JP6590607B2 - 蓄熱材組成物、蓄熱装置及び蓄熱方法 - Google Patents
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Description
糖アルコールと、
過冷却安定化剤と、を含有し、
前記過冷却安定化剤は、
(i)20℃の水100mLに対する溶解度が9g以上であり、かつ、1価のアニオンである塩、
(ii)前記塩をモノマーとするポリマー、又は
(iii)20℃の水100mLに対する溶解度が9g以上であるアルコールをモノマーとする、7000以上400万以下の分子量を有するポリマー、であるものである。
糖アルコールと、
前記糖アルコールを液体状態かつ過冷却状態に維持する過冷却安定化剤と、を含有し、
前記糖アルコールを液体状態かつ過冷却状態に維持する前記過冷却安定化剤は、
(i)20℃の水100mLに対する溶解度が9g以上であり、かつ、1価のアニオンである塩、
(ii)前記塩をモノマーとするポリマー、又は
(iii)20℃の水100mLに対する溶解度が9g以上であるアルコールをモノマーとする、7000以上400万以下の分子量を有するポリマー、であるものである。
第1態様〜第16態様のいずれか一つに記載の蓄熱材組成物と、
前記蓄熱材組成物に接触するように配置されている一対の電極と、を備え、
前記一対の電極のうち少なくとも一方が銀若しくは銀化合物を含み、又は、前記蓄熱材
組成物は前記蓄熱材組成物が液体状態であるときに銀イオンを含み、
前記蓄熱材組成物が液体状態かつ過冷却状態であるときに、前記蓄熱材組成物の過冷却
状態が解除されるように前記一対の電極間に電圧が印加される、ものである。
第1態様〜第16態様のいずれか1つに記載の蓄熱材組成物の温度を、前記糖アルコールの融点以上の温度に上昇させて、固体状態の前記糖アルコールを融解させ、
前記蓄熱材組成物の温度を前記糖アルコールの融点未満の温度に低下させて前記蓄熱材組成物を液体状態かつ過冷却状態とし、
前記蓄熱材組成物の温度を前記糖アルコールの融点未満の温度に保ち、かつ、前記蓄熱材組成物を過冷却状態に保ち、
前記糖アルコールを凝固させ、
前記糖アルコールの凝固に伴って前記蓄熱材組成物から放出される熱の少なくとも一部を回収する、工程を備えた、ものである。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明は本開示の一例に関するものであり、本開示はこれらに限定されるものではない。
本開示の蓄熱材組成物は、糖アルコールと、過冷却安定化剤とを含有している。過冷却安定化剤は、例えば、20℃の水100mLに対する溶解度が9g以上であり、かつ、1価のアニオンである塩又はその塩をモノマーとするポリマーである。過冷却安定化剤がこのような塩又はポリマーであると、糖アルコールと過冷却安定化剤との相互作用によって、糖アルコールの結晶化(凝固)が抑制される。その結果、蓄熱材組成物が室温又は室温に近い温度で過冷却状態を安定的に保つことができる。
次に、上述の蓄熱材組成物を用いた蓄熱方法の一例を説明する。この蓄熱方法は、蓄熱工程と、過冷却保持工程と、過冷却解除工程と、熱回収工程とを備えている。これらの工程によって、蓄熱材組成物の状態は、図1に示すように変化する。この蓄熱方法は、例えば、図2に示す蓄熱システム100を用いて行われる。
まず、実施例、比較例、又は参考例に係る蓄熱材組成物の過冷却安定性の評価方法について説明する。実施例、比較例、又は参考例に係る蓄熱材組成物では、糖アルコールとしてエリスリトール(日本ガーリック社製)を用いた。130℃に設定された乾燥炉に、実施例、比較例、又は参考例に係る蓄熱材組成物が調製されたガラス製のサンプル瓶を入れて、エリスリトールを融解させた。その後、乾燥炉の温度を0.83℃/分の降温速度で最低で25℃まで低下させた。このとき、実施例、比較例、又は参考例に係る蓄熱材組成物の温度を測定し、エリスリトールの固相が生成された時点の蓄熱材組成物の温度を結晶化開始温度と定めた。ここで、蓄熱材組成物の温度が上昇したことに基づいて、エリスリトールの固相が生成されたと判断した。蓄熱材組成物の結晶化開始温度が低いほど、蓄熱材組成物が過冷却状態をより安定的に保つことができると評価できる。
ガラス製サンプル瓶に、エリスリトール3.0g(日本ガーリック社製)と、酢酸ナトリウム0.03gとを入れて混合することによって実施例A1の蓄熱材組成物を調製した。表1に実施例A1の蓄熱材組成物の結晶化開始温度を示す。
ガラス製のサンプル瓶に入れる酢酸ナトリウムの量を表1の通り変更した以外は、実施例A1と同様にして、実施例A2〜A10に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例A2〜A10に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表1に示す。なお、以下の表において、結晶化開始温度の欄の「25(<24h)」という表記は、蓄熱材組成物の温度を25℃で24時間保った場合に、エリスリトールの固相が24時間以内に生成されたことを意味する。また、以下の表において、結晶化開始温度の欄の「25(>24h)」という表記は、蓄熱材組成物の温度を25℃で24時間以上保っても、エリスリトールの固相が生成されなかったことを意味する。
酢酸ナトリウムの代わりに、酢酸アンモニウムを表2に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例B1〜B5に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例B1〜B5に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表2に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、酢酸カリウムを表3に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例C1〜C5に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例C1〜C5に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表3に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、アクリル酸ナトリウムを表4に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例D1〜D5に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例D1〜D5に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表4に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、ポリアクリル酸ナトリウム(分子量:2700〜7500)を表5に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例E1〜E5に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例E1〜E5に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表5に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、ポリアクリル酸ナトリウム(分子量:2.2万〜7万)を表6に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例F1〜F5に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例F1〜F5に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表6に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、塩化ナトリウムを表7に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例G1〜G10に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例G1〜G10に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表7に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、硝酸ナトリウムを表8に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例H1〜H3に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例H1〜H3に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表8に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、炭酸水素ナトリウムを表9に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例I1〜I7に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例I1〜I7に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表9に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、ポリエチレングリコール(分子量7300〜9300)を表10に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例J1〜J5に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例J1〜J5に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表10に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、ポリエチレングリコール(分子量30万〜50万)を表11に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例K1〜K7に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例K1〜K7に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表11に示す。
酢酸ナトリウムの代わりに、ポリエチレングリコール(分子量350万〜400万)を表12に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして実施例L1〜L6に係る蓄熱材組成物を調製した。実施例L1〜L6に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表12に示す。
ガラス製サンプル瓶に、エリスリトール3.0g(日本ガーリック社製)のみを入れて比較例A1の蓄熱材組成物を調製した。比較例A1の蓄熱材組成物の結晶化開始温度は、62.1℃であった。
酢酸ナトリウムの代わりに、硫酸ナトリウムを表13に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして比較例B1〜B5に係る蓄熱材組成物を調製した。比較例B1〜B5に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表13に示す。なお、20℃の水100mLに対する硫酸ナトリウムの溶解度は、19.1gであるが、アニオンである硫酸イオンは2価である。
酢酸ナトリウムの代わりに、リン酸水素ナトリウムを表14に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして比較例C1〜C5に係る蓄熱材組成物を調製した。比較例C1〜C5に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表14に示す。なお、20℃の水100mLに対するリン酸水素ナトリウムの溶解度は、7.7gであり、アニオンであるリン酸水素イオンは2価である。
酢酸ナトリウムの代わりに、側鎖型ポリエーテル変性シリコーン(信越化学社製、商品名:KF−354L)を表15に示す含有量でガラス製のサンプル瓶に入れた以外は、実施例A1と同様にして参考例1〜3に係る蓄熱材組成物を調製した。参考例1〜3に係る蓄熱材組成物の結晶化開始温度を表15に示す。
本開示の蓄熱材組成物が、過冷却安定化剤を含有することによって過冷却状態を安定的に保つメカニズムについて検討した。エリスリトール20mgを、30重量%の重水と70重量%の重DMSO(Dimethyl sulfoxide)とからなる重溶媒(780mg)に溶解させ、サンプル1を得た。酢酸ナトリウムとエリスリトールとを同じ重量で混合した混合試料(20mg)を、30重量%の重水と70重量%の重DMSO(Dimethyl sulfoxide)とからなる重溶媒(780mg)に溶解させ、サンプル2を得た。また、酢酸ナトリウムに代えて、硝酸ナトリウムを用いた以外は、サンプル2と同様にして、サンプル3を得た。NMR装置(Bruker社製、製品名:AVANCE 500)を用いて、サンプル1〜3のそれぞれについて、13C−NMR分析を行った。その結果を、図3〜5に示す。図3(a)は、エリスリトールのみを含有するサンプルのNMR(Nuclear Magnetic Resonance)スペクトルを示す。図3(b)は、エリスリトール及び酢酸ナトリウムを含有するサンプルのNMRスペクトルを示す。図3(c)は、エリスリトール及び硝酸ナトリウムを含有するサンプルのNMRスペクトルを示す。図4(a)は、図3(a)のNMRスペクトルのピークα付近の拡大図を示す。図4(b)は、図3(b)のNMRスペクトルのピークα付近の拡大図を示す。図4(c)は、図3(c)のNMRスペクトルのピークα付近の拡大図を示す。図5(a)は、図3(a)のNMRスペクトルのピークβ付近の拡大図を示す。図5(b)は、図3(b)のNMRスペクトルのピークβ付近の拡大図を示す。図5(c)は、図3(c)のNMRスペクトルのピークβ付近の拡大図を示す。
以下、実施形態2に係る蓄熱装置について、図面を参照しながら説明する。第1実施形態と第2実施形態とで共通する構成要素については、同一の符号および名称を付して説明を省略する。なお、以下の説明は本開示の一例に関するものであり、本開示はこれらに限定されるものではない。
実施例により本開示の蓄熱装置及び蓄熱方法をより詳細に説明する。ただし、本開示は、以下の実施例に限定されない。
3.0gのエリスリトール(日本ガーリック社製)を入れたガラス製のサンプル瓶を、130℃の内部温度に設定した乾燥炉に入れ、エリスリトールを融解させた。その後、乾燥炉の設定温度を130℃から0.83℃/分の速度で降温させた。ここで、エリスリトールの固相が生成されたときのサンプル瓶中のエリスリトールの温度は、62.1℃であった。なお、サンプル瓶中のエリスリトールの温度が上昇したことに基づいてエリスリトールに固相が生成されたと判断した。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール8.55g及び酢酸ナトリウム0.44gを添加し、さらに、線材状の一対の銀電極(線径:1.5mm)をエリスリトール及び酢酸ナトリウムの混合物に約10mm浸漬させた。このとき、一対の銀電極間の距離は、約3〜5mmであった。このようにして、実施例1に係る蓄熱装置を作製した。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を84℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を印加した。一対の銀電極への電圧の印加を開始してから120秒後にサンプル瓶中において結晶核の生成が目視により確認された。その後、一対の銀電極への電圧の印加を停止し、129℃の雰囲気においてエリスリトールをさらに完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を79℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を印加した。一対の銀電極への電圧の印加を開始してから46秒後にサンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成が目視により確認された。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール8.51g及び酢酸カリウム0.26gを添加し、さらに、線材状の一対の銀電極(線径:1.5mm)をエリスリトール及び酢酸カリウムの混合物に約10mm浸漬させた。このとき、一対の銀電極間の距離は、約3〜5mmであった。このようにして、実施例2に係る蓄熱装置を作製した。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を74℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を印加した。一対の銀電極への電圧の印加を開始してから81秒後にサンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成が目視により確認された。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール8.02g及び塩化ナトリウム0.22gを添加し、さらに、線材状の一対の銀電極(線径:1.5mm)をエリスリトール及び塩化ナトリウムの混合物に約10mm浸漬させた。このとき、一対の銀電極間の距離は、約3〜5mmであった。このようにして、実施例3に係る蓄熱装置を作製した。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を79℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を印加した。一対の銀電極への電圧の印加を開始してから33秒後にサンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成が目視により確認された。その後、一対の銀電極への電圧の印加を停止し、129℃の雰囲気においてエリスリトールをさらに完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を69℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を印加した。一対の銀電極への電圧の印加を開始してから14秒後にサンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成が目視により確認された。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール8.38g及び塩化カルシウム0.23gを添加し、さらに、線材状の一対の銀電極(線径:1.5mm)をエリスリトール及び塩化カルシウムの混合物に約10mm浸漬させた。このとき、一対の銀電極間の距離は、約3〜5mmであった。このようにして、実施例4に係る蓄熱装置を作製した。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を74℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を印加した。一対の銀電極への電圧の印加を開始してから22秒後にサンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成が目視により確認された。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール8.33g及び水酸化ナトリウム0.25gを添加し、さらに、線材状の一対の銀電極(線径:1.5mm)をエリスリトール及び水酸化ナトリウムの混合物に約10mm浸漬させた。このとき、一対の銀電極間の距離は、約3〜5mmであった。このようにして、実施例5に係る蓄熱装置を作製した。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を74℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を印加した。一対の銀電極への電圧の印加を開始してから62秒後にサンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成が目視により確認された。その後、一対の銀電極への電圧の印加を停止し、129℃の雰囲気においてエリスリトールをさらに完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を69℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し1.8Vの電圧を印加した。一対の銀電極への電圧の印加を開始してから11秒後にサンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成が目視により確認された。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール8.16g及び硝酸銀0.04gを添加し、さらに、線材状の一対の炭素電極(線径:2.0mm)をエリスリトール及び硝酸銀の混合物に約10mm浸漬させた。このとき、一対の炭素電極間の距離は、約3mm〜5mmであった。このようにして、実施例6に係る蓄熱装置を作製した。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を79℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の炭素電極を直流電源に接続し2Vの電圧を印加した。一対の炭素電極への電圧の印加を開始してから81秒後にサンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成が目視により確認された。
6ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール5.5g及び炭酸水素ナトリウム0.14gを添加し、さらに、線材状の一対の銀電極(線径:1.5mm)をエリスリトール及び炭酸水素ナトリウムの混合物に約5mm浸漬させた。このとき、一対の銀電極間の距離は、約3mm〜5mmであった。このようにして、実施例7に係る蓄熱装置を作製した。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を64℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を交流電源に接続し交流電圧(両振幅:6Vpp、周波数:0.1Hz)を2分間印加した。サンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成が目視により確認された。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール9.25gを添加し、さらに、線材状の一対の銀電極(線径:1.5mm)をエリスリトールに約10mm浸漬させた。このとき、一対の銀電極間の距離は、約3mm〜5mmであった。このようにして、比較例1に係る蓄熱装置を作製した。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を79℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を2分間印加したが、サンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成は確認されなかった。また、3Vの電圧を2分間印加したが、サンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成は確認されなかった。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール8.38g及び酢酸ナトリウム0.38gを添加し、さらに、線材状の一対の銅電極(線径:1.5mm)をエリスリトール及び酢酸ナトリウムの混合物に約10mm浸漬させた。このとき、一対の銅電極間の距離は、約3mm〜5mmであった。このようにして、比較例2に係る蓄熱装置を作製した。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を79℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銅電極を直流電源に接続し2Vの電圧を2分間印加したが、サンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成は確認されなかった。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を69℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銅電極を直流電源に接続し2Vの電圧を2分間印加したが、サンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成は確認されなかった。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール8.38g及び酢酸銅0.03gを添加し、さらに、線材状の一対の銀電極(線径:1.5mm)をエリスリトール及び酢酸銅の混合物に約10mm浸漬させた。このとき、一対の銀電極間の距離は、約3mm〜5mmであった。このようにして、比較例3に係る蓄熱装置を作製した。なお、酢酸銅の、20℃の水100mlに対する溶解度は7.2gである。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を79℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を2分間印加したが、サンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成は確認されなかった。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を79℃に保った状態で、一対の銀電極に2.5Vの電圧を2分間印加したが、サンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成は確認されなかった。
9ccのガラス製のサンプル瓶に、エリスリトール8.31g及び塩化銀0.32gを添加し、さらに、線材状の一対の銀電極(線径:1.5mm)をエリスリトール及び塩化銀の混合物に約10mm浸漬させた。このとき、一対の銀電極間の距離は、約3〜5mmであった。このようにして、比較例4に係る蓄熱装置を作製した。なお、塩化銀の、20℃の水100mlに対する溶解度は0.2mg以下である。次に、129℃の雰囲気においてエリスリトールを完全に融解させた。次に、サンプル瓶中の混合物の温度を79℃まで低下させた。このとき、サンプル瓶中の混合物は、液体状態を保っており、過冷却状態であった。次に、一対の銀電極を直流電源に接続し2Vの電圧を2分間印加したが、サンプル瓶中においてエリスリトールの結晶核の生成は確認されなかった。
Claims (15)
- 糖アルコールと、
過冷却安定化剤と、を含有し、
前記過冷却安定化剤は、20℃の水100mLに対する溶解度が9g以上であり、かつ、1価のアニオンである、水酸化物以外の塩であり、
前記塩は水溶していない、
蓄熱材組成物。 - 前記糖アルコールの含有量に対する前記過冷却安定化剤の含有量の比は、質量基準で0.3以下である、請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記塩がカルボン酸塩である、請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記塩が、酢酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、酢酸カリウム、又はアクリル酸ナトリウムである、請求項3に記載の蓄熱材組成物。
- 前記塩が、塩化物である、請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記塩化物が、塩化ナトリウム又は塩化カルシウムである、請求項5に記載の蓄熱材組成物。
- 前記塩が、硝酸塩である、請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記硝酸塩が、硝酸ナトリウム又は硝酸銀である、請求項7に記載の蓄熱材組成物。
- 前記塩が、炭酸水素塩である、請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭酸水素塩が、炭酸水素ナトリウムである、請求項9に記載の蓄熱材組成物。
- 糖アルコールと、
過冷却安定化剤と、を含有し、
前記過冷却安定化剤は、20℃の水100mLに対する溶解度が9g以上であり、かつ、1価のアニオンである安息香酸塩である、
蓄熱材組成物。 - 前記安息香酸塩が、安息香酸ナトリウム又は安息香酸カリウムである、請求項11に記載の蓄熱材組成物。
- 前記糖アルコールが、エリスリトールである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の蓄熱材組成物。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の蓄熱材組成物と、
前記蓄熱材組成物に接触して配置されている一対の電極と、を備え、
前記一対の電極のうち少なくとも一方が銀若しくは銀化合物を含み、又は、前記蓄熱材組成物は前記蓄熱材組成物が液体状態であるときに銀イオンを含み、
前記蓄熱材組成物が液体状態かつ過冷却状態であるときに、前記蓄熱材組成物の過冷却状態が解除されるように前記一対の電極間に電圧が印加される、
蓄熱装置。 - 請求項1〜13のいずれか1項に記載の蓄熱材組成物の温度を、前記糖アルコールの融点以上の温度に上昇させて、固体状態の前記糖アルコールを融解させ、
前記蓄熱材組成物の温度を前記糖アルコールの融点未満の温度に保ち、かつ、前記蓄熱材組成物を過冷却状態に保ち、
前記糖アルコールを凝固させ、
前記糖アルコールの凝固に伴って前記蓄熱材組成物から放出される熱の少なくとも一部を回収する、ことを含む、
蓄熱方法。
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