JP6591825B2 - カーテンエアバッグの取付構造 - Google Patents

カーテンエアバッグの取付構造 Download PDF

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本発明は、自動車等の車両のルーフサイドレール等に取り付けられて下方に展開するカーテンエアバッグの取付構造に関する。
従来、側面衝突時やロールオーバ時等に乗員を保護するために、車両の側部にカーテンエアバッグを装備することが知られている(例えば、特許文献1)。
図6は、特許文献1に開示されたカーテンエアバッグ110(カーテン部材)を示す側面図である。図6に示す従来技術のカーテンエアバッグ110は、車両101のルーフサイドレール部105に取付けフランジ107を介して強固に固定されており、通常時には、車両101の側上縁部に沿って車両前後方向に延びるよう収納されている。カーテンエアバッグ110は、側面衝突時等に、フロントドア開口102の上部とリアドア開口103の上部とクォータウィンド開口104を覆うように展開して、乗員Pの頭部に作用する側突荷重等の衝撃を緩和する。
特開2010−47034号公報(第5頁、第1図)
しかしながら、上記した従来技術のカーテンエアバッグでは、乗員を保護する機能を高め、且つ小形軽量化を図って車室空間を広く確保するという観点において改善の余地があった。
詳しくは、カーテンエアバッグには、側面衝突時やロールオーバ時等の衝撃を吸収緩和する機能と、乗員の頭部等が車外に放出されることを抑制する機能が求められるところ、これら機能を確保するためには、カーテンエアバッグ及びそれに付随する装置が大型化するという問題点がある。
特に、ロールオーバ時等において、サイドウインドウからの乗員の頭部等の車外へのはみ出しを抑えるためには、衝撃荷重に対抗して頭部等を支える車幅方向の保持力を発揮させるべく、カーテンエアバッグを大容量化する必要があった。
図7を参照して詳述する。図7は、従来技術のカーテンエアバッグ201を模式的に示す側面図である。図7に示すように、従来技術では、最後部座席横のサイドウインドウ202からの乗員Pの頭部等のはみ出しを抑えるため、カーテンエアバッグ201を下方及び後方に大きく形成する必要があった(図7におけるX部)。
即ち、カーテンエアバッグ201は、展開時にサイドウインドウ202、その下方の窓肩部203及び後方のピラー204を覆うように、サイドウインドウ202よりも大きく形成される。そして、カーテンエアバッグ201の下部を窓肩部203に広く重ねることにより、サイドウインドウ202からカーテンエアバッグ201が抜け出すことを抑制し、乗員Pの車外放出を抑制する保持力を得ていた。
そのため従来技術では、カーテンエアバッグ201が大容量化し、それに付随するインフレータ等の装置も大型化するので、カーテンエアバッグ201の保護機能を高めることは、車両の重量を増加させると共に車室空間を狭める要因となっていた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、乗員の頭部等の車外放出を抑制する高い保持力を発揮し、且つカーテンエアバッグの小容量化を図ることができるカーテンエアバッグの取付構造を提供することにある。
本発明のカーテンエアバッグの取付構造は、車両のルーフサイドレールに取り付けられてサイドウインドウに沿って下方に展開するカーテンエアバッグと、前記カーテンエアバッグの後端部近傍と前記カーテンエアバッグ後方のピラーとを連結するストラップと、を有し、前記ピラーの車内側には、前記カーテンエアバッグの展開時に車外側から前記ストラップに当接するガイド面が設けられ、前記ストラップは、前記カーテンエアバッグが展開した状態で車外側に押されると前記ガイド面に沿って下方に移動することを特徴とする。
また、本発明のカーテンエアバッグの取付構造は、前記ガイド面が、その上部よりも下部が車外側になるよう傾斜することを特徴とする。
また、本発明のカーテンエアバッグの取付構造は、前記ストラップが、前記カーテンエアバッグの展開状態において車外側を向く面に接続されることを特徴とする。
また、本発明のカーテンエアバッグの取付構造は、前記ガイド面が、エアコンダクト部材の車内側の壁面に形成されることを特徴とする。
本発明のカーテンエアバッグの取付構造によれば、カーテンエアバッグの後端部近傍とカーテンエアバッグ後方のピラーとを連結するストラップを有し、前記ピラーの車内側には、前記カーテンエアバッグの展開時に車外側から前記ストラップに当接するガイド面が設けられる。これにより、カーテンエアバッグが展開した際には、ガイド面が車外側からストラップに当接してストラップが車外側に振れることを規制する。その結果、ストラップに連結されるカーテンエアバッグの後端部近傍が車外側にはみ出すことを抑制することができる。
また、ガイド面に車外側から支えられるストラップによってカーテンエアバッグの後端部近傍が支持されるので、乗員の頭部等が車外に放出されることを抑制するための高い保持力が得られる。
また、ストラップとそれを支えるガイド面によって乗員の車外放出を抑制する効果が得られるので、カーテンエアバッグと窓肩部との重なりを小さくしてカーテンエアバッグの小容量化を図ることができる。これにより、車両の軽量化が実現されると共に車室空間を広く確保することができる。
また、本発明のカーテンエアバッグの取付構造によれば、前記ガイド面は、上部よりも下部の方が車外側になるよう傾斜する。この構造により、カーテンエアバッグが膨張展開する際、ストラップは、傾斜するガイド面に当接して摺動し、下方に導かれる。これにより、カーテンエアバッグの後端部近傍を下方に引き下げ、カーテンエアバッグの下端部近傍が窓肩部から外れて車外側に抜け出すことを抑制する効果が得られる。
また、本発明のカーテンエアバッグの取付構造によれば、前記ストラップは、前記カーテンエアバッグの展開状態において車外側を向く面に接続されるので、ストラップによるカーテンエアバッグを車内側に保持する効果を高めることができる。
また、本発明のカーテンエアバッグの取付構造によれば、前記ガイド面は、エアコンダクトの車内側の壁面に形成されても良い。これにより、ピラー内に配設されるエアコンダクトを構成する部材を利用してストラップをガイドし、カーテンエアバッグの車外放出抑制効果を高めることができる。
また、本発明のカーテンエアバッグの取付構造によれば、前記ストラップは、前記カーテンエアバッグが車外側に押されると、前記ガイド面に沿って下方に移動する。これにより、カーテンエアバッグの後端部近傍が下方に引き下げられて窓肩部との重なりが確保され、乗員の車外放出を抑制するための高い保持力が得られる。
本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグの取付構造を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグの最後部座席付近の概略を示す図であり、(A)はカーテンエアバッグを収納した状態を示す側面図、(B)はカーテンエアバッグが膨張展開した状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るストラップ及びガイド面を示す図であり、(A)は図2に示すA−A線断面図、(B)は荷重を模式的に示すA−A線断面図である。 本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグの図2(B)に示すB−B線断面図である。 本発明の他の実施形態に係るガイド面を示す図であり、図2に示すA−A線断面に相当する断面図である。 従来技術のカーテンエアバッグの例を示す側面図である。 他の従来技術のカーテンエアバッグの最後部座席付近を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグの取付構造を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るカーテンエアバッグ12の取付構造を示す図であり、カーテンエアバッグ12を搭載する車両1を車室内側から見た概略の側面図である。
図1に示す如く、本実施形態の車両1は、例えば、車両1の前後方向に3列のシートを備えたワゴンタイプの車両であり、車体側壁2には第1列目シートに対応したフロントドア開口部3と、第2列目シートに対応したリアドア開口部4と、第3列目シートに対応した窓開口部5と、が形成されている。
また、車体側壁2には、車両1の前方側からピラー6(Aピラー)、ピラー7(Bピラー)、ピラー8(Cピラー)及びピラー9(Dピラー)が設けられ、それらピラー6〜9の上部が、車両1の前後方向に延在するルーフサイドレール10に接合されている。
カーテンエアバッグ12を含むエアバッグ装置は、カーテンエアバッグ12にガスを供給するインフレータ13と、収納状態に折り畳まれたカーテンエアバッグ12をルーフサイドレール10に取り付ける固定タグ14と、詳細は後述するが、カーテンエアバッグ12を後方のピラーに連結するストラップ15と、を有している。
カーテンエアバッグ12は、膨張展開時には車両1の前後方向に長い略長方形状を成す布製の袋状体であって、通常、上下方向に細く巻回されロール状に折り畳まれた状態に保持されている。なお、カーテンエアバッグ12は、ロール状に折り畳まれる場合に限定されるものではなく、例えば、蛇腹状等に折り畳まれても良い。
カーテンエアバッグ12は、ピラー6(Aピラー)及びルーフサイドレール10に沿って配置され、固定タグ14を介して車体側壁2へ固定されている。そして、カーテンエアバッグ12にはガス導入部が設けられ、カーテンエアバッグ12は、ルーフサイドレール10に固定されたインフレータ13とガス導入部を介して連結されている。
車両1の側面衝突時やロールオーバ時等の緊急時には、インフレータ13からカーテンエアバッグ12内へ高圧ガスが噴出され、カーテンエアバッグ12が車体側部と乗員P(図2参照)の頭部との間にカーテン状に膨張展開して乗員Pの頭部を保護する。
図2(A)及び(B)は、最後部座席(第3列目シート)付近のカーテンエアバッグ12を車室内側から見た概略の側面図である。同図(A)は、カーテンエアバッグ12を収納した状態を示しており、同図(B)は、カーテンエアバッグ12が膨張展開した状態を示している。
図2(A)に示すように、カーテンエアバッグ12の後端部近傍と、カーテンエアバッグ12後方のピラー9(Dピラー)とは、ストラップ15によって連結されている。具体的には、ストラップ15は、布製の略帯状若しくは略紐状の部材であり、その一端は、カーテンエアバッグ12の後端部近傍の接続部17に、例えば、縫合等によって接続される。他方、ストラップ15の他端は、ピラー9の固定部16に、例えば、固定金具等を介したボルト締結等によって固定される。
ピラー9の車内側には、エアコンダクト21が配設され、そのエアコンダクト21の車内側には、カーテンエアバッグ12が展開する際に、車外側からストラップ15に当接するガイド面20が設けられる。即ち、ストラップ15は、エアコンダクト21及びそこに形成されるガイド面20よりも車内側に設けられる。
カーテンエアバッグ12が配設されるルーフサイドレール10の車内側には、カーテンエアバッグ12を覆うように、例えば、軟質の合成樹脂等から形成されるルーフトリム(図示せず)等の内装部材が取り付けられる。また、ピラー9の車内側には、ストラップ15やエアコンダクト21を覆うように、例えば、軟質の合成樹脂等から形成されるピラートリム19(図3(A)参照)等の内装部材が取り付けられる。
なお、前述の内装部材は、薄肉に形成される弾性変形自在な弱部を有し、カーテンエアバッグ12の膨張展開時には、カーテンエアバッグ12の膨出を許容する開口を形成するよう容易に変形する。
そして、図2(B)に示すように、側面衝突時等には、カーテンエアバッグ12は、窓開口部5のサイドウインドウ11に沿って下方に膨張展開し、サイドウインドウ11の車内側を覆い、乗員Pの頭部等を保護する。
ここで、カーテンエアバッグ12の後端部近傍に接続されるストラップ15は、ガイド面20に沿って下方に移動し、乗員Pの頭部等による衝突荷重に対抗してカーテンエアバッグ12を支える。
図3(A)は、ストラップ15及びガイド面20の図2に示すA−A線断面図であり、同図(B)は、ストラップ15に作用する荷重を模式的に示すA−A線断面図である。
図3(A)に示すように、ピラー9は、所定形状にプレス成形される鋼板製のインナパネル9a及びアウタパネル9bを重ね合わせて溶接等によって接合することにより形成さている。インナパネル9aとアウタパネル9bとの間には、所定断面形状の空間が形成されていても良いし、強度を向上させるための図示しないレインフォース部材等が設けられても良い。
ピラー9の車内側には、車室内の空気調和用の空気を流すエアコンダクト21が配設される。エアコンダクト21は、例えば、合成樹脂等から所定形状に成形される車内側ダクト部材21a及び車外側ダクト部材21bを組み合わせて、内部に空気を流す空間を形成するよう略筒状に形成されている。なお、エアコンダクト21は、全体が一体成形されても良い。
エアコンダクト21の車内側ダクト部材21aには、ストラップ15に対応する位置に、車外側に凹む凹部が形成され、その凹部にストラップ15をガイドするガイド面20が形成される。ガイド面20は、その上部よりも下部の方が車外側になるよう傾斜する。
そして、エアコンダクト21及びストラップ15の車内側には、それらを覆うピラートリム19(若しくはルーフトリム)が設けられる。
このような構成により、カーテンエアバッグ12(図2参照)が展開した際には、ガイド面20が車外側からストラップ15に当接してストラップ15が車外側に振れることを規制する。その結果、ストラップ15に連結されるカーテンエアバッグ12の後端部近傍が車外側にはみ出すことを抑制することができる。
また、ガイド面20に車外側から支えられるストラップ15によってカーテンエアバッグ12の後端部近傍が支持されるので、乗員P(図2参照)の頭部等が車外に放出されることを抑制するための高い保持力が得られる。
また、カーテンエアバッグ12が膨張展開する際、ストラップ15は、傾斜するガイド面20に当接して摺動し、下方に導かれる。即ち、図3(B)に示すように、カーテンエアバッグ12が膨張展開することにより、若しくは乗員Pの頭部等に押圧されることにより、ストラップ15には、車外側に向かう力Fが作用する。そうすると、ストラップ15は、傾斜するガイド面20に当接し、ガイド面20の反力Rによって支えられると共に、ガイド面20に沿った力F1によって下方に引き下げられる。
これにより、図2(B)に示すように、カーテンエアバッグ12の後端部近傍を下方に引き下げ、カーテンエアバッグ12の下端部近傍が窓肩部18から外れて車外側に抜け出すことを抑制する効果が得られる。即ち、乗員Pの車外放出を抑制するための高い保持力が得られる。
また、ストラップ15と、それを支えるガイド面20と、によって乗員Pの車外放出を抑制する効果が得られるので、カーテンエアバッグ12と窓肩部18との重なりを小さくしてカーテンエアバッグ12の小容量化を図ることができる。これにより、車両1の軽量化が実現されると共に車室空間を広く確保することができる。
また、図3(A)を参照して説明したように、ガイド面20は、エアコンダクト21を構成する車内側ダクト部材21aの車内側の壁面に形成されている。即ち、ガイド面20を構成するための新たな部材を追加して部品数を増加させることなく、エアコンダクト21の壁面を有効に利用してカーテンエアバッグ12の車外放出抑制効果を高めることができる。
なお、上記の例では、ガイド面20は、車内側ダクト部材21aに凹部を形成することによってその凹部内に形成されるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、車内側ダクト部材21aに車内側に突出する凸部を形成し、その凸部に、上部よりも下部の方が車外側になるよう傾斜するガイド面を形成しても良い。
車内側ダクト部材21aに凹部を形成する方法は、車室内への突出がないので、車室内意匠への影響が少なく、車室空間を広く確保できる点において優れている。他方、車内側ダクト部材21aに凸部を形成する方法は、エアコンダクト21の空気通路を広く確保して、風量の低下を抑制できる点において有利である。
また、車内側ダクト部材21aにガイド面20を一体的に形成する方法に代えて、別途成形されるガイド部材を車内側ダクト部材21aの車内側の壁面等に取り付ける構成を採用することも可能である。
図4は、カーテンエアバッグ12の図2(B)に示すB−B線断面図である。図4に示すように、ストラップ15は、カーテンエアバッグ12の展開状態において車外側を向く面に、例えば、縫着等によって接続される(接続部17)。これにより、ストラップ15によるカーテンエアバッグ12の後端部近傍を車内側に引き付けて保持する効果を高めることができる。
なお、接続部17において、ストラップ15と共に、カーテンエアバッグ12を構成する車内側の布部材及び車外側の布部材は、互いに縫合されても良い。また、接続部17の後方側にも、カーテンエアバッグ12の空気室が形成されても良い。
次に、図5を参照して、ガイド面20(図3参照)の構成を変形した例について詳細に説明する。図5は、本発明の他の実施形態に係るガイド面22を構成するガイド部材23の図2に示すA−A線断面に相当する断面図である。なお、図5において、既に説明した実施形態と同一若しくは同様の作用、効果を奏する構成要素については、同一の符号を付している。
図5に示す如く、ピラー9の車内側に、ガイド面22を構成するためのガイド部材23を配設しても良い。ガイド部材23は、例えば、合成樹脂の成型品等であり、ピラー9にボルト締結若しくはクリップ嵌合等によって固定され、その車内側の面に、上部よりも下部の方が車外側になるよう傾斜するガイド面22を有する。
ガイド面22は、前述の実施形態に係るガイド面20と同様に、カーテンエアバッグ12(図2参照)の膨張展開時等に、ストラップ15に車外側から摺動自在に当接し、ストラップ15を支える。このようなガイド部材23を設けることにより、エアコンダクト21(図3参照)が配設されないピラー9においても、ストラップ15を好適にガイドして、乗員Pの車外放出を抑制する保持力を得ることができる。
また、ガイド部材23は、ピラートリム19の組み付けを良好にして意匠性を高めるための補助部材や、ピラートリム19等の変形を抑えるための補強部材等の機能を兼ね備えても良い。換言すれば、ピラートリム19の車外側に配設される補助部材や補強部材等にストラップ15をガイドするためのガイド面22を形成しても良い。これにより、部品数の増加を抑えつつカーテンエアバッグ12の安全性能を高めることができる。
以上説明の実施形態では、ストラップ15の他端をピラー9に固定し、ピラー9の車内側にガイド面20、22を設ける構成を示したが、ストラップ15の固定位置やガイド面20が形成される位置は、ピラー9部に限定されるものではない。例えば、ストラップ15は、カーテンエアバッグ12の後端部よりも後方に位置するルーフサイドレール10に固定されても良い。また、ガイド面20、22は、ストラップ15に対応する位置であれば、ルーフサイドレール10の車内側に設けられても良い。
また、上記の実施形態では、前後方向に3列のシートを備える車両1を例として本発明のカーテンエアバッグ12の取付構造を説明したが、本発明は、前後方向に2列のシートを備える車両やその他の車両についても採用可能である。即ち、カーテンエアバッグ12の後端部近傍をストラップ15によって最後部座席後方のピラー等に接続し、該ピラー等の車内側にストラップ15をガイドするガイド面20を設けても良い。本発明は、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1 車両
2 車体側壁
3 フロントドア開口部
4 リアドア開口部
5 窓開口部
6 ピラー
7 ピラー
8 ピラー
9 ピラー
10 ルーフサイドレール
11 サイドウインドウ
12 カーテンエアバッグ
13 インフレータ
14 固定タグ
15 ストラップ
16 固定部
17 接続部
18 窓肩部
19 ピラートリム
20 ガイド面
21 エアコンダクト
22 ガイド面
23 ガイド部材

Claims (4)

  1. 車両のルーフサイドレールに取り付けられてサイドウインドウに沿って下方に展開するカーテンエアバッグと、
    前記カーテンエアバッグの後端部近傍と前記カーテンエアバッグ後方のピラーとを連結するストラップと、を有し、
    前記ピラーの車内側には、前記カーテンエアバッグの展開時に車外側から前記ストラップに当接するガイド面が設けられ
    前記ストラップは、前記カーテンエアバッグが展開した状態で車外側に押されると前記ガイド面に沿って下方に移動することを特徴とするカーテンエアバッグの取付構造。
  2. 前記ガイド面は、その上部よりも下部が車外側になるよう傾斜することを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグの取付構造。
  3. 前記ストラップは、前記カーテンエアバッグの展開状態において車外側を向く面に接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカーテンエアバッグの取付構造。
  4. 前記ガイド面は、エアコンダクトの車内側の壁面に形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグの取付構造。
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