JP6597317B2 - 印画物作製装置、サーバ装置、及び動画データ配信システム - Google Patents

印画物作製装置、サーバ装置、及び動画データ配信システム Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末においてAR技術により動画を再生するための印画物を作製する印画物作製装置に関する。また、本発明は、携帯端末へ動画データを配信するサーバ装置及び動画データ配信システムに関する。
免許証、パスポート、履歴書等に貼付するための証明写真等を撮影するボックス型の印画物作製装置が知られている(例えば特許文献1参照)。印画物作製装置は、人物を撮影し、用途に応じた様々なサイズの写真をプリントして出力する。このような印画物作製装置においては、利用者のニーズが多様化しており、常に新たなサービスが求められている。
従来、タブレット端末やスマートフォン等の携帯端末で撮影した現実空間の画像上に、仮想物体等の画像を重畳して表示する拡張現実(AR:Augmented Reality)技術が知られている(例えば特許文献2、3参照)。
AR空間への仮想物体の配置は、通常、画像に映る実空間の3次元構造の認識(環境認識)に基づいて行われる。例えば、入力画像の変化に応じて動的に更新される特徴点群を用いて、特徴点の位置の認識と環境内のカメラの位置及び姿勢の認識とが同時に実行されて、環境が認識される。
画像内の特徴点群に基づく環境認識技術の精度は、画像内の特徴点の分布に依存する。特徴点の数が多いほど、認識は安定的になる。一方、特徴点の数が少ない場合、ARアプリケーションを利用するユーザが端末(カメラ)の向きを少し変えただけでも環境認識が不安定になり易く、仮想物体を撮影画像に重畳することが困難になっていた。
特開2006−311276号公報 特開2011−8752号公報 特表2012−503228号公報
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、携帯端末で撮影することで動画が安定的に重畳して再生されるような印画物を作製する印画物作製装置、及び携帯端末へ動画データを配信するサーバ装置及び動画データ配信システムを提供することを課題とする。
本発明の一態様による印画物作製装置は、サーバ装置から受信した画像データ、前記サーバ装置において前記テンプレート画像に対応する動画データが保存される場所を示す保存場所情報、及び特徴点抽出領域情報を記憶する記憶部と、被撮影者を撮影し、撮影画像を生成する撮影装置と、前記画像データ及び前記撮影画像を合成して合成画像を生成する画像合成部と、前記特徴点抽出領域情報に基づく前記合成画像内の特徴点抽出領域から、所定数以上の特徴点を抽出できるか否か判定する判定部と、前記判定部が前記所定数以上の特徴点が抽出できると判定した場合に、前記保存場所情報をコード化したコード画像を含む前記合成画像を印画紙にプリントして出力するプリンタと、を備えるものである。
本発明の一態様による印画物作製装置は、前記判定部が前記所定数以上の特徴点が抽出できないと判定した場合に、前記撮影装置が被撮影者の再撮影を行うことを特徴とする。
本発明の一態様による印画物作製装置は、被撮影者の再撮影時のストロボの光量を、前回撮影時の光量から変更することを特徴とする。
本発明の一態様による印画物作製装置は、前記判定部が前記所定数以上の特徴点が抽出できないと判定した場合に、前記合成画像へのスタンプの挿入、文字の挿入、前景画像又は背景画像の合成のいずれかを含む編集処理を行う編集処理部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様による印画物作製装置において、前記編集処理部は、前記スタンプ又は文字の挿入を前記特徴点抽出領域内に制限することを特徴とする。
本発明の一態様によるサーバ装置は、画像データを印画物作製装置へ送信し、動画データを携帯端末へ送信するサーバ装置であって、前記画像データ及び前記動画データを保存する記憶部と、前記画像データに特徴点抽出領域を設定し、設定した特徴点抽出領域を示す特徴点抽出領域情報を前記記憶部に登録する設定部と、前記動画データの保存場所情報及び前記画像データを前記印画物作製装置へ送信すると共に、テンプレート画像、前記保存場所情報をコード化したコード画像、及び前記印画物作製装置が被撮影者を撮影した撮影画像を合成した合成画像が前記印画物作製装置によりプリントされた印画物上の前記コード画像から前記保存場所情報を読み取ってアクセスしてきた前記携帯端末へ、前記画像データ及び前記特徴点抽出領域情報を送信する画像データ送信部と、前記携帯端末へ前記動画データを送信する送信部と、を備え、前記画像データは、テンプレート画像領域、及び前記撮影画像が挿入される挿入領域を含み、前記設定部は、前記テンプレート画像領域の少なくとも一部に前記特徴点抽出領域を設定することを特徴とするものである。
本発明の一態様によるサーバ装置において、前記設定部は、前記テンプレート画像領域の全体を前記特徴点抽出領域に設定することを特徴とする。
本発明の一態様によるサーバ装置において、前記設定部は、前記挿入領域を含まないように前記特徴点抽出領域を設定することを特徴とする。
本発明の一態様によるサーバ装置は、前記印画物作製装置から、前記挿入領域に前記撮影画像が挿入された画像を受信し、受信した画像内の前記特徴点抽出領域から、所定数以上の特徴点を抽出できるか否か判定し、判定結果を前記印画物作製装置に通知することを特徴とする。
本発明の一態様による動画データ配信システムは、印画物作製装置と、前記印画物作製装置へ画像データを送信し、携帯端末へ前記画像データに対応する動画データを送信するサーバ装置とを備える動画データ配信システムであって、前記印画物作製装置は、被撮影者を撮影して撮影画像を生成し、前記撮影画像、前記サーバ装置から受信した前記画像データ、及び前記サーバ装置において前記動画データが保存される場所を示す保存場所情報をコード化したコード画像を合成して合成画像を生成し、前記合成画像を印画紙にプリントして印画物を作製し、前記サーバ装置は、前記画像データに特徴点抽出領域を設定し、前記印画物上の前記コード画像から前記保存場所情報を読み取ってアクセスしてきた前記携帯端末へ、前記特徴点抽出領域を示す特徴点抽出領域情報及び前記画像データを送信し、前記携帯端末から特徴点が合致したことが通知されると、前記動画データを前記携帯端末へ送信し、前記画像データは、テンプレート画像領域、及び前記撮影画像が挿入される挿入領域を含み、前記サーバ装置は、前記テンプレート画像領域の少なくとも一部に前記特徴点抽出領域を設定することを特徴とするものである。
本発明によれば、印画物作製装置で作製された印画物を携帯端末で撮影することで、印画物に動画が安定的に重畳して再生されるように携帯端末へ動画データを配信することができる。
本発明の第1の実施形態に係る動画データ配信システムの概略構成図である。 (a)はテンプレート画像の一例を示す図であり、(b)は印画物作製装置から出力されるプリント物の一例を示す図である。 (a)〜(d)は特徴点抽出領域の設定例を示す図である。 印画物作製装置の構成図である。 印画物作製装置の演算制御装置のハードウェア構成図である。 画像販売プログラムを実行することで実現される機能ブロック図である。 サーバ装置の構成図である。 管理情報の一例を示す図である。 携帯端末の構成図である。 動画再生アプリを実行することで実現される機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る動画データ配信方法を説明するシーケンス図である。 管理情報の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る画像販売プログラムを実行することで実現される機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る動画データ配信システムの概略構成図である。図1に示すように、動画データ配信システムは、サーバ装置1、印画物作製装置2、及び携帯端末4を備える。サーバ装置1と印画物作製装置2とは通信可能に接続されている。
サーバ装置1は、テンプレート画像データと、このテンプレート画像データに対応する動画データとを保存している。サーバ装置1は、テンプレート画像データと、対応する動画データにアクセスするための保存場所情報(例えばURL)とを印画物作製装置2へ送信する。
テンプレート画像データは、例えば、図2(a)に示すように、スポーツ選手や有名人等の人物の画像30を含むテンプレート画像領域と、印画物作製装置2が撮影したユーザ画像が挿入されるユーザ画像挿入領域31とを有するフレーム画像のデータである。動画データは、例えば、画像30の人物が動いたり音声を出したりしている動画のデータである。画像30は人物に限定されず、動物やキャラクターなどでもよい。以下、画像30を人物画像として説明を行う。
印画物作製装置2は、ボックス型の写真撮影装置であり、ユーザから料金が支払われると、ユーザを撮影し、ユーザ画像を生成する。また、印画物作製装置2は、サーバ装置1から受信した保存場所情報をコード化して二次元コードを生成する。そして、印画物作製装置2は、画像データのユーザ画像挿入領域31にユーザ画像を挿入し、さらに二次元コード画像を合成し、合成画像を印画紙にプリントしてプリント物(印画物)3を出力する。これにより、図2(b)に示すように、人物画像30、ユーザ画像32、及び二次元コード33がプリントされたプリント物3が作製される。
ユーザは、スマートフォンやタブレット機器等の携帯端末4を有しており、この携帯端末4には動画データを再生するためのプログラム(動画再生アプリ)が記憶されている。携帯端末4がこのプログラムを実行すると、二次元コードを読み取るために携帯端末4のカメラ機能が起動する。ユーザが携帯端末4のカメラでプリント物3上の二次元コード33を撮影すると、携帯端末4は二次元コード33を読み取って保存場所情報を取得し、サーバ装置1にアクセスする。
携帯端末4は、サーバ装置1から画像データを取得するとともに、携帯端末4のカメラでプリント物3の所定領域(特徴点抽出領域)を撮影するようユーザに指示する。ユーザが携帯端末4のカメラで特徴点抽出領域を撮影すると、携帯端末4は、撮影された特徴点抽出領域の画像と、サーバ装置1から取得した画像との特徴点を比較して照合する。
照合により2つの画像の特徴点が一致した場合、携帯端末4はサーバ装置1から人物画像30に対応する動画データを取得し、ディスプレイ上で動画を再生する。動画再生には公知のAR技術が用いられ、携帯端末4のカメラで撮影しているプリント物3に動画が重畳して再生される。例えば、携帯端末4は、プリント物3の特徴点抽出領域内の特徴点を追跡して携帯端末4のカメラの位置姿勢を推定し、カメラ画像と動画の位置合わせを行う。これにより、プリント物3が動いた場合でも、その動きに合わせて動画の表示(再生)位置を追従させることができる。
このように、本実施形態による動画データ配信システムでは、印画物作製装置2が、ユーザを撮影し、ユーザ画像32、人物画像30、及び二次元コード33をプリントしたプリント物3を販売する。ユーザは、自身の画像と、有名人等の画像とが合成された写真(プリント物3)を購入できる。さらに、ユーザは、購入したプリント物3の二次元コード33を携帯端末4で読み取り、サーバ装置1にアクセスして動画データを受信・再生し、人物画像30に対応する動画を視聴することができる。
ここで、図3(a)に示すように、特徴点抽出領域34が画像(プリント物3)の中央部分に設定されている場合について考える。印画物作製装置2で撮影を行う際のユーザの姿勢や位置によっては、図3(b)に示すように特徴点抽出領域34内にユーザがほとんど位置せず、特徴点抽出領域34の空白部分が大きくなり、抽出される特徴点の数が少なくなる。特徴点の数が少ないと、特徴点の比較が困難になり、携帯端末4のカメラで撮影しているプリント物3に動画を重畳して再生することが困難となる。また、動画再生中にプリント物3が僅かに動いたり傾いたりしただけで、特徴点の追跡ができなくなって、動画再生が停止し得る。
そこで、本実施形態では、図3(c)に示すように、特徴点抽出領域34をテンプレート画像中の人物画像領域の少なくとも一部に設定する。これにより、印画物作製装置2で撮影を行う際のユーザの姿勢や位置によらず、動画の重畳再生に好適な数の特徴点を抽出することができ、安定的に動画再生を行うことができるようになる。
図3(d)に示すように、ユーザ画像挿入領域31を除いたテンプレート画像領域の全体を特徴点抽出領域34としてもよい。
図4は、印画物作製装置2の概略構成を示す。印画物作製装置2は、ユーザ(被撮影者)Pを撮影し、撮影画像データを生成する撮影装置21と、この撮影画像データに対して画像処理を施す演算制御装置20と、印画物(写真)をプリントするプリンタ23と、撮影装置21がユーザPを撮影する際にユーザPに光を照射するストロボ24と、サーバ装置1との通信を行う通信部25とを備える。
また、印画物作製装置2は、ユーザPから各種指示を受け付けると共に、撮影した画像のプレビュー表示を行うタッチパネル22を備えている。さらに、印画物作製装置2には、ユーザPが印画物の代金として支払う貨幣を受け入れたり、釣銭を払い出したりする課金部(図示せず)が設けられている。印画物作製装置2におけるユーザPの背中側の壁紙は、クロマキー合成に適した色、例えば青色や黄緑色になっている。
撮影装置21は、例えばデジタルカメラであり、レンズ、シャッタ、CMOSセンサ、A/D変換器等を有する。撮影装置21がユーザPを撮影する場合には、CMOSセンサが、レンズにより収束された撮影光を、シャッタを介して受光すると共に、受光面に結像された光学像を光電変換し、画像信号として出力する。そして、A/D変換器が、CMOSセンサから出力された画像信号をA/D変換し、撮影画像データを生成する。撮影装置21は、撮影画像データを演算制御装置20へ出力する。
通信部25は、サーバ装置1と通信を行い、サーバ装置1からテンプレート画像データ、及び保存場所情報を受信する。
演算制御装置20は、撮影装置21、タッチパネル22、プリンタ23、ストロボ24、通信部25、及び課金部に接続されており、各部の制御やデータの受け渡しを行う。
図5に、演算制御装置20のハードウェア構成を示す。演算制御装置20は、CPU(中央演算処理部)201、メインメモリ202、ディスク装置203、及び入出力部204を有する。演算制御装置20の各部はバスを介して接続されている。
ディスク装置203は、制御プログラム、画像販売プログラム、サーバ装置1から受信したテンプレート画像データ及び保存場所情報を記憶する。
CPU201が制御プログラムを実行することで、印画物作製装置2の各部を制御する制御部として機能する。
CPU201が画像販売プログラムを実行することで、図6に示すように、画像データ受信部210、サンプル画像表示部211、保存場所情報取得部212、コード化処理部213、撮影処理部214、切抜部215、画像合成部216、及びプリント処理部217が実現され、ユーザの撮影及びプリント物3の販売が行えるようになる。
画像データ受信部210は、サーバ装置1からテンプレート画像データを受信し、ディスク装置203に格納する。
サンプル画像表示部211は、サーバ装置1から受信した画像データを用いて、タッチパネル22にプリント物3のサンプル画像を表示する。保存場所情報取得部212は、サーバ装置1から保存場所情報を取得する。撮影処理部214は、撮影装置21を用いてユーザPの撮影処理を行う。
コード化処理部213は、保存場所情報取得部212が取得した保存場所情報をコード化して二次元コード画像を生成する。
切抜部215は、撮影装置21による撮影画像内の人物(ユーザ)と背景色(壁紙色)との色差を判別し、撮影画像からユーザ画像を切り抜く。ここで判別される色差とは、色相差、彩度差、又は色相差及び彩度差の組み合わせである。
画像合成部216は、購入された画像と、コード化処理部213により生成された二次元コード画像と、切抜部215により撮影画像から切り抜かれたユーザ画像とを合成して合成画像を作成する。例えば、画像合成部216は、図2(a)、(b)に示すように、購入画像のテンプレート画像データのユーザ画像挿入領域31にユーザ画像32を挿入し、さらに、二次元コード画像33を合成して合成画像を作成する。二次元コード画像33は、人物画像30及びユーザ画像32に重ならない位置に合成することが好ましい。
プリント処理部217は、作成された合成画像を、入出力部204を介してプリンタ23へ転送し、印画紙にプリントするように制御する。これにより、プリンタ23からプリント物3が出力される。
タッチパネル22は、操作ボタンを表示し、操作ボタンが押されると、その操作ボタンに対応した操作指示を受け付ける。また、印画物作製装置2はライブビュー機能を有し、人物画像30とユーザ画像32とを合成した画像をタッチパネル22の画面で確認できるようになっている。
タッチパネル22上の撮影指示ボタンが押されると、ボタンタッチ後、所定のタイミングでプリント用画像生成のための撮影処理が行われ、合成画像が静止画表示される。ユーザPは、表示された合成画像を確認し、承認ボタンを押すと、演算制御装置20は、この合成画像(プリント用画像)のデータをプリンタ23へ転送する。
プリンタ23は、演算制御装置20から受け取った合成画像を印画紙にプリントしてプリント物3を出力する。プリンタ23のプリント方式は特に限定されず、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、溶融型熱転写方式等を用いることができる。
図7はサーバ装置1の構成図である。サーバ装置1は、特徴点抽出領域設定部10、画像データ送信部11、保存場所情報送信部12、動画データ送信部13、動画配信管理部14、端末情報取得部15、及び記憶部16を備え、例えばコンピュータにより構成される。
記憶部16は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリの少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含む。
記憶部16は、画像データ(テンプレート画像データ)、動画データ、及び管理情報を保存する。画像データ及び動画データは、ライセンサから提供されたものである。
図8に管理情報の一例を示す。管理情報は、複数のボックスに区分けされており、各ボックスには販売可能数、販売期間、動画配信期間、画像情報、及び動画情報が含まれる。管理情報は、画像販売及び動画配信の管理単位でボックス分けされている。
画像情報は、テンプレート画像データを特定する情報である。動画情報は、動画データを特定する情報である。管理情報の各ボックスの画像情報及び動画情報により、テンプレート画像データと動画データとが紐付けられる。例えば、ボックス001では、テンプレート画像データP1に動画データM1が紐付けられており、ボックス002では、テンプレート画像データP2に動画データM2が紐付けられている。
販売可能数は、当該ボックスの画像情報が示すテンプレート画像データを使用したプリント物3の販売可能枚数(上限枚数)である。販売期間は、当該ボックスの画像情報が示すテンプレート画像データを使用したプリント物3を印画物作製装置2において販売する期間である。
管理情報のボックス毎に、印画物作製装置2における累積販売枚数の情報を持たせ、更新するようにしてもよい。例えば、サーバ装置1は、印画物作製装置2から画像販売の可否の問合せを受け付けると、管理情報内の販売可能数、累積販売枚数、販売期間等の情報を確認し、販売可否を回答する。販売可と回答した場合、累積販売枚数を更新する。
動画配信期間は、当該ボックスの動画情報が示す動画データを、サーバ装置1にアクセスしてきた携帯端末4で再生できるように配信(送信)する期間である。
サーバ装置1は、テンプレート画像データ及び動画データの組み合わせが登録されると、この組み合わせに対して識別IDを割り当てる。識別IDは、例えば管理情報のボックス番号を用いることができる。印画物作製装置2に送信される保存場所情報は、この識別IDを含む。
特徴点抽出領域設定部10は、記憶部16に保存されている画像データについて、特徴点抽出領域を設定する。特徴点抽出領域設定部10は、画像データ内の特徴量(色彩が大きく変わる部分や濃淡の濃い部分)が多い領域、例えば人物画像領域の少なくとも一部や、ユーザ画像挿入領域31を除いたテンプレート画像領域全体を特徴点抽出領域として設定する。特徴点抽出領域は、ライセンサ等から指示されてもよいし、特徴点抽出領域設定部10が自動で選定してもよい。設定された特徴点抽出領域の情報は、画像データに紐付けて記憶部16に保存される。
画像データ送信部11は、印画物作製装置2及び携帯端末4へ画像データを送信する。例えば、画像データ送信部11は、ライセンサから提供された画像データ及び動画データがサーバ装置1に登録されると、印画物作製装置2へ画像データを送信する。また、画像データ送信部11は、携帯端末4が保存場所情報に基づいてサーバ装置1にアクセスした場合、この保存場所情報に対応するボックスの画像情報を参照し、画像データを携帯端末4へ送信する。例えば、保存場所情報がボックス001に含まれるものである場合、画像データ送信部11は携帯端末4へ画像データP1を送信し、保存場所情報がボックス002に含まれるものである場合、画像データ送信部10は携帯端末4へ画像データP2を送信する。
保存場所情報送信部12は、サーバ装置1における動画データの保存場所を示す保存場所情報を印画物作製装置2へ送信する。保存場所情報は、携帯端末4が動画データ再生に際しサーバ装置1にアクセスするために使用されるものである。
動画データ送信部13は、携帯端末4からの要求に応じて、携帯端末4へ動画データを送信する。携帯端末4へ送信する動画データは、携帯端末4へ送信した画像データに対応したものである。
動画配信管理部14は、管理情報を参照し、携帯端末4がアクセスしてきた際の保存場所情報に含まれる識別IDから、対応する画像データ及び動画データを特定する。例えば、携帯端末4がサーバ装置1にアクセスしてきた際の保存場所情報に含まれる識別IDがボックス002を示すものである場合、必要とされる画像及び動画は画像データP2及び動画データM2であると決定する。
端末情報取得部15は、アクセスしてきた携帯端末4の端末情報、例えば個体識別情報、設定言語、メーカ、モデル名、IPアドレスゾーン、ネットワークセグメント、GPS位置情報、インストールされているアプリのアプリID等を取得する。
図9は、携帯端末4のブロック構成図である。携帯端末4は、CPU40、メモリ41、カメラ42、通信部43、ディスプレイ(タッチパネル)44、及びGPS45を備える。
メモリ41は、動画再生アプリ(アプリケーションプログラム)を記憶する。メモリ41は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリの少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含む。
CPU40が動画再生アプリを実行することで、図10に示すように、コード読取部401、画像取得部402、特徴点比較部403、及び動画再生部404が実現され、動画の再生が行えるようになる。
コード読取部401は、カメラ42を用いてプリント物3にプリントされた二次元コード33から保存場所情報を読み取る。画像取得部402は、読み取った保存場所情報を用いて、通信部43を介してサーバ装置1にアクセスし、人物画像30に対応する画像データ及び特徴点抽出領域情報を取得する。
特徴点比較部403は、サーバ装置1から取得した画像と、カメラ42で撮影したプリント物3の画像とについて、特徴点抽出領域情報で示される特徴点抽出領域から特徴点を抽出し、比較する。特徴点が合致した場合、動画再生部404は、特徴点が合致したことをサーバ装置1に通知し、サーバ装置1から動画データを受信する。特徴点が不一致の場合、ディスプレイ44に再生不可であることが表示される。
動画再生部404は、公知のAR技術を用いて、受信した動画データを、カメラ42で撮影しているプリント物3の画像に重畳させて再生する。例えば、検出した人物画像30の特徴点を追跡してカメラ42の位置姿勢を推定し、カメラ画像と動画の位置合わせを行う。
GPS45は、携帯端末4の位置情報を取得する。
図11は、本実施形態によるプリント物の販売及び動画再生の処理の流れを示す図である。
ライセンサから提供された画像データ及び動画データが記憶部16に登録される(ステップS101)。データの登録に伴い、サーバ装置1は保存場所情報を生成し、画像データ及び動画データとの対応関係を記憶部16内の管理情報に登録する。販売可能数や販売期間等の情報も登録される。
続いて、特徴点抽出領域設定部10が、登録された画像データについて、特徴点抽出領域を設定する(ステップS102)。設定された特徴点抽出領域の情報は、画像データに紐付けて記憶部16内の管理情報に登録される。
サーバ装置1が印画物作製装置2へ画像データ及び保存場所情報を送信する(ステップS103)。サーバ装置1から印画物作製装置2への画像データの送信タイミングは任意である。
送信された画像データ及び保存場所情報はディスク装置203に記憶される。これにより、印画物作製装置2で合成画像の販売が開始される。サンプル画像表示部211は、画像データを用いて、タッチパネル22にプリント物3のサンプル画像を表示する。
ユーザが、印画物作製装置2を操作して購入画像を選択すると(ステップS104)、印画物作製装置2は、選択された画像が販売可能か否かをサーバ装置1に問い合わせる(ステップS105)。サーバ装置1から販売可能と回答があると(ステップS106)、印画物作製装置2は課金処理を行い、ユーザから料金が支払われる(ステップS107)。
続いて、印画物作製装置2がユーザを撮影する(ステップS108)。印画物作製装置2のライブビュー機能により、テンプレート画像とユーザ画像とを合成した画像がタッチパネル22に表示される。ユーザは、タッチパネル22の画面で写り具合を確認し、体の位置や角度を調整して、撮影指示を行う。
ユーザの撮影後、切抜部215が撮影画像からユーザ画像を切り抜く。また、コード化処理部213が、保存場所情報を示す二次元コード画像を生成する。そして、画像合成部216が、購入されたテンプレート画像データのユーザ画像挿入領域に切り抜いたユーザ画像を挿入し、さらに、二次元コード画像を合成して、合成画像を作成する(ステップS109)。
プリンタ23が、この合成画像を印画紙にプリントして出力する(ステップS110)。これにより、ユーザは、人物画像30、ユーザ画像32、及び二次元コード33がプリントされたプリント物3(図2(b)参照)を入手することができる(ステップS111)。
ユーザが、携帯端末4の動画再生アプリを実行すると、カメラ42が起動し、ディスプレイ44上に二次元コードの読み取り指示が表示される(ステップS112)。カメラ42でプリント物3の二次元コード33を撮影することで、携帯端末4は保存場所情報を取得する(ステップS113)。
携帯端末4の画像取得部402は、保存場所情報に基づき、通信部43を介してサーバ装置1にアクセスし、画像データを要求する(ステップS114)。サーバ装置1は、管理情報を参照し、携帯端末4からアクセスされた際の保存場所情報に対応する画像データ及び特徴点抽出領域情報を携帯端末4へ送信する(ステップS115)。
携帯端末4がサーバ装置1から画像データ及び特徴点抽出領域情報を受信すると、ディスプレイ44上に、プリント物3の特徴点抽出領域の読み取り指示が表示される。カメラ42でプリント物3の特徴点抽出領域を撮影すると、特徴点比較部403が、サーバ装置1から受信した画像と、カメラ42で撮影した画像との特徴点を比較する(ステップS116)。特徴点が合致すると、携帯端末4はサーバ装置1に対し動画データを要求する(ステップS117)。
サーバ装置1は、ステップS116で携帯端末4へ送信した画像データに対応する動画データを携帯端末4へ送信する(ステップS118)。携帯端末4が動画データを受信すると、動画再生部404が、公知のAR技術を用いて、カメラ42で撮影しているプリント物3の画像に重畳させて動画データを再生する(ステップS119)。これにより、例えば、ディスプレイ44では、プリント物3内の人物画像30が動き出したように動画が再生される。
このように、本実施形態によれば、印画物作製装置2がユーザを撮影し、ライセンサが提供したフレーム画像に、撮影したユーザ画像を合成したプリント物3を作製する。また、プリント物3にプリントされた二次元コードを携帯端末4で読み取り、サーバ装置1にアクセスして、ライセンサから提供された動画データを受信・再生し、フレーム画像に対応する動画を楽しむことができる。
また、特徴量の多い部分を特徴点抽出領域として設定しているため、特徴点が抽出し易く、動画データを撮影画像に重畳して安定的に再生することができる。
サーバ装置1の記憶部16に保存された管理情報で、販売可能数を設定することで、プリント物3の発行枚数を制限し、プリント物3の価値を上げることができる。
ユーザ(携帯端末4)の位置や、動画再生時刻により、異なる動画が再生されるようにしてもよい。この場合、図12に示すように、管理情報には、位置や時刻等の条件に応じた複数の動画が定義される。ユーザ(携帯端末4)の位置は、GPS45により取得される。例えば、条件1に時刻5:00〜10:00、条件2に時刻10:00〜18:00、条件3に時刻18:00〜5:00が設定されている場合、朝、昼、夜で再生される動画を変えることができる。
条件に“位置”を設定した場合、特定の場所で特定の動画が再生される。例えば、イベント会場において動画再生を行うことで、イベントに関連した特別な動画を視聴可能にできる。
上記実施形態では、販売可能数や販売期間を管理情報に設定していたが、これらの設定を省略してもよい。この場合、印画物作製装置2からサーバ装置1への問合せ処理(図11のステップS105、S106)は省略される。
上記実施形態では、保存場所情報のコード化処理を印画物作製装置2で行っていたが、サーバ装置1がコード化処理を行い、二次元コードを合成したテンプレート画像データを印画物作製装置2へ送信してもよい。二次元コードが合成されたテンプレート画像データを格納した記憶媒体を印画物作製装置2に接続するなどして、印画物作製装置2のディスク装置203にデータを書き込んでもよい。この場合、印画物作製装置2から、サーバ装置1との通信機能を省略できる。
上記実施形態では、印画物作製装置2にてテンプレート画像データを保存していたが、サンプル画像のデータのみ保存しておき、撮影したユーザ画像と合成するテンプレート画像データは、ユーザの撮影を行う度にサーバ装置1からダウンロードするようにしてもよい。
動画データ配信システムは複数の印画物作製装置2を備えていてもよい。サーバ装置1は、印画物作製装置2毎に、画像の販売枚数や販売期間を設定してもよい。
動画再生期間が終了した後でも、追加課金により動画再生期間を延長できるようにしてもよい。例えば、動画再生期間が終了した後に携帯端末4からアクセスがあると、サーバ装置1は動画再生期間を延長するか否かを確認する。ユーザが携帯端末4を操作して再生期間延長を選択すると、課金画面を表示し、クレジットカード決済等を行う。課金処理後、サーバ装置1は、管理情報に、ユーザを識別する情報(例えば携帯端末4にインストールされている動画再生アプリのアプリID)と、延長した再生期間とを追加登録する。これにより、追加課金を行ったユーザに対しては、動画再生期間を延長することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、テンプレート画像内の特徴量が多い部分、例えばユーザ画像挿入領域31を除いたテンプレート画像領域の全体を特徴点抽出領域として設定する例について説明したが、図3(a)に示すように、ユーザ画像挿入領域31を含むように特徴点抽出領域を設定してもよい。
上述したように、特徴点抽出領域内にユーザがほとんど位置せず、特徴点抽出領域の空白部分が大きくなると(図3(b)参照)、抽出される特徴点の数が少なくなり、動画再生が不安定になり得る。本実施形態では、印画物作製装置2でユーザを撮影し、ユーザ画像をテンプレート画像に合成した後、印画物の作製前に、特徴点抽出を行い、特徴点が十分に抽出できるか否かを判定する。特徴点が十分に抽出できない場合は、特徴点が抽出できるような画像となるように再撮影を行ったり、撮影した画像の編集を行ったりする。
本実施形態では、印画物作製装置2のCPU201が画像販売プログラムを実行することで、図13に示すように、上記第1の実施形態と比較して、特徴点抽出判定部218、再撮影処理部219、及び編集処理部220がさらに実現される。
特徴点抽出判定部218は、テンプレート画像のユーザ画像挿入領域にユーザ画像が挿入された合成画像から特徴点を抽出する。特徴点抽出領域情報はサーバ装置1から予め取得しており、例えば画像の中央部分が抽出領域となる。特徴点抽出判定部218は、抽出した特徴点の数が所定値以上である場合、抽出OKと判定し、所定値未満の場合、抽出NGと判定する。抽出OKの場合は、二次元コード画像の合成、プリント処理へと進む。
抽出NGの場合、印画物作製装置2は、ユーザに対して、再撮影を行うか、又は編集を行うかの選択を求める。
ユーザが再撮影を行うことを選択した場合、再撮影処理部219は、特徴点が増えるようなアングルを音声で案内したり、タッチパネル22に図示したりする。また、再撮影処理部219は、再撮影する際に、特徴点が増えるように(例えば陰影が作られやすいように)ストロボ24の光量を調整する。
また、再撮影処理部219は、ライブビュー機能によりテンプレート画像とユーザ画像とを合成した画像をタッチパネル22に表示する際に、特徴点抽出領域も併せて表示し、特徴点抽出領域内に入るようにユーザに対して立ち位置等を指示する。
このようにして再撮影されたユーザ画像を合成したテンプレート画像からは、特徴点が十分に抽出できる。
編集処理部220は、ユーザが編集を行うことを選択した場合に、スタンプや文字入れ、コントラスト調整などの操作画面を提示したり、背景画像や前景画像の選択画面を提示したりして、特徴点が増えるような編集をユーザに行わせる。スタンプや文字の配置可能な位置を特徴点抽出領域内に制限してもよい。スタンプを入れたり背景画像を合成したりすることで、抽出領域の空白部分は小さくなり、特徴点が十分に抽出できる。
印画物作製装置2は、特徴点が十分に抽出できる合成画像をサーバ装置1に送信(アップロード)する。サーバ装置1は、合成画像を受信すると、一意の識別情報を割り当て、合成画像と識別情報とを紐付けて保存する。サーバ装置1は、この識別情報を含む保存場所情報を印画物作製装置2に通知する。あるいはまた、サーバ装置1は、予め複数の保存場所情報を準備しておき、合成画像を受信すると、未使用の保存場所情報と対応付けて保存すると共に、当該保存場所情報を印画物作製装置2に通知してもよい。
印画物作製装置2は、通知された保存場所情報を示す二次元コードを含む合成画像を印画紙にプリントして、印画物3を作製する。携帯端末4が、この印画物3上の二次元コードから保存場所情報を読み取ってサーバ装置1にアクセスすると、サーバ装置1は保存場所情報に含まれる識別情報に対応する合成画像を携帯端末4へ送信する。これにより、携帯端末4において画像の特徴点比較を行うことができる。
このように、本実施形態によれば、合成画像から特徴点が十分に抽出できない場合に、印画物作製装置2において再撮影や編集を行うことで、特徴点が抽出し易い合成画像を得ることができ、動画データを撮影画像に重畳して安定的に再生することができる。
上記第2の実施形態では、特徴点抽出判定処理を印画物作製装置2で行っていたが、サーバ装置1で行ってもよい。この場合、印画物作製装置2は、テンプレート画像のユーザ画像挿入領域にユーザ画像を挿入した合成画像をサーバ装置1に送信する。サーバ装置1は、印画物作製装置2から受信した画像から特徴点を抽出し、判定結果を印画物作製装置2に通知する。
上述した実施形態で説明した動画データ配信システムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、動画データ配信システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、動画データ配信システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 サーバ装置
2 印画物作製装置
3 プリント物
4 携帯端末

Claims (10)

  1. サーバ装置から受信した画像データ、前記サーバ装置において前記画像データに対応する動画データが保存される場所を示す保存場所情報、及び特徴点抽出領域情報を記憶する記憶部と、
    被撮影者を撮影し、撮影画像を生成する撮影装置と、
    前記画像データ及び前記撮影画像を合成して合成画像を生成する画像合成部と、
    前記特徴点抽出領域情報に基づく前記合成画像内の特徴点抽出領域から、所定数以上の特徴点を抽出できるか否か判定する判定部と、
    前記判定部が前記所定数以上の特徴点が抽出できると判定した場合に、前記保存場所情報をコード化したコード画像を含む前記合成画像を印画紙にプリントして出力するプリンタと、
    を備える印画物作製装置。
  2. 前記判定部が前記所定数以上の特徴点が抽出できないと判定した場合に、前記撮影装置が被撮影者の再撮影を行うことを特徴とする請求項1に記載の印画物作製装置。
  3. 被撮影者の再撮影時のストロボの光量を、前回撮影時の光量から変更することを特徴とする請求項2に記載の印画物作製装置。
  4. 前記判定部が前記所定数以上の特徴点が抽出できないと判定した場合に、前記合成画像へのスタンプの挿入、文字の挿入、前景画像又は背景画像の合成のいずれかを含む編集処理を行う編集処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の印画物作製装置。
  5. 前記編集処理部は、前記スタンプ又は文字の挿入を前記特徴点抽出領域内に制限することを特徴とする請求項4に記載の印画物作製装置。
  6. 画像データを印画物作製装置へ送信し、動画データを携帯端末へ送信するサーバ装置であって、
    前記画像データ及び前記動画データを保存する記憶部と、
    前記画像データに特徴点抽出領域を設定し、設定した特徴点抽出領域を示す特徴点抽出領域情報を前記記憶部に登録する設定部と、
    前記動画データの保存場所情報及び前記画像データを前記印画物作製装置へ送信すると共に、テンプレート画像、前記保存場所情報をコード化したコード画像、及び前記印画物作製装置が被撮影者を撮影した撮影画像を合成した合成画像が前記印画物作製装置によりプリントされた印画物上の前記コード画像から前記保存場所情報を読み取ってアクセスしてきた前記携帯端末へ、前記画像データ及び前記特徴点抽出領域情報を送信する画像データ送信部と、
    前記携帯端末へ前記動画データを送信する送信部と、
    を備え、
    前記画像データは、テンプレート画像領域、及び前記撮影画像が挿入される挿入領域を含み、
    前記設定部は、前記テンプレート画像領域の少なくとも一部に前記特徴点抽出領域を設定することを特徴とするサーバ装置。
  7. 前記設定部は、前記テンプレート画像領域の全体を前記特徴点抽出領域に設定することを特徴とする請求項6に記載のサーバ装置。
  8. 前記設定部は、前記挿入領域を含まないように前記特徴点抽出領域を設定することを特徴とする請求項6又は7に記載のサーバ装置。
  9. 前記印画物作製装置から、前記挿入領域に前記撮影画像が挿入された画像を受信し、受信した画像内の前記特徴点抽出領域から、所定数以上の特徴点を抽出できるか否か判定し、判定結果を前記印画物作製装置に通知することを特徴とする請求項6に記載のサーバ装置。
  10. 印画物作製装置と、前記印画物作製装置へ画像データを送信し、携帯端末へ前記画像データに対応する動画データを送信するサーバ装置とを備える動画データ配信システムであって、
    前記印画物作製装置は、被撮影者を撮影して撮影画像を生成し、前記撮影画像、前記サーバ装置から受信した前記画像データ、及び前記サーバ装置において前記動画データが保存される場所を示す保存場所情報をコード化したコード画像を合成して合成画像を生成し、前記合成画像を印画紙にプリントして印画物を作製し、
    前記サーバ装置は、前記画像データに特徴点抽出領域を設定し、前記印画物上の前記コード画像から前記保存場所情報を読み取ってアクセスしてきた前記携帯端末へ、前記特徴点抽出領域を示す特徴点抽出領域情報及び前記画像データを送信し、前記携帯端末から特徴点が合致したことが通知されると、前記動画データを前記携帯端末へ送信し、
    前記画像データは、テンプレート画像領域、及び前記撮影画像が挿入される挿入領域を含み、前記サーバ装置は、前記テンプレート画像領域の少なくとも一部に前記特徴点抽出領域を設定することを特徴とする動画データ配信システム。
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