JP6580620B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機では、図柄始動手段への遊技球の入賞等の図柄始動条件が成立した場合に乱数情報を取得し、その乱数情報に基づいて図柄を変動表示すると共に、乱数情報に含まれる所定乱数値が所定判定値と一致することに基づいて変動後の停止図柄が予め定められた特定態様となった場合に利益状態を発生させるように構成されている。
また、取得した乱数情報は図柄変動に供されるまで所定の上限個数(例えば4個)を限度として保留記憶され、その保留記憶数は、例えば画像表示手段に保留記憶数分の保留表示画像を表示することにより遊技者に報知される。
またこの種の遊技機では、所定事象の出現(例えば利益状態の発生)に関する乱数情報の判定を、その乱数情報が図柄変動に供されるよりも前に行い(先読み判定)、その乱数情報に対応する保留表示画像を先読み判定の結果に基づく表示態様で表示することにより、所定事象が出現するか否かを予告する予告演出を実行可能としたものも多い(例えば特許文献1)。
特開2016−010583号公報
従来の保留表示画像による予告演出は、保留表示画像を、色や形状を異ならせた複数種類の表示態様の何れかで表示することにより所定事象の出現を予告するものであるため、変化に乏しく単調な演出になりがちで必ずしも十分な演出効果が得られないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、保留表示画像を用いて変化に富んだ演出効果の高い予告演出を実行することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、図柄始動条件が成立した場合に取得される乱数情報に基づいて図柄を変動表示可能な図柄表示手段26と、前記乱数情報を前記図柄表示手段26による図柄変動に供されるまで所定の上限個数を限度として保留記憶する保留記憶手段63と、前記乱数情報に含まれる所定乱数値が所定判定値と一致することに基づいて前記図柄表示手段26の変動後の停止図柄が予め定められた特定態様となった場合に利益状態を発生させる利益状態発生手段67と、前記保留記憶手段63に記憶されている前記乱数情報に対応する保留表示画像Q1〜Q4を表示可能な保留表示手段39とを備えた遊技機において、前記保留表示画像Q1〜Q4は、第1表示部Qaと第2表示部Qbとを含む複数の表示部Qa,Qbを備え、前記第1表示部Qaは、第1通常表示態様と一又は複数の第1特定表示態様とを含む複数の表示態様の何れかで表示可能であり、前記第2表示部Qbは、第2通常表示態様と一又は複数の第2特定表示態様とを含む複数の表示態様の何れかで表示可能であり、
前記第1表示部Qaが前記第1通常表示態様から前記第1特定表示態様に変化し、前記第2表示部Qbが前記第2通常表示態様から前記第2特定表示態様に変化する場合に、前記第1表示部Qaが前記第2表示部Qbより先に変化する場合と、前記第2表示部Qbが前記第1表示部Qaより先に変化する場合とで、対応する前記乱数情報に関する所定事象の出現可能性を異ならせたものである。
また、図柄始動条件が成立した場合に取得される乱数情報に基づいて図柄を変動表示可能な図柄表示手段26と、前記乱数情報を前記図柄表示手段26による図柄変動に供されるまで所定の上限個数を限度として保留記憶する保留記憶手段63と、前記乱数情報に含まれる所定乱数値が所定判定値と一致することに基づいて前記図柄表示手段26の変動後の停止図柄が予め定められた特定態様となった場合に利益状態を発生させる利益状態発生手段67と、前記保留記憶手段63に記憶されている前記乱数情報に対応する保留表示画像Q1〜Q4を表示可能な保留表示手段39とを備えた遊技機において、前記保留表示画像Q1〜Q4は、第1表示部Qaと第2表示部Qbとを含む複数の表示部Qa,Qbを備え、前記第1表示部Qaは、第1通常表示態様と一又は複数の第1特定表示態様とを含む複数の表示態様の何れかで表示可能であり、前記第2表示部Qbは、第2通常表示態様と一又は複数の第2特定表示態様とを含む複数の表示態様の何れかで表示可能であり、前記第1表示部Qaが前記第1通常表示態様から前記第1特定表示態様に変化するよりも先に前記第2表示部Qbが前記第2通常表示態様から前記第2特定表示態様に変化した場合には前記第1表示部Qaはその後に前記第1通常表示態様から前記第1特定表示態様に変化するが、前記第2表示部Qbが前記第2通常表示態様から前記第2特定表示態様に変化するよりも先に前記第1表示部Qaが前記第1通常表示態様から前記第1特定表示態様に変化した場合には前記第2表示部Qbはその後に前記第2通常表示態様から前記第2特定表示態様に変化する場合としない場合とがあるように構成してもよい。
本発明によれば、保留表示画像を用いて変化に富んだ演出効果の高い予告演出を実行することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機の全体正面図である。 同パチンコ機の制御系のブロック図である。 同パチンコ機の変動パターン選択テーブルを示す図である。 同パチンコ機の保留増加コマンドテーブルを示す図である。 同パチンコ機の特別始動口チェック処理のフローチャートを示す図である。 同パチンコ機の先読み判定処理のフローチャートを示す図である。 同パチンコ機の図柄変化演出毎の演出図柄の変化態様を示す図である。 同パチンコ機のリーチ発生時変化演出における画像表示の一例を示す図である。 同パチンコ機の第1図柄変化演出における画像表示の一例を示す図である。 同パチンコ機の図柄変化演出の場合の演出図柄のレイヤ構成を示す図である。 同パチンコ機の基本表示態様の場合の演出図柄のレイヤ構成を示す図である。 同パチンコ機の第1,第2表示部における表示態様の種類を示す図である。 同パチンコ機の最終表示態様選択テーブルの一例を示す図である。 同パチンコ機の変動パターン選択テーブルから得られる各種大当たり信頼度を示す図である。 同パチンコ機の変化タイミング選択テーブル(第1,第2表示部の一方のみ変化する場合)の一例を示す図である。 同パチンコ機の変化タイミング選択テーブル(第1,第2表示部が共に変化する場合)の一例を示す図である。 同パチンコ機の変化タイミング選択テーブルから得られる各種大当たり信頼度を示す図である。 同パチンコ機の保留表示画像の変化パターンの具体例を示す図である。 同パチンコ機の非図柄制御/図柄制御の場合のキャラクタ情報の構成を示す図である。 同パチンコ機の図柄差替え処理、図柄In処理、図柄算出処理、描画処理及び図柄Out処理の説明図である。 同パチンコ機のキャラクタ番号テーブルの一例を示す図である。 同パチンコ機で図柄番号xの異なるシナリオを連続して実行する場合の処理手順の一例を示す図である。 同パチンコ機で図柄番号xが順次変化するシナリオの任意箇所で別のシナリオに移行する場合の処理手順(悪い例)を示す図である。 同パチンコ機で図柄番号xが順次変化するシナリオの任意箇所で別のシナリオに移行する場合の処理手順(改善例)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るパチンコ機の最終表示態様選択テーブルの一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るパチンコ機の保留表示画像の変化パターンの具体例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るパチンコ機の保留表示画像を示す図である。 本発明の第5の実施形態におけるパチンコ機の図柄変化演出の場合の演出図柄のレイヤ構成を示す図である。 同パチンコ機の図柄変化演出の場合の演出図柄の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図24は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に左右一側、例えば左側のヒンジ3により開閉自在に枢着された前枠4とを備えている。前枠4の前側には、遊技盤5等が上部側に、遊技盤5の前側の遊技領域5aに向けて遊技球を発射する発射手段6等が下部側にそれぞれ配置され、また遊技盤5等の前側に対応してガラス扉7が、発射手段6等の前側に対応して前面板8がそれぞれヒンジ3と同じ側のヒンジ9により開閉自在に枢支されている。
前面板8の前側には、払い出し手段(図示省略)から払い出された遊技球を貯留して発射手段6に供給する上皿10が上部側に配置され、またその上皿10の下側には、例えば上皿10が満杯のときにその余剰球を貯留する下皿11が左端側に、発射手段6を作動させるための発射ハンドル12が右端側に夫々設けられている。更に、例えば上皿10等を前側から覆う上皿カバー13上には演出用の操作ボタン(操作手段)14等が設けられている。
遊技盤5の前面側には、発射手段6から発射された遊技球を案内するガイドレール15が環状に装着されると共に、そのガイドレール15の内側の遊技領域5aに、センターケース17、普通図柄始動手段18、特別図柄始動手段19、大入賞手段20、普通入賞手段21等の各種遊技部品が配置されている。
センターケース17は、例えば遊技領域5aの略中央に配置されており、液晶式等の画像表示手段22に対応する略矩形状の表示窓23を備え、その表示窓23を取り囲む装飾枠24上に、例えば普通図柄表示手段25、特別図柄表示手段26、普通保留個数表示手段27、第1特別保留個数表示手段28等の各種表示手段の他、ステージ29、可動演出手段30等が設けられている。
ステージ29は、画像表示手段22の下部前側に左右方向に配置されており、センターケース17の側部、例えば左側に設けられたワープ入口29aに流入した遊技球を自由に転動させた後、例えば左右方向中央の中央落下部又はその左右両側の側部落下部から前側に落下させるようになっている。
可動演出手段30は、可動体31と、この可動体31を上下方向に移動可能に支持する可動体案内手段32と、可動体31を駆動する駆動手段33とを備えている。可動体31は、例えば任意の立体形状(ここでは人間の両手の形状)に形成された樹脂製の造形物で、後側(又は内部)に配置されたLEDが点灯することによって例えばその全体が発光するようになっている。
可動体案内手段32は、可動体31を画像表示手段22の表示画面22aの前面側に沿って所定方向、例えば上下方向に移動可能な状態で支持するもので、画像表示手段22の表示画面22aの左右両側に沿って上下方向に配置された一対の案内レール34と、左右方向に配置され且つその両端側が一対の案内レール34によって上下方向移動可能に支持された可動体支持部35とを備え、この可動体支持部35の前側に可動体31が配置されている。
可動体案内手段32は、例えば案内レール34が装飾枠24の後側に、可動体支持部35が装飾枠24及び可動体31の後側にそれぞれ配置されており、略全体が遊技機本体1の前側からは視認できないようになっている。また、可動体支持部35は、例えばその左右両端部の動作が図示しない連動機構によって同期されており、常に水平を保った状態での上下動が可能となっている。この可動体案内手段32により、可動体31は、例えば画像表示手段22の上側の上部位置と、画像表示手段22の前側の下部位置との間で上下方向に移動可能であり、通常時は上部位置に保持されている。
駆動手段33は、例えばステッピングモータで構成され、装飾枠24の後側に配置されており、図示しないベルト等を介して可動体支持部35及び可動体31を所定の動作パターンに従って上下方向に移動させることが可能となっている。
普通図柄始動手段18は、普通図柄表示手段25による図柄変動を開始させるためのもので、遊技球が通過可能な通過ゲートにより構成され、例えばセンターケース17の左側に配置されており、遊技球の通過を検出可能な遊技球検出手段(図示省略)を備えている。
普通図柄表示手段25は、普通図柄を変動表示するためのもので、複数個の普通図柄(例えば「○」「×」の2種類)に対応する複数個の発光体(例えばLED)を備え、普通図柄始動手段18が遊技球を検出することに基づいてそれら複数の発光体が所定順序で発光するように点滅して、普通図柄始動手段18による遊技球検出時に取得された普通乱数情報に含まれる当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様(所定態様)に対応する例えば「○」側の発光体が点灯し、それ以外の場合には外れ態様に対応する例えば「×」側の発光体が点灯して停止する。
普通図柄始動手段18による遊技球検出時に取得された普通乱数情報は、予め定められた上限個数、例えば4個を限度として保留記憶され、普通図柄表示手段25による図柄変動が開始される毎に順次消化される。普通乱数情報の記憶個数(普通保留個数)は普通保留個数表示手段27等によって遊技者に報知される。
特別図柄始動手段(図柄始動手段)19は、特別図柄表示手段26による図柄変動を開始させるためのもので、例えば上下2つの始動入賞手段19a,19bと、下始動入賞手段19bを開閉する開閉手段36と、始動入賞手段19a,19bに入賞した遊技球を夫々検出する遊技球検出手段(図示省略)とを備え、例えばセンターケース17の下側に配置されている。上始動入賞手段19aは開閉手段等を有しない非開閉式入賞手段で、ステージ29の中央落下部の真下に上向き開口状に配置されている。下始動入賞手段19bは、開閉手段36により遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能(又は開状態よりも入賞困難)な閉状態とに切り換え可能な開閉式入賞手段で、例えば上始動入賞手段19aの下側に配置されており、普通図柄表示手段25の変動後の停止図柄が当たり態様となった場合に発生する普通利益状態において、開閉手段36が所定時間閉状態から開状態に変化するように構成されている。
特別図柄表示手段(図柄表示手段)26は、特別図柄を変動表示するためのもので、1個又は複数個、例えば1個の特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段19が遊技球を検出した場合(図柄始動条件が成立した場合)、即ち上下2つの始動入賞手段19a,19bの何れかに遊技球が入賞した場合に特別図柄(図柄)を所定時間変動表示して、始動入賞手段19a,19bへの入賞時に取得された特別乱数情報(乱数情報)に含まれる大当たり判定乱数値(所定乱数値)が予め定められた大当たり判定値(所定判定値)と一致する場合には所定の大当たり態様(特定態様)で、一致しない場合には例えば外れ態様で停止するようになっている。特別図柄には、例えば大当たり態様及び外れ態様が夫々1又は複数種類ずつ設けられている。なお、それら各態様には夫々数字図柄等を割り当ててもよいし、遊技者がその特別図柄の種類を容易に区別できないように、任意の線や点の組み合わせのようなそれ自体としては特別な意味を持たない図柄を割り当ててもよい。
特別図柄始動手段19への遊技球入賞時に取得された特別乱数情報は、予め定められた上限個数、例えば4個を限度として保留記憶され、特別図柄表示手段26による図柄変動が開始される毎に順次消化される。特別乱数情報の記憶個数(特別保留個数)は、第1特別保留個数表示手段28等によって遊技者に報知される。
大入賞手段20は、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板37を備えた開閉式入賞手段で、例えば特別図柄始動手段19の下側に配置されており、特別図柄表示手段26の変動後の停止図柄が大当たり態様となった場合に発生する特別利益状態において、開閉板37が所定の開放パターンに従って前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
また画像表示手段22は、演出図柄表示手段38、第2特別保留個数表示手段39等を構成している。演出図柄表示手段38は、例えば特別図柄表示手段26による特別図柄の変動表示と並行して演出図柄Pを変動表示するもので、画像表示手段22上の複数箇所、例えば左右方向の3箇所で夫々演出図柄Pを縦スクロール等により変動表示可能に構成されており、特別図柄始動手段19が遊技球を検出すること、即ち上下2つの始動入賞手段19a,19bの何れかに遊技球が入賞することを条件に、例えば特別図柄の変動開始と略同時に複数種類の変動パターンの何れかに従って演出図柄Pの変動を開始すると共に、特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、演出図柄Pを左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。本実施形態では、特別図柄が大当たり態様、外れ態様で停止する場合には、演出図柄Pはそれに対応して大当たり演出態様、外れ演出態様で停止する。
演出図柄Pは、図1等に示すように数字部Paとこれに付随する装飾部Pbとで構成されている。数字部Paには複数種類、例えば「1」〜「8」の8種類の数字が割り当てられており、演出図柄Pはそれら8種類の数字部Paに対応して8種類設けられている(図7参照)。また、装飾部Pbは数字部Paに対して例えば1対1で対応しており、夫々任意のキャラクタ等が割り当てられている。本実施形態では、装飾部Pbは楽器を演奏する動物のキャラクタで構成されている。以下の説明では、数字部Paが「1」〜「8」の演出図柄Pを夫々演出図柄P1〜P8として区別する。
演出図柄Pの変動時には、演出図柄P1〜P8が所定順序で循環的に表れるように表示画面22a上で例えば縦方向にスクロール表示される。なお、演出図柄Pが変動後に演出図柄P1〜P8以外の特殊図柄で停止する場合があってもよい。
また演出図柄Pの変動パターンとしては、リーチ状態を経ることなく外れ態様となるリーチなし通常変動パターンと、リーチ状態を経由して外れ態様となるリーチ外れ変動パターンと、リーチ状態を経由して大当たり態様となるリーチ大当たり変動パターンとがある。本実施形態では、図3に示すように、変動時間が夫々2s,5s,8s,12sに設定された4種類のリーチなし通常変動パターン2s,5s,8s,12sと、Nリーチ1,Nリーチ2,Sリーチ1,Sリーチ2の4種類のリーチ外れ変動パターンと、Nリーチ1,Nリーチ2,Sリーチ1,Sリーチ2の4種類のリーチ大当たり変動パターンとが設けられている。
第2特別保留個数表示手段(保留表示手段)39は、特別保留個数を報知するためのもので、特別保留個数分(最大4個)の保留表示画像Q4〜Q1と、変動中の演出図柄Pに対応する変動中保留画像Q0とを表示画面22aの所定位置、例えば下部側に表示可能となっている。第2特別保留個数表示手段39は、特別図柄始動手段19への遊技球の入賞によって特別保留個数が増加した場合には、保留表示画像Q1〜を待ち行列の最後尾(例えば左端側)に1個追加表示し、特別図柄の新たな変動が開始して特別保留個数が減少した場合には、例えば変動中保留画像Q0を消去すると共に、保留表示画像Q1〜を待ち行列の前側(例えば右側)に向けて1個分ずつシフトし、押し出された先頭の保留表示画像Q1を新たな変動中保留画像Q0に変化させるようになっている。
図2は本パチンコ機の制御系のブロック図である。図2において、41は主制御基板、42は演出制御基板で、これら各制御基板41,42は、遊技盤5に装着されたセンターケース17、その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバーの裏側等、前枠4及び遊技盤5を含む遊技機本体1の裏側の適宜箇所に着脱自在に装着された基板ケースに夫々収納されている。
主制御基板41は、遊技動作を統括的に制御するもので、CPU,ROM,RAM等により構成される普通乱数作成処理手段51、普通始動口チェック処理手段52、普通乱数記憶手段53、普通図柄処理手段54、普通図柄表示制御手段55、普通保留個数表示制御手段56、普通利益状態発生手段57、特別乱数作成処理手段61、特別始動口チェック処理手段62、特別乱数記憶手段63、特別図柄処理手段64、特別図柄表示制御手段65、第1特別保留個数表示制御手段66、特別利益状態発生手段67、特別遊技状態発生手段68、制御コマンド送信手段69等を備えている。
普通乱数作成処理手段51は、変動後の普通図柄を当たり態様とするか否かの判定に用いる当たり判定乱数等を所定時間毎に繰り返し発生するように構成されている。普通始動口チェック処理手段52は、普通図柄始動手段18による遊技球の検出に基づく処理を行うもので、普通図柄始動手段18が遊技球を検出することに基づいて、普通乱数作成処理手段51で作成された当たり判定乱数値等の普通乱数情報を1個取得し、その普通乱数情報を予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として先入れ先出し式の普通乱数記憶手段53に記憶させるように構成されている。
普通図柄処理手段54は、普通図柄の変動表示に関する処理を行うもので、当たり判定手段54a、普通停止図柄選択手段54b、変動時間選択手段54c等を備えている。当たり判定手段54aは、普通図柄の変動後の停止図柄を当たり態様とするか否かの判定を行うもので、普通図柄表示手段25が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段53に1以上の普通乱数情報が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に、普通乱数記憶手段53に記憶されている普通乱数情報の待ち行列からその先頭の当たり判定乱数値を取り出し、その当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致するか否かに応じて当たり/外れの判定を行うように構成されている。
普通停止図柄選択手段54bは、普通図柄の変動後の停止図柄の種類を選択するものである。本実施形態では、当たり態様と外れ態様に対応するのは各1種類の図柄のみであるため、当たり判定機能による当たり/外れの判定結果に基づいて、当たり判定の場合には「○」が、外れ判定の場合には「×」が画一的に選択される。また、変動時間選択手段54cは普通図柄の変動時間を選択するものである。
普通図柄表示制御手段55は、普通図柄処理手段54による普通図柄処理に基づいて普通図柄表示手段25の表示制御を行うもので、普通図柄表示手段25が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段53に1個以上の普通乱数情報が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に普通図柄表示手段25による普通図柄の変動を開始させ、変動時間選択手段54cで選択された変動時間が経過することに基づいて、普通停止図柄選択手段54bで選択された停止図柄で普通図柄の変動を停止させるようになっている。
普通保留個数表示制御手段56は、普通保留個数表示手段27の表示制御を行うもので、普通図柄始動手段18による遊技球の検出、及び普通図柄表示手段25による普通図柄の変動に基づいて、普通保留個数表示手段27により普通保留個数情報を表示させるようになっている。
普通利益状態発生手段57は、当たり判定手段54aによる判定結果が当たり判定となることに基づいて普通図柄表示手段25の変動後の停止図柄が当たり態様となった場合に、特別図柄始動手段19を構成する下特別始動口19bの開閉手段36を例えば複数種類の開閉パターンの何れかに従って開状態に変化させる普通利益状態を発生させるようになっている。
特別乱数作成処理手段61は、大当たり/外れの判定に用いる大当たり判定乱数、特別図柄の変動後の停止図柄等の選択に用いる図柄判定乱数、変動パターンの選択に用いる変動パターン乱数、その他の所定の乱数を繰り返し発生する特別乱数作成処理を行うように構成されている。
特別始動口チェック処理手段62は、特別図柄始動手段19への遊技球の入賞に基づく処理を行うもので、先読み判定処理手段62a等を備え、特別図柄始動手段19が遊技球を検出すること、即ち特別始動口19a,19bの何れかに遊技球が入賞することに基づいて、例えば図5に示す特別始動口チェック処理を実行するように構成されている。
この特別始動口チェック処理(図5)では、まず特別保留個数が上限値(例えば4個)に達しているか否かを判定する(S1)。ここで、特別保留個数は、特別乱数記憶手段(保留記憶手段)63に記憶されている特別乱数情報(乱数情報)の数、即ち未消化の特別図柄変動の回数を表しており、本実施形態の特別乱数情報は、大当たり判定乱数値、図柄判定乱数値及び変動パターン乱数値で構成されている。
特別保留個数が上限値である場合には(S1:Yes)、ここで特別始動口チェック処理は終了する。一方、特別保留個数が上限値でない場合には(S1:No)、特別乱数作成処理手段61から特別乱数情報、即ち大当たり判定乱数値、図柄判定乱数値及び変動パターン乱数値を1個ずつ取得して特別乱数記憶手段63に格納する(S2)。そして、例えば特別利益状態中でなく(S3:No)、且つ後述する特別遊技状態中でないこと(S4:No)を条件に、その特別乱数情報に基づいて先読み判定処理手段62aにより例えば図6に示す先読み判定処理を実行する(S5)。なお、特別利益状態中(S3:Yes)であるか、特別遊技状態中(S4:Yes)である場合には、先読み判定処理(S5)以降の処理を行うことなく特別始動口チェック処理を終了する。
先読み判定処理(図6)では、まず先読み禁止中であるか否かを判定する(S11)。そして、先読み禁止中であれば(S11:Yes)、保留増加コマンドとして例えば“B*00”を選択し(S12)、先読み判定処理を終了する。ここで、保留増加コマンドは、特別保留個数の増加時に送信されるもので、図4に示すように、増加後の特別保留個数と先読み判定結果とに基づいて複数種類設けられている。本実施形態の保留増加コマンドは、上位バイト“B*”の“*”に、増加後の特別保留個数に応じて例えば1〜4の何れかがセットされ、下位バイトに、先読み判定結果等に応じて“00”〜“09”の何れかがセットされるようになっており、下位バイトの“00”は先読み禁止を示している。
一方、先読み禁止中でない場合には(S11:No)、大当たり判定乱数値に基づいて大当たり判定を行う(S13)。即ち、大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かに応じて大当たり/外れの判定結果を出力する。
S13の判定結果が外れの場合には(S14:No)、図柄判定乱数値に基づいて外れの種類を選択する(S15)。本実施形態では、図3(a)に示すように外れAと外れBの2種類の外れが設けられており、それら外れA,Bが、例えば0〜99の範囲で生成される図柄判定乱数値に基づいて例えば9/10,1/10の確率で選択されるようになっている。そして、選択された外れの種類に応じて(S16)、保留増加コマンドを選択し(S17,S18)、先読み判定処理を終了する。
ここで、外れAは、図柄変動の開始時点の特別保留個数に応じて変動パターンの振り分けが異なるもので、図3(a)に示すように、特別保留個数0〜3の夫々について、変動パターン乱数値の範囲と複数種類の外れ変動パターンとの対応関係が規定されている。先読み判定処理の時点では図柄変動開始時点の特別保留個数は不明であるため、外れAの場合にはS17において変動パターンを確定することはできず、従って図4に示すように保留増加コマンドとして変動パターンとは無関係に“B*01”が選択される。なお本実施形態では、外れAの場合には4種類のリーチなし通常変動パターンのみが選択対象となっているため(図3(a))、外れAが選択された時点で、リーチ変動ではなくリーチなし通常変動となることが確定する。
一方の外れBは、図柄変動の開始時点の特別保留個数に拘わらず変動パターンの振り分けが変化しないもので、図3(a)に示すように、変動パターン乱数値の範囲と複数種類の変動パターンとの対応関係が1種類のみ規定されている。従って外れBの場合には、S18において変動パターン乱数値に基づいて変動パターンを確定することができ、図4に示すように、保留増加コマンドとして4種類のリーチ外れ変動パターンに対応する“B*02”〜“B*05”の何れかが選択される。なお本実施形態では、外れBの場合には4種類のリーチ外れ変動パターンのみが選択対象となっている。
また、S13の判定結果が大当たりの場合には(S14:Yes)、図柄判定乱数値と変動パターン乱数値とに基づいて保留増加コマンドを選択し(S19)、先読み判定処理を終了する。本実施形態では、図3(b)に示すように、通常15R、通常5R、確変15R、確変5Rの4種類の大当たりが設けられており、それらが図柄判定乱数値に基づいて例えば4/10,1/10,4/10,1/10の確率で選択されるようになっている。
通常15R大当たり,通常5R大当たりは、後述する特別遊技状態として時短状態を発生させることとなる大当たりで、特別利益状態では大入賞手段20による所定の単位開放動作を夫々15ラウンド,5ラウンド行うようになっている。ここで、単位開放動作とは、例えば大入賞手段20を開放してから所定時間(例えば28秒)経過するか、それまでに所定個数(例えば9個)の遊技球が入賞することを条件に大入賞手段20を閉鎖する動作である。また、確変15R大当たり,確変5R大当たりは、後述する特別遊技状態として確変状態を発生させることとなる大当たりで、特別利益状態では単位開放動作を夫々15ラウンド,5ラウンド行うようになっている。
また大当たりの場合には、図3(b)に示すように、大当たりの種類毎に変動パターン乱数値の範囲と複数種類のリーチ大当たり変動パターンとの対応関係が規定されている。従って大当たりの場合には、S19において図柄判定乱数値と変動パターン乱数値とに基づいて変動パターンを確定することができ、図4に示すように、保留増加コマンドとして4種類のリーチ大当たり変動パターンに対応する“B*06”〜“B*09”の何れかが選択される。
以上の先読み判定処理(図5のS5)が終了すると、選択された保留増加コマンドを送信し(S6)、特別始動口チェック処理を終了する。
特別図柄処理手段64は、特別図柄の変動表示に関する処理を行うもので、大当たり判定手段64a、大当たり・外れ選択手段64b、変動パターン選択手段64c等を備えている。大当たり判定手段64aは、乱数抽選により大当たり/外れ、即ち特別利益状態(利益状態)を発生させるか否かの判定を行うもので、特別図柄表示手段26が変動表示可能な状態となり且つ特別乱数記憶手段63に1以上の特別乱数情報が記憶されていること(特別保留個数が1以上であること)を条件に、特別乱数記憶手段63に記憶されている特別乱数情報の待ち行列からその先頭の大当たり判定乱数値を取り出し、その大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かに応じて大当たり/外れの判定を行うように構成されている。
大当たり・外れ選択手段64bは、大当たり又は外れの種類を選択するもので、大当たり判定手段64aによる判定結果が外れの場合には、特別乱数記憶手段63から取り出した図柄判定乱数値に基づいて例えば外れA,Bの何れか(図3(a))を選択し、大当たり判定手段64aによる判定結果が大当たりの場合には、同じく図柄判定乱数値に基づいて例えば通常15R,通常5R,確変15R,確変5Rの4種類の大当たりの何れか(図3(b))を選択するように構成されている。
変動パターン選択手段64cは、演出図柄Pの変動パターンを複数の中から選択するもので、例えば大当たり判定手段64aによる判定結果が外れであり、大当たり・外れ選択手段64bにより外れAが選択された場合には、その時点の特別保留個数と、特別乱数記憶手段63に記憶されている特別乱数情報の待ち行列における先頭の変動パターン乱数値とに基づいて複数のリーチなし通常変動パターンの何れかを選択し(図3(a))、大当たり判定手段64aによる判定結果が外れであり、大当たり・外れ選択手段64bにより外れBが選択された場合には、特別乱数記憶手段63に記憶されている特別乱数情報の待ち行列における先頭の変動パターン乱数値に基づいて複数のリーチ外れ変動パターンの何れかを選択し(図3(a))、大当たり判定手段64aによる判定結果が大当たりの場合には、大当たり・外れ選択手段64bにより選択された大当たりの種類と、特別乱数記憶手段63に記憶されている特別乱数情報の待ち行列における先頭の変動パターン乱数値とに基づいて複数のリーチ大当たり変動パターンの何れかを選択する(図3(b))ようになっている。
なお、演出図柄Pの変動パターンは夫々任意の変動時間に設定されており、変動パターン選択手段64cが演出図柄の変動パターンを複数の中から選択することにより、演出図柄P及び特別図柄の変動時間が決定する。即ち、変動パターン選択手段64cは演出図柄及び特別図柄の変動時間を選択する変動時間選択手段を構成している。
特別図柄表示制御手段65は、特別図柄表示手段26の表示制御を行うもので、特別図柄表示手段26が変動表示可能な状態となり且つ特別乱数記憶手段63に1以上の特別乱数情報が記憶されていること(特別保留個数が1以上であること)を条件に、特別図柄表示手段26による特別図柄の変動を開始させ、変動パターン選択手段64cにより選択された演出図柄の変動パターンに対応する変動時間が経過することに基づいて、例えば大当たり判定手段64aの判定結果が外れの場合には所定の外れ態様で、大当たり判定手段64aの判定結果が大当たりの場合には大当たり・外れ選択手段64bで選択された大当たりの種類に応じた大当たり態様で、特別図柄の変動を停止させるようになっている。
第1特別保留個数表示制御手段66は、第1特別保留個数表示手段28の表示制御を行うもので、特別図柄始動手段19による遊技球の検出、及び特別図柄表示手段26による特別図柄の変動に基づいて、第1特別保留個数表示手段28により特別保留個数情報を表示させるようになっている。
特別利益状態発生手段(利益状態発生手段)67は、大入賞手段20が所定の開放パターンに従って開放する特別利益状態(利益状態)を発生させるもので、大当たり判定手段64aによる判定結果が大当たりとなり、特別図柄表示手段26による特別図柄の変動後の停止図柄が大当たり態様(特定態様)となった場合に、大当たり・外れ選択手段64bにより選択された大当たりの種類に応じて、大入賞手段20による単位開放動作を例えば5ラウンド,15ラウンドの何れかだけ繰り返させるようになっている(図3(b))。
特別遊技状態発生手段68は、特別利益状態発生後に遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるためのもので、例えば大当たり・外れ選択手段64bにより選択された大当たりの種類に応じて、例えば通常15R,5R大当たりの場合には時短状態を、確変15R,5R大当たりの場合には確変状態を発生させるように構成されている。
時短状態中は、例えば特別図柄に関して特別図柄表示手段26の変動時間が通常変動時間よりも短い短縮変動時間に切り換えられる他、普通図柄に関して、当たり確率が通常確率(例えば1/10)から高確率(例えば1/1.3)へ、変動時間が通常変動時間(例えば27秒)から短縮変動時間(例えば2.7秒)へ、下特別始動口19bの開閉手段36の開閉パターンが通常開閉パターン(例えば0.2秒×1回開放)から特別開閉パターン(例えば2秒×3回開放)へ、夫々切り換えられるようになっている。なお、時短状態は特別利益状態が終了した時点で開始し、例えば特別図柄が所定回数(例えば50回)変動するか、それまでに次の特別利益状態が発生した時点で終了する。
確変状態中は、例えば時短状態と同様の各切り換えに加えて、大当たり判定値の数が例えば1個から10個へ増加されることにより、特別図柄が大当たり態様となる確率が通常確率(例えば1/300)よりも高い高確率(例えば1/35)に切り換えられるようになっている。なお、確変状態は特別利益状態が終了した時点で開始し、例えば次の特別利益状態が発生した時点で終了する。
制御コマンド送信手段69は、所定の制御コマンドを一方向通信により演出制御基板42等のサブ制御基板に送信して制御指令を与えるためのもので、例えば演出制御基板42に対しては、特別保留個数の増加時に、増加後の特別保留個数等を指定する保留増加コマンドを送信し、また特別図柄の変動時には、まず変動開始時に、減少後の特別保留個数等を指定する保留減算コマンド、演出図柄の変動パターンを指定する変動パターンコマンド、特別図柄の停止図柄を指定する図柄指定コマンドを例えばこの順序で送信し、変動終了時に、演出図柄の変動停止を指示する変動停止コマンドを送信する等、所定のタイミングで各種制御コマンドを送信するようになっている。
演出制御基板42は、画像表示手段22、LED71,スピーカ72、可動演出手段30等の各種演出手段による演出を制御するもので、演出実行手段73、シナリオ記憶手段74、画像データ記憶手段75、図柄変動演出制御手段76、特別保留個数表示制御手段77等を備えている。なお、LED71は可動演出手段30の可動体31を含むセンターケース17(図1)の他、遊技盤5及び前枠4に多数配置され、スピーカ72は例えば前枠4の上部に2個、下部に1個配置されている(図1)。
演出実行手段73は、各種シナリオ情報(以下、単にシナリオという)に基づいて画像表示手段22、可動演出手段30、LED71、スピーカ72等による演出の実行を制御するものである。各シナリオには、各演出手段による演出内容が例えばシナリオの実行開始からの経過時間に対応して設定されている。なお、各種シナリオはシナリオ記憶手段74に記憶され、また例えば画像表示手段22に画像を表示するための画像データは画像データ記憶手段75に記憶されている。
図柄変動演出制御手段76は、演出図柄表示手段38による演出図柄Pの変動に関する制御を行うもので、予告演出抽選手段76a等を備えており、主制御基板41から変動パターンコマンドを受信し、その後所定時間内に図柄指定コマンドを受信することを条件に、演出図柄Pの変動後の停止図柄を抽選により決定すると共に、変動パターンコマンドで指定された変動パターン等に基づいて、演出図柄Pの変動中に実行する予告演出を予告演出抽選手段76aにより決定し、変動パターンシナリオ、予告演出シナリオ等をセットするようになっている。
本実施形態では、演出図柄Pの変動中における所定のタイミングで、停止又は仮停止している演出図柄Pの少なくとも一部分をアニメーションにより変化させる図柄変化演出を実行するようになっている。なお図柄変化演出中以外は、演出図柄P1〜P8は夫々図7に例示するような基本表示態様で表示される。図柄変化演出には、演出図柄Pの変動時に通常実行される通常図柄変化演出と、予告演出の一例である特定予告演出において実行される特定図柄変化演出とがある。
本実施形態の通常図柄変化演出は、図7に示すように変動開始時変化演出、図柄停止時変化演出、図柄仮停止時変化演出、リーチ発生時変化演出、大当たり成立時変化演出の5種類設けられている。
変動開始時変化演出は演出図柄Pの変動開始時に実行されるもので、演出図柄P1〜P8の全てについて、装飾部Pbはキャラクタが「身体を横に振る」という変化態様に設定され、数字部Paは変化しないようになっている。図柄停止時変化演出は演出図柄Pの停止時に実行されるもので、演出図柄P1〜P8の全てについて、装飾部Pbはキャラクタが「首を横に振る」という変化態様に設定され、数字部Paは変化しないようになっている。図柄仮停止時変化演出は、演出図柄Pの仮停止時に実行されるもので、演出図柄P1〜P8の全てについて、装飾部Pbはキャラクタが「左右に微回転する」という変化態様に設定され、数字部Paは変化しないようになっている。
リーチ発生時変化演出は、リーチ発生時に実行されるもので、演出図柄P1〜P8の全てについて、装飾部Pbはキャラクタが「身体を振った後にお辞儀をする」という変化態様に設定され、数字部Paは数字が「横回転」する変化態様に設定されている。大当たり成立時変化演出は、大当たり演出態様の成立時に実行されるもので、演出図柄P1〜P8の全てについて、装飾部Pbはキャラクタが「身体を振った後に万歳をする」という変化態様に設定され、数字部Paは数字が「拡大」する変化態様に設定されている。
なお図7の例では、演出図柄P1〜P8の変化態様が図柄変化演出毎に全て同種類となっているが、演出図柄P1〜P8の少なくとも一つの変化態様を他と異ならせてもよい。
図8はリーチ発生時変化演出における画像表示の一例である。演出図柄Pの変動中に例えば左右の演出図柄が共にP7となってリーチが発生すると(図8(a))、リーチ発生時変化演出が開始され、数字部Paの数字が横回転を開始すると共に装飾部Pbのキャラクタが身体を振り始める(図8(b))。なお、リーチ発生時変化演出の開始タイミングは、リーチ発生と同時又はその直後でもよいし、リーチ発生の直前でもよい。
そして、例えば数字部Paの数字が一回転し、装飾部Pbのキャラクタのお辞儀が終わった時点でリーチ発生時変化演出は終了し(図8(c)→(e))、左右の演出図柄P7は基本表示態様に戻って引き続き中図柄の変動が行われる(図8(f))。
ここで、このリーチ発生時変化演出においては、数字部Paの変化期間(図8(b)〜(d))と装飾部Pbの変化期間(図8(b)〜(e))とが異なっており、数字部Paの変化期間の方が装飾部Pbの変化期間よりも先に終了するようになっている。これにより、装飾部Pbによる視覚的な演出効果を十分に発揮させつつ、リーチを構成する数字部Paの種類をより早く遊技者に認識させることができ、演出図柄Pの数字部Paと装飾部Pbの本来の役割を図柄変化演出において十分に発揮させることが可能である。なお、図示は省略するが、大当たり成立時変化演出についてもリーチ発生時変化演出と同様、数字部Paの変化期間と装飾部Pbの変化期間とが異なっており、数字部Paの変化期間の方が装飾部Pbの変化期間よりも先に終了するようになっている。
また本実施形態では、図8(b)〜(e)のような図柄変化演出中の演出図柄Pについては、図10に示すように数字部Paを構成する画像と装飾部Pbを構成する画像とを異なるレイヤ上に構成し、例えば数字部Paが装飾部Pbよりも前側(高い優先順位)となるようにそれらを重畳することにより表示している。一方、図8(a),(f)のような基本表示態様の演出図柄Pについては、図11に示すように数字部Paを構成する画像と装飾部Pbを構成する画像とを一つのレイヤ上に構成している。なお、基本表示態様の演出図柄Pについても、図柄変化演出中と同様、数字部Paを構成する画像と装飾部Pbを構成する画像とを異なるレイヤ上に構成し、それらを重畳することにより表示してもよい。
また本実施形態では、予告演出の一つとして、変動開始時に実行される変動開始時予告演出(特定予告演出)を実行可能となっている。この変動開始時予告演出は、変化態様が異なる複数種類の図柄変化演出の何れかを実行することにより、演出図柄Pが大当たり演出態様(特定態様)となるか否かを予告するもので、本実施形態では演出図柄Pの変動開始時に図7に示す第1〜第3予告演出(図柄変化演出)の何れかを実行するようになっている。演出図柄Pが大当たり演出態様となる期待度は、第1予告演出が出現する場合が最も小さく、第2予告演出が出現する場合が最も大きくなっている。
ここで、第1予告演出では、装飾部Pbはキャラクタが「身体を振った後にお辞儀をする」という変化態様に設定され、数字部Paは変化しないようになっている。即ち第1予告演出は、装飾部(特定部分)Pbの変化態様がリーチ発生時変化演出と共通である。また第2予告演出では、装飾部Pbはキャラクタが「身体を振った後に万歳をする」という変化態様に設定され、数字部Paは変化しないようになっている。即ち第2予告演出は、装飾部(特定部分)Pbの変化態様が大当たり成立時変化演出と共通である。
なお本実施形態では、図柄変化演出中の演出図柄Pについては、図10に示すように数字部Paを構成する画像と装飾部Pbを構成する画像とを異なるレイヤ上に構成し、それらを重畳することにより表示するため、第1予告演出とリーチ発生時変化演出、第2予告演出と大当たり成立時変化演出は夫々数字部Paの変化態様が異なるにも拘わらず、装飾部Pbを構成する画像を共通化することによりデータ量を抑制できる。
一方、第3予告演出では、装飾部Pbはキャラクタが「片手を上げる」という変化態様に設定され、数字部Paは変化しないようになっている。即ち、第3予告演出は通常図柄変化演出の何れとも変化態様が異なっている。
図9は第1予告演出における画像表示の一例である。第1予告演出は、前回の図柄変動後の状態(図9(a))から新たに演出図柄Pの変動を開始する際に実行され、例えば数字部Paはそのままで装飾部Pbのキャラクタが身体を振り始める(図9(b))。そして、装飾部Pbのキャラクタのお辞儀が終わった時点で第1予告演出は終了し(図9(c)→(e))、左・右・中の3つの演出図柄Pは基本表示態様に戻って変動を開始する(図9(f))。
このように、異なるタイミングで実行される複数の図柄変化演出(ここではリーチ発生時変化演出(第1図柄変化演出)と第1予告演出(第2図柄変化演出)、大当たり成立時変化演出(第1図柄変化演出)と第2予告演出(第2図柄変化演出))で演出図柄Pの少なくとも一部の変化態様を共通化することにより、データ量を抑えつつ図柄変化演出による演出効果を発揮させることが可能である。
また、大当たり演出態様となる期待度の小さい第1予告演出とリーチ発生時変化演出とで変化態様を共通化し、大当たり演出態様となる期待度の大きい第2予告演出と大当たり成立時変化演出とで変化態様を共通化していることにより、遊技者は変動開始時予告演出における期待度の大小を容易に認識できるという利点もある。
特別保留個数表示制御手段77は、第2特別保留個数表示手段39による特別保留個数の表示を制御するもので、先読み保留変化演出抽選手段77a等を備えており、特別図柄始動手段19により新たに遊技球が検出され、主制御基板41から保留増加コマンドを受信したときに、その保留増加コマンドが第何番目の保留記憶に対応するものであるかに基づいて、第2特別保留個数表示手段(保留表示手段)39により画像表示手段22上に保留表示画像Q1〜Q4の何れかを1個追加表示し、また特別図柄の変動開始時に主制御基板41から保留減算コマンドを受信したときに、画像表示手段22上に表示されている変動中保留画像Q0を消去すると共に、保留表示画像Q1〜を待ち行列の前側(例えば右側)に向けて1個分ずつシフトし、押し出された先頭の保留表示画像Q1を新たな変動中保留画像Q0に変化させるようになっている。
また本実施形態では、先読み判定処理手段62aによる先読み判定結果に基づいて、第2特別保留個数表示手段39による保留表示画像Q4〜Q1,変動中保留画像Q0を所定の表示態様で表示する先読み保留変化演出を実行可能であり、例えば主制御基板41から保留増加コマンドを受信したときに、先読み保留変化演出抽選手段77aにより、例えば図13,図15,図16に示す各選択テーブルに基づいて保留変化演出に関する抽選を実行するようになっている。なお、先読み保留変化演出に関する抽選を行う前提として他の条件を設けてもよい。例えば、特別保留個数が所定個数(例えば2個)以上であること、所定の遊技状態中でないこと等を、先読み保留変化演出を実行するための条件としてもよい。
本実施形態の保留表示画像Q1〜及び変動中保留画像Q0は、図1等に示すように夫々第1表示部Qaと第2表示部Qbとで構成されている。第1表示部Qaは、例えば矩形状に形成されており、図12に示すように複数種類、例えば「白」、「青」(図面ではハッチングで示す)、「赤」(図面では網掛けで示す)の3色(複数種類の表示態様の一例)の何れかで表示される。この第1表示部Qaでは、3種類の表示態様のうち、「白」が通常表示態様、「青」が第1特定表示態様、「赤」が第2特定表示態様となっている。
第2表示部Qbは、例えば第1表示部Qaよりも小さい円形に形成されており、図12に示すように複数種類、例えば「ゾウ」、「ライオン」、「キリン」の3種類のキャラクタ(複数種類の表示態様の一例)の何れかが表示される。この第2表示部Qbでは、3種類の表示態様のうち、「ゾウ」が通常表示態様、「ライオン」が第1特定表示態様、「キリン」が第2特定表示態様となっている。
このように、第1表示部Qaと第2表示部Qbの表示態様が夫々3種類設けられているため、保留表示画像Q1〜及び変動中保留画像Q0は夫々図13に示す9種類の表示態様の何れかで表示可能である。なお、例えば先読み禁止(保留増加コマンド“B*00”)の場合には、第1,第2表示部Qa,Qbを共に通常表示態様で表示する。
本実施形態の先読み保留変化演出に関する抽選では、まず図13に示す最終表示態様選択テーブルに基づいて、新たに保留記憶された特別乱数情報に対応する保留表示画像に関する最終の表示態様(例えばその特別乱数情報が図柄変動に供される時点での表示態様)を全9種類の中から選択する。
図13に示す最終表示態様選択テーブルでは、保留表示画像の9種類の最終表示態様の選択率が、先読み判定結果が大当たりの場合と外れの場合とに分けて設定されている。もちろん、例えば演出図柄Pの変動パターン毎に最終表示態様の選択率を設定してもよい。また図13には、大当たり確率(大当たり判定乱数値が大当たり判定値と一致する確率)を1/300とした場合の、保留表示画像の9種類の最終表示態様毎に大当たり(所定事象)の出現可能性(以下、大当たり信頼度という)を示している。
この図13に示す最終表示態様選択テーブルによれば、第2表示部Qbの最終表示態様が同じであれば、第1表示部Qaの最終表示態様が通常表示態様の場合よりも第1特定表示態様の場合の方が、また第1特定表示態様の場合よりも第2特定表示態様の場合の方が大当たり信頼度が高くなっており、第1表示部Qaの最終表示態様が同じであれば、第2表示部Qbの最終表示態様が通常表示態様の場合よりも第1特定表示態様の場合の方が、また第1特定表示態様の場合よりも第2特定表示態様の場合の方が大当たり信頼度が高くなっている。なお、第1,第2表示部Qa,Qbの最終表示態様が共に第2特定表示態様となるのは大当たりの場合に限られるため、この場合の大当たり信頼度は100%である。即ち、保留表示画像の第1,第2表示部Qa,Qbが共に第2特定表示態様となった場合には、その保留表示画像に対応する図柄変動では必ず大当たり態様となる。
更に図13に示す最終表示態様選択テーブルによれば、図14に示すように、第1表示部Qaの最終表示態様が通常表示態様、第1特定表示態様、第2特定表示態様の場合の大当たり信頼度は夫々0.18%,0.46%,0.65%となっており、第1表示部Qaの最終表示態様が通常表示態様の場合よりも第1特定表示態様の場合の方が、また第1特定表示態様の場合よりも第2特定表示態様の場合の方が大当たり信頼度が高くなっている。また、第1表示部Qaの最終表示態様が第1,第2特定表示態様の何れかの場合の大当たり信頼度は0.53%であり、第1表示部Qaの最終表示態様が通常表示態様の場合よりも第1,第2特定表示態様の何れかの場合の方が大当たり信頼度が高くなっている。
同様に、第2表示部Qbの最終表示態様が通常表示態様、第1特定表示態様、第2特定表示態様の場合の大当たり信頼度は夫々0.10%,0.58%,3.35%となっており、第2表示部Qbの最終表示態様が通常表示態様の場合よりも第1特定表示態様の場合の方が、また第1特定表示態様の場合よりも第2特定表示態様の場合の方が大当たり信頼度が高くなっている。また、第2表示部Qbの最終表示態様が第1,第2特定表示態様の何れかの場合の大当たり信頼度は1.03%であり、第2表示部Qbの最終表示態様が通常表示態様の場合よりも第1,第2特定表示態様の何れかの場合の方が大当たり信頼度が高くなっている。
更に、第1表示部Qaと第2表示部Qbの最終表示態様が共に特定表示態様の場合の大当たり信頼度は1.25%であるのに対し、第1表示部Qaと第2表示部Qbの少なくとも一方の最終表示態様が通常表示態様の場合の大当たり信頼度は0.18%であり、前者の方が大当たり信頼度が高くなっている。また、第1表示部Qaと第2表示部Qbの何れか一方の最終表示態様のみが特定表示態様の場合の大当たり信頼度は0.34%であり、第1表示部Qaと第2表示部Qbの最終表示態様が共に特定表示態様の場合の方が大当たり信頼度が高くなっている。また、第1表示部Qaの最終表示態様のみが特定表示態様の場合の大当たり信頼度は0.18%であるのに対し、第2表示部Qbの最終表示態様のみが特定表示態様の場合の大当たり信頼度は0.75%であり、後者の方が大当たり信頼度が高くなっている。
図13に示す最終表示態様選択テーブルに基づく最終表示態様の選択が行われると、続いて図15,図16に示す変化タイミング選択テーブルに基づいて、第1,第2表示部Qa,Qbが夫々特定表示態様に変化するタイミングを選択する。もちろん、第1,第2表示部Qa,Qbの最終表示態様が共に通常表示態様の場合には、この変化タイミングの選択は行われない。なお本実施形態では、最終表示態様が第1,第2特定表示態様の何れの場合であっても変化タイミングは1回であり、例えば通常表示態様から第1特定表示態様を経て第2特定表示態様に変化するような場合はないものとする。
また本実施形態では、第1,第2表示部Qa,Qbの表示態様の変化タイミングとして、保留表示画像の表示期間(即ち対応する特別乱数情報が保留記憶されてから図柄変動に供されるまでの期間)における序盤、中盤、終盤に対応してA,B,Cの3種類設けている。
変化タイミングAは、例えば保留表示画像が新たに表示される時点に設定されている。従ってこの場合には、保留表示画像の表示開始当初から最終表示態様である第1,第2特定表示態様の何れかで表示され、通常表示態様は経由しない。また変化タイミングCは、例えば保留表示画像Q1での表示中の任意の時点(例えば保留表示画像がQ2からQ1に変化する時点)に設定されている。また変化タイミングBは、変化タイミングAとCの間の任意の時点に設定されている。なお、変化タイミングBについては更に複数の変化タイミングB1,B2等を設けてもよい。
図15は、第1表示部Qaと第2表示部Qbとの何れか一方の最終表示態様のみが特定表示態様の場合の変化タイミング選択テーブルであり、第1表示部Qa又は第2表示部Qbに関する3種類の変化タイミングA,B,Cの選択率が、例えば先読み判定結果が大当たりの場合と外れの場合とに分けて設定されている。この図15に示す変化タイミング選択テーブルによれば、変化タイミングA,B,Cが選択された場合の大当たり信頼度は夫々0.17%,0.37%,0.65%であり、変化タイミングが遅いほど大当たり信頼度が高くなっている。なお、これとは逆に変化タイミングが早いほど大当たり信頼度が高くなるように構成してもよい。
また図16は、第1表示部Qaと第2表示部Qbの最終表示態様が共に特定表示態様の場合の変化タイミング選択テーブルであり、第1表示部Qaの変化タイミングA,B,Cと第2表示部Qbの変化タイミングA,B,Cの計9種類の組み合わせの選択率が、例えば先読み判定結果が大当たりの場合と外れの場合とに分けて設定されている。この図16に示す変化タイミング選択テーブルによれば、図17に示すように、第1表示部Qaと第2表示部Qbの表示態様が同時に変化する場合の大当たり信頼度は0.13%であるのに対し、第1表示部Qaと第2表示部Qbの表示態様が異なるタイミングで変化する場合の大当たり信頼度は0.56%であり、第1表示部Qaと第2表示部Qbの表示態様が同時に変化するよりも異なるタイミングで変化する場合の方が大当たり信頼度が高くなっている。なお、これとは逆に、第1表示部Qaと第2表示部Qbの表示態様が異なるタイミングで変化する場合よりも同時に変化する場合の方が大当たり信頼度が高くなるように構成してもよい。
また、第1表示部Qaと第2表示部Qbの表示態様が異なるタイミングで変化する場合については、第1表示部Qaの表示態様が先に変化する場合の大当たり信頼度は0.34%であるのに対し、第2表示部Qbの表示態様が先に変化する場合の大当たり信頼度は0.84%であり、第2表示部Qbの表示態様が先に変化する場合の方が大当たり信頼度が高くなっている。
先読み保留変化演出抽選手段77aは、先読み保留変化演出に関する抽選後、その抽選結果に対応する先読み保留変化演出シナリオをセットする。
図18は、先読み保留変化演出の具体例を示している。図18の例では、特別保留個数が2個のときに特別図柄始動手段19が遊技球を検出し、その新たな保留記憶に対する先読み保留変化演出の抽選において、第1表示部Qaを第1特定表示態様、第2表示部Qbを第2特定表示態様とする保留表示画像の最終表示態様が選択され、更に第1,第2表示部Qa,Qbの変化タイミングとしてA・Cが選択されたものとする。また、その保留記憶(図18の説明では特定保留記憶という)が図柄変動に供されるまで、新たな保留記憶は行われないものとして説明する。
特別図柄始動手段19が遊技球を検出して特別保留個数が例えば2個から3個に増加し、主制御基板41から保留増加コマンドを受信すると、先読み保留変化演出抽選手段77aによって先読み保留変化演出に関する抽選を行うと共に、保留表示画像Q3を待ち行列の最後尾(ここでは左端側)に1個追加表示する(図18(a)→(b))。ここで、先読み保留変化演出の抽選において第1,第2表示部Qa,Qbの変化タイミングとしてA・Cが選択されているため、新たな保留表示画像Q3は、第1表示部Qaが第1特定表示態様、第2表示部Qbが通常表示態様の状態で表示される(図18(b))。即ち、第1表示部Qaについては、保留表示画像の表示開始時点(変化タイミングA)から第1特定表示態様で表示される。なお、変化タイミングが表示開始時点であっても、一旦通常表示態様で表示した後に特定表示態様に変化させてもよい。
その後、演出図柄Pの変動が終了して新たな変動が開始する毎に、保留表示画像Q1〜Q3は1個ずつ待ち行列の前側(右側)にシフトするが(図18(c)→(d),(e)→(f))、特定保留記憶に対応する保留表示画像がQ2からQ1にシフトしたとき(変化タイミングC)、保留表示画像Q1を覆い隠すように例えば煙状のエフェクト画像78が一時的に表示され、その間に保留表示画像Q1の第2表示部Qbが通常表示態様から第2特定表示態様に変化する(図18(f)→(g)→(h))。このように、保留表示画像の表示態様が変化する際に、エフェクト画像78等により保留表示画像を一時的に隠蔽する隠蔽演出を実行することにより、保留表示画像の表示態様の変化を遊技者に印象付けることができる。
特定保留記憶に対応する保留表示画像がQ1の状態で演出図柄Pの変動が終了すると、保留表示画像Q1が変動中保留画像Q0に移行すると共に特定保留記憶に対応する図柄変動が開始される(図18(i)→(j))。
続いて、図柄変動演出制御手段76等によりセットされたシナリオに基づく演出実行手段73による演出図柄Pの制御処理について説明する。
画像表示手段22への画像表示に関するシナリオは、左、右、中の各演出図柄P、背景画像、予告画像等の各画像毎に、図19(a),(b)に示すような情報(ここではキャラクタ情報)を有している。このキャラクタ情報は、画像表示手段22に表示する画像を指定するためのもので、図19(a),(b)に示すように例えば各2バイトの第1〜第3情報よりなる計6バイトのデータで構成されている。
本実施形態では、キャラクタ情報による画像の指定方法は、その画像に応じて2種類存在する。即ち、例えば背景画像のように予め定められた特定の画像を表示する場合(以下、非図柄制御という)には、キャラクタ情報の少なくとも一部、例えば上位4バイトに対応する第1,第2情報がそのままキャラクタ番号となるが、例えば演出図柄Pのように状況(抽選結果等)に応じて異なる画像を表示する場合(以下、図柄制御という)には、例えば第1〜第3情報に基づいて、後述する手順に従ってキャラクタ番号を指定するようになっている。
なお、各キャラクタ情報が非図柄制御/図柄制御の何れに対応するかについては、例えばキャラクタ情報の一部に設けたフラグにより判断するようにしてもよい。本実施形態では、第3情報の下位12ビット(図19(a),(b)では“PPP”で示す)が非図柄制御と図柄制御とを判定するフラグとなっており、そのフラグの値が0であれば非図柄制御、0でなければ図柄制御であると判定する。
以下、演出図柄Pの変動表示を例に、図柄制御時におけるキャラクタ番号の指定手順について説明する。図19(b)に示すように、図柄制御の場合のキャラクタ情報は、第1情報が図柄番号xを、第2情報がリール番号yを、第3情報が図柄パターンzを夫々示している。
図柄番号(第1数値情報)xは、例えば1〜8の何れかの値に設定され、夫々演出図柄P1〜P8(即ち数字部Paが「1」〜「8」の演出図柄)に対応している。リール番号yは、例えば1〜3の何れかの値に設定され、夫々左、中、右の演出図柄Pに対応している。図柄パターンzは、例えば0〜の何れかの値に設定され、演出図柄Pの変動状態(正面停止、正面揺れ等)に対応している。
図柄制御時にキャラクタ番号を指定する際には、図20に示す5種類の処理を実行可能であるが、それら5種類全ての処理を常に実行する必要はない。即ちそれら5種類の処理のうち、第3番目の図柄算出処理と第4番目の描画処理とが必須であり、第1番目の図柄差替え処理、第2番目の図柄In処理、第5番目の図柄Out処理については必要に応じて実行すればよい。図柄差替え処理、図柄In処理、図柄Out処理を夫々実行するか否かは例えば制御フラグにより設定可能である。
第3番目の図柄算出処理(特定数値情報算出処理)では、図20に示すように、第1情報より得られる図柄番号xにオフセット情報である変数(y)を加算することにより、実際に画面に表示する演出図柄Pの図柄番号である現表示図柄番号(y)(特定数値情報)を算出する。従って、例えば変数(y)が0であれば、現表示図柄番号(y)はシナリオの図柄番号xと同じ値になり、変数(y)が0以外の値であれば、現表示図柄番号(y)はシナリオの図柄番号xと異なる値になる。
そして第4番目の描画処理では、図21に示すようなキャラクタ番号テーブルと、第3情報より得られる図柄パターンzと、図柄算出処理で得られる現表示図柄番号(y)とに基づいてキャラクタ番号を選択し、そのキャラクタ番号に対応する画像を画像データ記憶手段75から取得して画像表示手段22に描画する。
このように、シナリオ上の図柄番号xに対するオフセット情報である変数(y)を用いることにより、特定の図柄番号を用いた所定のシナリオを用意すれば、そのシナリオに対して図柄番号をシフトした複数の演出を実行可能である。
図柄算出処理で用いる変数(y)は、その前の図柄In処理(オフセット情報更新処理)で更新する。即ち図柄In処理では、図20に示すように、第1情報より得られる図柄番号xと表示図柄番号(y)(第2数値情報)との差分を求め、この値で変数(y)を更新する。ここで表示図柄番号(y)は、画面に表示させたい演出図柄Pの図柄番号であって、図20に示すように第1番目の図柄差替え処理で設定する。例えば演出図柄P7を表示する場合には、表示図柄番号(y)を7に設定する。
この図柄差替え処理(第2数値情報設定処理)は、例えば図22における演出Aの開始時のように画面に表示させたい図柄を新たに設定する場合には必ず実行するが、例えば図22における演出Aから演出Bへの移行時のように、シナリオが切り替わっても画面に表示させたい図柄が変化しない場合(例えば表示図柄(y)=7のまま変化しない場合)には実行する必要はない。
また、例えばシナリオ上の図柄番号xが1→2→3→4と変化し、それに対応して画面上の演出図柄を「4」→「5」→「6」→「7」のように変化させるような場合、即ちシナリオ上の図柄番号xが変化してもオフセット情報である変数(y)が変化しない場合には、図柄In処理を一度実行すれば、変数(y)を変更する必要が生じるまで図柄In処理を実行する必要はない。
また、図柄差替え処理の実行後には図柄In処理を必ず実行する必要があるが、例えば次のような場合には、図柄差替え処理を実行することなく図柄In処理を実行可能である。即ち図22に示すように、図柄番号x=7に設定された演出Aのシナリオから図柄番号x=1に設定された演出Bのシナリオに移行する場合であって、演出Aから演出Bにかけて画面上の演出図柄を例えば「7」のまま変化させたくない場合(表示図柄番号(y)を7のまま変化させたくない場合)、演出A中は変数(y)=0のまま維持し、演出Aから演出Bに移行するときに、図柄In処理を実行して変数(y)を6に更新すればよい。このように、シナリオ上の図柄番号xに対するオフセット情報である変数(y)を導入し、必要に応じて図柄In処理によりこの変数(y)を更新することにより、任意の図柄番号xで作成されたシナリオを自由に組み合わせて使用することが可能である。
また、例えば図23に示すように図柄番号xの値が1→2→3→4→…と順次変化するシナリオCの場合、そのシナリオCの開始時に図柄差替え処理を実行して表示図柄番号(y)=1に設定すると共に図柄In処理を実行して変数(y)=0とした後、図柄算出処理と描画処理とを繰り返し実行すると、現表示図柄番号(y)の値は図柄番号xの変化に対応して1→2→3→4→…のように変化する。このように、図柄差替え処理を実行することなく図柄算出処理と描画処理とを実行する場合には、実際に画面に表示される図柄の図柄番号である現表示図柄番号(y)と、内部的な値である表示図柄番号(y)とが一致しなくなる場合がある。このように現表示図柄番号(y)と表示図柄番号(y)とが一致しなくても、このシナリオのみを実行する場合には特に問題は生じないが、例えばこのシナリオの途中で他のシナリオに分岐するような場合には、そのままでは表示上の不都合が生じる可能性がある。
即ち、図23に示すようにシナリオCの途中、例えばx=2或いはx=3のときにシナリオDに分岐する場合、そのシナリオDの図柄番号xの値が例えば7であれば、シナリオDへの移行時に実行される図柄In処理では、表示図柄番号(y)=1を引き継いで変数(y)=−6となり、図柄算出処理で現表示図柄番号(y)=1となる。従って、シナリオCからシナリオDに移行する段階で、画面に表示される図柄は「2」又は「3」から「1」に変化し、演出の連続性を担保することができない。
そこで本実施形態では、このような不都合を解消するべく、例えば描画処理の後に、表示図柄番号(y)を現表示図柄番号(y)で上書きする図柄Out処理(第2数値情報更新処理)を実行可能となっている(図20)。この図柄Out処理により、実際に画面に表示される演出図柄Pの図柄番号である現表示図柄番号(y)と、内部的な値である表示図柄番号(y)とを一致させることができ、図23に示すような不都合を解消しうる。
即ち図24に示すように、シナリオCにおいて例えば図柄番号xが変化する毎に図柄Out処理を実行すれば、現表示図柄番号(y)と表示図柄番号(y)とが常に一致する。従って、例えばシナリオCにおける図柄番号x=2のときにシナリオDに分岐する場合、そのシナリオDの図柄番号xの値が例えば7であれば、シナリオDへの移行時に実行される図柄In処理では、表示図柄番号(y)=2を引き継いで変数(y)=−5となり、図柄算出処理で現表示図柄番号(y)=2となる。従って、シナリオCからシナリオDに移行する段階で、画面に表示される図柄は「2」のまま変化しない。同様に、例えばシナリオCにおける図柄番号x=3のときにシナリオDに分岐する場合、シナリオDへの移行時に実行される図柄In処理では、表示図柄番号(y)=3を引き継いで変数(y)=−4となり、図柄算出処理で現表示図柄番号(y)=3となる。従って、シナリオCからシナリオDに移行する段階で、画面に表示される図柄は「3」のまま変化しない。
このように、図柄Out処理を実行することにより、例えば図柄変動中(図24のシナリオC)の複数のタイミングで共通の演出(図24のシナリオD)に分岐するような場合に、その複数のタイミング毎に専用のシナリオを用意する必要がなく、シナリオを共通化できるという利点がある。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機では、保留表示画像Q1〜Q4は、第1表示部Qaと第2表示部Qbとを含む複数の表示部Qa,Qbを備え、複数の表示部Qa,Qbは夫々通常表示態様と複数の特定表示態様とを含む複数の表示態様の何れかで表示可能であり、複数の表示部Qa,Qbが夫々複数の表示態様の何れで表示されるかに応じて、対応する乱数情報に関する大当たり信頼度(所定事象の出現可能性)を異ならせているため、保留表示画像を用いて変化に富んだ演出効果の高い予告演出を実行することが可能である。
また本実施形態のパチンコ機では、演出図柄Pの変動における所定のタイミングで、停止又は仮停止している演出図柄Pの少なくとも一部分をアニメーションにより変化させる図柄変化演出を実行可能であり、第1のタイミングで実行される第1図柄変化演出と、第2のタイミングで実行される第2図柄変化演出とで、共通のアニメーションにより演出図柄Pの少なくとも一部分を変化させているため、データ量を抑えつつ図柄変化演出による演出効果を十分に発揮することが可能である。
また、変化態様が異なる複数種類の図柄変化演出の何れかを実行することにより演出図柄Pが大当たり演出態様(特定態様)となるか否かを予告する変動開始時予告演出(特定予告演出)を実行可能であり、その変動開始時予告演出において複数種類の図柄変化演出のうちの第1予告演出が出現した場合よりも第2予告演出が出現した場合の方が大当たり演出態様となる可能性が高く、第2予告演出(第2図柄変化演出)と、演出図柄Pが大当たり演出態様となる場合に実行される大当たり成立時変化演出(第1図柄変化演出)とで演出図柄Pにおける少なくとも特定部分の変化態様を共通とし、また第1予告演出(第2図柄変化演出)と、演出図柄Pがリーチとなる場合に実行するリーチ発生時変化演出(第1図柄変化演出)とで演出図柄Pにおける少なくとも特定部分の変化態様を共通としている。また、演出図柄Pを数字部Paとこれに付随する装飾部Pbとで構成し、装飾部Pbを特定部分としている。
また、数字部Paを構成する画像と装飾部Pbを構成する画像とを重畳することにより演出図柄Pを表示可能とし、第1図柄変化演出と第2図柄変化演出とで、共通のアニメーションにより少なくとも装飾部Pbを変化させている。
また、図柄変化演出において装飾部Pbよりも数字部Paの変化期間を先に終了させることにより、図柄変化演出における変化期間を数字部Paと装飾部Pbとで異ならせているため、演出図柄Pの数字部Paと装飾部Pbの本来の役割を図柄変化演出において十分に発揮させることが可能である。
また、数字部Paを構成する画像と装飾部Pbを構成する画像とを重畳することにより演出図柄Pを表示可能とし、図柄変化演出において数字部Paと装飾部Pbとを個別のアニメーションにより変化させている。
また、画像データを指定するシナリオ情報に基づいて画像を表示可能であり、現表示図柄番号(特定数値情報)に対応する画像データによる描画処理を実行可能であり、シナリオ情報は図柄番号(第1数値情報)を含み、描画処理の前に、図柄番号と変数(オフセット情報)とに基づいて現表示図柄番号を算出する図柄算出処理(特定数値情報算出処理)を実行可能であるため、特定の図柄番号を用いた所定のシナリオ情報を用意すれば、そのシナリオ情報に対して図柄番号をシフトした複数の演出を実行可能であり、シナリオ情報のデータ量を抑えつつ従来と同様の図柄制御を行うことが可能である。
また、図柄算出処理の前に、変数(オフセット情報)を更新する図柄In処理(オフセット情報更新処理)を実行可能となっている。この図柄In処理では、図柄番号と表示図柄番号(第2数値情報)との差分により変数(オフセット情報)を更新するようになっている。また、図柄In処理の前に、表示図柄番号を設定する図柄差替え処理(第2数値情報設定処理)を実行可能となっている。更に、表示図柄番号を、図柄算出処理で算出された現表示図柄番号で上書きする図柄Out処理(第2数値情報更新処理)を実行可能となっている。
図25は本発明の第2の実施形態を例示し、第1の実施形態における最終表示態様選択テーブル(図13)を一部変更した例を示している。
図25に示す本実施形態の最終表示態様選択テーブルでは、第1表示部Qaと第2表示部Qbのうちの第2表示部Qbの最終表示態様のみが特定表示態様である場合の選択率を0/101としている。この最終表示態様選択テーブル(図25)によれば、第1表示部Qaの最終表示態様が特定表示態様の場合の第2表示部Qbの最終表示態様は通常表示態様の場合もあれば特定表示態様の場合もあるが、第2表示部Qbの最終表示態様が特定表示態様の場合の第1表示部Qaの最終表示態様は必ず特定表示態様となる。
これにより本実施形態では、第2表示部Qbが第1表示部Qaよりも先に通常表示態様から特定表示態様に変化した場合には第1表示部Qaもその後に通常表示態様から特定表示態様に変化するが、第1表示部Qaが第2表示部Qbよりも先に通常表示態様から特定表示態様に変化した場合には第2表示部Qbはその後に通常表示態様から特定表示態様に変化する場合としない場合とがある。
図26は本発明の第3の実施形態を例示し、第1の実施形態を一部変更して、保留表示画像Q1〜の表示態様を変化させる際に実行する隠蔽演出として、保留表示画像Q1〜を一時的に画面から消去するように構成した例を示している。図26の例では、保留表示画像Q1の第2表示部Qbが通常表示態様から第2特定表示態様に変化する際に、変化前の保留表示画像Q1が例えば一端側(上端側)から他端側(下端側)に向けて徐々に消去され(図26(a)→(b))、画面上から完全に消去された後(図26(c))、保留表示画像Q1が変化後の表示態様で例えば一端側(下端側)から他端側(上端側)に向けて徐々に再表示されるようになっている(図26(d)→(e))。
このように、保留表示画像Q1〜の表示態様を変化させる際の隠蔽演出は、保留表示画像の前側に他の画像を重ねて表示することによる隠蔽に限らず、保留表示画像Q1〜自体を画面から一時的に消去するものであってもよい。
図27は本発明の第4の実施形態を例示し、第1の実施形態を一部変更して、保留表示画像Q1〜の第1表示部Qaと第2表示部Qbとを互いに重ならないように配置した例を示している。図27の例では、第1表示部Qaが固定の半円状に、第2表示部Qbが可変の扇形に形成されており、図27(a),(b)に示すように、大当たり信頼度等に応じて、第1表示部Qaは例えば表示色が変化し、第2表示部Qbは例えば形状(扇形の内角)が変化するようになっている。
このように、保留表示画像を構成する複数の表示部を互いに重ならないように配置してもよい。
図28及び図29は本発明の第5の実施形態を例示し、第1の実施形態を一部変更して、数字部Paと装飾部Pbとを備えた第1図柄画像81と、第1図柄画像81よりも高い優先順位に設定され且つ数字部Paを構成する第2図柄画像82とを異なるレイヤ上に構成すると共にそれらを重畳することにより演出図柄Pを表示可能とした例を示している。
図28に示すように、第1図柄画像81側の数字部Paと、第2図柄画像82側の数字部Paとは互いに対応しており、後者が前者の前側に重なるように表示される。また、例えば第2図柄画像82には、数字部Paに対応するエフェクト画像Pcが設けられている。このエフェクト画像Pcは、第1図柄画像81側の数字部Paを略覆う大きさに形成されており、第1図柄画像81側の数字部Paの前側で且つ第2図柄画像82側の数字部Paの後側に表示される。第2図柄画像82を第1図柄画像81に重畳することにより、図29に示すように、第1図柄画像81側の数字部Paを第2図柄画像82側の数字部Paに差し替えた状態の演出図柄Pを表示することが可能である。
本実施形態では、リーチ発生時変化演出と第1図柄変化演出(図7参照)のように装飾部Pbの変化態様は共通で数字部Paの変化態様が異なる図柄変化演出については、一方の図柄変化演出(例えば数字部Paが変化しない第1図柄変化演出)では第1,第2図柄画像81,82のうちの第1図柄画像81のみを用いて演出図柄Pを表示し、他方(例えば数字部Paが変化するリーチ発生時変化演出)では第1図柄画像81に第2図柄画像82を重畳することにより演出図柄Pを表示するようになっている。これにより、両図柄変化演出で第1図柄画像81を共通化でき、データ量を抑制できる。
なお、第1図柄画像81側の数字部Paが第2図柄画像82側の数字部Paの後側に完全に隠れてしまう場合にはエフェクト画像Pcを表示しなくてもよい。また、第2図柄画像82側の数字部Paとエフェクト画像Pcとを、数字部Paの方がエフェクト画像Pcよりも高い優先順位となるように異なるレイヤ上に構成してもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では保留表示画像Q1〜Q4及び変動中保留画像Q0を夫々2つの表示部で構成した例を示したが、3つ以上の表示部で構成してもよい。例えば第1表示部Qaの表示態様を大当たり信頼度に応じて変化させ、第2表示部Qbの表示態様を確変状態発生の信頼度に応じて変化させるなど、複数の所定事象の出現可能性に応じて複数の表示部の表示態様を変化させてもよい。
実施形態では、第1表示部Qaと第2表示部Qbの変化回数を共に最大1回とした例を示したが、通常表示態様から第1特定表示態様に変化した後、第1特定表示態様から第2特定表示態様に変化する等、表示部の表示態様を複数段階で変化可能としてもよい。またこの場合、変化回数が多いほど大当たり信頼度が高くなる等、変化回数に応じて所定事象の出現可能性を異ならせてもよい。また、特定表示態様は1種類でもよいし3種類以上設けてもよい。
また実施形態では、第1,第2表示部Qa,Qbの表示態様の変化タイミングを予め決定するように構成したが、所定のタイミング、例えば保留が変化する毎に、各表示部の表示態様を変化させるか否かを抽選により決定するように構成してもよい。
表示部について変化可能な表示態様としては、色、模様、形状、大きさ等が考えられる。また、1つの表示部について2種類以上の表示態様を変化可能としてもよい。
図柄変化演出において、数字部変化期間と装飾部変化期間の各開始時期が異なっていてもよい。即ち、例えば数字部変化期間が装飾部変化期間よりも先に開始してもよいし、後に開始してもよい。前者の場合、数字部変化期間と装飾部変化期間とが同じ長さであってもよい。
実施形態では数字部変化期間が装飾部変化期間よりも先に終了する例を示したが、数字部変化期間と装飾部変化期間が略同時に終了する場合があってもよく、また数字部変化期間よりも装飾部変化期間が先に終了する場合があってもよい。
実施形態では、リーチ発生時変化演出と第1図柄変化演出、大当たり成立時変化演出と第2図柄変化演出で夫々装飾部Pbの変化態様を共通としたが、演出図柄P全体、即ち数字部Paと装飾部Pbとを共に共通としてもよい。複数の図柄変化演出で数字部Paと装飾部Pbとのうちの数字部Paのみを共通としてもよい。また、図柄変化演出Xと図柄変化演出Yとで演出図柄Pの一部(例えば装飾部Pb)を共通にし、図柄変化演出Xと図柄変化演出Zとで演出図柄Pの他の一部(例えば数字部Pa)を共通にしてもよい。
複数の通常図型変化演出、例えば変動開始時変化演出と図柄停止時変化演出とで演出図柄Pの少なくとも一部の変化態様を共通にしてもよい。
実施形態では、非図柄制御の場合と図柄制御の場合とに分けて、シナリオのキャラクタ情報に基づいてキャラクタ番号を取得する処理について説明したが、図柄制御の場合の処理は図柄変動以外にもバリエーションの多い演出、例えば台詞予告や保留表示等にも適用可能である。
また、実施形態では基本的な演出図柄の種類として「1」〜「8」の演出図柄を説明したが、それ以外に特殊図柄を使用するようにしてもよい。この特殊図柄は、前述の「1」〜「8」のように図柄変動時に常に使用されるものとは異なり、特定の変動(擬似連変動など)や特定の予告(先読み予告など)を実行するときにのみ使用されるものである。このような特殊図柄のキャラクタや数字を変化させるようにしてもよい。
また、特殊図柄としては、数字部がなくキャラクタのみで形成されるものを用いても良い。例えば、擬似連の発生を示唆するための特殊図柄として「擬似連」等の文字がデザイン化されたものを使用してもよいし、操作手段の操作の発生を示唆するための特殊図柄として、操作手段を模した「ボタン画像」がデザイン化されたものを使用してもよい。また、特定のリーチに発展することを示唆する特殊図柄として、「リーチ発展」等の文字がデザイン化されたものを使用するようにしてもよい。そして、これらの特殊図柄に関して、装飾部(各デザイン部)を変化させる装飾部変化期間を設けるようにしてもよい。
リーチ発生時変化演出中等において、数字部変化期間や装飾部変化期間を複数期間設けるようにしてもよい。すなわち、第1数字部変化期間にて数字部を変化させた後、所定時間経過後に、第2数字部変化期間を設けることで、再度数字部を変化させるようにしてもよい。装飾部変化期間においても同様の構成としてもよい。また、数字部変化期間と装飾部変化期間のいずれか一方または両方に関して、複数の変化期間を設けるようにしてもよい。
通常図柄変化演出として、図7に各演出図柄の変化態様を示したが、変化態様はこれらに限定されず、例えば各演出図柄毎に変動開始時や図柄停止時など各タイミングでの変化態様を異ならせるようにしてもよい。例えば、奇数図柄(1,3,5,7)と偶数図柄(2,4,6,8)とで、変化態様を異ならせるようにしてもよい。また、演出図柄毎に共通したキャラクタを用いる場合には、共通するキャラクタ間では変化態様を同態様として、それ以外のキャラクタ間では変化態様を別態様とするようにしてもよい。また、変動開始時予告演出においても同様の構成とするようにしてもよい。
各演出図柄毎や各リール毎に数字部変化期間や装飾部変化期間の実行期間の長さを異ならせるようにしてもよい。例えば、奇数図柄(1,3,5,7)と偶数図柄(2,4,6,8)とで、実行期間の長さを異ならせるようにしてもよい。また、各演出図柄毎に実行期間の長さを異ならせるようにしてもよいし、特定の演出図柄間で実行期間の長さを異ならせるようにしてもよい。
変動中の図柄遊技の当選期待度に応じて、通常図柄変化演出や変動開始時予告演出の内容を変化させてもよい。例えば、変動中の図柄遊技が外れリーチ変動の場合には、リーチ発生時のキャラクタの変化態様としては身体を振った後お辞儀をする変化態様が実行されるが、変動中の図柄遊技が当たりリーチ変動であった場合には、リーチ発生時のキャラクタの変化態様を外れ時の変化態様と異ならせるようにしてもよい。更には、当たり時の方が遊技者に対してインパクトがある変化態様であることが望ましく、キャラクタが著しく変化するような態様としてもよい。
通常図柄変化演出として、大当り成立時の変化態様を示したが、例えば当たり変動のリーチ演出後に図柄が「777」で表示された際に実行される変化態様であってもよいし、当たり変動のリーチ演出後に図柄が「222」で表示された後、図柄が再変動して「777」に変化した際に実行される変化態様であってもよい。
通常図柄変化演出と変動開始時予告演出の間でキャラクタの変化態様を共通としたが、これに限らず、通常図柄変化演出の各変化時(例えば変動開始と変動停止等)でキャラクタや数字部の変化態様を共通とするようにしてもよい。
演出図柄のキャラクタ(装飾部)や数字部の変化に関しては、直接的にキャラクタ画像や数字画像を変化させるものであってもよいし、キャラクタ画像や数字画像に重ねるように所定のエフェクト画像を表示することで変化させるものであってもよい。
各リールの演出図柄毎に異なる変化態様でキャラクタや数字を変化させるようにしてもよい。また演出図柄の装飾部に対して前側に重畳する関係で数字部を表示するようにしたが、逆の表示関係としてもよい。
左右図柄が仮停止したリーチ形成時には、真ん中の図柄が画面の上から下に向かって順に送られるように表示されることになるが(例:図8(f))、この際に「1」から順に送られる図柄のキャラクタや数字を変化させるようにしてもよい。実施形態を基に説明すると、まず真ん中の図柄「1」が画面の真ん中辺りの所定位置に達した際に変化態様で表示され、次に送られてくる「2」が所定位置に達した際に変化態様で表示されるといった流れである。また、リーチ発生時変化演出を、真ん中の図柄が画面の上から下に向かって順に送られるように表示される期間(例:図8(f))中も実行するようにしてもよい。
リーチ発生時変化演出として、数字部変化期間よりも装飾部変化期間を長くするようにしたが、この際の変化態様としては以下の様な態様が考えられる。例えば、数字部変化期間と装飾部変化期間が重なる第1期間においては、装飾部は所定の変化態様で表示されているが、その後の数字部変化期間と装飾部変化期間が重ならない第2期間(数字部変化期間の終了後)については、装飾部は同様の変化態様を繰り返す構成としてもよい。このように、第1期間と第2期間とで装飾部の変化態様を異ならせるようにしてもよい。また、数字部変化期間を装飾部変化期間よりも長く設定した場合においても、同様の構成としてもよい。
また、リーチ発生時にはリーチ発生時の通常図柄変化演出が実行されるため、第2期間はリーチ発生時のタイミングとともに終了することとなる。この際、変動の内容によって第2期間の長さを異ならせるようにしてもよい。すなわち、現在の変動が当たり変動の場合よりもハズレ変動の方が第2期間を長くしてもよいし、逆に短くしてもよい。また、リーチ形成時に、左リールの図柄と右リールの図柄が左→右の順で停止してリーチ状態を形成した場合よりも、左リールと右リールの図柄が同時に停止してリーチ状態を形成した場合の方が第2期間を長くしてもよいし、逆に短くしてもよい。このように、所定の条件により第2期間の長さを異ならせるようにしてもよい。
通常図柄変化演出や変動開始時予告演出により図柄を変化させる場合には、各リール(左・中・右)を順番に変化させるようにしてもよいし、同時に変化させるようにしてもよい。
図28,図29の変更形態として、装飾部にエフェクト画像Pcを加えた画像を重畳して表示させるようにしてもよい。
通常遊技状態(非確変/電サポ無状態)と特定遊技状態(非確変/電サポあり、確変/電サポ有、確変/電サポ有)とで、演出図柄の構成を変更するようにしてもよい。例えば、通常遊技状態ではキャラクタと数字部で形成された演出図柄を使用し、特定遊技状態では数字部のみで形成された演出図柄を使用するようにしてもよい。また、特図1(ヘソ)と特図2(電チュー)とで、構成の異なる演出図柄を使用するようにしてもよい。
特定遊技状態(非確変/電サポあり、確変/電サポ有、確変/電サポ有)で使用する演出図柄が数字部のみで構成されている場合の形態としては、以下の様なものが考えられる。例えば、キャラクタ部と数字部を別個に設けるのではなく、数字部を形成する一部をキャラクタ部として扱うことで、数字部の一部(キャラクタ部に相当)を変化させたり、数字部自体を変化させたりして、見た目上は数字部のみで形成された演出図柄であっても、種々の変化態様により表示を行うことが可能となる。
通常遊技状態(非確変/電サポ無状態)と特定遊技状態(非確変/電サポあり、確変/電サポ有、確変/電サポ有)とで、キャラクタや数字部の種類を変更するようにしてもよい。このように種類を変更した場合には、通常遊技状態と特定遊技状態とで、通常図柄変化演出や変動開始時予告演出の変化態様を共通としてもよいし、異なる変化態様としてもよい。また、特図1(ヘソ)と特図2(電チュー)とで、キャラクタや数字部の種類を変更するようにしてもよい。
通常遊技状態(非確変/電サポ無状態)と特定遊技状態(非確変/電サポあり、確変/電サポ有、確変/電サポ有)とで、通常図柄変化演出や変動開始時予告演出の変化態様の変化期間を異ならせるようにしてもよい。例えば、通常遊技状態の方が特定遊技状態よりも変化期間が長くしてもよいし、短くしてもよい。また、特図1(ヘソ)と特図2(電チュー)とで、通常図柄変化演出や変動開始時予告演出の変化態様の変化期間を異ならせるようにしてもよい。
演出図柄のキャラクタや数字部の態様を遊技者が任意に変更できるようにしてもよい。例えば、非遊技状態中に操作可能なメニュー画面において、予め定められた演出図柄の種類(「1」〜「8」を1セットとした演出図柄PA、演出図柄PB又は演出図柄PC)を遊技者が自由に選択できるようにしてもよい。また、演出図柄自体を直接的に選択するものに限らず、複数の遊技モード(例えば先読みが一切発生しない先読みなしモード、プレミア予告の発生確率がUPするプレミアUPモード、普段よりも種々の予告の発生確率がUPする多予告モード)を選択できる場合に、選択したモードによって異なる演出図柄を使用するようにしてもよい。このように遊技者が選択した内容によって演出図柄が異なる場合においても、キャラクタや数字部の種類を変更するようにしてもよいし、通常図柄変化演出や変動開始時予告演出の変化態様の変化期間を異ならせるようにしてもよい。
擬似連の回数に応じて、演出図柄のキャラクタや数字部を変化させるようにしてもよい。例えば、擬似連1回目に仮停止した演出図柄に対して青色のエフェクト画像を付加し、擬似連2回目に仮停止した場合には緑色のエフェクト画像を付加し、擬似連3回目に仮停止した演出図柄に対して赤色のエフェクト画像を付加するようにしてもよい。そして、各仮停止時において、図柄仮停止時の変化態様が実行する場合には、仮停止の回数によって、変化態様も変化させるようにしてもよい。
図8(a)では図柄がリーチ態様で表示されているが、図柄がリーチ態様を形成するパターンとしては種々のものが考えられる。例えば、最初に左リールの図柄が停止し、次に右リールの図柄が停止することでリーチ態様となる場合や、左リールの図柄と右リールの図柄が同時に停止することでリーチ態様となる場合である。ここで、前者の場合には最初に左リールの図柄が停止した際に、図柄仮停止時の通常図柄変化演出が実行され、次に右リールの図柄が停止した際に、図柄仮停止時の通常図柄変化演出が実行され、その後、リーチ発生時の通常図柄変化演出が実行される流れとなっている。後者の場合には、左リールの図柄と右リールの図柄が同時に停止するので、左右の図柄で同時に図柄仮停止時の通常図柄変化演出が実行され、その後、リーチ発生時の通常図柄変化演出が実行される流れとなっている。
ここで、左リールの図柄と右リールの図柄が同時に停止する場合には、図柄仮停止時の通常図柄変化演出を実行せずに、リーチ発生時の通常図柄変化演出のみを実行するようにしてもよい。また同様に、左リールと右リールと中リールの図柄が同時に当たり態様「777」で停止する場合には、図柄停止時の通常図柄変化演出を実行せずに、大当り成立時の通常図柄変化演出のみを実行するようにしてもよい。また同様に、各リールの図柄が同時に変動開始したり、図柄停止したりすることも考えられるが、このような場合には各図柄で同時に通常図柄変化演出を実行するようにしてもよい。
通常図柄変化演出や変動開始時予告演出は、変化アニメ―ションだけでなくLEDや音(例:キャラクタに対応したセリフなど)によって実行するようにしてもよい。また、リーチ発生時や大当り成立時や大当りとなる期待度の高い変動開始時予告演出時にのみ、LEDや音(例:キャラクタに対応したセリフなど)を付随させるようにしてもよい。また逆に、変動開始時や図柄停止時、図柄仮停止時のみLEDや音(例:キャラクタに対応したセリフなど)を付随させるようにしてもよい。
図柄変化演出を用いる予告演出の実行タイミングは変動開始時に限られない。例えば変動中の所定のタイミングとして、リーチ前変動中やリーチ中、発展リーチ中など種々のタイミングで実行されるようにしてもよい。そのため、前述した全ての変動開始時予告演出の記載については、変動開始時に特に限定されることはない。
シナリオの図柄番号xが変化する毎に図柄OUT処理を実行することで、現表示図柄番号(y)と表示図柄番号(y)とが常に一致するようにしたが、シナリオが移行する1つ前の図柄番号xの変化時にのみOUT処理を行うようにしてもよい。
図19、図20に記載した図柄の制御処理を図柄以外に所定の予告(メッセージ予告や保留表示予告など)の制御処理として汎用するようにしてもよい。
またアニメーションとは、静止画を連続して再生させるような再生方法に限らず、より最適には、所定の動画像を再生することで一連の画像表現を実行するものである。
また本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種弾球遊技機の他、スロットマシン等の弾球遊技機以外の遊技機においても同様に実施することが可能である。
26 特別図柄表示手段(図柄表示手段)
39 第2特別保留個数表示手段(保留表示手段)
63 特別乱数記憶手段(保留記憶手段)
67 特別利益状態発生手段(利益状態発生手段)
Qa 第1表示部
Qb 第2表示部
Q1〜Q4 保留表示画像

Claims (2)

  1. 図柄始動条件が成立した場合に取得される乱数情報に基づいて図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、
    前記乱数情報を前記図柄表示手段による図柄変動に供されるまで所定の上限個数を限度として保留記憶する保留記憶手段と、
    前記乱数情報に含まれる所定乱数値が所定判定値と一致することに基づいて前記図柄表示手段の変動後の停止図柄が予め定められた特定態様となった場合に利益状態を発生させる利益状態発生手段と、
    前記保留記憶手段に記憶されている前記乱数情報に対応する保留表示画像を表示可能な保留表示手段とを備えた
    遊技機において、
    前記保留表示画像は、第1表示部と第2表示部とを含む複数の表示部を備え、
    前記第1表示部は、第1通常表示態様と一又は複数の第1特定表示態様とを含む複数の表示態様の何れかで表示可能であり、
    前記第2表示部は、第2通常表示態様と一又は複数の第2特定表示態様とを含む複数の表示態様の何れかで表示可能であり、
    前記第1表示部が前記第1通常表示態様から前記第1特定表示態様に変化し、前記第2表示部が前記第2通常表示態様から前記第2特定表示態様に変化する場合に、前記第1表示部が前記第2表示部より先に変化する場合と、前記第2表示部が前記第1表示部より先に変化する場合とで、対応する前記乱数情報に関する所定事象の出現可能性を異ならせた
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 図柄始動条件が成立した場合に取得される乱数情報に基づいて図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、
    前記乱数情報を前記図柄表示手段による図柄変動に供されるまで所定の上限個数を限度として保留記憶する保留記憶手段と、
    前記乱数情報に含まれる所定乱数値が所定判定値と一致することに基づいて前記図柄表示手段の変動後の停止図柄が予め定められた特定態様となった場合に利益状態を発生させる利益状態発生手段と、
    前記保留記憶手段に記憶されている前記乱数情報に対応する保留表示画像を表示可能な保留表示手段とを備えた
    遊技機において、
    前記保留表示画像は、第1表示部と第2表示部とを含む複数の表示部を備え、
    前記第1表示部は、第1通常表示態様と一又は複数の第1特定表示態様とを含む複数の表示態様の何れかで表示可能であり、
    前記第2表示部は、第2通常表示態様と一又は複数の第2特定表示態様とを含む複数の表示態様の何れかで表示可能であり、
    前記第1表示部が前記第1通常表示態様から前記第1特定表示態様に変化するよりも先に前記第2表示部が前記第2通常表示態様から前記第2特定表示態様に変化した場合には前記第1表示部はその後に前記第1通常表示態様から前記第1特定表示態様に変化するが、前記第2表示部が前記第2通常表示態様から前記第2特定表示態様に変化するよりも先に前記第1表示部が前記第1通常表示態様から前記第1特定表示態様に変化した場合には前記第2表示部はその後に前記第2通常表示態様から前記第2特定表示態様に変化する場合としない場合とがある
    ことを特徴とする遊技機。
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