JP6589877B2 - 交流電力調整器及び交流電力調整器の制御方法 - Google Patents

交流電力調整器及び交流電力調整器の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器に関する。
商用の交流電源の電圧(実効値)が所定の値(例えば200V)であるのに対し、種々の電気機器(負荷)にはそれぞれに適した電源電圧があり、従って、商用の交流電源の電圧を調整して負荷に供給する交流電力調整器が利用されている。
このような電力調整器として、スイッチング素子による高周波スイッチングにより、パルス幅変調(PWM)を行い、出力電圧の振幅を制御する(0%〜100%の任意の電圧を出力する)ものがある。
このようなPWM制御方式の交流電力調整器に関する従来技術が特許文献1によって開示されている。
特開2003−348843
従来の電力調整器において、図8にその一例を示したように、スイッチング素子Q1、Q2をスパイク電圧から保護するための保護回路(スナバ回路。図8では、RCDスナバ回路を例としている)151、152が設けられているが、このスナバ回路151、152によって、装置の電源オン時に、負荷3において、意図しない電圧が発生してしまうものであった。
即ち、交流電力調整器100において、スタンバイ時等の負荷3に対する電源出力をしない状態では、転流回路160(スイッチング素子Q3、Q4)をオンとすることにより、負荷3の両端を短絡し、負荷に電圧が生じることを抑止しているが、交流電力調整器100自体の立ち上げ時(電源接続時等)においては、マイコン132がスイッチング素子Q3、Q4に対する制御信号をまだ出力することができず、従ってスイッチング素子Q3、Q4をオンにできない状態が生じ得る。この状態では、図8に示されるように、スナバ回路151を介して電流が流れ、負荷に電圧を生じさせてしまうものであり、このような、予定されない電圧の発生は好ましいものではなかった。
本発明は、上記の点に鑑み、スイッチング素子をスパイク電圧から保護するための保護回路(スナバ回路)を備える交流電力調整器であって、その立ち上げ時において、負荷における予定されない電圧の発生を抑止することが可能な交流電力調整器を提供することを目的とする。
(構成1)
入力交流電源をスイッチングして櫛形波形を生成するスイッチング回路と、前記スイッチング回路の動作制御の信号を生成する制御信号生成回路と、前記スイッチング回路と負荷との間に設けられる平滑回路と、前記スイッチング回路をスパイク電圧から保護する保護回路と、を備えることにより、入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器であって、前記負荷と並列に接続されるノーマリーオンのスイッチ回路を備えることを特徴とする交流電力調整器。
(構成2)
前記スイッチ回路が、前記負荷に対して電力を出力する出力端子間に設けられることを特徴とする構成1に記載の交流電力調整器。
(構成3)
前記平滑回路がLC回路であり、当該平滑回路のインダクタンスと、前記負荷との還流路をオン・オフする転流回路を備え、装置の立ち上げ時において、前記転流回路により前記還流路をオンした後に、前記スイッチ回路をオフ制御することを特徴とする構成1又は構成2に記載の交流電力調整器。
(構成4)
入力交流電源をスイッチングして櫛形波形を生成するスイッチング回路と、前記スイッチング回路の動作制御の信号を生成する制御信号生成回路と、前記スイッチング回路をスパイク電圧から保護する保護回路と、前記スイッチング回路と負荷との間に設けられるLC回路と、前記LC回路のインダクタンスと前記負荷との還流路をオン・オフする転流回路と、を備えることにより、入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器において、前記負荷と並列に接続されるノーマリーオンのスイッチ回路を設け、装置の立ち上げ時において、前記転流回路により前記還流路をオンした後に、前記スイッチ回路をオフ制御することを特徴とする交流電力調整器の制御方法。
本発明の交流電力調整器によれば、ノーマリーオンのスイッチ回路が負荷と並列に接続されることにより、電源投入時の装置の立ち上げ時において負荷に対して予定されない電圧が印加されることを抑止することができる。
本発明に係る交流電力調整器の概略回路構成図 本発明に係る交流電力調整器の動作フェーズごとの説明図(正極性) 本発明に係る交流電力調整器の動作を説明する図(正極性) 実施形態の交流電力調整器の本発明に係る処理の概略を示すフローチャート 本発明に係る交流電力調整器の動作を説明する図(正極性) 本発明に係る処理の概略を示す別のフローチャート 本発明に係るノーマリーオンのスイッチ回路の接続可能な位置を例示する図 従来の交流電力調整器の動作を説明する図(正極性)
以下、本発明の実施態様について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するものではない。
図1は、本発明に係る交流電力調整器1の概略回路構成図である。先ず、図1に基づいて、本実施形態の交流電力調整器1の構成を説明する。
本実施形態の交流電力調整器1は、その入力端111・112に商用電源(入力交流電源)2が、出力端181・182に負荷3がそれぞれ接続され、商用電源2から供給される電力を負荷3に対して可変出力するものである。
交流電力調整器1は、インダクタンス121とキャパシタンス122からなる入力フィルタと、入力交流電源をスイッチングして櫛形波形を生成する櫛形波形生成回路140と、櫛形波形生成回路140に備えられるスイッチング素子Q1、Q2をそれぞれスパイク電圧から保護するための保護回路であるスナバ回路151、152と、出力側のインダクタンス171に蓄積されたエネルギーに基づく還流路を形成するための転流回路160と、インダクタンス171とキャパシタンス172からなる平滑回路170と、負荷3と並列に接続されるスイッチRL1と、櫛形波形生成回路140及び転流回路170のスイッチング制御や、スイッチRL1に対するオン・オフ制御を行うマイコン132と、マイコン132への電源供給を行う電源回路131と、等を備える。
マイコン132は、櫛形波形生成回路140及び転流回路160に備えられる各スイッチング素子(本実施形態ではMOSFET)の動作制御の信号を生成するもの(制御信号生成回路)であり、また、スイッチRL1(スイッチ回路)に対するオン・オフ制御も行う。
スイッチRL1は、例えばリレーから構成されるノーマリーオンのスイッチであり、負荷3が接続される出力端181・182の間に設けられる。
従って、マイコン132からの制御信号が無い状態においては常に負荷3の両端を短絡することとなる。
櫛形波形生成回路140は、MOSFETによって構成されるスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q2が、それぞれのソースが接続されることで直列に接続されて形成される。スイッチング素子Q1のドレインが商用電源2(入力端111)とインダクタンス121を介して接続され、スイッチング素子Q2のドレインが負荷3(出力端181)とインダクタンス171を介して接続され、スイッチング素子Q1、Q2の双方のゲートがマイコン132と接続される。これにより、櫛形波形生成回路140は、商用電源2と負荷3との間の電源供給ライン上に設けられて、これをスイッチングする。
転流回路160は、MOSFETによって構成されるスイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4が、それぞれのソースが接続されることで直列に接続されて形成される。スイッチング素子Q3のドレインが負荷3(出力端181)とインダクタンス171を介して接続され、スイッチング素子Q4のドレインが負荷3(出力端182)に接続され、スイッチング素子Q3、Q4のゲートがマイコン132とそれぞれ接続される。これにより、転流回路160は、インダクタンス171と負荷3との間の還流路を形成(オン・オフ)する。
スナバ回路151、152は、スイッチング素子Q1、Q2のオフ制御時において生じる逆起電力(スパイク電圧)からスイッチング素子Q1、Q2を保護する回路であり、本実施形態においては、抵抗とキャパシタンスとダイオードからなるRCDスナバ回路を例としている。
次に、本実施形態の交流電力調整器1の負荷への電力供給動作について、図2のタイミングチャートを参照しつつ説明する。
図2に示されるごとく、本実施形態の交流電力調整器1は入力となる交流電源(商用電源2)を櫛形波形生成回路140(Q1,Q2)によってスイッチングすることにより、0%〜100%の任意の電圧を負荷3に対して出力するものである。即ち、図2のタイミングチャートにおいて、拡大図(下図)における(1)の期間において、商用電源2と負荷3との間の電源供給ラインが導通となり、(2)〜(4)の期間ではオープンとされるものであり、このオン・オフのデューティー比に基づいて、0%〜100%の任意の電圧を負荷3に対して出力するものである。
図2の下図は、交流電源(商用電源2)が正の成分である際における各スイッチング素子Q1〜Q4の動作を示すタイミングチャートである(図2の上図の一部を拡大する図)。図中の期間(1)では、スイッチング素子Q1及びQ2がONに制御され、スイッチング素子Q3はOFFに、スイッチング素子Q4はONに制御される。これにより、商用電源2と負荷3との間の電源供給ラインが導通となる。
期間(3)では、スイッチング素子Q1がOFFに、スイッチング素子Q2がONにそれぞれ制御され、スイッチング素子Q3及びQ4がONに制御されることにより、商用電源2と負荷3との間の電源供給ラインはオープンとなり、一方、インダクタンス171と負荷3との間の還流路が導通され、期間(1)においてインダクタンス171に蓄積されていたエネルギーが放出される。
ここで、スイッチング素子Q1〜Q4の動作制御が理想的に行われれば、上記の期間(1)と期間(3)の繰り返しにて動作可能なものであるが、実際にはスイッチング素子Q1〜Q4のオン・オフ制御を厳密に行うことは困難である。その結果、期間(1)から期間(3)への移行時に、スイッチング素子Q1のOFF制御が、スイッチング素子Q3のON制御より遅れてしまった場合、スイッチング素子Q1〜Q4が全てONとなる状態が生じてしまうおそれがある。
そこで、期間(1)と期間(3)の間に、スイッチング素子Q3をOFF状態に保つ期間(2)と期間(4)を設けている。
期間(2)及び期間(4)では、スイッチング素子Q1がOFFに、スイッチング素子Q2がONにそれぞれ制御され、スイッチング素子Q3はOFFに、スイッチング素子Q4はONに制御される。スイッチング素子Q3がOFFであっても、スイッチング素子Q3が有する寄生ダイオードを介してインダクタンス161と負荷3との間の還流路が導通され、期間(1)においてインダクタンス161に蓄積されたエネルギーが放出される。一方、スイッチング素子Q3がOFFであることにより、仮にスイッチング素子Q1のOFF制御が遅れても(ON状態であっても)、スイッチング素子Q1〜Q4の経路の短絡が起こることがないものである。
なお、上記説明は、交流電源(商用電源2)が正の成分である際における各スイッチング素子Q1〜Q4の動作を説明するものであるが、交流電源(商用電源2)が負成分である際についても、極性が異なる(結果として、スイッチング素子Q3とQ4の役割が入れ換わる)だけで概念的には同一である。
このような、負荷に対する電力の可変供給動作を行う交流電力調整器であるが、図8に示したごとく、従来の交流電力調整器100においては、交流電力調整器100を商用電源2に接続する際に、負荷3に意図しない電圧が生じてしまうものであった。
即ち、図8に示されるように、スナバ回路151に備えられたキャパシタンスに対する充電電流が流れてしまうため(Q2は、寄生ダイオードによって導通)、これに基づき負荷3に意図しない電圧が生じてしまうものである(なお、図8では正極性の場合を示しているが、負極性の場合は、スナバ回路152に備えられたキャパシタンスに対する充電電流と、Q1の寄生ダイオードによって図8とは逆の電流が流れ、負荷3に意図しない電圧が生じる)。
転流回路160(スイッチング素子Q3とQ4)をオン状態にできれば、負荷3に電圧が生じないようにすることができるが、交流電力調整器100を商用電源2に接続した直後は、マイコンの立ち上げ処理などにかかる時間があり、その間においては、マイコン132から各スイッチング素子への制御信号を出力することができず、転流回路160(スイッチング素子Q3とQ4)をオン状態にすることができない。
従って、従来の交流電力調整器100においては、交流電力調整器100を商用電源2に接続する際に、負荷3に意図しない電圧が生じてしまうものであった。
これに対し、本実施形態の交流電力調整器1によれば、ノーマリーオンのスイッチRL1が負荷と並列に接続されているため、図3に示したように、交流電力調整器1を商用電源2に接続した直後におけるマイコン132から各スイッチング素子への制御信号を出せない間において、負荷3の両端がスイッチRL1によって短絡され、従って、負荷3に対して予定されない電圧が印加されることを効果的に抑止することができるものである。
加えて、マイコン132の故障等により、各スイッチング素子に制御信号を送出できない状態が発生してしまった場合においても、負荷3に対して予定されない電圧が印加されることを効果的に抑止することができるため(「制御信号を送出できない」ということは、ノーマリーオンのスイッチRL1がオンとなるということであるため)、負荷3を保護することができるものである。
次に、当該電源接続時からのマイコン132における処理の概略(主に本発明に関する部分)について図4のフローチャートを参照しつつ説明する。
交流電力調整器1が商用電源2に接続されると、電源回路131からのマイコン132への電源供給が開始され、マイコン132において起動処理が実行される(S001)。
この際、図3に基づいて上記説明したごとく、負荷3の両端がノーマリーオンのスイッチRL1によって短絡されるため、負荷3に対して予定されない電圧が発生することはない。
マイコン132が立ち上がったことにより、各スイッチング素子に対する制御信号が出せる状態になったら、スイッチング素子Q3、Q4に対してこれをオンとする制御信号を送出する(S002)。これにより、図3からも理解されるように、転流回路160によって負荷3に対して予定されない電圧が発生することを抑止することができるため、スイッチング素子Q3、Q4のオンした後のS003において、スイッチRL1に対してこれをオフとする制御信号を送出する(以後、装置の起動中においてスイッチRL1に対するオフ制御を持続する)。これにより、図5に示したように、仮にスナバ回路151に備えられたキャパシタンスに対する充電電流が流れる状態であったとしても、負荷3において予定されない電圧が発生することはない。
S003より後のS004〜S007は、基本的に従来の交流電力調整器と同様に負荷への電力供給をする動作となる。
即ち、交流電力調整器に接続される外部装置からの信号や、交流電力調整器に設けられている設定装置(手動設定)などにより、出力値の設定および出力指示があった場合には(S004:Yes)、図2に基づいて上記説明した制御によって負荷3に対して電力を出力し(S005)、同様に外部装置からの信号や設定装置(手動設定)などにより、スタンバイ指示(出力停止指示)があった場合には(S006:Yes)、櫛形波形生成回路140(Q1,Q2)をオフとし、転流回路160(Q3、Q4)をオンとした上で、次の出力指示を待つ(S007→S004)。
以上のごとく、本実施形態の交流電力調整器1によれば、ノーマリーオンのスイッチRL1が負荷と並列に接続され、電源接続時にマイコンから制御信号を出せるようになった際に、転流回路160(Q3、Q4)をオンとした後にスイッチRL1をオフとしているため、負荷3に対して予定されない電圧が印加されることを効果的に抑止することができるものである。
なお、本実施形態においては、転流回路160(Q3、Q4)をオンとした後にスイッチRL1をオフとし、以後、装置の起動中においてスイッチRL1に対するオフ制御を持続するものを例としたが、スイッチRL1をオフとする期間は、転流回路160(Q3、Q4)をオンとした後であって、少なくとも負荷に対する電力出力期間中においてオフとするものであればよい。
図6に、このような処理のフローチャートを示した。図4と同様の処理については同一の符号を付している。
図6の処理では、転流回路160(Q3、Q4)をオンした(S002)直後にスイッチRL1をオフするのではなく、電力出力指示があった際に(S004:Yes)、スイッチRL1に対してこれをオフとする制御信号を送出する(S011)。その後、スタンバイ指示(出力停止指示)があった場合に(S006:Yes)、櫛形波形生成回路140(Q1,Q2)をオフとし、転流回路160(Q3、Q4)をオンとし、且つスイッチRL1をオンとする(S012)。なお、スイッチRL1はノーマリーオンの素子であるので、「スイッチRL1をオン制御」とは、スイッチRL1へのオフ制御信号の送出停止である。
このような処理により、より確実に負荷3を保護することができるとともに、スイッチRL1に対する制御信号の送出期間を最小化することができる(低消費電力)。
本実施形態においては、スイッチRL1を出力端181と182の間に設けるものを例としているが、本発明をこれに限るものではなく、例えば図7で示した(1)〜(4)の位置にスイッチRL1を設けるようにしてよい((4)が本実施形態の位置)。なお、(1)と(2)、(3)と(4)はそれぞれ電気的には違いはない。
本実施形態においては、櫛形波形を生成するスイッチング回路を構成するスイッチング素子の例として、MOSFET(及びMOSFETが有する寄生ダイオード)を用いているが、本発明をこれに限るものではなく、機能的に「交流電源から負荷方向にはオン・オフ制御が可能であり、負荷から交流電源方向には常時オン」である第1のスイッチング回路と、「負荷から交流電源方向にはオン・オフ制御が可能であり、交流電源から負荷方向には常時オン」である第2のスイッチング回路であればよく、例えば、トランジスタとそのエミッタ・コレクタ間を接続するダイオードとによって、櫛形波形を生成するスイッチング回路を構成する等してもよい。
また、本実施形態においては、マイコンによって櫛形波形生成回路140、転流回路170に備えられる各スイッチング素子のスイッチング制御と、スイッチRL1に対するオン・オフ制御の双方を行うものを例として説明したが、櫛形波形生成回路140、転流回路170への制御信号を生成する回路と、スイッチRL1への制御信号を生成する回路が別に形成されるようなものであってもよい。また、それぞれ、汎用的なマイコンで制御するものであってもよいし、専用回路にて構成されるものであってもよい。
1...交流電力調整器
2...商用電源(入力交流電源)
3...負荷
132...マイコン(制御信号生成回路)
140...櫛形波形生成回路(櫛形波形を生成するスイッチング回路)
151、152...スナバ回路(保護回路)
160...転流回路
170...平滑回路(LC回路)
171...インダクタンス
181、182...出力端子
RL1...スイッチ(ノーマリーオンのスイッチ回路)

Claims (3)

  1. 入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器であって、
    入力交流電源をMOSFETによってスイッチングして櫛形波形を生成するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路の動作制御の信号を生成する制御信号生成回路と、
    前記スイッチング回路と負荷との間に設けられるLC回路である平滑回路と、
    前記スイッチング回路をスパイク電圧から保護する保護回路と、
    前記平滑回路のインダクタンスと、前記負荷との還流路をオン・オフする転流回路と、
    前記負荷と並列に接続されるノーマリーオンのスイッチ回路と、
    を備え、
    装置の立ち上げ時において、前記転流回路により前記還流路をオンした後に、前記スイッチ回路をオフ制御することを特徴とする交流電力調整器。
  2. 前記転流回路により前記還流路をオンした後であって、且つ、外部装置又は設定装置からの電力出力指示があった後に、前記スイッチ回路をオフ制御することを特徴とする請求項に記載の交流電力調整器。
  3. 入力交流電源をMOSFETによってスイッチングして櫛形波形を生成するスイッチング回路と、前記スイッチング回路の動作制御の信号を生成する制御信号生成回路と、前記スイッチング回路をスパイク電圧から保護する保護回路と、前記スイッチング回路と負荷との間に設けられるLC回路と、前記LC回路のインダクタンスと前記負荷との還流路をオン・オフする転流回路と、を備えることにより、入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器において、
    前記負荷と並列に接続されるノーマリーオンのスイッチ回路を設け、装置の立ち上げ時において、前記転流回路により前記還流路をオンした後に、前記スイッチ回路をオフ制御することを特徴とする交流電力調整器の制御方法。
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