JP6582683B2 - 角度算出システム、角度算出装置、プログラム、および角度算出方法 - Google Patents

角度算出システム、角度算出装置、プログラム、および角度算出方法 Download PDF

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Description

本発明は、角度算出システム、角度算出装置、プログラム、および角度算出方法に関する。
ステレオカメラにおいて、光軸の平行度ずれ(1つのカメラの光軸に対してもう1つのカメラの光軸が平行ではなくなる方向への回転)や、光学中心に対する撮像センサの横方向の位置ずれが生じると、視差方向に像位置が変化する。これらの誤差は、直接視差に加算されて、距離精度の劣化の要因となる。また、左右の各カメラ内で画像の歪曲に変化を生じると、やはり視差方向に誤差が加算されて、距離制度劣化の要因となる。これらの距離精度の劣化を抑制するために、ステレオカメラ製造時には精密な組立てや、正確な調整を実施している。
自動車などの車両内にステレオカメラを設置すると、車両への設置作業による光軸ずれや、フロントガラスによる歪曲変化による距離精度劣化などの問題が新たに生じる。そこで、車両設置後の距離精度を復帰するために、校正用チャートを用いて再校正を実施する技術が提案されている。
例えば特許文献1は、ステレオカメラの光学的な歪みおよび位置的なずれを画像処理によって調整するために、格子状パターンが描かれた校正用チャートを車両前方に設置し、撮影画像上の格子点位置情報から、画像データの歪みを正す補正パラメータおよび画像データのずれを正す校正パラメータを算出する技術が提案されている。
しかしながら、従来の再校正方法では、校正用チャートの撮影結果を補正目標値(=正解値)として最適化を実施するため、校正用チャートの設置誤差による校正パラメータの精度劣化が問題として残存している。特に校正用チャートの傾き誤差は、後段で補正することが困難であり、再校正後の測定精度劣化の大きな要因となる恐れがある。
このため、特に傾き誤差に対する校正用チャートの設置精度、または、校正用チャートの設置姿勢(傾き誤差量)の検知精度を高くする必要がある。この際、作業者による作業負荷をより低減すること、および、保守や使用や構成が複雑な治具を用いずに精度を高めることが望ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、校正パラメータの算出などに用いるための傾き角度を、より容易に算出することができる角度算出システム、角度算出装置、プログラム、および角度算出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1部材と、第2部材と、前記第1部材と一体に保持され、前記第2部材が映される反射部材と、前記第2部材が映される前記反射部材を含む撮影画像を受け付ける受付部と、前記撮影画像上での前記第2部材の位置に基づいて、前記第1部材の傾き角度を算出する角度算出部と、前記傾き角度と、前記撮影画像と、に基づいて、前記撮影画像を撮影するステレオカメラを校正する校正パラメータを決定する決定部と、を備える。
本発明によれば、校正パラメータの算出などに用いるための傾き角度を、より容易に算出することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の校正システムの構成例を示す図である。 図2は、本実施形態のステレオカメラの構成の例を示すブロック図である。 図3は、ステレオカメラを使用した距離の計測原理を説明するための図である。 図4は、校正用チャートの傾き検知に関する基本的な構成の一例を示す図である。 図5は、ステレオカメラによる撮影画像の一例を示す図である。 図6は、ステレオカメラとマーキングと反射部との光学的な関係を示す図である。 図7は、ステレオカメラへの入射角から反射部の傾き角度を求める計算式の算出方法を説明するための図である。 図8は、本実施形態にかかる校正装置の構成の例を示すブロック図である。 図9は、本実施形態における校正処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、変形例にかかる校正装置の構成例を示すブロック図である。 図11は、変形例における校正処理の例を示すフローチャートである。 図12は、校正目標としての校正用チャートが設置誤差角αを持って設置された状態を示す図である。 図13は、図12における校正用チャートをステレオカメラ側から見た状態を示す図である。 図14は、本実施形態の校正装置のハードウェア構成の例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる角度算出システム、角度算出装置、プログラム、および角度算出方法の一実施形態を詳細に説明する。以下では、ステレオカメラを校正する校正装置および当該校正装置を含む校正システムとして、角度算出装置および角度算出システムを実現する例を主に説明する。
本実施形態では、より簡易な(シンプルな)仕組みを用いて簡単に校正用チャートの設置姿勢(傾き誤差量)を検知し、校正パラメータの算出時に設置姿勢を勘案することを可能とする。これにより、校正用チャートの設置誤差による校正パラメータの精度劣化を抑制し、校正用チャートに対する高い設置精度要求を排除することが可能となる。
本実施形態では、ある物体(第2部材)である第2被写体から、第1被写体(第1部材)としての校正用チャート中の反射部(反射部材)を経たステレオカメラまでを1つの光学系として考慮する。校正用チャートが傾くと、第2被写体上の1点を物点とする光線がステレオカメラへ入射する角度が変化する。ステレオカメラへの光線入射角の変化は、ステレオカメラによる撮影画像中の第2被写体の位置の変化となって現れる。この第2被写体の位置の変化量から、校正用チャートの傾き(傾き角度)を算出できる。校正用チャート中の反射部は、例えば、単純な平面反射物(平面ミラー)で構成できる。撮影画像中の第2被写体の位置は、画像認識により高精度かつ簡便に検出できる。従って、簡便な構成で高精度に校正用チャートの設置姿勢を検知することができる。
校正用チャートは、校正用チャートの面内に沿った並進誤差を生じても、校正結果へ悪影響を与えない。これは、校正用チャートの面内に沿った並進誤差は、直接的な視差誤差に関与しないためである。本実施形態の方法では、この校正用チャート面内に沿った並進成分は原理的に検知の対象とならない。すなわち例えば並進成分を検知するための複雑な認識や処理などの必要がなく、より簡便な構成とすることができる。
以下に添付図面を参照して、角度算出システム、角度算出装置、プログラム、および角度算出方法の実施形態を詳細に説明する。
校正環境の構成として、車両内のステレオカメラの位置と姿勢、第2被写体の位置、第1被写体としての校正用チャートの位置と姿勢が確定すると、校正用チャートが理想的に設置されている状態、例えば傾き誤差なしの状態における、ステレオカメラの撮影画像中の、校正用チャート中の反射部を基準とした第2被写体の位置は一義に決定される。実際の撮影画像において、反射部を基準とした第2被写体の位置が、傾き誤差なしの状態における位置からどれだけ移動しているかを検出することで、校正用チャートの傾き誤差量を算出できる。
なお、撮影画像中における、反射部や第2被写体を含む、校正用チャート全体の位置移動は、校正用チャートに対するステレオカメラの傾きで生じるため、本手法の検知対象とは異なる。本手法の検知対象である校正用チャートの傾きを算出する際には、校正用チャート中に基準(例えば反射部端面)を設け、この基準に対する第2被写体の位置変動を検知することが必要となる。なお校正用チャート全体の位置移動を検知して補正するように構成してもよい。
図1は、本実施形態の校正システムの構成例を示す図である。図1に示すように、校正システムは、第1被写体(第1部材)としての校正用チャート20と、ステレオカメラ10と、校正装置30とを含む。校正用チャート20は、ステレオカメラ10の校正に使用されるチャート(後述のランダムパターンなど)を含む部材である。このように以下ではチャートを含む部材自体を校正用チャート20という。
図1は、校正用チャート20と、ステレオカメラ10と、校正装置30との関係の例を示している。図1は、自動車のフロントガラスの内側に取り付けられたステレオカメラ10(車載ステレオカメラ)により撮影された撮影画像を校正する場合の例である。校正用チャート20は、ステレオカメラ10の撮影範囲に入るように設置する。例えば校正用チャート20は、ステレオカメラ10からおよそ2mの距離に、ほぼ正対するように設置する。
校正用チャート20には、画面内で広く視差値を得られるように、例えば白黒のランダムパターンが全面に描画されている。校正用チャート20は、ステレオカメラ10を校正する校正パラメータを決定するための計測データを取得するために用いられる。計測データは、校正装置30としてのコンピュータに入力され、当該コンピュータにより校正パラメータが決定される。まず校正対象のステレオカメラ10について説明する。なお、本実施形態では、ステレオカメラ10と校正装置30とが別体として構成されているが、ステレオカメラ10が校正装置30の機能を含んでいても構わない。
図2は、本実施形態のステレオカメラ10の構成の例を示すブロック図である。本実施形態のステレオカメラ10は、第1カメラ1、第2カメラ2、記憶部3、外部I/F4、補正部5、および算出部6を備える。第1カメラ1は、被写体を撮影して第1撮影画像を取得する。第2カメラ2は、被写体を撮影して第2撮影画像を取得する。第1カメラ1および第2カメラ2は、光軸が平行になるように並列に配置されている。第1カメラ1および第2カメラ2の撮影タイミングは同期されており、同じ被写体を同時に撮影する。
記憶部3は、第1撮影画像、第2撮影画像、および校正パラメータを記憶する。校正パラメータは、第1撮影画像および第2撮影画像の歪みを補正するときに使用されるパラメータである。校正パラメータは、本実施形態の校正方法により決定される。外部I/F4は、記憶部3のデータの入出力を行うためのインターフェースである。ステレオカメラ10で使用される校正パラメータは、本実施形態の校正方法により決定され、外部I/F4を使用して記憶部3に記憶される。
補正部5は、記憶部3から第1撮影画像、第2撮影画像および校正パラメータを読み出す。補正部5は、校正パラメータに応じた画像補正式により、第1撮影画像および第2撮影画像を補正する。画像補正式は、第1撮影画像(第2撮影画像)の座標を変換することにより第1撮影画像(第2撮影画像)を補正する式である。例えば第1撮影画像(第2撮影画像)の座標をアフィン変換により補正する場合には、当該画像補正式は行列により表現できるので、校正パラメータは行列の成分である。また第1撮影画像(第2撮影画像)の座標を非線形な変換により補正する場合には、校正パラメータは当該変換を表す多項式などの係数である。
なお補正部5は、第1撮影画像および第2撮影画像のいずれか一方を補正するようにしてもよい。すなわち画像補正式は、いずれか一方の撮影画像を基準にして、もう一方の撮影画像を補正するための画像補正式でもよい。補正部5は、補正後の第1撮影画像および補正後の第2撮影画像を算出部6に入力する。
算出部6は、補正後の第1撮影画像および補正後の第2撮影画像から、被写体毎の視差を算出する。ここで、視差と、視差を用いた距離計測原理について説明する。
図3は、ステレオカメラ10を使用した距離の計測原理を説明するための図である。図3の例では、第1カメラ1(焦点距離f、光学中心O、撮像面S)がZ軸を光軸方向として配置されている。また第2カメラ2(焦点距離f、光学中心O、撮像面S)がZ軸を光軸方向として配置されている。第1カメラ1および第2カメラ2は、X軸に対して平行に、距離B(基線長)だけ離れた位置に配置される。以下、図3の座標系を「カメラ座標系」という。また、第1カメラ1の光学中心Oを基準とした座標系を「第1カメラ座標系」という。また、第2カメラ2の光学中心Oを基準とした座標系を「第2カメラ座標系」という。
第1カメラ1の光学中心Oから光軸方向に距離dだけ離れた位置にある被写体Aは、直線A−Oと撮像面Sの交点であるPに像を結ぶ。一方、第2カメラ2では、同じ被写体Aが、撮像面S上の位置Pに像を結ぶ。
ここで第2カメラ2の光学中心Oを通り、直線A−Oと平行な直線と、撮像面Sとの交点をP’とする。またP’とPの距離をDとする。距離Dは、同じ被写体の像を2台のカメラで撮影した画像上での位置のずれ量(視差)を表す。三角形A−O−Oと三角形O−P’−Pとは相似である。そのため、以下の式(1)が成り立つ。
d=Bf/D ・・・(1)
すなわち基線長B、焦点距離fおよび視差Dから、被写体Aまでの距離dを求めることができる。なお第1カメラ1および第2カメラ2が正確に配置されている場合、第1カメラ座標系で算出された距離d(第1カメラ1の光学中心Oと被写体Aとの光軸方向の距離)と、第2カメラ座標系で算出された距離d(第2カメラ2の光学中心Oと被写体Aとの光軸方向の距離)と、は一致する。
以上が、ステレオカメラ10による距離計測原理である。被写体Aまでの距離dを正確に求めるには、第1カメラ1および第2カメラ2が正確に配置されていなければならない。しかしながら第1カメラ1(第2カメラ2)は、X軸、Y軸またはZ軸周りに回転する方向に位置がずれる可能性がある。これにより、第1撮影画像(第2撮影画像)の座標は、およそ上下左右にずれを生じる。さらにフロントガラスを介して被写体を撮影する車載ステレオカメラの場合、フロントガラスの影響による第1撮影画像(第2撮影画像)の歪みも生じる。ステレオカメラ10は、2台のカメラの組み付け公差による第1撮影画像(第2撮影画像)のずれ、およびフロントガラスによる第1撮影画像(第2撮影画像)の歪みに起因する視差の誤差を正す校正パラメータを使用して信号処理により第1撮影画像(第2撮影画像)を補正する。
図2に戻り、算出部6は、視差を算出するときに基準にした撮影画像(第1撮影画像または第2撮影画像)の画素の濃度値により画素毎の視差を表した視差画像を生成する。また算出部6は、視差画像および式(1)を利用して被写体までの距離を算出する。
図4は、校正用チャート20の傾き検知に関する基本的な構成の一例を示す図である。ステレオカメラ10は、車両のフロントガラス42の車内側に、車両前方を撮影方向として取り付けられる。校正用チャート20は、車両前方の、ステレオカメラ10の撮影範囲内に設置される。校正用チャート20と一体に反射部材としての反射部43が設置される。さらに、第2被写体(第2部材)としてのマーキング41がフロントガラス42上に配設されている。マーキング41は、フロントガラス42上の基準位置に合わせて一時的に貼付または固定設置される。フロントガラス42上の基準位置は、例えば、ステレオカメラ10を覆うフロントガラス42に形成される黒セラミック形状とすることができる。車内のステレオカメラ10の設置位置に対して、傾き検知の精度に影響しない程度の位置精度を担保することが可能であれば、基準位置は任意の位置とすることができる。
校正用チャート20が理想的に設置されたときに、ステレオカメラ10の撮影画像における反射部43の中央付近にマーキング41が映るように、反射部43とマーキング41とを相対的に設置すると、校正用チャート20の傾き検知幅にバランスがとれてよい。
本実施形態では、白黒で構成される格子状のマーキング41を第2被写体としている。マーキング41は、位置を検出するための目標として、白部と黒部の境界が交わる交点(マーキング交点)を含む。マーキング41の大きさは、ステレオカメラ10の撮影画像において、マーキング交点の位置(交点位置)を基準に±10ピクセル程度(すなわち20ピクセル程度)の大きさを得られる程度にすると、安定的に精度よく交点位置の検出を行うことが可能となる。
図5は、ステレオカメラ10による撮影画像501の一例を示す図である。撮影画像501は、第1カメラ1によって撮影された撮影画像(第1撮影画像)および第2カメラ2によって撮影された撮影画像(第2撮影画像)のいずれであっても構わない。すなわち本実施形態では、第1撮影画像および第2撮影画像のうち少なくとも一方の撮影画像により、校正用チャート20の傾き検知を実行できる。
撮影画像501には、校正用チャート20、校正用チャート20内の反射部43、および、反射部43内にマーキング41が撮影されている。マーキング41の、白部と黒部の境界が交わる交点位置が撮影画像501上で検出され、撮影画像501上の座標として出力される。画像511は校正用チャート20の画像であり、画像512は反射部43の画像である。画像521は校正用チャート20が理想的に設置された場合のマーキング41の画像であり、画像522は実際に撮影された撮影画像501から検出されるマーキング41の画像である。
画像521の交点位置と、画像522の交点位置との差分が、校正用チャート20の傾き誤差量に応じた量を表している。各交点位置は、例えば反射部43の右上の角部を基準として表すことができる。
例えば、校正用チャート20が図4のように傾いていた場合、反射部43内のマーキング41の位置は、撮影画像501中で相対的に下方に移動することになる。図5の例では、マーキング41の位置は、画像521の位置から画像522の位置に下方に移動する。この移動量から、校正用チャート20の傾き誤差量が算出される。
上記のように、第1カメラ1の撮影画像、および、第2カメラ2の撮影画像のいずれを用いても本質的な差異はなく、いずれか一方の撮影画像から傾き誤差量を算出することが可能である。また、校正用チャート20の傾きがない理想状態の位置が不明であっても、実際の画像位置のみから後述する図7上の座標における校正用チャート20の傾き量を算出することは可能である。例えば、撮影画像501の中心(撮影画像中心)の位置が、理想的に設置された場合のマーキング41の画像の中心位置であると仮定できる場合は、撮影画像中心からの移動量により傾き量を算出できる。図5では位置513が、撮影画像中心を表している。
本実施形態では、第1カメラ1および第2カメラ2ともに撮影画像として歪曲補正したピンホールカメラとしての調整を実施済みで、加えて、撮影レンズの光軸と撮影画像中心とが一致しているものとする。そのため、撮影画像501上での撮影画像中心からマーキング交点までの距離から、マーキング交点からの光線が撮影レンズに入射する角度が以下の式(2)のように算出できる。なお、θはマーキング交点からの光線の、撮影レンズへの入射角度、Pixは撮影画像上の距離(ピクセル)、Pitは撮像素子の画素ピッチ、fは歪曲補正実施後の撮影レンズ焦点距離である。
θ=tan−1((Pix×Pit)/f) ・・・(2)
図6は、ステレオカメラ10と、マーキング41と、校正用チャート20と一体に保持されている反射部との光学的な関係を示す図である。反射部43−1は、校正用チャート20が傾きなく理想的に設置されている場合の反射部を表す。反射部43−2は、校正用チャート20がθ傾いて設置されている場合の反射部を表す。マーキング交点と、撮影を実施する第1カメラ1または第2カメラ2の光学中心とを結ぶ線分長さを2D、線分の中点から反射部43−1に下ろした垂線の距離を2Lとする。
図6に示すように、以下では、反射部43−1と反射部43−1へ下した垂線との交点を軸として校正用チャート20が回転することにより、θの角度で傾くという条件を仮定する。例えば校正用チャート20を鉛直方向に設置する場合であれば、上記線分の中点から校正用チャート20までの水平方向の長さが2Lとなるように校正用チャート20を設置すれば、このような条件を満たすことができる。校正用チャート20の設置精度を高くすれば、このような条件を仮定しても傾き量の算出精度に対する影響を小さくすることができる。
校正用チャート20が傾きなく理想的に設置されている場合は、図6の破線の矢印のような光路が形成されて、マーキング41からの光線はステレオカメラ10に対して入射角θとして入射し、それに対応した撮影画像上の位置に撮影される。図6では、校正用チャート20がθ傾いた状態を重ねて図示している。その場合は、図6の実線の矢印のような光路が形成されて、マーキング41からの光線はステレオカメラ10に対して入射角θとして入射し、それに対応した撮影画像上の位置に撮影される。撮影光学系への入射角度と撮影画像上の中心位置からの高さは、式(2)で示したように、撮影光学系の特性から一義に関係付けられる。このため、撮影画像上の位置から入射角θやθを換算することが可能である。
図7は、ステレオカメラ10への入射角θから、反射部43−2の傾きθを求める計算式の算出方法を説明するための図である。図7は、この計算式を分かりやすく算出するために、図6の構成に座標系を適用して示している。なお、煩雑さを避けるために、マーキング41付近の構成は図から削除している。
撮影を実施する第1カメラ1または第2カメラ2の光学中心と、マーキング交点とを結ぶ線分の中点である点Oを、座標系の原点(0,0)とする。ステレオカメラ10の光学中心は点Aとし、座標値を(x,−y)とする。点Oから反射部43−1へ下ろした垂線の着地点を点Mとし、座標値を(−2L,0)とする。点Qは、線分OMの中点である。点Oから、傾いた反射部43−2へ下ろした垂線の着地点を点Pとし、座標値を(x、y)とする。相似関係から、∠MOPもθであることが明らかである。また、幾何的な拘束条件から、点Pは、点Qを中心とし線分OMを直径とした円Cの円弧上を移動することが明らかである。すなわち、点Aを通る傾きθの直線が円Cと交わる2つの交点のうち、より小さいX座標の交点を算出することで、θを算出できることになる。以下に図7の座標系に従って計算結果を示す。
円Cは、以下の式(3)のように表現できる。
(x+L)+y=L ・・・(3)
点Aを通る傾きθの直線は、以下の式(4)のように表現できる。
y=−tan(θ)×x−(y+x×tan(θ)) ・・・(4)
式(3)と式(4)を連立してxについて解き、a,b,cをそれぞれ以下の式(5)、式(6)、および、式(7)のようにおく。
a=1+(tan(θ)) ・・・(5)
b=2L+2tan(θ)×(y+x×tan(θ)) ・・・(6)
c=(y+x×tan(θ)) ・・・(7)
交点のX座標xは、以下の式(8)のように表現できる。
=(−b±√(b−4ac))/2a ・・・(8)
点PのX座標xは、2つの交点のX座標のうち、より値が小さいX座標であるので、以下の式(9)のように表現できる。
=(−b−√(b−4ac))/2a ・・・(9)
式(9)で得られた解xを式(4)のxへ代入すると、yが算出できる。これにより点Pの座標(x,y)が得られる。
点Pの座標から、∠MOPのθは以下の式(10)で算出できる。
θ=tan−1(y/x) ・・・(10)
すなわち、上記のようにステレオカメラ10の撮影画像上で検出したマーキング41の交点位置から、校正用チャート20の傾き量が算出できる。この傾き量を鑑みて、校正パラメータを算出(決定)することで、校正用チャート20の傾きが直接的に校正パラメータの誤差成分、すなわち、測距精度劣化要因になることを抑制可能となる。
なお、これまでは例えば図3のX軸に平行な線を軸として回転して校正用チャート20が傾く場合を例に説明した。例えば図3のY軸に平行な線を軸として回転する場合も同様の方法を適用できる。なお図3のZ軸に平行な線を軸として回転する場合の誤差は、上述の校正用チャート20の面内に沿った並進誤差に相当するため検知対象とする必要はない。
図8は、本実施形態にかかる校正装置30の構成の例を示すブロック図である。図8に示すように、校正装置30は、受付部131と、角度算出部132と、決定部133と、を備える。
受付部131は、ステレオカメラ10により撮影された撮影画像などの各種情報を受け付ける。
角度算出部132は、校正用チャート20の傾き量(傾き角度)を算出する。例えば角度算出部132は、図6および図7などを用いて説明した上記方法により、撮影画像上でのマーキング41の位置に基づいて、校正用チャート20の傾き量を算出する。
決定部133は、算出された傾き量と撮影画像とに基づいて、ステレオカメラ10を校正する校正パラメータを決定する。校正パラメータの決定方法の詳細は後述する。
次に、このように構成された本実施形態にかかる校正装置30による校正処理について図9を用いて説明する。図9は、本実施形態における校正処理の一例を示すフローチャートである。例えば校正用チャート20の設置などにより校正環境が整えられた後、図9のフローチャートが実行される。
受付部131は、校正用チャート20の撮影画像を取得する(ステップS101)。また受付部131は、校正用チャート20上の反射部に映るマーキング41の撮影画像を取得する(ステップS102)。必要に応じて、校正用チャート20の撮影画像を取得した後に、校正用チャート20上に反射部を設置したり、マーキング41を設置したりする手順を追加することも可能である。すなわち、例えば反射部を取り外した状態で校正用チャート20を撮影した後、反射部を取り付けて反射部に映るマーキング41を撮影した撮影画像を取得するように構成してもよい。校正用チャート20の撮影画像の取得時にすでに反射部とマーキング41が適切に設置することにより、校正用チャート20の撮影画像とマーキング41の撮影画像を同時に取得することも可能である。
その後、角度算出部132は、前述したような手法で、校正用チャート20の設置誤差(角度)を算出する(ステップS103)。その後、決定部133は、校正用チャート20の設置誤差(角度)から校正パラメータに対する補正を実施し(ステップS104)、校正パラメータを決定する(ステップS105)。
設置誤差に基づき校正用チャート20の設置位置を調整するように構成してもよい。図10は、このように構成した変形例にかかる校正装置30−2の構成例を示すブロック図である。図10に示すように、校正装置30−2は、受付部131と、角度算出部132と、決定部133と、調整部134−2と、を備える。調整部134−2以外の機能は図8と同様であるため同一の符号を付し説明を省略する。
調整部134−2は、算出された傾き量に応じて校正用チャート20の姿勢を調整する。例えば調整部134−2は、校正用チャート20を駆動する駆動部に対して、傾き量を補正するように校正用チャート20を駆動させる指示を送信する。
図11は、本変形例における校正処理の例を示すフローチャートである。例えば校正環境が整えられた後、図11のフローチャートが実行される。
調整部134−2は、校正用チャート20の設置位置を調整する(ステップS201)。最初に校正環境を整える際にこの処理を実行してもよい。
ステップS202からステップS204は、図9のステップS101からステップS103と同様の処理であるため説明を省略する。
調整部134−2は、算出された傾き量が、要求される距離精度に応じて定められる閾値より小さいか否かを判断する(ステップS205)。傾き量が閾値以上である場合(ステップS205:No)、算出した誤差量を補正するように校正用チャート20の設置姿勢を調整する(ステップS201)。その後、ステップS202からステップS204までの処理が繰り返される。
傾き量が閾値よりも小さい場合(ステップS205:Yes)、決定部133は、校正用チャート20の設置誤差(角度)から校正パラメータに対する補正を実施し(ステップS206)、校正パラメータを決定する(ステップS207)。
なお、要求される距離精度から鑑みて、必要量よりも小さい閾値が設定できている場合は、校正パラメータの補正を実施せず、校正用チャート20の傾き誤差を鑑みないまま校正パラメータを算出(決定)することも可能である。
ここで、校正用チャート20の傾き角度から校正パラメータを補正する補正方法について説明する。
図12は、ステレオカメラ10の校正環境において、校正目標としての校正用チャート20が設置誤差角αを持って設置された状態を示す図である。図12は、例えば図3のY軸に平行な線を軸として回転する例を示している。
校正用チャート20を校正目標として校正パラメータを作成する場合、校正用チャート20の角度の誤差は、校正用チャート面の各位置における測距方向1101の位置誤差となって現れて校正目標値の誤差となり、この誤差が測距精度誤差の要因となる。すなわち、図12においては、回転中心付近であるカメラ正面付近ではほとんど視差誤差を生じず、回転中心から離れるに従って大きな視差誤差を生じることとなる。
図13は、図12における校正用チャート20をステレオカメラ10側から見た状態を示す図である。縦方向の一点鎖線は、校正用チャート20の設置誤差角αの回転中心を表す。横方向の一点鎖線は、縦方向の一点鎖線に対する垂線を表す。回転中心からx離れた点Aにおける視差誤差D(x)は、以下の式(11)のように表される。
(x)=B×f{1/L’−1/(L’−x×tanα)} ・・・(11)
ここで、Bはステレオカメラ10の基線長、fは撮影レンズの焦点距離、L’はステレオカメラ10の光学中心から校正用チャート20までの距離を表す。L’は、例えば図6の2Lに対応する。
式(11)に示すように、設置誤差角αを算出できれば、画面内の任意の座標位置における視差誤差量(校正目標としての校正用チャート20の設置誤差角による視差誤差量)を算出できる。すなわち、画面全体の視差誤差量の分布(視差誤差分布)を得ることができる。校正パラメータを作成する上で校正目標となる、校正用チャート20から得られた視差分布から、視差誤差分布を補償するように補正した視差分布(補正分布)を得ることができる。例えば決定部133は、校正用チャート20から得られた視差分布から、視差誤差分布を減算することにより補正分布を算出できる。決定部133は、このように補正した視差分布(補正分布)を新たな校正目標とすることで、校正用チャート20の設置誤差角による誤差の影響を除去した校正パラメータを得ることが可能となる。
以下に、本実施形態の他の変形例について説明する。
第1カメラ1の撮影画像と第2カメラ2の撮影画像の両方を用いて、それぞれについて校正用チャート20の傾き量算出を実施し、その平均値を校正用チャート20の傾き量として採用してもよい。これにより、フロントガラス42や反射部などで生じる部分的な歪みや、画像上のノイズなどの成分を平均化することが可能で、ロバスト性の高い傾き量算出を実施することが可能となる。
校正用チャート20中の反射部43が着脱可能となっており、マーキング41撮影時にのみ反射部43を設置するように構成してもよい。校正用チャート20の撮影時に反射部43が存在しないことで、ステレオカメラ10の校正パラメータ算出用の画面内視差値を比較的多数個かつ広い面積で取得可能で、パラメータの信頼度向上が可能となる。
校正用チャート面よりも一段低い面(例えば校正用チャート面を図3のZ軸方向に平行移動した面)に反射部43が形成され、校正用チャート20の撮影時には反射部43の表面を校正用チャート20と同一面となる別部材で覆い、マーキング41撮影時には、この別部材を除去して反射部43を露出させてもよい。着脱方式と異なり、校正用チャート20と反射部43とを常に一体に保持可能であるため、反射部43の着脱による設置誤差によって生じるマーキング41の位置検出誤差を抑制可能となる。
第2被写体として、上記のようなマーキング41を複数個構成してもよい。この場合、例えば角度算出部132は、複数のマーキング41それぞれにより算出される傾き角度の統計値(平均値、中央値など)を算出する。そして、決定部133は、統計値を用いて校正パラメータを決定する。ある程度広い範囲における複数点を母集団とした統計値として傾き角度を算出することで、フロントガラス42の部分的な歪みによって生じる、マーキング41の交点位置の検出誤差を抑制可能となる。
ステレオカメラ10の一部または全部を第2被写体としてもよい。例えば、ステレオカメラ10自身をマーキング41としてもよい。撮影画像において、例えばステレオカメラ10レンズ部の円筒形のレンズ枠を対象として位置を検出する。理想の位置に対する検出した位置の移動量から校正用チャート20の傾き量が算出できる。レンズ枠の位置は、例えば、予め定められたレンズ枠の画像とのパターンマッチングなどにより検出できる。ステレオカメラ10自身をマーキング41とすることで、ステレオカメラ10からマーキング41までの相対位置誤差によって生じる、マーキング41の位置検出誤差を抑制可能となる。
ステレオカメラ10自身に検知用のマーキング41を構成してもよい。ステレオカメラ10からマーキング41までの相対位置誤差によって生じる、マーキング41の位置検出誤差を抑制できるのに加え、明快で安易なマーキングパターンを採用することで安定的に精度よく検出可能となる。
車両自身の意匠の一部をマーキング41としてもよい。この場合も、ステレオカメラ10からマーキング41までの相対位置誤差によって生じる、マーキング41の位置検出誤差を抑制することが可能となる。
これまでは、ステレオカメラを校正する校正装置を例に説明したが、ある部材(第1部材)の角度を算出する角度算出装置に、上記のような角度算出方法を適用することができる。例えば、プロジェクタなどの投影装置は、画像を投影するスクリーン(第1部材)の傾きなどにより生じる投影画像の歪みの補正(台形補正など)を実行する場合がある。角度算出装置としての投影装置が、スクリーンの傾き角度を算出するために上記と同様の構成を備えてもよい。この場合、投影装置は、カメラ(ステレオカメラである必要はない)によって撮影された撮影画像を受付け(受付部)、投影画像からスクリーンの傾き角度を算出する(角度算出部)機能を少なくとも備えていればよい。
以上のように、本実施形態によれば、校正パラメータの算出などに用いるための傾き角度を、より容易に算出することが可能となる。
本実施形態の校正装置30のハードウェア構成の例について説明する。図14は本実施形態の校正装置30のハードウェア構成の例を示す図である。本実施形態の校正装置30は、制御装置51、主記憶装置52、補助記憶装置53、表示装置54、入力装置55および通信装置56を備える。制御装置51、主記憶装置52、補助記憶装置53、表示装置54、入力装置55および通信装置56は、バス57を介して互いに接続されている。
制御装置51は補助記憶装置53から主記憶装置52に読み出されたプログラムを実行する。主記憶装置52はROMやRAM等のメモリである。補助記憶装置53はHDD(Hard Disk Drive)やメモリカード等である。表示装置54は校正装置30の状態などを表示する。入力装置55はユーザーからの入力を受け付ける。通信装置56はネットワークに接続するためのインターフェースである。
本実施形態の校正装置30で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、メモリカード、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また、本実施形態の校正装置30で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の校正装置30で実行するプログラムをダウンロードさせずにインターネット等のネットワーク経由で提供するように構成してもよい。
また、本実施形態の校正装置30のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施形態の校正装置30で実行されるプログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっている。当該各部は、実際のハードウェアとしては、制御装置51が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上記各部が主記憶装置52上にロードされる。すなわち、上記各部は、主記憶装置52上に生成される。
なお、上述した各部の一部又は全部を、ソフトウェアにより実現せずに、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよい。
10 ステレオカメラ
20 校正用チャート
30 校正装置
41 マーキング
42 フロントガラス
43、43−1、43−2 反射部
131 受付部
132 角度算出部
133 決定部
134−2 調整部
特許第4109077号公報

Claims (14)

  1. 第1部材と、
    第2部材と、
    前記第1部材と一体に保持され、前記第2部材が映される反射部材と、
    前記第2部材が映される前記反射部材を含む撮影画像を受け付ける受付部と、
    前記撮影画像上での前記第2部材の位置に基づいて、前記第1部材の傾き角度を算出する角度算出部と、
    前記傾き角度と、前記撮影画像と、に基づいて、前記撮影画像を撮影するステレオカメラを校正する校正パラメータを決定する決定部と、
    を備える角度算出システム。
  2. 第1部材と、
    第2部材と、
    前記第1部材と一体に保持され、前記第2部材が映される反射部材と、
    前記第2部材が映される前記反射部材を含む撮影画像を受け付ける受付部と、
    前記撮影画像上での前記第2部材の位置に基づいて、前記第1部材の傾き角度を算出する角度算出部と、
    前記反射部材を覆う部材と、
    を備える角度算出システム。
  3. 前記傾き角度に基づいて前記第1部材の姿勢を調整する調整部をさらに備える、
    請求項1または2に記載の角度算出システム。
  4. 前記角度算出部は、前記第1部材の傾きがないときの撮影画像上での前記第2部材の位置に対する、受け付けられた前記撮影画像上での前記第2部材の位置の変化量に基づいて、前記第1部材の傾き角度を算出する、
    請求項1または2に記載の角度算出システム。
  5. 前記反射部材は、平面ミラーである、
    請求項1または2に記載の角度算出システム。
  6. 前記反射部材は、前記第1部材から着脱可能である、
    請求項1または2に記載の角度算出システム。
  7. 複数の前記第2部材を含み、
    前記角度算出部は、前記撮影画像上での複数の前記第2部材の位置に基づいて、前記第1部材の傾き角度を算出する、
    請求項1または2に記載の角度算出システム。
  8. 前記第2部材は、前記撮影画像を撮影するステレオカメラの一部または全部である、
    請求項1または2に記載の角度算出システム。
  9. 前記撮影画像を撮影するステレオカメラは、フロントガラスを有する車両に備えられ、
    前記第2部材は、前記フロントガラス上に構成される、
    請求項1または2に記載の角度算出システム。
  10. 第1部材と一体に保持され、第2部材が映される反射部材を含む撮影画像を受け付ける受付部と、
    前記撮影画像上での前記第2部材の位置に基づいて、前記第1部材の傾き角度を算出する角度算出部と、
    前記傾き角度と、前記撮影画像と、に基づいて、前記撮影画像を撮影するステレオカメラを校正する校正パラメータを決定する決定部と、
    を備える角度算出装置。
  11. コンピュータを、
    第1部材と一体に保持され、第2部材が映される反射部材を含む撮影画像を受け付ける受付部と、
    前記撮影画像上での前記第2部材の位置に基づいて、前記第1部材の傾き角度を算出する角度算出部と、
    前記傾き角度と、前記撮影画像と、に基づいて、前記撮影画像を撮影するステレオカメラを校正する校正パラメータを決定する決定部と、
    として機能させるためのプログラム。
  12. 第1部材と一体に保持され、第2部材が映される反射部材を含む撮影画像を受け付ける受付ステップと、
    前記撮影画像上での前記第2部材の位置に基づいて、前記第1部材の傾き角度を算出する角度算出ステップと、
    前記傾き角度と、前記撮影画像と、に基づいて、前記撮影画像を撮影するステレオカメラを校正する校正パラメータを決定する決定ステップと、
    を含む角度算出方法。
  13. 第1部材と一体に保持され、第2部材が映される反射部材を含む撮影画像を受け付ける受付ステップと、
    前記撮影画像上での前記第2部材の位置に基づいて、前記第1部材の傾き角度を算出する角度算出ステップと、
    前記反射部材を覆う部材により前記反射部材を覆うステップと、
    を含む角度算出方法。
  14. 前記傾き角度に基づいて前記第1部材の姿勢を調整する調整ステップをさらに含む、
    請求項12または13に記載の角度算出方法。
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