JP6584036B2 - 署名対応Polarエンコーダ及びデコーダ - Google Patents

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Description

[相互参照]
本出願は、2016年11月30日に出願された「署名対応Polarエンコーダ及びデコーダ(Signature−enabled Polar Encoder and Decoder)」と題する米国特許出願第15/364,521号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願は、2015年12月1日に出願された「署名対応Polarエンコーダ及びデコーダ(Signature−enabled Polar Encoder and Decoder)」と題する米国仮特許出願第62/261,590号に基づく優先権を主張するものであり、これらの出願の全ての内容は参照によって全体が本明細書に組み込まれる。
本発明はPolar符号に関し、またPolar符号エンコーダ及びデコーダに関する。
Polar符号は、クロネッカー積行列に基づいている。
は、シード行列Fをm倍したクロネッカー積である。
Aがm×nの行列であり、Bがp×qの行列である場合には、クロネッカー積
は、次に示すmp×nqのブロック行列になる。
より明確には、次の通りである。
図1は、クロネッカー積行列がシード行列G100)からどのように生成され得るかを示している。図1には、2倍のクロネッカー積行列102
及び3倍のクロネッカー積行列104
が示されており、ここで、
である。この手法は、m倍のクロネッカー積行列
を生成するまで拡張され得る。
Polar符号は、行列Gに基づくクロネッカー積行列から形成され得る。長さN=2のコードワードを有するPolar符号では、生成行列は、
である。長さ8のコードワードを生成するためにクロネッカー積行列
を用いる一例が、図2に示されている。コードワードxは、110で示されるように、入力ベクトルuとクロネッカー積行列104
との積で形成される。入力ベクトルuは、凍結ビット及び情報ビットで構成されている。この具体的な例ではN=8なので、入力ベクトルuは8ビットベクトルであり、コードワードxは8ビットベクトルである。入力ベクトルは、位置0、1、2、及び4に凍結ビットを有し、位置3、5、6、及び7に情報ビットを有する。コードワードを生成する符号器の例示的な実施例が112で示されている。凍結ビットは全て0に設定され、丸で囲んだプラス記号はモジュロ2加算を示す。図2の例では、N=8ビットの入力ベクトルが、K=4個の情報ビットとN−K=4個の凍結ビットから形成されている。この形式の符号がPolar符号と呼ばれ、そのエンコーダはPolarエンコーダと呼ばれる。
より一般的には、2009年7月に出版されたIEEE Transactions on Information Theoryの55巻7号の「Channel Polarization: A method for constructing capacity−achieving codes for symmetric binary−input memoryless channels」(E.Arikan著)において、「チャネル分極」理論が第4章で証明された。チャネル分極は、2元入力離散無記憶チャネル(B−DMC)WのN個の別個の複製からN個のチャネルを生成するオペレーションであり、これにより、新たな並列チャネルが、相互の情報が0に近い(低SNRの相互チャネル)又は1に近い(高SNRの相互チャネル)という意味で分極される。換言すれば、エンコーダのいくつかのビット位置は、相互に高SNRのチャネルを使用することになり、正しく復号化されるには比較的低い信頼性/低い可能性を有することになる。また、エンコーダのいくつかのビット位置では、相互に高SNRのチャネルを使用することになり、正しく復号化されるには、高い信頼性/高い可能性を有することになる。符号構成において、情報ビットは信頼できる位置に置かれ、凍結ビット(エンコーダ及びデコーダの両方に認識されているビット)は信頼できない位置に置かれる。理論上は、凍結ビットのシーケンスがエンコーダ及びデコーダの両方に認識されている限り、凍結ビットは任意の値に設定され得る。従来の応用例では、凍結ビットは全て「0」に設定されている。
送信機が1つ又はいくつかの特定の受信機のためにだけデータを送信する必要があり得る通信シナリオでは、無線で送信される符号化ブロックが、任意の他の非対象受信機によって受信される可能性がある。これらの非対象受信機が情報を復号化するのを防止するために、様々な手法が用いられ得る。システムによっては、プライバシーを提供するために、上位レイヤに対して周知のセキュリティ/暗号化プロトコルを用いるものもある。しかしながら、これらの手法は、いくつかの上位レイヤ用スケジューリングリソースを必要とし、長い処理遅延をもたらす。さらに、上位レイヤ用スケジューリングアルゴリズムが、比較的低いSNR条件において、十分なセキュリティを提供しないことがある。
Polar符号にセキュリティを提供する比較的簡単な手法があれば、有利になるであろう。
署名対応Polar符号エンコーダ及びデコーダが提供される。署名ビットが、いくつかの信頼できないビット位置に挿入される。異なる署名ビットが、異なる受信機用に挿入される。所与のコードワードの場合、署名を認識している受信機だけが、コードワードを復号化することができる。巡回冗長検査(CRC)ビットが、復号化を補助するために入力ベクトルに含まれてよい。
本発明の広範な側面が、エンコーダにおける方法を提供する。本方法は、Polar符号化用のNビットの入力ベクトルを生成する段階を含み、入力ベクトルは、少なくとも1つの情報ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できるビット位置のそれぞれに挿入し、少なくとも1つの署名ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できないビット位置のそれぞれに挿入することで、Polar符号の信頼できるビット位置及びPolar符号の信頼できないビット位置を有し、ここで、N=2でありm≧2である。Nビットの入力ベクトルはPolar符号生成行列で乗算されてPolar符号コードワードを生成し、次にPolar符号コードワードは送信されるか又は格納される。
任意選択で、少なくとも1つの情報ビットはK個の情報ビット(K≧1)を含み、本方法はさらに、K個の情報ビットを処理して、uビットのCRC(u≧1)を生成する段階と、u個のCRCビットのそれぞれをPolar符号の信頼できるビット位置のそれぞれに挿入することで、Nビットの入力ベクトルを生成する段階とを含む。その結果、PolarコードワードはCRCチェック済みPolarコードワードである。
任意選択で、本方法はさらに、コードワードの送信とは別に、少なくとも1つの署名ビットを受信機に伝達する段階を含む。
本発明の別の広範な側面が、エンコーダにおける方法を提供し、本方法は、P個の情報ブロック(P≧2)のそれぞれに対して、入力ベクトルの個々の部分を生成することであって、個々の部分は少なくとも1つの署名ビットの個々のセットで始まるとともに情報ブロックも含み、署名ビットのセットのそれぞれは互いに異なる、生成することと、個々の部分を結合して入力ベクトルを生成することと、入力ベクトルとPolar符号生成行列を乗算してPolar符号コードワードを生成することとによって、入力ベクトルを生成する段階と、次にコードワードを送信又は格納する段階とを含む。
任意選択で、入力ベクトルを生成する段階はさらに、各情報ブロックを処理してCRCビットの個々のセットを生成する段階と、P個の情報ブロックのそれぞれに対して、CRCビットの個々のセットを入力ベクトルの個々の部分に含める段階とを含む。
本発明の別の広範な側面が、デコーダにおける方法を提供する。本方法は、コードワードの受信とは別に、Polar符号で符号化されたコードワードを受信する段階を含み、少なくとも1つの凍結ビットが、デコーダに固有でデコーダに認識されている、対応する少なくとも1つの署名ビットに置き換えられる。少なくとも1つの凍結ビットを対応する少なくとも1つの署名ビットの値と等しくなるように設定することで、受信されたコードワードの復号化が実行される。
任意選択で、本方法はさらに、コードワードの受信とは別に、Polar符号に用いられる署名ビットに関する情報を受信する段階を含む。
任意選択で、コードワードは、CRCチェック済み署名に対応したPolar符号で符号化されており、この場合、本方法はさらに、CRCチェックを用いて復号化の結果を検証する段階を含む。
本発明の別の広範な側面が、Polar符号化用のNビットの入力ベクトルを生成するように構成された入力ベクトル発生器を有する装置を提供し、入力ベクトルは、少なくとも1つの情報ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できるビット位置のそれぞれに挿入し、少なくとも1つの署名ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できないビット位置のそれぞれに挿入することで、Polar符号の信頼できるビット位置及びPolar符号の信頼できないビット位置を有し、ここで、N=2でありm≧2である。さらに、本装置は、入力ベクトルとPolar符号生成行列を乗算してPolarコードワードを生成するように構成されたPolar符号エンコーダを有する。
本発明の別の広範な側面が、入力ベクトル発生器を有する装置を提供し、入力ベクトル発生器は、P個の情報ブロック(P≧2)のそれぞれに対して、入力ベクトルの個々の部分を生成することであって、個々の部分は少なくとも1つの署名ビットの個々のセットで始まるとともに情報ブロックも含み、署名ビットのセットのそれぞれは互いに異なる、生成することと、個々の部分を結合して入力ベクトルを生成することとによって、Polar符号化用のNビットの入力ベクトルを生成するように構成される。本装置は、入力ベクトルとPolar符号生成行列を乗算してPolarコードワードを生成するように構成されたPolar符号エンコーダも有する。
任意選択で、本装置は、各情報ブロックを処理してCRCビットの個々のセットを生成するように構成されたCRCプロセッサを有する。この場合、入力ベクトル発生器は、P個の情報ブロックのそれぞれに対するCRCビットの個々のセットを、入力ベクトルの個々の部分に含める。
本発明の別の広範な側面が、Polar符号で符号化されたコードワードを受信するための受信機を有する装置を提供し、少なくとも1つの署名ビットを既知の署名ビット値を有する凍結ビットとして扱うことで、受信されたコードワードをPolar符号復号化するように構成されたデコーダとを含む。
任意選択で、本装置は、コードワードの受信とは別に、Polar符号に用いられる署名ビットに関する情報を受信するように構成される。
任意選択で、本装置は、CRCチェックを用いて復号化の結果を検証するように構成されたCRCチェッカも有する。
ここで本発明の実施形態が、添付の図面を参照して説明されることになる。
従来のPolar符号生成行列の一例である。 従来のPolar符号エンコーダの一例である。 本発明の一実施形態によるCRCチェック済み署名対応Polar符号の符号化に関する方法のフローチャートである。 図3の方法の例示的な応用シナリオのブロック図である。 図3の方法の例示的な回路実装例である。 CRCチェック済み署名対応Polar符号のコードワードを復号化する方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、複数の署名を用いたCRCチェック済み署名対応Polar符号の符号化に関する方法のフローチャートである。 図7の方法の例示的な応用シナリオのブロック図である。 図7Aの方法の例示的な回路実装例である。 CRCチェック済み署名対応Polar符号のコードワードを受信して復号化するための装置のブロック図である。 CRCチェック済み署名対応Polar符号のコードワードを符号化して送信するための装置のブロック図である。
Polar符号が用いられる場合、巡回冗長検査(CRC)ビットが、復号化を補助するために入力ベクトルに含まれてよい。CRCビットが、送信中の情報ビットに基づいて生成される。CRCビットは、信頼できる位置(すなわち、信頼できるチャネルを有する位置)に含まれる。CRCビットは、短いブロック長から中程度のブロック長のPolar符号性能を向上させるために追加されてよい。非常に長いブロック長のPolarエンコーダでは、CRCは必要とされない。CRCビットが含まれている場合には、Nビットの入力ベクトルがK個の情報ビット、uビットのCRC、及びN−K−u個の凍結ビットから形成される。一例が図3に示されている。Kビットの情報ブロック200から開始し、uビットのCRCが202で付加されて、Kビットの情報ブロック及びuビットのCRCを有するベクトルを204で生成する。206で、N−K−u個の凍結ビットが挿入されて、Kビットの情報ブロックとuビットのCRCとN−K−u個の凍結ビットとを有するNビットの入力ベクトルを生成し、Nは2の累乗である。ベクトル208は次に、210でクロネッカー積行列と乗算されてNビットのコードワード212を生成する。
例示的な実施例が図4に示されており、ここではN=16、K=8、u=2であり、符号レートが0.5の凍結ビットが6個ある。凍結ビットは位置0、1、2、4、9、及び12に挿入されている。デコーダでは、CRCビットは、他の情報ビットをチェックするのに用いられるときまで、情報ビットのように扱われる。
Polarデコーダの特徴は、情報ビットが復号化されると、そのビットが訂正される機会は決してないということである。段階iで設定されたビットは、段階j>iで変更することはできない。さらに、将来の凍結ビット又は将来の署名ビットの値を知っていることは考慮されない。すなわち、これらの将来のビットは、デコーダに認識されていても、現在の情報ビットを復号化するのに役立たない。
送信機が1つ又はいくつかの特定の受信機のためにだけデータを送信する必要があり得る通信シナリオでは、符号化ブロックが、無線で任意の他の非対象受信機によって受信される可能性がある。これらの非対象受信機が情報を復号化するのを防止するために、送信機及び対象受信機だけに認識されている署名が、符号化データを保護するのに用いられる。すなわち、対象受信機だけが署名を用いてデータを復号化できるという所与の手段によって、署名が符号化データに「組み込まれる」。署名の長さは、例えば、数十ビットから数百ビットまでになり得る。署名が長いほど、高いプライバシーを提供することができ、もたらされる署名空間が大きくなる。例えば、十分に長い署名を用いると、署名空間は、数千又は数百万もの署名を含むことがある。さらに、理想的には、この署名対応機能は、比較的低い信号対雑音比の環境で働くことができる。
システムによっては、プライバシーをサポートするために、上位レイヤに対して周知のセキュリティ/暗号化プロトコルを用いるものもある。しかしながら、それにはいくつかの上位レイヤ用スケジューリングリソースが必要となり、長い処理遅延がもたらされる。さらに、上位レイヤ用スケジューリングアルゴリズムは、比較的低いSNR条件において十分な対妨信機能を提供しないことがある。
上位レイヤ用スケジューリングリソースを必要とする方法のこうした欠点を克服するために、別の手法が署名ベースのFECパラメータを物理レイヤで用いる。例えば、ターボ符号のインタリーブ又はパンクチャリングが署名の機能を成す。別の例では、LDPC行列が何らかの形で署名の機能になる。これらの手法は、FEC性能に悪影響を与える傾向があるだけでなく、デコーダの複雑性を増し、処理レイテンシを増加させる傾向もある。さらに、これらの署名空間は通常、非常に限定された数の署名を含み、力ずくで復号化され得る。
別の手法が、署名ベースの疑似スクランブルを物理レイヤで用いることを含む。この手法は、スクランブル解除のために余分なリソース(計算及びバッファ)を必要とし、処理遅延の増加を引き起こし得る。
シナリオによっては、署名が、グループ署名及び個人署名を含む複数の署名の組み合わせであってよい。このシナリオでは、グループ署名に関連付けられたデータブロックの一部が、そのグループの全ての受信機によって復号化されてよい。個人署名に関連付けられたデータブロックの一部が、このグループのこの受信機によってのみ復号化されてよい。
複数の署名を実現する手法は、上位レイヤのスケジューリングを含み、したがって、上位レイヤのスケジューリングのためにより多くのリソースを消費し、その結果、長い処理時間になることがある。さらに、本方法であれば、長いデータブロックをいくつかの小さいブロックに分割することができる。しかしながら、ブロックをいくつかの小さいブロックに分けると、その小さいブロック(ターボ及びLDPC)によってFEC性能(BLER対SNR)を劣化させる可能性がある。
本発明の一実施形態が単一の署名対応Polar符号を提供する。いくつかの実施形態において、巡回冗長検査(CRC)ビットが、復号化を補助するために入力ベクトルに含まれる。CRCビットは、送信中の情報ビットに基づいて生成される。CRCビットは、信頼できる位置(すなわち、信頼できるチャネルを有する位置)に含まれる。CRCビットは、短いブロック長から中程度のブロック長のPolar符号性能を向上させるために追加されてよい。非常に長いブロック長のPolarエンコーダでは、CRCは必要とされなくてよい。CRCビットを有する署名対応Polar符号は、本明細書ではCRCチェック済み署名対応Polar符号と呼ばれる。CRCを用いた一実施形態が本明細書に開示されるが、より一般的には、他の実施形態において、エラー検出及び/又は検出用のいくつかのパリティチェックビットが、比較的信頼できるビット位置に含まれてよい。
図3を参照すると、エンコーダによる実行のために、CRCチェック済み署名対応Polar符号を実装する方法のフローチャートが示されている。ブロック200で、符号化用のKビットの情報ブロックが、受信されるか又は別の方法で取得される。ブロック202では、uビットのCRCが計算されて挿入され、Kビットの情報ブロック及びuビットのCRCを有するベクトルを204で生成する。206で、M個の署名ビットが挿入され、N−K−u−M個の凍結ビットが挿入されて、Kビットの情報ブロックとuビットのCRCとM個の署名ビットとN−K−u−M個の凍結ビットとを有するNビットの入力ベクトル208を生成し、Nは2の累乗である。ベクトル208は次に、210でクロネッカー積行列と乗算されて、ブロック212で出力される(又は格納される)Nビットのコードワードを生成する。クロネッカー積行列は、
であり、N=2である。
情報ビット及びCRCビットは、Polar符号の信頼できるビット位置に対応する位置で、コードワードに挿入される。CRCビットは、送信機及び受信機がCRCビット及び情報ビットの位置を認識している限り、全て一緒である必要も、末尾にある必要もない。同様に、凍結ビット及び署名ビットは、Polar符号の信頼できないビット位置に挿入される。いくつかの実施形態において、全ての凍結ビット位置が署名ビットに用いられる。
様々な署名の長さが用いられてよい。署名の長さは、例えば、数十ビットから数百ビットまでになり得る。署名が長いほど、多くのセキュリティを提供することができる。数千又は数百万の一意の署名が存在するように、署名は十分に長くてよい。
図4は、図3の実施形態が用いられ得る例示的なシナリオを示す。ここでは、送信機350(アリスのユーザ機器(UE))が対象受信機352(ボブのUE)による受信を対象としたデータを有し、非対象受信機354(キャロルのUE)がデータを復号化できることを望まない。ボブのUE352のデータブロック356は、CRCチェック済み署名対応Polar符号化の後に、無線で送信される。対象受信機に署名ビットを通知するだけで、非対象受信機は、データを復号化することができなくなる。
例示的な実施例が図5に示されており、ここでN=16、K=8、u=2、及びM=3であり、符号レートが0.5の凍結ビットが3個ある。署名ビットはビット位置0、1、及び2に挿入される。凍結ビットは位置4、9、及び12に挿入され、情報ビットは位置3、5、6、7、8、10、11、13にあり、CRCビットは位置14及び15にある。
CRCチェック済み署名対応Polarデコーダは、従来のPolarデコーダと比較すると、著しく余分な複雑性を必要としない。このデコーダは、凍結ビットが従来のPolarデコーダに用いられるのと同じ方法で、情報ビットを復号化するのに署名ビットを用いる。これらの署名ビットを認識していないと、デコーダが情報ビットの復号化に成功するのはほぼ不可能である。理論とシミュレーションの両方で実証されているように、署名ビットの存在によって、BER/BLER性能の劣化は生じない。さらに、強い対妨信能力及びエラー訂正能力があり得る。
データブロックがR=1/2〜1/3の多数のビット(例えば、1000ビットのオーダー)を有する状況では、数百又は数千もの署名ビットを挿入する余裕があり、強いプライバシー能力及び阻止能力がもたらされる。
図6は、全てが凍結ビットのPolar符号(すなわち、凍結ビットはあるが署名ビットはないPolar符号)に対する逐次消去復号化を示す。
図6は、iが0からN−1のビット位置にN個のビットを有するCRCチェック済み署名対応Polarコードワードの逐次消去復号化のデコーダに実装するための方法のフローチャートを示す。本方法は、凍結ビット情報及び署名ビット情報を取得するブロック300から始まる。この情報は、M個の凍結ビット位置(Frozenのセット)、K個の署名ビット位置(Signatureのセット)、凍結ビットの値(Frozen、mは0からM−1である。凍結ビットは通常、受信機に固有のものではなく、全ての受信機では通常0である)、及び署名ビット(signature、kは0からK−1であり受信機固有である)を示す。この情報は、受信されたコードワードとは別に取得される。例えば、この情報は、初期接続の設定時に、送信機によって受信機に伝達されてよい。具体的な一例では、N=16、M=3、及びK=3であり、302に示されるように、凍結ビットは位置4、9、及び12にあって0、0、0の値を有し、署名ビットは位置0、1、2にあって1、0、0の値を有する。復号化は、ブロック304でインデックスiを0に設定することで、ビット位置0から始まる。ブロック306では、インデックスiが署名ビット位置のインデックスである場合、
が、対応する既知の署名ビット値に設定される。ブロック308では、インデックスiが凍結ビット位置のインデックスである場合、
が、対応する既知の凍結ビット値に設定される。ブロック310では、インデックスiが、署名ビット位置のインデックスでも凍結ビット位置のインデックスでもない場合、そのビット位置は、例えば、パス比較演算を用いて0又は1の値に復号化される。ブロック312でインデックスiがN−1と等しい場合、本方法は終了する。そうではない場合、ブロック314でインデックスiはインクリメントされ、本方法はブロック306に戻って継続する。
CRCビットは、ブロック300から314において、デコーダの中ではデータビットのように扱われる。データビット及びCRCビットを含むビットが全て復号化された場合、ブロック316でCRCチェックが実行される。CRCチェックが成功した場合、復号化されたデータビットは、高い確率で正しい。
パス比較ブロック310は、凍結ビットでも署名ビットでもないビットのためだけに実行されることが分かり得る。図6の手法は、特定の署名ビット位置及び凍結ビット位置に依存しない。
本発明の別の実施形態が、CRCチェック済み複数署名対応Polarエンコーダを提供する。そのようなエンコーダにより、複数の署名が挿入され、異なる受信機が、認識している署名に応じて、データの異なるサブセットを復号化することができる。
図7Aを参照すると、ブロック400から始まり、K1ビットの第1の情報ブロック及びK2ビットの第2の情報ブロックが取得される。402で、u1ビットの第1のCRCがK1ビットの第1の情報ブロックに基づいて計算され、u2ビットの第2のCRCがK2ビットの第2の情報ブロックに基づいて計算され、K1ビットの第1の情報ブロックと、u1ビットの第1のCRCと、K2ビットの第2の情報ブロックと、u2ビットの第2のCRCとを有するベクトル404を生成する。406で、M1ビットの第1の署名がK1ビットの第1の情報ブロックの前に挿入され、M2ビットの第2の署名がK1ビットの第1の情報ブロック及びu1ビットの第1のCRCの後に、且つK2ビットの第2の情報ブロックの前に挿入される。さらに、N−K1−u1−M1−K2−u2−M2個の凍結ビットが挿入されて、Nビットの入力ベクトル408を生成し、ここでNは2の累乗である。ベクトル408は次に、ブロック410でクロネッカー積行列と乗算されて、ブロック412で出力される(又は格納される)Nビットのコードワードを生成する。
M1ビットの第1の署名だけを認識している受信機が、K1ビットの第1の情報ブロックのビットだけを復号化することができる。この受信機は、K2ビットの第2の情報ブロックのビットを復号化することはできない。M1ビットの第1の署名及びM2ビットの第2の署名の両方を認識している受信機が、全ての情報ビットを復号化することができる。復号化手法は図8の手法402と同じであるが、全ての署名ビットを有していない受信機は、不明の署名ビットを含む位置に続くビット位置の復号化を停止することになるであろう。
図7Bは、図7Aの実施形態が用いられ得る例示的なシナリオを示す。ここでは、送信機950(アリスのUE)が第1の受信機952(ボブのUE)による受信を対象としたデータ960を有し、データ962の一部だけが第2の受信機954(キャロルのUE)によって復号化されることを望み、これにより、残りのデータ964だけが第1の受信機952によって復号化され得る。対象受信機(図7Bの例ではボブのUE)に全ての署名ビットを通知することで、対象受信機はデータ960の全てを復号化することができる。受信機(図7Bの例ではキャロルのUE)に第1の署名だけを通知することで、その受信機は、データ960の第1の部分962だけを復号化することができる。
複数の署名手法は、P≧2個の情報ブロックに対応するように、P個の部分を有する入力ベクトルを生成することで容易に拡張されてよく、各部分は個々の署名ビットと、少なくとも1つの凍結ビットが挿入された情報ブロックのうち1つと、情報ブロックを越えてCRCとを含む。
署名を用いるエンコーダの具体的な一例が図8に示されており、ここでN=16、K1=3、u1=2、M1=3、並びにK2=3、u2=2、及びM2=1である。第1の情報ブロックでは、ビット0、1、2がM1ビットの第1の署名を含む。ビット3、5、6がK1個の情報ビットを含む。ビット7及び8がu1個のCRCビットを含み、ビット4が凍結ビットである。第2情報ブロックでは、ビット9がM2ビットの第2の署名を含む。ビット10、11、13がK2個の情報ビットを含む。ビット14及び15がu2個のCRCビットを含み、ビット12が凍結ビットである。
いくつかの実装において実現され得るCRCチェック済み署名対応Polar符号の利点には、次のことが含まれる。すなわち、署名対応通信を実現するのに、上位レイヤの暗号化及びスケジューリングプロトコルを必要としないこと、署名検出をサポートするために余分な計算リソースが何も追加されないこと、署名を検出するために、余分なレイテンシが何も追加されないこと、署名の存在によるPolar BER/BLER性能の損失がないこと、署名及び署名のサイズの存在を検出するのが難しいこと、大きい署名サイズに対応できること、複数の署名が、それぞれの署名が情報の一部に関連付けられている状態でサポートされることである。
CRCチェック済み署名対応Polar符号が、8個のタプル(N、K、F、vF、S、vS、C、vC)によって完全に特定され得る。Nは、ビットで表した符号長(又はブロック長)である。Kは、コードワード(又は符号次元)ごとに符号化される情報ビットの数である。vFは長さNf(凍結ビット)のバイナリベクトルであり、Fは{0、1、…、N−1}の中のN−K個のインデックスのサブセット(凍結ビット位置)である。vSは長さNs(署名ビット)のバイナリベクトルであり、Sは{0、1、…、N−1}の中のN−K個のインデックスのサブセット(署名ビット位置)である。vCは長さNc(CRCビット)のバイナリベクトルであり、Cは{0、1、…、N−1}の中のN−K個のインデックスのサブセット(CRCビット位置)である。ここで、Nf+Ns+Nc=N−Kであり、I={0、1、…、N−1}\(F、S、C)が情報ビットのインデックスに対応することに留意されたい。
上記では、K+Cビット位置はPolar符号の信頼できるビット位置に対応し、Nf+Ncビット位置はPolar符号の信頼できないビット位置に対応する。CRCを用いない実装が、信頼できるビット位置の全てを情報ビットとして用いることで実現される。凍結ビットを用いない実装が信頼できないビット位置の全てを署名ビットとして用いることで実現されるが、署名ビットの機能は凍結ビットと同じであることに留意されたい。違いは、全ての受信機が署名ビットを認識しているとは限らないという点である。
ベクトルxからインデックスAの任意のサブセットが与えられると、対応するサブベクトルはxによって表される。
(N、K、F、vF、S、vS、C、vC)Polar符号については、長さKの情報ビットuのベクトルに対する符号化オペレーションがここで説明されることになる。m=log2(N)であり、
をシード行列Fのm倍のクロネッカー積であると仮定する。ここでFは、
である。
次に、コードワードが次のように生成される。x=Gdであり、ここでdは列ベクトル∈{0,1}であり、その結果、d=vF且つd=u、d=vC且つd=vSとなる。又は、x=dG、ここで()は転置行列を示し、dは行ベクトル∈{0,1}であり、その結果、d=vF且つd=u、d=vC且つd=vSとなる。同様に、シード行列が上述の例のようなものである場合、x=dGであり、dは{0,1}の要素である行ベクトルであり、その結果、d=vF且つd=u、d=vC且つd=vSとなる。
署名に対応していないPolar符号では、凍結ビット位置(すなわち、信頼できないビット位置)のセットFを選択することは、Polar符号構成と呼ばれることが多いPolar符号化の1つの段階である。例えば、先に参照したArikan氏の論文を参照されたい。より一般的には、ノイズが入ったPolar符号のビット位置のセットを選択する任意の方法が、署名ビット又は署名ビット及び凍結ビットに用いられることになる位置のセットを選択するのに、代わりに用いられてよい。上述したように、場合によっては、全ての凍結ビット位置が署名ビットに用いられる。本出願は、特定の凍結ビット位置/署名ビット位置に限定されることはない。しかしながら、こうして選択された位置のセットの中で、所与の署名ビットが、所与の署名ビットに関連付けられた情報ビットの前に含まれる必要がある。さらに、CRCビットが、含まれている場合には、Polar符号の信頼できるビット位置に配置される。上記で参照された特定のシード行列に基づくクロネッカー積行列は、Polar符号生成行列の具体的な一例である。より一般的には、信頼できる位置及び信頼できない位置を有するコードワードを生成する任意のPolar符号生成行列が用いられてよい。いくつかの実施形態において、Polar符号生成行列が、異なるシード行列のクロネッカー積行列に基づいている。例えば、シード行列は、3x3又は5x5などの素数次元行列であってよい。シード行列はバイナリでも非バイナリでもよい。
より一般的には、説明された方法と数学的に等価な符号化の任意の方法が用いられてよい。例えば、コードワードのセットが本明細書で説明されるように決定されると、当技術分野で知られている多くの異なるエンコーダ構造が、入力データを符号化してコードワードを生成するのに用いられてよい。本明細書で説明されるエンコーダは通常、他のコンポーネントを含む装置の一部として含まれている。これらのコンポーネントには、例えば、エンコーダによって出力されたビットを変調して符号を生成する変調器と、その符号を無線チャネルなどのチャネルを介して送信する送信機とが含まれてよい。類似した逆の機能が、デコーダと一緒に受信機にもあるであろう。
図9は、コードワードを受信して復号化するための装置のブロック図である。装置1100は、無線チャネルからの信号を受信するためのアンテナ1102に結合された受信機1104と、デコーダ1106とを含む。メモリ1108はデコーダ1106に結合される。いくつかの実施形態において、受信機1104はRF受信チェーンの復調器、増幅器、及び/又は他のコンポーネントを含む。受信機1104は、アンテナ1102を介して、Polar符号のコードワードに基づいたワードを受信する。復号化されたビットは、さらなる受信処理のために、1120で出力される。
デコーダ1106は、本明細書で開示されたように、受信されたワードのビットを評価するように構成されるプロセッサなどの回路に実装される。メモリ1108は、1つ又は複数の固体メモリデバイス、及び/又は移動可能で場合によっては着脱可能な記憶媒体を有するメモリデバイスを含み得る。デコーダ1106のプロセッサベースの実装では、復号化オペレーションを実行するようにプロセッサを構成するプロセッサ実行可能命令が、非一時的プロセッサ可読媒体に格納される。非一時的媒体は、メモリ1108に用いられる同じメモリデバイス、又は1つ又は複数の別個のメモリデバイスを含み得る。図6の復号化方法は、デコーダ1106及びメモリ1108の1つの可能な実装例を表している。
メモリ1008は、デコーダ1106の処理要素による処理結果を格納するのに用いられ得る。デコーダ1106は、処理要素とメモリ1008との間に結合されたアドレス多重化装置も含み得る。一実施形態において、デコーダ1106は、処理要素の処理結果をメモリ1008のそれぞれのメモリ領域に格納するように構成され、メモリ領域のそれぞれは、単一のメモリアクセスオペレーションで、次の計算のために処理要素のそれぞれに入力を提供するようにアクセス可能である。
他の実施形態はさらに、より少ないコンポーネント若しくは異なるコンポーネント、及び/又は受信装置コンポーネントのオペレーションの変化を含み得る。
具体的な一例において、デコーダ1106は、少なくとも1つの署名ビットを既知の署名ビット値を有する凍結ビットとして扱うことで、受信されたコードワードのPolar符号復号化を実行するように構成されたPolar符号デコーダ1116を含む。本装置は、コードワードの受信とは別に、署名対応Polar符号に用いられる署名ビットに関する情報を受信するように構成されてよい。CRCが用いられる場合、デコーダ1106は、CRCチェックを用いて復号化の結果を検証するように構成されたCRCチェッカ1112を含む。
図10は、コードワードを符号化して送信するための例示的な装置のブロック図である。装置1200は、送信機1206に結合されたエンコーダ1204を含む。エンコーダ1204は、署名対応Polar符号又はCRCチェック済み署名対応Polar符号を用いて、入力ビットストリーム1202を符号化するように構成される回路に実装される。例示された実施形態では、装置1200は、送信機1206に結合された、無線チャネルを介して信号を送信するためのアンテナ1208も含む。いくつかの実施形態において、送信機1206は、RF送信チェーンの変調器、増幅器、及び/又は他のコンポーネントを含む。
いくつかの実施形態において、装置1200、及び同様に図9の装置1100は、図10のエンコーダ1204のオペレーションを実施及び/若しくは制御し、図9のデコーダ1106のオペレーションを実施及び/若しくは制御し、並びに/又は本明細書で説明される方法の実行を別の方法で制御する、プロセッサによって実行するための命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体を含む。いくつかの実施形態において、プロセッサは、汎用コンピュータハードウェアプラットフォームのコンポーネントであってよい。他の実施形態において、プロセッサは、専用ハードウェアプラットフォームのコンポーネントであってもよい。例えば、プロセッサは組み込みプロセッサであってよく、命令はファームウェアとして提供されてよい。実施形態によっては、ハードウェアだけを用いて実装されてよい。いくつかの実施形態において、プロセッサによって実行するための命令は、ソフトウェア製品の形態で具現化されてよい。ソフトウェア製品は、不揮発性記憶媒体又は非一時的記憶媒体に格納されてよく、この記憶媒体は、例えば、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、ユニバーサルシリアルバス(USB)フラッシュディスク、又は着脱可能なハードディスクであってよい。
通信機器が、装置1100、装置1200、又は送信機及び受信機の両方、並びにエンコーダ及びデコーダの両方を含み得る。そのような通信機器は、ユーザ機器又は通信ネットワーク機器であってよい。具体的な一例において、エンコーダ1204は、Polar符号化用のNビットの入力ベクトルを生成するように構成された入力ベクトル発生器1210を含み、入力ベクトルは、少なくとも1つの情報ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できるビット位置のそれぞれに挿入し、少なくとも1つの署名ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できないビット位置のそれぞれに挿入することで、Polar符号の信頼できるビット位置及びPolar符号の信頼できないビット位置を有し、ここで、N=2でありm≧2である。エンコーダ1202は、入力ベクトルとPolar符号生成行列を乗算して署名対応Polarコードワードを生成するように構成されたPolar符号エンコーダ1214も含む。送信機1206は、署名対応Polarコードワードを送信する。さらに又は代わりに、署名対応Polarコードワードを格納するためのメモリ(不図示)があってもよい。
CRCを含む実施形態において、本装置は、K個の情報ビットを処理してuビットのCRCを生成するように構成されたCRCプロセッサ1212も含み、ここでu≧1である。この場合、入力ベクトル発生器1210は、u個のCRCビットのそれぞれを、Polar符号の信頼できるビット位置のそれぞれに挿入することでNビットの入力ベクトルを生成する。
いくつかの実施形態において、入力ベクトル発生器は、CRCを用いても用いなくても、先に説明された複数の署名手法を用いる。
本発明の一例によれば、エンコーダにおける方法が開示される。第1の例において、本方法は、Polar符号化用のNビットの入力ベクトルを生成する段階であって、入力ベクトルは、少なくとも1つの情報ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できるビット位置のそれぞれに挿入し、少なくとも1つの署名ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できないビット位置のそれぞれに挿入することで、Polar符号の信頼できるビット位置及びPolar符号の信頼できないビット位置を有し、ここで、N=2 でありm≧2である、段階と、Nビットの入力ベクトルとPolar符号生成行列を乗算してPolar符号コードワードを生成する段階と、Polar符号コードワードを送信又は格納する段階とを含む。
第2の例において、上記例の方法が提供され、Nビットの入力ベクトルとPolar符号生成行列を乗算してPolar符号コードワードを生成する段階は、Nビットの入力ベクトルを処理して、行ベクトルとしての入力ベクトルとm倍のクロネッカー積行列
を乗算することと等しい結果を生成してPolarコードワードを生成し、ここで、
である、又は、m倍のクロネッカー積行列
と列ベクトルとしての入力ベクトルを乗算することと等しい結果を生成してPolarコードワードを生成し、ここで、
である、段階を有する。
第3の例において、上記例のいずれかの方法が提供され、少なくとも1つの情報ビットは、K個の情報ビット(K≧1)を含み、本方法はさらに、K個の情報ビットを処理してuビットのCRC(u≧1)を生成する段階と、u個のCRCビットのそれぞれをPolar符号の信頼できるビット位置のそれぞれに挿入することでNビットの入力ベクトルを生成し、これにより、PolarコードワードはCRCチェック済みPolarコードワードである、段階とを含む。
第4の例において、上記例のいずれかの方法はさらに、少なくとも1つの凍結ビットをPolar符号の信頼できないビット位置に挿入する段階を含む。
第5の例において、上記例のいずれかの方法が提供され、Nビットの入力ベクトルは少なくとも1つの凍結ビットとともに、M個の署名ビット、K個の情報ビット、u個のCRCビットを有し、ここで、N=2 でありm≧2であり、凍結ビットの数はN−K−u−M個である。
第6の例において、上記例のいずれかの方法はさらに、コードワードの送信とは別に、少なくとも1つの署名ビットを受信機に伝達する段階を含む。
第7の例において、本方法は、P個の情報ブロック(P≧2)のそれぞれに対して、入力ベクトルの個々の部分を生成することであって、個々の部分は、少なくとも1つの署名ビットの個々のセットで始まるとともに情報ブロックも含み、署名ビットのセットのそれぞれは互いに異なる、生成することと、個々の部分を結合して入力ベクトルを生成することと、入力ベクトルとPolar符号生成行列を乗算してPolar符号コードワードを生成することと、コードワードを送信又は格納すこととによって、入力ベクトルを生成する段階を含む。
第8の例において、上記例の方法が提供され、入力ベクトルを生成する段階はさらに、各情報ブロックを処理してCRCビットの個々のセットを生成する段階と、P個の情報ブロックのそれぞれに対して、CRCビットの個々のセットを入力ベクトルの個々の部分に含める段階とを含む。
第9の例において、上記例の方法が提供され、P=2であり、各情報ブロックを処理してCRCビットの個々のセットを生成する段階は、K1個の情報ビットを処理してu1ビットのCRCを生成する段階と、K2個の情報ビットを処理してu2ビットのCRCを生成する段階とを含み、これにより入力ベクトルは、M1個の署名ビット、K1個の情報ビット、u1個のCRCビット、及び少なくとも1つの凍結ビットを含む第1の部分と、M2個の署名ビット、K2個の情報ビット、u2個のCRCビット、及び少なくとも1つの凍結ビットを含む第2の部分とを有するNビットの入力ベクトルを有し、ここでN=2 でありm≧3である。
第10の例において、上記例の方法はさらに、M1個の署名ビットを第1の受信機に伝達する段階と、M1個の署名ビット及びM2個の署名ビットを第2の受信機に伝達する段階とを含む。
第11の例において、デコーダにおける方法が、コードワードの受信とは別に、Polar符号で符号化されたコードワードを受信する段階であって、少なくとも1つの凍結ビットが、デコーダに固有でデコーダに認識されている、対応する少なくとも1つの署名ビットに置き換えられる、段階と、少なくとも1つの凍結ビットを対応する少なくとも1つの署名ビットの値と等しくなるように設定することで、受信されたコードワードの復号化を実行する段階とを含む。
第12の例において、上記例の方法はさらに、コードワードの受信とは別に、Polar符号に用いられる署名ビットに関する情報を受信する段階を含む。
第13の例において、上記例の方法が提供され、コードワードは、CRCチェック済み署名対応Polar符号で符号化されており、本方法はさらに、CRCチェックを用いて復号化の結果を検証する段階を含む。
第14の例において、装置が、Polar符号化用のNビットの入力ベクトルを生成するように構成された入力ベクトル発生器であって、入力ベクトルは少なくとも1つの情報ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できるビット位置のそれぞれに挿入し、少なくとも1つの署名ビットのそれぞれをPolar符号の信頼できないビット位置のそれぞれに挿入することで、Polar符号の信頼できるビット位置及びPolar符号の信頼できないビット位置を有し、N=2 でありm≧2である、入力ベクトル発生器と、入力ベクトルとPolar符号生成行列を乗算してPolarコードワードを生成するように構成されたPolar符号エンコーダとを含む。
第15の例において、上記例の装置はさらに、Polarコードワードを送信するための送信機、又はPolarコードワードを格納するためのメモリを含む。
第16の例において、上記例の装置が提供され、少なくとも1つの情報ビットはK個の情報ビット(K≧1)を含み、本装置はさらに、K個の情報ビットを処理してuビットのCRC(u≧1)を生成するように構成されたCRCプロセッサを含み、入力ベクトル発生器は、u個のCRCビットのそれぞれをPolar符号の信頼できるビット位置のそれぞれに挿入することでNビットの入力ベクトルを生成する。
第17の例において、上記例の装置が提供され、Nビットの入力ベクトルは少なくとも1つの凍結ビットとともに、M個の署名ビット、K個の情報ビット、u個のCRCビットを有し、ここで、N=2 でありm≧2であり、凍結ビットの数はN−K−u−M個である。
第18の例において、上記例の装置が提供され、送信機は、コードワードの送信とは別に、少なくとも1つのM個の署名ビットを受信機に伝達するように構成される。
第19の例において、装置が、Polar符号化用のNビットの入力ベクトルを生成するように構成された入力ベクトル発生器であって、P個の情報ブロック(P≧2)のそれぞれに対して、入力ベクトルの個々の部分を生成することであって、個々の部分は少なくとも1つの署名ビットの個々のセットで始まるとともに情報ブロックも含み、署名ビットのセットのそれぞれは互いに異なる、生成することと、個々の部分を結合して入力ベクトルを生成することとを行う、入力ベクトル発生器と、入力ベクトルとPolar符号生成行列を乗算してPolarコードワードを生成するように構成されたPolar符号エンコーダとを含む。
第20の例において、上記例の装置はさらに、各情報ブロックを処理してCRCビットの個々のセットを生成するように構成されたCRCプロセッサを含み、入力ベクトル発生器は、P個の情報ブロックのそれぞれに対するCRCビットの個々のセットを入力ベクトルの個々の部分に含める。
第21の例において、装置が、Polar符号で符号化されたコードワードを受信するための受信機と、少なくとも1つの署名ビットを既知の署名ビット値を有する凍結ビットとして扱うことで、受信されたコードワードをPolar符号復号化するように構成されたデコーダとを含む。
第22の例において、上記例の装置はさらに、コードワードの受信とは別に、Polar符号に用いられる署名ビットに関する情報を受信するように構成される。
第23の例において、上記例の装置はさらに、CRCチェックを用いて復号化の結果を検証するように構成されたCRCチェッカを含む。
いくつかの実施形態に関する前述の説明は、当業者であれば誰でも、本開示による装置、方法、若しくはプロセッサ可読媒体を作るか、又はこれを用いることができるように提供されている。これらの実施形態への様々な修正が当業者には容易に明らかになるであろう。また、本明細書で説明された方法及び装置の一般的な原理は、他の実施形態にも適用されてよい。したがって、本開示は、本明細書で示された実施形態に限定されることは意図されず、本明細書で開示された原理及び新規特徴と一致する最も広い範囲を与えられることになる。

Claims (19)

  1. 情報ビットを送信するための送信機装置の方法であって、
    Polar符号化用の入力ベクトルを生成する段階であって、前記入力ベクトルは、前記入力ベクトルの各ビット位置にビットを有し、前記入力ベクトルは、より高い信頼性を有するビット位置及びより低い信頼性を有するビット位置を有し、前記入力ベクトルの複数の前記ビットは、情報ビット及び少なくとも1つの署名ビットを含み、前記少なくとも1つの署名ビットは、対象受信機装置によるPolar復号化を補助するために前記送信機装置及び前記対象受信機装置に認識され、前記少なくとも1つの署名ビットは、前記情報ビットのビット位置の信頼性より低い信頼性を有する前記入力ベクトルのビット位置に配置される、段階と、
    前記入力ベクトルをPolar符号化してPolar符号コードワードを生成する段階と、
    前記Polar符号コードワードを送信又は格納する段階とを備える、方法。
  2. 前記Polar符号コードワードの送信とは別に、前記少なくとも1つの署名ビットに関する情報を少なくとも1つの受信機装置に送信する段階をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの署名ビットは、前記少なくとも1つの受信機装置に固有である少なくとも1つのビットを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの署名ビットは、前記入力ベクトルにおける、前記情報ビットのビット位置の前であるビット位置に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記入力ベクトルはさらに、前記情報ビットのビット位置の信頼性より低い信頼性を有するビット位置に配置された少なくとも1つの凍結ビットを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記入力ベクトルはさらに、前記情報ビットに基づいて生成されたパリティチェックビットを含み、前記パリティチェックビットは、前記少なくとも1つの署名ビットのビット位置の信頼性より高い信頼性を有するビット位置に配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記パリティチェックビットは、巡回冗長検査(CRC)ビットを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの署名ビットは、前記入力ベクトルにおける、前記情報ビット及び前記CRCビットのビット位置の前であるビット位置に配置される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの署名ビットは、前記入力ベクトルにおける、前記CRCビットのうち少なくとも1つのビット位置の後であるビット位置に配置される、請求項7に記載の方法。
  10. 前記情報ビットは、前記入力ベクトルにおける、前記CRCビットのビット位置の前であるビット位置に配置される、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの署名ビットの前記ビット位置は、前記情報ビットのビット位置のビットインデックスより小さいビットインデックスを有する、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの署名ビットは、第1のグループの受信機装置についての少なくとも1つの署名ビットからなる第1のセットと、第2のグループの受信機装置についての少なくとも1つの署名ビットからなる第2のセットとを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. Polar符号化は、前記入力ベクトルとm倍のクロネッカー積行列
    を乗算する段階を含み、ここで、
    である、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 情報ビットを送信するための送信機装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによる実行のための命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体とを備え、
    前記命令は、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法の段階を実施する、送信機装置。
  15. コードワードを受信するための受信機装置の方法であって、
    ードワードを送信機装置から受信する段階であって、前記コードワードは、複数のビット位置のそれぞれにビットを有するPolar符号化用の入力ベクトルに基づいて生成され、前記入力ベクトルは、より高い信頼性を有するビット位置及びより低い信頼性を有するビット位置を有し、前記入力ベクトルの複数の前記ビットは、情報ビット及び少なくとも1つの署名ビットを含み、前記少なくとも1つの署名ビットは、対象受信機装置によるPolar復号化を補助するために前記送信機装置及び前記対象受信機装置に認識され、前記少なくとも1つの署名ビットは、前記情報ビットのビット位置の信頼性より低い信頼性を有するビット位置にある、段階と、
    受信された前記コードワードをPolar復号化して復号化されたビットを生成する段階とを備える、方法。
  16. コードワードを受信するための受信機装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによる実行のための命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体とを備え、
    前記命令は、
    ードワードを送信機装置から受信することであって、前記コードワードは、複数のビット位置のそれぞれにビットを有するPolar符号化用の入力ベクトルに基づいて生成され、前記入力ベクトルは、より高い信頼性を有するビット位置及びより低い信頼性を有するビット位置を有し、前記入力ベクトルの複数の前記ビットは、情報ビット及び少なくとも1つの署名ビットを含み、前記少なくとも1つの署名ビットは、対象受信機装置によるPolar復号化を補助するために前記送信機装置及び前記対象受信機装置に認識され、前記少なくとも1つの署名ビットは、前記情報ビットのビット位置の信頼性より低い信頼性を有するビット位置にある、受信することと、
    受信された前記コードワードをPolar復号化して復号化されたビットを生成することとを行う、受信機装置。
  17. コードワードを受信するための受信機装置の方法であって、
    前記受信機装置と関連付けられた少なくとも1つの署名ビットが、前記受信機装置によるPolar復号化を補助するために前記受信機装置に認識されるべく、前記少なくとも1つの署名ビットに関する情報を送信機装置から受信する段階と、
    複数のビット位置のそれぞれにビットを有するPolar符号化用の入力ベクトルに基づいて生成されたコードワードを前記送信機装置から受信する段階であって、前記入力ベクトルの複数の前記ビットは、情報ビット及び前記少なくとも1つの署名ビットを含む、段階と、
    前記送信機装置から受信された前記少なくとも1つの署名ビットに関する前記情報に基づいて、受信された前記コードワードをPolar復号化して復号化されたビットを生成する段階とを備える、方法。
  18. コードワードを受信するための受信機装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによる実行のための命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体とを備え、
    前記命令は、
    前記受信機装置と関連付けられた少なくとも1つの署名ビットが、前記受信機装置によるPolar復号化を補助するために前記受信機装置に認識されるべく、前記少なくとも1つの署名ビットに関する情報を送信機装置から受信することと、
    複数のビット位置のそれぞれにビットを有するPolar符号化用の入力ベクトルに基づいて生成されたコードワードを前記送信機装置から受信することであって、前記入力ベクトルの複数の前記ビットは、情報ビット及び前記少なくとも1つの署名ビットを含む、受信することと、
    前記送信機装置から受信された前記少なくとも1つの署名ビットに関する前記情報に基づいて、受信された前記コードワードをPolar復号化して復号化されたビットを生成することとを行う、受信機装置。
  19. 請求項1から13、15、及び17のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるための、プログラム。
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