JP6589109B2 - ラック装置 - Google Patents

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この発明は、ワークの搬送及び保管に用いるラック装置に関する。
特許文献1には、平面視矩形状に組まれた枠体と、枠体の4隅からそれぞれ立設された柱材と、柱材間に跨って設けられたクレーン用のフック部材とからなるラック装置が開示されている。このラック装置は、全体としては上方に開口する略溝型であって、溝内にワークを載置保持した状態で搬送や保管ができるようになっている。
特開平7−206365号公報
ところで、特許文献1のラック装置は、ワークを載置するための載置面(溝底)が水平である。そのため、ワークが載置面上を移動し易く、搬送時にワークが片寄ったり、ワークが柱材に勢い良く当たって傷つく虞があり、搬送作業に慎重を期す必要があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、載置されたワークの移動を抑制することができるラック装置の提供を目的とする。
本発明のラック装置は、ワークWが載置されるラック本体2と、このラック本体2の上部に設けられるクレーン用のフック部材3とを有するラック装置1であって、ワークWを載置する載置面が傾斜していることを特徴としている。
ここで、載置面とは、ワーク重量の少なくとも半分以上を受け持つ部分であって、傾斜角度が急なもの(例えば45度を超えるもの)は含まない。
また、載置面が中央に向かって下っていることが好ましい。
もしくは、載置面が端部に向かって下っていることが好ましい。
載置面が、着脱可能なカバー材10によって構成されていても良い。
ラック装置1上に同型のラック装置1を積み上げ可能とされていても良い。
本発明のラック装置は、ワークを載置する載置面が傾斜しているため、載置面上での移動を抑制することができる。
載置面が中央に向かって下っていれば、ワークを中央に集めることができ、また、ワークの移動を抑制するため、その状態を維持することができる。
載置面が端部に向かって下っていれば、ワークを端部に集めることができ、また、ワークの移動を抑制するため、その状態を維持することができる。なお、両端部に向かって下っていれば、異なる種類のワークを分けた状態で保管することもできる。
載置面が着脱可能なカバー材によって構成されていれば、必要に応じて載置面を傾斜させることができ、汎用性が高まる。
傾斜によってワークの片寄りが抑制されるため、ラック装置が積み上げ可能である場合、バランス良く積み上げることができる。
(a)は、この発明の一実施形態に係るラック装置を示す斜視図であり、(b)は、カバー材の異なる形態を示す斜視図である。 ラック装置にワークを載置した状態を示す斜視図である。 ラック装置をクレーンで吊り下げ搬送している状態を示す斜視図である。 ラック装置を積み上げた状態を示す断面図である。 カバー材の異なる形態を示す側面図である。
次に、この発明のラック装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明のラック装置1は、図1aに示すように、ラック本体2と、フック部材3とを有しており、全体としては上方に開口を有する略溝型に形成されている。
ラック本体2は、鋼管や形鋼、鉄筋などのワークWを載置保持するための部材であって、平行に並べた一対の基材4、4の端部同士を、つなぎ材5でそれぞれ連結し平面視略矩形状に形成するとともに、つなぎ材5と略平行に並べたガイド材6を、つなぎ材5との間に隙間を空けた状態で基材4、4間に取り付け、さらに、基材4の両端部近傍からそれぞれ柱材7を立設することで構成されている。このラック本体2は鋼製であって、各部材は溶接されることにより一体化されている。なお、基材4と柱材7は溝形鋼からなり、つなぎ材5とガイド材6は平鋼からなるが、角形鋼管や山形鋼、H形鋼などを使用しても良い。また、鋼に限らず、ステンレス、アルミなどの他の金属や、木材、合成樹脂を用いても良い。なお、図1aにおいて8は支柱立てである。
フック部材3は、ラック装置1をクレーンなどで吊り下げ搬送する際に使用する部材であって、つなぎ材5の上方において、互いに異なる基材4から立設された柱材7、7間に跨って設けられている。このフック部材3は、衣類ハンガーのような形状であって、上端にフック9を備え、下端に向かうにつれて幅広となっている。また、先端部近傍と基端部近傍とは垂直であるが、先端部と基端部との間の中間部は内側に向かって傾斜している(図4参照)。なお、材質はラック本体2に合わせることが好ましい。鋼であれば、溶接によってラック本体2に対して強固に接合することができる。
ところで、図1に示すように、基材4の上面には、全面に亘ってカバー材10が設けられている。そして、このカバー材10の上面によってワークWの載置面が構成されている。カバー材10は上面が傾斜しており、長手方向(ラック本体2の幅方向)中央に向かって下る谷部を1つ備えている。傾斜角度は、例えばワークWの断面が円形のものでは1度以上、非円形のものについては3度以上の勾配を付けることが好ましい。また、ワークWが勢い良く転がり落ちるのを防止するため20度以下、より好ましくは10度以下にすることが好ましい。カバー材10は、接着剤やボルトなどで基材4に固定されている。ただ、着脱可能にしても良い。例えばカバー材10が、その両側面から下方に延びる一対のスカート部10a、10aを備えていれば、基材4に対し着脱可能に嵌着させることができる(図1b参照)。なお、カバー材10を取り外した場合は、基材4の上面がワークWの載置面となる。材質は、例えば合成樹脂や木など、ワークWよりも軟質(硬度の低い)なものから構成することが好ましい。ただ、ラック本体2に合わせても良い。さらに基材4と一体に成形されていても良いし、表面のみをゴムシートなどの軟質材で覆うようにしても良い。
上記構成のラック装置1は、通常、図2に示すように2個1組で使用する。具体的には、2個のラック装置1を間隔を開けて並べ置いた状態で、載置面間に、長尺のワークWを掛け渡すようにして載置する。この際、載置面が中央に向かって下っているため、自然とワークWが中央に集まることとなり、積み込み作業の手間が省ける。また、谷部が1つであるため、ワークWの形状や大きさに関わらず使用可能で汎用性が高い。2種類のワークWを積み込む場合には、支柱立て8に支柱11を立て、両者が混ざらないようにすることもできる(図4参照)。
そして、載置面にワークWを載置した状態で門型クレーンなどを用いて吊り下げる。吊り下げに際しては、図3に示すような吊り具20を用いることが好ましい。吊り具20は平面視略トラック状(2本の平行な線の端部同士が半円によって連結されている形状)であって、長手方向の両端部近傍に、クレーンフック30と連結するための吊り下げ具21を備えている。この吊り下げ具21は、可撓性を有するようチェーンからなる。また、フック9を掛け止めるための吊り棒22が、長手方向に間隔を開けて複数設けられている。そして、一対のフック9、9を同じ吊り棒22の端部にそれぞれ掛け止めるようにして2個のラック装置1を同時に吊り下げることで、ラック装置1、1間の間隔を保持したまま搬送できるようになっている。
搬送に際しては、クレーンの走行を止めたり、進行方向を変えたりしたときに、慣性力によってラック装置1がブランコのように振られることがある。そのため、載置面が水平(平坦)な場合、ワークWが載置面上を移動し、柱材7などに勢い良く当たることがあるが、本発明のラック装置1では、載置面が傾斜しているため、ワークWの移動が抑制される。そのため、ワークWの移動を気にすることなく作業することができ、作業性が向上する。
また、本ラック装置1は、図4に示すように、つなぎ材5とガイド材6との間にフック部材3を位置させることにより、上側のラック装置1の基材4の下面を、下側のラック装置1の柱材7の上端面に載せるようにして、上下方向に複数積み上げ可能となっているが、ワークWが中央近傍に集まることから、バランス良く積み上げることができ、耐震性にも優れる。なお、ガイド材6が、下方に向かうにつれ、つなぎ材5との間の間隔が広くなるようにして傾斜しているため、つなぎ材5とガイド材6との間にフック部材3を位置させ易い。
図5は、カバー材10の別の形態を示したものである。図5aに示すような、幅方向中央に山部を1つ有し、端部に向かって下る形態のものでは、2種類のワークWを分けた状態で載置することができる。図5bに示すような、のこぎり屋根のような形態のものでも2種類のワークWを分けた状態で載置することができる。図5cに示すような、いずれか一方の端部に向かって下る形態のものであっても、ワークWの移動は抑制されるため、ワークWの傷つきを抑制することができる。なお、山部が複数設けられている配置など種々の形状を採用できるが、山部が多いと、2つのラック装置1の互いに対応する谷部にワークWを載置していかなければならず、積み込み作業が煩雑となるため、使い勝手を考慮すれば少ない数、例えば3つ程度に留めておくことが好ましい。
以上に、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施形態では、カバー材10が1つの部材によって構成されていたが、複数の部材から構成されていても良い。例えば、図1に示すカバー材10を長手方向中央で分割すれば、使用状況に応じて、中央に1つの谷部を有する形態、中央に1つの山部を有する形態、のこぎり屋根のような形態に適宜組み替えることができる。
1・・ラック装置
2・・ラック本体
3・・フック部材
4・・基材
5・・つなぎ材
6・・ガイド材
7・・柱材
8・・支柱立て
9・・フック
10・・カバー材
10a・・スカート部
11・・支柱
20・・吊り具
21・・吊り下げ具
22・・吊り棒
30・・クレーンフック
W・・ワーク

Claims (4)

  1. ワークが載置されるラック本体と、
    このラック本体の上部に設けられるクレーン用のフック部材とを有するラック装置であって、
    ワークを載置する載置面が傾斜しており、
    この載置面が、ラック本体の基材に対して着脱可能に嵌着するカバー材によって構成されており、
    カバー材が、傾斜する上面と、前記基材へ嵌着するための一対のスカート部とを備えており、
    一対のスカート部が、スカート部間に間隔をあけて前記上面の両側面から下方に延びていることを特徴とするラック装置。
  2. 前記載置面が中央に向かって下っている請求項1記載のラック装置。
  3. 前記載置面が端部に向かって下っている請求項1記載のラック装置。
  4. 積み上げ可能とされている請求項1から3のいずれか記載のラック装置。
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