JP6589773B2 - 電動車両 - Google Patents

電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6589773B2
JP6589773B2 JP2016164601A JP2016164601A JP6589773B2 JP 6589773 B2 JP6589773 B2 JP 6589773B2 JP 2016164601 A JP2016164601 A JP 2016164601A JP 2016164601 A JP2016164601 A JP 2016164601A JP 6589773 B2 JP6589773 B2 JP 6589773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
auxiliary
control device
temperature
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016164601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018033256A (ja
Inventor
崇 村田
崇 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016164601A priority Critical patent/JP6589773B2/ja
Publication of JP2018033256A publication Critical patent/JP2018033256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6589773B2 publication Critical patent/JP6589773B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、外部電源から供給される電力を用いて充電可能に構成された駆動用電池と、駆動用電池を加熱するヒータとを備える電動車両に関する。
一般的に、電動車両に備えられる駆動用電池は、外部電源から供給される電力を用いて充電可能に構成される。外部電源が電動車両に接続された状態において駆動用電池が低温環境下で放置されると、駆動用電池の入出力性能(入出力可能電力)が低下し、外部電源による充電時間が長期化することが懸念される。このような点に鑑み、電動車両のなかには、駆動用電池を加熱するヒータを備えるものも存在する。
たとえば特開2012−191781号公報(特許文献1)に開示された電動車両は、駆動用電池から供給される電力を用いて駆動用電池を加熱するヒータと、駆動用電池とは別の補機用電池からの電力供給を受けて起動および作動する制御装置とを含む、昇温システムを備える。制御装置は、外部電源が電動車両に接続された状態での作動中において、駆動用電池温度を監視し、駆動用電池の温度が所定温度以下になった場合に、駆動用電池からヒータへ電力を供給して駆動用電池を加熱する。これにより、外部電源が電動車両に接続された状態において、駆動用電池の温度が所定温度以上に維持されるため、外部電源による充電時間が長期化することが抑制される。
特開2012−191781号公報 特開2012−143026号公報 特開2016−122529号公報
特許文献1に開示された電動車両ではヒータへの電力供給源を駆動用電池としているが、ヒータへの電力供給源を補機用電池とすることも可能である。しかしながら、ヒータへの電力供給源を補機用電池とする場合、補機用電池の蓄電量の低下によって、補機用電池からヒータへの電力供給が途絶し、駆動用電池を加熱することができなくなる可能性がある。特に、昇温システムに含まれる制御装置の消費電力を抑えるために一定時間毎に間欠的に制御装置を起動する場合には、補機用電池の蓄電量の低下によって制御装置を起動できず、駆動用電池温度を監視できなくなる可能性がある。
さらに、補機用電池は一般的に鉛蓄電池であるが、鉛蓄電池には、蓄電量が小さいほど、電解液中の水成分の割合が増加し、電解液が凍結し易くなる特性が存在する。仮に蓄電量の低下に起因して電解液が凍結すると、補機用電池の入出力性能が著しく低下し、ヒータによる駆動用電池の加熱や、制御装置の起動ができなくなることが懸念される。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、駆動用電池を加熱するヒータへの電力供給源を補機用電池とする電動車両において、駆動用電池の加熱を適切に実行可能にすることである。
本開示による制御装置は、外部電源に接続可能な電動車両であって、外部電源から供給される電力を用いて充電可能に構成された駆動用電池と、鉛蓄電電池からなる補機用電池と、補機用電池が接続される補機用電力線と、補機用電力線から供給される電力を用いて駆動用電池を加熱可能に構成されたヒータと、駆動用電池に蓄えられた電力を補機用電力線に出力し、補機用電池を充電可能に構成されたコンバータと、補機用電力線から供給される電力を用いて作動し、ヒータおよびコンバータを制御可能に構成された制御装置とを備える。制御装置は、外部電源が電動車両に接続されている状態において、所定時間毎に間欠的に起動して駆動用電池の温度を監視する監視モードで運転される。制御装置は、監視モードでの作動中に、駆動用電池の温度が所定温度未満であるという条件が成立した場合、コンバータを作動して補機用電池の蓄電量を増加させる。
上記構成によれば、制御装置は、監視モードでの作動中に、駆動用電池の温度が所定温度未満である場合(補機用電池の温度も低く補機用電池の電解液が凍結する可能性がある場合)、コンバータを作動して、鉛蓄電電池からなる補機用電池の蓄電量を増加させる。これにより、駆動用電池の温度が所定温度未満である場合、補機用電池の蓄電量の低下が抑制されることに加えて、補機用電池の蓄電量の低下に起因して補機用電池の電解液が凍結し易くなることも抑制される。そのため、鉛蓄電電池からなる補機用電池の枯渇あるいは電解液凍結によって補機用電池からヒータおよび制御装置への電力供給が途絶することを抑制することができる。その結果、駆動用電池を加熱するヒータへの電力供給源を補機用電池とする電動車両において、駆動用電池の加熱を適切に実行可能にすることができる。
車両の全体構成図である。 制御装置の処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 制御装置の処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態による車両1の全体構成図である。車両1は、高圧系電力線(駆動用電力線)LP1,LN1と、駆動用電池10と、システムメインリレー(以下「SMR」ともいう)11と、監視ユニット12と、DC/DCコンバータ20と、低圧系電力線(補機用電力線)LP2,LN2と、補機用電池30と、監視ユニット31と、ヒータ40と、ヒータ用リレー41と、充電用電力線LCA,LCP,LCNと、充電器50と、充電リレー52と、インレット51と、制御装置100とを備える。
車両1は、駆動用電池10に蓄えられた電力で図示しないモータを作動して車両駆動力を発生する電動車両である。なお、車両1は、駆動力源として上記モータに加えてエンジンを備えてもよい。すなわち、車両1は、電気自動車であってもハイブリッド自動車であってもよい。
駆動用電池10は、モータを作動させるための比較的高い電圧を出力する二次電池である。駆動用電池10は、たとえばリチウムイオン電池セルやニッケル水素電池セルなどを含んで構成される。
高圧系電力線LP1,LN1(正極線LP1および負極線LN1)は、駆動用電池10からモータに電力を供給するための電力線であり、SMR11を介して駆動用電池10に接続される。
SMR11は、制御装置100からの制御信号に応じて開閉される。SMR11が閉じられると、駆動用電池10が高圧系電力線LP1,LN1に接続され、駆動用電池10から高圧系電力線LP1,LN1に電力を供給可能な状態となる。SMR11が開かれると、駆動用電池10が高圧系電力線LP1,LN1から切り離され、駆動用電池10から高圧系電力線LP1,LN1に電力を供給不能な状態となる。
監視ユニット12には、駆動用電池10の温度(以下「駆動用電池温度」ともいう)TB1を検出するセンサ、駆動用電池10の電圧(以下「駆動用電池電圧」ともいう)VB1を検出するセンサ、および駆動用電池10を流れる電流IB1を検出するセンサが含まれる。監視ユニット12は、各センサの検出結果を制御装置100に出力する。なお、図1においては各センサが1つのユニットに収容されているが、各センサは別々に配置されてもよい。
補機用電池30は、車両1の補機(ヒータ40や制御装置100など)を作動させるための比較的低い電圧を出力する二次電池である。本実施の形態による補機用電池30は、電極に鉛を用い、電解液に希硫酸を用いる鉛蓄電電池である。
低圧系電力線LP2,LN2(正極線LP2および負極線LN2)は、補機用電池30から各補機に電力を供給するための電力線であり、補機用電池30に接続される。
監視ユニット31には、補機用電池30の状態、具体的には補機用電池30の温度(以下「補機用電池温度」ともいう)TB2を検出するセンサ、補機用電池30の電圧(以下「補機用電池電圧」ともいう)VB2を検出するセンサ、および補機用電池30を流れる電流IB2を検出するセンサが含まれる。監視ユニット31は、各センサの検出結果を制御装置100に出力する。なお、図1においては各センサが1つのユニットに収容されているが、各センサは別々に配置されてもよい。
DC/DCコンバータ20は、高圧系電力線LP1,LN1間の電圧(高圧系の電圧)を降圧して低圧系電力線LP2,LN2に出力する。これにより、高圧系の電力が低圧系にも供給される。DC/DCコンバータ20は、制御装置100からの制御信号に基づいて制御される。
ヒータ40は、ヒータ用リレー41を介して低圧系電力線LP2,LN2に接続され、低圧系電力線LP2,LN2から供給される電力を用いてジュール熱を発生することによって駆動用電池10を外部から加熱する。
ヒータ用リレー41は、制御装置100からの制御信号に応じて開閉される。ヒータ用リレー41が閉じられると、ヒータ40が低圧系電力線LP2,LN2に接続され、ヒータ40が作動される。ヒータ用リレー41が開かれると、ヒータ40が低圧系電力線LP2,LN2から切り離され、ヒータ40が停止される。
インレット51は、外部電源200のコネクタ201に接続可能に構成される。外部電源200のコネクタ201がインレット51に接続されると、外部電源200からの電力(以下「外部電力」ともいう)がインレット51に入力される。なお、以下では、外部電源200が交流電源である場合について説明するが、外部電源200は直流電源(ソーラシステムあるいは急速DC充電装置など)であってもよい。
充電用電力線LCA,LCP,LCNは、インレット51に入力された外部電力を駆動用電池10に供給するための電力線である。充電用電力線LCAは、インレット51と充電器50とを接続する交流の電力線である。充電用電力線LCP,LCN(正極線LCPおよび負極線LCN)は、充電器50と駆動用電池10とを接続する直流の電力線である。
充電器50は、制御装置100からの制御信号によって制御され、充電用電力線LCAの電力(交流電力)を、駆動用電池10に充電可能な直流電力に変換し、充電用電力線LCP,LCNに出力する。これにより、駆動用電池10が外部電力によって充電される。以下、駆動用電池10を外部電力によって充電することを「外部充電」という。
充電リレー52は、制御装置100からの制御信号に応じて開閉される。充電リレー52が閉じられると、充電器50が駆動用電池10に接続され、外部充電が可能な状態となる。充電リレー52が開かれると、充電器50が駆動用電池10から切り離され、外部充電が不能な状態となる。なお、充電リレー52は、駆動用電池10、監視ユニット12、SMR11、ヒータ40、ヒータ用リレー41とともに、駆動用電池パック内に収容される。
さらに、車両1は、アクセルペダルポジション、車速など、車両1の走行を制御するのに必要な情報を検出する複数のセンサ(いずれも図示せず)を備える。各センサは、検出結果を制御装置100に出力する。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、メモリを含み、当該メモリに記憶された情報や各センサの検出結果などに応じて車両1の各機器を制御する。なお、図1においては、制御装置100を1つのユニットとしているが、機能ごとに分割してもよい。
制御装置100は、外部電源200がインレット51に接続された状態(以下「プラグイン状態」ともいう)において、所定の充電開始条件が成立すると、充電リレー52を閉じるとともに充電器50を作動させて外部充電を開始する。制御装置100は、外部充電によって駆動用電池10の蓄電量が目標値に達した場合に充電器50を停止させて外部充電を終了する。
なお、充電開始条件には、ユーザによって設定された充電開始予定時刻になったという条件が含まれる。すなわち、本実施の形態による制御装置100は、プラグイン状態において、タイマ充電開始時刻に外部充電を自動的に開始するタイマ充電(予約充電)を実行可能に構成される。
<電池温度監視モード>
ユーザは、外部充電を行なう際、外部電源200のコネクタ201をインレット51に接続する操作(以下「プラグイン操作」ともいう)を行なう。また、ユーザは、たとえば外部充電の完了後に車両1を走行させる際、外部電源200のコネクタ201をインレット51から取り外す操作(以下「プラグアウト操作」ともいう)を行なう。プラグイン操作が行なわれてから次にプラグアウト操作が行なわれるまでの期間(プラグイン状態が維持される期間、以下「プラグイン期間」ともいう)は、ユーザは車両1から離れるのが一般的である。
プラグイン期間において駆動用電池10が低温環境下で放置されると、駆動用電池温度TB1が低下し、駆動用電池10の入出力性能(入出力可能電力)が低下し得る。このような状態では、外部充電時間が長期化することが懸念される。また、外部充電の完了後にユーザが車両1を走行させようとしても、十分な電力を駆動用電池10からモータに供給することができず、モータ走行性能が低下することが懸念される。
そこで、制御装置100は、上記のプラグイン期間において、駆動用電池温度TB1が所定温度X(たとえばマイナス10℃)よりも低いことが検出された場合、駆動用電池温度TB1を監視する「電池温度監視モード」で運転される。電池温度監視モード中においては、制御装置100は、消費電力を抑制するために、常時作動するのではなく、一定時間Y毎に間欠的に起動される。そして、制御装置100は、電池温度監視モードでの作動中において、駆動用電池温度TB1を監視し、必要に応じてヒータ用リレー41を閉じてヒータ40を作動させる。これにより、駆動用電池10がヒータ40で加熱され、駆動用電池温度TB1の過剰な低下が抑制される。
<電池温度監視モード中の補機用電池の充電>
上述のように、プラグイン期間における電池温度監視モード中は、制御装置100が一定時間Y毎に間欠的に起動して駆動用電池温度TB1を監視し、必要に応じてヒータ40を作動させて駆動用電池10を加熱する。これにより、駆動用電池温度TB1の過剰な低下が抑制される。
しかしながら、プラグイン期間における電池温度監視モード中においては、補機用電池30の蓄電量を示すSOC(以下「補機用電池SOC」ともいう)の低下によって、補機用電池30からヒータ40および制御装置100への電力供給が途絶し、制御装置100の起動、さらにはヒータ40による駆動用電池10の加熱ができなくなる可能性がある。
具体的には、プラグイン期間中においても、補機の暗電流(補機が動作停止中に消費する待機電流)によって、補機用電池30の電力は常に消費される。そのため、補機用電池SOCはプラグイン期間中にも徐々に低下する。特に、電池温度監視モード中においては、制御装置100が一定時間Y毎に起動して補機用電池30の電力を消費するため、電池温度監視モードでない場合よりも、補機用電池SOCが早期に低下し得る。これにより、制御装置100を起動できず、駆動用電池温度TB1を監視できなくなる可能性がある。
さらに、鉛蓄電池は、SOCが低いほど、電解液中の水成分の割合が増加し、電解液が凍結し易くなる特性を有する。仮に電解液が凍結すると、電池の内部電気抵抗が著しく増加し、電池の入出力性能(入出力可能電力)は著しく低下してしまう。したがって、鉛蓄電池である補機用電池30のSOCが低下してしまうと、電解液の凍結によって補機用電池30の入出力性能が著しく低下し、制御装置100の起動および駆動用電池10の加熱ができなくなることが懸念される。
このように、プラグイン期間における電池温度監視モード中において補機用電池SOCが低下すると、制御装置100の起動および駆動用電池10の加熱ができなくなる可能性がある。そのため、補機用電池SOCが低い値になることを抑制することが望ましい。
さらに、鉛蓄電池は、SOCが満充電レベル(100%)であるときに最も劣化し難く、SOCが満充電レベルよりも低下すると劣化が進行し易くなる特性を有する。したがって、鉛蓄電池である補機用電池30の劣化を防止する観点からは、補機用電池SOCを満充電レベルに近い値に維持することが望ましい。
以上のような点に鑑み、制御装置100は、プラグイン期間における電池温度監視モード中において、補機用電池SOCが所定値A(たとえば80%程度)よりも低い場合には、DC/DCコンバータ20を作動させて駆動用電池10の電力を低圧系に供給することで補機用電池30を充電する。
図2は、制御装置100がプラグイン期間中に補機用電池30を充電する際に行なう処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、プラグイン状態で制御装置100が起動された時に開始される。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)10にて、制御装置100は、監視ユニット12から駆動用電池温度TB1を取得する。
次いで、制御装置100は、駆動用電池温度TB1が所定温度X(たとえばマイナス10℃)未満であるか否かを判定する(S12)。
駆動用電池温度TB1が所定温度X未満である場合(S12にてYES)、制御装置100は、電池温度監視モードでの運転を開始する(S14)。上述したように、電池温度監視モード中においては、制御装置100は、本フローチャートの処理の終了(エンド)によって停止された後も、一定時間Y毎に起動して、駆動用電池温度TB1を監視し、必要に応じてヒータ用リレー41を閉じてヒータ40を作動させる。
次いで、制御装置100は、監視ユニット31から補機用電池電圧VB2および補機用電池温度TB2を取得する(S16)。
次いで、制御装置100は、S16で取得された補機用電池電圧VB2および補機用電池温度TB2を用いて補機用電池SOCを算出し、算出された補機用電池SOCが所定値A未満であるか否かを判定する(S18)。本実施の形態においては、補機用電池30の枯渇および電解液凍結を防止するだけなく、補機用電池30の劣化をも防止するために、所定値Aは比較的高い値(たとえば80%程度)に設定される。
補機用電池SOCが所定値A未満である場合(S18にてYES)、制御装置100は、DC/DCコンバータ20を作動させて駆動用電池10の電力を低圧系に供給することで補機用電池30を充電する(S20)。
次いで、制御装置100は、S20での補機用電池30の充電によって、補機用電池SOCが所定値Bに達したか否かを判定する(S22)。S20での判定に用いられる所定値Bは、S18での判定に用いられる所定値Aよりも大きい値(たとえば100%程度)に設定される。
補機用電池SOCが所定値Bに達していない場合(S22にてNO)、制御装置100は、処理をS20に戻し、補機用電池30の充電を継続する。
補機用電池SOCが所定値Bに達した場合(S22にてYES)、制御装置100は、DC/DCコンバータ20を停止して補機用電池30の充電を停止する(S24)。
次いで、制御装置100は、プラグアウト操作が行なわれたか否かを判定する(S28)。
プラグアウト操作が行なわれていない場合(S28にてNO)、すなわちプラグイン状態が維持されている場合、制御装置100は、現時点から一定時間Y経過後に制御装置100が起動するように、次回システム起動時間を設定する(S30)。その後、制御装置100は、処理を終了(エンド)し、スリープ状態に遷移する。その後、制御装置100は、一定時間Y経過後に自動的に再起動し、S10からの処理を再び実行する。
一方、プラグアウト操作が行なわれた場合(S28にてYES)、すなわちプラグイン状態が解除された場合、制御装置100は、S30の処理(次回システム起動時間の設定)を実行することなく、処理を終了し、スリープ状態に遷移する。その後、制御装置100は、ユーザによるシステム起動操作が行なわれるまではスリープ状態に維持される。
以上のように、本実施の形態による制御装置100は、プラグイン期間における電池温度監視モード中において、補機用電池SOCが所定値Aよりも低い場合には、DC/DCコンバータ20を作動させて補機用電池30を充電する。
これにより、補機用電池SOCが所定値A未満に低下することが抑制されることに加えて、補機用電池SOCの低下に起因して補機用電池30の電解液が凍結し易くなることも抑制される。そのため、補機用電池30の枯渇あるいは電解液凍結によって補機用電池30からヒータ40および制御装置100への電力供給が途絶することを抑制することができる。その結果、制御装置100の起動および駆動用電池10の加熱を適切に実行することができる。
また、本実施の形態においては、所定値Aが比較的高い値(80%程度)に設定される。そのため、プラグイン期間において、鉛蓄電池である補機用電池30のSOCが満充電レベルに近い値に維持される。その結果、補機用電池30の劣化も抑制される。
<変形例1>
上述の実施の形態では、電池温度監視モード中に補機用電池30を充電する条件を「補機用電池SOCが所定値Aよりも低い」という条件とした(図2のS18参照)。
しかしながら、電池温度監視モード中に補機用電池30を充電する条件は、上記の条件に限定されない。たとえば、電池温度監視モード中に補機用電池30を充電する条件を「補機用電池温度TB2が所定温度Z(たとえばマイナス25℃)未満である」という条件に設定してもよい。このような条件に設定することによって、補機用電池30の電解液が凍結する可能性がある場合に、補機用電池SOCを増加させて電解液を凍結し難くすることができる。
また、補機用電池温度TB2を検出するセンサを備えない構成においては、補機用電池温度TB2を示す値として駆動用電池温度TB1を代用して「駆動用電池温度TB1が所定温度Z未満である」という条件を、電池温度監視モード中に補機用電池30を充電する条件に設定してもよい。
図3は、本変形例による制御装置100がプラグイン期間中に補機用電池30を充電する際に行なう処理手順の一例を示すフローチャートである。図3のフローチャートは、「駆動用電池温度TB1が所定温度Z未満である」という条件を、電池温度監視モード中に補機用電池30を充電する条件に設定する例を示す。
図3のフローチャートは、図2のS16およびS18の処理を、それぞれS40およびS42に変更したものである。その他のステップ(図2のステップと同じ番号を付しているステップ)については、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
S14の処理後、制御装置100は、監視ユニット12から駆動用電池温度TB1を取得する(S40)。
次いで、制御装置100は、S40で取得した駆動用電池温度TB1が所定温度Z(たとえばマイナス25℃)未満であるか否かを判定する(S42)。この判定に用いられる駆動用電池温度TB1は、上述したように、補機用電池温度TB2を示す値として代用されたものである。したがって、補機用電池温度TB2を検出するセンサを備える場合には、駆動用電池温度TB1を補機用電池温度TB2の検出値に変更することも可能である。
駆動用電池温度TB1が所定温度Z未満である場合(S42にてYES)、補機用電池30の周辺も極低温であり補機用電池30の電解液が凍結する可能性があるため、制御装置100は、DC/DCコンバータ20を作動させて補機用電池30を充電する(S20)。これにより、補機用電池SOCが増加し、補機用電池30の電解液中の水成分の割合が減少するため、補機用電池30の電解液が凍結し難くなる。その結果、補機用電池30の入出力性能の著しい低下を抑制できる。併せて、補機用電池SOCの枯渇や補機用電池30の劣化も抑制することができる。
<変形例2>
上述の実施の形態による制御装置100は、プラグイン期間中において、駆動用電池温度TB1が所定温度Xよりも低いことが検出された場合(電池温度監視モード中である場合、図2の12、S14参照)で、かつ補機用電池SOCが所定値Aよりも低い場合(図2のS18参照)に、補機用電池30を充電する。
しかしながら、プラグイン期間中に補機用電池30を充電する条件は、上記の条件に限定されない。たとえば、プラグイン期間中において、駆動用電池温度TB1が所定温度Xよりも低いことが検出された場合(電池温度監視モード中である場合、図2の12、S14参照)に、補機用電池SOCが所定値Aよりも低いか否かに関わらず、補機用電池30を予め充電しておくようにしてもよい。また、プラグイン期間中において、補機用電池SOCが所定値Aよりも低い場合に、駆動用電池温度TB1が所定温度Xよりも低いことが検出されたか否かに関わらず(電池温度監視モード中であるか否かに関わらず)、補機用電池30を予め充電しておくようにしてもよい。
また、上述した実施の形態およびその変形例については、技術的に矛盾が生じない範囲で適宜組合せることも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 駆動用電池、12,31 監視ユニット、20 コンバータ、30 補機用電池、40 ヒータ、41 ヒータ用リレー、50 充電器、51 インレット、52 充電リレー、100 制御装置、200 外部電源、201 コネクタ、LCA,LCN,LCP 充電用電力線、LN1,LP1 高圧系電力線、LN2,LP2 低圧系電力線。

Claims (1)

  1. 外部電源に接続可能な電動車両であって、
    前記外部電源から供給される電力を用いて充電可能に構成された駆動用電池と
    鉛蓄電電池からなる補機用電池と、
    前記補機用電池が接続される補機用電力線と、
    前記補機用電力線から供給される電力を用いて前記駆動用電池を加熱可能に構成されたヒータと、
    前記駆動用電池に蓄えられた電力を前記補機用電力線に出力し、前記補機用電池を充電可能に構成されたコンバータと、
    前記補機用電力線から供給される電力を用いて作動し、前記ヒータおよび前記コンバータを制御可能に構成された制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記外部電源が前記電動車両に接続されている状態において、所定時間毎に間欠的に起動して前記駆動用電池の温度を監視する監視モードで運転され、
    前記制御装置は、前記監視モードでの作動中に、前記駆動用電池の温度が所定温度未満であるという条件が成立した場合、前記コンバータを作動して前記補機用電池の蓄電量を増加させる、電動車両。
JP2016164601A 2016-08-25 2016-08-25 電動車両 Active JP6589773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016164601A JP6589773B2 (ja) 2016-08-25 2016-08-25 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016164601A JP6589773B2 (ja) 2016-08-25 2016-08-25 電動車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018033256A JP2018033256A (ja) 2018-03-01
JP6589773B2 true JP6589773B2 (ja) 2019-10-16

Family

ID=61302978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016164601A Active JP6589773B2 (ja) 2016-08-25 2016-08-25 電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6589773B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7147621B2 (ja) 2019-02-20 2022-10-05 トヨタ自動車株式会社 充電制御装置及び方法
CN109987001B (zh) * 2019-02-28 2023-12-08 上海思致汽车工程技术有限公司 低温环境下直流快充时加热控制方法及系统
CN109866652A (zh) * 2019-03-27 2019-06-11 哈尔滨理工大学 一种基于太阳能电池的锂离子动力电池加热/充电装置及方法
CN112644342B (zh) * 2019-10-11 2023-09-26 沃尔沃汽车公司 基于太阳能天窗的动力电池加热系统和方法
CN114789679B (zh) * 2022-06-23 2022-09-02 长安新能源南京研究院有限公司 一种动力电池的脉冲加热电流控制方法、系统及电动汽车

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000258254A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Hitachi Maxell Ltd 温度記録デバイス
EP2535218B1 (en) * 2010-02-09 2019-01-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power supply system for electric vehicle, and control method thereof
JP6191042B2 (ja) * 2013-08-29 2017-09-06 三菱自動車工業株式会社 電動車両の充電システム
JP6229539B2 (ja) * 2014-02-27 2017-11-15 三菱自動車工業株式会社 車両のバッテリ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018033256A (ja) 2018-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6589773B2 (ja) 電動車両
US9987932B2 (en) Battery system
JP4946749B2 (ja) 車両のバッテリ制御装置
JP4905609B2 (ja) 電池システム、及び、自動車
US9557388B2 (en) Battery control device
CN103620911B (zh) 二次电池的充电控制装置以及充电控制方法
JP2007325458A (ja) 車両用組電池均等化システム
US9337684B2 (en) Battery charging device and method
JP2007098977A (ja) 二次電池用の制御装置及び二次電池の出力制御方法
US20130342015A1 (en) Battery charging control device
JP2013019709A (ja) 二次電池システム及び車両
US20170163046A1 (en) Charge rate optimization for enhanced battery cycle life
JP5835136B2 (ja) 車載充電制御装置
JP2010198759A (ja) 電池システム、及び、自動車
JP5760531B2 (ja) バッテリ温度制御装置
KR20180029890A (ko) 자동차
CN112677747B (zh) 动力电池加热方法和电池管理系统
US8896267B2 (en) Charging control device, vehicle including the same and charging control method
JP6332131B2 (ja) 電動車両
JP5908360B2 (ja) 車載充電制御装置
JP2017132398A (ja) プラグインハイブリッド車両のバッテリ制御システム
JP6627675B2 (ja) 満充電容量回復処理方法
WO2022270278A1 (ja) 充電制御装置、及びプログラム
JP4513917B2 (ja) 二次電池システム
CN112895980A (zh) 新能源汽车低温充电方法和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190902

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6589773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151