JP6590475B2 - 集塵機 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、操作部の下方に、送風ファンの回転による吸込量を調整する吸込量調整スイッチを配置したことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、本体にはハンドルが左右方向へ延びるように形成されており、操作部は、本体に上下方向へ回転可能に保持されることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、操作部の上面の少なくとも一部は、本体の上面より低くなるように下り傾斜していることを特徴とするものである。
また、主電源スイッチをOFF状態としておけば操作部を操作してもモータが駆動しないため、例えば保管時や移動時に誤って操作部が操作されても運転が開始されるおそれがなくなる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、操作部の下方に吸込量調整スイッチを配置したことで、運転開始後の吸込量の調整操作もし易くなる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、操作部を本体に上下方向へ回転可能に保持させたことで、簡単な押し下げ操作によって運転を開始/停止させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、操作部の上面を下り傾斜させたことで、より操作しやすくなる。また、本体の上部に物を載せたりしても誤操作のおそれは少なくなる。
図1,2は、集塵機の一例を示す外観図、図3はその縦断面図である。集塵機1は、上端を開口したタンク2の上方に、駆動部となるモータ20及び送風ファン25を備えた本体3を載置してなり、本体3の載置状態でタンク2の左右に設けたラッチ4,4を本体3の側面に係止させることで、本体3はタンク2に対して固定される。タンク2の前面には、図示しないホースを接続可能な吸込口5が設けられており、タンク2の下部には、前後に一対ずつキャスタ6,6・・(後側のキャスタ6,6はストッパ付き)が設けられている。吸込口5には、タンク2内へ吸い込まれる空気を下向きにガイドするガイド筒7が装着されている。
但し、本体3の後方側で左右方向中央では、中カウリング10にネジボス16が突設されて、後述する端子台93を保持する保持ハウジング92に設けたスリーブ17が、ネジボス16と上カウリング9側のネジボス12との間でネジ止めされている。
さらに、回路基板44には、商用電源に接続されるコード48が電気的に接続されると共に、後述するスイッチ70と繋ぐリード線49,49、操作盤58と繋ぐリード線50,50・・、モータ20の固定子巻線と繋ぐリード線51等がそれぞれ配線されている。
この回路基板45には、後述する端子台93と繋ぐリード線54,54・・や、回路基板44とを繋ぐリード線55,55・・等がそれぞれ配線されている。こうしてモータ20の周りに回路基板44,45を分割して配置しているので、コンパクトに収まる。また、回路基板45がバッテリーパック90に近いので、配線も容易となる。
そして、回路基板44には、トライアックやリレー、マイコンの放熱用の放熱板56が、回路基板45には、FETや昇圧回路、コンデンサの放熱用の放熱板57がそれぞれ設けられ、これらの放熱板56,57の先端部56a,57aは、左仕切壁30に設けた切込みを貫通して入側通気路32内に突出し、当該通気路内を流れる空気流と平行となるように配置されている。よって、トライアックやFETは、モータ冷却用の空気流内に位置する放熱板56,57によって温度上昇が効果的に抑制される。
そして、ここでは操作盤58の上方にも、操作盤58の裏側に設けたスイッチ70をON/OFFさせて運転を開始/停止させるための操作部となるスイッチ板62が設けられている。このスイッチ板62は、図5〜7に示すように、左右方向に延びる上面部63と、上面部63の前端から左右両側にかけて下向きに形成される外周部64とからなり、上カウリング9の上部前側へ切欠き状に形成された取付凹部75に嵌合状態で組み付けられる。
なお、スイッチ板62の上限位置で取付凹部75との間に隙間があっても、取付凹部75の下面には立ち上げ壁77が立設されているので、その内側のスイッチ70や透孔78に水や塵埃が侵入するおそれは少なくなる。また、フック66の外側の左右の仕切リブ74は、立ち上げ壁77の左右の外側に位置するため、仕切リブ74,74によって左右からの水等の侵入はより効果的に防止される。
一方、左側の段部96とハンドル83との間で上カウリング9には、ホースに接続される延長用のパイプに設けた図示しないフックを係止させてパイプを上下方向に支持可能なパイプ支持部101が設けられている。このパイプ支持部101は、支持した状態のパイプが後述するカバー102の開閉に支障ないように、且つハンドル83が起立した状態でも干渉しないように配置されている。
結合部122は、嵌合突起129を上方から受け入れ可能なT字状の溝で、カバー102の開放位置で結合部122が露出し、閉塞位置でカバー102の後板部104の下端が結合部122の上方に位置するようになっている。
この状態で主電源スイッチ59をON操作(図1の「1」の位置へ回す)してスイッチ板62を押し下げ操作してスイッチ70をON動作させると、回路基板45の制御により、モータ20が駆動して送風ファン25が回転する。これにより、吸込口5に接続されたホースを介して外気がタンク2内に吸い込まれ、プレフィルタ42及びメインフィルタ41を通過して送風ファン25から排出路36へ至り排気口37から外部へ排出される。よって、プレフィルタ42で捕捉された塵埃がタンク2内に貯留し、プレフィルタ42を通過した細かい塵埃はメインフィルタ41で捕捉される。作業終了後、主電源スイッチ59をOFF操作(図1の「0」の位置へ回す)するか、或いはスイッチ板62を押し下げ操作してスイッチ70をOFF動作させると、モータ20が停止する。
なお、このとき、使用しないコード48は、図9のようにコード保持部97に保持させるか、図10,11のようにプラグ受100を収納ボックス123の第2収納部127に差し込んでおくかすればよい。
この状態で主電源スイッチ59をON操作してスイッチ板62を押し下げ操作してスイッチ70をON動作させると、回路基板44の制御により、モータ20が駆動して送風ファン25が回転し、前述のように外気が吸い込まれてプレフィルタ42で捕捉された塵埃がタンク2内に貯留し、細かい塵埃はメインフィルタ41で捕捉される。
作業終了後、主電源スイッチ59をOFF操作するか、或いはスイッチ板62を押し下げ操作してスイッチ70をOFF動作させると、モータ20が停止する。電源コードを取り外したコード48は、再びコード保持部97に保持させるか、収納ボックス123の第2収納部127に差し込んでおくかすればよい。
特にここでは、スイッチ板62の下方に、送風ファン25の回転による吸込量を調整する吸込量調整スイッチ60が配置されることで、スイッチ板62の押し下げ操作後の吸込量の調整操作もし易くなる。
また、スイッチ板62は、ハンドル83が延びる左右方向に延びるように形成されて、本体3に上下方向へ回転可能に保持されるので、簡単な押し下げ操作によって運転を開始/停止させることができる。
さらに、スイッチ板62の上面は、本体3の上面より低くなるように下り傾斜しているので、より操作しやすい。また、誤操作のおそれも少なくなる。
そして、スイッチ板62の下方に、ON/OFF操作可能な主電源スイッチ59を設けて、主電源スイッチ59のON状態でのみスイッチ70によるモータ20への通電制御を有効としたことで、主電源スイッチ59をOFF状態としておけばスイッチ板62を押し下げ操作してもモータ20が駆動しないため、例えば保管時や移動時に誤ってスイッチ板62が押し下げられても運転が開始されるおそれがなくなる。
また、スイッチ板のヒンジ結合は上記形態のように軸部を軸受部に保持させる構造に限らず、スイッチ板と本体とを別体の軸によって結合する等、適宜変更可能である。
さらに、このようなヒンジ結合によって上下方向へ回転可能とするものに限らず、例えば本体の上面に形成した有底孔内に、平面視が円形等のスイッチ板を上下方向へ移動可能且つ本体上面と面一となる上限位置へ付勢して設けて、上方からの押し込み操作によって運転開始/停止可能とする等、操作部は上記形態に限定されない。
そして、運転スイッチは上記形態のようにスイッチ板とスイッチとの組み合わせに係るものに限らず、押しボタン等の操作部が一体となったスイッチを本体の上部に設ける場合であっても、同様に良好な操作性は得られる。また、上記形態では主電源スイッチ59のON状態でのみスイッチ板62によるスイッチ70のON/OFF動作を有効としているが、それぞれを独立した運転スイッチとして個別にモータ20の制御を可能としても差し支えない。
さらに、カバーによって覆われる収容部には、付属品や工具等のみを収容可能としてもよい。
また、収納ボックスの結合は、上記形態に限らず、結合部と嵌合突起との数を増やしたり、嵌合形状を変えたり(例えばT字状でなくアリ溝状の嵌合とする)等適宜変更可能である。
さらに,収納ボックス自体の構造も、仕切板を増やしたり、仕切板や保持部を省略したり、収納部に開閉蓋を設けたりする等、上記形態に限定されない。
Claims (4)
- 前面に吸込口を備えたタンクと、
前記タンクの上部に固定される本体と、
前記本体に設けられるモータによって回転する送風ファンと、を有する集塵機であって、
前記本体の上部に、前記モータへの通電を制御する運転スイッチの操作部が設けられ、前記操作部の下方に、ON/OFF操作可能な主電源スイッチが設けられて、前記主電源スイッチのON状態でのみ前記運転スイッチによる前記モータへの通電制御が有効となっており、
前記操作部は、前記主電源スイッチよりも左右方向へ大きく延びるように形成されていることを特徴とする集塵機。 - 前記操作部の下方に、前記送風ファンの回転による吸込量を調整する吸込量調整スイッチが配置されることを特徴とする請求項1に記載の集塵機。
- 前記本体にはハンドルが左右方向へ延びるように形成されており、
前記操作部は、前記本体に上下方向へ回転可能に保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の集塵機。 - 前記操作部の上面の少なくとも一部は、前記本体の上面より低くなるように下り傾斜していることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集塵機。
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