JP6591653B1 - セキュリティシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客がサービスを受ける空間におけるトラブル発生時の状況データを収集可能なセキュリティシステムを提供する。【解決手段】セキュリティシステム1は、顧客がサービス提供者から提供されるサービスを受ける空間91内をセキュリティのため撮像し、空間内の音を記録するレコーダ2と、サービス提供者が管理するサーバ3とを備える。サーバ3は、システム運営のためのソフトウエアを実行するプロセッサ37と、顧客が所持する携帯端末4にダウンロードされる顧客用アプリケーション31を収納するアプリケーションストレージ39とを有する。携帯端末4が有するプロセッサは、顧客用アプリケーション31を実行し、レコーダ2をスタートさせ、レコーダ2による撮像データを携帯端末4に取り込み、そのデータをサーバ3に記録するため送信する。顧客は撮像記録データを客観的状況データとして利用できる。【選択図】図1

Description

本発明は、サービスが提供される密室的な空間において発生するトラブルの抑止、トラブル発生後の対応などのためのセキュリティシステムに関する。
従来、事故などのトラブル発止時の緊急通報やトラブル発生を未然に防ぐ目的で情報記録をするため、ユーザが所持する携帯電話などの端末と、サーバ装置と、をネットワーク接続して構成される緊急通報システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この緊急通報システムの端末は、ユーザによる操作を受け付ける受付手段と、端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、受付手段によって受け付けた入力操作に基づいて、少なくとも位置情報を含む情報をサーバ装置に送信する送信手段とを有する。送信手段は、受付手段が所定の入力操作を受け付けたときに、ユーザが不安を感じたことを示す不安検知情報を送信し、また、前記所定の入力操作を受け付けた後、取消操作の入力を受けなかった場合にユーザが緊急事態にみまわれていることを示す緊急通報情報をサーバ装置に送信する。緊急通報情報には、事件や事故の発生を未然に防ぐため、ユーザが操作する端末によって収集された周辺の映像や音声が含まれる。
特許第6233787号
しかしながら、上述した特許文献1に示されるような緊急通報システムにおいては、不安検知情報や緊急通報情報によって状況の記録や確認ができるが、トラブル発生時の携帯端末を所持するユーザ側に都合の良い情報しか収集できないことが考えられ、トラブル発生時の状況データを客観的な視点で収集することは難しい。特に、会議室、相談室、タクシー車内などのような密室的な空間においてサービスを受ける顧客の場合、トラブル抑止や対応に用いるため顧客が有する携帯端末のみで収集記録する情報量には限界があり、顧客サイドの一方的な情報になる。
本発明は、上記課題を解消するものであって、顧客がサービスを受ける空間において、トラブル発生時の双方の状況データを客観的な視点で収集することが可能で、トラブルの事後対応を適切に行うことを可能とするセキュリティシステムを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明のセキュリティシステムは、顧客がサービス提供者から提供されるサービスを受ける空間内における画像または音のデータをセキュリティのため取得して記録するレコーダと、サービスの提供のために用いられサービス提供者が管理するサーバと、を備えたセキュリティシステムにおいて、
サーバは、システムを運営するためのオペレーティングソフトウエアを実行するプロセッサと、顧客が所持する携帯端末からサーバにアクセスすることにより携帯端末にダウンロードすることができ、顧客がサービスを受けるために用いられ、オペレーティングソフトウエアと関連して動作する顧客用アプリケーションを収納するアプリケーションストレージと、を有し、
携帯端末は、顧客用アプリケーションを実行するプロセッサを有し、
携帯端末のプロセッサは、顧客用アプリケーションを実行することにより、レコーダによるデータの取得をスタートさせるための指示を、レコーダまたはサーバに送信し、レコーダにより取得されたデータを携帯端末またはサーバに取り込ませて記録する、ことを特徴とする。
このセキュリティシステムにおいて、携帯端末のプロセッサは、レコーダが画像または音のデータの取得を実行中であれば、レコーダにより撮像されたデータを携帯端末の表示用領域に順次表示させてもよい。
このセキュリティシステムにおいて、携帯端末のプロセッサは、レコーダから携帯端末に取り込んだデータをサーバに記録するため送信するものであってもよい。
このセキュリティシステムにおいて、携帯端末は、当該携帯端末の周辺の音、映像、または当該携帯端末の位置情報のデータを取得するデータ取得デバイスを備え、
携帯端末のプロセッサは、データ取得デバイスが取得したデータをサーバに送信するものであってもよい。
このセキュリティシステムにおいて、レコーダは、自身の位置情報を取得するGPSデバイスを備え、携帯端末のプロセッサは、さらにGPSデバイスによって取得されたレコーダの位置情報のデータを携帯端末またはサーバに取り込ませて記録させるものであってもよい。
このセキュリティシステムにおいて、携帯端末のプロセッサは、顧客が緊急対応機関に通報できるようにするものであってもよい。
このセキュリティシステムにおいて、携帯端末のプロセッサの指示に基づいてサーバに送信され記録されたデータは、携帯端末またはサーバにアクセス可能なコンピュータでもって顧客が閲覧できてもよい。
このセキュリティシステムにおいて、レコーダは、タクシーの運転就労者が運転する車に搭載され、
アプリケーションストレージは、さらに、顧客にタクシー配車サービスを提供するため運転就労者によって用いられ、オペレーティングソフトウエアと関連して動作する運転者用アプリケーションを収納し、運転者用アプリケーションは、運転就労者が所持する運転者端末からサーバにアクセスすることにより運転者端末にダウンロードすることができ、
運転者端末は、運転者用アプリケーションを実行するプロセッサを備え、
携帯端末のプロセッサは、顧客用アプリケーションを実行することにより、乗車位置の情報を含む配車依頼のデータを携帯端末からサーバに送信し、
サーバのプロセッサは、携帯端末から送信された配車依頼のデータを受信して乗客予約一覧を作成し、
運転者端末のプロセッサは、運転者用アプリケーションを実行することにより、運転就労者が運転者端末でもって乗客予約一覧を閲覧できるようにし、さらに、運転就労者の意思表示として迎車希望をサーバに通知し、
サーバのプロセッサは、運転者端末から送信された迎車希望通知を受信し、当該運転者端末の位置情報と乗車位置の情報とに基づき、迎車に適するか否かを判断し、迎車に適している運転者端末に迎車決定を通知するものであってもよい。
このセキュリティシステムにおいて、運転者端末のプロセッサは、運転者用アプリケーションを実行することにより、レコーダにより取得されるデータを、運転者端末によっては閲覧不可能に暗号化し、運転者端末に保存またはサーバに送信するものであってもよい。
本発明のセキュリティシステムによれば、顧客が携帯端末と顧客用アプリケーションとを用いて、サービスを受ける空間内を撮像するレコーダを操作でき、レコーダで撮像記録されたデータを携帯端末またはサーバに取り込ませて記録できるので、顧客とサービス提供側との間でトラブルが発生したときの空間内の状況を示す客観的なデータを収集することができ、トラブルの事後対応を適切に行うことに資することができる。
本発明の第1の実施形態(請求項1乃至7に対応)に係るセキュリティシステムの構成図。 (a)は同セキュリティシステムにおけるレコーダの構成図、(b)は同セキュリティシステムにおいて用いられる携帯端末の構成図。 同セキュリティシステムの動作を説明するシーケンス図。 同セキュリティシステムにおける携帯端末でのレコーダ操作画面の変遷例を示す図。 (a)は同セキュリティシステムにおける携帯端末でのデータ送信画面を示す図、(b)は同セキュリティシステムにおける携帯端末での緊急写真撮影・送信画面を示す図。 (a)は同セキュリティシステムにおける顧客用アプリケーションが緊急通報の機能を有する場合の携帯端末の構成図、(b)は同携帯端末での緊急通報画面を示す図。 同セキュリティシステムにおける緊急通報の動作を説明するシーケンス図。 (a)は同セキュリティシステムにおける顧客用アプリケーションが記録データ閲覧の機能を有する場合の携帯端末の構成図、(b)は同携帯端末での記録データ閲覧画面を示す図。 同セキュリティシステムにおける記録データ閲覧の動作を説明するシーケンス図。 第2の実施形態(請求項1に対応)に係るセキュリティシステムの構成図。 同セキュリティシステムの動作を説明するシーケンス図。 第2の実施形態の変形例(請求項1に対応)に係るセキュリティシステムの構成図。 同セキュリティシステムの動作を説明するシーケンス図。 第3の実施形態(請求項8に対応)に係るセキュリティシステムの構成図。 (a)は同セキュリティシステムにおいて用いられる携帯端末の構成図、(b)は同セキュリティシステムにおいて用いられる運転者端末の構成図。 同セキュリティシステムの動作を説明するシーケンス図。 (a)は同セキュリティシステムにおけるサーバにより作成される乗客予約一覧を示す図、(b)は運転者端末に表示される迎車希望返信通知の画面を示す図。 同セキュリティシステムにおける携帯端末を有する顧客がレコーダを搭載したタクシーに乗車した状態を示す同セキュリティシステムの構成図。 第3の実施形態の変形例(請求項9に対応)に係るセキュリティシステムの構成図。 同セキュリティシステムの動作を説明するシーケンス図。
(第1の実施形態)
図1乃至図9を参照して、本発明の第1の実施形態に係るセキュリティシステム1を説明する。このセキュリティシステム1は、図1、図2(a)(b)に示すように、顧客がサービス提供者から提供されるサービスを受ける空間91内をセキュリティのため撮像し、空間内の音を記録するレコーダ2と、携帯端末4を有する顧客にサービスを提供するために用いられサービス提供者が管理するサーバ3と、を備えている。レコーダ2と携帯端末4の間、およびサーバ3と携帯端末4の間は、それぞれ通信可能にネットワーク接続される。ネットワーク接続は、その通信経路にインターネットを含んでも含まなくてもよい。
空間91の概念には、あらゆる種類の密室的な空間が含まれ、会議室、相談室、待合室、その他の固定空間、および移動空間、例えば、タクシーの車内空間などが含まれる。密室的な空間は、閉鎖的な空間に限られず、例えば、内部の状況を見たり聞いたりできる目撃者の存在が難しい状況の空間であり、従って遠隔地の開放空間などもそのような密室的な空間に含まれる。セキュリティシステム1は、例えば、空間91を使用する顧客がトラブルに巻き込まれた時に顧客を擁護するため、および、そのようなトラブルの発生を未然に抑止するために用いられる。
レコーダ2は、携帯端末4との間で双方向通信を行う入出力デバイス20と、声や音などの音響データを取得しつつ動画を撮像するカメラ21とを備えている。また、レコーダ2は、GPS(全地球無線測位システム)衛星90等が発する情報に基づいて自己位置情報を得るGPSデバイス22を備えていてもよい。入出力デバイス20は、携帯端末4との間で無線による双方向通信を行う機能を有し、例えば、WiFiやブルートゥース(登録商標)などによるデータ通信を行う。GPSデバイス22は、空間91が固定空間の場合、必要でない。レコーダ2は、空間91を管理する者またはサービス提供者の管理下にある。レコーダ2は、入出力デバイス20を介してサーバ3から通信可能としてもよく、例えば、動作確認や故障診断、さらには画角や視野調整などのためにサーバ3からの通信によって遠隔操作可能としてもよい。また、レコーダ2とサーバ3との間で撮像記録データの送信や制御用プログラムの送信などのために双方向通信可能としてもよい。
サーバ3は、セキュリティシステム1を運営するためのオペレーティングソフトウエア38を実行するプロセッサ37と、携帯端末4から送信されるデータを保存する記録用ストレージ30と、サービスの提供に供されるアプリケーションプログラムである顧客用アプリケーション31を収納するアプリケーションストレージ39と、を備えている。顧客用アプリケーション31は、顧客が所持する携帯端末4からサーバ3にアクセスすることにより携帯端末4にダウンロードすることができ、顧客がサービスを受けるために用いられ、携帯端末4にインストールされた後、オペレーティングソフトウエア38と関連して動作する。サーバ3は、空間91を管理する者またはサービス提供者の管理下にある。サーバ3のプロセッサ37は、オペレーティングソフトウエア38および顧客に提供されるアプリケーションプログラム等によってセキュリティシステムを運営し管理するように動作可能である。
携帯端末4は、画像などのデータやソフトウエアプログラムを保存するためのメモリ、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)用のディスプレイ、CPUなどの、一般的な携帯型計算機機能を備える端末である。携帯端末4は、顧客用アプリケーション31を実行するプロセッサ49を有する。プロセッサ49は、一般的な携帯型計算機端末における機能を有するように構成される。携帯端末4は、入出力デバイス40、カメラ41、マイク42、GPSデバイス43等を備える端末である。入出力デバイス40は、レコーダ2との間で無線による通信を行う機能を有し、例えば、WiFiやブルートゥース(登録商標)などによる通信を行う。カメラ41、マイク42、GPSデバイス43は、それぞれ、携帯端末4の周辺の画像、音、携帯端末4の位置情報のデータを取得する。携帯端末4は、カメラ41、マイク42、GPSデバイス43を必ずしも備えている必要はない。携帯端末4として、例えば、携帯電話、スマートホン、タブレット端末、携帯型のPC(パーソナルコンピュータ)などを用いればよい。
携帯端末4は、さらに、サーバ3からダウンロードした顧客用アプリケーション31をインストールすることによって生成されるレコーダ操作部44と、データ送信部45とを有する。つまり、レコーダ操作部44と、データ送信部45は、顧客用アプリケーション31が有するプログラムによって動作する機能であり、プロセッサ49により実行される。顧客用アプリケーション31が有するプログラム、および顧客用アプリケーション31によって携帯端末4に生成される機能は、顧客用アプリケーション31の名称で総称される。顧客用アプリケーション31が携帯端末4にインストールされると、このアプリケーションを使用可能にするため、例えば、レコーダ操作部44を操作するためのアイコンまたはメニューが携帯端末4の画面(GUI)に表示される。
入出力デバイス40は、レコーダ2およびサーバ3の各々との双方向通信を行い、さらに、顧客が携帯端末4を操作するための信号入力の受け入れと、顧客への応答の表示または音響出力とを行う。入出力デバイス40は、携帯端末4と携帯端末4以外との間の信号の入出力を行う。顧客と携帯端末4との間の入出力は、入出力デバイス40の機能、例えば、タッチパネル機能を有するGUIのディスプレイを通して行われる。顧客との応答は、例えば、携帯端末4が有する音響の入出力機能である、マイク42とイヤホンやスピーカを用いて行えばよい。カメラ41は携帯端末4の周辺の静止画像または動画を取得し、マイク42は携帯端末4の周辺の音響のデータを取得し、GPSデバイス43はGPS衛星90が発する情報等に基づいて携帯端末4自身の位置情報のデータを取得する。
携帯端末4のプロセッサ49は、撮像と録音を実行するためにレコーダ2をスタートさせ、レコーダ2により取得された画像と音のデータを携帯端末4に取り込み、レコーダ2から取り込まれたデータをサーバ3に記録するため、携帯端末4からサーバに送信するように動作可能である。これらの動作は、プロセッサ49が動作させるレコーダ操作部44とデータ送信部45とによって実行される。すなわち、レコーダ操作部44は、携帯端末4をレコーダ2にアクセスさせ、レコーダ2による撮像記録をスタートさせ、かつ、レコーダ2により撮像されたデータや録音された音声データを携帯端末4に取り込む。データ送信部45は、携帯端末4をサーバ3にアクセスさせ、携帯端末4がレコーダ2から取り込んだデータをサーバ3に送信し記録する。
サーバ3に記録されるデータは、携帯端末4毎に識別され保護される。データの識別は、携帯端末4にダウンロードされる顧客用アプリケーション31毎に付与する固有の識別符号で行ってもよく、また、携帯端末固有の識別符号、例えば電話番号などを用いて行ってもよい。これらの識別符号に顧客が指定するパスワードなどと組み合わせた識別符号を用いてもよい。このような識別符号は、顧客が携帯端末4と顧客用アプリケーション31とを用いてサーバ3内の記録データを閲覧する際に参照される。
次に、図3を参照して、セキュリティシステム1の動作を説明する。空間91におけるサービスを受けたい顧客は、携帯端末4を用いて、サーバ3に対して、顧客用アプリケーション31のダウンロードによる提供を要求する(S1)。サーバ3のプロセッサ37は、携帯端末4から顧客用アプリケーション31のダウンロード要求があると、顧客用アプリケーション31を携帯端末4にダウンロード可能とする。携帯端末4のプロセッサ49は、そのダウンロードを実行する(S2)。携帯端末4に顧客用アプリケーション31がインストールされることにより、携帯端末4にレコーダ操作部44とデータ送信部45が生成される(S3)。このインストール実行により、レコーダ操作部44とデータ送信部45とを操作するための、例えばアイコンが携帯端末4のディスプレイに表示される。顧客が顧客用アプリケーション31をインストールするまでの一連の処理(S1,S2,S3)は、顧客がセキュリティシステム1によるサービスを最初に受ける前に1回だけ行えばよい。
顧客が、携帯端末4の入出力用の画面であるディスプレイに表示されたアイコンを、タップしてレコーダ操作部44のプログラムを実行すると、図4に示すようなレコーダ操作画面44aが、携帯端末4のディスプレイに表示される。レコーダ操作画面44aは、レコーダ2が撮像記録する画像を表示する表示用領域aと、レコーダ2に動作開始と終了とを顧客が操作して指示するスライドスイッチbと、を有する。
レコーダ操作部44の実行開始時に、レコーダ2が動作停止中の場合、スライドスイッチbが表示されている画面を指でなでてスイッチをON状態とすることによりレコーダ2に動作開始指示の信号が送信される(S4)。これにより、レコーダ2の入出力デバイス20と、携帯端末4の入出力デバイス40との間で、通信経路が構築される。この動作は、顧客用アプリケーション31のレコーダ操作部44が、携帯端末4をレコーダ2にアクセスさせ、レコーダ2による撮像記録をスタートさせる動作である。また、この動作は、顧客の操作に基づいて、携帯端末4のプロセッサ49が、顧客用アプリケーション31を実行し、レコーダ2によるデータの取得をスタートさせるための指示を、レコーダ2に送信し、レコーダ2により取得されたデータを携帯端末4に取り込ませる動作である。これにより、レコーダ2が撮像記録を開始し(S5)、レコーダ2から携帯端末4に撮像記録のデータが送信される(S6)。レコーダ操作部44が実行されることにより、レコーダ2により撮影されたデータを携帯端末4に取り込むことが可能となり、取り込まれたデータが表示用領域aに順次表示される。なお、スライドスイッチbは、例えばスイッチをON状態とするスライド方向とは逆方向にスライドすることにより、レコーダ2による撮像記録の動作を停止させることができる。
レコーダ操作部44の実行開始時に、レコーダ2が撮像記録を実行中であれば、スライドスイッチbが自動的にON状態になり、レコーダ2による撮影画像が携帯端末4に取り込まれ、表示用領域aに順次表示される。従って、顧客は、レコーダ2が動作中であるか否かをレコーダ操作部44を実行することによって確認でき、自らの意志で、レコーダ2による撮像記録の開始と停止とを実行することができる。
レコーダ2により撮影されたデータがレコーダ操作部44によって携帯端末4に取り込まれると、データ送信部45は、携帯端末4をサーバ3にアクセスさせ、携帯端末4がレコーダ2から取り込んだデータをサーバ3に送信しサーバ3の記録用ストレージ30に記録させる。これにより、携帯端末4に取り込まれたレコーダ2からのデータは、データ送信部45がサーバ3に向けて送信することにより、サーバ3の記録用ストレージ30に記録され蓄積される(S7)。レコーダ2からのデータには、音響データ付き動画に加え、撮像時刻のデータや、GPSデバイス22によって得られるレコーダ2の位置情報、例えば経度緯度情報のデータを含めてもよく、レコーダ操作部44は、これらのデータをサーバ3に送信するために携帯端末4に取り込む。
(携帯端末データの送信、記録)
このセキュリティシステム1において、顧客は、レコーダ2によるデータ取得とは別に、携帯端末4が有するデータ取得デバイスである、カメラ41、マイク42、GPSデバイス43等を用いて、携帯端末4がおかれた環境のデータ、すなわち、画像データ、音や声などの音響データ、位置情報データを任意に適宜取得することができる(S8)。このような、携帯端末4によって取得された携帯端末4の周辺の音響、画像および携帯端末4の位置情報などのデータは、レコーダ2からのデータの取り込みとサーバ3への送信の間に、データ送信部45によって、サーバ3に送信され記録される(S9)。
データ送信部45によるデータの送信は、図5(a)に示すような、携帯端末4におけるデータ送信画面45aを用いて行われる。データ送信画面45aは、データ送信部45の機能として携帯端末4に備えられる。データ送信画面45aは、携帯端末4がカメラ41およびマイク42を備えている場合、データを確認するため表示するデータ表示画面cに加え、データがデータ種別毎に送信されるように、音声ボタンd、写真ボタンe、動画ボタンfを有する。これらのボタンを押すことにより、事前に携帯端末4によって取得されている音響画像などのデータが、データ表示画面cで確認された上で、サーバ3に送信され記録される。携帯端末4によって取得されたこれらのデータの送信に際し、携帯端末4のGPSデバイス43によって取得される携帯端末4の位置情報のデータが、現在時刻の情報とともに送信されることが望ましい。
携帯端末4は、データ送信部45の機能として、図5(b)に示すような、緊急写真撮影・送信画面45bを備えてもよい。緊急写真撮影・送信画面45bは、緊急時に写真撮影と送信とを素早く実施するための撮影送信ボタンgを有する。撮影送信ボタンgは、カメラ41のシャッターを動作させる写真撮影用の押しボタンと、押しボタンをタップしてスライドすることによりサーバ3に向けてデータ送信させるスライドボタンとからなる。顧客は、携帯端末4のカメラ41を撮影対象に向けて、撮影送信ボタンgを操作することにより、写真撮影とサーバ3への送信とを行うことができる。
(緊急通報ボタン)
次に、緊急時に緊急対応機関に電話通報するための緊急通報機能について説明する。携帯端末4のプロセッサ49は、携帯端末4がGPSデバイス43を備えている場合、顧客が緊急対応機関に通報できるように動作可能である。このため、セキュリティシステム1において、携帯端末4は、サーバ3からダウンロードした顧客用アプリケーション31をインストールすることによって生成される緊急通報機能を有していてもよい。緊急通報機能のために、携帯端末4は、例えば、図6(a)に示すように、携帯端末4のディスプレイにアイコンとして表示される緊急通報ボタン46を有する。緊急通報機能は、顧客用アプリケーション31が有するプログラムを、プロセッサ49が動作させることにより実行される。
緊急通報ボタン46が顧客によって操作されると、例えば、図6(b)に示す緊急通報画面46aが携帯端末4の画面に表示される。緊急通報画面46aは、現場住所の表示hと、緊急通報スライドスイッチiと、を有する。現場住所の表示hには、GPSデバイス43によって取得された経度緯度で表される位置情報と経度緯度に関連付けられた住所データベースとに基づいて求められた、携帯端末4が位置している現在地の住所が表示される。緊急通報スライドスイッチiは、携帯端末4を緊急対応機関、例えば最寄りの警察署に電話接続するスイッチである。
緊急通報の処理は、図7に示す手順で行われる。空間91内で、携帯端末4へのレコーダ2からのデータ取り込み(S6)、サーバ3へのレコーダデータの送信と記録(S7)を行っている際に、顧客に緊急事態となるトラブルが発生した場合(S10)、顧客は、緊急通報ボタン46を操作する(S11)。
緊急通報ボタン46が操作されると、操作された旨が位置情報や時間情報とともにサーバ3に送信され、緊急通報記録として記録される(S12)。その後、緊急通報スライドスイッチiを操作すると、携帯端末4から緊急対応機関92への電話回線の接続が実行され、接続後に顧客と緊急対応機関92との間で通話が可能となる(S13)。顧客は、緊急対応機関92との通話において、緊急通報画面46aの現場住所の表示hに表示された携帯端末4の所在地表示を見ながら知らせることができ、トラブルの状況を適切に説明することができる。緊急通報ボタン46と緊急通報スライドスイッチiは、顧客が発する音声に応答して起動させる構成としてもよい。緊急通報ボタン46は、緊急通報スライドスイッチiの機能を兼ねていて緊急通報ボタン46を操作すると電話接続が開始されるようにしてもよい。
上述の、携帯端末4によって取得されたデータをサーバ3に送信する機能、緊急写真撮影・送信画面45bによって緊急時に写真撮影と送信とを素早く実施するための機能、および緊急時に緊急対応機関に電話通報するための緊急通報機能は、空間91を離れた場所においても使用可能としておくことが望ましい。
(閲覧ボタン)
次に、サーバ3に記録したデータを閲覧するための閲覧機能について説明する。図8(a)に示すように、携帯端末4は、サーバ3からダウンロードした顧客用アプリケーション31をインストールすることによって生成される閲覧ボタン47をさらに有してもよい。携帯端末4のプロセッサ49は、プロセッサ49からの指示に基づいて携帯端末4によってサーバ3に送信され記録されたデータを、携帯端末4でもって顧客が閲覧できるようにする。閲覧ボタン47は、顧客用アプリケーション31が有するプログラムを、プロセッサ49が動作させることにより実行される。閲覧ボタン47は、携帯端末4のディスプレイに、アイコンとして表示されればよい。閲覧ボタン47は、データ送信部45によってサーバ3に送信され記録されたデータを携帯端末4でもって顧客が閲覧する際に用いられる。
閲覧ボタン47が顧客によって操作されると、図8(b)に示す記録データ閲覧画面47aが携帯端末4の画面に表示される。記録データ閲覧画面47aは、記録された画像を表示する表示用領域jと、閲覧画像を選択する操作ボタン群kと、を有する。操作ボタン群kには、例えば、月日設定ボタン、時間設定ボタン、動画の開始停止ボタン、閲覧したデータを携帯端末4に保存するための保存ボタンなどが備えられる。
データ閲覧の処理は、図9に示す手順で行われる。顧客は、閲覧ボタン47のアイコンを操作して閲覧機能を起動し(S21)、記録データ閲覧画面47aを表示させる。これにより、顧客用アプリケーション31が、携帯端末4をサーバ3にアクセスさせる(S22)。顧客は、操作ボタン群kを操作して、記録データを表示用領域jに表示させて閲覧し、必要な記録データを携帯端末4にダウンロードして保存する(S23)。携帯端末4に保存された記録データは、空間91においてトラブルが発生した場合にトラブルの事後対応のため、緊急対応機関92などに提供される(S24)。
データ閲覧の処理は、空間91を離れた場所において、つまりレコーダ2から離れた任意の場所において、実行することができる。また、記録用ストレージ30に記録されたデータは、画像の送信と記録に用いた携帯端末4に固有の識別符号、例えば、上述した、顧客用アプリケーション31毎に付与された識別符号、携帯端末4の電話番号、付加したパスワードなどによって保護されている。データ閲覧の処理時には、データ保護に用いられた識別符号等が、サーバ3によって参照される。携帯端末4からサーバ3に送信され記録されたデータは、携帯端末4以外から、例えば、サーバ3にアクセス可能なコンピュータでもってサーバ3にアクセスし、識別符号等を入力することにより、閲覧でき、ダウンロードすることができる。
顧客用アプリケーション31は、サーバ3に送信され記録されるデータを暗号化するための暗号化手段を有してもよい。この場合、顧客用アプリケーション31が携帯端末4にインストールされる際に、公開キーや秘密キーが携帯端末4に生成されるものとし、携帯端末4からサーバ3にデータ送信を行う際に、データを秘密キーで暗号化し送信し、データを保護することができる。
顧客用アプリケーション31は、顧客が顧客用アプリケーション31を起動した後、レコーダ2が何らかの事情で動作停止したとき、携帯端末4にお知らせが入る、という機能を有するものとしてもよい。顧客は、この機能により、レコーダ2の異変に早期に気づいて、何らかの対応をすることができる。
上述したような第1の実施形態に係るセキュリティシステム1によれば、顧客は単に自己の所有する携帯端末4に顧客用アプリケーション31をダウンロードしてインストールすることにより、プロセッサ49が顧客用アプリケーション31を実行して、例えば、密室的な空間91に設置されたレコーダ2を、自己の画像記録用機器として使用できる。レコーダ2は、空間91を管理する側の者によって空間内を撮像記録するように設定され設置されたものであり、顧客はそのような機器を準備する必要がない。空間91に入る顧客は、その者の意思で、顧客用アプリケーション31を起動させ、レコーダ2を起動して録画や録音を自由に開始し、または停止することができる。顧客は、顧客用アプリケーション31を用いることにより、簡単な操作で、レコーダ2が取得した情報を携帯端末4に取り込み、その携帯端末4からサーバ3に送信し記録することができる。
レコーダ2によって撮像、録音され、サーバ3に送信されて記録されたデータは、顧客の携帯端末4を経由してサーバに記録されるので、携帯端末4を所有する顧客本人の固有のデータとして、パスワードや暗号化などよって、容易に保護することができる。また、顧客の固有のデータとして携帯端末4を経由して記録されたデータは、顧客固有の所定の識別符号によって識別保護されているので、顧客本人が携帯端末4やサーバ3にアクセス可能なコンピュータでもって自由に閲覧できる。顧客は、例えば、携帯端末4と、顧客用アプリケーション31による閲覧ボタン47とを用いて、データを閲覧し携帯端末4に保存できる。
また、万一、空間91内で、トラブルが発生し、そのトラブルが緊急事態に発展した際、顧客用アプリケーション31による緊急通報ボタン46を用いて、スライド操作だけで、または緊急通報ボタン46の1回の操作だけで、簡単に警察などに電話回線で通報することができる。
サーバ3に記録されたデータは、サービスを提供する側によって空間91に設置されたレコーダ2を用いて撮像記録されたものであり、顧客とサービス提供側との間でトラブルが発生したときの空間91内の状況を示すデータを客観的な視点で収集したものと見做すことができる。従って、このようなデータは、空間91で発生したトラブルの問題解決に用いる証拠データなどとして提出し、トラブルの事後対応を適切に行うことに資するものとして活用できる。
上記実施形態において、携帯端末4は、レコーダ2からデータを取り込んで(S6)、レコーダ2からのデータをサーバ3に送信してサーバ3に記録する(S7)が、セキュリティシステム1は、必ずしもステップS7の処理をしなくてもよい。すなわち、携帯端末4は、レコーダ2からデータを取り込んだ後(S6)、サーバ3にデータを送信することなく、レコーダ2からのデータを携帯端末4に記録し蓄積するようにしてもよい。携帯端末4に蓄積されたデータは、必要に応じて、例えば、コンピュータからインターネットを介して後処理によって、サーバ3に送信して、記録すればよい。レコーダ2は、取得したデータにレコーダ2に固有の識別符号を埋め込むことにより、レコーダ2から携帯端末4に取り込まれるデータの出所が分かるようにしておくことが望ましい。
携帯端末4からサーバ3にデータを送信しない場合は、送信処理のためにレコーダ2からのデータ取得処理を中断する、ということが不要であるので、データを送信する場合に比べて、より連続的にレコーダ2からデータを取得して携帯端末4に蓄積し記録することができる。また、サーバ3にデータを送信しない場合は、データ送信部45を携帯端末4にインストールしなくてもよく、顧客用アプリケーション31にデータ送信部45用のプログラムを含まなくてもよい。レコーダ2からのデータを携帯端末4に蓄積して、必要に応じて、後処理によってサーバ3に送信、記録することにより、例えば、携帯端末4からサーバ3への通信費を節約できる。
(第2の実施形態)
図10、図11を参照して、本発明の第2の実施形態に係るセキュリティシステム1を説明する。図10に示すように、このセキュリティシステム1のレコーダ2は、サーバ3との間に通信回線を備えており、通信を行うことができる。レコーダ2は、例えば、SIMチップを有し、サーバ3との間の電話回線によってデータを送信する通信を行う。レコーダ2は、サーバ3とのみ通信を行い、サーバ3は、レコーダ2と携帯端末4の両方と通信を行う。携帯端末4は、レコーダ2との間で通信をすることなくサーバ3との間で通信を行い、携帯端末4とレコーダ2とはサーバ3を介して間接的に通信を行う。
携帯端末4は、サーバ3からダウンロードした顧客用アプリケーション31をインストールすることで生成されるサーバ指示部49aを有する。サーバ指示部49aは、顧客用アプリケーション31が有するプログラムによって動作する機能であり、プロセッサ49により実行される。サーバ指示部49aは、顧客が携帯端末4を用いてサーバ3に動作の指示を送信する際に用いられる。サーバ3は、その指示を受けることにより、通信回線を介して、レコーダ2を動作開始させ、レコーダ2が取得した画像や音声などのデータをサーバ3に取り込んで記録し蓄積し、レコーダ2を動作停止させる。
次に、この実施形態のセキュリティシステム1の動作を説明する。図11において、空間91におけるサービスを受けたい顧客は、携帯端末4を用いて、サーバ3に対して、顧客用アプリケーション31のダウンロードによる提供を要求する(S51)。サーバ3のプロセッサ37は、携帯端末4から顧客用アプリケーション31のダウンロード要求があると、顧客用アプリケーション31を携帯端末4にダウンロード可能とする。携帯端末4のプロセッサ49は、そのダウンロードを実行する(S52)。携帯端末4に顧客用アプリケーション31がインストールされることにより、携帯端末4にサーバ指示部49aが生成される(S53)。このインストール実行により、サーバ指示部49aを操作するための、例えばアイコンが携帯端末4のディスプレイに表示される。
携帯端末4のプロセッサ49は、サーバ指示部49aを実行することによりサーバ3に指示を送信し、サーバ3がレコーダ2によるデータの取得をスタートさせてレコーダ2により取得されたデータをサーバ3に取り込んで記録させる。顧客は、サーバ指示部49aのアイコンを操作して、サーバ3にデータ取り込みの指示を行う(S54)。
レコーダ2は、例えば、レコーダ2の電源がONの状態の間、サーバ3に対し、通信回線を介して定期的に動作開始の指示の有無を確認する(S50)。レコーダ2は、動作開始の指示があると(S55)、画像や音のデータ取得を開始し(S56)、取得したデータをサーバ3に送信する(S57)。レコーダ2は、データ送信の際に、動作停止の指示の有無を確認している。顧客が、サーバ指示部49aのアイコンを操作して、サーバ3にデータ取り込み停止の指示を行うと(S58)、レコーダ2はサーバ3から停止の指示を受けて(S59)、データ取得を停止し(S60)、再び、定期的に動作開始の指示の有無の確認を繰り返す(S50)。
この実施形態は、顧客が動作させたいと思っているレコーダ2が、サーバ3に既知であるか、または、顧客によってサーバ3に示される場合に、適用される。後述の第3の実施形態のタクシー配車システムに、この第2の実施形態を適用する場合は、サーバ3が顧客にタクシーを配車するので、顧客が所持する携帯端末4とタクシーに搭載されたレコーダ2とは、事前に関連付けられることになり、顧客が動作させたいレコーダ2がサーバ3に既知である。
また、携帯端末4からサーバ3にレコーダ2を特定するための情報を送信する場合は、レコーダ2に固有の番号やQRコード(登録商標)などのIDコードを用いればよく、例えば、表面に貼付されたIDコードは、携帯端末4のカメラで撮像した画像をサーバ3に送信すればよい。IDコードを顧客が手作業で携帯端末4に入力してサーバ3に送信してもよい。携帯端末4とレコーダ2がWiFiやブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信を使える環境にあれば、携帯端末4によりレコーダ2からIDコードを取得して、サーバ3に送信してもよい。サーバ指示部49aの機能に、IDコード撮影を補助する機能を備えるか、または、近距離無線通信でIDコード取得を補助する機能を備えるようにしてもよい。顧客がレコーダ2を特定するための補助として、サーバ3からダウンロードされる顧客用アプリケーション31に、セキュリティシステム1に所属するレコーダ2のIDコード等の一覧を含めてもよい。
この実施形態によれば、サーバ指示部49aによって携帯端末4から、サーバ3に指示を送信するだけで、空間91における画像や音のデータをレコーダ2からサーバ3に送信記録させることができ、顧客の携帯端末4による通信コストを抑制できる。
(第2の実施形態の変形例)
図12、図13を参照して、第2の実施形態の変形例に係るセキュリティシステム1を説明する。このセキュリティシステム1は、図12に示すように、第2の実施形態の携帯端末4におけるサーバ指示部49aに替えて、レコーダ指示部49bを備えている。また、レコーダ2と携帯端末4とは、それぞれの入出力デバイスを用いて、例えば、WiFi環境による通信を行う。
次に、このセキュリティシステム1の動作を説明する。図13において、空間91におけるサービスを受けたい顧客は、携帯端末4を用いて、サーバ3に対して、顧客用アプリケーション31のダウンロードによる提供を要求する(S61)。サーバ3のプロセッサ37は、携帯端末4から顧客用アプリケーション31のダウンロード要求があると、顧客用アプリケーション31を携帯端末4にダウンロード可能とする。携帯端末4のプロセッサ49は、そのダウンロードを実行する(S62)。携帯端末4に顧客用アプリケーション31がインストールされることにより、携帯端末4にレコーダ指示部49bが生成される(S63)。このインストール実行により、レコーダ指示部49bを操作するための、例えばアイコンが携帯端末4のディスプレイに表示される。
携帯端末4のプロセッサ49は、レコーダ指示部49bを実行することにより、レコーダ2に指示を送信し、レコーダ2によるデータの取得をスタートさせ、レコーダ2により取得されたデータをサーバ3に取り込んで記録させるように、動作可能である。顧客は、レコーダ指示部49bのアイコンを操作して、レコーダ2に、データ取り込み開始の指示と記録のための送信の指示とを行う(S64)。レコーダ2により取得されるデータは、例えば、画像、音、GPSによる自己位置、などのデータである。
レコーダ2は、動作開始の指示があると、画像や音のデータ取得を開始し(S65)、データを取得し、取得したデータをサーバ3に送信する処理を繰り返す(S66)。顧客が、レコーダ指示部49bのアイコンを操作して、レコーダ2にデータ取り込み停止の指示を行うと(S67)、レコーダ2は停止の指示を受けてデータ取得を停止する(S68)。
この変形例によれば、レコーダ指示部49bによって携帯端末4から、レコーダ2に指示を送信するだけで、空間91における画像や音のデータを、レコーダ2からサーバ3に送信記録させることができ、顧客の携帯端末4の通信コストを抑制できる。
(第3の実施形態)
図14乃至図18を参照して、第3の実施形態に係るセキュリティシステム1を説明する。この第3の実施形態は、第1と第2の実施形態およびこれらの変形例に係るセキュリティシステム1をタクシー配車システムに適用するものである。図14、図15(a)(b)に示すように、セキュリティシステム1は、サーバ3が有するアプリケーションプログラムの動作によって、携帯端末4を所持する顧客に、運転者端末5を所持する運転就労者が運転するタクシーを配車する。
空間91はタクシーの車内であり、携帯端末4を所持する顧客はタクシー車内つまり空間91に乗車する顧客であり、レコーダ2はタクシーの運転就労者が運転するタクシーの車内に搭載される。運転者端末5は、運転就労者がタクシー配車処理に用いる端末であり、電話回線とアプリケーションソフトウエア等によってサーバ3に接続可能である。運転者端末5とサーバ3とは、アプリケーションソフトウエアによって通信が可能とされている。空間91には、レコーダ2、タクシーの運転就労者、運転者端末5が存在し、この空間91に、携帯端末4を所持した顧客が乗車することになる。
サーバ3は、第1の実施形態において説明した顧客用アプリケーション31等の他に、さらに運転者用アプリケーション32、乗客予約一覧作成部33、乗客予約一覧33a、、および迎車決定通知部34を有する。運転者用アプリケーション32は、顧客用アプリケーション31と同じく、アプリケーションストレージ39に収納されている。
運転者用アプリケーション32は、運転就労者が所持する運転者端末5からサーバ3にアクセスすることにより運転者端末5にダウンロードすることができ、顧客にタクシー配車サービスを提供するため運転就労者によって用いられる。運転者用アプリケーション32は、運転者端末5にインストールされた後、オペレーティングソフトウエアと関連して動作する。
サーバ3のプロセッサ37は、乗客予約一覧作成部33を動作させることにより、携帯端末4から送信される乗車位置の情報を含む配車依頼のデータを受信し、乗客予約一覧33aを作成する。
また、プロセッサ37は、迎車決定通知部34を動作させることにより、運転者端末5から送信される迎車希望通知を受信して、運転者端末5の位置情報と乗車位置の情報とに基づき、迎車に適するか否かを判断し、迎車に適している運転者端末5に迎車決定を通知する。
携帯端末4は、第1の実施形態において説明した、入出力デバイス40から閲覧ボタン47までの構成の他に、さらに配車依頼部48を有する。配車依頼部48は、サーバ3からダウンロードした顧客用アプリケーション31を携帯端末4にインストールすることによって携帯端末4に生成される。つまり、配車依頼部48は、顧客用アプリケーション31が有するプログラムから構成され、プロセッサ49により実行される。顧客用アプリケーション31が携帯端末4にインストールされると、配車依頼部48を操作するためのアイコンまたはメニューが携帯端末4のGUI用のディスプレイに表示される。
携帯端末4のプロセッサ49は、顧客用アプリケーション31を実行することにより、配車依頼部48を動作させて、乗車位置の情報を含む配車依頼のデータを携帯端末4からサーバ3に送信する。また、顧客用アプリケーション31が有するプログラム、および顧客用アプリケーション31によって携帯端末4に生成される機能は、顧客用アプリケーション31の名称で総称される。
運転者端末5は、入出力デバイス50、GPSデバイス51等の一般的な携帯型計算機機能を備える端末であり、例えば、携帯電話、スマートホン、タブレット端末、携帯型のPC(パーソナルコンピュータ)などを用いればよい。入出力デバイス50は、運転者端末5と運転者端末5以外との間の信号の入出力を行う。運転就労者と運転者端末5との間の入出力は、入出力デバイス50の機能、例えば、タッチパネル機能を有するGUI用のディスプレイを通して行われる。また、運転者端末5は、運転者用アプリケーション32を実行するプロセッサ59を有する。
運転者端末5は、さらに、サーバ3からダウンロードした運転者用アプリケーション32をインストールすることによって生成される閲覧・迎車通知部52を有する。閲覧・迎車通知部52は、運転者用アプリケーション32が有するプログラムから構成され、プロセッサ59により実行される。運転者用アプリケーション32が運転者端末5にインストールされると、閲覧・迎車通知部52を操作にするためのアイコンまたはメニューが運転者端末5のGUI用のディスプレイに表示される。
運転者端末5のプロセッサ59は、閲覧・迎車通知部52を動作させて、運転就労者が運転者端末5でもって未配車の乗客情報一覧33aを閲覧でき、運転就労者の意思表示として迎車希望をサーバ3に通知できるようにする。
複数の運転就労者は、タクシー配車業務を運営する運営業者が提供するシステムに加盟締結し、サーバ3から入手する運転者用アプリケーション32を用いて、複数の顧客からのタクシー配車依頼を受ける。顧客は、サーバ3から入手する顧客用アプリケーション31を用いて、タクシー配車とセキュリティサービスとを受ける。
次に、タクシー配車の処理動作を説明する。図16において、顧客は、携帯端末4を用いて、サーバ3に対して、顧客用アプリケーション31のダウンロードによる提供を要求する(S31)。サーバ3のプロセッサ37は、携帯端末4から顧客用アプリケーション31のダウンロード要求があると、顧客用アプリケーション31を携帯端末4にダウンロード可能にする。携帯端末4のプロセッサ49は、そのダウンロードを実行する(S32)。
顧客用アプリケーション31が携帯端末4にインストールされることにより、レコーダ操作部44から閲覧ボタン47までの各構成に加え、配車依頼部48が生成される(S33)。顧客が顧客用アプリケーション31をインストールするまでの一連の処理(S31,S32,S33)は、顧客がセキュリティシステム1によるサービスを最初に受ける前に、1回だけ行えばよい。また、レコーダ操作部44とデータ送信部45とが既にインストールされている場合は、ステップS31,S32,S33は、配車依頼部48だけを、追加でインストールする処理であってよく、顧客用アプリケーション31は配車依頼部48のプログラムだけを含むものであってもよい。
運転就労者は、運転者端末5を用いて、サーバ3に対して、運転者用アプリケーション32のダウンロードによる提供を要求する(S34)。サーバ3のプロセッサ37は、運転者端末5から運転者用アプリケーション32のダウンロード要求があると、運転者用アプリケーション32を運転者端末5にダウンロード可能にする。運転者端末5のプロセッサ59は、そのダウンロードを実行する(S35)。
運転者用アプリケーション32が運転者端末5にインストールされることにより、運転者端末5に、閲覧・迎車通知部52が生成される(S36)。運転就労者が運転者用アプリケーション32をインストールするまでの一連の処理(S34,S35,S36)は、運転就労者がセキュリティシステム1による配車依頼を最初に受ける前に、1回だけ行えばよい。
顧客は、携帯端末4の配車依頼部48を用いて、サーバ3に対して乗車位置の情報を含む配車依頼の情報を送信する(S37)。これにより、配車依頼部48は、携帯端末4から乗車位置のデータを含む配車依頼のデータをサーバ3に送信する。配車依頼の情報は、例えば、配車されたタクシーへの乗車位置である出発地、降車地である目的地、および配車希望時間帯などである。サーバ3に送信するデータには、携帯端末4のGPSによる位置情報を含めてもよい。サーバ3が配車依頼を受信すると、乗客予約一覧作成部33によって、新たな配車依頼を追加した乗客予約一覧33aがサーバ3に作成される(S38)。
乗客予約一覧33aには、図17(a)に示されるように、各顧客毎に番号を振られた各項に、顧客の出発地、目的地、および配車希望時間帯などの情報に加え、乗客予約一覧作成部33が見積もりとして算出した輸送代金などの情報が記載される。サーバ3のプロセッサ37は、迎車希望地のエリアにいる複数の運転者端末5にGメールやプッシュ通知等の通信手段により配車依頼発生を通知する(S39)。配車依頼発生の通知は一斉報知であってもよい。
この報知を受信した運転者端末5を所持する運転就労者は、自身の運転者端末5にダウンロードした運転者用アプリケーション32による閲覧・迎車通知部52を起動することにより、サーバ3にアクセスして乗客予約一覧33aを閲覧することができる。運転就労者は、その一覧内の希望する何れかの依頼欄をタップすることにより、サーバ3に送信するために用いる迎車希望返信通知画面を運転者端末5に表示させる。
迎車希望返信通知画面には、図17(b)に示されるように、タップして選択された顧客の依頼情報が表示される(この例では(3)がタップされた)。運転就労者は、同画面の迎車依頼場所到達時刻(予定)を入力し、迎車希望返信ボタンをタップすることにより、迎車希望をサーバ3に送信することができる(S40)。このような送信は、配車依頼発生の一斉報知を受けた複数の運転者端末5から、各運転就労者の意志に基づいて個々に行われる。
かくして、各々の運転就労者は、サーバ3に作成された乗客予約一覧33aを運転者端末5により閲覧した後に、適宜に迎車希望を送信することができる。従って、各々の運転就労者は、迎車依頼を受けるための事前準備をすることなく、自身の都合の良い時間帯に配車依頼を受けることができ、拘束時間を低減できる。また、セキュリティシステム1は、顧客からの配車依頼に対して比較的迅速な対応も可能となる。
運転就労者が上記S40の迎車希望を返信通知した際に、運転者端末5は、GPS衛星90からの情報に基づく自身の位置情報を取得しており、その時点での運転者端末5のピンポイント位置情報が閲覧・迎車通知部52によってサーバ3に送信され記録される。サーバ3に記録された運転者端末5の位置情報と乗車位置の情報は、サーバ3の迎車決定通知部34によって、互いに照らし合わされ、その運転者端末5が迎車に適しているか否か、つまり実際に迎車が可能な範囲であるか否かを判断される。迎車希望を送信した複数の運転者端末5のうち、迎車に適している運転者端末5が決定されると、その旨が携帯端末4に通知される(S42)。通知を受けた携帯端末4の顧客は、決定に異存がない旨の承諾を、顧客用アプリケーション31の配車依頼部48の機能を用いてサーバ3に回答する(S43)。サーバ3は、携帯端末4の顧客からの承諾を受けた後、迎車決定された運転者端末5に決定通知を通知する(S44)。
迎車決定を通知された運転者端末5を所持する運転就労者は、運転者端末5から迎車承諾通知をサーバ3に通知する(S45)。サーバ3は、運転者端末5からの迎車承諾通知を受け取ると、配車が確定した旨の報告を携帯端末4に通知し(S46)、この通知の後、サーバ3のプロセッサ37は、迎車決定された乗客について、例えば削除することにより、乗客予約一覧33aを更新する。運転就労者は、迎車希望地に向かい(S47)、顧客を乗車させる(S48)。運転就労者は、例えば、運転者用アプリケーション32の機能を用いて、迎車開始通知から実車完了通知の間、継続的に運転者端末5の位置情報をサーバ3に送信し続ける。運転就労者は、目的地に到着した後、実車完了の旨の通知をサーバ3に送信する。
次に、顧客がタクシーに乗車した状態について説明する。図18に示すように、携帯端末4を有する顧客は、タクシーが配車されると、レコーダ2を搭載したタクシーに、運転者端末5を所持する運転就労者とともに乗車することになる。タクシーに乗車した顧客は、携帯端末4に生成されたレコーダ操作部44、データ送信部45、緊急通報ボタン46、閲覧ボタン47を用いて、第1の実施形態において説明した処理と同様の処理を、タクシー車内という空間91において実行することができる。なお、この第3の実施形態のセキュリティシステム1は、第1の実施形態と同様の処理を行うものに限られず、第2の実施形態とその変形例を適用するものとしてもよい。
運転者用アプリケーション32は、顧客用アプリケーション31によるデータ送信部45および緊急通報ボタン46と同様に、運転者端末5自体が取得したデータを送信するデータ送信部、および緊急対応機関に接続する緊急通報ボタンを有するものとしてもよい。この場合、運転就労者は、運転者端末5が有するカメラ等を用いて、顧客の携帯端末4とは別個に、サーバ3に画像を送信でき、また、緊急対応機関に通報することができる。
タクシー配車と併せて、タクシー運賃の支払いにカードレス決済も可能なものであってもよく、その場合、サーバ3は、中間処理会社サーバと接続され、さらに、中間処理会社サーバはカード会社サーバと接続される。また、レコーダ2は、車両の走行速度などを記録するドライブレコーダや、走行時の前方などの画像を記録するドライブレコーダなどと組み合わせた装置としてもよい。この場合、顧客用アプリケーション31は、タクシー車両に搭載されているドライブレコーダの記録データを携帯端末4に取り込んで記録するか、さらにサーバ3に送信し記録する。従って、タクシー車両に搭載されているドライブレコーダによる記録データを、自己のデータとして取得することが可能となる。これにより、現場の状況を示す情報記録量を増やすことができる。
タクシー車内におけるレコーダ2は、入出力デバイス20を介してサーバ3と片方または双方向通信可能としてもよく、例えば、動作確認や故障診断、さらには画角や視野調整などのためにサーバ3からの通信によって遠隔操作可能としてもよい。また、レコーダ2とサーバ3との間で撮像記録データの送信や制御用プログラムの送信などのために双方向通信可能としてもよい。また、レコーダ2と運転者端末5とは、互いに双方向通信可能であってもよい。
第3の実施形態に係るセキュリティシステム1によれば、車内状況が携帯端末4やサーバ3に記録されるという環境が、密室的なタクシー車内に同乗する顧客と運転就労者との間に発生する走行経路や運賃などに関するトラブルの緊急事態化を抑止する、という効果を生むことが期待される。また、移動のためにタクシーに乗車する顧客は、顧客用アプリケーション31がインストールされた携帯端末4を所持して乗車するだけで、顧客の保護に有用なデータを携帯端末4やサーバ3に保存できるので、身軽に安心してタクシーを利用できる。
(第3の実施形態の変形例)
図19、図20を参照して、第3の実施形態の変形例に係るセキュリティシステム1を説明する。このセキュリティシステム1は、上述の第3の実施形態に係るタクシー配車システムにおいて、運転者端末5に、レコーダ2からデータを取得する機能を付加したシステムである。図19に示すように、運転者端末5は、プロセッサ59が実行する閲覧・迎車通知部52の他に、データ取込暗号化部53を備えている。データ取込暗号化部53は、運転者用アプリケーション32を運転者端末5にインストールすることにより、生成される。運転者用アプリケーション32は、データ取込暗号化部53を生成するためのプログラムを含めた状態でダウンロードされる。
この変形例において、運転者端末5は、レコーダ2からデータを取得できるようにレコーダ2との間でデータ通信可能とされている。運転者端末5は、例えば、顧客の携帯端末4がレコーダ操作部44を用いてレコーダ2からデータを取り込むWiFiやブルートゥース(登録商標)などの通信環境を使用してもよく、別途に、レコーダ2との無線または有線の通信経路を備えてもよい。
次に、セキュリティシステム1の動作を説明する。図20において、運転就労者は、運転者端末5を用いて、サーバ3に対して、運転者用アプリケーション32のダウンロードによる提供を要求する(S71)。サーバ3のプロセッサ37は、運転者端末5から運転者用アプリケーション32のダウンロード要求があると、運転者用アプリケーション32を運転者端末5にダウンロード可能とする。運転者端末5のプロセッサ59は、そのダウンロードを実行する(S72)。運転者用アプリケーション32が運転者端末5にインストールされることにより、運転者端末5に、閲覧・迎車通知部52とデータ取込暗号化部53が生成される(S73)。運転就労者が運転者用アプリケーション32をインストールするまでの一連の処理(S71,S72,S73)は、運転就労者がセキュリティシステム1による配車依頼を最初に受ける前に行えばよい。また、インストール時に閲覧・迎車通知部52だけを生成した後、必要に応じてデータ取込暗号化部53を生成するようにしてもよい。
運転就労者は、運転者端末5にデータ取込暗号化部53が生成された後、データ取込暗号化部53を動作させることにより、レコーダ2と運転者端末5との間の、例えばWiFiによる通信回線を接続してデータの取り込みを開始する(S74)。運転者端末5のプロセッサ59は、データ取込暗号化部53の実行により、レコーダ2が取得した画像や音のデータをレコーダ2から運転者端末5に取り込み、かつ暗号化する(S75)。データ取込暗号化部53を動作させた際にレコーダ2が動作中ではない場合には、データ取込暗号化部53からの信号によってレコーダ2が動作を開始する。データ取込暗号化部53が暗号化したデータは、運転者端末5によっては閲覧不可能なデータとされており、運転就労者は、レコーダ2から運転者端末5に取り込まれたデータを見ることはできない。暗号化されたデータは、データ取込暗号化部53の動作によって、サーバ3に送信される(S76)。サーバ3は、運転者端末5から送信されたデータを記録用ストレージ30に蓄積する。運転就労者がデータ取込暗号化部53の動作を停止するまで、レコーダ2からのデータの取り込みと暗号化(S75)およびサーバ3への送信(S76)が繰り返される。
運転就労者が、例えば、車内で何らかの非常事態を予見した場合に、運転就労者がレコーダ2から運転者端末5にデータを取り込み、サーバ3に記録し、記録されたデータは、後で、空間91内の様子を示す証拠として使うことができる。例えば、タクシーの乗客とのトラブルが予見される場合に運転就労者が自身の保護のために、乗客のプライバシーが保護された状態で車内の状況証拠を残すことができる。運転者端末5から、暗号化されてサーバ3に送信されたデータは、例えば、サーバ3側において、暗号解除して閲覧可能とすることができる。
この変形例において、レコーダ2からのデータがサーバ3に送信され記録される(S76)が、必ずしも、ステップS76の処理をしなくてもよい。すなわち、データがレコーダ2から取り込まれて暗号化されると(S75)、暗号化されたデータはサーバ3に送信されることなく、運転者端末5に、蓄積されるようにしてもよい。運転者端末5に蓄積されたデータは、必要に応じて、後処理によって、サーバ3に送信または転送されることにより、例えば、サーバ3側において暗号解除され、閲覧可能とされる。
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、上述した各実施形態または変形例の構成を互いに組み合わせた構成とすることができる。また、上述したレコーダ操作画面44a、データ送信画面45a、緊急写真撮影・送信画面45b、緊急通報画面46a、記録データ閲覧画面47aに関する各構成は一例であり、それぞれ適宜に設定されればよい。録画や撮像の概念は、音付きまたは無音の動画取得を含み、平面像に限られず全天空像の取得を含むものとしてもよい。
1 セキュリティシステム
2 レコーダ
22 GPSデバイス
3 サーバ
30 記録用ストレージ
31 顧客用アプリケーション
32 運転者用アプリケーション
33 乗客予約一覧作成部
33a 乗客予約一覧
34 迎車決定通知部
37 サーバのプロセッサ
38 オペレーティングソフトウエア
39 アプリケーションストレージ
4 携帯端末
40 入出力デバイス
41 カメラ(データ取得デバイス)
42 マイク(データ取得デバイス)
43 GPSデバイス(データ取得デバイス)
44 レコーダ操作部
45 データ送信部
46 緊急通報ボタン
47 閲覧ボタン
48 配車依頼部
49 携帯端末のプロセッサ
49a サーバ指示部
49b レコーダ指示部
5 運転者端末
50 入出力デバイス
52 閲覧・迎車通知部
53 データ取込暗号化部
59 運転者端末のプロセッサ
91 空間

Claims (7)

  1. 顧客がサービス提供者から提供されるサービスを受けるタクシー車内における画像または音のデータをセキュリティのため取得して記録するレコーダと、前記サービスの提供のために用いられ前記サービス提供者が管理するサーバと、を備えたセキュリティシステムにおいて、
    前記サーバは、システムを運営するためのオペレーティングソフトウエアを実行するプロセッサと、前記顧客が所持する携帯端末から前記サーバにアクセスすることにより前記携帯端末にダウンロードすることができ、前記顧客が前記サービスを受けるために用いられ、前記オペレーティングソフトウエアと関連して動作する顧客用アプリケーションを収納するアプリケーションストレージと、を有し、
    前記レコーダは、前記携帯端末と近距離無線通信を行う機能を有し、
    前記携帯端末は、前記顧客用アプリケーションを実行するプロセッサを有し、
    前記携帯端末のプロセッサは、前記携帯端末を所持する顧客が前記タクシー車内に入って前記レコーダと前記近距離無線通信が可能になった際に、前記顧客用アプリケーションを実行することにより、前記レコーダによる前記データの取得をスタートさせるための指示を前記レコーダに送信し、前記レコーダにより取得されたデータを前記携帯端末に取り込ませる、ことを特徴とするセキュリティシステム。
  2. 顧客がサービス提供者から提供されるサービスを受けるタクシー車内における画像または音のデータをセキュリティのため取得して記録するレコーダと、前記サービスの提供のために用いられ前記サービス提供者が管理するサーバと、を備えたセキュリティシステムにおいて、
    前記サーバは、システムを運営するためのオペレーティングソフトウエアを実行するプロセッサと、前記顧客が所持する携帯端末から前記サーバにアクセスすることにより前記携帯端末にダウンロードすることができ、前記顧客が前記サービスを受けるために用いられ、前記オペレーティングソフトウエアと関連して動作する顧客用アプリケーションを収納するアプリケーションストレージと、を有し、
    前記レコーダは、SIMチップを有して前記サーバとの間で無線の電話回線による通信が可能であり、
    前記携帯端末は、前記顧客用アプリケーションを実行するプロセッサを有し、
    前記サーバ前記携帯端末を所持する顧客にタクシー配車し、このタクシー配車を受けた顧客が前記タクシー車内に入った際に、前記携帯端末と前記サーバとは事前に関連付けられ既知状態になり、
    前記状態において、前記携帯端末のプロセッサは、前記顧客用アプリケーションを実行することにより、前記レコーダによる前記データの取得をスタートさせるための指示を前記サーバに送信し、
    前記レコーダは、その電源がONの状態の間、前記サーバに対し電話回線を介して定期的に前記指示の有無を確認し、前記指示が前記サーバに有れば、前記データの取得を開始し、その取得したデータを前記サーバに送信する、ことを特徴とするセキュリティシステム。
  3. 顧客がサービス提供者から提供されるサービスを受けるタクシー車内における画像または音のデータをセキュリティのため取得して記録するレコーダと、前記サービスの提供のために用いられ前記サービス提供者が管理するサーバと、を備えたセキュリティシステムにおいて、
    前記サーバは、システムを運営するためのオペレーティングソフトウエアを実行するプロセッサと、前記顧客が所持する携帯端末から前記サーバにアクセスすることにより前記携帯端末にダウンロードすることができ、前記顧客が前記サービスを受けるために用いられ、前記オペレーティングソフトウエアと関連して動作する顧客用アプリケーションを収納するアプリケーションストレージと、を有し、
    前記レコーダは、前記携帯端末と近距離無線通信を行う機能を有し、かつSIMチップを有して前記サーバとの間で無線の電話回線による通信が可能であり、
    前記携帯端末は、前記顧客用アプリケーションを実行するプロセッサを有し、
    前記携帯端末のプロセッサは、前記携帯端末を所持する顧客が前記タクシー車内に入った際に前記レコーダと前記近距離無線通信が可能となり、前記顧客用アプリケーションを実行することにより、前記レコーダによる前記データの取得をスタートさせるための指示を前記レコーダに送信し、
    前記レコーダは、取得したデータを前記電話回線で前記サーバに送信し、または、前記携帯端末に取り込ませ、
    さらに、前記サーバ前記携帯端末を所持する顧客にタクシー配車し、このタクシー配車を受けた顧客が前記タクシー車内に入った際に、前記携帯端末と前記サーバとは事前に関連付けられた既知状態になり、
    前記状態において、前記携帯端末のプロセッサは、前記顧客用アプリケーションを実行することにより、前記レコーダによる前記データの取得をスタートさせるための指示を前記サーバに送信し、
    前記レコーダは、その電源がONの状態の間、前記サーバに対し電話回線を介して定期的に前記指示の有無を確認し、前記指示が前記サーバに有れば、前記データの取得を開始し、その取得したデータを前記サーバに送信し、または前記携帯端末に取り込ませる、ことを特徴とするセキュリティシステム。
  4. 前記携帯端末のプロセッサは、前記レコーダが前記画像または音のデータの取得を実行中であれば、前記レコーダにより撮像されたデータを前記携帯端末の表示用領域に順次表示させる、ことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
  5. 前記携帯端末のプロセッサは、前記レコーダから前記携帯端末に取り込んだデータを前記サーバに記録するため送信する、ことを特徴とする請求項1または請求項4に記載のセキュリティシステム。
  6. 前記レコーダは、タクシーの運転就労者が運転する車に搭載され、
    前記アプリケーションストレージは、さらに、前記顧客にタクシー配車サービスを提供するため前記運転就労者によって用いられ、前記オペレーティングソフトウエアと関連して動作する運転者用アプリケーションを収納し、
    前記運転者用アプリケーションは、前記運転就労者が所持する運転者端末から前記サーバにアクセスすることにより前記運転者端末にダウンロードすることができ、
    前記運転者端末は、前記運転者用アプリケーションを実行するプロセッサを備え、
    前記携帯端末のプロセッサは、前記顧客用アプリケーションを実行することにより、乗車位置の情報を含む配車依頼のデータを前記携帯端末から前記サーバに送信し、
    前記サーバのプロセッサは、前記携帯端末から送信された前記配車依頼のデータを受信して乗客予約一覧を作成し、
    前記運転者端末のプロセッサは、前記運転者用アプリケーションを実行することにより、前記運転就労者が前記運転者端末でもって前記乗客予約一覧を閲覧できるようにし、さらに、前記運転就労者の意思表示として迎車希望を前記サーバに通知し、
    前記サーバのプロセッサは、前記運転者端末から送信された迎車希望通知を受信し、当該運転者端末の位置情報と前記乗車位置の情報とに基づき、迎車に適するか否かを判断し、迎車に適している運転者端末に迎車決定を通知する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のセキュリティシステム。
  7. 前記運転者端末のプロセッサは、前記運転者用アプリケーションを実行することにより、前記レコーダにより取得されるデータを、前記運転者端末によっては閲覧不可能に暗号化し、前記運転者端末に保存または前記サーバに送信するように動作可能である、ことを特徴と請求項6に記載のセキュリティシステム。
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