JP6580026B2 - 搬送装置及び搬送制御方法 - Google Patents

搬送装置及び搬送制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6580026B2
JP6580026B2 JP2016243202A JP2016243202A JP6580026B2 JP 6580026 B2 JP6580026 B2 JP 6580026B2 JP 2016243202 A JP2016243202 A JP 2016243202A JP 2016243202 A JP2016243202 A JP 2016243202A JP 6580026 B2 JP6580026 B2 JP 6580026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
contact
contact bodies
article
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016243202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018095447A (ja
Inventor
高田 幸雄
幸雄 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2016243202A priority Critical patent/JP6580026B2/ja
Publication of JP2018095447A publication Critical patent/JP2018095447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6580026B2 publication Critical patent/JP6580026B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、コンベアにより搬送される容器、その他の物品の搬送と停止を制御する搬送装置及び搬送制御方法に関する。
一般に、缶などの容器をコンベアにより搬送する搬送装置においては、下流側の工程の状態により搬送の停止が必要なことがある。例えば、缶に製品液を充填する充填装置の上流側に接続される搬送装置は、充填作業を中断するときに、充填装置へ向けた缶の搬送を停止する。
搬送を停止するのに、特許文献1は、搬送中の容器の転倒を防止するために、容器の胴部を容器の幅方向から支えるガイドの間隔を部分的に狭くして、容器を挟むことを提案している。
特開2015−013720号公報
しかし、ガイドの一部分であるストッパが物品を挟む力が不足すると物品を停止させることができず、逆にストッパが容器を挟む力が強すぎると容器を押しつぶしてしまうので、ストッパが容器を挟み込む力を調整するのが難しい。
以上より、本発明は、ストッパが物品を挟み込む力の調整が容易であるとともに、物品を押しつぶすことなく、物品の搬送を停止できる搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の搬送装置は、物品を上流から下流に向けた搬送経路に沿って搬送するコンベアと、コンベアにおいて搬送経路に直交する幅方向の両側に設けられる一対のガイドと、一対のガイドの一方又は双方に設けられ、物品が下流に向けて搬送されるのを止める停止機構と、を備える。
停止機構は、搬送される物品に対して位置が固定される固定部と、固定部よりも搬送経路に対して離れた位置である待機位置と、固定部よりも搬送経路に対して近付いた位置である停止位置と、を進退移動する可動部と、を備え、固定部と可動部は、鉛直方向に並んで配置される。
本発明の搬送装置は、可動部において物品と接する第一当接体の摩擦係数が、固定部において物品と接する第二当接体の摩擦係数よりも大きく、可動部が、複数の第一当接体を備え、固定部が、複数の第二当接体を備え、複数の第一当接体と複数の第二当接体は、鉛直方向に並んで配置されていることを特徴とする。
本発明の搬送装置は、可動部が、複数の第一当接体を備え、固定部が、複数の第二当接体を備え、複数の第一当接体と複数の第二当接体は、鉛直方向に並んで配置されている
本発明の搬送装置は、複数の第一当接体と複数の第二当接体が、鉛直方向に交互に配列される、ことが好ましい。
本発明の搬送装置は、複数の第二当接体よりも複数の第一当接体が、相対的に鉛直方向の下側に配置される、ことが好ましい。
また、複数の第一当接体及び複数の第二当接体の一方又は双方が、互いに隣接して配列される、ことが好ましい。
本発明の搬送制御方法は、上述した搬送装置を用いた搬送経路に沿って搬送される物品の搬送制御方法であって、物品を搬送するときには可動部が待機位置に移動し、物品の搬送を止めるときには可動部が停止位置に移動する、ことを特徴とする。
本発明によれば、可動部において物品と接する第一当接体の摩擦係数が、固定部において物品と接する第二当接体の摩擦係数よりも大きいので、ストッパが物品を挟み込む力の調整が容易であるとともに、物品を押しつぶすことなく、物品の搬送を停止できる。
本発明の実施形態に係る停止機構が適用されるロータリー式の充填ラインの全体構成を簡略化して示す平面図である。 本実施形態に係る係停止機構の側面図である。 本実施形態に係る停止機構の動作を示すものであり、(a)は停止モードを示し、(b)は正常モードを示している。 他の実施形態における停止機構の側面図である。 他の実施形態における可動部の当接体と固定部の当接体の配置を示すものである。
以下、本発明の本実施形態について説明する。本実施形態は、図1に示すように、搬送装置10をロータリー式の飲料充填システム1に適用したものである。
飲料充填システム1は、充填装置2に缶容器100を搬送経路Rに沿って搬送する搬送装置10と、搬送装置10の下流において搬送されている缶容器100の搬送方向の前後の間隔を所定の間隔にするタイミングスクリュー3と、タイミングスクリュー3の下流側で搬送経路Rに沿って搬送される缶容器100を受け取り、充填装置2に受け渡す転送スターホイール7と、転送スターホイール7から受け取った缶容器100にビール等の製品液を充填する充填装置2と、を備える。飲料充填が終了した缶容器100は、缶蓋の取り付け、缶蓋の巻締めを行う巻締部5において缶蓋が巻き締められた後に、排出コンベア8により次工程へ搬送される。
搬送装置10は、図1及び図2に示すように、搬送経路Rの一部に、摩擦係数の大きい一対の可動部30,60と、摩擦係数の小さい固定部40,70と、を有する停止機構20,50を備える。搬送装置10は、停止機構20,50を動作させることにより、搬送経路Rの幅方向Wの両側から缶容器100を押しつぶすことなく挟み込み、缶容器100の下流側への搬送を停止する。
以下、搬送装置10の各要素について説明した後に、缶容器100を停止させる動作について説明する。
なお、本実施形態において、図1に示すように、缶容器100が搬送される方向を基準にして上流α及び下流βが定義されるものとする。また、本実施形態において、図1に示すように、缶容器100コンベア搬送部80が延在する方向を搬送方向L、搬送方向Lに直交する方向を幅方向Wとする。
[搬送装置10]
搬送装置10は、図1に示すように、缶容器100を搬送するコンベア搬送部80と、コンベア搬送部80により搬送される缶容器100の搬送経路Rに沿って配置する第一停止機構20と、第一停止機構20と搬送経路Rの幅方向Wに対向して配置する第二停止機構50と、第一停止機構20及び第二停止機構50が有する可動部の駆動源であるエア供給源90と、を備える。搬送装置10は、図示を省略する制御装置により、コンベア搬送部80、第一停止機構20及び第二停止機構50の動作が制御されている。
[コンベア搬送部80]
コンベア搬送部80は、連続的に連なった状態の複数の缶容器100を、搬送経路Rに沿って搬送する。
コンベア搬送部80は、図2に示すように、缶容器100を載せて走行するコンベア81と、コンベア81の幅方向Wの両側に設けられ缶容器100の搬送を案内するガイド82,82と、を備える。
ガイド82,82は、缶容器100の幅方向Wの寸法よりも僅かに大きい間隔で互いに対向して配置されている。ただし、このガイド82,82の間隔は調整できるように構成されている。またガイド82,82は、コンベア81の全長に亘って設けられている。ただし、ガイド82,82はその一部が欠落しており、この欠落したそれぞれの部分に第一停止機構20と第二停止機構50が配置される。
ガイド82,82は、缶容器100の抵抗を低く抑えるために、缶容器100が接する面は、摩擦係数が小さいことが望まれる。
コンベア搬送部80は、開口が上を向く正立状態で缶容器100を一列に搬送する。この缶容器100は、軸線O方向が鉛直方向Vを向いた状態で缶容器100の底部101がコンベア81に支持されながら搬送される。缶容器100は、底部101に繋がっている側面部102に、ガイド82並びに後述する可動部30,60の当接体31,31及び固定部40,70の当接体41,41が接する。
[第一停止機構20]
第一停止機構20は、図2に示すように、缶容器100の搬送を停止する条件が生じているときに待機位置S1から停止位置A1に前進する可動部30と、缶容器100の下流βへの搬送を案内し、ガイド位置G1に配置される固定部40と、を備える。
[可動部30]
可動部30は、缶容器100の搬送を停止する条件が生じたときに、待機位置S1から当接位置A1に幅方向Wに前進して、缶容器100を幅方向Wの一方から押圧する。
可動部30は、缶容器100を押圧する当接体31と、当接体31を支持するステー35と、ステー35が取り付けられ、当接体31を待機位置Sと当接位置Aの間を前進又は後退させるエアシリンダ36と、を備える。
当接体31は、搬送方向Lに延びる平板状をなし、缶容器100に直接接触するパッド32と、パッド32を保持するホルダ33と、を備える。パッド32は、例えば、図示を省略する締結部材、接着剤などによってホルダ33に固定される。
パッド32は、後述する固定部40のパッド42よりも摩擦係数が大きい材料、例えばゴムを用いることが好ましく、特に、水素化ニトリルゴム(HNBR)を用いることが好ましい。ゴムからなるパッド42は、缶容器100が接すると、変形して、パッド32が缶容器100の接触による衝撃を緩衝できる。
ホルダ33は、パッド32が缶容器100に当接した際に、当接体31が必要以上に変形するのを防止するため、剛性の大きい鉄系の金属材料、例えばステンレス鋼で形成される。
可動部30は、図2に示すように、2つの当接体31A,31Bを備えている。当接体31A,31Bは、鉛直方向Vに並んで配置されており、各々のパッド32,32が缶容器100の側面部102に対向する。当接体31Aとこれより下方に設けられ当接体31Bの間には、後述する固定部40の当接体41Bが配置される間隔I4が空けられている。
当接体31Aは、図3(a)に示すように、搬送される缶容器100の側面部102の第一上部領域102Cに対応し、当接体31Bは、側面部102の第一下部領域102Aに対応する。第一上部領域102Cは、第一下部領域102Aから間隔I4だけ上方に位置している。
当接体31A,31Bは、図2に示すように、当接体31のパッド32が缶容器100と接する停止位置A1と、停止位置A1に幅方向Wに前進するまで当接体31が待機する待機位置S1と、の間を往復移動する。
飲料充填システム1は、缶容器100が搬送に停止条件が発生したことを検知すると、当接体31を待機位置S1から停止位置A1に移動するように指示する、図示を省略する制御装置を備える。
ステー35は、エアシリンダ36の動作に伴って幅方向Wに進退移動されることにより、当接体31A,31Bを待機位置S1から停止位置A1へ、または、停止位置A1から待機位置S1に移動させる。
[固定部40]
固定部40は、缶容器100の下流βへの搬送を案内する。
固定部40は、図2に示すように、搬送されている缶容器100と接触する当接体41と、当接体41を支持するステー45と、ステー45が取り付けられ、当接体41をガイド位置G1に固定する支持柱46と、を備える。
当接体41は、搬送方向Lに延びる平板状をなし、缶容器100に直接接触するパッド42と、パッド42を保持する平板状のホルダ43と、を備える。パッド42は、例えば、図示を省略する締結部材、接着剤などによってホルダ43に固定される。
パッド42は、パッド32よりも摩擦係数の小さい材料、例えば樹脂を用いることが好ましく、特に、超高分子量ポリエチレンシートを用いることが好ましい。これにより、固定部40は、缶容器100に与える摩擦抵抗を低く抑えることができるので、缶容器100を円滑に搬送できる。
ホルダ43は、ホルダ33と同様に、鉄系の金属材料を用いることができる。
固定部40は、2つの当接体41A,41Bを備えている。当接体41A,41Bは、鉛直方向Vに並んで配置されており、各々パッド42,42が缶容器100の側面部102に対抗する。当接体41Aとこれよりも下方に設けられる当接体41Bの間には、可動部30の当接体31Aが配置される間隔I5が空けられている。
当接体41Aは、図3(a)に示すように、缶容器100の第二上部領域102Dに対応し、当接体41Bは、側面部102の第二下部領域102Bに対応する。第二下部領域102Bは、当接体31Bが対応する第一下部領域102Aと当接体31Aが対応する第一上部領域102Cとの間を占める。また。第二上部領域102Dは、第一上部領域102Cの上方に位置している。
当接体41A,41Bは、パッド42,42がガイド位置G1に配置される。
ガイド位置G1は、待機位置S1よりも幅方向Wの内側に離れており、また、停止位置A1よりも幅方向Wの外側に離れている。したがって、当接体41は、可動部30の当接体31が待機位置S1にいるときには、缶容器100と接触できるが、当接体31が停止位置A1にいるときには、缶容器100と接触できない。
固定部40は、コンベア搬送部80のガイド82と同様に、幅方向Wの位置を調整できる。当接体41のガイド位置G1は、缶容器100の大きさによって変えられる。
しかし、当接体41は、コンベア搬送部80のガイド82が対向する缶容器100の側面部102と当接できる幅に形成されているのに対し、上述したように、缶容器100の側面部102のうち、当接体41Aが第二上部領域102Dに、当接体41Bが第二下部領域102Bにだけ当接する幅に形成されている。
[第二停止機構50]
次に、第二停止機構50について説明する。
第二停止機構50は、配置される位置、向きが異なる以外は第一停止機構20と同様に構成されている。第二停止機構50は、図2に示すように、缶容器100の搬送を停止する条件が生じているときに待機位置S2から当接位置A2に前進する当接体31を有する可動部60と、缶容器100の下流βへの搬送を案内するガイド位置G2に配置された当接体41を有する固定部70と、を備える。
なお、可動部60と固定部70について、可動部30と固定部40と同じ要素については可動部30と固定部40と同じ符号をつけている。
第二停止機構50を構成する各要素は、第一停止機構20と左右対称に配置されている。
このため、停止位置A1と当接位置A2の間隔I1は、待機位置S1と待機位置S2の間隔I3より狭く、また、停止位置A1,A2は、待機位置S1,S2よりも幅方向Wの内側にある。
待機位置S1,S2の間隔I3は、缶容器100の幅方向Wの寸法よりも僅かに広くなっている。また、停止位置A1,A2の間隔I1は、缶容器100の幅方向Wの寸法よりも僅かに狭くなっている。
ガイド位置G1,G2の間隔I2は、缶容器100の幅方向Wの寸法よりも僅かに大きくなっている。間隔I2と間隔I1,I3とを比較すると、間隔I2は、間隔I1より広く、間隔I3より狭い。つまり、間隔I1、I2及びI3は、下記の関係を満たす。
I1<I2<I3
[エア供給源90]
エア供給源90は、所望のエア圧を第一停止機構20及び第二停止機構50のエアシリンダ36,36に供給する。
エア供給源90は、エアシリンダ36,36に繋がる供給ライン91を備える。エア供給源90から延びる供給ライン91は、途中で分岐してエアシリンダ36,36に繋がっている。エアシリンダ36,36の両方に所望のエア圧が同時に供給されると、可動部30,60の各々の当接体31,31が、同時に停止位置A1,A2に到達する。
[搬送装置10の動作]
缶容器100を連続的に搬送している最中に缶容器100の搬送を停止させる事態が生じたときの、第一停止機構20及び第二停止機構50の動作について説明する。
この動作は、缶容器100を搬送する正常モードと、缶容器100を停止する停止モードという二つの動作を備えている。この二つの動作により、搬送経路Rに沿って搬送される缶容器100の搬送が制御される。
以下、正常モードと停止モードの順に説明する。
[正常モード(図3(b))]
正常モードは、缶容器100の搬送を停止する条件(以下、単に停止条件)がないときに選択され、缶容器100を連続的に搬送する。
正常モードにおいて、固定部40,70の当接体41,41は、図3(b)に示すように、ガイド位置G1,G2に配置されている。
一方、図3(b)に示すように、可動部30の当接体31が待機位置S1に、また、可動部60の当接体31が待機位置S2に配置される。待機位置S1,S2に配置される当接体31,31の間隔は、缶容器100の幅方向Wの寸法よりも広い。つまり、当接体31,31は、缶容器100の搬送を許容する間隔を空けて配置されている。これにより、缶容器100は、当接体31,31に接することなく固定部40,70に案内されながら、搬送される。
[停止モード(図3(a))]
停止モードは、停止条件があるときに選択され、缶容器100の搬送を停止する。
停止モードにおいても、固定部40,70の当接体41,41の位置はガイド位置G1,G2と変わらない。
しかし、図3(a)に示すように、可動部30の当接体31は停止位置A1に配置され、可動部60の当接体31が当接位置A2に配置される。停止位置A1,A2に配置されている当接体31,31の間隔は、缶容器100の幅方向Wの寸法よりも僅かに狭い。これにより、当接体31,31のところまで搬送される缶容器100は、当接体31,31が障害となって、搬送が停止される。
なお、停止条件がなくなると、図3(b)に示すように、可動部30,60は待機位置S1,S2に後退して、搬送装置10は図3(b)に示す正常モードに戻り、缶容器100の搬送が再開される。
[効 果]
以下、本実施形態の搬送装置10が奏する効果を説明する。
第一停止機構20と第二停止機構50は、可動部30,60に缶容器100と接する第一当接体である当接体31A,31Bと、固定部40,70に缶容器100と接する第二当接体である当接体41A,41Bとを備えている。この当接体31A,31Bは、当接体41A,41Bよりも摩擦係数の大きい。そして、当接体31A,31Bは、正常モードの時には待機位置S1,S2に後退しているが、停止モードのときには停止位置A1,A2に前進する。
したがって、第一停止機構20及び第二停止機構50が設けられる搬送経路Rの領域において、正常モードのときに缶容器100が接するのは摩擦係数の小さい固定部40,70のパッド42,42であるから、缶容器100は円滑に安定して搬送される。
また、停止モードにおいては、固定部40,70のパッド42,42よりも摩擦係数の大きい、可動部30,60のパッド32,32が、缶容器100に接触して缶容器100の搬送を停止させるので、パッド32,32を缶容器100に押し付ける力が小さくても、確実に缶容器100の搬送を停止できる。また、パッド32,32を缶容器100に押し付ける力が小さいので、缶容器100に傷をつけたり、押しつぶしたりすることがない。さらに、摩擦係数が大きいことを専ら利用して缶容器100を停止するものであるから、微妙なパッド32,32の位置調整を必要としない。
次に、第一停止機構20と第二停止機構50は、鉛直方向Vの上から、当接体41A、当接体31A、当接体41B及び当接体31Bがこの順に並んでいる。つまり、固定部40の当接体41A,41Bと可動部30の当接体31A,31Bは、それぞれが鉛直方向Vに間隔を空けて設けられている。したがって、固定部40,70は、缶容器100をその鉛直方向Vのバランスを保って、缶容器100の搬送を案内する。また、可動部30、60は、缶容器100をその鉛直方向Vのバランスを保って、缶容器100の搬送を停止する。
また、第一停止機構20と第二停止機構50において、当接体31A,31Bは、当接体41A,41Bよりも相対的に鉛直方向の下側に配置している。つまり、当接体31A,31Bは、当接体41A,41Bに比べると、缶容器100の底部101に近いところで缶容器100に接触する。
ここで本実施形態は、当接体31A,31Bが缶容器100を押し付ける力が弱いとはいえ、缶容器100に径方向の内側を向く外力を加えることには変わりはない。そこで、上部が開口する缶容器100において、剛性の大きい底部101に近いところで当接体31A,31Bが側面部102に接するようにすることで、缶容器100の変形、傷の発生を確実に防止できる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
以上説明した搬送装置10は、搬送経路Rの幅方向Wの両側に対向して第一停止機構20と第二停止機構50が配置して、これらの双方に可動部30,60を設けたが、図4に示すように、コンベア搬送部80を挟む一方の側だけに可動部30を設けることができる。この場合に、搬送装置10は、固定部70に、対向する缶容器100の側面102のほぼ全てに当接できる幅に形成されている当接体47を備えていてもよい。この搬送装置10によれば、パッド32,32とコンベア搬送部80を挟む他方の側の固定部70のパッド48とによって、缶容器100を挟むことで缶容器100の搬送を停止する。固定部70のパッド48は摩擦係数が小さいものの、パッド32,32の大きい摩擦係数により、缶容器100を十分に停止できる。
また、以上の実施形態は、当接体41A、当接体31A、当接体41B及び当接体31Bが鉛直方向Vの上からこの順に並んでいるが、この並びはあくまで好ましい一形態に過ぎず、他の配列を採用できる。つまり、図5(a)に示すように、当接体31A、当接体41A、当接体31B及び当接体41Bが鉛直方向Vの上からこの順に並んでいてもよい。また、図5(b)に示すように、当接体31A、当接体41A、当接体41B及び当接体31Bが鉛直方向Vの上からこの順に並んでいてもよい。また、図5(c)に示すように、当接体41A、当接体41B、当接体31A及び当接体31Bが鉛直方向Vの上からこの順に並んでいてもよい。
また、本実施形態では、搬送対象物として缶容器100を用いて説明したが、搬送対象物はこれに限定されず、缶容器100以外の容器、例えば、瓶、ペットボトルなどの物品の搬送に広く適用できる。ただし、この物品は、外力が加わって傷がついたり押しつぶされたりするのを避ける必要があることを前提とする。
また、本実施形態では、充填装置2に対して缶容器100を供給するための搬送経路Rに搬送装置10を配置した例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、充填装置2以外の処理装置、例えば、容器にラベルを貼るラベリング装置、容器を検査する検査装置等に容器を供給するための搬送経路に適用できる。
また、可動部30,60及び固定部40,70の構造、用いる材質は一例にすぎず、その機能を発揮する限り構造、材質任意である。
1 飲料充填システム
10 搬送装置
20 第一停止機構
30 可動部
31 当接体
31A 当接体
31B 当接体
40 固定部
41 当接体
41A 当接体
41B 当接体
50 第二停止機構
60 可動部
70 固定部
80 コンベア搬送部
81 コンベア
100 缶容器
A1 停止位置
A2 当接位置
G1 ガイド位置
G2 ガイド位置
S1 待機位置
S2 待機位置
L 搬送方向
V 鉛直方向
W 幅方向
R 搬送経路
α 上流
β 下流

Claims (5)

  1. 物品を上流から下流に向けた搬送経路に沿って搬送するコンベアと、
    前記コンベアにおいて前記搬送経路に直交する幅方向の両側に設けられる一対のガイドと、
    前記一対のガイドの一方又は双方に設けられ、前記物品が下流に向けて搬送されるのを止める停止機構と、を備え、
    前記停止機構は、
    搬送される前記物品に対して位置が固定される固定部と、
    前記固定部よりも前記搬送経路に対して離れた位置である待機位置と、前記固定部よりも前記搬送経路に対して近付いた位置である停止位置と、を進退移動する可動部と、を備え、
    記可動部において前記物品と接する第一当接体の摩擦係数は、前記固定部において前記物品と接する第二当接体の摩擦係数よりも大き
    前記可動部が、複数の前記第一当接体を備え、
    前記固定部が、複数の前記第二当接体を備え、
    複数の前記第一当接体と複数の前記第二当接体は、鉛直方向に並んで配置されている、
    ことを特徴とする搬送装置。
  2. 複数の前記第一当接体と複数の前記第二当接体が、鉛直方向に交互に配列される、
    請求項に記載の搬送装置。
  3. 複数の前記第二当接体よりも複数の前記第一当接体が、相対的に鉛直方向の下側に配置される、
    請求項に記載の搬送装置。
  4. 複数の前記第一当接体及び複数の前記第二当接体の一方又は双方が、互いに隣接して配列される、
    請求項に記載の搬送装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送装置を用いた前記搬送経路に沿って搬送される前記物品の搬送制御方法であって、
    前記物品を搬送するときには前記可動部が前記待機位置に移動し、
    前記物品の搬送を止めるときには前記可動部が前記停止位置に移動する、
    ことを特徴とする搬送制御方法。
JP2016243202A 2016-12-15 2016-12-15 搬送装置及び搬送制御方法 Active JP6580026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016243202A JP6580026B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 搬送装置及び搬送制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016243202A JP6580026B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 搬送装置及び搬送制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018095447A JP2018095447A (ja) 2018-06-21
JP6580026B2 true JP6580026B2 (ja) 2019-09-25

Family

ID=62634524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016243202A Active JP6580026B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 搬送装置及び搬送制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6580026B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018095447A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10676224B2 (en) Packaging machine and packaging method
US7530453B2 (en) Adjustable neck guide
US20070029167A1 (en) Apparatus and method for improving packaging flow
CA2730508A1 (en) System, apparatus, and method for conveying a plurality of containers
US10781006B2 (en) Packaging machine for packaging with stretch film and optimized packaging method
JP6580026B2 (ja) 搬送装置及び搬送制御方法
US10737895B2 (en) Film transport device for a packaging machine for packaging with stretch film
KR102491843B1 (ko) 포장용기의 등 간격 분리이동을 위한 포장용기의 자동 분리장치
JP5118925B2 (ja) 異形容器の方向修正装置
CN101160251B (zh) 用于驱动负载物输送机或运输机的装置
JP2019018909A (ja) ラベル装着装置
JP4594287B2 (ja) 渡し及び振り分け装置
JP5221156B2 (ja) カーブコンベア、そのカーブガイド装置、及びそのカーブガイド方法
JP2004203598A (ja) 容器の間隔形成装置
JP7367401B2 (ja) ラベル貼付設備
JP4999697B2 (ja) 少なくとも2つのコンベア間で荷物を載せ替えるための装置
JP5621120B2 (ja) 容器転倒防止装置
JP2015027919A (ja) コンベヤのアキューム量検出方法および装置
JP5992212B2 (ja) 小型成形品の搬送装置
JP7232734B2 (ja) 姿勢矯正装置および姿勢矯正方法
US20090032373A1 (en) Device for driving load conveyors or transporters
JP3138697U (ja) 袋体搬送装置における整列機構
JP5861411B2 (ja) 容器搬送装置
JP2022035308A (ja) 容器シール装置
JP2006076723A (ja) 容器の間隔形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6580026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150