JP6592905B2 - サーバ装置、動画データ配信方法、及びプログラム - Google Patents

サーバ装置、動画データ配信方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、携帯端末においてAR技術により動画を再生するためのサーバ装置、動画データ配信方法、及びプログラムに関する。
デジタルカメラやスマートフォン等で撮影した画像のデジタルデータを読み込んでプリント出力する画像プリント装置が様々な場所に設置されている。例えば、利用者は、デジタルカメラで撮影した画像データが記憶された記憶媒体を持参し、記憶媒体内の画像データを画像プリント装置に読み込ませる。画像プリント装置は、記憶媒体から読み込んだ画像データの画像を表示し、利用者に提示する。そして、利用者が、プリントする画像を選択し、プリントサイズやプリント枚数を指定すると、画像プリント装置は画像を指定されたサイズでプリント出力する。このような画像プリント装置においては、利用者のニーズが多様化しており、常に新たなサービスが求められている。
従来、タブレット端末やスマートフォン等の携帯端末で撮影した現実空間の画像上に、仮想物体等の画像を重畳して表示する拡張現実(AR:Augmented Reality)技術が知られている(例えば特許文献1、2参照)。
特開2011−8752号公報 特表2012−503228号公報
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、画像プリント装置から出力されたプリント物を携帯端末で撮影することで、プリント物に動画が重畳して再生されるように携帯端末へ動画データを配信するサーバ装置、動画データ配信方法、及びプログラムを提供することを課題とする。
本発明の一態様によるサーバ装置は、第1携帯端末から画像データ及び動画データを受信する受信部と、前記画像データ及び動画データを保存する記憶部と、前記動画データの保存場所情報を前記第1携帯端末へ送信する第1送信部と、前記画像データ及び前記保存場所情報をコード化したコード画像がプリントされたプリント物から前記コード画像を読み取り、読み取ったコード画像から前記保存場所情報を取得してアクセスしてきた第2携帯端末へ、前記動画データを送信する第2送信部と、を備えるものである。
本発明の一態様によるサーバ装置において、前記第2送信部は、前記第2携帯端末が前記プリント物から読み取った画像の特徴点と、前記記憶部に保存された画像データの特徴点とが一致した場合に、前記第2携帯端末へ前記動画データを送信することを特徴とする。
本発明の一態様によるサーバ装置は、前記記憶部に前記画像データ及び動画データを保存してから所定期間経過した場合、前記第2携帯端末へ、動画データの削除を通知することを特徴とする。
本発明の一態様によるプログラムは、記憶部に記憶されている動画データから静止画像を切り出す切り出し部と、前記動画データ及び前記静止画像の画像データをサーバ装置へ送信する送信部と、前記サーバ装置から前記動画データの保存場所情報を受信する受信部と、前記画像データ及び前記保存場所情報を画像プリント装置へ転送する転送部と、として携帯端末のコンピュータを機能させるものである。
本発明の一態様によるプログラムは、さらに、前記携帯端末のカメラを用いて、プリント物にプリントされたコード画像を読み取って前記保存場所情報を取得し、前記保存場所情報に基づいて前記サーバ装置にアクセスして前記画像データを取得し、前記カメラを用いて前記プリント物上の画像を取得する取得部と、前記サーバ装置から取得した画像と、前記プリント物上の画像の特徴点を比較する比較部と、特徴点が一致した場合に、前記サーバ装置から前記画像データに対応する動画データを受信し、前記動画データを、前記カメラで撮影している前記プリント物の画像に重畳させて再生する再生部と、として携帯端末のコンピュータを機能させるものである。
本発明の一態様によるプログラムは、さらに、前記保存場所情報の受信後、所定期間内に前記画像データ及び前記保存場所情報が画像プリント装置へ転送されない場合、又は画像プリント装置へ転送されていない前記画像データ及び前記保存場所情報の数が所定数に達した場合に、未購入のプリント物があることを報知する期限管理部として携帯端末のコンピュータを機能させるものである。
本発明の一態様による動画データ配信方法は、第1携帯端末、第2携帯端末、画像プリント装置、及びサーバ装置を用いた動画データ配信方法であって、前記第1携帯端末が、動画データから静止画像を切り出し、前記動画データ及び前記静止画像の画像データを前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置が、前記第1携帯端末から受信した前記動画データ及び画像データを記憶部に保存し、前記動画データの保存場所情報を前記第1携帯端末へ送信し、前記第1携帯端末が、前記画像データ及び前記保存場所情報を前記画像プリント装置へ転送し、前記画像プリント装置が、前記保存場所情報をコード化してコード画像を生成し、前記画像データと前記コード画像とを合成した合成画像を印画紙にプリントしてプリント物を出力し、前記第2携帯端末が、カメラを用いて、前記プリント物にプリントされたコード画像を読み取って前記保存場所情報を取得し、前記保存場所情報に基づいて前記サーバ装置にアクセスして前記動画データを取得し、前記動画データを、前記カメラで撮影している前記プリント物の画像に重畳させて再生することを特徴とする。
本発明によれば、画像プリント装置から出力されたプリント物を携帯端末で撮影することで、プリント物に動画が重畳して再生されるように携帯端末へ動画データを配信する。
本実施形態に係る動画データ配信システムの概略構成図である。 画像プリント装置から出力されるプリント物の例を示す図である。 携帯端末の構成図である。 動画登録再生アプリを実行することで実現される機能ブロック図である。 サーバ装置の構成図である。 画像プリント装置の構成図である。 画像プリント装置における画像購入時の表示画面の例を示す図である。 本実施形態に係る動画データ配信方法を説明するシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る動画データ配信システムの概略構成図である。図1に示すように、動画データ配信システムは、サーバ装置1、画像プリント装置2、及び携帯端末4(4A、4B)を備える。携帯端末4は、カメラや通信機能を持つスマートフォンやタブレット機器等である。携帯端末4Aは、画像データと動画データとをサーバ装置1に登録する。動画データは、例えば携帯端末4Aのカメラで撮影した動画である。画像データは、例えば動画データから切り出された静止画像のデータである。
サーバ装置1は、携帯端末4Aから画像データ及び動画データを受信すると、動画データにアクセスするための保存場所情報(例えばURL)を携帯端末4Aへ送信する。
ユーザが、携帯端末4Aから画像データ及び保存場所情報を画像プリント装置2へ転送し、料金を支払うと、画像プリント装置2は保存場所情報をコード化して二次元コードを生成し、二次元コード画像と、携帯端末4Aから受信した画像データの画像とを合成し、合成画像を印画紙にプリントしてプリント物3を出力する。これにより、図2に示すように、画像31及び二次元コード32がプリントされたプリント物3が作成される。
ユーザが携帯端末4Bのカメラでプリント物3上の二次元コード32を撮影すると、携帯端末4Bは二次元コード32を読み取って保存場所情報を取得し、サーバ装置1にアクセスする。
携帯端末4Bは、サーバ装置1から画像データを取得するとともに、携帯端末4Bのカメラでプリント物3の画像31を撮影するようユーザに指示する。ユーザが携帯端末4Bのカメラで画像31を撮影すると、携帯端末4Bは、撮影された画像31と、サーバ装置1から取得した画像との特徴点を比較して照合する。照合により2つの画像が一致した場合、携帯端末4Bはサーバ装置1から画像31に対応する動画データを取得し、ディスプレイ上で動画を再生する。動画再生には公知のAR技術が用いられ、携帯端末4Bのカメラで撮影しているプリント物3に動画が重畳して再生される。携帯端末4Aと携帯端末4Bとは同じ端末でもよいし、異なる端末でもよい。
このように、動画データ配信システムでは、携帯端末4(4A)からサーバ装置1に画像データ及び動画データを登録し、サーバ装置1が携帯端末4(4A)に動画データの保存場所情報を通知する。画像プリント装置2は、携帯端末4(4A)から画像データ及び保存場所情報が転送され、画像31及び二次元コード32がプリントされたプリント物3を販売する。プリント物3を購入したユーザは、携帯端末4(4B)で二次元コード32を読み取り、サーバ装置1にアクセスして動画データを受信・再生し、画像31に対応する動画を視聴することができる。
これにより、例えば、ユーザはプリント物3を動画付きの写真として他ユーザに譲渡することができる。他ユーザは、プリント物3の二次元コード32からサーバ装置1にアクセスして、プリント物3の画像31に紐付けられた動画を楽しむことができる。
図3は、携帯端末4のブロック構成図である。携帯端末4は、CPU40、メモリ41、カメラ42、通信部43、及びディスプレイ(タッチパネル)44を備える。
メモリ41は、動画データ及び動画登録再生アプリ(アプリケーションプログラム)を記憶する。メモリ41は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、磁気メモリの少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含む。
CPU40が動画登録再生アプリを実行することで、図4に示すように、登録部50、転送部60、及び再生部70が実現され、サーバ装置1へのデータ登録、画像プリント装置2へのデータ転送、サーバ装置1からの動画の取得・再生などが行えるようになる。
登録部50は、切り出し部51、画像選択部52、データ送信部53、及び保存場所情報受信部54を有する。
切り出し部51は、メモリ41に記憶されている動画データから静止画像を切り出す。切り出し部51は、動画データの場面が大きく変化する部分(カット又はカットブレイクという)を検出し、検出したカット毎に動画データを分割する。隣り合うフレーム間の画像を格子(矩形)に区分し、矩形毎の画素値の平均を求め、平均値の差の絶対値が大きい場合に、その場所がカットであると判定する。カットとカットとの間の動画ブロックに含まれる複数の静止画像の中から代表画像を決定する。代表画像は、動画ブロックの最初の画像、最後の画像、時間的に中間の画像等である。動画ブロック毎に代表画像を決定することで、切り出し部51は動画データから複数の静止画像を切り出す。
動画データから切り出された複数の静止画像は、ディスプレイ44に表示される。画像選択部52は、ユーザから静止画像の選択を受け付ける。
データ送信部53は、通信部43を用いて、動画データ、及び選択された静止画像の画像データをサーバ装置1へ送信する。保存場所情報受信部54は、通信部43を介して、サーバ装置1から、動画データにアクセスするための保存場所情報を受信する。
転送部60は、通信部43を用いて、データ送信部53がサーバ装置1へ送信した静止画像の画像データと、保存場所情報受信部54がサーバ装置1から受信した保存場所情報とを画像プリント装置2へ転送する。
再生部70は、画像取得部71、特徴点比較部72、及び動画再生部73を有する。
画像取得部71は、カメラ42を用いてプリント物3にプリントされた二次元コード32から保存場所情報を読み取り、通信部43を介してサーバ装置1にアクセスし、画像31に対応する画像データを取得する。また、画像取得部71はカメラ42を用いてプリント物3上の画像31を取得する。
特徴点比較部72は、サーバ装置1から取得した画像と、カメラ42で撮影したプリント物3の画像31との特徴点を比較する。特徴点が合致した場合、動画再生部73は、サーバ装置1から動画データを受信する。特徴点が不一致の場合、ディスプレイ44に再生不可であることが表示される。
動画再生部73は、公知のAR技術を用いて、受信した動画データを、カメラ42で撮影しているプリント物3の画像31に重畳させて再生する。例えば、検出した画像31の特徴点を追跡してカメラ42の位置姿勢を推定し、カメラ画像と動画の位置合わせを行う。
図5はサーバ装置1の構成図である。サーバ装置1は、画像データ受信部11、動画データ受信部12、保存場所情報送信部13、画像データ送信部14、動画データ送信部15、動画配信管理部16、及びデータベース17を備え、例えばコンピュータにより構成される。
画像データ受信部11及び動画データ受信部12は、携帯端末4から画像データ及び動画データを受信し、これらを対応付けてデータベース17に格納する。保存場所情報送信部13は、携帯端末4から動画データを受信すると、動画データにアクセスするための保存場所情報を携帯端末4へ送信する。
画像データ送信部14は、携帯端末4が保存場所情報に基づいてサーバ装置1にアクセスした場合、この保存場所情報が示す動画データに対応する画像データを携帯端末4へ送信する。
動画データ送信部15は、携帯端末4からの要求に応じて、携帯端末4へ動画データを送信する。携帯端末4へ送信する動画データは、携帯端末4がアクセスしてきた際に用いた保存場所情報に対応したものである。
データベース(記憶部)17は、画像データ、動画データ、及び管理情報を保存する。画像データ及び動画データは、携帯端末4から受信したものである。管理情報は、画像データと動画データとの対応関係や、データが登録された日付等の情報を含む。サーバ装置1は、画像データ及び動画データを登録した携帯端末4の端末情報(個体識別情報等)を取得する端末情報取得部をさらに備え、取得した端末情報を管理情報に含めてもよい。これにより、データベース17内の画像データ及び動画データの登録日や登録に使用された携帯端末4の情報を管理することができる。
データベース17は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリの少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含む。
動画配信管理部16は、携帯端末4から受信した画像データ及び動画データをデータベース17に保存すると、保存場所情報を生成し、この保存場所情報を含む管理情報を作成する。動画配信管理部16は、管理情報を参照し、携帯端末4がアクセスしてきた際の保存場所情報から、対応する画像データ及び動画データを特定する。
図6は、画像プリント装置2のブロック構成図である。図6に示すように、画像プリント装置2は、CPU(中央処理部)20、タッチパネル(表示部、操作部)21、課金部22、プリンタ23、通信部24、及びメモリ25を有する。画像プリント装置2は、デジタルカメラ等で撮影した画像データが記憶された記憶媒体から画像データを読み取り、読み取った画像をタッチパネル21に表示し、ユーザから画像の選択、プリントサイズやプリント枚数の指定を受け付け、プリンタ23により画像をプリント出力する機能を備えている。
課金部22は、投入された貨幣を識別計数し、釣銭を出金する。プリンタ23は、例えば昇華型熱転写方式の高解像度カラープリンタである。
メモリ25は、制御プログラムを記憶する。メモリ25は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリの少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含む。
CPU20が制御プログラムを実行することで、画像プリント装置2の各部を制御する制御部として機能する。
タッチパネル21を介してユーザから動画付き写真のプリント注文開始指示を受け付けると、通信部24は、無線通信機能を利用して、携帯端末4から画像データ及び保存場所情報を受信する。制御部は、図7に示すように、受信した画像データを用いて、プリント物3のサンプル画像80をタッチパネル21に表示する。
ユーザが購入画像を選択して料金を支払うと、制御部は、保存場所情報をコード化した二次元コード画像と、画像データとを合成して合成画像を作成し、プリンタ23へ転送する。プリンタ23は、この合成画像を印画紙にプリントし、プリント物3を出力する。
図8は、本実施形態による画像・動画の登録及び動画再生の処理の流れを示す図である。ここではユーザAが携帯端末4Aを用いて画像及び動画をサーバ装置1に登録し、ユーザBが携帯端末4Bを用いてプリント物3の二次元コード32を読み取り、動画を再生する例について説明する。
ユーザAが、携帯端末4Aを操作し、動画登録再生アプリを実行すると、メモリ41内の動画データが選択できるようになる。ユーザAがいずれかの動画データを選択すると、切り出し部51が選択された動画データから複数の静止画像を切り出してディスプレイ44に表示する(ステップS101)。ユーザAは、複数の静止画像のいずれかを選択する。
携帯端末4Aのデータ送信部53が、ステップS101でユーザAに選択された動画データ及び静止画像の画像データをサーバ装置1へ送信する(ステップS102)。
サーバ装置1は、携帯端末4Aから受信した動画データ及び画像データをデータベース17に保存すると共に、動画データにアクセスするための保存場所情報を携帯端末4Aに通知する(ステップS103)。
ユーザAは、画像プリント装置2を操作し、動画付き写真のプリント注文を開始する。画像プリント装置2の無線通信機能を利用して、サーバ装置1へ送信したものと同じ画像データ、及びサーバ装置1から通知された保存場所情報を、携帯端末4Aから画像プリント装置2へ転送する(ステップS104)。
ユーザからの料金の支払いを受け付けると、画像プリント装置2は、保存場所情報をコード化して二次元コード画像を生成し、この二次元コード画像と、携帯端末4Aから転送された画像データとを合成して、合成画像を生成する(ステップS105)。
プリンタ23が、この合成画像を印画紙にプリントして出力する(ステップS106)。これにより、ユーザAは、画像31及び二次元コード32がプリントされたプリント物3を入手することができる(ステップS107)。その後、ユーザAは、プリント物3をユーザBに譲渡する(ステップS108)。
ユーザBが、携帯端末4Bの動画登録再生アプリを実行すると、カメラ42が起動し、ディスプレイ44上に二次元コードの読み取り指示が表示される。カメラ42でプリント物3の二次元コード32を撮影することで、携帯端末4Bは保存場所情報を取得する(ステップS109)。
携帯端末4Bの画像取得部71は、保存場所情報に基づき、通信部43を介してサーバ装置1にアクセスし、画像データを要求する(ステップS110)。サーバ装置1は、管理情報を参照し、携帯端末4Bからアクセスされた際の保存場所情報が示す動画データに対応する画像データを携帯端末4Bへ送信する(ステップS111)。
携帯端末4Bがサーバ装置1から画像データを受信すると、ディスプレイ45上に画像31の読み取り指示が表示される。カメラ42でプリント物3の画像31を撮影すると、特徴点比較部72が、サーバ装置1から受信した画像と、カメラ42で撮影した画像31との特徴点を比較する(ステップS112)。特徴点が合致すると、携帯端末4Bはサーバ装置1に対し動画データを要求する(ステップS113)。
サーバ装置1は、ステップS111で携帯端末4Bへ送信した画像データに対応する動画データを携帯端末4Bへ送信する(ステップS115)。携帯端末4Bが動画データを受信すると、動画再生部73が、公知のAR技術を用いて、カメラ42で撮影している画像31に重畳させて動画データを再生する(ステップS115)。これにより、ディスプレイ45では、プリント物3内の画像31が動き出したように動画が再生される。
このように、本実施形態によれば、画像プリント装置2から出力されたプリント物3を携帯端末4で撮影することで、プリント物3に動画が重畳して再生されるように携帯端末4へ動画データを配信することができる。
動画データは、ユーザ自らサーバ装置1に登録できる。そのため、プリント物3を譲渡された他ユーザは、プリント物3にプリントされた画像だけでなく、関連する動画も楽しむことができる。
携帯端末4のCPU40が動画登録再生アプリを実行することで、プリント物3が購入されずに、データだけがサーバ装置1に登録されたままとなることを防止するための期限管理部が実現されてもよい。例えば、サーバ装置1へ動画データ及び画像データを登録し、保存場所情報を受信した後、一定期間(例えば1ヶ月)以内に画像データ及び保存場所情報が画像プリント装置2へ転送されない場合、すなわちプリント物3の購入が行われていない場合、期限管理部は、携帯端末4のディスプレイ44を用いて、未購入のプリント物3があることを報知したり、サーバ装置1に登録されたデータが消去されることをアラーム表示したりする。また、期限管理部は、画像プリント装置2へ転送されていない画像データ及び保存場所情報の数が一定数に達した場合、すなわち未購入のプリント物3の数が一定数に達した場合に、携帯端末4のディスプレイ44を用いて、未購入のプリント物3が溜まっていることを報知したり、サーバ装置1に登録されたデータが消去されることをアラーム表示したりしてもよい。これにより、プリント物3が購入されずに、データだけがサーバ装置1に登録されたままとなることを防止し、サーバ装置1のデータベース17を効率良く使用できる。
動画登録再生アプリは、画像データ及び保存場所情報を画像プリント装置2へ転送した後、すなわちプリント物3の購入が行われたと考えられる場合、携帯端末4のディスプレイ44上に、二次元コード32を読み取って動画の再生を試行する指示を表示してもよい。携帯端末4が二次元コード32を読み取ってサーバ装置1にアクセスすることで、サーバ装置1は登録された動画データ及び画像データについて、動画付き写真が購入されたことを把握できる。
サーバ装置1は、画像データ及び動画データを登録した携帯端末4の端末情報を取得し、この携帯端末4から一定期間内に保存場所情報に基づくアクセスがない場合、登録データが消去されることを携帯端末4に通知してもよく、通知後、所定期間経過後に登録データを消去してもよい。
サーバ装置1は、動画再生のアクセスがあった場合のデータ保存期間(例えば2年)を定め、この保存期間の終了が近付くと、アクセス実績のある携帯端末4に対し、保存期間の終了が近いことを通知してもよい。サーバ装置1は、携帯端末4から、保存期間の延長や動画データの買い取りを有料で受け付けてもよい。料金の支払いは例えばクレジットカードを使用したオンライン決済で行われる。ユーザが保存期間の延長を選択した場合、サーバ装置1は、登録データの保存期間を延長する。ユーザが動画データの買い取りを選択した場合、サーバ装置1は携帯端末4へ動画データを送信し、この動画データをデータベース17から削除する。これにより、再生されなくなった動画データがサーバ装置1に登録されたままとなることを防止し、サーバ装置1のデータベース17を効率良く使用できる。
サーバ装置1は、携帯端末4の端末情報、携帯端末4にインストールされている動画登録再生アプリを特定する識別情報、アクセス元IPアドレス等を確認して、一定期間内に、同一の携帯端末4から登録(アップロード)されるデータのサイズを制限してもよい。
上記実施形態では、動画データから切り出した静止画像の画像データをサーバ装置1に登録するとともに、この静止画像に二次元コードを合成してプリント物3にプリントする例について説明した。しかし、画像データから切り出された静止画像に気に入った画像がない場合は、メモリ41内の他の画像データを選択し、サーバ装置1に登録し、画像プリント装置2へ転送してプリント物3にプリントするようにしてもよい。
サーバ装置1は、保存場所情報を携帯端末4へ送信する際、二次元コードのプリント位置情報をあわせて送信してもよい。画像プリント装置2は、携帯端末4から保存場所情報と共にプリント位置情報を受信し、プリント位置情報に基づいて二次元コード画像を合成する。これは、画像の特徴点比較(図8のステップS112)を行う際に、二次元コード32が特徴点比較の妨げになることを防止するためである。
携帯端末4は、サーバ装置1へ送信した画像データをコピーし、コピーした画像データを編集不能となるように保持し、画像プリント装置2へ転送することが好ましい。また、画像プリント装置2は、携帯端末4から編集不能の画像データが転送された場合、自装置の編集(スタンプやフレームの追加等)機能を用いた画像編集を行えないように制御する。サーバ装置1への送信後、画像プリント装置2でのプリント前に画像データが編集されると、プリント物3上の編集された画像と、サーバ装置1に保存されている画像とで特徴点が不一致となり得るためである。
上記実施形態では、画像プリント装置2が保存場所情報のコード化処理を行う例について説明したが、携帯端末4の動画登録再生アプリにより行ってもよい。この場合、携帯端末4から画像プリント装置2へ二次元コード画像が転送される。
図7に示すように、プリント物3のサンプル画像80をタッチパネル21に表示する場合、サンプル画像80内の二次元コードを、ダミー情報に基づく二次元コードとすることが好ましい。これにより、タッチパネル21に表示されたサンプル画像80を携帯端末で撮影して動画を再生するような行為を防止できる。
上記実施形態では、サーバ装置1が携帯端末4へ動画データの保存場所情報を通知する例について説明したが、サーバ装置1が携帯端末4へ保存場所情報の一部を通知するようにしてもよい。例えば、サーバ装置1は、携帯端末4が登録した動画データを特定するための情報(動画特定情報)を携帯端末4に通知する。この場合、画像プリント装置2は、サーバ装置1にアクセスするためのサーバ位置情報を保持している。画像プリント装置2は、携帯端末4から動画特定情報が転送されると、この動画特定情報と、予め保持しているサーバ位置情報とを組み合わせて保存場所情報を生成し、生成した保存場所情報をコード化して二次元コード画像を生成する。
上述した実施形態で説明した動画データ配信システムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、動画データ配信システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、動画データ配信システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 サーバ装置
2 画像プリント装置
3 プリント物
4 携帯端末

Claims (5)

  1. 第1携帯端末から画像データ及び動画データを受信する受信部と、
    前記画像データ及び動画データを保存する記憶部と、
    前記動画データの保存場所情報を前記第1携帯端末へ送信する第1送信部と、
    前記画像データ及び前記保存場所情報をコード化したコード画像がプリントされたプリント物から前記コード画像を読み取り、読み取ったコード画像から前記保存場所情報を取得してアクセスしてきた第2携帯端末へ、前記動画データを送信する第2送信部と、
    を備え、
    前記第2送信部は、前記第2携帯端末が前記プリント物から読み取った画像の特徴点と、前記記憶部に保存された画像データの特徴点とが一致した場合に、前記第2携帯端末へ前記動画データを送信することを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記記憶部に前記画像データ及び動画データを保存してから所定期間経過した場合、前記第2携帯端末へ、動画データの削除を通知することを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 携帯端末のコンピュータを機能させるプログラムであって、
    記憶部に記憶されている動画データから静止画像を切り出す切り出し部と、
    前記動画データ及び前記静止画像の画像データをサーバ装置へ送信する送信部と、
    前記サーバ装置から前記動画データの保存場所情報を受信する受信部と、
    前記画像データ及び前記保存場所情報を画像プリント装置へ転送する転送部と、
    前記携帯端末のカメラを用いて、プリント物にプリントされたコード画像を読み取って前記保存場所情報を取得し、前記保存場所情報に基づいて前記サーバ装置にアクセスして前記画像データを取得し、前記カメラを用いて前記プリント物上の画像を取得する取得部と、
    前記サーバ装置から取得した画像と、前記プリント物上の画像の特徴点を比較する比較部と、
    特徴点が一致した場合に、前記サーバ装置から前記画像データに対応する動画データを受信し、前記動画データを、前記カメラで撮影している前記プリント物の画像に重畳させて再生する再生部と、
    として前記コンピュータを機能させるプログラム。
  4. 請求項3において、さらに、
    前記保存場所情報の受信後、所定期間内に前記画像データ及び前記保存場所情報が画像プリント装置へ転送されない場合、又は画像プリント装置へ転送されていない前記画像データ及び前記保存場所情報の数が所定数に達した場合に、未購入のプリント物があることを報知する期限管理部として携帯端末のコンピュータを機能させるプログラム。
  5. 第1携帯端末、第2携帯端末、画像プリント装置、及びサーバ装置を用いた動画データ配信方法であって、
    前記第1携帯端末が、動画データから静止画像を切り出し、前記動画データ及び前記静止画像の画像データを前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置が、前記第1携帯端末から受信した前記動画データ及び画像データを記憶部に保存し、前記動画データの保存場所情報を前記第1携帯端末へ送信し、
    前記第1携帯端末が、前記画像データ及び前記保存場所情報を前記画像プリント装置へ転送し、
    前記画像プリント装置が、前記保存場所情報をコード化してコード画像を生成し、前記画像データと前記コード画像とを合成した合成画像を印画紙にプリントしてプリント物を出力し、
    前記第2携帯端末が、カメラを用いて、前記プリント物にプリントされたコード画像を読み取って前記保存場所情報を取得し、前記保存場所情報に基づいて前記サーバ装置にアクセスして前記画像データを取得し、前記カメラを用いて前記プリント物上の画像を取得し、前記サーバ装置から取得した画像と、前記プリント物上の画像の特徴点を比較し、特徴点が一致した場合に、前記サーバ装置から前記画像データに対応する前記動画データを取得し、前記動画データを、前記カメラで撮影している前記プリント物の画像に重畳させて再生することを特徴とする動画データ配信方法。
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