JP6588636B2 - 偏光独立メトロロジシステム - Google Patents

偏光独立メトロロジシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6588636B2
JP6588636B2 JP2018521888A JP2018521888A JP6588636B2 JP 6588636 B2 JP6588636 B2 JP 6588636B2 JP 2018521888 A JP2018521888 A JP 2018521888A JP 2018521888 A JP2018521888 A JP 2018521888A JP 6588636 B2 JP6588636 B2 JP 6588636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
polarization
polarization mode
substrate
metrology system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018521888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018534621A (ja
Inventor
ショメ、クリシャヌ
クロイツァー、ジャスティン、ロイド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASML Holding NV
Original Assignee
ASML Holding NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASML Holding NV filed Critical ASML Holding NV
Publication of JP2018534621A publication Critical patent/JP2018534621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6588636B2 publication Critical patent/JP6588636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/7055Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
    • G03F7/70566Polarisation control
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7049Technique, e.g. interferometric
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7046Strategy, e.g. mark, sensor or wavelength selection
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7065Production of alignment light, e.g. light source, control of coherence, polarization, pulse length, wavelength
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7069Alignment mark illumination, e.g. darkfield, dual focus
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7088Alignment mark detection, e.g. TTR, TTL, off-axis detection, array detector, video detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

(関連出願の相互参照)
この出願は、2015年10月27日に出願された米国仮特許出願第62/247,116号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に援用される。
(発明の分野)
本開示は、例えばリソグラフィ装置に用いられるメトロロジシステムに関する。
リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板のターゲット部分に転写する機械である。リソグラフィ装置は例えば集積回路(IC)の製造に用いられる。その状況では、マスクまたはレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを使用して、ICの個々のレイヤに対応する回路パターンを作成することができ、このパターンは、放射感応性材料(レジスト)の層を有する基板(例えばシリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば一つまたは複数のダイの一部を含む)に結像することができる。一般に、単一の基板は、連続して露光される隣接するターゲット部分のネットワークを含む。既知のリソグラフィ装置は、ターゲット部分にパターン全体を一度に露光することで各ターゲット部分が照射されるいわゆるステッパと、所与の方向(「走査」方向)に放射ビームによりパターンを走査する一方、この方向と平行にまたは逆平行に基板を同期して走査することで各ターゲット部分が照射されるいわゆるスキャナとを含む。パターンを基板上にインプリントすることで、パターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。別のリソグラフィシステムは、干渉リソグラフィシステムである。干渉リソグラフィシステムでは、パターニングデバイスは存在せず、光ビームが2つのビームに分けられ、反射システムを用いて2つのビームが基板のターゲット部分で干渉する。干渉は、基板のターゲット部分にラインを形成させる。
リソグラフィ工程の間に、異なる処理ステップは異なる層を基板上に連続して形成することを要求する。したがって、基板に形成された前のパターンに対して高い精度で基板を位置づける必要がある。一般的に、アライメントマークが位置合わせされるべき基板上に設置され、第2のオブジェクトを参照して位置づけられる。リソグラフィ装置は、アライメントマークの位置(例えばXおよびY位置)を検出して、マスクからの正確な露光を確保するようアライメントマークを用いて基板を調整するために、メトロロジシステムを用いることができる。メトロロジシステムは、Z方向のウェハ面の高さを決定するために用いることもできる。
アライメントシステムは通常、それ自身の照明システムを有する。照明されたアライメントマークから検出される信号は、照明システムの波長がアライメントマークの物理的または光学的特性、またはアライメントマークに接触または隣接する物質の物理的または光学的特性とどれほど良好に適合するかに依存する。前述の特性は、使用される処理ステップに応じて変化し得る。アライメントシステムは、アライメントシステムによって検出されるアライメントマーク信号の品質および強度を最大にするために、離散的な比較的狭い通過帯域のセットを有する狭帯域放射ビームを提供してもよい。
ウェハ上のアライメントマークは、偏光をスクランブルする傾向があり、それによって変調の深さを減少させ、偏光感応アライメントセンサの性能に悪影響を与える。この問題に対する1つの解決法は、各々がそれ自身の干渉計を有する2つの異なる光路を含むことである。放射ビームの一方の偏光状態は一方の経路を進行し、一方、放射ビームの直交偏光状態は他方の経路を進行する。そのような実装形態は高価であり、2つの干渉計の軸のアライメントを行うことは困難である。
したがって、メトロロジシステムにおける測定の長期にわたる精度および安定性を向上する必要がある。
実施形態によれば、メトロロジシステムは、光を発生させる放射源と、光変調ユニットと、リフレクタと、干渉計と、検出器とを含む。光変調ユニットは、光の第1偏光モードを光の第2偏光モードから時間的に分離する。リフレクタは、光を基板に向かって方向づける。干渉計は、基板上のパターンからの回折光、または基板からの反射光を干渉させ、干渉から出力光を生成する。検出器は、干渉計からの出力光を受光する。出力光の第1および第2偏光モードは、検出器で時間的に分離される。
別の実施形態によれば、メトロロジシステムは、光を発生させる放射源と、リフレクタと、光変調ユニットと、干渉計と、1つ以上の検出器とを含む。リフレクタは、光を基板に向けて方向付ける。光変調ユニットは、基板上のパターンから回折された、または基板から反射された光を、第1偏光モードを有する第1偏光および第2偏光モードを有する第2偏光に分割する偏光スプリッタと、第1偏光を受光して第1偏光の偏光を回転させる旋光子と、第1偏光モードと第2偏光モードとが瞳面内で空間的に分離されるように、回転された第1偏光と第2偏光とを結合して結合光を形成するように構成された光カプラと、を含む。干渉計は、結合光を受光し、結合光の干渉から出力光を生成する。1つ以上の検出器は、干渉計からの出力光を受光する。出力光の第1偏光モードおよび第2偏光モードは、1つ以上の検出器で空間的に分離される。
さらに別の実施形態によれば、リソグラフィ装置は、パターニングデバイスのパターンを照明するように設計された照明システムと、基板のターゲット部分にパターンの像を投影する投影システムと、メトロロジシステムとを含む。メトロロジシステムは、光を発生させる放射源と、光変調ユニットと、リフレクタと、干渉計と、検出器とを含む。光変調ユニットは、光の第1偏光モードを光の第2偏光モードから時間的に分離する。リフレクタは、光を基板に向かって方向づける。干渉計は、基板上のパターンからの回折光、または基板からの反射光を干渉させ、干渉から出力光を生成する。検出器は、干渉計からの出力光を受光する。出力光の第1および第2偏光モードは、検出器で時間的に分離される。
本発明のさらなる特徴および利点は、本発明の様々な実施の形態の構造および作用とともに、添付の図面を参照して以下で詳細に説明される。本発明は、本書で説明される特定の実施形態に限定されないことに注意する。このような実施形態は、例証目的で本書に提示されているに過ぎない。本書に含まれる教示に基づけば、さらなる実施形態は関連分野の当業者にとって明らかであろう。
本書に包含され明細書の一部をなす添付の図面は本発明を例証し、詳細な説明とともに本発明の原理を説明し、関連分野の当業者が本発明を実施し使用できるようにする役割を有する。
実施形態に係る反射型リソグラフィ装置を模式的に示す図である。
実施形態に係る透過型リソグラフィ装置を模式的に示す図である。
実施形態に係る反射型リソグラフィ装置をより詳細に模式的に示す図である。
実施形態に係るリソグラフィセルを模式的に示す図である。
実施形態に係るメトロロジシステムを模式的に示す図である。
様々な実施形態に係る時間多重メトロロジシステムを模式的に示す図である。 様々な実施形態に係る時間多重メトロロジシステムを模式的に示す図である。 様々な実施形態に係る時間多重メトロロジシステムを模式的に示す図である。 様々な実施形態に係る時間多重メトロロジシステムを模式的に示す図である。
実施形態に係る、空間偏光分離を用いたメトロロジシステムを模式的に示す図である。
様々な実施形態に係る、メトロロジシステムを用いてウェハを検査する方法のフローチャートを示す図である。 様々な実施形態に係る、メトロロジシステムを用いてウェハを検査する方法のフローチャートを示す図である。
本発明の特徴および利点は、同様の参照符号が全文書を通して対応する要素を特定する図面とともに以下で述べられる詳細な説明からより明らかになるだろう。一般に、図面において同様の参照符号は、同一の、機能的に類似の、および/または構造が類似の要素を表している。要素が最初に現れる図面は、対応する参照番号の左端の数字で表される。他に特に規定がなければ、本開示を通じて提供される図面は、縮尺どおりの図と解釈するべきではない。
本明細書は本発明の特徴を組み入れた一つまたは複数の実施形態を開示する。開示された実施形態は本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲は開示された実施形態には限定されない。本発明は添付の請求項により定義される。
説明される実施形態、および「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」等への明細書内での言及は、説明する実施形態が特定の特徴、構造または特性を備えてもよいが、必ずしもあらゆる実施形態がその特定の特徴、構造または特性を備える必要はないことを示している。また、このような表現は同一の実施形態を必ずしも指し示すものではない。さらに、実施形態とともに特定の特徴、構造または特性が記載される場合、明示的に記載されているか否かに関わらず、そのような特徴、構造または特性を他の実施形態とともに実現することは当業者の知識内であると理解されたい。
この種の実施形態をより詳細に説明する前に、本発明の実施形態を実装可能である例示的な環境を提示することが有益である。
(例示的な反射型および透過型リソグラフィシステム)
図1Aおよび図1Bは、本発明の実施形態を実装することのできる、リソグラフィ装置100およびリソグラフィ装置100’をそれぞれ模式的に示す図である。リソグラフィ装置100およびリソグラフィ装置100’はそれぞれ以下の、放射ビームB(例えば深紫外放射または極端紫外放射)を調整する照明システム(イルミネータ)ILと、パターニングデバイス(例えばマスク、レチクル、または動的パターニングデバイス)MAを支持するよう構成されるとともに、パターニングデバイスを正確に位置決めするよう構成された第1ポジショナPMに接続されている支持構造(例えばマスクテーブル)MTと、基板(例えば、レジストでコーティングされたウェーハ)Wを保持するよう構成されるとともに、基板を正確に位置決めするよう構成された第2ポジショナPWに接続されている基板テーブル(例えばウェハテーブル)WTと、を備える。リソグラフィ装置100およびリソグラフィ装置100’は、パターニングデバイスMAにより放射ビームBに付与されたパターンを基板Wの(例えば一つまたは複数のダイを含む)ターゲット部分Cに投影するように構成された投影システムPSも備える。リソグラフィ装置100では、パターニングデバイスMAおよび投影システムPSが反射型である。リソグラフィ装置100’では、パターニングデバイスMAおよび投影システムPSが透過型である。
照明システムILは、放射ビームBの向きや形状を変え、または放射ビームBを統制するために、屈折光学素子、反射光学素子、反射屈折光学素子、磁気的光学素子、電磁気的光学素子、静電的光学素子、あるいは他の種類の光学素子などの各種の光学素子、またはこれらの組み合わせを含み得る。
支持構造MTは、基準フレームに対するパターニングデバイスMAの姿勢、リソグラフィ装置100および100’の少なくとも1つの設計、およびパターニングデバイスMAが真空環境で保持されるか否か等のその他の条件に応じた方式でパターニングデバイスMAを保持する。支持構造MTは、機械的固定、真空固定、静電固定、またはパターニングデバイスMAを保持するその他の固定技術を用いてもよい。支持構造MTは、例えばフレームまたはテーブルであってもよく、これらは固定されていてもよいし必要に応じて移動可能であってもよい。センサを用いることにより、支持構造MTは、例えば投影システムPSに対して所望の位置にパターニングデバイスMAを位置決めすることを保証してもよい。
「パターニングデバイス」MAなる用語は、基板Wのターゲット部分Cにパターンを生成するために放射ビームBの断面にパターンを与えるのに使用される何らかのデバイスを指すものと広義に解釈される。放射ビームBに付与されたパターンは、集積回路を形成するためにターゲット部分Cに生成されるデバイスにおける特定の機能層に対応する。
パターニングデバイスMAは、(図1Bのリソグラフィ装置100’のような)透過型であってもよいし、(図1Aのリソグラフィ装置100のような)反射型であってもよい。パターニングデバイスMAには例えばマスク、プログラム可能ミラーアレイ、及びプログラム可能LCDパネルが含まれる。マスクはリソグラフィにおいて周知であり、バイナリマスク、レベンソン型位相シフトマスク、減衰型位相シフトマスク、さらには多様なハイブリッド型マスクなどのマスク種類が含まれる。プログラム可能ミラーアレイは例えば、微小ミラーのマトリックス配列で構成される。各微小ミラーは、入射する放射ビームを異なる複数の方向に反射するよう個別的に傾斜可能である。小ミラーのマトリックスにより反射された放射ビームには、傾斜されたミラーによってパターンが付与されている。
「投影システム」なる用語は、使用されている露光放射に適切な、または基板W上の浸液の使用や真空の使用などのその他の因子に適切な、屈折光学素子、反射光学素子、反射屈折光学素子、磁気的光学素子、電磁気的光学素子、静電的光学素子、またはこれらの組み合わせを含む何らかの投影システムを包含することができる。過剰な放射または電子を他の気体が吸収するので、EUVまたは電子ビーム放射のために真空環境を使用してもよい。したがって、真空壁および真空ポンプの助けを借りて、ビーム経路の全体に真空環境が与えられてもよい。
リソグラフィ装置100および/またはリソグラフィ装置100’は2つ以上(2つの場合にはデュアルステージと呼ばれる)の基板テーブルWT(及び/または2つ以上のマスクテーブル)を備えてもよい。このような多重ステージ型の装置においては、追加の基板テーブルWTが並行して使用されるか、あるいは1以上のテーブルで露光が行われている間に1以上の他の基板テーブルWTで準備工程が実行されるようにしてもよい。ある状況では、追加のテーブルは基板テーブルWTでなくてもよい。
図1Aおよび図1Bを参照すると、イルミネータILは放射源SOから放射ビームを受け取る。例えば光源SOがエキシマレーザである場合には、光源SOとリソグラフィ装置100、100’とは別個の物理的実体であってもよい。この場合、光源SOはリソグラフィ装置100、100’の一部を構成しているとはみなされなく、放射ビームBは光源SOからビーム搬送システムBD(図1B)を介してイルミネータILへと到達する。ビーム搬送システムBDは例えば適当な方向変更用ミラー及び/またはビームエキスパンダを含む。あるいは例えば光源SOが水銀ランプである場合には、光源SOはリソグラフィ装置100、100’に一体に構成されていてもよい。光源SOとイルミネータILとは、またビーム搬送システムBDが必要とされる場合にはこれも合わせて、放射システムと総称されることがある。
イルミネータILは放射ビームの角強度分布を調整するアジャスタAD(図1B)を備えてもよい。一般には、イルミネータの瞳面における照度分布の少なくとも外径及び/または内径の値(通常それぞれ「σouter」、「σinner」と呼ばれる)が調整される。加えてイルミネータILは、インテグレータIN及びコンデンサCOなどの他の要素(図1B)を備えてもよい。イルミネータILはビーム断面における所望の均一性及び照度分布を得るべく放射ビームBを調整するために用いられる。
図1Aを参照すると、放射ビームBは、支持構造(例えばマスクテーブル)MTに保持されているパターニングデバイス(例えばマスク)MAに入射して、当該パターニングデバイスによりパターンが付与される。リソグラフィ装置100では、放射ビームBはパターニングデバイス(例えばマスク)MAから反射される。パターニングデバイス(例えばマスク)MAから反射された後に、放射ビームBは投影システムPSを通過する。投影システムPSはビームBを基板Wのターゲット部分Cに合焦させる。第2ポジショナPWと位置センサIF2(例えば、干渉計、リニアエンコーダ、静電容量センサなど)の助けにより、基板テーブルWTは、(例えば、放射ビームBの経路に異なる複数のターゲット部分Cをそれぞれ位置決めするように)正確に移動される。同様に、第1ポジショナPMおよび別の位置センサIF1を使用して、放射ビームBの経路に対してパターニングデバイス(例えばマスク)MAを正確に位置決めすることができる。マスクアライメントマークM1、M2および基板アライメントマークP1、P2を使用して、パターニングデバイス(例えばマスク)MAおよび基板Wを位置合わせすることができる。
図1Bを参照すると、支持構造(例えばマスクテーブルMT)に保持されるパターニングデバイス(例えばマスクMA)に放射ビームBが入射し、パターニングデバイスによってパターンが付与される。マスクMAの通過後、放射ビームBは投影システムPSを通過し、投影システムPSが基板Wのターゲット部分Cにビームを合焦させる。投影システムは、照明システムの瞳IPUと共役の瞳PPUを有する。放射の一部は、照明システムの瞳IPUにおける強度分布から生じ、マスクパターンにおいて回折の影響を受けることなくマスクパターンを横切り、照明システムの瞳IPUにおいて強度分布の像を作り出す。
第2ポジショナPWと位置センサIF(例えば、干渉計、リニアエンコーダ、静電容量センサなど)の助けにより、(例えば放射ビームBの経路に異なるターゲット部分Cを位置決めするように)基板テーブルWTを正確に移動させることができる。同様に、(例えばマスクライブラリからのマスク交換後または走査の間に)第1ポジショナPMと別の位置センサ(図1Bに図示せず)により、放射ビームBの経路に対してマスクMAを正確に位置決めすることができる。
一般に、マスクテーブルMTの移動は、ロングストロークモジュール(粗い位置決め用)及びショートストロークモジュール(精細な位置決め用)により実現される。これらモジュールは、第1ポジショナPMの一部を構成する。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2ポジショナPWの一部を構成するロングストロークモジュール及びショートストロークモジュールにより実現される。ステッパの場合には(スキャナとは異なり)、マスクテーブルMTはショートストロークモジュールにのみ接続されていてもよいし、マスクテーブルMTは固定されていてもよい。マスクMAと基板Wとは、マスクアライメントマークM1、M2、及び基板アライメントマークP1、P2を使用して位置合わせされる。(図示されるように)基板アライメントマークは専用のターゲット部分を占有しているが、基板アライメントマークはターゲット部分間の領域に配置されていてもよい(スクライブラインアライメントマークとして公知である)。同様に、マスクMAに複数のダイがある場合には、マスクアライメントマークがダイ間に配置されてもよい。
マスクテーブルMTおよびパターニングデバイスMAは、真空チャンバ内に位置することができる。真空内ロボットIVRを用いて、マスクなどのパターニングデバイスを真空チャンバ内および外に移動することができる。あるいは、マスクテーブルMTおよびパターニングデバイスMAは、真空チャンバの外側にあり、真空内ロボットIVRと似た様々な輸送作業のために真空外ロボットを用いることができる。真空中および真空外ロボットは、中継ステーションの固定されたキネマティックマウントへの任意のペイロード(例えばマスク)のスムーズな輸送ために較正される必要がある。
リソグラフィ装置100、100’は以下のモードのうち少なくとも一つで使用することができる。
1.ステップモードにおいては、放射ビームBに付与されたパターンの全体が1回の照射で一つのターゲット部分Cに投影される間、支持構造(例えばマスクテーブル)MT及び基板テーブルWTは実質的に静止状態とされる(すなわち1回の静的な露光)。そして基板テーブルWTがX方向及び/またはY方向に移動されて、異なるターゲット部分Cが露光される。
2.スキャンモードにおいては、放射ビームに付与されたパターンがターゲット部分Cに投影される間、支持構造(例えばマスクテーブル)MT及び基板テーブルWTは同期して走査される(すなわち1回の動的な露光)。支持構造(例えばマスクテーブル)MTに対する基板テーブルWTの速度及び方向は、投影システムPSの拡大(縮小)特性及び像反転特性により定められる。
3.別のモードにおいては、放射ビームに付与されたパターンがターゲット部分Cに投影される間、支持構造(例えばマスクテーブル)MTはプログラム可能パターニングデバイスを保持して実質的に静止状態とされ、基板テーブルWTは移動または走査される。パルス放射源SOが用いられ、プログラム可能パターニングデバイスは走査中に基板テーブルWTが移動するたびに、または連続するパルスとパルスの間に必要に応じて更新される。この動作モードは、プログラム可能ミラーアレイなどのプログラム可能パターニングデバイスを使用するマスクレスリソグラフィに適用可能である。
上記のモードを組み合わせて動作させてもよいし、モードに変更を加えて動作させてもよく、さらに全く別のモードを用いてもよい。
さらなる実施形態では、リソグラフィ装置100は、極端紫外(EUV)放射源を含む。極端紫外放射源は、EUVリソグラフィのためにEUV放射ビームを発生させるよう構成される。一般に、EUV放射源は、放射システム内に構成され、対応する照明システムは、EUV放射源のEUV放射ビームを調整するよう構成される。
図2は、リソグラフィ装置100をより詳細に示す。EUVリソグラフィ装置100は、放射コレクタ装置SO、照明システムIL、および投影システムPSを含む。放射コレクタ装置SOは、放射コレクタ装置SOの密閉構造220内で真空環境を維持できるように構成および配置される。EUV放射放出プラズマ210は、放電プラズマ源により形成される。EUV放射は、例えばXeガス、Li蒸気、またはSn蒸気等の気体または蒸気により生成される。この気体または蒸気中に高温プラズマ210が形成されて、EUV領域の電磁放射スペクトルの放射が発せられる。この高温プラズマ210は、例えば放電により少なくとも部分的にイオン化されたプラズマを生成することにより形成される。効率的に放射を生成するためには、Xe、Li、Sn蒸気またはその他の適する気体または蒸気の例えば10Paの分圧が必要である。一実施形態では、励起されたスズ(Sn)のプラズマがEUV放射を生成するために提供される。
高温プラズマ210により放出された放射は、ソースチャンバ211からオプションのガスバリアまたは汚染物質トラップ230(ある場合には、汚染物質バリアまたはフォイルトラップとも称される)を通じてコレクタチャンバ212へと向かう。ガスバリアまたは汚染物質トラップ230は、ソースチャンバ211の開口またはその後方に配置されている。汚染物質トラップ230は、チャネル構造を含んでもよい。汚染物質トラップ230は、ガスバリアまたはガスバリアとチャネル構造の組み合わせを含んでもよい。本明細書に示す汚染物質トラップまたは汚染物質バリア230は、少なくとも技術的に知られたチャネル構造を含む。
コレクタチャンバ212は、放射コレクタCOを含む。放射コレクタCOは、いわゆる斜入射型コレクタであってよい。放射コレクタCOは、放射コレクタ上流側251および放射コレクタ下流側252を有する。放射コレクタCOを通過した放射は、格子スペクトルフィルタ240で反射され、コレクタチャンバ48の開口に位置する仮想点源IFに集束する。仮想点源IFは、一般的に中間焦点と称され、放射源コレクタ装置は、中間焦点IFが密閉構造220の開口219またはその近くに位置するように配置される。仮想点源IFは、放射放出プラズマ210の像である。格子スペクトルフィルタ240は、特に赤外線(IR)放射を抑制するために用いられる。
その後、放射は照明システムILを横切る。照明システムILは、パターニングデバイスMAにおける所望の放射強度均一性とともに、パターニングデバイスMAにおける所望の放射ビーム221の角度分布を提供するよう配置されるファセットフィールドミラーデバイス222およびファセット瞳ミラーデバイス224を含む。支持構造MTにより保持されたパターニングデバイスMAにおける放射ビーム221の反射により、パターンが付与されたビーム226が形成され、パターンが付与されたビーム226は、投影システムPSによって、反射素子228,230を介してウェハステージまたは基板テーブルWTにより保持された基板W上に結像される。
通常、図示されているよりも多くの素子が照明光学ユニットILおよび投影システムPSに存在してよい。格子スペクトルフィルタ240は、リソグラフィ装置のタイプに応じてオプション的に存在してよい。さらに、図示されるよりも多くのミラーが存在してよい。例えば、図2に示すよりも多くの、1つ乃至6つの追加の反射素子が投影システムPSに存在してもよい。
図2に示すように、コレクタ光学システムCOは、コレクタ(またはコレクタミラー)のほんの一例として、斜入射リフレクタ253,254および255を伴う入れ子状のコレクタとして図示されている。斜入射リフレクタ253,254および255は、光軸Oの周りに軸対称に配置されており、このタイプのコレクタ光学システムCOは、DPP源と称される放電プラズマ源と組み合わせて好適に用いられる。
(例示的なリソグラフィセル)
図3に示すリソグラフィセル300は、たまにリソセルまたはクラスタとも称される。リソグラフィ装置100または100’は、リソグラフィセル300の一部を形成してよい。リソグラフィセル300は、基板上での露光前および露光後プロセスを実行するための装置も含んでよい。従来、これらは、レジスト層を堆積させるスピンコート装置SC、露光されたレジストを現像する現像装置DE、冷却プレートCH、およびベークプレートBKを含む。基板ハンドラまたはロボットROは、基板を入力/出力ポートI/O1,I/O2から取り出し、異なるプロセス装置間で基板を移動させ、リソグラフィ装置のローディングベイLBに基板を運ぶ。これらの装置(しばしば集合的にトラックと称される)は、トラック制御ユニットTCUの制御下にあり、TCU自体は監視制御システムSCSにより制御され、SCSはリソグラフィ制御ユニットLACUを介してリソグラフィ装置も制御する。したがって、異なる装置がスループットおよびプロセス効率を最大化させるように動作しうる。
(実施形態に係るメトロロジシステム)
図4は、実施形態に係る、リソグラフィ装置100または100’の一部として実装可能なメトロロジシステム400の断面図を模式的に示す。この実施形態の例では、メトロロジシステム400は、パターニングデバイス(例えばパターニングデバイスMA)に対して基板(例えば基板W)を整列させるよう構成される。メトロロジシステム400はさらに、基板上のアライメントマークの位置を検出し、アライメントマークの検出位置を用いてリソグラフィ装置100または100’のパターニングデバイスまたは他の構成要素に対して基板を整列させるよう構成される。そのような基板のアライメントにより、確実に基板上に1つ以上のパターンの露光を正確に行うことができる。
実施形態によれば、この実施形態の実施例に係るメトロロジシステム400は、照明システム412、リフレクタ414、干渉計426、検出器428、および解析器430を含む。照明システム412は、1つ以上の通過帯域を有する電磁狭帯域放射ビーム413を提供するよう構成される。実施例では、1つ以上の通過帯域は、約500nmから約900nmの間の波長のスペクトルの範囲内であってよい。別の実施例では、1つ以上の通過帯域は、約500nmから約900nmの間の波長のスペクトルの範囲内の離散的な狭通過帯域であってよい。照明システム412は、さらに、長期間にわたって(例えば照明システム412の寿命にわたって)実質的に一定の中心波長(CWL)値を有する1つ以上の通過帯域を提供するよう構成されてもよい。このような構成の照明システム412は、上述した現行のメトロロジシステムにおける所望のCWL値からの実際のCWL値のシフトを防ぐのに役立つ。そして、結果として、一定のCWL値の使用は、現行のメトロロジシステムと比較して、メトロロジシステム(例えばメトロロジシステム400)の長期間の安定性および精度を向上する。
実施形態によれば、リフレクタ414は、放射ビーム413を受け取り、放射ビーム413をビーム415として基板420に向かって方向づけるよう構成される。リフレクタ414は、ミラーまたはダイクロマティックミラーであってよい。一実施例では、ステージ422は、方向424に沿って移動可能である。放射ビーム415は、基板420上に位置するアライメントマークまたはターゲット418を照明するよう構成される。別の実施例では、放射ビーム415は、基板420の表面から反射するよう構成される。アライメントマークまたはターゲット418は、この実施形態の例では、放射感受性フィルムでコーティングされる。別の例では、アライメントマークまたはターゲット418は、180度の対称性を有してよい。すなわち、アライメントマークまたはターゲット418をアライメントマークまたはターゲット418の面と垂直な対称軸まわりに180度回転したときに、回転されたアライメントマークまたはターゲット418は、回転されていないアライメントマークまたはターゲット418と実質的に全く一致する。
図4に示すように、干渉計426は、放射ビーム417を受け取るよう構成される。放射ビーム419は、アライメントマークまたはターゲット418から反射、または基板420の表面から反射し、放射ビーム417として干渉計426で受け取られる。干渉計426は、任意の適切な一連の光学素子、例えば、受光した放射ビーム417に基づいて2つのアライメントマークまたはターゲット418の像を形成するよう構成されるプリズムの組み合わせを備えてよい。良質の像が形成される必要はないが、アライメントマーク418の特徴は解像されなければならないことを理解すべきである。干渉計426はさらに、2つの像の一方を2つの像の他方に対して180度回転させ、2つの像を干渉法によって再結合するよう構成されてよい。
実施形態では、検出器428は、メトロロジシステム400のアライメント軸421がアライメントマークまたはターゲット418の対称中心(図示せず)を通過するときに、再結合された像を受け取り、再結合された像の結果として干渉を検出するよう構成される。例示的な実施形態によれば、このような干渉は、180度の対称性を有するアライメントマークまたはターゲット418と、建設的または破壊的に干渉する再結合された像に起因するものである。検出された干渉に基づいて、検出器428はさらに、アライメントマークまたはターゲット418の対称中心の位置を決定して、その結果として基板420の位置を検出するよう構成されてよい。一例によれば、アライメント軸421は、基板420と垂直で且つ像回転干渉計426の中心を通る光ビームと一直線になってよい。別の実施例では、検出器428は、再結合された像を受け取り、基板420の表面で反射した光の干渉を検出するよう構成される。
さらなる実施形態では、解析器430は、決定された対称中心の情報を含む信号429を受信するよう構成される。解析器430はさらに、ステージ422の位置を決定し、ステージ422の位置をアライメントマークまたはターゲット418の対称中心の位置と関連づけるよう構成される。したがって、アライメントマークまたはターゲット418の位置およびその結果として基板420の位置は、ステージ422を参照して正確に知ることができる。あるいは、解析器430は、アライメントマークまたはターゲット418の対称中心をメトロロジシステム400または任意の他の基準要素を参照してしることができるように、メトロロジシステム400または任意の他の基準要素の位置を決定するよう構成されてもよい。
リフレクタ414は、放射ビーム413を放射ビーム415としてアライメントマークまたはターゲット418に向けて方向づけるよう示されているが、本開示はそれに限定されるものではないことを留意すべきである。当業者にとって明らかなように、他の光学配置を用いて、基板420上のアライメントマークまたはターゲット418を照明して、アライメントマークまたはターゲット418の像を検出するのと同様の結果を得ることができる。リフレクタ414は、基板420の表面に垂直な方向または斜めに照明を向けてよい。
(時間多重メトロロジシステム)
図5〜図8は、種々の実施形態に係る、光の異なる偏光状態を時間領域で分離する光学メトロロジシステムを示す。メトロロジシステムは、(例えば、基板上のフィーチャのx−y位置を測定する)アライメントシステムであってよい。このシステムでは、基板の表面に実質的に垂直な方向に光が基板に向かって方向づけられ、回折光が集められる。別の実施例では、光が基板表面上に斜めに方向づけられ、回折光が集められる。また、メトロロジシステムは、(例えば、基板上のフィーチャまたは基板表面のz位置を測定する)高さセンサであってもよい。高さセンサとして用いられるとき、メトロロジシステムは、基板の表面上に斜めに入射する光を使用し、回折光ではなく、反射光を集める。
図5〜図8に示す構成要素の一部は、図4で既に説明したものと同様であり、同じ符号を含む。したがって、これらの実施形態の説明の大半は、追加の構成要素および各実施形態で提供される信号に焦点を合わせる。ここでは一例としてs偏光状態およびp偏光状態が用いられているが、他の偏光状態が用いられてもよく、そしてs偏光状態とp偏光状態が交換されてもよいことを理解すべきである。他の偏光状態は、X直線偏光およびY直線偏光、または右周り円偏光および左回り円偏光を含む。実施形態によれば、異なる偏光モードの光は、互いに直交している。
図5は、実施形態に係る、リソグラフィ装置100または100’の一部として実装可能なメトロロジシステム500を模式的に示す。メトロロジシステム500は、照明システム502、光変調システム504、ビームスプリッタ414、干渉計426、デマルチプレクサ512および検出器428を含む。メトロロジシステム500の各種構成要素間の破線の光路は、光を案内するのを助けるレンズやミラーなどの自由空間光学部品(free space optical components)を含んでよい。また、光は、1つ以上の光ファイバを用いて光路に沿って導かれてもよい。
照明システム502は、レーザ光源または明るいLED光源を備えてよい。レーザ光源は、可視スペクトルに波長範囲を備える白色レーザ光源であってよい。中間赤外領域に近い波長を提供する他のレーザ光源が用いられてもよい。実施形態によれば、照明システム502は、様々なパルスが時間領域で分離されるよう、パルス状の照明を提供する。
実施形態によれば、照明システム502により生成された光は、光変調システム504により受光される。受光された光は、非偏光である(例えばs偏光状態およびp偏光状態を含む)。黒矢印は、一方の偏光状態を表し、白矢印は他方の偏光状態を表す。光が光変調システム504に到達する前に、光の各パルスは、重ねられた矢印により示されるように、両方の偏光状態を含む。
実施形態によれば、光変調システム504は、偏光ビームスプリッタ506、遅延素子508、および結合器510を含む。図5において白と黒の矢印で示されるように、偏光ビームスプリッタ506は、第1偏光(例えばp偏光)を有する光を結合器510に向かう第1経路に方向づけ、第2偏光を有する光(例えばs偏光)を遅延素子508に向かう第2経路に方向づける。
実施形態によれば、遅延素子508は、s偏光を受光し、s偏光に群遅延をもたらすよう設計される。遅延素子508は、遅延素子508を横断したときにs偏光の経路長を変化させるよう配置された例えばファイバ・ループまたはミラー構成などのパッシブ遅延であっってよい。遅延ループの長さは、照明システム502からの隣接パルス間の時間の半分だけs偏光パルスが遅延されるようになされてよい。別の実施例では、遅延素子508は、半導体の電気光学変調器、熱光学変調器、音響光学変調器などのアクティブ素子である。変調を与えることにより、変調器を横断したときにs偏光の遅延が変化する。
結合器510は、p偏光と遅延したs偏光を結合する。再結合の際に、パルスは今、それらの偏光に基づいて時間領域で分離されている。例えば、光が結合器510を通過した後に光路に沿って次々に続く白矢印と黒矢印に示されるように、時間領域でs偏光パルスがp偏光パルスと交互する。結合器510は、スポットミラーまたは他の部分反射ミラーを含んでよい。光ファイバを用いるときは、結合器510は、エバネセントカプラを含んでよい。
偏光パルスは、リフレクタ414で受光される。リフレクタ414は、入射光を基板420に向かって方向づけるよう設計される。リフレクタ414は、部分反射ミラーまたは偏光ビームスプリッタを含んでよい。例えば、基板420に向かって方向づけられたsおよびp偏光パルスは、基板ターゲットマークの偏光特性のそれぞれの回折次数を発生させる。偏光パルスは基板420から回折され、戻ってリフレクタ414を通過し、干渉計426に到達する。干渉計426は、各sおよびpパルスからの回折次数を干渉させて信号パルスを生成する。リフレクタ414は、入射光を基板420の表面に対して実質的に垂直に方向づけるように示されているが、他の実施形態では、リフレクタ414は、光を基板420に向かって斜めに方向づける。
実施形態によれば、干渉計426の出力は、デマルチプレクサ512によって受信される。デマルチプレクサ512は、光出力の様々なスペクトル帯域を分離するように実装され、各スペクトル帯域は異なる検出器に送られる。1つの検出器428のみが示されているが、任意の数の検出器が異なるスペクトル帯域に対して使用されてもよい。
偏光が時間領域で分離されているので、出力光の異なる偏光は、検出器428で容易に識別することができる。例えば、信号514は、s光パルスを表し、信号516は、p偏光パルスを表す。添付のグラフに示すように、s偏光パルスはp偏光パルスと時間的に交互になる。これらのグラフは単なる例示であることに留意されたい。検出器428で偏光状態を時間的に分離することができることにより、メトロロジシステム500は2つの干渉計(各偏光状態に対して1つ)を必要としない。
図6は、実施形態に係る、リソグラフィ装置100または100'の一部として実装可能な別のメトロロジシステム600の概略図を示す。メトロロジシステム600は、光が基板420の表面から回折または反射された後に偏光分離および遅延が生じることを除いて、メトロロジシステム500と同様である。図4に示されているのと同様に、光が生成され、基板420に向けられる。明確にするために、照明システム412およびリフレクタ414は、図6には示されていない。メトロロジシステム600の様々な要素間の破線の光路は、光を案内するのを助けるレンズやミラーなどの自由空間光学部品を含んでよい。光はまた、1つ以上の光ファイバを使用して光路に沿って導かれてもよい。
実施形態によれば、パルス光は、基板420の表面上のターゲットから回折または反射され、偏光ビームスプリッタ602によって受光される。偏光ビームスプリッタ602は、図1の偏光ビームスプリッタ506と実質的に同じ方法で動作することができる。図6において白と黒の矢印により示されるように、偏光ビームスプリッタ602は、第1偏光(例えば、p偏光)を有する光を結合器606に向かう第1経路に方向づけ、第2偏光(例えば、s偏光)を有する光を遅延素子604に向かう第2経路に方向づける。
実施形態によれば、遅延素子604は、s偏光を受光し、s偏光に群遅延を生じさせるように設計されている。遅延素子604は、遅延素子604を横断したときにs偏光の経路長を変化させるよう配置された例えばファイバ・ループまたはミラー構成などのパッシブ遅延であっってよい。遅延ループの長さは、照明システム604からの隣接パルス間の時間の半分だけs偏光パルスが遅延されるようになされてよい。別の実施例では、遅延素子604は、半導体の電気光学変調器、熱光学変調器、音響光学変調器などのアクティブ素子である。変調を与えることにより、変調器を横断したときにs偏光の遅延が変化する。
結合器606は、p偏光と遅延されたs偏光とを結合する。再結合の際に、パルスは今、それらの偏光に基づいて時間領域において分離されている。例えば、光が結合器606を通過した後に光路に沿って次々に続く白矢印と黒矢印に示されるように、時間領域でs偏光パルスがp偏光パルスと交互する。結合器606は、スポットミラーまたは他の部分反射ミラーを含んでよい。光ファイバを用いるときは、結合器606は、エバネセントカプラを含んでよい。
干渉計426は、結合器606から受光した光の各sおよびpパルスからの回折次数を干渉して、デマルチプレクサ512によって受光される出力ビームを生成する。デマルチプレクサ512および検出器428は、図5で上述したのと同様に機能する。
偏光が時間領域で分離されているので、出力光の異なる偏光は検出器428で容易に識別することができる。例えば、信号514はs偏光パルスを表し、信号516はp偏光パルスを表す。添付のグラフに示すように、s偏光パルスはp偏光パルスと時間的に交互になる。これらのグラフは単なる例示であることに留意されたい。検出器428で偏光状態を時間的に分離することができることにより、メトロロジシステム600は2つの干渉計(各偏光状態に対して1つ)を必要としない。
図7は、実施形態に係る、リソグラフィ装置100または100 'の一部として実装可能な別のメトロロジシステム700の概略図を示す。メトロロジシステム700は、光変調システム504が変調器702で置き換えられている点を除いて、メトロロジシステム500に類似している。メトロロジシステム700の様々な要素間の破線の光学経路は、光を案内するのを助けるレンズやミラーなどの自由空間光学部品を含んでよい。光はまた、1つ以上の光ファイバを使用して光学経路に沿って導かれてもよい。
照明システム701は、レーザ光源または明るいLED光源を備えることができる。レーザ光源は、可視スペクトル内の波長の範囲を含む白色レーザ光源であってよい。中間赤外領域に近い波長を提供する他のレーザ光源が用いられてもよい。実施形態によれば、照明システム701は、連続照明を提供する。
照明システムからの光は、変調器702によって受光される。実施形態によれば、変調器702は、入射光を変調して異なる偏光モードを時間領域で分離するように設計された1つ以上の電気光学変調器、熱光学変調器、または音響光学変調器を含む動的変調器である。例えば、s偏光およびp偏光が時間的に分離される。変調された光は、光が変調器702を通過した後に光路に沿って次々と黒および白の矢印によって表される。変調器702で生じる動的変調は、ユーザによって制御されてよく、処理装置(図示せず)によって実行されるプログラムによって提供されてもよい。したがって、実施形態によれば、変調基準信号704は、変調器702(または、変調器702を制御する処理装置)によって生成される。この変調基準信号704は、検出器428での交互の偏光モードを区別するために使用される。変調基準信号704は、図示のように検出器428によって直接的に受信されてよく、または検出器428を制御する任意の処理装置によって受信されてよい。
メトロロジシステム700は、実施形態によれば、ビームリフレクタ414の周りの光の経路に1つ以上の波長板705を含むことができる。波長板705を使用して、入射光の偏光モードをさらに回転または変更することができる。例えば、波長板705は、線形、円形、または楕円形の照明を基板420上または干渉計426に提供する。任意の数の波長板705を使用することができる。波長板705は、ビームスプリッタ414と基板420との間、および/またはビームスプリッタ414と干渉計426との間に配置することもできる。
干渉計426は、基板420からの回折光を干渉させて、デマルチプレクサ512によって受光される出力ビームを生成する。デマルチプレクサ512および検出器428は、図5において上述したのと同様に機能する。
変調基準信号704を使用することにより、検出器428で受光された光は、時間領域において異なる偏光状態に分離することができる。例えば、信号706はs偏光を表し、信号708はp偏光を表す。両方の偏光に適用される方形波変調を示す添付のグラフに示されるように、s偏光はp偏光と時間的に交互になる。これらのグラフは単なる例示であることに留意されたい。検出器428で偏光状態を時間的に分離することができることにより、メトロロジシステム700は2つの干渉計(各偏光状態に対して1つ)を必要としない。
メトロロジシステム700では、光が連続的であることを必要としない。別の実施例では、照明システム701は、その偏光に基づいて時間領域でパルスを分離するために、変調器702で変調されるパルス光を生成する。
図8は、実施形態に係る、リソグラフィ装置100または100'の一部として実装可能な別のメトロロジシステム800の概略図を示す。メトロロジシステム800は、変調器702が、光の各偏光状態を別々に変調するように設計されたビーム分割変調器802で置き換えられている点を除いて、メトロロジシステム700と同様である。メトロロジシステム800の様々な要素間の破線の光学経路は、光を案内するのを助けるレンズやミラーなどの自由空間光学部品を含むことができる。光はまた、1つ以上の光ファイバを使用して光学経路に沿って導かれてもよい。
照明システム801は、レーザ光源または明るいLED光源を備えることができる。レーザ光源は、可視スペクトル内の波長の範囲を含む白色レーザ光源であってもよい。中間赤外領域に近い波長を提供する他のレーザ光源が使用されてもよい。実施形態によれば、照明システム801は連続照明を提供する。
実施形態によれば、照明システム801から生成された光は、ビーム分割変調器802によって受光される。ビーム分割変調器802は、偏光ビームスプリッタ804と、第1変調器806と、第2変調器808と、結合器810とを含む。図8で白および黒の矢印で示されるように、偏光ビームスプリッタ804は、第1偏光(例えば、p偏光)を有する光を第1変調器806に向かう第1経路に方向づけ、第2偏光(例えば、s偏光)を有する光を第2変調器808に向かう第2経路に方向づける。
実施形態によれば、第1変調器806および第2変調器808のそれぞれは、入射偏光を変調するように設計された1つまたは複数の電気光学変調器、熱光学変調器または音響光学変調器を含む動的変調器である。例えば、s偏光は第2変調器808によって変調され、p偏光は第1変調器806によって変調される。次に、各偏光変調ビームは結合器810で再結合される。各偏光状態の変調は、結合器810で光が再結合されると光の偏光状態が時間領域において分離されるように、設計される。結合器810は、スポットミラーまたは他の部分反射ミラーを含むことができる。光ファイバを使用する場合、結合器810は、エバネセントカプラを含むことができる。
第1変調器806および第2変調器808で発生する動的変調は、ユーザによって制御されてもよいし、処理装置(図示せず)によって実行されるプログラムによって提供されてもよい。したがって、実施形態によれば、変調基準信号812は、ビーム分割変調器802(またはビーム分割変調器802を制御する処理装置)によって生成される。この変調基準信号812は、検出器428で交互の偏光モードを区別するために使用される。変調基準信号812は、図示のように検出器428によって直接的に、または検出器428を制御する任意の処理装置によって受信されてよい。
図7を参照して既に上述したように、光はビーム分割変調器802から出射して、メトロロジシステム800を一周して検出器428まで進み続ける。
変調基準信号812を使用することにより、検出器428で受光された光は、時間領域において異なる偏光状態に分離することができる。例えば、信号814はs偏光を表し、信号816はp偏光を表す。両方の偏光に適用される方形波変調を示す添付のグラフに示されるように、s偏光はp偏光と時間的に交互になる。これらのグラフは単なる例示であることに留意されたい。検出器428で偏光状態を時間的に分離することができることにより、メトロロジシステム800は、2つの干渉計(各偏光状態に対して1つ)を必要としない。
メトロロジシステム800では、光が連続的であることを必要としない。別の実施例では、照明システム801は、その偏光に基づいて時間領域でパルスを分離するために、ビーム分割変調器802で変調されるパルス光を生成する。
(空間偏光分離メトロロジシステム)
図9は、実施形態に係る、リソグラフィ装置100または100'の一部として実装可能な別のメトロロジシステム900の概略図を示す。メトロロジシステム900は、時間領域ではなく、瞳面内で空間的に異なる偏光モードを分離するという点で、図5〜図8に示されている実施形態と異なる。図4に示されるのと同様に、基板420の表面からの屈折光が生成され、基板420に向けられる。明確にするために、照明システム412およびリフレクタ414は、図6には示されていない。メトロロジシステム900の様々な要素間の破線の光学経路は、光を案内するのを助けるレンズやミラーなどの自由空間光学部品を含むことができる。光はまた、1つ以上の光ファイバを使用して光学経路に沿って導かれてもよい。
メトロロジシステム900は、光が基板の表面に対して実質的に垂直な方向に基板に向けられ、回折光が集められるアライメントシステム(例えば、基板上のフィーチャのx−y位置を測定する)であってよい。メトロロジシステム900はまた、高さセンサであってもよい(例えば、基板上または基板の表面上のフィーチャのz位置を測定する)。高さセンサとして使用される場合、メトロロジシステム900は、基板の表面上に斜めに入射する光を使用し、回折光ではなく、反射光を集める。
パルス光または連続光のいずれかが、基板420の表面上のターゲットから回折または反射され、偏光ビームスプリッタ902によって受光される。偏光ビームスプリッタ902は、図5の偏光ビームスプリッタ506と実質的に同じように動作する。図9において白と黒の矢印で示されるように、偏光ビームスプリッタ902は、第1偏光(例えば、p偏光)を有する光を、結合器906に向かう第1経路に方向づけ、第2偏光(例えば、s偏光)を有する光を、旋光子(optical rotator)904に向かう第2経路に方向づける。
旋光子904は、受信された像を瞳面内で所与の量だけ回転させるように設計された光学部品を含む。例えば、旋光子904は、光の偏光モードを保存する位相補償コーティングを有するプリズムを含む。実施形態によれば、プリズムは、瞳面内の光の像を90°回転させる。所望の回転は、多数の異なるミラーまたはプリズム形状によって提供されてもよい。例えば、2つの90°の折り曲げ部間に挟まれた45°のダブプリズムを使用することができる。別の例では、旋光子904は、180°の非回転折り曲げ部と、s偏光の光路またはp偏光の光路のいずれかに配置されたダブプリズムとを含む。
結合器906は、p偏光と回転したs偏光とを結合する。再結合の際に、異なる偏光は、瞳面において空間的に分離される(例えば、s偏光がp偏光に対して回転される)。結合器906は、スポットミラーまたは他の部分反射ミラーを含むことができる。光ファイバを使用する場合、結合器906は、エバネセントカプラを含むことができる。
瞳面の平面図908は、実施形態に係る、結合器906で偏光が再結合された後の瞳面内のp偏光およびs偏光を示す。p偏光は、網掛け円(垂直方向に並んだ円)で表されており、一方、s偏光は、非網掛け円(水平方向に並んだ円)で表されている。この例では、s偏光が瞳面の平面図908においてp偏光に対して90°回転されている。別の例では、基板420上の回折格子が45度回転され、回折次数もまた45度回転される。
干渉計426は、結合器906から受け取った空間的に分離された光を干渉させ、1つ以上の瞳分割器912によって受け取られる出力ビームを生成する。実施形態によれば、瞳分割器912は、s偏光をp偏光から分離する複数の反射および非反射面を含む。分離された偏光は、その後、異なる検出器に方向づけられる。例えば、2つの瞳分割器は、それぞれ2つの検出器(合計4つの検出器)に供給するよう実施することができる。図示の実施形態では、単一の瞳分割器912が、第1検出器914および第2検出器916に供給するために使用される。第1検出器914は、s偏光を受光するように設計されてよく、第2検出器916は、p偏光を受光するように設計されてよい。偏光状態を空間的に分離し、異なる検出器でそれぞれ空間的に分離された偏光状態を検出することができることにより、メトロロジシステム900は、2つの干渉計(各偏光状態に対して1つ)を必要としない。
図5−図9に記載されたいずれのメトロロジシステムも、偏光分離に加えて、またはその代わりに、波長多重/分離を行うために使用されてよい。所与のメトロロジシステムにおける光源は、異なる波長を有するパルスを出力するように設計されてもよい。1つの波長(または1組の波長)を別の波長から区別するために、各波長に適用される変調は異なってもよい。このようにして、パルスは、異なる波長に提供される変調に基づいて、検出器において互いに区別することができる。
(メトロロジシステムを用いたウェハ検査方法の例)
図10は、実施形態に係る、メトロロジシステムを用いて基板上のターゲットの位置、または基板表面の高さを計測するためのフローチャート1000を示す。単に説明のために、図10に示すステップは、図4−図8に示す動作環境を参照して説明されている。しかしながら、フローチャート1000は、これらの実施形態に限定されない。ステップは異なる順序で行うことが可能であり、特定のアプリケーションによって行われるものではないことを理解されたい。
ステップ1002において、照明システムから光が発生される。発生した光は、パルス状または連続的であってよく、複数の偏光モードを含んでもよい。光の異なる波長間隔は、時間的に直交する振幅で変調されてもよい。その後、光は検出器で復調される。
実施形態によれば、ステップ1004において、光の異なる偏光モードが時間的に(例えば、時間領域において)分離される。別の実施形態では、光の異なる波長は、偏光モードではなく(または偏光モードと共に)時間的に分離されてもよい。別の例では、光の偏光モードは、時間的に分離されるのではなく、直交変調される。
偏光モードは、様々な技術を使用して時間的に分離されてもよい。例えば、偏光モードは、偏光スプリッタを使用して分割することができる。そして、一方の偏光モードは、偏光が結合される前に、他方の偏光モードに対して遅延される。別の例では、光は、偏光モードを時間的に分離するように変調される。さらに別の例では、偏光モードは、偏光スプリッタを用いて分割される。そして、各偏光モードは、偏光が結合される前に、別々に変調される。
ステップ1006において、時間的に分離された偏光モードを有する光は、基板に向けられる。一例では、光は基板上のターゲットに向けられ、ターゲットから回折する。別の例では、光は、基板表面の高さ(Z方向)を測定するために基板の表面から反射される。
ステップ1008において、基板から受光した光が干渉される。一例では、基板上のターゲットから回折された各偏光モードの回折次数が干渉される。例えば、s偏光の回折次数が干渉され、p偏光の回折次数が干渉される。干渉は、干渉計426などの自己参照干渉計(SRI)によって実行されてもよい。別の例では、基板表面からの反射光が干渉される。
ステップ1010において、干渉計からの出力光が検出される。実施形態によれば、検出された光の異なる偏光モードは、時間的に分離され、したがって、検出器において時間領域で互いに区別することができる。別の実施形態では、光の異なる波長は、検出器において時間領域で互いに区別することができる。
図11は、実施形態に係る、メトロロジシステムを用いて基板上のターゲットの位置、または基板表面の高さを計測するためのフローチャート1100を示す。単に説明のために、図11に示すステップは、図9に示す動作環境の例を参照して説明する。しかしながら、フローチャート1100はこれらの実施形態に限定されない。ステップは異なる順序で行うことが可能であり、特定のアプリケーションによって行われるものではないことを理解されたい。
ステップ1102において、光が基板から受光される。光は、基板表面上のターゲットによって回折されていてもよい。別の例では、光は基板表面から反射されている。光は、例えば図4に示されるように、照明システムおよびリフレクタを使用して発生され、基板表面に向けられてもよい。受光された光は、パルス状または連続的であってもよく、複数の偏光モードを含むべきである。
ステップ1104において、受光された光は、第1偏光と第2偏光に分割される。例えば、光はp偏光とs偏光に分割されてもよい。光は、例えば偏光スプリッタ902などの偏光スプリッタを用いて分割されてよい。
実施形態によれば、ステップ1106において、第1偏光は瞳面内で回転される。回転は、瞳面内で光の像を回転させるプリズムを使用して実行されてもよい。一例では、第1偏光は90°回転されてもよい。
ステップ1108において、回転された第1偏光と第2偏光が結合される。再結合の際に、異なる偏光が瞳面内で空間的に分離される(例えば、s偏光がp偏光に対して回転される)。
ステップ1110において、結合光の回折次数が干渉される。干渉は、干渉計426などの自己参照干渉計(SRI)によって実行されてもよい。別の例では、結合光は、基板表面からの反射に由来し、この結合光の分離された偏光モードが干渉される。
ステップ1112において、干渉計からの出力光が検出される。検出された光の異なる偏光モードは、瞳面において空間的に分離され、したがって、1つ以上の瞳分割器を用いて互いに区別され、異なる光偏光を検出するために1つ以上の検出器に向けられる。
(結語)
本明細書ではICの製造におけるリソグラフィ装置の使用を例として説明しているが、リソグラフィ装置は他の用途にも適用することが可能であるものと理解されたい。他の用途としては、集積光学システム、磁区メモリ用案内パターンおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどがある。当業者であればこれらの他の適用に際して、本明細書における「ウェーハ」あるいは「ダイ」という用語がそれぞれ「基板」あるいは「ターゲット部分」という、より一般的な用語と同義であるとみなされると理解することができるであろう。基板は露光前または露光後においてトラック(典型的にはレジスト層を基板に塗布し、露光後のレジストを現像する装置)、メトロロジツール、及び/またはインスペクションツールにより処理されてもよい。適用可能であれば、本明細書の開示はこれらのまたは他の基板処理装置にも適用され得る。また、基板は例えば多層ICを製造するために複数回処理されてもよく、その場合には本明細書における基板という用語は既に処理されている多数の処理層を含む基板をも意味する。
以上では光学リソグラフィとの関連で本発明の実施形態の使用に特に言及しているが、本発明は、インプリントリソグラフィなどの他の用途においても使用可能であり、状況が許せば、光学リソグラフィに限定されないことが理解される。インプリントリソグラフィでは、パターニングデバイスのトポグラフィによって、基板上に生成されるパターンが画定される。パターニングデバイスのトポグラフィを基板に供給されたレジストの層に押しつけ、その後に電磁放射、熱、圧力またはその組合せにより、レジストを硬化する。パターニングデバイスをレジストから離し、レジストを硬化した後にパターンを残す。
本明細書の表現または専門用語は、説明を目的としており限定のためではなく、本明細書の専門用語または表現は、本明細書の教示を考慮して当業者によって解釈されるべきものであることを理解されたい。
本明細書に記載の実施例において、「レンズ」「レンズ素子」なる用語は文脈が許す限り、屈折光学素子、反射光学素子、磁気的光学素子、電磁的光学素子、および静電的光学素子を含むさまざまな種類の光学素子のいずれかまたは任意の組み合わせを示してもよい。
さらに、本明細書における「放射」、「ビーム」および「光」なる用語は、(例えば365nm、248nm、193nm、157nm、または126nmの波長λを有する)紫外(UV)放射、(例えば5乃至20nmの範囲に含まれる波長(例えば13.5nm)を有するか、5nm未満で作動する硬X線)極紫外(EUVまたは軟X線)放射を含むあらゆる電磁放射、及びイオンビームまたは電子ビーム等の粒子ビームを含む。一般に、約400乃至約700nmの間の波長を有する放射は可視放射と見なされ、約780乃至3000nm(またはそれ以上)の間の波長を有する放射は赤外放射とみなされる。UVとはおよそ100乃至400nmの波長を有する放射をいう。リソグラフィにおいては「UV」なる用語も水銀放電ランプにより生成される波長に用いられる。436nmのG線、405nmのH線、365nmのI線である。真空UV(VUV、つまり気体に吸収されるUV)とはおよそ100乃至200nmの波長を有する放射をいう。深紫外(DUV)とは一般に126nmから428nmの波長を有する放射をいう。一実施形態においては、エキシマレーザが、リソグラフィ装置で使用されるDUV放射を生成可能である。なお、例えば5乃至20nmの波長を有する放射とは、5乃至20nmの範囲の少なくとも一部のある波長域を有する放射を言うものと理解されたい。
本明細書で用いられる「基板」という用語は一般に、次の材料層が上に追加される材料を言い表す。実施形態では、基板自体がパターニングされてもよく、その上に追加される材料もパターニングされてもよく、又はパターニングされずに保たれてもよい。
本発明の特定の実施形態について上述したが、本発明は説明したもの以外の態様で実施されてもよいことを理解されたい。上記説明は本発明を限定することを意図していない。
発明の概要および要約の部分ではなく、詳細な説明の部分が特許請求の範囲を解釈するために用いられることを意図されていることを理解すべきである。発明の概要および要約の部分は、発明者によって考案された本発明の実施形態のうち一つまたは複数について述べているが、全ての例示的な実施形態について述べている訳ではない。したがって、本発明および添付の特許請求の範囲をいかなる方法によっても限定する意図はない。
特定の機能および関係の実現を例証する機能的な構成要素の助けを用いて本発明を上記で説明してきた。これらの機能的な構成要素の境界は、説明の便宜上、適宜定義されている。それらの特別な機能および関係が適切に実行される限り、別の境界も定義することができる。
特定の実施形態についての上記説明は本発明の一般的性質を完全に公開しており、したがって、当分野の能力に含まれる知識を適用することによって、過度の実験をすることなく、および本発明の一般概念から逸脱することなく、種々の応用に対してそのような特定の実施形態を直ちに修正しおよび/または適応させることができる。したがって、そのような適応および修正は、本書に提示された教示および助言に基づき、開示された実施形態の意義および等価物の範囲内であると意図されている。
本発明の広さおよび範囲は、上述した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲およびそれらの等価物にしたがってのみ規定されるべきである。

Claims (16)

  1. 光を発生させるように構成された放射源と、
    前記光の第1偏光モードを前記光の第2偏光モードから時間的に分離するように構成された光変調器と、
    前記光を基板に向けて方向づけるように構成されたリフレクタと、
    前記基板上のパターンから回折された又は前記基板から反射された光を受け取り、回折又は反射光間の干渉から出力光を生成するように構成された干渉計と、
    前記干渉計からの前記出力光を受光するように構成された検出器と、
    を備え、前記出力光の前記第1偏光モードおよび前記第2偏光モードが、前記検出器において時間的に分離され、
    前記光変調器は、
    前記光を前記第1偏光モードを有する第1偏光と前記第2偏光モードを有する第2偏光とに分割するように構成された偏光スプリッタと、
    前記第1偏光の群遅延を変化させるように構成された光遅延素子と、
    前記第1偏光モードと前記第2偏光モードとが結合光において時間的に分離されるように、遅延した前記第1偏光と前記第2偏光とを結合するように構成された光カプラと、
    を備える、メトロロジシステム。
  2. 前記光遅延素子は、前記第1偏光の光路長を増加させるように構成された光ファイバを備える、請求項に記載のメトロロジシステム。
  3. 前記光遅延素子は、前記第1偏光の光路長を増加させるように構成された複数のミラーを備える、請求項に記載のメトロロジシステム。
  4. 前記光変調器は、前記基板上の前記パターンから回折または反射された前記光を受け取り、前記結合光を前記干渉計に送信するように構成されている、請求項に記載のメトロロジシステム。
  5. 前記放射源がパルスレーザ光源を備え、前記パルスレーザ光源が、異なる波長を有するパルスを出力するように構成され、前記光変調器が、それらの波長に基づいて前記パルスに異なる変調を適用するように構成されている、請求項に記載のメトロロジシステム。
  6. 光を発生させるように構成された放射源と、
    前記光の第1偏光モードを前記光の第2偏光モードから時間的に分離するように構成された光変調器と、
    前記光を基板に向けて方向づけるように構成されたリフレクタと、
    前記基板上のパターンから回折された又は前記基板から反射された光を受け取り、回折又は反射光間の干渉から出力光を生成するように構成された干渉計と、
    前記干渉計からの前記出力光を受光するように構成された検出器と、
    を備え、前記出力光の前記第1偏光モードおよび前記第2偏光モードが、前記検出器において時間的に分離され、
    前記放射源が連続レーザ光源を備える、メトロロジシステム。
  7. 前記光変調器は、前記連続レーザ光源から連続光を受け取り、前記連続レーザ光源から受け取った前記連続光の前記第1偏光モードを前記連続光の前記第2偏光モードから時間的に分離するように構成される、請求項に記載のメトロロジシステム。
  8. 前記光変調器は、信号を前記検出器に送信するようにさらに構成され、前記信号は、前記連続光の前記第1偏光モードと前記第2偏光モードとの間の時間的分離に関連している、請求項に記載のメトロロジシステム。
  9. 前記光変調器は、
    前記連続レーザ光源からの連続光を、前記第1偏光モードを有する前記第1偏光と前記第2偏光モードを有する前記2偏光とに分割するように構成された偏光スプリッタと、
    前記第1偏光に変調を加えるように構成された第1光変調器と、
    前記第2偏光に変調を加えるように構成された第2光変調器と、を備え、
    前記第1偏光および前記第2偏光が再結合されたときに前記第1偏光モードと前記第2偏光モードとが時間的に分離されるように、第1の変調と第2の変調が加えられる、請求項に記載のメトロロジシステム。
  10. 光を発生させるように構成された放射源と、
    前記光を基板に向けて方向付けるように構成されたリフレクタと、
    光変調器であって、
    前記基板上のパターンから回折された、または前記基板から反射された光を、第1偏光モードを有する第1偏光および第2偏光モードを有する第2偏光に分割するように構成された偏光スプリッタと、
    前記第1偏光を受光して前記第1偏光の偏光を回転させる旋光子と、
    前記第1偏光モードと前記第2偏光モードとが瞳面内で空間的に分離されるように、回転された前記第1偏光と前記第2偏光とを結合して結合光を形成するように構成された光カプラと、を備える光変調器と、
    前記結合光を受光し、前記結合光の干渉から出力光を生成するように構成された干渉計と、
    前記干渉計からの前記出力光を受光するように構成された1つ以上の検出器と、
    を備え、前記出力光の前記第1偏光モードおよび前記第2偏光モードは、前記1つ以上の検出器で空間的に分離される、メトロロジシステム。
  11. 前記出力光を受け取り、前記1つ以上の検出器に光を送信するように構成された1つ以上の瞳分割器をさらに備える、請求項10に記載のメトロロジシステム。
  12. パターニングデバイスのパターンを照明するように構成された照明システムと、
    基板のターゲット部分に前記パターンの像を投影するように構成された投影システムと、
    メトロロジシステムであって、
    光を発生させるように構成された放射源と、
    前記光の第1偏光モードを前記光の第2偏光モードから時間的に分離するように構成された光変調器と、
    前記光を前記基板に向けて方向づけるように構成されたリフレクタと、
    前記基板上のパターンから回折された又は前記基板から反射された光を受け取り、回折又は反射光間の干渉から出力光を生成するように構成された干渉計と、
    前記干渉計からの前記出力光を受光するように構成された検出器と、を備え、前記出力光の前記第1偏光モードおよび前記第2偏光モードが、前記検出器において時間的に分離され、
    前記光変調器は、
    前記光を前記第1偏光モードを有する第1偏光と前記第2偏光モードを有する第2偏光とに分割するよう構成された偏光スプリッタと、
    前記第1偏光の群遅延を変化させるよう構成された光遅延素子と、
    前記第1偏光モードと前記第2偏光モードとが結合光において時間的に分離されるように、遅延された前記第1偏光と前記第2偏光とを結合するように構成された光カプラと、
    を備える、メトロロジシステムと、
    を備える、リソグラフィ装置。
  13. 前記光変調器は、前記基板上の前記パターンから反射された第1の光を受け取り、前記結合光を前記干渉計に送信するように構成される、請求項12に記載のリソグラフィ装置。
  14. パターニングデバイスのパターンを照明するように構成された照明システムと、
    基板のターゲット部分に前記パターンの像を投影するように構成された投影システムと、
    メトロロジシステムであって、
    光を発生させるように構成された放射源と、
    前記光の第1偏光モードを前記光の第2偏光モードから時間的に分離するように構成された光変調器と、
    前記光を前記基板に向けて方向づけるように構成されたリフレクタと、
    前記基板上のパターンから回折された又は前記基板から反射された光を受け取り、回折又は反射光間の干渉から出力光を生成するように構成された干渉計と、
    前記干渉計からの前記出力光を受光するように構成された検出器と、を備え、前記出力光の前記第1偏光モードおよび前記第2偏光モードが、前記検出器において時間的に分離される、メトロロジシステムと、
    を備え、
    前記放射源は、連続レーザ光源を備える、リソグラフィ装置。
  15. 前記光変調器は、前記連続レーザ光源から連続光を受け取り、前記連続レーザ光源から受け取った前記連続光の第1偏光モードを前記連続光の第2偏光モードから時間的に分離するように構成される、請求項14に記載のリソグラフィ装置。
  16. 前記光変調器は、
    前記連続レーザ光源からの連続光を、前記第1偏光モードを有する第1偏光と前記第2偏光モードを有する第2の偏光とに分割するように構成された偏光スプリッタと、
    前記第1偏光に変調を加えるように構成された第1光変調器と、
    前記第2偏光に変調を加えるように構成された第2光変調器と、を備え、
    前記第1偏光および前記第2偏光が再結合されたときに前記第1偏光モードと前記第2偏光モードとが時間的に分離されるように、第1の変調と第2の変調が加えられる、請求項14に記載のリソグラフィ装置。
JP2018521888A 2015-10-27 2016-10-06 偏光独立メトロロジシステム Active JP6588636B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201562247116P 2015-10-27 2015-10-27
US62/247,116 2015-10-27
PCT/EP2016/073820 WO2017071925A1 (en) 2015-10-27 2016-10-06 Polarization independent metrology system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018534621A JP2018534621A (ja) 2018-11-22
JP6588636B2 true JP6588636B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=57121240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018521888A Active JP6588636B2 (ja) 2015-10-27 2016-10-06 偏光独立メトロロジシステム

Country Status (6)

Country Link
US (2) US10338481B2 (ja)
JP (1) JP6588636B2 (ja)
CN (1) CN108351598B (ja)
NL (1) NL2017584A (ja)
TW (1) TWI615686B (ja)
WO (1) WO2017071925A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108351598B (zh) 2015-10-27 2020-12-08 Asml控股股份有限公司 与偏振无关的量测系统
JP6678253B2 (ja) * 2016-06-03 2020-04-08 エーエスエムエル ホールディング エヌ.ブイ. アライメントシステムウェーハスタックビーム分析器
US11333621B2 (en) 2017-07-11 2022-05-17 Kla-Tencor Corporation Methods and systems for semiconductor metrology based on polychromatic soft X-Ray diffraction
WO2020007558A1 (en) * 2018-07-06 2020-01-09 Asml Netherlands B.V. Position sensor
TWI697680B (zh) * 2019-03-20 2020-07-01 矽品精密工業股份有限公司 測試系統
NL2025611A (en) * 2019-05-30 2020-12-03 Asml Holding Nv Self-referencing interferometer and dual self-referencing interferometer devices
CN114174930A (zh) * 2019-08-07 2022-03-11 Asml控股股份有限公司 对准系统的激光模块组件、量测系统和光刻设备
KR20230122624A (ko) * 2020-12-23 2023-08-22 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 리소그래피 장치, 계측 시스템, 및 그의 방법
WO2023072880A1 (en) * 2021-10-29 2023-05-04 Asml Netherlands B.V. Inspection apparatus, polarization-maintaining rotatable beam displacer, and method
WO2023078619A1 (en) * 2021-11-02 2023-05-11 Asml Netherlands B.V. Hollow-core photonic crystal fiber based broadband radiation generator
WO2024115041A1 (en) * 2022-11-30 2024-06-06 Asml Netherlands B.V. Apparatus for and method of combined display of optical measurement information

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4710026A (en) * 1985-03-22 1987-12-01 Nippon Kogaku K. K. Position detection apparatus
JP4095391B2 (ja) * 2002-09-24 2008-06-04 キヤノン株式会社 位置検出方法
TWI304157B (en) 2002-11-27 2008-12-11 Asml Netherlands Bv Lithographic apparatus and device manufacturing method
SG10201407395SA (en) * 2006-08-31 2014-12-30 Nikon Corp Movable Body Drive Method And Movable Body Drive System, Pattern Formation Method And Apparatus, Exposure Method And Apparatus, And Device Manufacturing Method
NL2004400A (en) * 2009-04-09 2010-10-12 Asml Holding Nv Tunable wavelength illumination system.
CN104321703B (zh) * 2012-04-12 2017-09-22 Asml控股股份有限公司 位置测量方法、位置测量设备、光刻设备以及装置制造方法、光学元件
EP3055737A1 (en) * 2013-10-09 2016-08-17 ASML Netherlands B.V. Polarization independent interferometer
WO2015074796A1 (en) * 2013-11-20 2015-05-28 Asml Netherlands B.V. Lithographic method and apparatus
AU2014375596B2 (en) * 2013-12-30 2018-02-15 Beijing China Science Purification Eco-Technologies Co., Ltd Automatic high-speed rotary atomizing device, use thereof and a fire extinguishing method by using same
CN103792798B (zh) * 2014-01-28 2015-10-28 中国科学院上海光学精密机械研究所 光刻机偏振照明系统光瞳偏振态测量装置及其测试方法
WO2016015955A1 (en) 2014-07-30 2016-02-04 Asml Netherlands B.V. Alignment sensor and lithographic apparatus background
CN108351598B (zh) 2015-10-27 2020-12-08 Asml控股股份有限公司 与偏振无关的量测系统

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017071925A1 (en) 2017-05-04
US20180299790A1 (en) 2018-10-18
TWI615686B (zh) 2018-02-21
TW201727380A (zh) 2017-08-01
CN108351598B (zh) 2020-12-08
NL2017584A (en) 2017-05-19
US10558131B2 (en) 2020-02-11
US20190243254A1 (en) 2019-08-08
US10338481B2 (en) 2019-07-02
JP2018534621A (ja) 2018-11-22
CN108351598A (zh) 2018-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6588636B2 (ja) 偏光独立メトロロジシステム
JP6342486B2 (ja) 偏光非依存干渉計
JP6744437B2 (ja) オーバーレイおよびクリティカルディメンションセンサにおける瞳照明のための方法およびデバイス
KR20180097690A (ko) 토포그래피 측정 시스템
TW202113459A (zh) 在對準中用以減小標記尺寸的相位調變器
US10082740B2 (en) Feedback control system of an alignment system
CN116783556A (zh) 用于在光刻对准设备中测量强度的系统和方法
JP2020521159A (ja) アライメントシステムにおける2次元アライメントのためのアライメントマーク
CN114902142A (zh) 光刻设备、量测系统、照射源及其方法
JP6609061B2 (ja) 複数の光源の波長合成
KR20230095971A (ko) 편광 선택 메트롤로지 시스템, 리소그래피 장치, 및 그 방법
TW202109176A (zh) 基於波長掃描之對準感測器
JP6564138B2 (ja) アライメントシステムの光学システム
JP6754002B2 (ja) アライメントシステムの断熱化
JP2023538850A (ja) リソグラフィ装置、計測システム及び誤差補正のための強度不均衡測定

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6588636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250