JP6588808B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP6588808B2
JP6588808B2 JP2015227702A JP2015227702A JP6588808B2 JP 6588808 B2 JP6588808 B2 JP 6588808B2 JP 2015227702 A JP2015227702 A JP 2015227702A JP 2015227702 A JP2015227702 A JP 2015227702A JP 6588808 B2 JP6588808 B2 JP 6588808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
heating power
touch switch
unit
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015227702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017096536A (ja
Inventor
昌之 徳永
昌之 徳永
Original Assignee
株式会社ハーマン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ハーマン filed Critical 株式会社ハーマン
Priority to JP2015227702A priority Critical patent/JP6588808B2/ja
Publication of JP2017096536A publication Critical patent/JP2017096536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6588808B2 publication Critical patent/JP6588808B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Stoves And Ranges (AREA)
  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、加熱調理容器に関し、詳しくは、加熱調理器において、使用者が加熱力を調節する際の、加熱力調節操作を容易にするための技術に関する。
加熱調理器には、加熱力調節を行うための機構を備えている。そのような加熱調理器の一つに、特許文献1に示されているように、静電容量式のタッチスイッチを天板に設けて加熱力調節を行うことができるようにしたコンロ(加熱調理器)がある。
そして、この特許文献1のコンロは、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用の、静電容量式のタッチスイッチとを備え、加熱力増加用のスイッチあるいは加熱力減少用のスイッチに触れるだけで加熱力を変更することが可能で、加熱力変更に要する操作力が小さく、操作性に優れているという特徴を有している。
特開2005−331116号公報
しかしながら、特許文献1のコンロの場合、変更前の加熱力と変更後の加熱力との差(段数差)が大きい場合、使用者は目的とする加熱力に設定するまで、スイッチを何回も操作する必要があり、操作回数が多くなって、使用者に煩わしさを感じさせてしまうという問題点がある。
また、加熱力増加用のスイッチと、加熱力減少用のスイッチとを各個別に設けることが必要になる。ところが、加熱力増加用のスイッチの操作と、加熱力減少用のスイッチの操作とを接近させて配置した場合、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチを間違えて操作してしまう蓋然性が高くなる。
そのため、加熱力増加用のスイッチと、加熱力減少用のスイッチとを、間違えて操作してしまわない程度に、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチを離間して配置する必要があるが、その場合には、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチを配置するために必要なスペースが大きくなり、コンロの大型化を招くという問題点がある。
また、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチを間違えて操作しない程度に離間して配置した場合、例えば、加熱力を増加した直後に加熱力を減少させる加熱力調節を行うことが必要になったときに、離間して配置されたスイッチ間で指を移動させる必要があるため、煩わしさを伴うことになる。
本発明は、上記課題を解決するものであり、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチとを各個別に必要とせず、変更前の加熱力と変更後の加熱力との差(段数差)が大きい場合にも、少ない操作回数で意図する加熱力に設定することが可能な、使い勝手に優れた加熱調理容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の加熱調理器は、
機器本体の上面を覆うトッププレートと、前記トッププレートに配置された加熱部と、この加熱部における加熱の開始および停止を指令する加熱発停指令部と、前記加熱部の加熱力が、複数の加熱力の段階のうち、所定の段階となるように加熱力の増減を指令する加熱力指令部と、前記加熱部の加熱力を表示する加熱力表示部と、前記加熱部における加熱の開始と停止および前記加熱力の増減を制御する制御部と、を備えた加熱調理器であって、
前記加熱力指令部が、前記トッププレート上に配置される加熱力調節用タッチスイッチを用いて形成され、
前記加熱力表示部が、前記加熱力調節用タッチスイッチの周辺に配置され、前記複数の段階に設定された加熱力に対応する複数の表示体を備えており、
前記制御部が、使用者が前記加熱力調節用タッチスイッチにタッチした点を始点として、該始点から前記複数の表示体のうちの一の表示体に向かうフリック操作によって、前記加熱部の加熱力を、前記一の表示体により表示される段階の加熱力となるように増減するように構成されていること
を特徴としている。
本発明の加熱調理器においては、前記加熱力調節用タッチスイッチにタッチした時点を起点として、所定の時間以内に、タッチした点を始点として、該始点から前記複数の表示体のうちのいずれの表示体に向かうフリック操作も検出されなかったときには、前記制御部が、前記加熱部の加熱力を前記起点における加熱力に維持するように構成されていることが好ましい。
また、前記加熱力調節用タッチスイッチにタッチした時点を起点として、所定の時間以内に、タッチした点を始点として、該始点から前記複数の表示体のうちのいずれの表示体に向かうフリック操作も検出されなかったときには、前記制御部が、前記加熱部の加熱力を前記起点における加熱力より少ない加熱力に減少させるように構成されていることが好ましい。
また、前記加熱発停指令部が、前記加熱力調節用タッチスイッチの周辺に配置される発停指令用タッチスイッチを備えており、
前記加熱部における加熱の開始後、前記加熱力調節用タッチスイッチにタッチした点を始点として、該始点から前記発停指令用タッチスイッチに向かうフリック操作が行われた場合に、前記制御部が、前記加熱部における加熱を停止するように構成されていることが好ましい。
また、前記加熱発停指令部が、前記加熱力調節用タッチスイッチの周辺に配置される発停指令用タッチスイッチを備えており、
前記発停指令用タッチスイッチにタッチした点を始点として、該始点から特定のパターンの軌跡を伴うフリック操作が行われた場合に、前記制御部が、前記加熱部における加熱を開始または停止させるように構成されていることが好ましい。
本発明の加熱調理器は、上述のように構成されており、加熱力調節用タッチスイッチにタッチした点を始点として、この始点から複数の表示体のうちの一の表示体に向かうフリック操作によって、加熱部の加熱力を、上記一の表示体により表示される段階の加熱力となるように増減させることができるので、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチとをそれぞれ別個に設けることを必要とせずに、変更前の加熱力と変更後の加熱力との差(段数差)が大きい場合にも、少ない操作回数で意図する加熱力に設定することが可能な、使い勝手のよい加熱調理器を実現することが可能になる。例えば、加熱力を増加した直後に、加熱力を減少させる加熱力調節を行う場合の煩わしさを抑制して、使用感を向上させることができる。
また、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチの両方を別個に設けることを必要としないことから、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチを間違って操作することのない、信頼性の高い加熱調理器を提供することが可能になる。
また、加熱力調節用タッチスイッチにタッチした時点を起点として、所定の時間以内に、タッチした点を始点として、該始点から複数の表示体のうちのいずれの表示体に向かうフリック操作も検出されなかったときには、制御部が、加熱部の加熱力を起点における加熱力に維持するようにした場合、使用者が不用意に加熱力調節用タッチスイッチにタッチした場合にも、使用者が意図しない加熱力の増減を防止することができる。
また、加熱力調節用タッチスイッチにタッチした時点を起点として、所定の時間以内に、タッチした点を始点として、該始点から複数の表示体のうちのいずれの表示体に向かうフリック操作も検出されなかったときには、制御部が、加熱部の加熱力を起点における加熱力より少ない加熱力に減少させるようにした場合には、使用者が不用意に加熱力調節用タッチスイッチにタッチしたときに、加熱力が減少するので安全性を確保することができる。
また、加熱発停指令部が、加熱力調節用タッチスイッチの周辺に配置される発停指令用タッチスイッチを備え、加熱部における加熱の開始後、加熱力調節用タッチスイッチにタッチした点を始点として、該始点から発停指令用タッチスイッチに向かうフリック操作が行われた場合に、制御部が、加熱部における加熱を停止するようにした場合、使用者が、複数種類の操作から加熱部における加熱の停止を行う操作を選択できるので、安全性を損なうことなく、便利性を向上させることができる。
また、加熱発停指令部が、加熱力調節用タッチスイッチの周辺に配置される発停指令用タッチスイッチを備え、発停指令用タッチスイッチにタッチした点を始点として、該始点から特定のパターンの軌跡を伴うフリック操作が行われた場合に、制御部が、加熱部における加熱を開始または停止させるようにした場合、誤操作による加熱部における加熱の開始や停止を防止することが可能になり、利便性を損なうことなく、安全性の高い加熱調理器を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる加熱調理器(ガスコンロ)の平面図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱調理器に用いられている静電スイッチと加熱力表示部の模式的な断面図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱調理器における加熱発停指令部(発停指令タッチスイッチ)と加熱力指令部(加熱力調節用タッチスイッチ)および加熱力表示部(複数の表示体)周辺の平面図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱調理器における動作を説明する平面図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱調理器における動作を説明する平面図である。 本発明の一実施形態にかかる加熱調理器における動作を説明する平面図である。 図1に示した加熱調理器(ガスコンロ)における燃料供給路の説明図である。 本発明の変形例にかかる加熱調理器における加熱発停指令部(発停指令タッチスイッチ)と加熱力指令部(加熱力調節用タッチスイッチ)および加熱力表示部(複数の表示体)周辺の平面図である
以下に、本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
図1は本発明の実施形態にかかる加熱調理器(この実施形態ではガスコンロ(ガステーブルコンロ)Aの構成を示す平面図である。
この加熱調理器(ガスコンロ)Aを構成する機器本体50の上面は、トッププレート51が配設されている。また、加熱調理器(ガスコンロ)Aは、コンロバーナ(ガスバーナ)として円筒状の外形を有する左バーナ20と、右バーナ30の2つのバーナを備えており、トッププレート51に形成したバーナ用開口(図示せず)を介して、左バーナ20と、右バーナ30のそれぞれの外周に形成された炎孔部20a,30aをトッププレート51の上方に突出させている。なお、上記左バーナ20と右バーナ30が本発明における加熱部を構成する。
また、図1に示すように、加熱調理器(ガスコンロ)Aの、トッププレート51の上面の、左バーナ20および右バーナ30より前方(手前)には、使用者が手動にて左バーナ20の点消火操作を行うための左バーナ加熱発停指令部としての発停指令タッチスイッチ21(図3参照)と、使用者が手動にて左バーナ20の加熱力(火力)の増減(加熱力調節)を行うための左バーナ加熱力指令部を構成する加熱力調整用タッチスイッチ22(図3参照)と、左バーナ20の加熱力を表示する加熱力表示部120を構成する複数の加熱力表示ランプ(LED)La1,La2,La3,La4,La5,La6,La7が配設されているとともに、使用者が手動にて右バーナ30の点消火操作を行うための右バーナ加熱発停指令部としての発停指令タッチスイッチ31と、使用者が手動にて右バーナ30の加熱力の増減(加熱力調節)を行うための右側バーナ加熱力指令部を構成する加熱力調整用タッチスイッチ32と、右バーナ30の加熱力を表示する加熱力表示部130を構成する加熱力表示ランプ(LED)Lb1,Lb2,Lb3,Lb4,Lb5,Lb6,Lb7が配設されている。
なお、発停指令タッチスイッチ21,31、加熱力調整用タッチスイッチ22,32、加熱力表示ランプLa1〜La7,Lb1〜Lb7については後に詳述する。
また、加熱調理器(ガスコンロ)A内には、左バーナ発停指令タッチスイッチ21、右バーナ発停指令タッチスイッチ31、および加熱力調整用タッチスイッチ22、右バーナ加熱力指令部(加熱力調整用タッチスイッチ)32の操作に基づいて、図7に示すように、ガス供給路8に備えるガスバルブ9の開閉および図示しないイグナイタの発停により左バーナ20および右バーナ30の点消火の制御を行い、また、ガス供給路8からの分岐路8aに備える図示しないステッピングモータ駆動による流量制御弁10の開度調節を行って左バーナ20および右バーナ30に供給されるガス量を調節して左バーナ20および右バーナ30の加熱力の制御を行う制御部(燃焼制御手段)11を備えている。なお、制御部11は、加熱部の加熱力を調節する加熱力調節手段として機能する。
また、加熱調理器(ガスコンロ)Aはガスグリル部(図示せず)を備えており、ガスグリル部における調理に伴う排気はトッププレート51の後方に設けたグリル排気口56から排出されるように構成されている。
トッププレート51上における左バーナ20および右バーナ30夫々の炎孔部20a,20bの周囲には、コンロバーナ(左バーナ、右バーナ)によって加熱される調理容器を載置する五徳55が配置されている(図1)。
五徳55は、調理容器を載置するための五徳爪を炎孔部の周囲に複数放射状に配置してあり、夫々の五徳爪の下端が円環状の五徳リング(不図示)で結合されて、トッププレート51上に載置されている。
また、左バーナおよび右バーナは、調理容器の底面と接して、調理容器(被加熱物)の温度を検出する温度検出手段72(図7)を備えている。
なお、加熱調理器(ガスコンロ)Aは左バーナ20および右バーナ30の2つのコンロバーナを備えるものであるが、左バーナ20および右バーナ30ともに本発明の実施形態としては同様の形態を有するものであるので、以下、左バーナ20および左バーナ20用の発停指令タッチスイッチ21、加熱力調整用タッチスイッチ22、加熱力表示ランプLa1〜La7について詳しく説明する。
<特徴的構成>
この実施形態にかかる加熱調理器(ガスコンロ)Aにおいては、制御部(燃焼制御手段)11(図7参照)が、手動にて操作される発停指令タッチスイッチ(左バーナ加熱発停指令部)21と、使用者による発停指令タッチスイッチ21の操作によって発停指令タッチスイッチ21から出力される指令に基づいて左バーナ20の点消火の制御を行うとともに、左バーナ加熱力指令部22から出力される指令に基づいて左バーナ20の加熱力の制御を行うように構成されている。
この左バーナ20の点消火の制御および加熱力の制御は、右バーナ30の点消火の制御および加熱力の制御と同様であって、本発明の特徴的な構成にかかるものである。以下、代表して、左バーナ20の点消火の制御および加熱力の制御について詳しく説明する。
この実施形態にかかる加熱調理器(ガスコンロA)において、左バーナ20の加熱力(火力)は、複数段階(本実施形態では7段)に調節(増減)することができるように構成されている。
そして、左バーナ20の加熱力増減を指令する左バーナ加熱力指令部22は、機器本体50の上面を覆うトッププレート上に配置された加熱力調整用タッチスイッチ(静電スイッチ)22から構成されている。
また、加熱力調整用タッチスイッチ22の周囲には、左バーナ(加熱部)20の加熱力を表示する加熱力表示部として、LEDからなる合計7個の加熱力表示ランプLa1〜La7が表示体として配設されている(図1,3など参照)。ただし。表示体はLEDに限定されるものではなく、液晶など他の種々の表示体を用いることが可能である。
なお、図2に示すように、この実施形態では、視認性を向上させるため、加熱力表示ランプLa1〜La7は、それぞれ、遮蔽板57を隔てて配設されている(図2参照)。
また、加熱力調整用タッチスイッチ22の前方のトッププレート51上には、左バーナ(加熱部)20における加熱の開始および停止を指令する加熱発停指令部としての発停指令タッチスイッチ(静電スイッチ)21が配置されている(図1、図3)。この左バーナの発停指令タッチスイッチ21は、加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22の近傍に配置されている。そして、この左バーナの発停指令タッチスイッチ21をタッチ操作することで、左バーナ(加熱部)20における加熱の発停、つまり、制御部11による左バーナ20の点消火の制御が行われるように構成されている。
なお、加熱力調整用タッチスイッチ22や発停指令タッチスイッチ21は静電スイッチに限定されるものではなく、抵抗膜方式や超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式、電磁誘導方式、静電容量方式などの他の方式による種々のスイッチを用いることが可能である。
なお、左バーナ(加熱部)20における加熱の開始と停止、および、加熱力の増減は、制御部11(図7)によって制御される。そして、制御部11が、加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした点を始点としてこの始点から複数の表示体(LEDからなる加熱力表示ランプ)La1〜La7のうちの一の表示体に向かうフリック操作によって、左バーナ(加熱部)20の加熱力を、一の表示体に対応する段階の加熱力になるように増減する。すなわち、一の表示体により表示される段階の加熱力となるように加熱力を増減する。
なお、フリック操作とは、タッチパネル上に置いた指を、所定の方向に素早く動かしたり弾いたりする操作をいう。
なお、本願の図面(図1,3〜6および図8)においては、加熱力表示部としての、LEDからなる合計7個の加熱力表示ランプ(表示体)La1〜La7のうち、黒く塗りつぶした加熱力表示ランプは点灯している加熱力表示ランプであることを示し、塗りつぶされていない白抜きの加熱力表示ランプは点灯していない加熱力表示ランプであることを示している。
例えば、図3に示す例では、加熱力表示ランプLa7に対応する段階の加熱力、つまり、加熱力7になるように加熱部(左バーナ)20の加熱力が制御されているが、その状態において、加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22上を白矢印(この白矢印はフリック操作を説明するための仮想の矢印であり、加熱力調整用タッチスイッチ上に表示されているものではない)の起点にタッチした後に、所定の加熱力(例えば、加熱力5)に対応する加熱力表示ランプLa5に向かって、つまり、白矢印に沿って加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22上を加熱力表示ランプLa5に向かってフリック操作すると、加熱力7に制御されていた加熱力が、加熱力表示ランプLa5に対応する段階の加熱力、つまり、加熱力5になるように加熱部(左バーナ)20の加熱力が制御(変更)される。
つまり、上述のような構成により、加熱力調節用タッチスイッチ、すなわち、加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした点を始点としてこの始点から複数の加熱力表示ランプLa1〜La7のうちの一の加熱力表示ランプに向かうフリック操作によって、加熱部(左バーナ)20の加熱力を一の加熱力表示ランプに対応する加熱力に制御することができる。
したがって、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチとをそれぞれ別個に設けることを必要とせずに、変更前の加熱力と変更後の加熱力との差(段数差)が大きい場合にも、少ない操作回数で意図する加熱力に設定することが可能な、使い勝手のよい加熱調理器を実現することができる。例えば、加熱力を増加した直後に、加熱力を減少させる加熱力調節を行う場合の煩わしさを抑制して、使用感を向上させることができる。
また、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチの両方を別個に設けることを必要としないため、加熱力増加用のスイッチと加熱力減少用のスイッチを間違えて操作してしまう誤操作のおそれがなく、信頼性の高い加熱調理器を提供することが可能になる。
次に、このようなフリック操作による様々な形態の加熱力変更について、以下に例を挙げて説明する。
まず、図4(a)に示す加熱部20の加熱力が、加熱力表示ランプLa4に対応する加熱力、つまり、加熱力4である状態から、加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22上を加熱力表示ランプLa7に向かってフリック操作することで、制御部11によって加熱部20の加熱力が加熱力表示ランプLa7に対応する加熱力である加熱力7に変更制御され、図4(b)に示す状態となる。
また、図5(a)に示す加熱部20の加熱力が、加熱力表示ランプLa5に対応する加熱力である加熱力5の状態から、加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22上を加熱力表示ランプLa3に向かってフリック操作することで、制御部11によって加熱部20の加熱力が加熱力表示ランプLa3に対応する加熱力である加熱力3に変更制御され、図5(b)に示す状態となる。
なお、この実施形態では、加熱力調節用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした時点を起点として所定の時間(例えば5秒)以内に、タッチした点を始点としてこの始点から複数の加熱力表示ランプ(表示体)のうちのいずれの加熱力表示ランプに向かうフリック操作も検出されなかったとき、制御部11が、加熱部の加熱力を起点における加熱力に維持させるように構成されている。このように構成することで、使用者が不用意に加熱力調節用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした場合に、使用者が意図しない加熱力の増減が防止できる。
これに対し、加熱力調節用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした時点を起点として所定の時間(例えば5秒)以内に、タッチした点を始点としてこの始点から複数の加熱力表示ランプLa1〜La7のうちのいずれの加熱力表示ランプに向かうフリック操作も検出されなかったとき、制御部11が、起点における加熱力より少ない加熱力に加熱部の加熱力を減少させるように構成してもよい。
具体的には、例えば、図6(a)に示すように、加熱部の加熱力が加熱力表示ランプLa6に対応する加熱力である加熱力6の状態で、加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした後いずれの加熱力表示ランプ(表示体)に向かうフリック操作も検出されなかったとき、つまり、ただ単に加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチしただけのときには、加熱部の加熱力を減少させて、図6(b)に示すように、加熱部の加熱力が加熱力表示ランプLa5に対応する加熱力である加熱力5の状態とされる。
さらに、図6(b)に示すように、加熱部の加熱力が加熱力表示ランプLa5に対応する加熱力である加熱力5の状態で、加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした後いずれの加熱力表示ランプ(表示体)に向かうフリック操作も検出されなかったとき、つまり、ただ単に加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチしただけのときには、図6(c)に示すように、加熱部の加熱力が加熱力表示ランプLa4に対応する加熱力である加熱力4の状態とされる。
このように構成した場合、使用者が不用意に加熱力調節用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした場合に、加熱力が減少するので安全性を確保することができる。
また、この実施形態にかかる加熱調理器は、加熱部20における加熱の開始後、制御部11が、加熱力調節用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした点を始点としてこの始点から発停指令用タッチスイッチ(加熱発停指令部)21に向かうフリック操作によって、加熱部20における加熱を停止するように構成されている。
つまり、任意の加熱力で加熱が行われているときに、加熱力調整用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)22にタッチした後に、発停指令用タッチスイッチ(加熱発停指令部)21に向かってフリック操作することにより、加熱部における加熱を停止することができるように構成されている。そして、このように構成した場合、使用者が、複数種類の操作から加熱部における加熱の停止を行う操作を選択できるので、安全で使い勝手のよい加熱調理器を得ることができる。
また、発停指令用タッチスイッチ(加熱発停指令部)21にタッチした点を始点として、この始点から特定のパターンの軌跡を伴うフリック操作が発停指令用タッチスイッチ21上で行われた場合に、制御部11が、加熱部20における加熱を開始または停止させるように構成することも可能である。
具体的には、例えば、図8に示すように、発停指令用タッチスイッチ21の面積を、図3に示す上記実施形態における発停指令用タッチスイッチ21の面積より広く構成しておき、発停指令用タッチスイッチ21にタッチした点を始点としてこの始点から特定のパターン(例えば平仮名の「の」)の軌跡を伴うフリック操作を行う、つまり、発停指令用タッチスイッチ21上に平仮名の「の」字を描くことで、左バーナの点消火が行われるように構成してもよい。
このように構成した場合、発停指令用タッチスイッチ21にタッチした点を始点として、この始点から特定のパターンの軌跡を伴うフリック操作によって、加熱部20における加熱を開始または停止するので、誤操作による加熱の開始や停止が実行されてしまうことを防止して、信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変形を加えることが可能である。
A 加熱調理器(ガスコンロ(ガステーブルコンロ))
8 ガス供給路
8a 分岐路
9 ガスバルブ
10 流量制御弁
11 制御部(燃焼制御手段)
20 左バーナ(加熱部)
20a 左バーナの炎孔部
21 発停指令タッチスイッチ(左バーナ加熱発停指令部)
22 加熱力調節用タッチスイッチ(左バーナ加熱力指令部)
30 右バーナ(加熱部)
30a 右バーナの炎孔部
31 発停指令タッチスイッチ(右バーナ加熱発停指令部)
32 加熱力調節用タッチスイッチ(右バーナ加熱力指令部)
50 機器本体
51 トッププレート
55 五徳
56 グリル排気口
57 遮蔽板
72 温度検出手段
120 左バーナの加熱力表示部
130 右バーナの加熱力表示部
La1,La2,La3,La4,La5,La6,La7 加熱力表示ランプ(表示体)
Lb1,Lb2,Lb3,Lb4,Lb5,Lb6,Lb7 加熱力表示ランプ(表示体)

Claims (5)

  1. 機器本体の上面を覆うトッププレートと、前記トッププレートに配置された加熱部と、この加熱部における加熱の開始および停止を指令する加熱発停指令部と、前記加熱部の加熱力が、複数の加熱力の段階のうち、所定の段階となるように加熱力の増減を指令する加熱力指令部と、前記加熱部の加熱力を表示する加熱力表示部と、前記加熱部における加熱の開始と停止および前記加熱力の増減を制御する制御部と、を備えた加熱調理器であって、
    前記加熱力指令部が、前記トッププレート上に配置される加熱力調節用タッチスイッチを用いて形成され、
    前記加熱力表示部が、前記加熱力調節用タッチスイッチの周辺に配置され、前記複数の段階に設定された加熱力に対応する複数の表示体を備えており、
    前記制御部が、使用者が前記加熱力調節用タッチスイッチにタッチした点を始点として、該始点から前記複数の表示体のうちの一の表示体に向かうフリック操作によって、前記加熱部の加熱力を、前記一の表示体により表示される段階の加熱力となるように増減するように構成されていること
    を特徴とする加熱調理器。
  2. 前記加熱力調節用タッチスイッチにタッチした時点を起点として、所定の時間以内に、タッチした点を始点として、該始点から前記複数の表示体のうちのいずれの表示体に向かうフリック操作も検出されなかったときには、前記制御部が、前記加熱部の加熱力を前記起点における加熱力に維持するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記加熱力調節用タッチスイッチにタッチした時点を起点として、所定の時間以内に、タッチした点を始点として、該始点から前記複数の表示体のうちのいずれの表示体に向かうフリック操作も検出されなかったときには、前記制御部が、前記加熱部の加熱力を前記起点における加熱力より少ない加熱力に減少させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱発停指令部が、前記加熱力調節用タッチスイッチの周辺に配置される発停指令用タッチスイッチを備えており、
    前記加熱部における加熱の開始後、前記加熱力調節用タッチスイッチにタッチした点を始点として、該始点から前記発停指令用タッチスイッチに向かうフリック操作が行われた場合に、前記制御部が、前記加熱部における加熱を停止するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱発停指令部が、前記加熱力調節用タッチスイッチの周辺に配置される発停指令用タッチスイッチを備えており、
    前記発停指令用タッチスイッチにタッチした点を始点として、該始点から特定のパターンの軌跡を伴うフリック操作が行われた場合に、前記制御部が、前記加熱部における加熱を開始または停止させるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の加熱調理器。
JP2015227702A 2015-11-20 2015-11-20 加熱調理器 Active JP6588808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015227702A JP6588808B2 (ja) 2015-11-20 2015-11-20 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015227702A JP6588808B2 (ja) 2015-11-20 2015-11-20 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017096536A JP2017096536A (ja) 2017-06-01
JP6588808B2 true JP6588808B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=58816455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015227702A Active JP6588808B2 (ja) 2015-11-20 2015-11-20 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6588808B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101859299B1 (ko) 2016-12-19 2018-05-17 에스케이매직 주식회사 전기 레인지

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038886Y2 (ja) * 1986-04-17 1991-03-06
JP4542725B2 (ja) * 2001-05-31 2010-09-15 東京瓦斯株式会社 加熱調理機器の操作パネル
JP5380115B2 (ja) * 2009-03-11 2014-01-08 パナソニック株式会社 加熱調理器
US8570284B2 (en) * 2009-12-23 2013-10-29 Electrolux Home Products, Inc. Annular bar graph and multi-segment display
CN102221957B (zh) * 2010-04-16 2014-04-23 联想(北京)有限公司 电子设备的操作控制的方法及电子设备
WO2011146362A2 (en) * 2010-05-17 2011-11-24 Kelsey-Hayes Company Control dial method and apparatus
JP5773268B2 (ja) * 2011-10-31 2015-09-02 株式会社デンソー 車両用タッチ式操作入力装置
EP2995866B1 (en) * 2013-05-07 2019-10-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Heating cooker and method of operating a heating cooker
JP6143547B2 (ja) * 2013-05-17 2017-06-07 三菱電機株式会社 加熱調理器
JP2015158759A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 株式会社ゼンリンデータコム 機能選択実行装置、機能選択実行方法及び機能選択実行プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017096536A (ja) 2017-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7428901B2 (en) Cooking stove
US20070125356A1 (en) Gas Cook-Top With Glass (Capacitive) Touch Controls and Automatic Burner Re-ignition
JP6893119B2 (ja) 加熱調理器の操作システム
JP2018204888A (ja) 加熱調理器
JP6588808B2 (ja) 加熱調理器
EP1582818A1 (en) Cooking stove
US11639796B2 (en) Gas cooking appliance with active igniter indicator
US11486574B2 (en) Gas cooking appliance with ignition position indicator
JP6006996B2 (ja) 表示装置および加熱調理器
JP4542725B2 (ja) 加熱調理機器の操作パネル
TWI275747B (en) Cooking stove
JP6097630B2 (ja) ガスコンロ
WO2023276335A1 (ja) 音声インタフェースを制御する制御装置、及びそのような制御装置を備えた熱機器
JP6970579B2 (ja) 加熱調理器
JP6080697B2 (ja) 誘導加熱調理器
WO2015190130A1 (ja) 加熱調理器
KR100598546B1 (ko) 렌지
KR20190065969A (ko) 조리 기기
JP4896638B2 (ja) ビルトインタイプの加熱調理器
JP6971061B2 (ja) 加熱調理器
JP5359894B2 (ja) 加熱調理器
US11747022B2 (en) Cooking appliance with unintentional control activation detection
KR102250653B1 (ko) 후드를 포함하는 가열 장치
JP2006014801A (ja) グリル付き加熱調理器
JP6576971B2 (ja) 表示装置および加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6588808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250