JP6582293B2 - ネット式脱臭装置 - Google Patents

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本発明は、開放型の畜舎や堆肥舎等の臭気対策等に用いられるネット式脱臭装置に関する。
従来、開放型の畜舎、堆肥舎、食品工場等からの悪臭の放散を抑止する装置として、それら悪臭発生施設の開口部に展張されるネットに消臭液を滴下させるネット式脱臭装置が知られている。
例えば、特許文献1には、悪臭発生施設の開口部に展張される網状通液体と、該網状通液体の上部に配設される上部桶と、網状通液体の下部に配設される下部桶と、を有し、消臭液を上部桶から滴下させて網状通液体に沿って流下させる消臭装置が開示されている。
同文献の消臭装置では、上部桶に多数の透孔よりなる消臭液流下部が形成されており、上部桶内の消臭液は、該消臭液流下部より滴下される。また、同文献には、前記消臭液流下部として、一端が上部桶の内部に浸漬され、他端が上部桶の上縁部を超えて外部に垂下される繊維体を設け、毛細管現象によって消臭液を流下させる構成が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、消臭液に浸漬される消臭ネットの上縁から一定の長さ範囲の素材を厚手に構成する、或いは当該部分に毛細管現象の高い織布を添着するなどして、当該部分の毛細管現象を活発化させることが記載されている。
特開昭61−141372号公報(第2頁、第2−3図) 実開平7−39399号公報(第4−5頁、第1−2図)
しかしながら、上記した従来技術では、十分な量の消臭液を均一に流下させてネット全体の湿潤状態を好適に維持する観点において改善の余地があった。
即ち、従来技術では、消臭液の流下量が少なく、均一に流下しないことにより、ネットの下部等において、消臭液で湿潤しない領域が残り、脱臭効果が減殺されるという問題点があった。特に、畜舎等に展張されるネットは、比較的大きなサイズになるので(例えば、水平幅や高さが2mから5m若しくはそれ以上)、ネット全体を均一に湿潤させることが難しい。
具体的には、特許文献1に開示された従来技術のように、上部桶に形成される多数の透孔から消臭液を流下させる方式では、流下量を増やすために透孔を大きくすると、上部桶に供給される消臭液の流れの影響を受けて、各透孔から滴下される消臭液の量が不均一になる。また、消臭液の流下量が多いと、透孔から滴下される消臭液がネットに衝突して周囲に飛散してしまう。
また、ネットの一端を上部桶の内部に浸漬させて、毛細管現象を利用して消臭液を流下させる方法では、消臭液の流下量を増加させることが難しい。特許文献2に開示された従来技術のように、ネットの上端近傍を厚手に構成して毛細管現象を活性化したとしても、流下量の増大には限界があった。
また、上部桶に侵入する埃等がネットに付着し蓄積することによって、毛細管現象が妨げられ、消臭液の均一な流下が阻害されるという問題点もある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、消臭液等の液体を均一に流下させ且つ該液体の流下量を増やして脱臭効果等を高めることができるネット式脱臭装置を提供することにある。
本発明のネット式脱臭装置は、流下させる液体を貯留可能な散水容器と、前記散水容器から懸下されて前記液体を流下させるネットと、前記ネットの下方に配設されて前記液体を回収する回収容器と、を有し、前記散水容器の底部には、前記ネットの水平幅方向に延在して前記液体の流出を許容する細隙状の流出孔が形成され、前記散水容器の内部には、前記流出孔を通過不可能な形状の支持体が配設され、前記ネットの上端辺近傍は、前記流出孔に挿通されて前記支持体に接続されることを特徴とする。
本発明のネット式脱臭装置によれば、消臭液等の液体が貯留される散水容器の底部には、ネットの水平幅方向に延在して液体の流出を許容する細隙状の流出孔が形成される。これにより、前記流出孔から重力を利用して消臭液等の液体を流下させることができるので、毛細管現象を利用して消臭液を吸い上げてから流下させる従来技術に比べて、多量の液体を効率良く流下せることができる。その結果、ネット全体を略均一に湿潤させて、液体の流下量を増やし、脱臭効果等を高めることができる。
また、ネットの上端辺近傍は、流出孔に挿通され、散水容器の内部に配設される支持体に接続されるので、散水容器内の液体は、ネットに沿って流出孔から流出する。そのため、液体の飛散を抑制しつつ流下量を増加させることができる。
また、支持体は、流出孔を通過不可能な形状であるので、散水容器の内部で支持体に接続されたネットを、散水容器の底部によって支持することができる。これにより、ネットの好適な展張状態を維持することができる。
また、ネットの上端辺近傍には、該上端辺に沿って延在する略筒状若しくは略袋状の支持体挿入部が形成され、支持体は、流出孔の開口幅よりも太い略棒状若しくは略管状であって支持体挿入部に挿通されても良い。これにより、ネットの上端辺近傍を水平方向の全幅に亘って安定して支持することができ、弛み等を抑制してネットを好適に展張することができる。また、ネットと支持体との接続作業も容易に行うことができる。
また、支持体が挿通されたネットを支える散水容器の底部内面及び支持体の表面の少なくとも一方には、所定の高さで突出する凸部が形成されても良い。これにより、ネットの水平方向の全幅に亘って、散水容器の底部内面と支持体の表面との間に、凸部の高さに対応して、液体の流出に適した所定寸法の間隙を確保することができる。
即ち、ネットの荷重によって支持体が散水容器の底部内面に押し付けられて当該部分のネットが押し潰され、若しくは引張荷重による経時変化によって当該部分のネットが変形して、液体が流下する通路が塞がれてしまうことを抑制することができる。その結果、必要な量の液体をネットの全幅に亘って略均等に流下させることできる。
また、ネットを介して相対する流出孔の縁部には、該縁部から夫々連続して互いに平行となるよう下方に延設されてネットを挟む一対のフランジ部が形成されても良い。これにより、液体を略均等に流出させる効果を高めることができると共に、液体の飛散が抑制されるので、液体の流下量を増加させることが可能となる。
また、対向する一対のフランジ部の内面間に、該フランジ部によって挟持されるスペーサを設けても良い。これにより、フランジ部の内面間の距離を好適に確保することができるので、液体の流下量を好適に調整することができる。また、ネットの全幅に亘ってフランジ部の内面間の距離を均等に設定することができるので、液体の略均等な流下が可能となる。
また、一対のフランジ部のネットを介して対向する内面には、所定の高さで突出する凸部が形成されても良い。フランジ部の内面に凸部を形成することによっても、フランジ部の内面間の距離を好適に確保することができる。
また、散水容器は、略筒状に形成されても良い。即ち、散水容器を、その上部が開口していない略密閉容器状に形成しても良い。これにより、散水容器内に埃や枯葉等の異物が侵入することを防止できるので、埃等に起因する液体の流下量の低下や流れの不均一化を抑制することができる。
また、ネットには、ネットの主地となるネット部よりも目開きが小さく所定幅で水平方向に延在する生地部が設けられても良い。例えば、散水容器の内部に挿入されるネットの上端辺近傍に生地部を設けることにより、散水容器から流出する液体を均一に拡げることができる。
また、散水容器から懸垂されるネットの上下方向の中間部に生地部を設けることにより、ネットを流下する過程における液体の流れの偏りを抑制して、ネットの湿潤状態の均一化を図ることができる。
本発明の実施形態に係るネット式脱臭装置の(A)概略構成を示す正面図、(B)ネットの脱臭効果を模式的に示す断面図(A−A線断面図)である。 本発明の実施形態に係るネット式脱臭装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るネット式脱臭装置の散水容器付近の横断面図(B−B線断面図)である。 本発明の実施形態に係るネット式脱臭装置の散水容器を構成するケース部材の内部構造を示す透視図である。 本発明の実施形態に係るネット式脱臭装置の散水容器の底部と支持体との当接部付近を示す縦断面図(C−C線断面図)である。 本発明の実施形態に係るネット式脱臭装置の(A)生地部、(B)その変形例の端部近傍(D部詳細)を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るネット式脱臭装置の(A)ネットの側部支持体近傍、(B)その変形例、(C)更に他の変形例を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るネット式脱臭装置の(A)下部支持体にネットを貼付した状態、(B)下部支持体にネットを巻き付けた状態、(C)ネットを固定する状態を示すネットの下端辺近傍の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るネット式脱臭装置の回収容器の支持金具付近を示す横断面図(E−E線断面図)である。
以下、本発明の実施形態に係るネット式脱臭装置を図面に基づき詳細に説明する。
図1(A)は、本発明の実施形態に係るネット式脱臭装置1の概略構成を示す正面図であり、同図(B)は、ネット式脱臭装置1におけるネット3の脱臭効果を模式的に示す断面図(図1(A)に示すA−A線断面図)である。
ネット式脱臭装置1は、開放型の畜舎、堆肥舎、食品工場等からの悪臭の放散を抑止するための装置である。図1(A)に示すように、ネット式脱臭装置1は、消臭液等の液体Lを貯留可能な散水容器2と、散水容器2から懸下されて液体Lを流下させるネット3と、ネット3の下方に配設されて液体Lを回収する回収容器4と、を有する。
散水容器2は、悪臭放散施設等の開口部等の上方に配設され、ネット3を支持すると共に、ネット3に液体Lを供給する。即ち、散水容器2から流出する液体Lは、散水容器2に垂下されるネット3に沿って流下する。つまり、ネット3は、液体Lによって湿潤状態となり、ネット3の表面には、液体Lによる液膜が形成される。
ネット3は、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成繊維等から形成され、主地として略網目状の通風可能なネット部10を有し、悪臭放散施設等の開口部等に展張される。なお、ネット3の素材は、耐久性や加工性等の観点から合成繊維が好ましいが、これに限定されるものではなく、例えば、天然繊維、再生繊維、半合成繊維等、その他の繊維でも良い。ネット3のネット部10の目開きは、例えば、1mmから15mm程度である。なお、ネット3の通気性を確保しつつ好適な脱臭効果を得る観点から、ネット部10の目開きは、5mmから10mm程度が好ましい。
ネット3の網目形状としては、略四角形状、略六角形状等、各種の形態を採用し得る。また、ネット3には、ネット3のネット部10よりも目開きが小さく所定幅で水平方向に延在する生地部11が設けられている。
回収容器4は、ネット3の下方に設けられて、ネット3から流下する液体Lを回収する。また、ネット式脱臭装置1は、回収容器4と散水容器2とをつなぎ液体Lを流す循環経路7と、循環経路7に設けられて回収容器4で回収された液体Lを散水容器2に供給するためのポンプ5と、液体Lを貯留するための貯留タンク6と、を備えても良い。これにより、溶液Lを循環させて、ネット3の湿潤状態を好適に維持することができる。
ここで、液体Lは、消臭液等であり、例えば、濃度約0.5質量%のクエン酸水溶液等である。図1(B)に模式的に示すように、悪臭放散施設内からのアンモニアに代表される臭気は、ネット3に沿って流れる液体Lによって吸収、中和される。これにより、施設外への臭気の漏れが抑制される。
なお、液体Lとしては、クエン酸やリンゴ酸等の各種有機酸水溶液や、その他の各種消臭成分を含む消臭液を用いることができる。また、液体Lに殺虫成分、害虫忌避成分、除菌・抗菌成分等を含む溶液を用いても良い。これにより、ネット式脱臭装置1は、殺虫、害虫忌避、除菌・抗菌等の各種用途に利用することができる。
また、ネット式脱臭装置1では、ネット3を流下する液体Lが蒸発することによる冷却効果が得られる。そのため、冷却効果を得ることのみを目的とする場合には、液体Lとして水を用いても良い。これにより、ネット式脱臭装置1を冷却・防暑装置として利用することができる。
図2は、ネット式脱臭装置1の概略構成を示す斜視図である。図2に示すように、散水容器2及び回収容器4は、横断面略六角形状でネット3の上端辺若しくは下端辺に沿って水平方向に延在する略筒状(略六角筒状)に形成される。
散水容器2及び回収容器4は、夫々の両端部が図示しない蓋部材によって封止されている。これにより、散水容器2の内部には、ネット3に流下させる液体Lを貯留する空間が形成され、回収容器4の内部には、ネット3から流下する液体Lを受け止める空間が形成される。
このように、散水容器2及び回収容器4は、その上部が完全に開口していない略密閉容器状に形成されるので、散水容器2及び回収容器4の内部に埃や枯葉等の異物が侵入することを防止できる。これにより、埃等の侵入に起因する液体Lの流下量の低下や流れの不均一化を抑制することができる。
散水容器2及び回収容器4は、夫々繊維強化樹脂等から成形される複数の構成部材によって構成されており、それらの構成部材には互いの結合を可能とするフランジ部等が形成されている。なお、図2においては、各構成部材やフランジ部等の図示を省略している。
散水容器2には、その内部空間に液体Lを供給するための給水口28が設けられ、給水口28は、ポンプ5につながる循環経路7に接続されると共に、散水容器2の内部に設けられる散水管29に接続される。
散水管29は、散水容器2の内部でネット3の幅方向、即ち水平方向に延在する略管状の部材である。散水管29の管壁には、液体Lを通過させる多数の貫通孔が形成されている。また、散水管29として、管内から管外につながり液体Lの通過を許容する多数の空隙が形成される多孔質管等を用いても良い。散水管29を設けることにより、ネット3の全幅に亘って略均等に液体Lを供給することができる。
散水容器2の底部21には、ネット3の水平幅方向に延在して液体Lの流出を許容する細隙状の流出孔30が形成される。そして、流出孔30には、ネット3の上端辺近傍が挿通される。
また、散水容器2の内部には、ネット3の幅方向に延在する略管状の支持体15が配設される。支持体15は、流出孔30を通過不可能な形状である。支持体15としては、各種の形態を採用可能であるが、例えば、流出孔30の開口幅よりも太い略棒状若しくは略管状の部材が好ましく、具体的には、塩化ビニル樹脂等から形成される円管等を用いることができる。
流出孔30に挿通されるネット3の上端辺近傍は、支持体15に接続されて支持される。具体的には、ネット3の上端辺近傍には、該上端辺に沿って延在する略筒状若しくは略袋状の支持体挿入部12が形成され、支持体15は、支持体挿入部12に挿通される。
このような構成により、散水容器2の内部で支持体15に接続されたネット3を、散水容器2の底部21によって支えることができる。即ち、ネット3の上端辺近傍を水平方向の全幅に亘って安定して支持することができ、弛み等を抑制してネット3を好適に展張することができる。また、ネット3と支持体15との接続作業も容易に行うことができる。
なお、ネット3の上端辺近傍、具体的には支持体挿入部12は、ネット3のネット部10よりも目開きが小さくなるよう形成される(生地部)。具体的には、ネット部10の上端部から連続して一体的に編成若しくは織成される生地部の上端部を折り返して縫着することにより、略筒状の支持体挿入部12が形成される。
なお、ネット3の上端辺近傍を構成する前記生地部として、別途形成される合成繊維等からなる各種織物や編物等の布材等をネット部10の上端部近傍に縫着して利用することも可能である。また、当該生地部の織り方(編み方)としては、様々な形態を採用可能である。また、生地部は、必ずしも繊維が規則正しく織られた(編まれた)布材等に限定されるものではなく、繊維を絡み合わせて布状に仕上げられる不織布等でも良い。このようにネット3の上端辺近傍に生地部を設けることにより、散水容器2から流出する液体Lの量をネット3の幅方向に均一化する効果が得られる。
回収容器4の上部には、ネット3の下端辺近傍が挿通される貫通孔31が形成される。貫通孔31に挿通されるネット3の下端辺近傍には、該下端辺に沿って延在する略筒状若しくは略袋状の下部支持体挿入部13が形成され、下部支持体挿入部13には、下部支持体17が挿通される。
下部支持体17は、ネット3の水平幅方向に延在する略棒状若しくは略管状の部材であり、例えば、塩化ビニル樹脂等からなる円管等である。下部支持体17は、回収容器4の貫通孔31を通過不可能な形態であり、具体的には、貫通孔31の開口幅よりも太く、ネット3の下端辺近傍を支持し、風等によるネット3のまくれ上がり等を抑制する機能を有する。これにより、ネット3の好適な展張状態が維持される。
また、ネット3を介して相対する貫通孔31の縁部には、該縁部から夫々連続して互いに平行となるよう上方に延設されてネット3を挟む一対のフランジ部32が形成されても良い。これにより、液体Lの飛散を抑制しつつネット3の下端辺近傍を好適に支持することができる。また、前述のとおり、回収容器4は略密閉容器状に形成されるので、回収容器4内部への異物の侵入が抑制される。
図3は、ネット式脱臭装置1の散水容器2付近の横断面図(図1(A)に示すB−B線断面図)である。
図3に示すように、散水容器2は、構成部材としてのケース部材20Aとケース部材20Bとを組み合わせることにより構成される。
具体的には、ケース部材20A、20Bは、夫々上部のフランジ部24と下部のフランジ部23とを有し、横断面略ハット形状でネット3の水平幅方向に延在する。ケース部材20A及びケース部材20Bのフランジ部24及びフランジ部23が夫々互いに突き合わされてボルト及びナット等の締結部材40によって固定されて散水容器2を構成する筒状体が形成される。
ここで、ケース部材20A及びケース部材20Bのフランジ部23は、ネット3の上端辺近傍を挟み込むように、且つ互いの内面23aが所定の距離で離間するよう組み立てられる。これにより、散水容器2の底部21に、ネット3の水平幅方向に延在して液体Lの流出を許容する細隙状の流出孔30が形成される。なお、前述のとおり、ネット3の上端辺近傍は、流出孔30に挟まれると共に、散水容器2の内部で支持体15に接続されて支持される。
このように、散水容器2の底部21に流出孔30が形成されることにより、流出孔30から重力を利用して液体Lを流下させることができる。そのため、毛細管現象を利用して液体を吸い上げてから流下させる従来技術に比べて、多量の液体Lを効率良く流下せることができる。その結果、ネット3全体を略均一に湿潤させて、液体Lの流下量を増やし、脱臭効果を高めることができる。
ここで、散水容器2は、横断面略六角形状に形成され、底部21は、両側から中央の流出孔30に向かって下方に傾斜するよう形成される。これにより、液体Lの流出を良好にすることができる。なお、散水容器2の横断面形状としては、例えば、円形状、半円形状、ひし形状等、その他の各種形状を採用し得るが、その底部は流出孔30に向かって下降傾斜する形状であることが好ましい。
また、ネット3の上端辺近傍は、流出孔30に挿通され、散水容器2の内部に配設される支持体15に接続されるので、散水容器2内の液体Lは、ネット3に沿って流出孔30から流出する。そのため、液体Lの飛散を抑制しつつ流下量を増加させることができる。
また、一対のフランジ部23は、ネット3を介して相対する流出孔30の縁部から夫々連続して互いに平行となるよう下方に延設されてネット3を挟むので、フランジ部23によって液体Lを略均等に流出させる効果が高められる。また、フランジ部23が形成されることにより、液体Lの飛散が抑制されるので、液体Lの流下量を増加させることが可能となる。
なお、ネット3の上端辺近傍に形成される前述の生地部(支持体挿入部12)は、その下部が一対のフランジ部23に挟み込まれることが望ましい。これにより、散水容器2から流出する液体Lをネット3の幅方向に略均等に分配させる効果が高められる。
また、対向するフランジ部23の内面23a間には、フランジ部23によって挟持されるスペーサ27が設けられる。スペーサ27は、締結部材40が挿通される略環状の部材であり、例えば、Oリングやワッシャ等である。
フランジ部23の間にスペーサ27を設けることにより、流出孔30の開口幅及びフランジ部23の内面23a間の距離を好適に確保することができるので、液体Lの流下量を好適に調整することができる。また、ネット3の全幅に亘って流出孔30の開口幅及びフランジ部23の内面23a間の距離を略均等に設定することができるので、液体Lの略均等な流下が可能となる。
なお、フランジ部23間にスペーサ27を設ける構成に代えて、フランジ部23のネット3を介して対向する内面23aに、所定の高さで突出する凸部(図示せず)が形成されても良い。フランジ部23の内面23aに凸部を形成することによっても、流出孔30の開口幅及びフランジ部23の内面23a間の距離を好適に確保することができる。
また、前述のとおり、散水容器2は、液体Lを貯留可能に形成されている。そのため、散水容器2の内部に液体Lを所定量貯留して流下させることができるので、ネット3の幅方向に略均等に液体Lを供給することができる。
また、図示しない制御装置によってポンプ5(図2参照)を間欠運転させることも可能である。具体的には、ポンプ5を稼働して液体Lを散水容器2に送り、散水容器内に貯留される液体Lの量が所定量に達したらポンプ5を停止して液体Lの供給を停止する。散水容器2から液体Lが流下して、散水容器2内の液体Lの量が所定量を下回ったら、ポンプ5を稼働して液体Lの供給を再開する。これにより、ネット3に十分な量の液体Lを略均等に流下させつつポンプ5の稼働時間を減らして消費電力を削減することができる。なお、ポンプ5の稼働及び停止は、図示しないタイマ手段等を用いて所定の時間で切り替えられても良い。
図4は、ネット式脱臭装置1の散水容器2を構成するケース部材20Aの内部構造を示す透視図である。図4に示すように、ケース部材20Aの内面には、所定の高さで突出する凸部22が形成されている。
凸部22は、支持体15(図3参照)が挿通されたネット3(図3参照)を支える底部21の内面21aに突設されると共に、ケース部材20Aの内面上部まで連続し、ネット3の幅方向に複数個所形成される。凸部22がケース部材20Aの底部21から上部に連続して形成されることにより、ケース部材20Aの剛性が高められ、ネット3を支えるための十分な強度が確保される。
また、ケース部材20Aのフランジ部23、24には、ケース部材20B(図3参照)を固定するための固定孔25が形成されている。なお、ケース部材20Aに接合されるケース部材20Bについても、基本的形状はケース部材20Aと同等(略対称形状)であり、内面に凸部22が形成されている。
図5は、ネット式脱臭装置1の散水容器2の底部21と支持体15との当接部付近を示す縦断面図(図3に示すC−C線断面図)である。
前述のとおり、散水容器2の底部21の内面21aには、所定高さの凸部22がネット3の幅方向に複数個所形成されているので、図5に示すように、凸部22がネット3を介して支持体15に当接する。
これにより、ネット3の水平方向の全幅に亘って、散水容器2の底部21の内面21aと支持体15の表面との間に、凸部22の高さに対応して、液体L(図3参照)の流出に適した所定寸法の間隙を確保することができる。
即ち、ネット3の荷重によって支持体15が散水容器2の底部21の内面21aに押し付けられて、当該部分のネット3が押し潰され、若しくは引張荷重による経時変化によってネット3が変形して、液体Lが流下する通路が塞がれてしまうことを、凸部22を形成することによって抑制することができる。その結果、必要な量の液体Lを略均一に流下させることできる。
なお、底部21の内面21aに凸部22を形成する構成に代えて若しくは加えて、支持体15の表面に所定の高さで突出する凸部を形成しても良い。そのような構成によっても液体Lの流路を好適に確保することができる。
図6(A)は、ネット式脱臭装置の生地部11の端部近傍(図1(A)に示すD部詳細)を示す斜視図であり、同図(B)は、生地部11の変形例である生地部111の端部近傍(図1(A)に示すD部に相当)を示す斜視図である。
図1(A)を参照して既に説明したとおり、ネット3には、ネット3のネット部10よりも目開きが小さく所定幅で水平方向に延在する生地部11が設けられている。図6(A)に示すように、生地部11は、略帯状の形態を成し、ネット3の略網目状のネット部10に連続して一体的に編成若しくは織成される。なお、生地部11は、別途形成される略帯状の布材等をネット部10に縫着することにより形成されても良い。
生地部11としては、合成繊維等からなる種々の織り方(編み方)の織物や編物等の布材等を利用可能である。また、生地部11は、不織布等でも良い。このように、散水容器2から懸垂されるネット3の上下方向の中間部に生地部11を設けることにより、ネット3を流下する過程における液体Lの流れの偏りを抑制して、ネット3の湿潤状態の均一化を図ることができる。
また、図6(B)に示すように、生地部111を略筒状若しくは略袋状に形成しても良い。例えば、2枚の生地部、即ち上方のネット部10に連続して形成される略帯状の生地部と下方のネット部10に連続して形成される略帯状の生地部とを重ね合わせ、その上辺部近傍及び下辺部近傍を縫着することにより、略筒状等の生地部111が形成される。また、別途形成される略帯状の2枚の布材等を、ネット部10に重ね合わせて縫着することにより略筒状等の生地部111を形成しても良い。
生地部111を略筒状等に形成することにより、その内部に中間支持体16を挿通させることができる。中間支持体16は、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂や各種金属等からなる棒状体、帯状体若しくは管状体等である。
生地部111を略筒状等に形成し、その内部に中間支持体16を設けることにより、中間支持体16が錘として機能してネット3を上下方向に展張すると共に、中間支持体16が形状維持機能を発揮してネット3の歪み等を抑制することができる。これにより、風等によるネット3のめくれ等が抑えられ、脱臭機能を好適に維持することができる。
図7(A)は、ネット式脱臭装置1のネット3の側部支持体18近傍を示す斜視図であり、同図(B)は、側部支持体18近傍の変形例を示す斜視図であり、同図(C)は、更に他の変形例である側部支持体47を示す斜視図である。
図7(A)に示すように、ネット3の側方(左右両側)の端辺3a近傍に、端辺3aに沿って鉛直に延在する側部支持体18を設け、接続部材19によってネット3の端辺3a近傍を側部支持体18に接続しても良い。
側部支持体18を設けてネット3の端辺3a近傍を接続することにより、ネット3の端辺3a近傍が側部支持体18によって好適に支持されて、風等によるネット3の振れや変形が抑制される。これにより、ネット3の好適な展張状態を維持することができる。特に、ネット式脱臭装置1を複数並べて設置する場合には、隣接するネット式脱臭装置1のネット3との間に隙間が生ずることを抑えることができ、当該隙間から臭気が漏れることを抑制することができる。
側部支持体18としては、例えば、各種合成樹脂や金属等から成るロープ、ワイヤ等の略紐状の部材や、略棒状、略管状等の部材を用いることができ、具体的には、塩化ビニル樹脂等から形成される円管等を用いても良い。また、略管状の部材の内部に略紐状の部材を挿通させて側部支持体18を構成することも可能である。
側部支持体18は、その上下端部近傍が、ネット式脱臭装置1を支持する図示しない支持構造体等に固定される。ここで、側部支持体18の上下端部近傍を固定する図示しない固定具等は、例えば、調整用のねじ等を備えても良い。これにより、側部支持体18の張力を好適に設定することができ、ネット3の展張状態を好適に維持することができる。
側部支持体18とネット3とを接続する接続部材19は、例えば、側部支持体18に結び付けられるロープ等でも良いし、別途接続される略環状等の金具等でも良い。ここで、各々の接続部材19は、側部支持体18側の接続部が上方に、ネット3側の接続部が下方になるように接続されることが望ましい。これにより、ネット3に沿って流下する液体Lが接続部材19を伝って側部支持体18へと流れることを抑制することができる。
図7(B)に示すように、ネット3の端辺3a近傍に、略筒状で端辺3aに沿って鉛直方向に延在する側部支持体挿入部14を形成し、側部支持体挿入部14の内部に側部支持体18を挿通させる構成を採用することも可能である。これにより、側部支持体18とネット3との接続を容易に行うことができる。なお、側部支持体挿入部14は、既に説明した支持体挿入部12(図2参照)と類似の構成で良い。
図7(C)に示すように、ネット3の側方の端辺3a近傍を支持してその変形を抑える手段として、ネット3を固定するための凹溝47aが形成された側部支持体47と、凹溝47aに嵌め込まれる保持部材48と、を採用することも可能である。
側部支持体47は、鉛直方向に延在する凹溝47aを有する略レール状の部材である。側部支持体47としては、例えば、アルミニウム合金等の押出成形材や、プレス成形等される各種板金部材、各種合成樹脂成形品等を利用できる。また、保持部材48は、例えば、合成樹脂等から形成される弾性変形自在な部材である。
このような構成により、凹溝47aには、ネット3の端辺3a近傍が凹溝47aの内壁に沿うように入れられ、ネット3の外側から保持部材48が嵌め込まれる。ここで、保持部材48は、凹溝47aに対応する形状、即ち凹溝47aに嵌合可能な形状である。具体的には、凹溝47aは、開口部よりも内部の方が幅広く形成されており、保持部材48の凹溝47aに嵌め込まれる部分は、凹溝47aの開口幅よりも大きく形成されている。
これにより、側部支持体47の凹溝47aと、そこに嵌め込まれる保持部材48と、によってネット3の端辺3a近傍が挟持されて支持される。なお、保持部材48は、凹溝47aに嵌合保持される形状であれば良く、例えば、略円柱状や略円筒状(チューブ状)等であっても良い。
前記のネット3を側部支持体47に接続する作業は、ネット式脱臭装置1が設置される現場において容易に行える。また、凹溝47aに挟み込む端辺3a近傍の長さを容易に調整することができ、それにより、ネット3の水平方向の張力を現場において好適に調節することが可能である。
また、凹溝47aを2本形成することにより、隣接して設置されるネット式脱臭装置1のネット3を夫々の凹溝47aによって固定することができる。これにより、隣接するネット3の間に隙間を発生させることなく夫々のネット3を支持して好適な展張状態にすることができる。なお、2本の凹溝47aは、図7(C)に示す如く、同じ方向に開口するように並べて形成されても良いし、互いに反対側に開口するよう側部支持体47の表裏両面に夫々1本ずつ形成されても良い。
また、保持部材48として弾性復元力が比較的弱い部材を採用し、保持部材48を押圧して凹溝47aの内部に保持するための付勢部材49を設けても良い。付勢部材49としては、所定の弾性復元力を有する各種合成樹脂成形品や略蛇行状のバネ材等を利用することができる。
このように、保持部材48として弾性復元力が比較的弱い部材を採用することにより、保持部材48の取り付けが容易になるので、ネット3を側部支持体47に接続する作業及びネット3の張力を調整する作業が容易になる。また、付勢部材49を設けることにより、ネット3の端辺3a近傍を強固に支持することができ、風等によるネット3の外れを抑制することができる。
図8(A)ないし(C)は、本発明の他の実施形態に係るネット式脱臭装置101のネット3の下端辺近傍の斜視図であり、同図(A)は、下部支持体17にネット3を貼付した状態を示し、同図(B)は、下部支持体17にネット3を巻き付けた状態を示し、同図(C)は、ネット3を固定する状態を示している。なお、図8及び図9において、既に説明した実施形態と同一若しくは同様の作用、効果を奏する構成要素については、同一の符号を付している。
図8(A)に示すように、例えば、接着テープ若しくは粘着テープ等の接合材34を用いて、ネット3の下端辺を下部支持体17に接合させる。ここで、下部支持体17の表面に位置決めのための目印(下部支持体17の軸方向に延びる直線等)が描かれていると、容易且つ正確に下部支持体17をネット3の下端辺に沿って水平に取り付けることができる。
次に、図8(B)に示すように、下部支持体17を回転させてネット3の下部を下部支持体17に巻き付ける。そして、ネット3が所定の長さ(高さ)になるまで巻き付けた後、図8(C)に示すように、ネット3が巻き付けられた下部支持体17に横断面略C字形状等の固定部材35を嵌めてネット3を固定する。
以上の構成により、ネット3の下端辺近傍を縫製する必要がなくなるので、ネット3の高さを、ネット式脱臭装置101が設置される悪臭放散施設の開口部等の高さに合わせて容易に調整することが可能となる。即ち、設置される現場において、ネット3を所定の長さに切断して、その下端辺に下部支持体17を容易に取り付けることができる。これにより、高さの異なる夫々の施設の開口部を好適に覆うことができる。
図9は、本発明の他の実施形態に係るネット式脱臭装置201の回収容器204の支持金具41付近を示す横断面図(図1(A)に示すE−E線断面図に相当)である。
図9に示すように、ネット式脱臭装置201の回収容器204は、上方が開口する横断面略半円形状の形態であり、例えば、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂等から形成される。これにより、回収容器204は、生産性に優れ、低コストであるという利点を有する。
また、回収容器204の上方には、液体Lの通過が許容される略網目状のカバー46が取り付けられる。カバー46は、回収容器204の内部に枯葉等の異物が侵入することを防止する異物除去用のフィルタとしての機能を有する。
カバー46の上部は、上方に膨出するよう横断面略円弧状に形成されている。これにより、カバー46に捕えられた異物等がカバー46から回収容器204の外部に滑り落ち易くなり、異物等によって液体Lの流下が妨げられることを抑止できる。
また、ネット式脱臭装置201は、ネット3の下端辺近傍及び回収容器204を支持する支持金具41を有する。具体的には、支持金具41は、回収容器204を支持する回収容器支持部42と、ネット3の下端辺近傍を支持するネット支持部43と、を有し、悪臭放散施設の開口部の下部等に固定される。
回収容器支持部42は、その上部が回収容器204の底部の外面形状に対応して略半円形状に形成されている。他方、ネット支持部43は、略M字形状に形成され、その上部の略V字形状の部分にネット3が接続された下部支持体17が載置される。そして、ネットが接続された下部支持体17は、例えば、合成樹脂製等の結束部材44によって、ネット支持部43に固定される。
このような構成の支持金具41により、ネット3の下端辺近傍及び回収容器204を容易且つ強固に固定することができる。なお、支持金具41を鋼管等に固定するためのクランプ等を備えても良い。これにより、ネット3や回収容器204の取り付けを更に容易に行うことができる。
また、略M字形状に形成されるネット支持部43の上部両端近傍には、ネット3の振れを防止するための振れ防止部材45の下端部近傍が接続される。振れ防止部材45は、例えば、各種合成樹脂若しくは金属等から成るロープやワイヤ等であり、その上端部近傍は、ネット3の上方において、ネット式脱臭装置1を支持する図示しない支持構造体等に接続される。振れ防止部材45を設けることにより、風等によるネット3の振れを抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1、101、201 ネット式脱臭装置
2 散水容器
3 ネット
4、204 回収容器
5 ポンプ
6 貯留タンク
10 ネット部
11、111 生地部
12 支持体挿入部
13 下部支持体挿入部
15 支持体
16 中間支持体
17 下部支持体
21 底部
21a 内面(底部内面)
22 凸部
23 フランジ部
23a 内面(フランジ部内面)
27 スペーサ
30 流出孔

Claims (7)

  1. 流下させる液体を貯留可能な散水容器と、
    前記散水容器から懸下されて前記液体を流下させるネットと、
    前記ネットの下方に配設されて前記液体を回収する回収容器と、を有し、
    前記散水容器の底部には、前記ネットの水平幅方向に延在して前記液体の流出を許容する細隙状の流出孔が形成され、
    前記散水容器の内部には、前記流出孔を通過不可能な形状の支持体が配設され、
    前記ネットの上端辺近傍は、前記流出孔に挿通されて前記支持体に接続されることを特徴とするネット式脱臭装置。
  2. 前記ネットの上端辺近傍には、該上端辺に沿って延在する筒状若しくは袋状の支持体挿入部が形成され、
    前記支持体は、前記流出孔の開口幅よりも太い棒状若しくは管状であって前記支持体挿入部に挿通され、
    前記支持体が挿通された前記ネットを支える前記散水容器の底部内面及び前記支持体の表面の少なくとも一方には、所定の高さで突出する凸部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のネット式脱臭装置。
  3. 前記流出孔の相対する縁部から夫々連続して互いに平行となるよう下方に延設されて前記ネットを挟む一対のフランジ部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネット式脱臭装置。
  4. 前記一対のフランジ部によって挟持されるスペーサを有することを特徴とする請求項3に記載のネット式脱臭装置。
  5. 前記一対のフランジ部の前記ネットを介して対向する内面には、所定の高さで突出する凸部が形成されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のネット式脱臭装置。
  6. 前記散水容器は、筒状に形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のネット式脱臭装置。
  7. 前記ネットには、前記ネットの主地となるネット部よりも目開きが小さく所定幅で水平方向に延在する生地部が設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のネット式脱臭装置。
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