JP6592321B2 - 診診連携方法および診診連携用コンピュータプログラム - Google Patents
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前記連携装置は、個人の基本情報が登録されている基本情報記憶部と、各患者のケア情報が登録されているケア情報記憶部と、各患者に割り当てた連携医グループが登録されている連携医グループ情報記憶部とを備え、前記連携医グループは各患者の往診、看取りを含む診療を主治医に代わって担当可能な1名もしくは複数名の医者を連携医として含み、前記個人には、患者、主治医および連携医が含まれており、
前記基本情報記憶部に登録されている前記患者の往診要請が入力されると、前記連携装置が、前記連携医グループ情報記憶部を検索して、前記患者に割り当てられている前記連携医グループから1名の前記連携医を往診担当連携医に決定する決定ステップと、
前記連携装置から、前記往診担当連携医に決定された前記連携医に割り当てられている連携医通信端末に向けて、往診依頼を出力する往診依頼ステップと、
前記連携装置が、前記往診担当連携医に対して、往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報を期限付きで閲覧可能な状態に切り替える医療情報提供ステップと、
を含むことを特徴としている。
連携医など)をその同定情報(ID)を用いて管理することにより、重複登録を確実かつ簡単に防止できる。
されている場合は、当該ケアグループを選択し、前記患者を担当する前記連携医グループを登録し、あるいは、当該患者を担当する前記連携医グループが既に登録されている場合には、当該連携医グループを選択する。
前記連携医グループ情報記憶部から前記往診要請のあった前記患者に割り当てられている前記連携医グループを抽出し、
抽出した前記連携医グループの中から、対応可能な最も優先順位の高い前記連携医を前記往診担当連携医の候補医として抽出し、
抽出した前記候補医に割り当てられている連携医通信端末に向けて、往診が可能か否かの問合せを出力すると共に、当該候補医に対して、往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報を期限付きで閲覧可能な状態に切り替える医療情報提供ステップを実行し、
前記候補医の側からの応答を所定期間内に受け取った場合、あるいは、当該所定期間内に、前記候補医による往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報へのアクセスがあった場合には、前記候補医を前記往診担当連携医に決定する。
前記候補医の側から対応不可の通知を受けた場合、前記候補医の側からの応答を所定期間内に受け取らなかった場合、あるいは、当該所定期間内に、前記候補医が往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報にアクセスしなかった場合には、
前記候補医の前記連携医通信端末に向けて往診依頼のキャンセルを通知し、
前記優先順位の高い順に、新たな前記候補医の抽出、当該候補医に対する前記問合せ、および、前記医療情報提供ステップを繰り返す。
前記基本情報記憶部に登録されている前記患者の往診要請が入力されると、前記連携医グループ情報記憶部を検索して、前記患者に割り当てられている前記連携医グループから1名の前記連携医を往診担当連携医に決定する決定ステップと、
前記往診担当連携医に決定された前記連携医に割り当てられている連携医通信端末に向けて、往診依頼を出力する往診依頼ステップと、
前記往診担当連携医に対して、往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報を期限付きで閲覧可能な状態に切り替える医療情報提供ステップと、
を前記連携装置に実行させることを特徴としている。
当該登録ステップでは、
前記患者の識別情報および氏名、性別、生年月日を含む前記基本情報を登録する動作、
前記患者を担当する前記ケアグループを登録し、あるいは、当該患者を担当する前記ケアグループが既に登録されている場合は、当該ケアグループを選択する動作、および、
前記患者を担当する前記連携医グループを登録し、あるいは、当該患者を担当する前記連携医グループが既に登録されている場合には、当該連携医グループを選択する動作を、
前記連携装置に実行させるようにしている。
前記基本情報記憶部に登録されている前記患者の往診要請が入力されると、前記連携医グループ情報記憶部を検索して、前記患者に割り当てられている前記連携医グループから1名の前記連携医を往診担当連携医に決定する決定ステップを行い、
前記決定ステップにおいて、
前記連携医グループ情報記憶部から前記往診依頼のあった前記患者に割り当てられている前記連携医グループを抽出する動作、
抽出した前記連携医グループの中から、対応可能な最も優先順位の高い前記連携医を前記担当連携医の候補医として抽出する動作、
抽出した前記候補医の前記連携医通信端末に向けて、往診が可能か否かの問合せを出力すると共に、当該候補医に対して、往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報を期限付きで閲覧可能な状態に切り替える医療情報提供ステップを実行する動作、および、前記候補医の側からの応答を所定期間内に受け取った場合、あるいは、当該所定期間内に、前記候補医が往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報へのアクセスがあった場合には、前記候補医を前記担当連携医に決定する動作を、
前記連携装置に実行させるようにしている。
前記決定ステップにおいて、
前記候補医の側から対応不可の通知を受けた場合、前記候補医の側からの応答を所定期間内に受け取らなかった場合、あるいは、当該所定期間内に、前記候補医が往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報にアクセスしなかった場合には、
前記候補医の前記連携医通信端末に向けて往診依頼のキャンセルを通知する動作、
前記優先順位の高い順に、新たな前記候補医の抽出、当該候補医に対する前記問合せ、および、前記医療情報提供ステップを繰り返す動作を、
前記連携装置に実行させるようにしている。
前記個人の基本情報記憶部に、前記患者を同定する患者同定情報と、前記患者に割り当てた前記連携医グループを同定する連携医グループ同定情報とが、対応付けした形態で登録されており、
前記連携医グループ情報記憶部には、前記連携医グループを構成する前記連携医を同定する医師同定情報と、前記往診担当連携医の決定に当っての優先順位と、往診依頼を引き受け可能であるか否かを表す対応可否の状態とが、対応付けした形態で登録されている場合に、
予め定めた設定期間毎に、予め定めた設定時点毎に、あるいは不定期に、前記連携装置が、少なくとも、前記連携医グループ情報を更新する更新ステップを含み、
前記更新ステップでは、前記連携医からの要求に応じて、前記連携医に対応付けされている前記対応可否の状態を更新する動作を、前記連携装置に行わせるようにしている。
前記更新ステップでは、前記連携医からの要求に応じて前記対応可否の更新を行った後に、当該更新後の連携医グループ情報が対応付けされている前記患者の主治医に割り当てられている主治医通信端末に対して、更新された旨を通報する動作、および、
前記主治医通信先からの要求に応じて、前記連携医グループ情報の前記優先順位を更新する動作を、
前記連携装置に実行させるようにしている。
前記基本情報記憶部には、前記患者を同定する患者同定情報と、前記患者に割り当てた前記連携医グループを同定する連携医グループ同定情報とが、対応付けした形態で登録されており、
前記連携医グループ情報記憶部には、前記連携医グループを構成する前記連携医を同定する医師同定情報と、前記往診担当連携医の決定に当っての優先順位と、往診依頼を引き受け可能であるか否かを表す対応可否の状態とが、対応付けした形態で登録されている場合に、
前記決定ステップにおいて、
前記往診担当医に決定した前記連携医について、前記連携医グループ情報記憶部における往診依頼を引き受け可能であるか否かを表す対応可否を対応不可の状態に切り替える動作、および、
所定期間が経過すると、あるいは、前記連携医からの往診終了報告が入力されると、当該対応不可の状態を対応可の状態に戻す動作を、
前記連携装置に実行させるようにしている。
前記主治医に対する課金情報が登録される課金情報記憶部を備えている場合に、所定期間毎に、前記主治医に対するシステム利用料金の請求額を集計する第1課金ステップおよび第2課金ステップのうちの少なくとも一方の課金ステップを、前記連携装置に実行させ、
前記第1課金ステップでは、前記患者に対する前記往診担当連携医が決定されると、前記課金情報記憶部に登録されている前記患者の前記主治医に対する前記システム利用料金に対して所定金額を加算する動作を行わせ、
前記第2課金ステップでは、前記課金情報記憶部に登録されている前記主治医に対する前記システム利用料金に対して、前記主治医が担当する前記個人の基本情報記憶部に登録されている患者数に応じた所定金額を加算する動作を行わせることができる。
図1は本実施の形態に係る診診連携システムを示す全体構成図であり、図2はその動作概要を示すフローチャートである。診診連携システム1(以下、単に「システム1」と呼ぶ。)は、在宅で療養する患者の訪問診療や看取りを、主治医の都合が付かない場合に、予め登録されている複数の医師(以下、「連携医」と呼ぶ。)の間で連携して行わせるために用いられる。
訪問診療等を行うことを依頼する機能である。また、システム1は、主治医が所有している患者情報のうち、訪問診療等に必要な情報を期限付きで連携医に共有させる機能を有している。さらに、システム1は、当該システム1を利用する場合の課金機能も有している。
(個人の基本情報記憶部)
図3は個人の基本情報記憶部31のデータベース構造の一例を示す説明図である。この図に示すように、個人の基本情報記憶部31には、患者および患者家族、並びに、医療関係者である医師、看護師、理学療法士などの各個人の基本情報が記憶保持される。個人の基本情報には、当該個人に付与された固有の個人ID、属性(患者、医師等の種別)、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号が含まれる。また、患者の基本情報には、当該患者を担当するケアグループを同定するための固有のケアグループIDと連携医グループを同定するための連携医グループIDとが含まれる。なお、ケアグループとは、患者および当該患者の医療的ケアを行う複数の関係者から構成されるグループであり、患者、患者の家族、主治医、看護師、理学療法士等が含まれる。
図4は、ケアグループ情報記憶部32のデータベース構造の一例を示す説明図である。上記のように、ケアグループは、患者および当該患者の医療的ケアを行う複数の関係者から構成されるグループであり、その構成員には、患者、患者の家族、主治医、看護師、理学療法士等が含まれる。図4に示すように、それぞれのケアグループには、ケアグループIDと、その構成員IDとが登録される。例えば、ケアグループIDとして「ケアGr_001」が付与されているケアグループの構成員1、2、5のIDは、それぞれ「D−001」、「N−001」、「PT−001」であり、これらIDは医師、看護師、理学療法士の個人IDである(図3参照)。このように、本システム1に登録される個人IDは各個人に固有のものであり、これにより重複登録が防止される。
示すデータベース構造では患者とその家族を含めないようにしている。このようにしても、各患者のケアグループに所属する全員を把握できる。すなわち、図3に示すように、個人の基本情報のデータベース構造では、患者ごとにケアグループを設定してあり、その患者の家族は、IDから認識できる(例えば、患者IDが、P−AAAの場合、その患者の家族のIDは、F−AAA−1、F−AAA−2、F−AAA−3・・・となる。)。患者が決まれば、そのケアグル―プがわかり、その家族もわかるので、図4に示すデータベース構造で、その患者のケアグループに所属する全員を把握できるからである。
図5は、連携医グループ情報記憶部33のデータベース構造の一例を示す説明図である。この図に示すように、連携医グループのそれぞれに連携医グループIDが付与され、各連携医グループには、当該グループに属する連携医ID(医師ID)と、予め定めた優先順位と、対応可否とが対応付けした形態で登録される。本例では、全ての連携医グループにおいて、優先順位が最も高い連携医(図示の例では、優先順位として「1」が付与されている医師)を、原則として、主治医6としてある。また、対応可否の「可」、「不可」の区別は、所定期間毎、例えば、日毎、週毎、月毎に登録あるいは更新できるようにすることができる。また、随時、登録、更新あるいは修正ができるようにすることも可能である。
図6は、ケア情報記憶部34のデータベース構造の一例を示す説明図である。ケア情報記憶部34には、患者毎に作成されるケア情報が登録される。ここで、患者の表情、血圧、体調を含む患者の状況を患者状況と呼び、患者状況に対応して行われたケアグループのメンバーによる患者への指示、マッサージ、投薬を含む対応を医療的ケアと呼ぶものとすると、ケア情報とは、当該患者状況と当該医療的ケアを統合した情報になる。実施した医療的ケアを記載(登録)する場合は、まず患者状況を記載(登録)し、それと共に、実施した医療的ケアを記載(登録)する。たとえば、図6に示すように、ケア情報記憶部34に登録される各患者のケア情報には、作成日、医療的ケア記録の種類、医療的ケア記録の記録ID、その作成者を示す作成者IDなどが含まれている。また、医療的ケアを実施する毎に、ケア情報が追加登録される。
図7は、各患者に対する連携医グループの登録手順を示すフローチャートである。クラウドサーバ2のデータベース登録機能を立ち上げる。クラウドサーバ2は、入力装置26(図1参照)を介して、担当患者iの患者IDが入力されると、これを登録して(ステップST11)、表示装置25(図1参照)の表示画面を、当該担当患者iの氏名、性別、生年月日などの基本情報の入力画面に切り替える。これらの基本情報が入力されると、これらを登録する(ステップST12)。
のための情報が入力されると、連携医グループを新規登録し、当該連携医グループを担当患者iの連携医グループとして選択する(ステップST17、ST18)。担当患者iを担当する連携医グループが既に登録されていた場合には、当該連携医グループを担当患者iの連携医グループに選択する(ステップST16→ST18)。
図8は、上記のように構築されているデータベースを用いて行われるシステム1における連携体制の運用手順を示すフローチャートである。
図9は、図8に示す往診担当連携医の決定に当っての具体的手順の例を示すフローチャートである。この図に従って説明すると、患者5の側から往診要請があると、医療機関12の担当者はシステム1のクラウドサーバ2にアクセスして、往診要請のあった患者の往診医決定機能を起動する(ステップST41、42)。
、往診依頼をキャンセルし(ステップST48)、当該連携医8(3)による患者5の基本情報、ケア情報の閲覧権限を停止し(ステップST49)、当該連携医8(3)の連携医グループ情報における対応可否の状態を「不可」に書き換える(ステップST50)。
2 クラウドサーバ(連携装置)
3 インターネット回線
4 運営会社
5 患者
6 主治医
7 主治医通信端末
8 連携医グループ
8(1)、8(2)、8(3)・・・ 連携医
9(1)、9(2)、9(3)・・・ 連携医通信端末
10 家族
11 患者側通信端末
12 医療機関
13 医療機関通信端末
21 情報処理部
22 画面表示部
23 送受信部
24 認証部
25 表示装置
26 入力装置
31 個人の基本情報記憶部
32 ケアグループ情報記憶部
33 連携医グループ情報記憶部
34 ケア情報記憶部
35 課金情報記憶部
Claims (26)
- コンピュータを中心に構成される連携装置を用いて、在宅で療養する患者の診療を複数の医者の間で連携して行わせる診診連携方法であって、
前記連携装置は、個人の基本情報が登録されている個人の基本情報記憶部と、各患者のケア情報が登録されているケア情報記憶部と、各患者に割り当てた連携医グループが登録されている連携医グループ情報記憶部とを備え、前記連携医グループは各患者の往診、看取りを含む診療を主治医に代わって担当可能な1名もしくは複数名の医者を連携医として含み、前記個人には、患者、主治医および連携医が含まれており、
前記個人の基本情報記憶部に登録されている前記患者の往診要請が前記連携装置に入力されると、当該連携装置が、前記連携医グループ情報記憶部を検索して、前記患者に割り当てられている前記連携医グループから1名の前記連携医を往診担当連携医に決定する決定ステップと、
前記連携装置から、前記往診担当連携医に決定された前記連携医に割り当てられている連携医通信端末に向けて、往診依頼を出力する往診依頼ステップと、
前記連携装置が、往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報を期限付きで、前記往診担当連携医によって閲覧可能な状態に切り替える医療情報提供ステップと、
を含むことを特徴とする診診連携方法。 - 請求項1において、
前記個人の基本情報記憶部には、前記患者を同定する患者同定情報と、前記患者に割り当てた前記連携医グループを同定する連携医グループ同定情報とが、対応付けした形態で登録されており、
前記連携医グループ情報記憶部には、前記連携医グループを構成する前記連携医を同定する医師同定情報と、前記往診担当連携医の決定に当っての優先順位と、往診依頼を引き受け可能であるか否かを表す対応可否の状態とが、対応付けした形態で登録されている診診連携方法。 - 請求項2において、
前記連携医グループには、当該連携医グループに割り当てられている前記患者の主治医が、最も優先順位の高い連携医として含まれている診診連携方法。 - 請求項1において、
前記連携装置は、前記患者および当該患者の医療的ケアを行う主治医を含む複数の関係者から構成されるケアグループの各メンバーが登録されたケアグループ情報記憶部を備えており、
前記医療情報提供ステップにおいては、前記往診担当連携医に対して、前記ケアグループ情報記憶部に記憶保持されている往診対象の前記患者に関する情報を期限付きで提供可能な状態に切り替える診診連携方法。 - 請求項4において、
前記連携装置に、各患者について、前記基本情報、前記ケアグループおよび前記連携医グループを登録する登録ステップを含み、
当該登録ステップでは、
前記患者の識別情報および氏名、性別、生年月日を含む前記基本情報を登録し、
前記患者を担当する前記ケアグループを登録し、あるいは、当該患者を担当する前記ケアグループが既に登録されている場合は、当該ケアグループを選択し、
前記患者を担当する前記連携医グループを登録し、あるいは、当該患者を担当する前記連携医グループが既に登録されている場合には、当該連携医グループを選択する診診連携方法。 - コンピュータを中心に構成される連携装置を用いて、在宅で療養する患者の診療を複数の医者の間で連携して行わせる診診連携方法であって、
前記連携装置は、個人の基本情報が登録されている個人の基本情報記憶部と、各患者のケア情報が登録されているケア情報記憶部と、各患者に割り当てた連携医グループが登録されている連携医グループ情報記憶部とを備え、前記連携医グループは各患者の往診、看取りを含む診療を主治医に代わって担当可能な1名もしくは複数名の医者を連携医として含み、前記個人には、患者、主治医および連携医が含まれており、
前記個人の基本情報記憶部には、前記患者を同定する患者同定情報と、前記患者に割り当てた前記連携医グループを同定する連携医グループ同定情報とが、対応付けした形態で登録されており、
前記連携医グループ情報記憶部には、前記連携医グループを構成する前記連携医を同定する医師同定情報と、前記往診担当連携医の決定に当っての優先順位と、往診依頼を引き受け可能であるか否かを表す対応可否の状態とが、対応付けした形態で登録されており、
前記個人の基本情報記憶部に登録されている前記患者の往診要請が前記連携装置に入力されると、当該連携装置が、前記連携医グループ情報記憶部を検索して、前記患者に割り当てられている前記連携医グループから1名の前記連携医を往診担当連携医に決定する決定ステップを行い、
前記決定ステップにおいて、前記連携装置は、
前記連携医グループ情報記憶部から前記往診要請のあった前記患者に割り当てられている前記連携医グループを抽出し、
抽出した前記連携医グループの中から、対応可能な最も優先順位の高い前記連携医を前記往診担当連携医の候補医として抽出し、
抽出した前記候補医に割り当てられている連携医通信端末に向けて、往診が可能か否かの問合せを出力すると共に、当該候補医に対して、往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報を期限付きで閲覧可能な状態に切り替える医療情報提供ステップを実行し、
前記候補医から前記連携医通信端末を介して往診依頼の承諾の応答を所定期間内に受け取った場合、あるいは、当該所定期間内に、前記候補医による往診対象の前記患者の前記
基本情報および前記ケア情報へのアクセスがあった場合には、前記候補医を前記往診担当連携医に決定する診診連携方法。 - 請求項6において、
前記決定ステップにおいて、前記連携装置は、
前記候補医から前記連携医通信端末を介して対応不可の応答を受けた場合、前記候補医からの応答を所定期間内に受け取らなかった場合、あるいは、当該所定期間内に、前記候補医が往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報にアクセスしなかった場合には、
前記候補医に対して前記連携医通信端末を介して往診依頼のキャンセルを通知し、
前記優先順位の高い順に、新たな前記候補医の抽出、当該候補医に対する前記問合せ、および、前記医療情報提供ステップを繰り返す診診連携方法。 - 請求項7において、
前記決定ステップにおいて、前記連携装置は、
前記往診担当連携医を決定できなかった場合には、その旨を、予め設定されている通報先に向けて出力する診診連携方法。 - 請求項2または6において、
予め定めた設定期間毎、予め定めた設定時点毎、あるいは不定期に、前記連携装置が、少なくとも、前記連携医グループの更新を行う更新ステップを含み、
前記更新ステップでは、前記連携医からの前記連携医通信端末を介しての要求に応じて、前記連携医に対応付けされている前記対応可否の状態の更新を行う診診連携方法。 - 請求項9において、
前記更新ステップでは、前記連携医からの要求に応じて前記対応可否の更新を行った後に、当該更新後の連携医グループが対応付けされている前記患者の主治医に割り当てられている主治医通信端末に対して、更新された旨の通報を送り、
前記主治医からの前記主治医通信端末を介しての要求に応じて、前記連携医グループの前記優先順位を更新する診診連携方法。 - 請求項2において、
前記決定ステップでは、
前記往診担当連携医に決定した前記連携医について、前記連携医グループ情報記憶部における往診依頼を引き受け可能であるか否かを表す対応可否を対応不可の状態に切り替え、
所定期間が経過すると、あるいは、前記連携医から往診終了報告が入力されると、当該対応不可の状態を対応可の状態に戻す診診連携方法。 - 請求項1において、
前記連携装置は、予め設定されている前記患者あるいは当該患者の家族に割り当てられている患者側通信端末、当該患者の主治医に割り当てられている主治医通信端末、または、当該患者の前記連携医グループに含まれる前記連携医に割り当てられている連携医通信端末からの要求に応じて、前記患者の前記連携医グループを、前記患者側通信端末あるいは前記主治医通信端末を介して、閲覧させる診診連携方法。 - 請求項1において、
前記連携装置は、前記個人の基本情報記憶部に登録されている前記患者に割り当てられている前記主治医に対する課金情報が登録される課金情報記憶部を備えており、
前記連携装置は、所定期間毎に、前記主治医に対するシステム利用料金の請求額を集計する第1課金ステップおよび第2課金ステップのうちの少なくとも一方の課金ステップを行い、
前記第1課金ステップでは、前記患者に対する前記往診担当連携医が決定されると、前記課金情報記憶部に登録されている前記患者の前記主治医に対する前記システム利用料金に対して所定金額を加算し、
前記第2課金ステップでは、前記課金情報記憶部に登録されている前記主治医に対する前記システム利用料金に対して、前記主治医が担当する前記個人の基本情報記憶部に登録されている患者数に応じた所定金額を加算する診診連携方法。 - 請求項1に記載の診診連携方法を前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラムであって、
前記基本情報記憶部に登録されている前記患者の往診要請が入力されると、前記連携医グループ情報記憶部を検索して、前記患者に割り当てられている前記連携医グループから1名の前記連携医を往診担当連携医に決定する決定ステップと、
前記往診担当連携医に決定された前記連携医に割り当てられている連携医側通信端末に向けて、往診依頼を出力する往診依頼ステップと、
前記連携装置が、前記往診担当連携医に対して、往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報を期限付きで閲覧可能な状態に切り替える医療情報提供ステップと、
を前記連携装置に実行させることを特徴とする診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項14において、
前記基本情報記憶部には、前記患者を同定する患者同定情報と、前記患者に割り当てた前記連携医グループを同定する連携医グループ同定情報とが、対応付けした形態で登録されており、
前記連携医グループ情報記憶部には、前記連携医グループを構成する前記連携医を同定する医師同定情報と、前記往診担当連携医の決定に当っての優先順位と、往診依頼を引き受け可能であるか否かを表す対応可否の状態とが、対応付けした形態で登録されている診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項15において、
前記連携医グループには、当該連携医グループに割り当てられている前記患者の主治医が、最も優先順位の高い連携医として含まれている診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項14において、
前記連携装置は、前記患者および当該患者の医療的ケアを行う主治医を含む複数の関係者から構成されるケアグループの各メンバーが登録されたケアグループ情報記憶部を備えており、
前記医療情報提供ステップにおいては、前記往診担当連携医に対して、前記ケアグループ情報記憶部に記憶保持されている往診対象の前記患者に関する情報を期限付きで提供可
能な状態に切り替える動作を前記連携装置に実行させる診診連携コンピータプログラム。 - 請求項17において、
各患者について、前記基本情報、前記ケアグループおよび前記連携医グループを、前記基本情報記憶部、前記ケアグループ情報記憶部および前記連携医グループ情報記憶部に登録する登録ステップを含み、
当該登録ステップでは、
前記患者の識別情報および氏名、性別、生年月日を含む前記基本情報を登録する動作、
前記患者を担当する前記ケアグループを登録し、あるいは、当該患者を担当する前記ケアグループが既に登録されている場合は、当該ケアグループを選択する動作、および、
前記患者を担当する前記連携医グループを登録し、あるいは、当該患者を担当する前記連携医グループが既に登録されている場合には、当該連携医グループを選択する動作を、
前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項6に記載の診診連携方法を前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラムであって、
前記基本情報記憶部に登録されている前記患者の往診要請が入力されると、前記連携医グループ情報記憶部を検索して、前記患者に割り当てられている前記連携医グループから1名の前記連携医を往診担当連携医に決定する決定ステップを前記連携装置に実行させ、
前記決定ステップにおいて、
前記連携医グループ情報記憶部から前記往診要請のあった前記患者に割り当てられている前記連携医グループを抽出する動作、
抽出した前記連携医グループの中から、対応可能な最も優先順位の高い前記連携医を前記往診担当連携医の候補医として抽出する動作、
抽出した前記候補医の前記連携医通信端末に向けて、往診が可能か否かの問合せを出力すると共に、当該候補医に対して、往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報を期限付きで閲覧可能な状態に切り替える医療情報提供ステップを実行する動作、および、前記候補医の側からの応答を所定期間内に受け取った場合、あるいは、当該所定期間内に、前記候補医が往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報へのアクセスがあった場合には、前記候補医を前記往診担当連携医に決定する動作を、
前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項19において、
前記決定ステップにおいて、
前記候補医の側から対応不可の通知を受けた場合、前記候補医の側からの応答を所定期間内に受け取らなかった場合、あるいは、当該所定期間内に、前記候補医が往診対象の前記患者の前記基本情報および前記ケア情報にアクセスしなかった場合には、
前記候補医の前記連携医通信端末に向けて往診依頼のキャンセルを表す通報を送る動作、および
前記優先順位の高い順に、新たな前記候補医の抽出、当該候補医に対する前記問合せ、および、前記医療情報提供ステップを繰り返す動作を、
前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項20において、
前記決定ステップにおいて、
前記往診担当連携医を決定できなかった場合には、その旨を、予め設定されている通報先に向けて出力する動作を、
前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項15または19において、
予め定めた設定期間毎、予め定めた設定時点毎、あるいは不定期に、前記連携装置が、少なくとも、前記連携医グループを更新する更新ステップを含み、
前記更新ステップでは、前記連携医からの要求に応じて、前記連携医に対応付けされている前記対応可否の状態の更新を行う動作を、前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項22において、
前記更新ステップでは、
前記連携医からの要求に応じて前記対応可否の更新を行った後に、当該更新後の連携医グループが対応付けされている前記患者の主治医に割り当てられている主治医通信端末に対して、更新された旨を知らせる動作、および、
前記主治医通信端末からの要求に応じて、前記連携医グループの前記優先順位を更新する動作を、
前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項15において、
前記決定ステップでは、
前記往診担当連携医に決定した前記連携医について、前記連携医グループ情報記憶部における往診依頼を引き受け可能であるか否かを表す対応可否を対応不可の状態に切り替える動作、および、
所定期間が経過すると、あるいは、前記連携医からの往診終了報告が入力されると、当該対応不可の状態を対応可の状態に戻す動作を、
前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項14において、
予め設定されている前記患者あるいは当該患者の家族に割り当てられている患者側通信端末、当該患者の主治医に割り当てられている主治医通信端末、あるいは、当該患者の前記連携医グループに含まれる前記連携医に割り当てられている連携医通信端末からの要求に応じて、前記患者の前記連携医グループ情報を閲覧させる動作を、
前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラム。 - 請求項14において、
前記主治医に対する課金情報が登録される課金情報記憶部を備えており、
所定期間毎に、前記主治医に対するシステム利用料金の請求額を集計する第1課金ステップおよび第2課金ステップのうちの少なくとも一方の課金ステップを前記連携装置に実行させ、
前記第1課金ステップでは、前記患者に対する前記往診担当連携医が決定されると、前記課金情報記憶部に登録されている前記患者の前記主治医に対する前記システム利用料金に対して所定金額を加算する動作を前記連携装置に実行させ、
前記第2課金ステップでは、前記課金情報記憶部に登録されている前記主治医に対する前記システム利用料金に対して、前記主治医が担当する前記個人の基本情報記憶部に登録されている患者数に応じた所定金額を加算する動作を前記連携装置に実行させる診診連携コンピュータプログラム。
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