JP6586627B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
有利状態としては、RT、AT、ART、ボーナスなどと称される遊技状態がある。
RTは、リプレイ・タイムの略称であり、通常、メダルを投入することなく次回遊技可能となるリプレイ役の当選率の高い遊技状態のことをいう。
また、ATは、アシスト・タイムの略称であり、小役やリプレイ役の当選時において、例えば、目押しの目安となる図柄が報知されたり、停止ボタンの操作順序が報知されたりして、小役やリプレイ役等の入賞をアシストする遊技状態である。
また、ARTは、アシスト・リプレイ・タイムの略称であり、RTとATとが組み合されることにより、リプレイ役の当選率が高く設定されつつ、小役やリプレイ役等の入賞がアシストされる遊技状態となっている。
また、ボーナスは、ベル役などの小役に高確率で当選する遊技状態のことをいう。
このような遊技状態は、所定条件の成立に基づいて移行する。
前扉1aは、リール41a〜41cそれぞれに表された連続する3つの図柄(識別情報)を機外から識別可能に構成されるとともに、遊技者により操作される複数の操作手段(2a,3,5)を備え、筐体1bは、リール41a〜41cを回転駆動させるドラムユニット4、メダルの払い出しを行うメダル払出装置7などの複数の装置、コンピュータとして動作する主制御部10、副制御部20などを備えている。
掛け数の設定は、メダル投入口2から直接メダルを投入して設定する方法と、ベットボタン2aを押下操作して設定する方法とがある。
なお、掛け数の上限は、「1」、「2」、又は「4」以上でもよい。
なお、ベットボタンは、ベットボタン2aのみに限らず、設定される掛け数のそれぞれ異なるベットボタンを複数設けることもできる。また、クレジットメダルは、メダル投入口2からのメダル投入や入賞により加算され、例えば、メダル50枚までクレジット(記憶)することができる。
そして、掛け数が所定数(例えば、3枚)になったときに、1回の遊技を実行可能な権利を保有するゲーム開始可能な状態となる。
「内部抽選処理」では、複数の当選役の中から今回ゲームの当選役を所定の当選確率に基づいて抽選により決定する。
なお、本実施形態では、「内部抽選処理」は、リール41a〜41cが定常回転に達する前に完了するものとするが、リール41a〜41cが回転を開始する前に完了するようにしてもよい。
このような定常回転に達すると、各リール41a〜41cに対応して設けられた停止ボタン5a〜5cが押下操作可能な状態(停止ボタン5操作の有効化)となる。
入賞の判定は、所定の入賞ライン上に停止した図柄の組合せに基づいて判定され、例えば、上・中・下段3つのラインと斜め2つのラインの計5ラインいずれかの入賞ライン上に停止した図柄の組合せに基づいて判定される。
なお、入賞ラインの数は、5ラインに限らず、1ラインなどの任意なライン数とすることができる。
また、「ベル役」には、停止ボタン5a〜5cに対する操作順序(押し順という)として6通りある押し順(例えば、「5a→5b→5c」,「5c→5b→5a」など)のうちの1通りの押し順(第1操作態様)によって、「ベル・ベル・ベル」に対応する図柄の組合せ(特別停止態様)が停止するとともに、その他の5通りの押し順(第2操作態様)によって、「ベル・ベル・ベル」以外の図柄の組合せ(非特別停止態様)が停止する、「押し順ベル」を設けることもできる。「押し順ベル」は、6通りある押し順それぞれに対応する「押し順ベル1〜6」を設けるとともに、各「押し順ベル1〜6」に当選したときのそれぞれに対応する押し順の報知は、ART中(AT中を含む)に行われる(AT中以外は報知しない)。
また、「リプレイ役」には、停止ボタン5a〜5cに対する操作順序(押し順という)として6通りある押し順のうちの1通りの押し順(第1操作態様)によって、「リプレイ・リプレイ・リプレイ」に対応する図柄の組合せ(特別停止態様)が停止するとともに、その他の5通りの押し順(第2操作態様)によって、「リプレイ・リプレイ・リプレイ」以外の図柄の組合せ(非特別停止態様)が停止する、「押し順リプレイ」を設けることもできる。「押し順リプレイ」は、6通りある押し順それぞれに対応する「押し順リプレイ1〜6」を設けるとともに、各「押し順リプレイ1〜6」に当選したときのそれぞれに対応する押し順の報知は、ART中(AT中を含む)に行われる(AT中以外は報知しない)。
また、「リプレイ役」には、非RT(リプレイ当選低確率状態)からRT(リプレイ当選高確率状態)への移行に係る図柄の組合せに対応する「昇格リプレイ」、RTから非RTへの移行に係る図柄の組合せに対応する「転落リプレイ」もある。これらの当選役についても押し順が対応付けられ、例えば、「昇格リプレイ」に関しては、6通りある押し順のうちの1通りの押し順によって非RTからRTへの移行に係る「昇格リプレイ」に対応する図柄の組合せが停止し、「転落リプレイ」に関しては、6通りある押し順のうちの5通りの押し順によってRTから非RTへの移行に係る「転落リプレイ」に対応する図柄の組合せが停止する。
具体的には、「ベル役」に対応する図柄の組合せ(「ベル・ベル・ベル」)の停止により8枚のメダルが払い出され、「スイカ役」に対応する図柄の組合せ(「スイカ・スイカ・スイカ」)の停止表示により5枚のメダルが払い出される。
また、「チェリー役」では、左リール41aに停止する「チェリー」の位置に応じて、メダルの払い出し枚数が異なり、「チェリー」が「上段」又は「下段」に停止したときには(上段チェリー又は下段チェリーという)、2枚のメダルが払い出され、「チェリー」が「中段」に停止したときには(中段チェリーという)、1枚のメダルが払い出される。
なお、各当選役の当選確率は、後述の各遊技状態において、「通常リプレイ」>「ベル役」>「上段・下段チェリー役」>「スイカ役」>「チャンスリプレイ」>「中段チェリー役」の関係性、つまり、「通常リプレイ」が最も当選し易く、「中段チェリー役」が最も当選し難く設定されているものとする。
また、「ベル役」については、ART中において、1ゲーム当りメダルが2枚増加するような当選確率に設定されていてもよい。
また、メダルの払い出しは、クレジットメダルの上限数を超える分のみが払い出されるように構成することもできるが、図示しない所定の設定ボタンを事前に操作することにより、入賞が発生するごとに、入賞に対応するメダルが払い出されるように構成することもできる。
また、ボーナス図柄の組合せは、ボーナス当選時において、停止ボタン5a〜5cに対する操作態様(例えば、目押し)よって、対応する図柄の組合せ(例えば、「7・7・7」など)が停止可能であり、所定の操作態様(第1操作態様)で停止操作が行われた場合、「7・7・7」が停止表示され、他の操作態様(第2操作態様)で停止操作が行われた場合、「7・7・7」以外の図柄の組合せが停止表示される。
このような「ボーナス役」は、それに当選したゲーム及び当該ゲーム以降のゲームにおいても対応する図柄の組合せが停止しない限り、当選した権利を持ち越す、いわゆる「ボーナス当選持越状態」となる(図5参照)。
また、「ボーナス役」は、対応する図柄の組合せの違いやメダルの払い出し数の違い等に応じて、複数種類を設けることもできる(ビッグボーナス「7・7・7」、レギュラーボーナス「7・7・BAR」など)。
このような報知手段は、副制御部20により制御される。また、副制御部20は、主制御部10から所定の遊技タイミングごとに受信する制御コマンドに基づいてこれらを制御する。
例えば、副制御部20は、主制御部10に設けられた出力ポートなどの送信手段から所定の遊技タイミングごとに送信される制御コマンドを、当該副制御部20に備える入力ポートなどの受信手段を介して受信するとともに、受信した制御コマンドを解読し、制御コマンドに応じた演出を行うように表示器8などの報知手段を制御する。
本実施形態の遊技状態は、「通常状態」と、この「通常状態」よりも遊技者に有利な「有利状態」とに大別される。
「有利状態」には、例えば、「ART」(第2遊技状態)、「ボーナス」(第4遊技状態:ボーナス遊技ともいう)があり、「通常状態」(第1遊技状態)は、いわゆる、通常遊技状態のことである。
また、この他にも、「ボーナス当選持越状態」(第3遊技状態)や、「内部抽選処理」において抽選される「リプレイ役」の当選確率の違いによって区分けされる複数のRT状態(前述の非RT及びRTを含む状態)があり、複数のRT状態はそれぞれ上記の遊技状態の一部と重複して又は単独で出現することもある。
また、有利状態ランプ13は、これに代えて、例えば、メダルの払い出し数を表示する払出数表示部などを構成する7セグの「ドット」部分等でもよい。
また、このような有利区間は、有利区間のゲーム数が1500ゲーム継続した場合(終了条件1)に終了する。また、有利区間中1回以上、「押し順ベル」の押し順を報知した場合(終了条件2)にも有利区間は終了する。これらの終了条件において、終了条件1の方が終了条件2よりも優先順位が高い。
また、「通常状態」は、通常区間(非有利区間)と定義され、ARTに関する権利(抽選権利、継続権利等)を記憶できない。
このような「通常状態」では、ARTへの移行を抽選により決定する「ART移行抽選処理」が行われる。
この「ART移行抽選処理」は、「内部抽選処理」において所定の当選役に当選したときに主制御部10において実行されることが好ましい。
また、「ART移行抽選処理」の当選確率は、「中段チェリー役」>「チャンスリプレイ役」>「スイカ役」>「上段・下段チェリー役」>「ベル役」の関係性を有している。つまり、「ベル役」よりも「中段チェリー役」の方が、当選確率を高く設定することができる。
例えば、「通常状態」において、「低確率モード」と「高確率モード」を設け、「高確率モード」の方が「低確率モード」よりも当選確率が高く、「通常状態」から「ART」に移行し易く設定する。
例えば、「低確率モード」と「高確率モード」とで同じ当選役に当選したときには、「高確率モード」の方が「低確率モード」よりも当選確率を高く設定する。
具体的には、「スイカ役」が当選役の場合では、「高確率モード」の方が「低確率モード」よりも「ART移行抽選処理」の当選確率を高く設定することができる。
「低確率モード」と「高確率モード」の相互間の移行は、例えば、「低確率モード」中に実行される「昇格抽選処理」において当選したときに、「低確率モード」から「高確率モード」に移行し、「高確率モード」中に実行される「転落抽選処理」において当選したときに、「高確率モード」から「低確率モード」に移行する。
この「昇格抽選処理」及び「転落抽選処理」は、「内部抽選処理」において、「ベル役」などの所定の当選役に当選したときに主制御部10において実行される。
なお、「ART移行抽選処理」における当選確率の異なる遊技状態は、「低確率モード」と「高確率モード」の2つだけでなく、さらに、「ART移行抽選処理」における当選確率がそれぞれ異なる、1又は2以上の遊技状態を設けることもできる。
また、「高確率モード」中は、有利区間として定義される。
また、この「ボーナス当選持越状態」は、図5に示すように、「ボーナス役」に対応する図柄の組合せ(例えば、「7・7・7」など)以外の停止によりその状態が継続し、「ボーナス役」に対応する図柄の組合せ(例えば、「7・7・7」など)の停止によりその状態が終了し、「ボーナス」に移行することになる。
このような「ボーナス当選持越状態」は、通常、遊技媒体の増加が見込めない遊技者に不利な遊技状態となっている。また、前述したように、ボーナス図柄の組合せを停止させるために、「目押し」を必要とする場合には、「目押し」に成功しない限り、「ボーナス当選持越状態」が継続することになる。
また、このような「ボーナス」中は、「通常状態」から移行した「ボーナス」の場合、「ART移行抽選処理」を行うこともでき、「ART」から移行した「ボーナス」の場合、「ART」のセット連チャンをかけた「連チャン抽選処理」や、「ART」中のゲーム数の上乗せをかけた「上乗せ抽選処理」を行うこともできる。
この「ART」は、「ART移行抽選処理」において当選することにより移行するATと、このAT中の押し順報知によって「昇格リプレイ」に対応する図柄の組合せが停止することにより移行するRTとが組み合された遊技状態である。
このART中では、「内部抽選処理」において抽選される「リプレイ役」(通常リプレイ)の当選確率が通常状態(例えば、1/7.3)よりも高いRT(例えば、1/3)と、「押し順ベル1〜6」や「押し順リプレイ1〜6」に当選したときにそれぞれに対応する押し順を報知するATとが重複した遊技状態となっている。
また、このとき、図1,3に示す副制御部20によって制御されるナビランプ12を、停止ボタン5の操作に応じて「12a→12b→12c」の順に点灯させる。
つまり、表示器8、スピーカ9、ナビランプ12などの操作情報報知手段を通じて停止ボタン5に対する操作をナビゲートする。
その結果、このナビゲート(報知)に従って遊技者が停止ボタン5を操作することにより、「押し順ベル1」に対応する図柄の組合せ(特別停止態様)が停止され、規定のメダル8枚が払い出されることになる。
一方、「押し順ベル1〜6」に当選したときに、上記のようなナビゲートに従わずに、停止ボタンを操作にしたときには、「押し順ベル1〜6」に対応する図柄の組合せとは異なる図柄の組合せ(非特別停止態様)停止され、規定のメダル8枚が払い出されないことになる。
このような押し順の報知は、「ART」中において「押し順リプレイ1〜6」それぞれに当選したときも同様である。
なお、上記のナビランプ12に加えて、主制御部10によって制御されるナビランプを設けることができる。このナビランプは、メダルの払い出し数を視認可能に表示する払出数表示部(例えば、7セグ)に特定の記号を表示したり、払出数表示部を3桁の7セグで構成し、「左中右」、「中右左」等に対応する数値として、「123」、「213」等を表示したりして、左中右のリール41をどの順番に停止させるべきかの押し順を報知する。
また、「ART」中において、「ART」のセット連チャンをかけた「連チャン抽選処理」(例えば、50ゲームを1セットするARTを少なくとも1セット以上付与するか否かを抽選により決定)や、「ART」中のゲーム数の上乗せをかけた「上乗せ抽選処理」(例えば、現在のゲーム数に加算する上乗せゲーム数を10〜300ゲームの中から抽選により決定)を行うこともできる。
このような「連チャン抽選処理」及び「上乗せ抽選処理」は、前述の「ART移行抽選処理」と同様、「内部抽選処理」において所定の当選役に当選したときに主制御部10において実行されることが好ましい。
例えば、図6に示すように、表示器8において、「味方キャラ」と「敵キャラ」とが対戦する「バトルゲーム」を行うことができ(図6(a))、「ART」中における「内部抽選処理」の結果が「ボーナス当選」を示すときには、「味方キャラ」が勝利する演出を伴う「バトルゲーム」を実行し(図6(b))、「ボーナス当選」以外の抽選結果を示すときには、「味方キャラ」が敗北する演出を伴う「バトルゲーム」を実行する。
例えば、情報801としてART中の総継続ゲーム数を示す「ART継続回数」、情報802としてART中の総獲得メダル数を示す「ART獲得枚数」、情報803としてARTのセット連チャン数を示す「バトル回数」、情報804として当該1セットのART中における残りゲーム数を示す「残りゲーム数」などを表示することができる。
この場合、「ART」中の画面で表示されていた「ART獲得枚数」(情報802)の表示は引き続き行い、ボーナス中に獲得したメダル枚数を情報802に加算する。
なお、「ボーナス遊技」中において、「ART継続回数」(情報801)の表示は行わないこととする。その結果、ボーナス遊技終了後、再度図6(a)に示すART中の画面に戻った際には、「ボーナス遊技」中に「ART獲得枚数」(情報802)が増加したにもかかわらず、ボーナス当選時の「ART継続回数」(情報801)が表示されることから、見かけ上ARTの1ゲームあたりの獲得枚数が多くなる。
さらに、このときの画面には、有利区間に関する情報81を表示する。
また、主制御部10は、遊技回数計数手段として動作し、「ボーナス当選持越状態」中において、ゲーム数を計数することもできる。
例えば、有利区間は、前述したように、継続可能なゲーム数の上限値(リミッタ)として、1500ゲームが設定されており、有利区間がこのリミッタに達すると、「ART」などの有利区間が終了し、「通常状態」に移行する。
「ART」中に「ボーナス当選」した結果、「ボーナス当選持越状態」に移行した場合、この状態でスロットマシン遊技を進行させると、有利区間が継続するものとして扱われる。
そこで、本実施形態では、「ART」中に「ボーナス当選」した結果、「ボーナス当選持越状態」に移行したゲーム(ボーナス当選の次のゲーム)から、有利区間に関する情報81として、図7(b)に示すように、リミッタに達するまでの残りゲーム数81aと、有利区間として既に消化した消化ゲーム数81bのそれぞれを、棒の長さにより示唆する「有利区間メーター」の表示を行う。
また、この「有利区間メーター」の表示において、各情報81a,81bは、例えば、残りゲーム数81aが「黄色」、消化ゲーム数81bが「赤」などに色分けされていることが好ましい。
例えば、「ボーナス当選持越状態」中のゲーム数が所定周期(例えば、10ゲームごとなど)で更新される度に、図8の(a)〜(e)の順に示すように、残りゲーム数81aに対応する棒の長さが順次短くなるとともに、反対に、消化ゲーム数81bに対応する棒の長さが順次長くなるように変化する。
例えば、リミッタに達するまでの残りゲーム数81aが「1151〜1500」のときには、図8(a)に示すように、1500ゲームに相当する棒の長さを残りゲーム数81aとして表示する。
これに続いて、図8(b)は、リミッタに達するまでの残りゲーム数81aが「801〜1150」のときを示し、図8(c)は、リミッタに達するまでの残りゲーム数81aが「451〜800」のときを示し、図8(d)は、リミッタに達するまでの残りゲーム数81aが「101〜450」のときを示し、図8(e)は、リミッタに達するまでの残りゲーム数81aが「1〜100」のときを示しており、このように、それぞれが所定の範囲をもって表示されることが好ましい。
なお、「ボーナス当選持越状態」中において、有利区間に関する情報81としての「有利区間メーター」を、「ボーナス当選」の次ゲームから表示するようにしたが、ボーナス当選後数ゲーム(5ゲーム等)経過してから表示するようにしてもよい。つまり、図6(b)の画面から図7(b)への画面移行を所定ゲーム数後に先送りしてもよい。
前述したように、「ART」中に「ボーナス当選」した結果、「ボーナス当選持越状態」に移行した場合、この状態でスロットマシン遊技を進行させると、有利区間が継続するものとして扱われる。このような形で有利区間が管理されるスロットマシン1では、「ART」中に移行した「ボーナス当選持越状態」中において、「目押し」をすべきボーナス図柄の組合せをわざと狙わずにボーナス遊技に移行させないと、そのうち有利区間のリミッタに到達し、獲得した「ART」の権利が消滅してしまうというように、遊技者が著しく不利益を被る可能性がある。そこで、本実施形態では、有利区間に関する情報81として「有利区間メーター」を表示することで、遊技者に危機感を煽ることができるのである。そして、遊技者に危機感を煽ることにより、速やかにボーナス図柄を揃えるよう促すことも可能になる。
このように、「ART」から「ボーナス当選持越状態」に移行するという「報知条件」が成立することで、有利区間に関する情報81として有利区間メーターを表示することで、無駄に有利区間を進行させてしまい、有利区間が終了してしまうことを防止することができる。
また、以上説明した有利区間に関する情報81の表示(報知)は、報知条件の成立、すなわち、「ART」中に「ボーナス当選」した結果、「ボーナス当選持越状態」に移行した場合のみ、特定情報報知手段の一例として動作する表示器8において行われる報知態様である。
一方、特別報知手段の一例として動作する有利状態ランプ13では、主制御部10が遊技回数計数手段として動作し、有利区間のゲーム数を計数している場合において、点灯(特別報知)し続けることになる。
例えば、有利区間に関する情報81は、「残りxxxゲーム」や「xxxゲーム経過」というような直接的な情報であってもよいし、「あと少しでARTが終わる」、「あと少しでART終了!!」のように間接的な情報でもよい。
また、本実施形態では、「ボーナス当選持越状態」中も有利区間が継続していること示唆するために、「有利区間メーター」を表示したが、図7(b)において図6と同様の情報801〜804(遊技履歴)を表示するとともに、当該表示の態様変更(更新)することで、「ボーナス当選持越状態」中も有利区間が継続していることを示唆するようにしてもよい。
また、本実施形態では、「有利区間メーター」を、81aの長さが減少することで有利区間の残りゲーム数を示す「減算方式のメーター」としたが、81aと81bの左右の位置を入れ替え、81bの長さが増加することで81aの長さが減少するという、消化ゲーム数を主体とする「増加方式のメーター」を採用することもできる。
図9は、このプログラムに係る「特定情報報知処理」のフローチャートを示しており、これを参照しながら、上述した特徴的な動作について説明する。
「ART」中でないときには(S1−No)、処理を終了する。一方、「ART」中のときには(S1−Yes)、さらに、「ボーナス役」に当選したかどうかの判定を行う(S2)。
そして、「ボーナス役」に当選していないときには(S2−No)、処理を終了する。
一方、「ボーナス役」に当選したときには(S2−Yes)、そのゲームにおいて、ボーナス図柄の組合せが停止したかどうかの判定を行う(S3)。
ボーナス図柄の組合せが停止したときには(S3−Yes)、処理を終了し、副制御部20による制御を介して、図7(a)に示す画面が表示器8に表示されるとともに、ボーナス遊技に移行する。
一方、ボーナス図柄以外の組合せが停止したときには(S3−No)、図7(b)に示す「有利区間メーター」などの有利区間に関する情報81(特定情報)を含む画面が表示器8により表示(報知)される(S4)。この表示は、ボーナス図柄の組合せが停止するまで(S3−Yes)、継続して行われることになる。
このように、「ART」から「ボーナス当選持越状態」に移行するという特定の「報知条件」が成立することに基づいて、特定情報を報知することで、無駄に有利区間を進行させてしまい、有利区間が終了してしまうことを防止することができる。
遊技者がボーナス当選を察知できないと、遊技者が特別態様で識別情報を停止させようとはしないため、ボーナス遊技へ移行しない期間が生じる可能性が高い。
ボーナス遊技へ移行しない期間が長いと、その分遊技媒体を無駄に消費してしまうおそれがあった。
このように、本実施形態のスロットマシン1によれば、遊技者が不利益を被らないように所定の情報を出力する遊技機を提供することから、従来の遊技機が改善すべき、このような課題の全部又は一部などを解決することができる。
また、本実施形態では、ボーナスの種類を特定しなかったが、ボーナスは、RB(レギュラーボーナス)とBB(ビッグボーナス)のいずれか一方、又は、双方を設けることもできる。
また、メダル、遊技球等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機にも、本発明を適用することができる。
2 メダル投入口
2a ベットボタン
3 スタートレバー
5 停止ボタン
8 表示器
9 スピーカ
10 主制御部
11 ランプ
20 副制御部
41 リール
Claims (2)
- 遊技者による始動操作に応じて、抽選結果を決定可能な抽選結果決定手段と、
遊技者による始動操作に応じて、識別情報を変動表示させることが可能であると共に、遊技者の停止操作に応じて、前記抽選結果決定手段により決定された前記抽選結果に基づく停止態様で、識別情報を停止表示可能な可変表示手段と、
第1遊技状態と、当該第1遊技状態よりも遊技者に有利な第2遊技状態と、を含む複数の遊技状態のうち、いずれかの遊技状態に制御可能な遊技状態制御手段と、
前記第2遊技状態を含む所定の遊技状態の遊技回数を計数可能な遊技回数計数手段と、
前記遊技回数計数手段による計数結果に関する情報である特定情報を報知可能な特定情報報知手段と、
を備え、
前記遊技状態制御手段は、
前記第2遊技状態において、前記遊技回数計数手段による計数結果が特定回数に到達したことに基づいて、遊技状態を前記第1遊技状態に制御することが可能であり、
前記複数の遊技状態は、
前記第2遊技状態において、前記抽選結果決定手段により特定抽選結果が決定されたことに基づいて移行する第3遊技状態と、
前記第3遊技状態において、前記特定抽選結果に基づく特定停止態様で識別情報が停止表示されたことに基づいて移行する第4遊技状態と、
を含み、
前記所定の遊技状態は、
前記第3遊技状態を含み、
前記可変表示手段は、前記抽選結果決定手段により前記特定抽選結果が決定された場合において、
遊技者により第1操作態様で停止操作が行われた場合、前記特定停止態様で識別情報を停止表示可能であり、
遊技者により第2操作態様で停止操作が行われた場合、前記特定停止態様とは異なる非特定停止態様で識別情報を停止表示可能であり、
前記特定抽選結果は、
前記第4遊技状態に移行するまで、持ち越すことが可能な抽選結果であり、
前記特定情報報知手段は、
前記第2遊技状態において、前記抽選結果決定手段により前記特定抽選結果が決定された後、所定遊技回数経過したことに基づいて、前記特定情報を報知可能である
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技者による始動操作に応じて、抽選結果を決定可能な抽選結果決定手段と、
遊技者による始動操作に応じて、識別情報を変動表示させることが可能であると共に、遊技者の停止操作に応じて、前記抽選結果決定手段により決定された前記抽選結果に基づく停止態様で、識別情報を停止表示可能な可変表示手段と、
第1遊技状態と、当該第1遊技状態よりも遊技者に有利な第2遊技状態と、を含む複数の遊技状態のうち、いずれかの遊技状態に制御可能な遊技状態制御手段と、
前記第2遊技状態を含む所定の遊技状態の遊技回数を計数可能な遊技回数計数手段と、
前記遊技回数計数手段による計数結果に関する情報である特定情報を報知可能な特定情報報知手段と、
を備え、
前記遊技状態制御手段は、
前記第2遊技状態において、前記遊技回数計数手段による計数結果が特定回数に到達したことに基づいて、遊技状態を前記第1遊技状態に制御することが可能であり、
前記複数の遊技状態は、
前記第2遊技状態において、前記抽選結果決定手段により特定抽選結果が決定されたことに基づいて移行する第3遊技状態と、
前記第3遊技状態において、前記特定抽選結果に基づく特定停止態様で識別情報が停止表示されたことに基づいて移行する第4遊技状態と、
を含み、
前記所定の遊技状態は、
前記第3遊技状態を含み、
前記可変表示手段は、前記抽選結果決定手段により前記特定抽選結果が決定された場合において、
遊技者により第1操作態様で停止操作が行われた場合、前記特定停止態様で識別情報を停止表示可能であり、
遊技者により第2操作態様で停止操作が行われた場合、前記特定停止態様とは異なる非特定停止態様で識別情報を停止表示可能であり、
前記特定抽選結果は、
前記第4遊技状態に移行するまで、持ち越すことが可能な抽選結果であり、
前記特定情報報知手段は、
前記第3遊技状態において、前記遊技回数計数手段による計数結果に依らず、前記特定情報を報知可能である
ことを特徴とする遊技機。
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