JP6582561B2 - レンズ鏡筒及び光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒及び光学機器に関するものである。
従来、レンズ鏡筒の手動操作筒の操作トルクが変化するという問題があった。安定したトルクで操作できるようにするため、ズーム操作筒と固定筒との間にゴム部材を設けて、ズーム操作筒を光軸方向と径方向に同時に付勢する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−169232号公報
本発明は、ユーザの操作により光軸を中心に回転する第1筒と、前記第1筒の回転に伴って、前記光軸を中心に回転する第2筒と、前記第1筒の回転を前記第2筒に伝達する突起部と、前記突起部が貫通し、光軸方向に対する傾きが一定で、所定の長さの貫通溝を有する第3筒と、を備え、前記貫通溝は、前記所定の長さ方向に対する溝幅が異なる領域を有するレンズ鏡筒に関する。
また、本発明は、上記レンズ鏡筒を備える光学機器に関する。
本実施形態のレンズ鏡筒の側断面図である。 第1カム筒の斜視図である。 カム環の斜視図である。 ズーム連動ピンの中心を通る切断面図である。 図4のS1−OAラインに沿った断面図である。 第1直進筒から内側の構成斜視図である。 図6のY部展開図である。 図5のX部拡大図である。 操作者がズーム動作する際にズーム操作筒を回転するのに必要な回転トルクを示したグラフであり、本実施形態を説明するための比較形態である。 操作者がズーム動作する際にズーム操作筒を回転するのに必要な回転トルクを示した本実施形態のグラフである。 第2カム筒より内径側に位置する2群移動筒と3群移動筒のワイド状態の斜視図である。 第2カム筒より内径側に位置する2群移動筒と3群移動筒のテレ状態の斜視図である。 2群移動筒と3群移動筒のテレの状態の展開図であり、(a)は撮影距離が無限大の場合、(b)は撮影距離が至近側へ移動した場合である。 図13のS2−S2ラインに沿った断面図である。 3群レンズ枠に電磁絞りが組み付けられた状態を示す斜視図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態のレンズ鏡筒100の撮影状態の側断面図である。図中上側の(a)は、レンズ鏡筒100の撮影状態がワイド(広角)の場合、下側の(b)はレンズ鏡筒100の撮影状態がテレ(望遠)の場合を示す。
図2は、後述する第1カム筒4の斜視図である。図3は、後述する第2カム筒17の斜視図である。図4は後述するズーム連動ピン15の中心を通る切断面図であり、撮影状態がワイドの場合を示す。図5は、図4のS1−OAラインに沿った断面図である。
レンズ鏡筒100は、1群レンズL1と、2群レンズL2と、3群レンズL3と、4群レンズL4と、5群レンズL5とを備える。
1群レンズL1は1群レンズ枠9に保持され、2群レンズL2は2群レンズ枠10に保持され、3群レンズL3は3群レンズ枠12に保持され、4群レンズL4は4群レンズ枠13に保持され、5群レンズL4は5群レンズ枠14に保持されている。
また、レンズ鏡筒100は、固定筒2を備える。固定筒2は、光軸OA方向のカメラ側端部にレンズマウント8が取り付けられ、固定筒2の光軸OA方向の被写体側に延びる外固定筒21が一体的に製造されている。
また、固定筒2には、外固定筒21より内径側に配置され、同様に光軸OA方向被写体側に延びる内固定筒25が、固定筒2にビスで締結されている。
さらに、レンズ鏡筒100は、これらの外固定筒21を有する固定筒2及び内固定筒25に対して、回転及び直進し、各レンズ枠を駆動する複数の駆動筒を備える。以下、それらの駆動筒について説明する。
レンズ鏡筒100の外径側には、ズーム操作筒1及びフォーカス操作筒18が配置されている。
ズーム操作筒1の内径側には、筒状部材である第1直進筒3が配置されている。第1直進筒3の内径側には、図5に示す1群移動筒用直進キー溝32が形成されている。
第1直進筒3の内径側には、光軸OA方向に移動可能な部材であり1群レンズ枠9と一体の1群移動筒91が配置されている。
1群移動筒91の外径側は図5に示す直進キー93が形成されている。直進キー93が第1直進筒3に形成された1群移動筒用直進キー溝32に係合し、直進キー溝32に沿って移動することにより、1群移動筒91の直進移動が案内される。
また、1群移動筒91には、内径側に突出した1群フォロアピン92が取り付けられている。
1群移動筒91の内径側には、筒状部材である第1カム筒4が配置されている。
図2に示すように第1カム筒4には、カム溝Eが設けられている。第1カム筒4が回転すると、上述の1群フォロアピン92がカム溝Eに沿って移動し、1群移動筒91は光軸OA方向に駆動される。
この際、上述したように。1群移動筒91は第1直進筒3により直進案内されているので、1群移動筒91は光軸OA方向に直進駆動される。
第1カム筒4の内径側からカム環連動ピン16が内径側に延びている。カム環連動ピン16は、後述する第2直進筒24に設けられた開口部24aを貫通して後述する第2カム筒17に取り付けられている。
第1カム筒4の内径側には第2直進筒24が配置され、第1カム筒4と第2直進筒24とはバヨネット結合されている。
また、図1に示すように第2直進筒24と、第1直進筒3とは、ビス31で締結されている。
すなわち、第2直進筒24と、第1直進筒3とは一体的に直進し、第1カム筒4は、その間において第2直進筒24及び第1直進筒3に対して相対回転するが、光軸OA方向には第2直進筒24及び第1直進筒3と一体的に移動する。
第2直進筒24の内径側には、上述の内固定筒25が配置され、内固定筒25の内径側には、第2カム筒17が配置されている。
図3に示すように第2カム筒17には、光軸OA方向被写体側から、カム溝A,Bが設けられ、また、光軸OA方向カメラ側には、カム溝C,Dが設けられている。
第2カム筒17の内径側には、2群移動筒101、3群移動筒20、4群レンズ枠13が配置されている。
2群移動筒101は、2群レンズ枠10と一体である。2群移動筒101の外径側には、2群フォロアピン27が取り付けられている。2群フォロアピン27は、第2カム筒17のカム溝Bに沿って移動する。
また、2群レンズ枠10は、フォーカスキー(図示せず)に形成された直進キー溝部に係合する連動ピン(図示せず)も有する。
そして2群レンズ枠10は、2群フォロアピン27が第2カム筒17のカム溝Bに沿って移動し、フォーカスキーに形成された直進キー溝部に沿って移動することにより、光軸OA方向へ直進移動する。
3群レンズ枠12及び5群レンズ枠14は、3群移動筒20に取り付けられている。
3群移動筒20には、3群フォロアピン28が取り付けられている。3群フォロアピン28は、第2カム筒17のカム溝Cに沿って移動する。また、3群フォロアピン28は、3群移動筒20からカム溝Cを貫通し、さらに内固定筒25に形成された逃げ溝を貫通して第2直進筒24にも固定されている。
これにより、第2カム筒17が回転すると、カム溝Cに係合している3群フォロアピン28が駆動され、3群移動筒20が光軸OA方向に駆動され、さらに、第2直進筒24も光軸OA方向に駆動される。このとき、図5に示した、第2直進筒24と内固定筒25の直進連動構成から、3群移動筒20及び第2直進筒24は直進的に光軸OA方向に移動する。
4群レンズ枠13には、4群フォロアピン29が取り付けられている。4群フォロアピン29は、第2カム筒17のカム溝Dに沿って移動する。
内固定筒25には、カムフォロアピン26が取り付けられており、カムフォロアピン26は、第2カム筒17のカム溝Aに係合している。第2カム筒17が回転すると、カム溝Aにおけるカムフォロアピン26との係合位置が移動する。その際、カムフォロアピン26が固定されているので、第2カム筒17が回転しつつ光軸OA方向に移動する。
図6は、第1直進筒3から内側の構成斜視図である。図7は、図6のY部展開図である。図8は、図5のX部拡大図である。
図4〜図8に示すように、第1カム筒4から外径側に、光軸方向と直交する方向に突起して延在する部材であるズーム連動ピン15が設けられている。
また、図6及び7に示すように、第1直進筒3には、円周に沿って形成された孔部である貫通孔30が設けられている。
ズーム連動ピン15は、図4及び図5に示すように、一端が第1カム筒4に圧入され、他端が外径方向に延び、貫通孔30を貫通して、ズーム操作筒1の内径側に設けられた連動ピン駆動溝11に係合している。
操作者が、ズーム操作筒1を回転すると、ズーム操作筒1の回転はズーム連動ピン15を通じて第1カム筒4に伝達され、第1カム筒4が回転する。
第1カム筒4が回転すると、カム環連動ピン16も回転し、カム環連動ピン16が組み込まれた第2カム筒17が回転する。
また、第1カム筒4が回転すると、1群レンズ枠9は直進駆動する。そして、第2カム筒17が回転すると、各群が有するフォロアピンはそれぞれが係合するカム溝に沿って、相対的に適正な位置に移動されることで、ズーミング動作を行う。
また、第2カム筒17が回転すると、第2カム筒17自身に構成されているカム溝Aに沿って第2カム筒17は内固定筒25に対して回転しながら光軸OA方向へ移動する。
ここで、操作者がズーム動作する際にズーム操作筒1を回転するのに必要な回転トルクは、各レンズ及び移動筒の重量や各カム溝の軌跡や設置径等によって異なる。
本実施形態において、図6及び7に示すように、第1直進筒3には、光軸OA方向と直交する方向に延びる細長い貫通孔30が設けられている。
ズーム連動ピン15は、レンズ鏡筒100がテレの状態のとき、図7における貫通孔30の上端に位置する。そして、レンズ鏡筒100をワイドの状態にするようにズーム操作筒1を回転させると、ズーム連動ピン15は図7において矢印の方向に移動する。
貫通孔30の内周面(光軸OA方向と交差する面)の少なくとも一部分には、図7及び図8に示すように接触部34が設けられている。
接触部34は、貫通孔30の内周面において、ズーム連動ピン15の移動経路に向かって突出した部分である第1接触部34aと第2接触部34bとを備える。第1接触部34aと第2接触部34bとは、貫通孔30の内周面の一部分において互いに対向するように設けられている。
レンズ鏡筒100がテレ端の状態のズーム操作筒1の位置において、ズーム連動ピン15は、貫通孔30における、図7の上端に位置する。この際、ズーム連動ピン15は貫通孔30における接触部34(第1接触部34a及び第2接触部34b)が設けられていない箇所に位置する。この場合、ズーム連動ピン15の側面(貫通孔30の内周面と対向する面)は、第1接触部34aと第2接触部34bとに挟まれていない(すなわち貫通孔30内周面と接触していない)ので、接触部34(第1接触部34a及び第2接触部34b)からの摩擦力は生じていない。
ズーム操作筒1が図7の矢印に示すようにワイド側に移動すると、ズーム連動ピン15は貫通孔30における接触部34(第1接触部34a及び第2接触部34b)が設けられている箇所に移動する。この場合、ズーム連動ピン15の側面は、第1接触部34aと第2接触部34bとに挟まれる(すなわち貫通孔30内周面と接触する)ので、接触部34(第1接触部34a及び第2接触部34b)からの摩擦力が生じて、移動しにくくなる。
すなわち、接触部34は貫通孔30に沿ったズーム連動ピン15の移動を阻害する摩擦力(押圧力)を発生する。
なお、本実施形態では、接触部34は、貫通孔30におけるズーム連動ピン15のワイド側に形成されている。しかし、この位置に限定されるものではなく、後述するように、接触部34は、回転トルクの変動率が異なる部分に、その変動率の変化が小さくなる位置に形成される。
図9は、操作者がズーム動作する際にズーム操作筒1を回転するのに必要な回転トルクを示したグラフであり、本実施形態を説明するための比較形態である。
回転トルクは、レンズ及び移動筒の重量や各カム溝の軌跡や設置径等により、概略決定されるものであり、レンズ鏡筒100によって異なる。したがって図9のグラフは、操作者がズーム動作する際にズーム操作筒1を回転するのに必要な回転トルクの一例を示したものであり、これに限定されるものではない。
回転トルクは、図示するようにワイド側において大きく、テレ側になるにつれ小さくなる。
ここで、ズーム操作筒1、すなわちズーム連動ピン15を回転する際の、単位回転角度あたりに必要な回転トルクの変動が一定の場合、操作者は作動ムラを感じず、操作感が一定であるので不快を感じることはない。
図9に示す比較形態において、ワイドからテレに移動する際に、回転トルクはだんだんと小さくなる。しかし、比較形態において単位回転角度あたりに加わるトルクの変動は一定ではない。ワイドからズーム操作筒1の移動を開始した後、略一定の変動率で回転トルクは変化していくが、図中丸で囲ったA部において、一旦平ら(回転トルクの変動がない状態)になり、また略一定の変動率で回転トルクが変化する。
このように、トルクの変動が一定でないと、操作者は作動ムラを感じ、一定でない操作感に不快を感じる。
図10は操作者がズーム動作する際にズーム操作筒1を回転するのに必要な回転トルクを示した本実施形態のグラフである。
比較形態と本実施形態とは、比較形態において接触部34が設けられていない以外、レンズ鏡筒100の構成は同様であり、すなわち、接触部34により加えられた回転トルクを含まない状態での、第1カム筒4及び第2カム筒を駆動するために必要な回転トルクは同じである。
本実施形態では、上述したように、第1接触部34aと第2接触部34bとを有する接触部34が、貫通孔30における、レンズ鏡筒100がワイド状態にある場合にズーム連動ピン15が存在する位置に形成されている。
このワイド側に接触部34を形成することにより、ズーム連動ピン15が貫通孔30を移動する際、図10のグラフQに示すように、ワイドから一定の範囲に所定の力が加わる。
このグラフQに示す力が、図9に実線及び図10に点線で示す接触部34が設けられていない場合に操作者がズーム動作する際にズーム操作筒1を回転するのに必要な回転トルクPに加わる。この回転トルクPに、図10で示すグラフQの力を加えた力が本実施形態の回転トルクP’である。
本実施形態によると、貫通孔30のワイド側に接触部34が設けられ、ズーム連動ピン15に加わる負荷が増加される。
これにより、図10のPに示すように、変動量が一定になり、操作感が一定となり、操作感を向上することができる。
すなわち、本実施形態によると、比較形態の図9の急な変曲部Aは接触部34により付加されたトルクにより緩和される。これにより、作動ムラが改善され、ズーム操作感が向上される。
なお、接触部34を設ける位置は、本実施形態のようにワイド側に限定されず、比較形態において単位回転角度あたりに加わるトルクの変動は一定ではない。
なお、本実施形態では、上述したように、第1直進筒3は第2直進筒24にビス31で締結されており、一体となり光軸OA方向に進退する。
また、第1カム筒4は第2直進筒24にバヨネット結合され、回転は可能であるが、光軸OA方向に相対移動はしない。
すなわち、ズーム連動ピン15が取り付けられた第1カム筒4は、互いの間隔が一定の第1直進筒3と第2直進筒24との間に配置され、それらに対して相対回転するが、光軸OA方向の位置は不変である。
このため、第1直進筒3に形成された貫通孔30と、そこを通るズーム連動ピン15との位置関係は光軸OA方向で不変である。すなわち、光軸OA方向に互いに移動しない貫通孔30内をズーム連動ピン15とは移動するので、貫通孔30に形成された接触部34(第1接触部34aと第2接触部34b)からズーム連動ピン15に加わる摩擦抵抗力は、レンズ鏡筒100のワイドとテレとの間の繰り返し動作において変動せず、安定的である。
また、ズーム連動ピン15は回転伝達されるズーム操作筒1に係合するが、径方向にはズーム操作筒1との間で隙間を有しているため、ズーム連動ピン15の影響で内部のカム環等が傾斜させられることはない。
以上、本実施形態によると、ズーム操作筒1の直下に配置された、互いに光軸OA方向に相対移動せず、且つ相対回転する部品の一部に接触部34を設け、ズーム操作筒1で直接回転させるズーム連動ピン15を接触させ、摩擦抵抗を発生させる。その結果、光学性能に影響を与えずに、ズーム操作感のみを改善することが出来る。
本実施形態では、貫通孔30の接触部34は、内周面の両側に互いに対向するように第1接触部34a、第2接触部34bを設け、ズーム連動ピン15の位置により、第1接触部34a、第2接触部34bの両方に接触する状態と、両方とも接触しない状態とをとり得るようにした。しかしながら、例えば第1接触部34aがズーム連動ピン15のどの位置でも接触し、第2接触部34bのみが接触する状態と接触しない状態をとり得るようにしてもよい。
本実施形態では、ズーム操作筒1を回転させたとき、第1カム筒4と第2カム筒17が回転する構成とした。第2カム筒17は、2群移動筒101、3群移動筒20、4群レンズ枠13を移動させるために設けられているが、これらを移動させる必要がない場合は、第2カム筒17は必要ない。
図11は、第2カム筒17より内径側に位置する2群移動筒101と3群移動筒20のワイド状態の斜視図である。
図12は、第2カム筒17より内径側に位置する2群移動筒101と3群移動筒20のテレ状態の斜視図である。
図13は2群移動筒101と3群移動筒20のテレの状態の展開図であり、(a)は2群移動筒101が撮影距離が無限大の場合、(b)は2群移動筒101が撮影距離が至近側へ回転した場合である。
図14は図13のS1−S1ラインに沿った断面図である。
図15は3群レンズ枠12に電磁絞り50が組み付けられた状態を示す斜視図である。
3群移動筒20は、円筒部201と、その円筒部201より光軸OA方向被写体側に突出した腕部202とを有する。
2群移動筒101も円筒部102と、その円筒部102より光軸OA方向カメラ側に突出した腕部103とを有する。
図11、図12に示すように、2群移動筒101と3群移動筒20はズーム動作に伴い、互いの間隔を変化させる。そして、図12及び図13に示すように、ワイドの状態において、2群移動筒101と3群移動筒20とは、互いの腕部103と202とが入れ子状態になり、互いの円筒部102と201とが近接する。
さらに、図13に示すように、2群移動筒101は撮影距離によって、3群移動筒20に対して回転移動する。
すなわち、図14に示すように電磁絞り50の直上、すなわち、電磁絞り50の径方向の外側を2群移動筒101が回転移動する。
ここで、3群レンズ枠12と電磁絞り50とは図13及び図15に示すZ部分において連結されている。ここで、本実施形態では、図14のW部に示すように、レンズ鏡筒100の小型化のため、3群レンズ枠12が光軸OA方向において電磁絞り50と重なり合うオーバーラップ部分を有している。
したがって、例えば、3群レンズ枠12と電磁絞り50とが、別々に3群移動筒20に固定されていた場合、3群レンズ枠12を光軸OA方向と直交する方向に移動させて調芯したときに、3群レンズ枠12が電磁絞り50に接触する可能性がある。
そこで本実施形態では、図15に示すように、電磁絞り50を3群レンズ枠12に組み付けることにより、3群レンズ枠12と電磁絞り50とを予め一体にし、3群移動筒20に対して一体的に調芯調整できるように構成した。
こうすることで、絞りユニットと調芯調整されるレンズ群が光軸OA方向にオーバーラップ部分を有し、絞りユニット直上すなわち鏡筒径方向にもスペース制限がある構造を有するレンズ鏡筒100においても、目的のレンズ群を調芯調整することが出来る構成を実現するとともに鏡筒の小型化も実現することができる。
A:カム溝、B:カム溝、C:カム溝、D:カム溝、E:カム溝、1:ズーム操作筒、2:固定筒、3:第1直進筒、4:第1カム筒、8:レンズマウント、9:1群レンズ枠、10:2群レンズ枠、11:連動ピン駆動溝、12:3群レンズ枠、13:4群レンズ枠、14:5群レンズ枠、15:ズーム連動ピン、16:カム環連動ピン、17:第2カム筒、20:3群移動筒、21:外固定筒、24:第2直進筒、24a:開口部、25:内固定筒、26:カムフォロアピン、27:2群フォロアピン、28:3群フォロアピン、29:4群フォロアピン、30:貫通孔、31:ビス、34:接触部、34a:第1接触部、34b:第2接触部、50:電磁絞り、91:群移動筒、92:1群フォロアピン、100:レンズ鏡筒、101:2群移動筒、102:円筒部、103:腕部、201:円筒部、202:腕部

Claims (7)

  1. ユーザの操作により光軸を中心に回転する第1筒と、
    前記第1筒の回転に伴って、前記光軸を中心に回転する第2筒と、
    前記第1筒の回転を前記第2筒に伝達する突起部と、
    前記突起部が貫通し、光軸方向に対する傾きが一定で、所定の長さの貫通溝を有する第3筒と、を備え、
    前記貫通溝は、前記所定の長さ方向に対する溝幅が異なる領域を有する
    レンズ鏡筒。
  2. 前記突起部は、前記溝幅の狭い領域で前記貫通溝と接触する
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記突起部と前記第3筒とが相対移動する場合、前記溝幅の狭い領域における前記突起部と前記貫通溝との摩擦力は、前記溝幅の広い領域における前記突起部と前記貫通溝との摩擦力より大きい
    請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第3筒に対して前記第1筒が回転するために必要なトルクは、前記貫通溝の前記溝幅によって変化する
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記貫通溝は、前記光軸を中心とした周方向に長さを有し、
    前記突起部は、前記第1筒が回転すると、前記貫通溝に沿って前記周方向に移動する
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記光軸方向における前記第2筒と前記第3筒との位置関係は一定である
    請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備える光学機器。
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