(応用例2)
会議装置10は、所定の条件に応じて、表示装置120の表示に関する機能を停止させるものであっても良い。
図12(b)は、応用例2に係る会議装置10の処理の例を示す。なお、図12(b)の処理の開始時点において、会議装置10は、他の会議装置10と通信中であるものとする。
ステップS1211において、会議装置10は、通信制御部702によって会議の通信が切断されたことを検知すると、ステップS1212以降の処理を実行する。
ステップS1212に移行すると、会議装置10の遠隔制御部704は、所定の時間(例えば1分)待機する。
ステップS1213において、会議装置10の遠隔制御部704は、会議装置10が待機状態(通信していない状態)であるかどうかを判断する。会議装置10が待機状態である場合、ステップS1214において、遠隔制御部704は、表示装置120に表示に関する機能を無効にするための指示を送信する。一方、会議装置10が待機状態でない場合(通信中等)、会議装置10は、処理をステップS1211に移行させて、同様の処理を繰り返す。
上記の処理により、会議装置10で通信が終了した後、表示装置120が表示に関する機能を自動的に停止させることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、表示装置120が、会議装置10と画像伝送用のケーブル120cで接続されておらず、会議装置10から出力された画像を表示できない場合の処理の例について説明する。なお、会議装置10の遠隔制御部704と、表示装置120の遠隔制御受信部710及び制御命令実行部714との間の処理の流れは、図11に示す第1の実施形態と同様なので、ここでは詳細な説明を省略する。
<処理の流れ>
図13は、第2の実施形態に係る会議装置の処理の例を示すフローチャートである。なお、図13の処理の開始時点において、会議装置10は通信ネットワーク2に接続され、他の会議装置10からの着信を受けられる状態にあるものとする。また、会議装置10には、例えば、図2で述べた方法等により、表示装置120のIPアドレスが設定されているものとする。さらに、表示装置120には、コンセント等から電力が供給されているものとする。
なお、ステップS1001〜ステップS1004の処理は、第1の実施形態と同様なので、ここでは差分を中心に説明する。
ステップS1301において、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120に画像信号の入力状態を問い合わせる。なお、このとき、会議装置10の表示制御部708は、画像出力部703を介して、表示装置120に所定の画像信号(例えば、着信を通知する画面等)を出力しているものとする。
ステップS1302において、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120から取得した画像信号の入力状態の情報に基づいて、表示装置120に画像信号が入力されているか否かを判断する。表示装置120に画像信号が入力されている場合、処理を終了させる。一方、表示装置120に画像信号が入力されていない場合、ステップS1303において、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120に、会議装置10への画像伝送用のケーブル120cの接続を確立するための情報(例えば、利用者にケーブル120cの接続を促す情報)の表示を指示する。なお、この指示は、表示装置120の会議装置10への接続を確立するための制御情報の一例である。
これにより、表示装置120は、会議装置10から受信した指示に基づいて、制御命令実行部714が、画像表示部712に画像伝送用ケーブル120cの接続を確立するための情報を表示させる。このとき、表示装置120の画像表示部712によって表示される表示画面の例を図14に示す。
図14は、第2の実施形態に係る表示装置の表示画面の例を示す図である。
図14(a)の例では、表示画面1401に、画像伝送用のケーブル120cの接続を確立するための情報の一例として、「ケーブルを接続して下さい。」という、利用者にケーブル120cの接続を促すメッセージ1402が表示されている。
また、図12(b)の例では、表示画面1403に、画像伝送用ケーブル120cの接続を確立するための情報の別の一例として、「ケーブルが接続されていません。」というメッセージ1404が表示されている。例えば、このように、表示装置120に表示されるメッセージは、メッセージを見た利用者に画像伝送用のケーブル120cの接続を促すことができる内容であれば、具体的なメッセージの内容は任意で良い。
なお、図13のステップS1301において、会議装置10が表示装置120に画像信号の入力状態を問い合わせる処理は、会議装置10と表示装置120とが、ケーブル120cで接続されているか否かを確認する処理の一例である。
例えば、画像伝送用のケーブル120cがHDMIケーブルである場合、HPD(Hot Plug Detect)信号により機器の接続を検出することができる。この場合、会議装置10は、図13のステップS1301において、表示装置120に、画像入力部711に機器が接続されているか否かを問い合わせるものであっても良い。或いは、会議装置10と表示装置120とが、ケーブル120cで接続されている否かの判定は、会議装置10側の画像出力部703等によって行われるものであっても良い。
以上、本実施形態によれば、会議装置10は、着信を検知すると、会議装置10が画像を表示させる表示装置120の表示に関する機能を自動的に有効にする。さらに、会議装置10は、表示装置120にケーブル120cを介して会議装置10が接続されていない場合、表示装置120にケーブル120cの接続を確立するための情報を表示させる。
これにより、本実施形態に係る会議装置10によれば、会議の画像を外部に接続された表示装置120に表示させる会議装置10において、着信を受けた場合に、発信元の情報を表示装置に表示させることを容易にすることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、会議装置10の遠隔制御部704が、着信に応じて、表示装置120に着信に係る情報を表示させる例について説明する。なお、会議装置10の遠隔制御部704と、表示装置120の遠隔制御受信部710及び制御命令実行部714との間の処理の流れは、図11に示す第1の実施形態と同様なので、ここでは詳細な説明を省略する。
<処理の流れ>
図15は、第3の実施形態に係る会議装置の処理の例を示すフローチャートである。なお、図15の処理の開始時点において、会議装置10は通信ネットワーク2に接続され、他の会議装置10からの着信を受けられる状態にあるものとする。また、会議装置10には、例えば、図2で前述した方法等により、表示装置120のIPアドレスが設定されているものとする。さらに、表示装置120には、コンセント等から電力が供給されているものとする。
図15(a)は、第3の実施形態に係る会議装置の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1001〜S1004までの処理は、図10に示す第1の実施形態の処理と同様である。これらの処理により、会議装置10は、着信を検知すると表示装置120に表示に関する機能を有効にするための指示を送信する。
また、図15(a)の例では、会議装置10は、ステップS1501において、表示装置120に着信に係る情報(着信情報)の表示を指示する。この指示には、例えば、着信があることを示す情報、発信元の会議端末の情報、発信元の利用者の情報等が含まれる。
これにより、表示装置120は、会議装置10から受信した指示に基づいて、制御命令実行部714が、画像表示部712に着信に係る情報を表示させる。このとき、表示装置120の画像表示部712によって表示される表示画面の例を図16(a)に示す。
図16(a)の例では、表示装置120の表示画面1601には、着信があることを示すメッセージ1602が表示されている。また、図16(a)の例では、着信があることを示すメッセージ1602に、発信元の会議装置10の識別情報(端末ID 01aa)が含まれている。
このように、本実施形態による会議装置10は、画像を表示させる表示装置120と画像伝送用のケーブル120cで接続されていない場合でも、着信に応じて、表示装置120に着信に係る情報を表示させることができる。
図15(b)は、第3の実施形態に係る会議装置の処理の別の一例を示すフローチャートである。
ステップS1001〜S1004までの処理は、図10に示す第1の実施形態のステップS1001〜S1004の処理と同様である。この処理により、会議装置10は、着信を検知すると表示装置120に表示に関する機能を有効にするための指示を送信する。
また、ステップS1301、S1302の処理は、図13に示す第2の実施形態のステップS1301、S1302の処理と同様である。この処理により、会議装置10は、表示装置120に、画像伝送用ケーブル120cを介して会議装置10が接続されているか否かを判断する。
また、図15(b)の例では、会議装置10は、ステップS1302において、表示装置120に、ケーブル120cを介して会議装置10が接続されていないと判断された場合、ステップS1511において、表示装置120に着信に係る情報の表示を指示する。
一方、会議装置10は、ステップS1302において、表示装置120に、ケーブル120cを介して会議装置10が接続されていると判断された場合、処理を終了させる。これは、表示装置120が、会議装置10から画像伝送用のケーブル120cを介して入力された着信情報を含む画像を表示していると考えられるためである。
ステップS1512において、会議装置10の遠隔制御部704は、表示装置120に、会議装置10への画像伝送用ケーブル120cの接続を確立するための情報の表示を指示する。
上記の処理により、表示装置120の制御命令実行部714は、会議装置10から受信した指示に基づいて、画像表示部712に、着信に係る情報と、画像伝送用ケーブル120cの接続を促す情報とを表示させる。このとき、表示装置120の画像表示部712によって表示される表示画面の例を図16(b)に示す。
図16(b)の例では、表示装置120の表示画面1603には、着信があることを示すメッセージ1604と、ケーブル120cの接続を確立するための情報の一例である利用者にケーブルの接続を促すメッセージ1304とが表示されている。また、図16(b)の例では、着信があることを示すメッセージ1604に、発信元の会議装置10の情報(「A社東京事業所AA端末」等)が含まれている。なお、発信元の情報の取得方法については後述する。
なお、図16において、着信に係る情報、及びケーブル120cの接続を確立するための情報が、文字列の場合の例を示したが、着信に係る情報、又はケーブル120cの接続を促す情報は画像情報であっても良い。
このように、本実施形態に係る会議装置10は、画像を表示させる表示装置120と画像伝送用のケーブル120cで接続されていない場合、着信に応じて、表示装置120に着信に係る情報や、ケーブル120cの接続を確立するための情報等を表示させることができる。
(発信元の情報の取得処理)
ここで、会議装置10が、着信を検知したときに、発信元の宛先情報を取得する方法の一例について説明する。
図17は、第3の実施形態に係る伝送システムの発信元情報の取得処理の例を示すシーケンス図である。なお、ここでは、発信側の会議装置10aaを「要求元端末」とし、要求元端末の端末IDが「01aa」であるものとする。また、着信側の会議装置10dbを「宛先端末」とし、宛先端末の端末IDが「01db」であるものとして、以下の説明を行う。
ステップS1701において、要求元端末は、要求元端末の利用者による、宛先端末の選択操作を受付けると、管理システム50にセッションの開始を要求する開始要求情報を送信する(ステップS1702)。この開始要求情報には、例えば、要求元端末の要求元端末ID、宛先端末の宛先端末ID、及び要求元端末に提供されるサービス内容を識別するためのサービスID等が含まれる。また、開始要求情報には、要求元端末のIPアドレス(要求元IPアドレス)等も含まれる。
ステップS1703において、端末10Aから開始要求情報を受信した管理システム50の通信制御部52は、開始要求情報に含まれる要求元端末の端末ID「01aa」に基づいて、図8(B)に示す端末管理テーブルを更新する。例えば、通信制御部52は、管理部53を介して、要求元端末の端末ID「01aa」に対応する稼働状態の情報を「ONライン(通信中)」に変更し、受信日時の情報を更新する。
ステップS1704において、管理システム50の通信制御部52は、要求元端末から受信した開始要求情報に含まれるサービスIDを抽出する。
ステップS1505において、管理システム50の通信制御部52は、抽出したサービスIDに対応するサービス内容を、管理部53を介して、サービス管理DB5004から取得する。
ステップS1706において、管理システム50の通信制御部52は、宛先端末にセッションの開始を要求する開始要求情報を送信する。この開始要求情報には、例えば、要求元端末の要求元端末ID等が含まれる。
ステップS1707において、宛先端末(会議装置10db)の通信制御部702は、管理システム50から開始要求情報を受信することにより、着信を検知することができる。着信を検知した通信制御部702は、着信を検知したことを遠隔制御部704に通知する。
遠隔制御部704は、開始要求情報に含まれる要求元端末の要求元端末IDを用いて、表示装置120に着信情報を表示させることもできるが、さらに要求元端末の情報を取得する場合、以下に示すステップS1708〜S1712の処理を実行する。
ステップS1708において、宛先端末の遠隔制御部704は、送受信部701を介して、管理システム50に宛先リストを要求する宛先リスト要求情報を送信する。この宛先リスト要求情報には、宛先端末の端末ID「01db」が含まれる。
なお、宛先リストは、予め登録された会議装置10の宛先の情報を一覧表示することにより、利用者の宛先の選択操作を容易にするためのものである。ここでは、会議装置10が、この宛先リストの仕組みを用いて要求元端末の情報を取得する場合の例について説明する。
ステップS1709において、管理システム50は、宛先端末(会議装置10db)から宛先リスト要求情報を受信すると、管理部53により、宛先リスト管理DB5003から、宛先端末と通信することができる端末のリストを抽出する。例えば、管理部53は、宛先端末の端末ID「01db」を検索キーとして、図8(c)に示す宛先リスト管理テーブルを検索することにより、宛先端末と通信することができる端末のリストを抽出する。
ステップS1710において、管理システム50の管理部53は、抽出した各端末の宛先名を、端末管理DB5002から抽出する。例えば、管理部53は、ステップS1709で抽出された端末の端末IDをキーとして、図8(B)に示す端末管理テーブルを検索することにより、各端末の宛先名を抽出する。
ステップS1711において、管理システム50の管理部53は、送受信部51を介して、宛先端末(会議装置10db)に宛先リスト情報を送信する。この宛先リスト情報には、ステップS1709で抽出された端末IDと、各端末IDに対応する宛先名の情報が含まれる。
ステップS1712において、宛先端末(会議装置10db)の遠隔制御部704は、管理システム50から受信した宛先リスト情報に基づいて、要求元端末の端末ID「01aa」と一致する宛先名「日本 東京事業所 AA端末」を抽出する。例えば、このようにして、宛先端末は、要求元端末に係る情報を取得することができる。
ステップS1713において、例えば、図15(b)の処理を実行することにより、ステップS1714において、宛先端末に対応する表示装置120dbは、図16(b)に示すような表示画面1603を表示することができる。
以上、本実施形態によれば、会議装置10は、着信を検知すると、会議装置10が画像を表示させる表示装置120の表示に関する機能を自動的に有効にする。さらに、会議装置10は、表示装置120に画像出力部703とは異なる通信部(例えば送受信部701)を用いて、表示装置120に着信に係る情報を表示させる。
これにより、本実施形態に係る会議装置10によれば、会議の画像を外部に接続された表示装置120に表示させる会議装置10において、着信を受けた場合に、発信元の情報を表示装置に表示させることを容易にすることができる。
また、本実施形態による会議装置10によれば、着信を受けた場合に、会議装置10とケーブル120cが接続されていない表示装置120に対しても、着信に係る情報を表示させることができるようになる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、会議装置10と表示装置120とがケーブル120cで接続されていない状態で、通信(会議)が開始された場合の処理の例について説明する。
<処理の流れ>
図18は、第4の実施形態に係る伝送システムの着信処理の例を示すシーケンス図である。なお、図18の処理の開始時点において、表示装置10dbは、画像転送用のケーブル120cで会議装置10dbに接続されていないものとする。
なお、図18のステップS1701〜S1707の処理は、図17に示す第3の実施形態の処理と同様なので、ここでは差分を中心に説明する。
ステップS1707において、会議装置10dbの通信制御部702によって、要求元端末からの着信が検知された後、例えば、ステップS1801において、利用者、又は宛先端末の通信制御部702等により、応答操作が行われるものとする。これにより、会議装置10dbの通信制御部702は、管理システム50に開始応答情報を送信する。
なお、ステップS1801のタイミングで着信操作を行うのはあくまで一例であり、応答操作を行うタイミングは、ステップS1707以降の他のタイミングであっても良い。ここでは、一例として、ステップS1801のタイミングで着信操作を行った場合の処理について、以下の説明を行う。
ステップS1802において、セッション確立処理が行われ、会議装置10aaと会議装置10dbとの間のセッションが確立される。なお、会議装置10aaと会議装置10dbとの間の通信は、実際には中継装置30を介して行われる。
ステップS1803において、会議装置10dbは、画像出力部703から、会議の画像の表示装置10dbへの出力を開始する。
ステップS1804において、会議装置10dbの遠隔制御部704は、ステップS1707の着信の検知に応じて、表示装置10dbに表示機能を有効にするための指示を送信する。この処理は、ステップS1802、S1803の処理の前に行われるものであっても良いし、ステップS1802、S1803の処理と並行して行われるものであっても良い。
ステップS1804において、会議装置10dbの遠隔制御部704は、表示装置120dbに、画像入力状態の送信を指示する。
ステップS1806において、表示装置10dbの制御命令実行部714は、ケーブル120cが接続されていないので、遠隔制御受信部710を介して、会議装置10dbに画像入力がないことを示す情報を送信する。
ステップS1806において、会議装置10dbの遠隔制御部704は、通信中に、表示装置120とのケーブル120cが接続されていない場合、例えば、会議装置10aaから受信した会議の画像の少なくとも一部の表示を、表示装置10dbに指示する。
例えば、遠隔制御部704は、会議装置10aaから受信した動画像から静止画像を作成し、所定の時間間隔(例えば10秒毎)に作成した静止画像の表示を表示装置120dbに指示するものであっても良い。或いは、遠隔制御部704は、会議装置10aaから受信した動画像のうち、所定の期間(例えば30秒間)の動画像を取得し、取得した動画像の表示を表示装置120dに指示するものであっても良い。
ステップS1808において、会議装置10dbの遠隔制御部704は、表示装置120dbに、ケーブル120cの接続を促す情報の表示を指示する。
ステップS1809において、表示装置120dbの制御命令実行部714は、ステップS1807、S1808の指示に応じて、画像表示部712に、指示された情報を表示させる。このとき、表示装置120の画像表示部712によって表示される表示画面の例を図19に示す。
図19は、第4の実施形態に係る表示装置の通信中の表示画面の例を示す図である。表示装置120dbの表示画面1901には、会議の画像の少なくとも一部1902(例えば静止画像)と、ケーブル120cの接続を促すメッセージ1903とが表示されている。
以上、本実施形態によれば、会議装置10は、着信を検知すると、会議装置10が画像を表示させる表示装置120の表示に関する機能を自動的に有効にする。さらに、会議装置10は、表示装置120に画像出力部703とは異なる通信部(例えば送受信部701)を用いて、表示装置120に会議の画像の少なくとも一部を表示させることができる。
これにより、本実施形態に係る会議装置10によれば、表示装置120と会議装置10との間のケーブル120cが接続されていない状態で、着信に応答した場合でも、発信元の利用者を画像で確認することができるようになる。
<まとめ>
以上、本発明に係る会議装置(10)は、
他の通信装置から受信したコミュニケーションに関する情報を外部に接続された表示装置(120)に表示させる通信装置(10)であって、
前記コミュニケーションを開始するための着信を検知する着信検知部(702)と、
前記表示装置(120)に前記コミュニケーションに関する情報を出力する画像出力部(703)と、
前記着信の検知に応じて、前記画像出力部(703)による画像の出力のための通信経路とは異なる通信のセッションを介して前記表示装置(120)の表示機能を制御する制御部(704)と、
を有し、
前記制御部によって前記表示装置の表示機能を制御することで前記コミュニケーションに関する情報を前記表示装置へ表示させる。
これにより、他の通信装置から受信したコミュニケーションに関する情報を外部に接続された表示装置(120)に表示させる通信装置(10)において、着信を受けた場合に、表示装置の表示機能が有効でない場合であっても発信元の情報を表示装置(120)に表示させることを容易にする通信装置(10)を提供することができる。
1 伝送システム(通信システム)
10 会議装置(通信装置)
50 伝送管理システム(管理システム)
120 表示装置
120c ケーブル
702 通信制御部(着信検知部)
703 画像出力部
704 遠隔制御部(制御部)
710 遠隔制御受信部(制御命令受信部)
711 画像入力部
714 制御命令実行部
特開2013−175059号公報 特開2006−333481号公報

Claims (9)

  1. 他の通信装置から受信したコミュニケーションに関する情報を外部に接続された表示装置に表示させる通信装置であって、
    前記コミュニケーションを開始するための着信を検知する着信検知部と、
    前記表示装置に前記コミュニケーションに関する情報を表示させるために画像を出力する画像出力部と、
    前記着信の検知に応じて、前記画像出力部による画像の出力のための通信経路とは異なる通信のセッションを介して前記表示装置の表示機能を制御し、前記表示装置が前記画像出力部に接続されていない場合、前記着信の検知に応じて、前記表示装置の前記通信装置への接続を確立するための制御情報を前記表示装置へ送信する制御部と、
    を有し、
    前記制御部によって前記表示装置の表示機能を制御することで前記コミュニケーションに関する情報を前記表示装置へ表示させる通信装置。
  2. 前記制御部は、
    前記着信の検知に応じて、前記表示装置の表示に関する機能を有効にさせるための制御情報を前記表示装置へ送信する請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記コミュニケーションに関する情報は、
    前記着信を受けたことを示す情報を含む請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記コミュニケーションに関する情報は、
    前記着信の発信元の情報を含む請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記コミュニケーションに関する情報は、
    前記着信の発信元から送信された画像の少なくとも一部を含む請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信装置と、
    前記通信装置に接続される表示装置と、
    を含む通信システムであって、
    前記表示装置は、
    前記通信装置から出力された画像を受信する画像入力部と、
    前記通信装置から前記表示装置の表示機能を制御する制御命令を受信する制御命令受信部と、
    前記制御命令受信部によって受信された制御命令を実行する制御命令実行部と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  7. 他の通信装置から受信したコミュニケーションに関する情報を表示装置に表示させる通信システムであって、
    前記コミュニケーションを開始するための着信を検知する着信検知部と、
    前記表示装置に前記コミュニケーションに関する情報を表示させるために画像を出力する画像出力部と、
    前記着信の検知に応じて、前記画像出力部による画像出力のための通信経路とは異なる通信のセッションを介して前記表示装置の表示機能を制御し、前記表示装置が前記画像出力部に接続されていない場合、前記着信の検知に応じて、前記表示装置の前記通信装置への接続を確立するための制御情報を前記表示装置へ送信する制御部と、
    を有し、
    前記制御部によって前記表示装置の表示機能を制御することで前記コミュニケーションに関する情報を前記表示装置へ表示させる通信システム。
  8. 他の通信装置から受信したコミュニケーションに関する情報を外部に接続された表示装置に表示させる通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置が、
    前記コミュニケーションを開始するための着信を検知する検知ステップと、
    前記着信の検知に応じて、前記表示装置に前記コミュニケーションに関する情報を表示させるために画像を出力する画像出力による画像の出力のための通信経路とは異なる通信のセッションを介して前記表示装置の表示機能を制御する制御ステップと、
    前記表示装置が前記画像出力部に接続されていない場合、前記着信の検知に応じて、前記表示装置の前記通信装置への接続を確立するための制御情報を前記表示装置へ送信するステップと、
    実行し
    前記制御ステップによって前記表示装置の機能を制御することで前記コミュニケーションに関する情報を前記表示装置へ表示させる通信装置の制御方法。
  9. 請求項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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