JP6921177B2 - 医療情報システム、医療情報装置、医療情報装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

医療情報システム、医療情報装置、医療情報装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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本発明は、医療機関で使用されるカルテなどの医療情報を管理するための医療情報システム、医療情報装置、医療情報装置の制御方法及び制御プログラムに関する。
医療機関で使われるITシステムをクラウド化し、クラウドに蓄えられた医療情報を患者に還元し利活用するような仕組みないし考え方(いわゆるPHR(Personal Health Record))が知られている(例えば特許文献1)。
特開2017−68479号公報、段落0004
しかし、現状はITシステムのクラウド化にとどまっており、十分な議論をするには至っていない。例えば、患者の持つ端末(アプリ)と、医科・歯科・調剤等の各業務システムとが、シームレスに連携できるように設計されていないなど、医療に関する業務システム間の連携には課題がある。
そこで、本発明は、患者の持つ端末(アプリ)と、医科・歯科・調剤等の各業務システムとを、シームレスに連携させることを目的とする。
上述した課題を解決すべく、本発明の第1の態様は、
複数の医療情報装置と、前記複数の医療情報装置のそれぞれ及び患者端末の間に介在する統合基盤と、を含む医療情報システムであって、
前記統合基盤は、
患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースと、
前記第1の患者データが前記第1のデータベースに登録されると、前記第1の患者データを前記複数の医療情報装置に対して公開する管理部と、を含み、
前記複数の医療情報装置のそれぞれは、
患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶する第2のデータベースと、
前記統合基盤において公開された前記第1の患者データを取得し、前記第2のデータベースに保存する取得部と、
前記患者端末からアクセスを受け付ける受付部と、
前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、当該第1の患者データに対して、前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を紐付ける名寄せ部と、を含むこと、
を特徴とする医療情報システムを提供する。
例えば、前記第1の患者データ及び前記第2の患者データがそれぞれ、少なくとも氏名、性別及び生年月日を含んでいてもよく、
前記候補提示部が、前記氏名、前記性別及び前記生年月日のうち少なくとも1つにおいて前記第1の患者データと部分一致する前記第2の患者データに係る患者を前記候補として選び出してもよい。
上記のような構成を有する本発明の医療情報システムでは、前記複数の医療情報装置のそれぞれが、前記スタッフに前記特定の患者を選定させるべく、候補の一覧を表示させる候補提示部を更に含んでもよい。
また、本発明の第2の態様は、
患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースを含む統合基盤を介して患者端末からアクセスされる医療情報装置であって、
患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶する第2のデータベースと、
前記統合基盤において登録及び公開された前記第1の患者データを取得し、前記第2のデータベースに保存する取得部と、
前記患者端末からアクセスを受け付ける受付部と、
前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、当該第1の患者データに対して、前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を紐付ける名寄せ部と、
を含むことを特徴とする医療情報装置を提供する。
本発明の第3の態様は、
患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースをそれぞれ含む複数の医療情報装置と、
前記複数の医療情報装置のそれぞれ及び患者端末の間に介在して、患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶する第2のデータベースを含む統合基盤と、
を含む医療情報システムにおける前記医療情報装置に対して、
前記統合基盤において登録及び公開された前記第1の患者データを取得して、前記第2のデータベースに保存し、
前記患者端末からアクセスを受け付け、
前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、当該第1の患者データに対して、前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を紐付ける
手順を実行させる医療情報システムの制御方法を提供する。
本発明の第4の態様は、
患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースをそれぞれ含む複数の医療情報装置と、
前記複数の医療情報装置のそれぞれ及び患者端末の間に介在して、患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶する第2のデータベースを含む統合基盤と、
を含む医療情報システムにおける前記医療情報装置に対して、
前記統合基盤において登録及び公開された前記第1の患者データを取得して、前記第2のデータベースに保存し、
前記患者端末からアクセスを受け付け、
前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、当該第1の患者データに対して、前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を紐付ける
手順を実行するための制御プログラムを提供する。
本発明の第4の態様は、
患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースをそれぞれ含む複数の医療情報装置と、
前記複数の医療情報装置のそれぞれ及び患者端末の間に介在して、患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶するとともに、前記統合基盤において登録及び公開された前記第1の患者データを取得して、前記第2のデータベースに保存する第2のデータベースを含む統合基盤と、
を含む医療情報システムにおける前記医療情報装置の表示装置に対して、
前記患者端末から受け付けたアクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、前記アクセスに係る患者に関する前記第1の患者データと所定の関連性を有する前記第2の患者データに係る患者の一覧を画面表示させ、
前記一覧の中から前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を、前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データに紐付ける
手順を実行させる医療情報システムの制御方法を提供する。
本発明によれば、患者の持つ端末(アプリ)と、医科・歯科・調剤等の各業務システムとを、シームレスに連携させることができる。また、患者データを取り扱うシステム基盤を各業務システムから切り出して運用することができるとともに、患者がアプリから入力する患者データと医療機関のスタッフが業務システムから入力する患者データ、という二つの類似した情報を適切に管理することができる。
実施形態1に係る医療情報システム1の概略図である。 医療情報システム1を構成するコンピュータ10の物理構成を示すブロック図である。 統合基盤10のソフトウェア構成を示すブロック図である。 医療情報装置30のソフトウェア構成を示すブロック図である。 (A)患者及び(B)医療機関スタッフが起点となる患者データ登録の概略を示す図である。 業務DB35における患者データの統合の概念図である。 医療機関aの医療情報装置30における患者受付一覧を表示する画面40の一例である。 医療機関aの医療情報装置30にカルテが登録されていない患者を受け付けるための入力画面50の一例である。 医療機関aの医療情報装置30に登録されている類似の患者の一覧を表示する画面60の一例である。 実施形態2に係る医療情報システム2の概略図である。 医療情報システム2における連携手順の一例を示すフロー図である。
以下、本発明の代表的な実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、本発明はこれら図面に限定されるものではない。また、図面は、本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。
1.医療情報システムの概要
1−1.医療情報システムの全体構成
本実施形態に係る医療情報システム1の全体構成を説明する。
図1(A)に示すように、医療情報システム1は、統合基盤10及び複数の医療情報装置30を含み、複数の患者端末(アプリ)70と通信可能に構成されている。ここで、「医療」とは、医科、歯科及び調剤を含む概念であり、更に介護等を含んでもよい。また、「医療情報」は、例えば診療記録(カルテ)、処方・服薬記録などに関するPHR(Personal Health Record)を広く含む。この明細書において、医療記録とは、医療情報のうち、後述する患者データを除いたものを指す。
医療情報装置30は、医療情報を扱う業務システムであり、医療機関ごとに設けられる。医療情報装置30は、医科、歯科、調剤など特定の領域を扱う業務システムでもよいし、複数の領域又は医療全般をカバーする複合的な業務システムでもよい。また、医療機関は、例えば、個々の診療所・病院・薬局を1単位としてもよいし、同じ経営母体に属する複数の診療所・病院・薬局を1単位としてもよい。本実施形態では、医療情報装置30として、クラウド型の業務システムを想定しているが、インターネットに接続できる限り実装方式を問わない。医療情報装置30の詳細は追って述べる。
アプリ70は、患者がパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル端末等のコンピュータ端末(患者端末)を操作することにより利用可能なアプリケーションである。患者は、アプリ70を介して、医療機関とのコミュニケーションや医療情報の共有を行うことができる。
統合基盤10は、アプリ70から入力された患者データと、統合基盤10に接続される複数の医療情報装置30にて取り扱われる患者データとを、横断的に管理するシステム基盤である。統合基盤10は、認証機能、データ管理機能、決済機能等の管理機能を持ち、更に、アプリ70から入力された患者データと医療機関から入力された患者データとを紐付けるための紐付機能を有していてもよい(後述する実施形態2参照)。これらの機能については追って詳細に述べる。
本実施形態において、アプリ70と統合基盤10とは、暗号化した通信路を介して接続されている。暗号化した通信のために、例えばHTTPS、gRPCなどのプロトコルを適宜利用することができる。
また、統合基盤10と各医療情報装置30とは、暗号化した通信路により接続されている。より具体的には、セキュリティ、障害耐性及び情報連携の非同期性の観点から、図1(B)に示すように、統合基盤10から各医療情報装置30へ向けての情報共有には、パブリッシュ・サブスクライブ(Publish-Subscribe)方式により、各医療情報装置30から統合基盤10へ向けての情報共有はHTTPS等のプロトコルに従ったリクエストによる。
1−2.医療情報装置、患者端末及び統合基盤を構成するコンピュータのハードウェア構成
図2を参照して、医療情報装置30、患者端末70及び統合基盤10を構成するコンピュータ100のハードウェア構成を説明する。図示するように、コンピュータ100は、CPU(演算装置)101、メモリ102、記憶装置103及び通信装置104を含み、更に入力装置105及び出力装置106を含んでいてもよい。
CPU101は、各種プログラム及びデータをメモリ102に読み出して実行することで、統合基盤10、医療情報装置30及び患者端末70としての各種機能を実現する。記憶装置103は、各種のデータ、データベース及びプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。
通信装置104は、有線及び無線の通信ネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。
入力装置105は、データを入力する、例えばキーボード、マウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどであり、特に医療情報装置30及び患者端末70としてのコンピュータ100は、入力装置105を備えている。
出力装置106は、データを出力する、例えばディスプレイ、プリンタ、スピーカなどであり、特に医療情報装置30及び患者端末70としてのコンピュータ100はディスプレイを備えている。
2.統合基盤のソフトウェア構成
図3を参照して、統合基盤10を詳細に説明する。図示するように、統合基盤10は、ゲートウェイ(GW)11、認証部12、管理部13、決済部14及び統合データベース(DB)15の各機能部を含む。これらの機能部は、単一の装置でもよいし、例えば機能ごとに分かれていてもよい。
GW11は、アプリ70からのアクセスを受け、統合基盤10のリソースや各医療情報装置30へのアクセスをコントロールする。GW11とアプリ70との通信は、例えばHTTPにしたがって行われる。GW11はファイヤーウォール機能を有していてもよい。
認証部12は、アカウントの認証、アクセストークンの発行など、認証・認可を行う。アカウントは、例えば、電話番号又は電子メールアドレスと、パスワードと、によって管理される。
管理部13は、アカウントに含まれる患者の基本情報(患者情報)を管理する。ここで、患者情報には患者データが含まれ、患者データは、医療情報装置30間で共通に保有するデータであって、例えば氏名、性別、生年月日である。ただし、医療情報装置30が個別に必要とする患者のデータは、その医療情報装置30が保持及び管理することとする。管理部13は、患者データが新規に登録され、また登録済みの患者データが更新されると、当該の患者データを医療情報装置30にパブリッシュする。
決済部14は、医療情報装置30ごとの決済処理を行い、決済の履歴を管理する。
統合DB15は、第1のデータベースに相当する。統合DB15に記憶されるデータ項目としては、以下のものを想定しているが、これらに限られない。また、統合DB15に以下の全ての項目が記憶される必要はない。
− アカウント情報
− 患者がアプリ70を利用するために必要最低限な基本情報
− 患者データ(第1の患者データに相当し、氏名、性別、生年月日などを含む)
− 認証情報
− アプリ70にログインするために必要な情報
− 患者の電話番号、電子メールアドレスなど
− 決済情報
− アプリ70から支払いを行うために必要な情報
ただし、上記の項目分けは適宜変更されてもよく、例えば、患者データに電話番号等が含まれてもよいし、逆に、患者データから性別等が除かれてもよい。また、統合DB15は単一のデータベースであってもよいし、複数に分割されていてもよい。
3.医療情報装置のソフトウェア構成
図4を参照して、医療情報装置30を詳細に説明する。図示するように、医療情報装置30は、取得部31、受付部32、候補提示部33、名寄せ部34及び業務データベース(DB)35の各機能部を含む。その他、医療情報装置30は、業務DB35を管理する図示しない管理機能を含むが、ここでは説明を省略する。なお、これらの機能部は、単一の装置でもよいし、例えば機能ごとに分かれていてもよい。
取得部31は、統合基盤10からパブリッシュされた患者データを非同期で取得し、業務DB35に記憶する。つまり、取得部31は、サブスクライバーとして機能する。
受付部32は、アプリ70からアクセス(例えば診察・調剤等の予約)を受け付けて、業務DB35に記憶する。受け付けられたアクセスは、医療情報装置30の表示装置に表示される(図7A参照)。
候補提示部33は、業務DB35をサーチし、受け付けられたアクセスに係る患者(つまり取得部31において取得されて業務DB35に登録された、当該患者に関する患者データ又はアカウント)に医療記録が紐付けられているかどうかを確認する。その患者に後述の医療記録が紐付けられていない場合には、候補提示部33は、業務DB35から当該患者の候補を選び出し、医療機関のスタッフに確認又は選択させるべく医療情報装置30の表示装置に一覧表示させる(図7C参照)。ここで、候補は、医療記録と紐付けられた患者データ(つまり医療機関のスタッフによって患者データが入力された患者データ又はアカウント)であって、アクセスに係る患者の患者データと所定の関連性を有するものである。候補は有効な(無効化されていない)アカウントから抽出されることが好ましい。また、データの関連性は、ここでは類似の程度として評価され、例えば、氏名、性別、生年月日のいずれかの項目が一致(完全一致又は部分一致)する場合に関連性(類似性)が認められてよい。
名寄せ部34は、医療機関のスタッフによって確認又は選択された候補の医療記録をアクセスに係る患者に対応する患者データに紐付けるとともに、当該確認又は選択された候補の患者データを無効化し(例えば削除し)、今後利用されないようにする。これにより、患者に由来する患者データと、医療機関のスタッフに由来する患者データとが、名寄せされて、患者に由来する患者データに一本化される。
業務DB35は第2のデータベースに相当する。業務DB35に記憶されるデータ項目としては、以下のものを想定しているが、これらに限られない。また、業務DB35に以下の全ての項目が記憶される必要はない。
− 患者データ(第2の患者データに相当し、氏名、性別、生年月日等を含む。)
− 診察するために必要な基本情報
− 保険情報、公費情報など
− 診察情報
− 診察結果を管理するための情報
− 医科、歯科の場合には、主訴・所見、処置・行為など
− 調剤の場合には、薬歴、服薬指導など
− 会計情報
− 患者への請求金額を算出するための情報
− 請求金額、内訳など
ここで、業務DB35の登録項目のうち患者データ以外の項目は、上述した医療記録に含まれるものとしてよい。なお、業務DB35は単一のデータベースであってもよいし、複数に分割されていてもよい。
4.医療情報システムの動作
次いで、上述した構成を有する医療情報システム1の動作を、幾つかのケースごとに説明する。
4−1. 新規患者データの登録
図5を参照して、アプリ70経由(患者起点)及び医療情報装置30経由(スタッフ起点)のそれぞれにおける患者データの保存手順を説明する。
(A)患者起点の患者データ登録
患者が初めてアプリ70から医療情報システム1にアクセスするとき、患者起点の患者データ登録が行われる。
具体的には、ステップA1において、アプリ70に自身の患者情報(患者データなど)を入力する。アプリ70は、ステップA2において、入力された患者情報をもとに、統合基盤10に対して患者登録を要求するHTTPリクエストを送信する。
統合基盤10(管理部13)は、患者登録のリクエストを受信すると、ステップA3において、例えばアカウントP−appを生成して当該患者の患者情報を統合DB15に保存する。次いで、ステップA4において、統合基盤10(認証部12)は、アプリ70に対して認証キーを返答する。以降、アプリ70は、発行された認証キーをもとに統合基盤10(認証部12)への認証を行う。
ステップA5において、統合基盤10(例えば管理部13)は、統合基盤10に接続している医療情報装置30に対して非同期で患者データ(アカウントP−app)を公開(パブリッシュ)する。ステップA6において、医療情報装置30は、任意のタイミングで、公開された患者データを取得(サブスクライブ)し、業務DB35に保存する。
このようにして、患者起点で患者データが統合DB15及び業務DB35に登録される。患者起点で業務DB35に登録された患者データ(アカウントP−app)には、当初、医療記録などは紐付いていない。なお、患者が、登録済みの自己の患者データを変更する場合にも、上記ステップに沿って変更登録が行われる。
(B)スタッフ起点の患者データ登録
患者がある医療機関に初めて通院するとき(例えば初診のとき)、スタッフ起点の患者データ登録が行われる。
つまり、ステップB1において、当該医療機関のスタッフは、医療情報装置30に対して当該患者の基本患者情報を入力する。なお、ここでいう患者情報は、統合DB15に保存される患者データと同じ種類の患者データを含み、その他のデータに関しては、統合DB15に保存される患者情報と一致していてもよいし異なっていてもよい。
そして、ステップB2において、医療情報装置30は、例えばアカウントPを生成して、スタッフによって入力された当該患者の患者情報を業務DB35に保存する。
このようにして、医療機関のスタッフ起点で患者の患者データ(アカウントP)が業務DB35に登録される。したがって、医療機関のスタッフ起点で業務DB35に登録された有効な(無効化されていない)患者データには、医療記録が紐付いている。
4−2. 患者データの名寄せ
図6を参照して、患者データの管理方式を説明する。
上述のとおり、アプリ70経由(患者起点)で入力された患者の患者データ(アカウントP−app)は、統合DB15への保存後に統合基盤10により非同期で公開され、統合基盤10に接続されている全ての医療情報装置30(取得部31)において取得可能とされ、各業務DB35に保存される。一方、医療情報装置30経由(スタッフ起点)で入力された患者データ(アカウントP)もまた、業務DB35に保存されている。つまり、業務DB35には、患者起点の患者データとスタッフ起点の患者データといった、2系統の患者データが別アカウントP,P−appとして記録される。ただし、これら2系統の患者データの間には、例えば、スタッフ起点の患者データには医療記録が紐付いているが、患者起点の患者データには医療記録が関連付けられていない、といった違いがある。
このような2系統の患者データ(アカウント)の並存状態を解消するべく、両者を名寄せして一本化する。ここでは、医療機関スタッフのオペレーションを介して、業務DB35における患者起点の患者データ及びスタッフ起点の患者データを、名寄せする。本実施形態では、正確かつ確実な名寄せを実現するために、スタッフが、例えば氏名、性別、生年月日等の項目の一致を目視で確認したうえで、名寄せを実行することとしている。
図7A〜図7Cを参照して、名寄せの手順の具体例を説明する。前提として、業務DB35には、既に、患者起点の患者データ(アカウントP−app)及びスタッフ起点の患者データ(アカウントP)が登録されているものとする。ここでは、患者端末(アプリ)70から医療情報装置30へのアクセスの一例として診療予約を挙げて説明するが、アクセスがこれに限られないことは言うまでもない。
ある医療機関aの医療情報装置30(受付部32)は、アプリ70経由で、患者Aによる診察予約を受け付ける。この診察予約は、患者起点の患者データ(アカウントP−app)を用いて行われているため、医療情報装置30は、このアカウントP−appに、業務システムとしての患者情報登録はない(紐付けられた医療記録がない)と判断する。したがって、医療機関aの端末の受付一覧画面40には、例えば「カルテ未登録」の表示を含む、患者Aの予約状況41が表れる(図7A)。
医療機関aのスタッフが「受付」ボタン42を選択すると、医療機関aの端末には、業務システムへの患者情報(例えば患者の氏名、性別及び生年月日の入力欄51〜54などの患者データを含む)の入力又は確認を促す画面50がポップアップ表示される(図7B)。スタッフが患者情報を入力又は確認して「次へ」ボタン55を選択すると、患者Aの候補として類似患者の一覧画面60が表示される(図7C)。候補が一覧表示されることで、スタッフの作業負担が軽減されるとともに、作業ミスが軽減される。
類似患者の一覧画面60では、アプリ起点の患者データと類似しているデータを持つ、業務システム中の患者(スタッフ起点の患者データ;アカウントP)の一覧61が表示される。一覧表示されるアカウントPは有効なものだけでよい。そして医療機関aのスタッフが、一覧61から、患者Aと同一と判断した患者を選択することで、名寄せが実施される。つまり、これまでスタッフ起点の患者データに対応する業務DB35中のアカウントPに紐付いていた医療記録が、アプリ起点の患者データ(アカウントP−app)に付け替えられるとともに、スタッフ起点の患者データに対応する業務DB35中のアカウントPが無効化(削除等)される。
あるいは、スタッフは、一覧61に患者Aと同一と判断できる患者がない場合(一覧61に候補がリストアップされない場合を含む)には、「新規登録」ボタン62を選択し、医療記録の新規作成を行う。
4−3.アカウント統合後の利用手順
上記のようにしてアプリ起点及びスタッフ起点の患者データの名寄せが完了すると、例えばアプリ70が診療予約のために医療機関aの医療情報装置30にアクセスする場合、
− 患者Aがアプリ70を介して医療情報システム1(統合基盤10)にアクセス(ユーザ認証)し、
− 患者Aがアプリ70を介して医療機関aに診察等の予約をし、
− 医療機関aの医療情報装置30において患者A(アプリ70)の予約を受け付け、
− 該当する場合には、診察後に、医療情報システム1(統合基盤10)を介して代金の決済を行う。
なお、この段階では、業務DB35において、患者A(アプリ70)が予約において用いたアカウントと医療記録とが関連付けられている。その他のアクセスの場合でも、上記と同様の手順で処理が行われてよい。
以上のとおり、医療情報システム1では、患者の持つ端末(アプリ70)と、医科・歯科・調剤等の各業務システムとが、統合基盤10を介してシームレスに連携される。つまり、患者から見れば、アプリ70を介して1つのアカウントを準備するだけで、アプリ70を介して複数の医療機関に対してアクセスすることができ、便利である。
また、医療情報システム1では、名寄せを実行することで、患者が入力した患者自身のデータ(患者由来情報)と、医療機関が入力した当該患者のデータ(医療機関由来情報)とを、区別して管理できる。つまり、患者由来情報は、統合DB15に記憶されており、業務DB35だけに記憶されることはないから、あるデータが統合DB15に記憶されているか否かで、そのデータが患者由来情報かどうかを容易に判断できる。換言すれば、統合DB15と業務DB35の双方のデータに関連をもたせつつ各DBが記憶することで、データの由来が患者自身であるか又は医療スタッフであるかを明確化している。このような取扱いは、データ管理の責任分担の明確化のみならず、厳格な情報管理の要請に応え得るものである。
したがって、医療情報システム1では、患者データを取り扱うシステム基盤(認証、決済、PHR管理等)を各業務システムから切り出して運用することができるとともに、患者がアプリから入力する患者データと医療機関のスタッフが業務システムから入力する患者データ、という二つの類似した情報を適切に管理することができる。とりわけ、データ突合の実現方式の観点、及び、患者・医療機関双方のセキュリティレベルを担保した上でのデータ取扱の観点から、二つの類似した情報を適切に管理することができる。よって、医療現場のクラウド化と患者への情報の還元とをともに実現し、今後も増大する医療費の削減に寄与するものと期待される。
5.実施形態2
図8及び図9を参照して、実施形態2に係る医療情報システム2及び医療情報システム2における情報連携について説明する。
医療情報システム2もまた、統合基盤10及び複数の医療情報装置30を含む。ただし、実施形態2では、統合基盤10は、上述したGW11、認証部12、管理部13、決済部14及び統合DB15に加えて、認証コード取得部16、連携用トークン取得部17及び連携用トークン紐付け部18を有している。また、医療情報装置30は、取得部31及び受付部32のほかに、認証コード生成部36、認証コード紐付け部37及び連携用トークン生成部38を含むが、名寄せ機能、つまり候補提示部33及び名寄せ部34を有していなくてもよい。以下、新たに加わった機能部を、連携手順と関連付けて説明する。
医療情報システム2における情報連携の概要について述べると、情報連携は大きく3つのフローから成り立つ。
(1)認証コードの取得(患者Aから医療機関aへの連携依頼)
(2)認証コードとユーザの紐付け(医療機関a側の同意)
(3)認証処理の実施と連携用アクセストークンの取得(患者Aの意思確認と連携の実施)
以下、各フローを詳細に述べる。
(1)認証コードの取得
患者Aはアプリ70を用いて、医療機関aの医療情報装置30(認証コード取得部16)に対して、アプリ連携のための認証コードの払い出しを求める(ステップC1)。認証コード取得部16は、例えば、患者Aのアプリ操作に基づいて医療情報装置30から認証コードを取得するAPI(Application Programming Interface)として実装される。
認証コード取得部16は、医療情報装置30の認証コード生成部36に対して認証コードの払い出しを求める(ステップC2)。認証コード生成部36は、アプリ70と医療情報装置30との間だけで有効な、アプリ固有の有効期限のある認証コードを払い出す(ステップC3)。併せて、認証コード生成部36は、認証コードの払出し結果をデータベース(例えば業務DB35)に保存する。
統合基盤10の認証コード取得部16は、医療情報装置30から受領した認証コードをアプリ70に送信する(ステップC4)。このようにして払い出された認証コードは、アプリ70の画面に表示される。ここで、アプリ固有の認証コードは、一意性を確保するのに十分な文字列、もしくはQRコード(登録商標)等のバーコードで表現されてよいが、これらに限られない。
(2)認証コードとユーザの紐付け
患者Aは、アプリ70において受け取った認証コードを医療機関aのスタッフに提示する。医療機関aのスタッフは、医療情報装置30に記録された認証コードを確認し、本人確認を実施した後、医療情報装置30に記録されている患者Aに対して当該認証コードを関連付ける(紐付ける)べく指示する。認証コード紐付け部37は、スタッフ操作に応じた認証コードの紐付けを実行する(ステップD1)。かかるスタッフ操作は、連携処理に対する医療機関aの同意又は許可としての意義をも有する。
そして、認証コード紐付け部37は、上記の関連付けが完了した旨を例えば医療情報装置30のディスプレイに表示することで、医療機関aのスタッフに知らせる(ステップD2)。そして、スタッフは、関連付けの完了を患者Aに通知する。併せて、認証コード紐付け部37は、アプリ70に関連付けの完了を通知することとしてもよい。
(3)認証処理の実施と連携用アクセストークンの取得
患者Aは、上記(2)の作業後、認証コードを用いて連携処理を実施する。かかる患者操作は、連携処理に対する患者Aの最終的な意思確認又は同意としての意義をも有する。具体的には、アプリ70は、患者Aの操作に基づいて、統合基盤10における連携用API、つまり連携用トークン取得部17を呼び出す(ステップE1)。
連携用トークン取得部17は、医療情報装置30における連携用API、つまり連携用トークン生成部38を呼び出す(ステップE2)。統合基盤10のリクエストには、患者Aの認証コードが含まれている。
連携用トークン生成部38は、受け取った認証コードに対応するユーザ(患者)を抽出し(ステップE3)、抽出したユーザの患者情報にアクセスするための固有のアクセストークン(連携用アクセストークン)を払い出す(ステップE4)。統合基盤10(連携用トークン取得部17)が連携用アクセストークンを受け取ると、連携用トークン紐付け部18は、統合基盤10上の患者Aの患者情報(ID情報)と連携用アクセストークンを紐付ける(ステップE5)。
かかる紐付け作業を完了すると、連携用トークン紐付け部18は、アプリ70に紐付け処理の完了を通知する(ステップE6)。かかる通知が例えばアプリ70中に表示されることで、患者Aは、連携処理の完了を知ることができる。
このように、実施形態2では、患者Aはアプリ70を介して、医療情報装置30との連携依頼を出し、医療機関aのスタッフによる連携許可を経て、統合基盤10と医療情報装置30との紐付けが統合基盤10に記録される。つまり、患者Aの情報を医療機関a側の情報と相互に結びつけるために、患者A・医療機関aの双方の同意を必要としている。認証コードの払い出し、アクセス許可、およびアクセストークンの払い出しには既存の標準化された認証連携技術を用い、統合基盤10では、その認証連携技術を前提に患者データとアクセストークンの紐付けを行うため、既存のシステムと連携しやすいという利点がある。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の設計変更が可能であり、それらも本発明に含まれる。例えば、医療情報システムには、名寄せ機能を有する医療情報装置と、名寄せ機能を有しない医療情報装置とが、混在していてもよく、統合基盤は、医療情報装置の特性に応じたサービス(機能)を提供することができる。
1・・・医療情報システム、
10・・・統合基盤、
11・・・ゲートウェイ(GW)、
12・・・認証部、
13・・・アカウント管理部、
14・・・決済部、
15・・・統合データベース(DB)、
30・・・医療情報装置、
31・・・取得部、
32・・・受付部、
33・・・候補提示部、
34・・・名寄せ部、
35・・・業務データベース(DB)、
70・・・患者端末(アプリ)。

Claims (6)

  1. 複数の医療情報装置と、前記複数の医療情報装置のそれぞれ及び患者端末の間に介在する統合基盤と、を含む医療情報システムであって、
    前記統合基盤は、
    患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースと、
    前記第1の患者データが前記第1のデータベースに登録されると、前記第1の患者データを前記複数の医療情報装置に対して公開する管理部と、を含み、
    前記複数の医療情報装置のそれぞれは、
    患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶する第2のデータベースと、
    前記統合基盤において公開された前記第1の患者データを取得し、前記第2のデータベースに保存する取得部と、
    前記患者端末からアクセスを受け付ける受付部と、
    前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、当該第1の患者データに対して、前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を紐付ける名寄せ部と、を含み、
    前記複数の医療情報装置のそれぞれは、前記スタッフに前記特定の患者を選定させるべく、候補の一覧を表示させる候補提示部を更に含むこと、
    を特徴とする医療情報システム。
  2. 前記第1の患者データ及び前記第2の患者データはそれぞれ、少なくとも氏名、性別及び生年月日を含み、
    前記候補提示部は、前記氏名、前記性別及び前記生年月日のうち少なくとも1つにおいて前記第1の患者データと部分一致する前記第2の患者データに係る患者を前記候補として選び出すこと、
    を特徴とする請求項に記載の医療情報システム。
  3. 患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースを含む統合基盤を介して患者端末からアクセスされる医療情報装置であって、
    患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶する第2のデータベースと、
    前記統合基盤において登録及び公開された前記第1の患者データを取得し、前記第2のデータベースに保存する取得部と、
    前記患者端末からアクセスを受け付ける受付部と、
    前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、当該第1の患者データに対して、前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を紐付ける名寄せ部と、
    を含み、
    前記スタッフに前記特定の患者を選定させるべく、候補の一覧を表示させる候補提示部を更に含むこと、
    を特徴とする医療情報装置。
  4. 患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースをそれぞれ含む複数の医療情報装置と、
    前記複数の医療情報装置のそれぞれ及び患者端末の間に介在して、患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶する第2のデータベースを含む統合基盤と、
    を含む医療情報システムにおける前記医療情報装置に対して、
    前記統合基盤において登録及び公開された前記第1の患者データを取得して、前記第2のデータベースに保存し、
    前記患者端末からアクセスを受け付け、
    前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、前記スタッフに特定の患者を選定させるべく候補の一覧を表示させ、当該第1の患者データに対して、前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を紐付ける
    手順を実行させる医療情報システムの制御方法。
  5. 患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースをそれぞれ含む複数の医療情報装置と、
    前記複数の医療情報装置のそれぞれ及び患者端末の間に介在して、患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶する第2のデータベースを含む統合基盤と、
    を含む医療情報システムにおける前記医療情報装置に対して、
    前記統合基盤において登録及び公開された前記第1の患者データを取得して、前記第2のデータベースに保存し、
    前記患者端末からアクセスを受け付け、
    前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、前記スタッフに特定の患者を選定させるべく候補の一覧を表示させ、当該第1の患者データに対して、前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を紐付ける
    手順を実行するための制御プログラム。
  6. 患者ごとに前記患者端末を介して入力された第1の患者データを記憶する第1のデータベースをそれぞれ含む複数の医療情報装置と、
    前記複数の医療情報装置のそれぞれ及び患者端末の間に介在して、患者ごとに医療機関のスタッフを介して入力された第2の患者データ及び医療記録を記憶するとともに、前記統合基盤において登録及び公開された前記第1の患者データを取得して、前記第2のデータベースに保存する第2のデータベースを含む統合基盤と、
    を含む医療情報システムにおける前記医療情報装置の表示装置に対して、
    前記患者端末から受け付けたアクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データが前記医療記録と紐付けられていない場合に、前記アクセスに係る患者に関する前記第1の患者データと所定の関連性を有する前記第2の患者データに係る患者の一覧を画面表示させ、
    前記一覧の中から前記スタッフにより選定された特定の患者に関する前記医療記録を、前記アクセスに係る患者に関して前記第2のデータベースに保存された前記第1の患者データに紐付ける
    手順を実行させる医療情報システムの制御方法。
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