JP6590328B2 - 太陽光発電装置の発電量に関する情報を生成する方法、サーバ、プログラム、及び、端末 - Google Patents

太陽光発電装置の発電量に関する情報を生成する方法、サーバ、プログラム、及び、端末 Download PDF

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Description

本発明は、太陽光発電装置の発電量に関する情報を生成する方法、サーバ、プログラム、及び、端末に関する。
太陽光発電装置の普及により、太陽光発電装置による発電量をユーザ又は電力運用オペレータに提示するサービスが普及しつつある。
特許文献1は、天候の変化、及び、太陽光パネルによる発電電力の変化などを視覚的に表示する表示装置を開示している。
特許第5957740号公報
特許文献1が開示する表示装置は、太陽光発電装置による発電量の実績値及び予測値を表示する。この表示装置が表示する実績値及び予測値は、気象条件又は太陽光発電装置の設置条件などによる影響を受けている。しかし、この表示装置はその影響についての表示を行うものではないので、上記表示装置による発電量の表示を見たユーザ等は、その発電量が妥当であるか否かを判断することができない。このように、上記表示装置は、表示する発電量の妥当性についてのユーザ等による判断の根拠となる情報を提供することができないという問題がある。
本発明は、太陽光発電装置による発電量の妥当性の判断の根拠となる情報を提示する提示装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る方法は、日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する取得ステップと、予め定められた閾値に基づいて前記気象情報の段階評価を行う気象評価ステップと、太陽光発電装置の発電量を予測する予測ステップと、前記太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した前記太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う発電量評価ステップと、前記気象評価ステップにおける前記段階評価で得られた評価値と、前記発電量評価ステップにおける前記段階評価で得られた評価値とを示す情報を生成する情報生成ステップとを含む。
また、本発明の一態様に係るサーバは、日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する取得部と、予め定められた閾値に基づいて前記気象情報の段階評価を行う気象評価部と、太陽光発電装置の発電量を予測する予測部と、前記太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した前記太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う発電量評価部と、前記気象評価部による前記段階評価で得られた評価値と、前記発電量評価部による前記段階評価で得られた評価値とを示す情報を生成する情報生成部とを備える。
また、本発明の一態様に係るプログラムは、上記の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明の一態様に係る端末は、日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する取得部と、予め定められた閾値に基づいて前記気象情報の段階評価を行う気象評価部と、太陽光発電装置の発電量を予測する予測部と、前記太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した前記太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う発電量評価部と、前記気象評価部による前記段階評価で得られた評価値と、前記発電量評価部による前記段階評価で得られた評価値とを示す情報を生成する情報生成部と、前記情報生成部が生成した情報を提示する提示部とを備える。
本発明の方法は、太陽光発電装置による発電量の妥当性の判断の根拠となる情報を提供することができる。
図1は、実施の形態における提示装置の機能ブロックを示すブロック図である。 図2は、実施の形態における指標算出部による指標の算出方法の一例を示す説明図である。 図3は、実施の形態における提示部による指標の提示の第一態様を示す説明図である。 図4は、実施の形態における提示部による指標の提示の第二態様を示す説明図である。 図5は、実施の形態における提示部による指標の提示の第三態様を示す説明図である。 図6は、実施の形態における提示装置の制御方法を示すフロー図である。 図7は、実施の形態における指標算出部による指標の算出方法の別の一例を示す説明図である。 図8は、実施の形態の変形例1における指標算出部による指標の算出方法を示す説明図である。 図9は、実施の形態の変形例2における提示部による指標の提示の第四態様を示す説明図である。 図10は、実施の形態の変形例3における提示部による指標のイラストによる提示態様を示す説明図である。 図11は、実施の形態の変形例3における提示部による指標のパネルによる提示態様を示す説明図である。 図12は、実施の形態の変形例3における提示部による指標のイラストによる提示態様の具体例を示す第一の説明図である。 図13は、実施の形態の変形例3における提示部による指標のイラストによる提示態様の具体例を示す第二の説明図である。 図14は、実施の形態の変形例3における提示部による指標のカレンダー形式による提示態様を示す説明図である。 図15は、実施の形態の変形例4における提示システムの機能ブロックを示すブロック図である。 図16は、実施の形態の変形例4における提示システムの処理を示すフロー図である。
以下、本実施の形態に係る提示装置等について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置や接続形態、及び、工程(ステップ)や工程の順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
また、本開示において、装置、又は部の全部又は一部、又は図に示されるブロック図の機能ブロックの全部又は一部の機能は、半導体装置、半導体集積回路(IC)、又はLSI(large scale integration)を含む一つ又は複数の電子回路によって実行されてもよい。LSI又はICは、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップを組み合わせて構成されてもよい。例えば、記憶素子以外の機能ブロックは、一つのチップに集積されてもよい。
さらに、本開示において、ステップの全部又は一部、又は図に示されるフロー図のステップの全部又は一部で特定される処理は、ソフトウエア処理によって実行することが可能である。この場合、ソフトウエアは一つ又は複数のROM、光学ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。ソフトウエアがプロセッサによって実行されたときに、そのソフトウエアで特定された機能がプロセッサおよび周辺装置によって実行される。システム又は装置は、ソフトウエアが記録されている一つ又は複数の非一時的記録媒体、プロセッサ、及び必要とされるハードウエアデバイス、例えばインターフェース、を備えていても良い。
(実施の形態)
本実施の形態において、太陽光発電装置による発電量の妥当性の判断の根拠となる情報を提示する提示装置等について説明する。本実施の形態の提示装置1は、気象などの要因により変動する太陽光発電装置の発電量について、当該太陽光発電装置について定められた基準発電量に対する指標を提示することで、上記判断の根拠となる情報を提示する提示装置である。
図1は、本実施の形態における提示装置1の機能ブロックを示すブロック図である。
図1に示されるように、提示装置1は、記憶部10と、発電量推定部20と、指標算出部30と、提示部40とを備える。また、提示装置1は、各種データを管理する管理サーバ50、及び、太陽光を受けて発電パネルにより発電する太陽光発電装置(不図示)に接続されている。なお、提示装置1は、互いに通信可能に接続された複数の装置が各機能を分担することで実現されてもよいし、1つの端末により実現されてもよい。
記憶部10は、太陽光発電装置の発電量を変化させる複数の現象のそれぞれの度合いを、それぞれが示す複数の物理量を記憶している記憶装置である。具体的には、記憶部10は、現在及び過去の気象データ12、日射データ14、及び発電装置関連データ16の各種情報を、上記物理量として記憶している。気象データ12、及び日射データ14を気象情報ともいう。
記憶部10が記憶している各種データは、提示装置1が通信インタフェース(不図示)を介して取得したものである。気象データ12、日射データ14は、気象データの提供サービスを行うサービサー、またはサービサーから提供されたデータを管理する管理サーバ50等から取得したものである。発電装置関連データ16は、利用者が太陽光発電装置を購入した際に記憶部10に記録されたデータでもよいし、太陽光発電装置の使用状況によって更新されるデータでもよい。なお、「現在」とは、時間を所定の時間長(例えば30分)ごとの時間区間に区切る場合に、現時点が属している時間区間のことを指すものとする。つまり、「現在」という場合、厳密に現時点を指すだけでなく、現時点を含む30分の時間区間を指すものとする。以降でも同様とする。
なお、発電量を変化させる現象とは、発電量を低下させる現象と、増加させる現象とを含む概念である。発電量を低下させる現象とは、例えば、雲が空を覆う(言い換えれば、空を覆う雲が増加する)という現象、又は、空気が水蒸気を含む(言い換えれば、空気が含む水蒸気が増加する)という現象を含む概念である。また、発電量を低下させる現象は、発電量を増加させる現象の反対の現象ともいえる。例えば、「空を覆う雲が減少する」現象は発電量を増加させる現象といえるが、これは、「空を覆う雲が増加する」という発電量を低下させる現象の反対の現象である。つまり、発電量を増加させる現象について、その現象の反対の現象を上記「発電量を低下させる現象」として採用することができる。
気象データ12は、所定期間の気象データであり、より具体的には、現在及び過去のうちの所定期間の雲量、湿度、気温、風速、風向、降水量、又は気圧のデータを含む。雲量は、全雲量、上層雲量、中層雲量、又は下層雲量の概念を含む。例えば、物理量としての雲量は、雲が空を覆うという現象の度合いを示す物理量であり、物理量としての湿度は、空気が水蒸気を含むという現象の度合いを示す物理量である。
上記気象データ12は、所定の時間長(例えば30分)ごとの上記の各種データを含む。気象データ12は、例えば、気象庁が保有している気象データのうち、太陽光発電装置が設置されている場所のものを取得することで得られる。なお、以降では、気象データ12として雲量及び湿度を採用する場合を例として説明する。
日射データ14は、過去の所定期間の日射データである。日射データ14は、現在及び過去の所定の時間長(例えば30分)ごとの日射量のデータを含む。日射データ14は、過去に太陽光発電装置に照射された太陽光の量の履歴と、太陽光発電装置に現在照射されている太陽光の量とを含む。なお、日射データ14のうち過去のものは、気象庁が保有している地域ごとの標準的な日射データに基づいて、過去に太陽光発電装置に照射された太陽光の量として算出されたものでもよい。これは、任意の地点及び時刻の快晴時日射量が理論的に算出可能であることによるものである。つまり、日射データ14のうち過去のものは標準日射データから算出したものでもよく、また、日射データ14のうちの過去、現在、又は未来のものについては理論的に算出した快晴時日射量を用いてもよい。
発電装置関連データ16は、太陽光発電装置に関連するデータであり、より具体的には、太陽光発電装置が備える発電パネルの発電容量定格、型番、設置場所、設置角度、方位、経年劣化の度合い、及び、設置年数、発電パネルに照射される太陽光の遮蔽物による遮蔽の度合い、並びに、太陽光発電装置が備えるパワーコンディショナの経年劣化の度合い及び設置年数を含む。発電装置関連データ16は、太陽光発電装置の仕様、設置の態様、設置からの経過時間などから得られる。
なお、気象データ12、日射データ14、及び発電装置関連データ16は、現在及び過去のデータから未来のデータを推測できる場合には、推測される未来のデータをさらに記憶していてもよい。
発電量推定部20は、記憶部10が記憶している複数の物理量のうちの一の物理量により示される度合いで生ずる一の現象の下での太陽光発電装置の発電量を推定する処理部である。発電量推定部20は、記憶部10が記憶している、特定時点(例えば、現時点、過去の一の時点、又は、未来の一の時点)における物理量を取得し、取得した物理量に基づいて、上記特定時点における太陽光発電装置の発電量を推定する。発電量推定部20は、例えば、上記物理量としての現時点の雲量、湿度、及び日射量を記憶部10から取得し、これらの情報を用いて現時点の発電量を推定する。なお、発電量推定部20は、過去の一の時点の雲量、湿度、及び日射量を用いて、上記一の時点の発電量を推定することもできるし、記憶部10が気象データ12等の未来の一の時点のデータを記憶している場合には、上記一の時点の発電量を推定することもできる。発電量推定部20による発電量の推定方法は、従来技術によるものを採用し得る。なお、発電量推定部20は、取得部、発電量評価部、及び予測部に相当する。
指標算出部30は、上記一の現象が所定の度合いで生ずると仮定した場合の太陽光発電装置による発電量である基準発電量を取得し、発電量推定部20が推定した発電量の、基準発電量に対する指標(評価値ともいう)を算出する処理部である。ここで、現象の所定の度合いとは、当該現象が全く生じないことを示す度合いであってもよいし、当該現象が生ずる平均的な度合いとして定められた度合いであってもよい。例えば、物理量としての雲量については、雲が空を覆うという現象が全く生じないことを示す0(ゼロ)%を所定の度合いとすることができる。この場合、太陽光発電装置は、雲量の大小による影響により変動し得る発電量の範囲内で最大の発電量の発電をする。また、雲量が0%より大きい場合には、太陽光発電装置は、最大の発電量より小さな発電量の発電をする。
また、物理量としての湿度については、適当な標準値(例えば40%)を所定の度合いとすることができる。また、指標とは、例えば、発電量推定部20が推定した発電量が、基準発電量を上限として定められた発電量の複数の区分のうちのどの区分に含まれるかを示す情報を採用し得る。ここで、基準発電量は、太陽光発電装置の発電量の一の現象による変動範囲内の最大発電量であるとする。なお、複数の各区分の幅は、予め定められた幅であり、同一であってもよいし、互いに異なるものでもよい。また、発電量推定部20が推定した発電量が複数の区分のうちのどの区分に含まれるかを判定することを、段階評価ともいう。
また、指標算出部30は、算出した指標を示す情報(具体的には、画像又は音の形式の情報)を生成し、生成した情報を提示部40に提供する。
なお、指標算出部30は、(a)現象の度合いが大きくなるほど太陽光発電装置の発電量を増加させる現象については発電量推定部20が推定した発電量が大きいほど大きな数値を、(b)現象の度合いが大きくなるほど太陽光発電装置の発電量を低下させる現象については発電量推定部20が推定した発電量が小さいほど大きな数値を、指標として算出するようにしてもよい。現象の度合いの大小関係と、指標の大小関係とが揃えられることで、ユーザは、その指標の大きさから現象の度合いの大きさを直観的に知ることができる。
なお、指標算出部30は、推定発電量を用いずに指標を算出することも可能である。この場合、指標算出部30は、日射量、湿度、及び雲量それぞれについて予め定められた閾値を用いて、日射量、湿度、及び雲量それぞれの指標を算出する。このように、指標算出部30は、発電量推定部20と同様、日射量、湿度、及び雲量それぞれが、予め定められた複数の区分のうちのどの区分に含まれるかを判定(段階評価ともいう)する。なお、指標算出部30は、取得部、気象評価部、及び情報生成部に相当する。
また、指標算出部30は、特定のエリア毎に閾値を設定するとよい。前記特定のエリアとは、太陽光発電設備単位でもよいし、市区町村単位、都道府県単位、又は、小売電気事業者の営業エリアといった単位で設定してもよい。
提示部40は、指標算出部30が算出した指標を提示する処理部である。提示部40は、例えば表示画面に画像を表示することで情報を提示する表示装置であり、以降ではこの場合を例として説明するが、音を出力することで情報を提示するスピーカ等を採用してもよい。
なお、提示装置1は、パーソナルコンピュータ、サーバ装置、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチなどのコンピュータ機器が所定のプログラムを実行することで実現され得る。この場合、例えば、記憶部10は、コンピュータ機器が備えるメモリ(不図示)等により実現され、発電量推定部20及び指標算出部30などの処理部は、プロセッサ(不図示)等が所定のプログラムを実行することで実現される。
次に、提示装置1の処理の詳細について説明する。
図2は、本実施の形態における指標算出部30による指標の算出方法の一例を示す説明図である。なお、ここで示す指標の算出方法はあくまで一例であり、他の方法を採用することも可能である。
図2の(a)には、現象が所定の度合いで生ずると仮定した場合の太陽光発電装置による発電量である基準発電量Sが示されている。基準発電量Sは、例えば、太陽光発電装置が日射量、湿度、及び雲量の大小による影響により変動し得る発電量の範囲内で最大の発電量の発電をすることができると想定される状況での発電量であり、より具体的には、例えば夏至の日の正午の時間帯における発電量を示したものである。
また、図2の(a)には、基準発電量Sの内訳である発電量Sa、Sb、及びScが示されている。発電量Sa、Sb、及びScは、係数ka、kb、及びkcを用いて、以下のように導出される。基準発電量Sが、日射量、湿度、及び雲量による影響を受けると考え、基準発電量Sが以下の(式1)により示されるとする。ここで、湿度及び雲量については、パーセント表示により表されているとする。また、係数ka、kb、及びkcは、それぞれ、傾斜面日射量、傾斜面日射量と湿度との積、及び、傾斜面日射量と雲量との積の変化に対する発電量の変化の割合を示す係数である。
基準発電量S
=発電容量定格×傾斜面日射量
×(ka+kb×(100−湿度)+kc×(100−雲量)) (式1)
そして、基準発電量Sは、日射量だけにより変動する部分Saと、日射量及び湿度により変動する部分Sbと、日射量及び雲量により変動する部分Scとの和として(式2)〜(式5)のように表現される。
S=Sa+Sb+Sc (式2)
ここで、
Sa=発電容量定格×傾斜面日射量×ka (式3)
Sb=発電容量定格×傾斜面日射量×kb×(100−湿度) (式4)
Sc=発電容量定格×傾斜面日射量×kc×(100−雲量) (式5)
また、図2の(b)には、特定時点における実際の発電量の推定値(推定発電量)Wが示されている。推定発電量は、特定時点における実際の日射量、湿度、及び雲量の下での太陽光発電装置の推定される発電量を示している。また、図2の(b)には、推定発電量Wの内訳である発電量Wa、Wb、及びWcが示されている。推定発電量Wと、発電量Wa、Wb、及びWcとの関係は、基準発電量Sと、発電量Sa、Sb、及びScとの関係((式2)〜(式5))と同じであるので詳細な説明を省略する。
指標算出部30は、基準発電量と推定発電量とを用いて以下のように指標を算出する。例えば、指標算出部30は、日射量に関する指標(以降、「日射量指標」ともいう)については、発電量の5つの区分のうちのどの区分に、推定発電量Wa、Wb、及びWcが含まれるかを示す数値を指標として算出する。図2の例では、推定発電量Waが下から3つ目の区分(区分3)に含まれていることから、日射量指標は3と算出される。また、推定発電量Wbが上から4つ目の区分(区分4)に含まれていることから湿度指標は4と算出される。雲量指標についても同様に1と算出される。なお、上記において日射量指標についての区分の並び順と、湿度指標及び雲量指標の区分の並び順とが反対になっているのは、現象の度合いの大小と、発電量の大小との関係が反対であることに起因する。
次に提示部40による提示の態様について説明する。
図3は、本実施の形態における提示部40による指標の提示の第一態様を示す説明図である。図3に示される提示部40は、指標算出部30が算出した指標として、雲量指標62、日射量指標64、及び湿度指標66を提示している。
図3において例えば、雲量指標62については、図2の例において1と算出されたので、1と表示されている。なお、雲量指標62として、区分を示す数値だけでなく、「(max.5)」というように区分の全数を併せて表示してもよい。区分の全数が併せて表示されていることで、ユーザは、区分を示す数値が全区分におけるどの位置にあるのかを知ることができる。そして、特定時点の発電量に対して、雲量がどの程度の影響を及ぼしているかを直観的に知ることができる利点がある。
仮にこの指標が、雲量の絶対値(例えば「10%」の表示)で示されているとすれば、ユーザは、特定時点の雲量を知ることができるだけであり、特定時点の発電量に対して雲量がどの程度の影響を及ぼしているかを知ることができない。そのため、ユーザは、特定時点の太陽光発電装置による発電量について、どのような現象による影響がどの程度及ぼされているのかを知ることができない。より具体的にいえば、ユーザは、例えば特定時点の発電量が発電装置の定格容量の半分程度でしかないときに、その要因が雲量にあるのか、日射量にあるのか、又は、湿度にあるのかについての判断の根拠となる情報を得ることができない。
これに対して、雲量を考慮して推定された推定発電量の指標(雲量指標62)は、特定時点の発電量に対して、雲量がどの程度の影響を及ぼしているかを示す情報である。言い換えれば、この情報は、特定時点の発電量の要因が何であるかについての判断の根拠となる情報である。ユーザは、この指標を提示されることで、特定時点の発電量に対して、雲量がどの程度の影響を及ぼしているかを直観的に知ることができる。
日射量指標64及び湿度指標66それぞれは、日射量と湿度について指標算出部30により算出された情報であり、雲量指標62と同様の説明が成立する。詳細な説明は省略する。
また、提示部40は、発電量推定部20が推定した推定発電量68を併せて表示してもよい。ユーザは、推定発電量68を雲量指標62等とともに提示されることで、推定発電量68の大小と各指標とを同時に視認することができ、特定時点の発電量に対して、各物理量がどの程度の影響を及ぼしているかを直観的に知ることができる利点がある。
図4は、本実施の形態における提示部40による指標の提示の第二態様を示す説明図である。図4に示される提示部40は、指標算出部30が算出した指標として、雲量指標62、日射量指標64、湿度指標66、及びパネル経年劣化指標70を提示している。なお、図3に示したものと同じものには同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
パネル経年劣化指標70は、太陽光発電装置が有する太陽光パネルの経年劣化の度合いとして指標算出部30により算出された情報である。パネル経年劣化指標70は、雲量指標、日射量指標、又は湿度指標の時間的変動と比較すると、その時間的変動量は比較的小さい。しかしながら、パネル経年劣化指標70が雲量指標62等とあわせて提示されることで、ユーザは、推定発電量68の大小と、パネル経年劣化指標70を含む指標のそれぞれを同時に視認することができ、特定時点の発電量に対して各物理量がどの程度の影響を及ぼしているかを直観的に知ることができる。
図5は、本実施の形態における提示部40による指標の提示の第三態様を示す説明図である。図5に示される提示部40は、指標算出部30が算出した指標として、日射量指標72、風速指標74、雲量指標76、及び湿度指標78を提示している。これらの指標の数値は、図3及び図4に示したものと同様であるので説明を省略する。
図5に示される提示部40は、上記の各指標の提示の態様に特徴がある。具体的には、指標を提示している枠内の表示色と、その表示色の濃さとのそれぞれに特徴がある。
指標の表示色については、その指標が発電量に与える影響の方向性に応じたものとする。つまり、提示部40は、現象の度合いが大きくなるほど発電量を増加させる現象についての指標と、現象の度合いが大きくなるほど発電量を低下させる現象についての指標とを、異なる表示態様で表示画面に表示することで提示する。
具体的には、提示部40は、指標に対応する現象の度合いが大きくなると太陽光発電装置による発電量が増加する指標(図5における日射量及び風速)の表示色を、太陽、日射、又は暖かさ等をユーザに連想させる色(例えば暖色系の色である赤色、黄色、又は橙色など)として表示する。
一方、指標に対応する現象の度合いが大きくなると太陽光発電装置による発電量が減少する指標(図5における雲量及び湿度)の表示色を、太陽又は日射等とは反対の概念をユーザに連想させる色(例えば寒色系の色である青色、紫色、又は灰色など)として表示する。このようにすることで、ユーザは、各指標が発電量に与える影響の方向性を、その表示色により直観的に知ることができる。
また、表示色の濃さについては、その指標が大きいほど濃い色とする。例えば、日射量指標が5である場合には、比較的濃い赤色で表示し、日射量指標が1である場合には、比較的薄い赤色で表示するようにする。このようにすることで、ユーザは、各指標が発電量に与える影響の大きさをその表示色の濃さにより直観的に知ることができる。
以上のように構成された提示装置1の制御方法を説明する。
図6は、本実施の形態における提示装置1の制御方法を示すフロー図である。図6の制御方法を開始する時点において、記憶部10は、太陽光発電装置の発電量を変化させる複数の現象のそれぞれの度合いを、それぞれが示す複数の物理量を記憶しているとする。
ステップS101(発電量推定ステップ)において、発電量推定部20は、太陽光発電装置の発電量を変化させる複数の現象のそれぞれの度合いを、それぞれが示す複数の物理量を記憶している記憶部10を参照して、複数の物理量のうち一の物理量により示される度合いで生ずる一の現象の下での太陽光発電装置の発電量を推定する。
ステップS102(指標算出ステップ)において、指標算出部30は、上記一の現象が所定の度合いで生ずると仮定した場合の太陽光発電装置による発電量である基準発電量を取得し、発電量推定ステップで推定した発電量の基準発電量に対する指標を算出する。
ステップS103(提示ステップ)において、提示部40は、指標算出ステップで算出した指標を提示する。
なお、上記制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムも本発明の範囲に含まれる。
この制御方法により、太陽光発電装置による発電量の妥当性の判断の根拠となる情報を提示することができる。
(実施の形態の変形例1)
次に、指標の算出方法の変形例について説明する。まず、上記実施の形態の指標の算出方法により生じ得る事象について図7を参照しながら説明する。
図7は、本実施の形態における指標算出部30による指標の算出方法の別の一例を示す説明図である。
図7は、指標算出部30が日射量指標、雲量指標、及び湿度指標として、それぞれ、5、3、及び3と推定した場合を示している。このとき、基準発電量Sbが基準発電量Scに対して小さいため、推定発電量WbがWcに対して小さいもかかわらず、湿度指標と雲量指標とが同じ値として算出される。
ユーザは、このように算出された湿度指標と雲量指標とを提示されると、特定時点の発電量に対して湿度が影響を及ぼしている程度と、雲量が影響を及ぼしている程度とが、ほぼ同じであると理解することがある。この理解はある程度正しいものの、推定発電量WbとWcとは有意な差がないとの誤解を生む可能性を含んでいる。このような誤解を生むことを未然に回避する、指標の算出方法について以下に説明する。
図8は、本変形例における指標算出部30による指標の算出方法を示す説明図である。
この変形例では、指標算出部30は、基準発電量Sa、Sb、及びScのうちの最大である基準発電量Scと、各指標の推定発電量とを用いて指標を算出する。例えば、指標算出部30は、日射量指標については、基準発電量のSa、Sb、及びScのうちの最大である基準発電量Scを上限として定められた発電量の5個の区分のうちのどの区分に、推定発電量Waが含まれるかを示す数値を指標として算出する。図8の例では、推定発電量Waが下から4つ目の区分(区分4)に含まれていることから、日射量指標は4と算出される。湿度指標及び雲量指標についても同様に、推定発電量Wb及びWcが含まれる区分に基づいて、それぞれ4及び3と算出される。区分の並び順については、図2における説明と同様である。
このようにすることで、湿度指標と雲量指標とがそれぞれ4と3と算出される。よって、推定発電量WbとWcとの間に有意に差はないとの誤解を生む可能性を未然に回避することができる。
(実施の形態の変形例2)
次に、指標の算出方法の変形例について説明する。この算出方法は、日射量、雲量などの各指標だけでなく、各指標が他の指標から受ける作用(以降、「相互作用」ともいう)も併せて考慮するものである。これにより、提示装置1は、複数の指標の相互の影響の大きさをユーザに提示することができる。
本変形例では、記憶部10は、複数の現象それぞれについて、当該現象の度合いを示す物理量を記憶している。
発電量推定部20は、複数の物理量それぞれについて、当該物理量により示される度合いで生ずる現象の下での太陽光発電装置の発電量である第一発電量を推定する。また、発電量推定部20は、複数の物理量それぞれについて、当該物理量により示される度合いで生ずる現象と、複数の物理量のうち当該物理量を除く物理量により示される度合いで生ずる現象との両方が生ずる下での太陽光発電装置の発電量である第二発電量を推定する。
指標算出部30は、発電量推定部20が推定した第一発電量及び第二発電量それぞれの基準発電量に対する指標を算出する。
図9は、本変形例における提示部40による指標の提示の態様を示す説明図である。
指標算出部30は、基準発電量を上記(式1)で算出するのに代えて、以下の(式6)により算出する。
基準発電量T
=発電容量定格
×(傾斜面日射量×(ka+kb×(100−湿度)+kc×(100−雲量))
+kd×(100−湿度)+ke×(100−雲量)
+kf×(100−湿度)×(100−雲量)) (式6)
このとき、基準発電量Tは、日射量、湿度、及び雲量それぞれのみにより変動する部分、及び、日射量、湿度、及び雲量のうちの2つにより変動する部分の和として(式7)〜(式13)のように表現される。
T=Ta+Tb+Tc+Td+Te+Tf (式7)
ここで、
Ta=発電容量定格×傾斜面日射量×ka (式8)
Tb=発電容量定格×傾斜面日射量×kb×(100−湿度) (式9)
Tc=発電容量定格×傾斜面日射量×kc×(100−雲量) (式10)
Td=発電容量定格×kd×(100−湿度) (式11)
Te=発電容量定格×ke×(100−雲量) (式12)
Tf=発電容量定格×kf×(100−湿度)×(100−雲量) (式13)
ここで、Ta、Td、及びTeは、それぞれ、特定時点の発電量に対して日射量、湿度、及び雲量がどの程度の影響を及ぼしているかを示している。Tbは、特定時点の発電量に対して日射量及び湿度がどの程度の影響を及ぼしているかを示している。Tcは、特定時点の発電量に対して日射量及び雲量がどの程度の影響を及ぼしているかを示している。Tfは、特定時点の発電量に対して湿度及び雲量がどの程度の影響を及ぼしているかを示している。
また、係数ka、kb、kc、kd、ke、及びkfは、それぞれ、傾斜面日射量、傾斜面日射量と湿度との積、傾斜面日射量と雲量との積、湿度、雲量、及び、湿度と雲量との積の変化に対する発電量の変化の割合を示す係数である。
提示部40は、上記のように算出された指標Ta〜Tfを図9に示される態様で提示する。
図9では、雲量指標、日射量指標、及び湿度指標の軸が縦方向及び横方向に設定されており、縦方向で示される指標と、横方向で示される指標との両方が特定時点の発電量に対してどの程度の影響を及ぼしているかを示している。
ここで、縦方向と横方向とで同一の項目で示される指標、つまり、図9における値V1、V5、及びV9は、それぞれ、雲量指標、日射量指標、及び湿度指標である。そして、縦方向と横方向とで異なる項目で示される指標、つまり、図9における値V2、V3、V4、V6、V7、及びV8は、縦方向で示される指標と、横方向で示される指標との相互作用が、特定時点の発電量に対してどの程度の影響を及ぼしているかを示している。例えば、値V2は、雲量及び日射量の相互作用が発電量に及ぼす影響を示している。
図9に示される例では、雲量単独による影響(つまり雲量指標)は9であり、雲量及び日射量による影響は3であり、雲量及び湿度による影響は2であることが示されている。このように、複数の指標を考慮した提示により、ユーザは、複数の指標による相互作用の大きさを把握することができる利点がある。
(実施の形態の変形例3)
次に、指標の提示の態様について、上記実施の形態とは異なる2つの例を説明する。第一の例は、指標をイラストにより提示するものであり、第二の例は、指標をパネルにより提示するものである。
図10は、本変形例における提示部40による指標のイラストによる提示態様を示す説明図である。提示部40は、指標算出部30が算出した日射量指標、雲量指標、及び湿度指標をイラストとして提示している。
ここで、日射量指標、雲量指標、及び湿度指標それぞれのイラストは、表示画面上の上部から下部へ向けてこの順に並んで表示されていることに特徴がある。また、日射量指標、雲量指標、及び湿度指標それぞれが大きいほどより大きな画像(大きな面積を有する画像)が表示される。具体的には、日射量指標が、太陽から出る破線の本数で表わされており、雲量指標及び湿度指標それぞれが左から右へ延びる図形で表わされている。
各指標の並び順は、自然界における太陽、雲、及び、人の居住空間の並び順と同じである。そのため、太陽からの日射のうちの一部が雲によって遮られ、雲により遮られなかった日射のうちの一部が人の居住空間における湿度の影響によって遮られて、最終的に発電パネルに到達する、という自然現象の一連の流れがこのイラストに再現されていると言える。
図11は、本変形例における提示部40による指標のパネルによる提示態様を示す説明図である。提示部40は、指標算出部30が算出した日射量指標、雲量指標、及び湿度指標を、図10とは異なる提示態様で示すものである。具体的には、図11において、提示部40は、指標算出部30が算出した日射量指標、雲量指標、及び湿度指標を、配列された矩形のパネルとして提示している。
図12及び図13は、本変形例における提示部40による指標のイラストによる提示態様の具体例を示す説明図である。図12を参照しながら、日射量、雲量、及び湿度の具体例と、その場合に提示部40が提示する画像について説明する。
図12の(a)は、冬季を除く良く晴れた日の日射量等の指標と、発電量の指標とを示した画像である。日射量(5)が比較的大きく、雲量(1)及び湿度(1)が比較的小さいことから、比較的強い日射が雲などによって遮られることなく太陽光発電装置に到達することで、発電量(5)が比較的大きいことが示されている。また、上記の事柄がイラストによっても表現されており、ユーザが直観的に理解しやすい利点がある。
図12の(b)は、雲や水蒸気によって日射が遮られる日の日射量等の指標と、発電量の指標とを示した画像である。日射量(4)が比較的大きいこと、及び、雲量(5)及び湿度(5)が比較的大きいことから、比較的大きい日射が雲等によって遮られた結果、太陽光発電装置に到達する光量が比較的小さいことが示されている。発電量の指標は1となっている。
図12の(c)は、冬季の良く晴れた日の日射量等の指標と、発電量の指標とを示した画像である。日射量(2)が中程度であり、雲量(2)及び湿度(2)も中程度であることから、中程度の強度の日射が雲などによって一部遮られた結果、太陽光発電装置に到達する光量が一部削減されることが示されている。発電量の指標は3となっている。
日射量、雲量、及び湿度の指標と発電量の指標を、図12では、1〜5の数値で表しているが、図13に示すように、「少」「やや少」「普通」「やや多」「多」、あるいは、「小」「やや小」「中」「やや大」「大」といった表現で表してもよい。また、雲量と湿度は、日射を遮り、発電量を減少させるものであり、雲量と湿度以外の指標、すなわち、日射量と発電量の指標を太枠で囲むなど強調するとよい。
また、図13に示すように、日射量、雲量、及び湿度の指標と発電量の指標を踏まえて、ユーザの生活行動等に関するアドバイスを提示してもよい。
図13の(a)では、日射量が比較的大きく、発電量も比較的大きいことから、「本日はたくさん発電される見込みですので、本日中に洗濯など家事をまとめてやってみてはいかがでしょう。」といったアドバイスを提示することで、電力収支の最適化を意図し、発電した電気の有効活用をユーザに促すことができる。
図13の(b)では、日射量は比較的大きいが、雲量及び湿度も比較的大きいことから、日射が多く遮られ、発電量の指標は比較的小さく、ユーザーに対して、「発電量があまり多く見込めないので、本日は家電の利用を無理のない範囲で少し控えてみてはいかがでしょうか。」といったアドバイスを提示することで、電力収支の最適化を意図し、節電をユーザに促すことができる。
図13の(c)では、日射量は中程度であり、発電量の指標も中程度であり、「発電量は、まずまずの見込みでしょう。」といった定性的な表現を提示するとよい。
図14は、本変形例における提示部40による指標のカレンダー形式による提示態様を示す説明図である。
図14のように、日射量、雲量、及び湿度の指標と発電量の指標の日々の推移を1週間、2週間、1ヶ月といった一定期間について提示することで、ユーザは生活行動等の予定を考える上で参考にすることができる。
このように、日射量指標、雲量指標、及び湿度指標それぞれのパネルの配置の並び順は、上記イラストにおける並び順と同様である。パネルによる表示により、各指標の大きさがより明確にユーザに伝達される利点がある。
このような表示態様により、ユーザは、自然現象の一連の流れになぞらえて、推定発電量が何によって影響を受けているかを直観的に知ることができる利点がある。仮に雲の下に太陽が配置されていると、太陽からの日射のうちの一部が雲によって遮られるという自然現象が再現されているとは言えず、ユーザにとって理解しがたい表示態様となり不便である。
なお、ユーザによる直観的な理解がなされると、例えば、現在の現実の発電量が、推定される現在の発電量より有意に小さい場合にパネルの故障の可能性を検討したり、より多くの発電量を得るための施策を検討したりする行動につなげることができる利点もある。
(実施の形態の変形例4)
次に、上記実施の形態における提示装置が、複数の装置を備える提示システムとして構成される例を説明する。
図15は、本変形例における提示システム80の機能ブロックを示すブロック図である。
図15に示されるように、提示システム80は、サーバ82と提示装置1Aとを備える。サーバ82と提示装置1Aとは、通信回線により通信可能に接続されており、上記実施の形態における提示装置1の機能ブロックを分担して備える。通信回線は、どのようなものであってもよく、具体的には、固定電話回線、携帯電話回線、データ通信回線、又は、これらを組み合わせたネットワークなどにより実現される。
具体的には、サーバ82は、記憶部10と、発電量推定部20と、指標算出部30とを備える。上記の各構成要素は、実施の形態1における同名の構成要素と同じであるので詳細な説明を省略する。
また、提示装置1Aは、提示部40を備える。提示部40は、実施の形態1における提示部40と同じであるので詳細な説明を省略する。
上記のサーバ82と提示装置1Aとにより、実施の形態1における提示装置1と同様の機能を発揮する。なお、サーバ82と提示装置1Aとの機能分担は、上記の他の態様もあり得る。具体的には、例えば発電量推定部20及び指標算出部30の一方又は両方が提示装置1Aに備えられてもよい。
図16は、本変形例における提示システム80の処理の一例を示すフロー図である。
ステップS1(取得ステップ)において、サーバ82は、日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する。雲量、湿度に関する気象データ12、日射量に関する日射データ14は、気象データの提供サービスを行うサービサー、またはサービサーから提供されたデータを管理する管理サーバ50等から取得したものである。
ステップS2(気象評価ステップ)において、サーバ82は、予め定められた閾値に基づいて前記気象情報の段階評価を行う。
ステップS3(予測ステップ)において、サーバ82は、太陽光発電装置の発電量を予測する。
ステップS4(発電量評価ステップ)において、サーバ82は、太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う。
ステップS5(情報生成ステップ)において、サーバ82は、気象評価ステップにおける段階評価で得られた評価値と、発電量評価ステップにおける段階評価で得られた評価値とを示す情報を生成する。ここで、生成される情報は、例えば画像又は音の形式の情報であるが、これらに限られない。このように生成された情報は、例えば提示装置1Aに提供され、提示装置1A(提示部40)により提示され得る。生成された情報が画像の形式であれば、提示部40は表示画面により当該画像を表示し、生成された情報が音の形式であれば、提示部40はスピーカにより当該音を出力する。
これにより、提示システム80は、太陽光発電装置による発電量の妥当性の判断の根拠となる情報を提示することができる。なお、この処理フローは、実施の形態、及び、各変形例にも適用され得る。
以下、本発明の一態様に係る提示装置1の構成及び効果等について示す。
本発明の一態様に係る方法は、日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する取得ステップ(ステップS1)と、予め定められた閾値に基づいて気象情報の段階評価を行う気象評価ステップ(ステップS2)と、太陽光発電装置の発電量を予測する予測ステップ(ステップS3)と、太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う発電量評価ステップ(ステップS4)と、気象評価ステップにおける段階評価で得られた評価値と、発電量評価ステップにおける段階評価で得られた評価値とを示す情報を生成する情報生成ステップとを含む。
これによれば、提示装置1は、太陽光発電装置の発電量を変化させ得る現象が、この発電量にどの程度の影響を及ぼしているかを示す評価値をユーザに提示する。ユーザは、この評価値を提示されることで、太陽光発電装置の発電量がどのような現象からの影響を受けているのかを直観的に知ることができる。このように、提示装置1は、太陽光発電装置による発電量の妥当性の判断の根拠となる情報を提示することができる。
推定発電量が例えばユーザの意図に反して小さい(又は大きい)ときに、ユーザがその要因を判断するための判断材料を提供することができる。仮に、推定発電量がどのような現象からの影響を受けているのかを示す情報が得られない場合、ユーザは、発電量を向上させるために何をしたらよいかを具体的に判断することができず、誤った行動をとる可能性がある。例えば、雲量が大きいことが原因で推定発電量が小さい状況において、発電量を向上させるために太陽光発電装置を買い替えてしまうという、必ずしも発電量の向上に結び付かない行動をとってしまうおそれがある。そこで、提示装置1が、太陽光発電装置による発電量の妥当性の判断の根拠となる情報を提示することで、発電量を向上させるための適切な行動をユーザに促すことができる。
また、情報生成ステップでは、気象評価ステップにおける段階評価で得られた評価値を示す情報は、当該評価値が大きいほど大きな画像であってもよい。
これによれば、提示装置1が提示する評価値の大小と、画像の寸法の大小とが一致する。よって、ユーザは、提示された画像から評価値をより直観的に知ることができる。
また、情報生成ステップでは、気象評価ステップにおける段階評価で得られた評価値を示す情報は、当該評価値が大きいほど濃い色の画像であってもよい。
これによれば、提示装置1が提示する評価値の大小と、画像の濃淡とが一致する。よって、ユーザは、提示された画像の濃淡から評価値をより直観的に知ることができる。
また、本発明の一態様に係るサーバ82は、日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する取得部(発電量推定部20の一機能、及び、指標算出部30の一機能)と、予め定められた閾値に基づいて気象情報の段階評価を行う気象評価部(指標算出部30の一機能)と、太陽光発電装置の発電量を予測する予測部(発電量推定部20の一機能)と、太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う発電量評価部(発電量推定部20の一機能)と、気象評価部による段階評価で得られた評価値と、発電量評価部による段階評価で得られた評価値とを示す情報を生成する情報生成部(指標算出部30の一機能)とを備える。
これによれば、提示装置1は、上記と同様の効果を奏する。
また、本発明の一態様に係るプログラムは、上記の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これによれば、提示装置1は、上記と同様の効果を奏する。
また、本発明の一態様に係る端末(提示装置1)は、日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する取得部(発電量推定部20の一機能、及び、指標算出部30の一機能)と、予め定められた閾値に基づいて気象情報の段階評価を行う気象評価部(指標算出部30の一機能)と、太陽光発電装置の発電量を予測する予測部(発電量推定部20の一機能)と、太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う発電量評価部(発電量推定部20の一機能)と、気象評価部による段階評価で得られた評価値と、発電量評価部による段階評価で得られた評価値とを示す情報を生成する情報生成部(指標算出部30の一機能)と、情報生成部が生成した情報を提示する提示部40とを備える。
これによれば、端末は、上記と同様の効果を奏する。
また、本発明の一態様に係る提示装置1は、太陽光発電装置の発電量に関する情報を提示する提示装置1であって、太陽光発電装置の発電量を変化させる複数の現象のそれぞれの度合いをそれぞれが示す複数の物理量を記憶している記憶部10と、複数の物理量のうち一の物理量により示される度合いで生ずる一の現象の下での太陽光発電装置の発電量を推定する発電量推定部20と、上記一の現象が所定の度合いで生ずると仮定した場合の太陽光発電装置による発電量である基準発電量を取得し、発電量推定部20が推定した発電量の基準発電量に対する指標を算出する指標算出部30と、指標算出部30が算出した指標を提示する提示部40とを備える。
これによれば、提示装置1は、太陽光発電装置の発電量を変化させ得る現象が、この発電量にどの程度の影響を及ぼしているかを示す指標をユーザに提示する。この指標は、この現象の度合いを直接に示すものではなく、この現象が発電量に及ぼしている影響を示すものである。ユーザは、この指標を提示されることで、推定発電量がどのような現象からの影響を受けているのかを直観的に知ることができる。このように、提示装置1は、太陽光発電装置による発電量の妥当性の判断の根拠となる情報を提示することができる。
また、指標算出部30は、発電量推定部20が推定した発電量が、予め定められた発電量の複数の区分のうちのどの区分に含まれるかを示す情報を、上記指標として算出してもよい。
これによれば、提示装置1は、基準発電量を上限とした複数の区分のうちのどの区分に推定発電量が含まれるかを提示する。提示される情報が区分であることで、ユーザは、推定発電量がどのような現象からどの程度の影響を受けているのかについての傾向を、より直観的に知ることができる。
また、指標算出部30は、(a)現象の度合いが大きくなるほど太陽光発電装置の発電量を増加させる現象については発電量推定部20が推定した発電量が大きいほど大きな数値を、(b)現象の度合いが大きくなるほど太陽光発電装置の発電量を低下させる現象については発電量推定部20が推定した発電量が小さいほど大きな数値を、上記指標として算出してもよい。
これによれば、提示装置1が提示する指標を示す数値の大小と、現象の度合いの大小とが一致する。よって、ユーザは、提示された指標から現象の度合いをより直観的に知ることができる。
また、提示部40は、指標算出部30が算出した指標が大きいほど大きな画像によって、指標を表示画面に表示することで、上記提示をしてもよい。
これによれば、提示装置1が提示する指標を示す画像の大きさの大小と、推定発電量の大小とが一致する。よって、ユーザは、提示された指標から発電量の大きさをより直観的に知ることができる。
また、提示部40は、指標算出部30が算出した指標が大きいほど濃い色の画像によって、指標を表示画面に表示することで、上記提示をしてもよい。
これによれば、提示装置1が提示する指標を示す画像の色の濃さと、推定発電量の大小とが一致する。よって、ユーザは、提示された指標から発電量の大きさをより直観的に知ることができる。
また、提示部40は、現象の度合いが大きくなるほど発電量を増加させる現象についての指標と、現象の度合いが大きくなるほど発電量を低下させる現象についての指標とを、異なる表示態様で表示画面に表示することで、上記提示をしてもよい。
これによれば、提示装置1が提示する指標の提示の態様により、その指標が発電量に与える影響の方向性を示すことができる。よって、ユーザは、提示された指標から発電量の大きさをより直観的に知ることができる。
また、発電量推定部20は、(a)複数の物理量それぞれについて、当該物理量により示される度合いで生ずる現象の下での太陽光発電装置の発電量である第一発電量を推定するとともに、(b)複数の物理量それぞれについて、当該物理量により示される度合いで生ずる現象と、複数の物理量のうち当該物理量を除く物理量により示される度合いで生ずる現象との両方が生ずる下での太陽光発電装置の発電量である第二発電量を推定し、指標算出部30は、発電量推定部20が推定した第一発電量及び第二発電量それぞれの基準発電量に対する指標を算出してもよい。
これによれば、提示装置1は、複数の現象による相互作用が太陽光発電装置の発電量に与える影響を示す指標を提示する。ユーザは、複数の現象による相互作用が発電量に与える影響の大きさを知ることができる。
また、複数の物理量は、日射量、雲量、及び湿度を含み、提示装置1は、日射量に対応する指標、雲量に対応する指標、及び、湿度に対応する指標を表示画面内の上部から下部へ向けて順に表示することで、上記提示をしてもよい。
これによれば、ユーザは、自然現象の一連の流れになぞらえて、推定発電量が何によって影響を受けているかを直観的に知ることができる。
また、提示装置1は、複数の物理量は、雲量、湿度、日射量、気温、風速、風向、降水量、又は気圧を含んでもよい。
これによれば、提示装置1は、雲量、湿度、日射量、気温、風速、風向、降水量、又は気圧を物理量として用いてより具体的に提示を行うことができる。
また、提示装置1は、複数の物理量は、太陽光発電装置が備える発電パネルの発電容量定格、型番、設置場所、設置角度、方位、経年劣化の度合い、及び、設置年数、発電パネルに照射される太陽光の遮蔽物による遮蔽の度合い、並びに、太陽光発電装置が備えるパワーコンディショナの経年劣化の度合い及び設置年数を含んでもよい。
これによれば、提示装置1は、太陽光発電装置が備える発電パネルの容量、設置場所、設置角度、方位、経年劣化の度合い、及び、設置年数、発電パネルに照射される太陽光の遮蔽物による遮蔽の度合い、並びに、太陽光発電装置が備えるパワーコンディショナの経年劣化の度合い及び設置年数を、物理量として用いてより具体的に提示を行うことができる。
本発明の一態様に係る制御方法は、太陽光発電装置の発電量に関する情報を提示する、提示装置1の制御方法であって、太陽光発電装置の発電量を変化させる複数の現象のそれぞれの度合いをそれぞれが示す複数の物理量を記憶している記憶部10を参照して、複数の物理量のうち一の物理量により示される度合いで生ずる一の現象の下での太陽光発電装置の発電量を推定する発電量推定ステップと、一の現象が所定の度合いで生ずると仮定した場合の太陽光発電装置による発電量である基準発電量を取得し、発電量推定ステップで推定した発電量の基準発電量に対する指標を算出する指標算出ステップと、指標算出ステップで算出した指標を提示する提示ステップとを含む。
これによれば、提示装置1と同様の効果を奏する。
本発明の一態様に係るプログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
これによれば、提示装置1と同様の効果を奏する。
(その他)
以上、本発明に係る提示装置等について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A 提示装置
20 発電量推定部
30 指標算出部
40 提示部
82 サーバ

Claims (7)

  1. 日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する取得ステップと、
    予め定められた閾値に基づいて前記気象情報の段階評価を行う気象評価ステップと、
    太陽光発電装置の発電量を予測する予測ステップと、
    前記太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した前記太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う発電量評価ステップと、
    前記気象評価ステップにおける前記段階評価で得られた第一評価値と、前記発電量評価ステップにおける前記段階評価で得られた第二評価値とを示す情報を生成する情報生成ステップとを含み、
    前記情報生成ステップでは、
    (a)一の向きに延びて又は並んで配置される1以上の第一図形であって、前記第一評価値が大きいほど、前記1以上の第一図形の合計面積がより大きな第一図形と、(b)前記一の向きに延びて又は並んで配置される1以上の第二図形であって、前記第二評価値が大きいほど、前記1以上の第二図形の合計面積がより大きな第二図形と、を含む前記情報を生成する
    方法。
  2. 前記情報生成ステップでは、
    所定位置に配置された前記第一図形と、前記第一図形より下方に配置された前記第二図形とを含む前記情報を生成する
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記情報生成ステップでは、
    前記第一図形において、前記気象評価ステップで前記気象情報としての日射量の段階評価で得られた日射量評価値を示す日射量図形と、前記気象情報としての雲量の段階評価で得られた雲量評価値を示す雲量図形とが配置される際には、前記日射量図形が前記雲量図形より上方に配置された前記情報を生成し、
    前記日射量図形と、前記気象情報としての湿度の段階評価で得られた湿度評価値を示す湿度図形とが配置される際には、前記日射量図形が前記湿度図形より上方に配置された前記情報を生成し、
    前記雲量図形と前記湿度図形とが配置される際には、前記雲量図形が前記湿度図形より上方に配置された前記情報を生成する
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記情報生成ステップでは、
    前記気象評価ステップにおける前記段階評価で得られた評価値を示す情報は、当該評価値が大きいほど濃い色の画像である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する取得部と、
    予め定められた閾値に基づいて前記気象情報の段階評価を行う気象評価部と、
    太陽光発電装置の発電量を予測する予測部と、
    前記太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した前記太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う発電量評価部と、
    前記気象評価部による前記段階評価で得られた第一評価値と、前記発電量評価部による前記段階評価で得られた第二評価値とを示す情報を生成する情報生成部とを備え
    前記情報生成部は、
    (a)一の向きに延びて又は並んで配置される1以上の第一図形であって、前記第一評価値が大きいほど、前記1以上の第一図形の合計面積がより大きな第一図形と、(b)前記一の向きに延びて又は並んで配置される1以上の第二図形であって、前記第二評価値が大きいほど、前記1以上の第二図形の合計面積がより大きな第二図形と、を含む前記情報を生成する
    サーバ。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 日射量、雲量、及び湿度を含む複数の物理量のうち少なくともひとつに関する気象情報を取得する取得部と、
    予め定められた閾値に基づいて前記気象情報の段階評価を行う気象評価部と、
    太陽光発電装置の発電量を予測する予測部と、
    前記太陽光発電装置の基準発電量に基づいて、予測した前記太陽光発電装置の発電量の段階評価を行う発電量評価部と、
    前記気象評価部による前記段階評価で得られた第一評価値と、前記発電量評価部による前記段階評価で得られた第二評価値とを示す情報を生成する情報生成部と、
    前記情報生成部が生成した情報を提示する提示部とを備え
    前記情報生成部は、
    (a)一の向きに延びて又は並んで配置される1以上の第一図形であって、前記第一評価値が大きいほど、前記1以上の第一図形の合計面積がより大きな第一図形と、(b)前記一の向きに延びて又は並んで配置される1以上の第二図形であって、前記第二評価値が大きいほど、前記1以上の第二図形の合計面積がより大きな第二図形と、を含む前記情報を生成する
    端末。
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