JP6579845B2 - ボビンのホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンにおいて、下糸専用のボビンに下糸をミシンの回転機構によって巻き付ける作業において、ボビンからはみ出した下糸の先端を固定すると共に余分な部分を切断できるボビンのホルダーに関する。
従来、ミシンの下糸を巻き付けてミシン釜に装着するボビンに対して所定の下糸を糸巻から巻き取ることが行われている。ボビンのフランジには、糸引掛け孔が形成されており、フランジの下面側から前記糸引掛け孔に下糸の先端を通して、その先端を作業員の指先等にて摘みながらボビンをモータにて回転させ、糸巻側から下糸をボビンに巻き取る作業が行われる。
一般に、上記の構成のボビンに下糸の糸巻作業を行うには、ミシン本体に設けられた下糸巻軸にボビンを装着して行われる。そして、ボビンが回転するときには、糸引掛け孔から飛び出た下糸を指先にて摘みながら巻始め部分が安定するまで糸巻きを行う必要があった。その近くに糸を摘まんだままで指を置くことは危険であった。
さらにボビンの糸引掛け孔から飛び出した下糸の先端は、長過ぎると周囲に下糸先端が引っ掛かることがあり、余分な部分は切断しなければならない。この種のボビンの下糸の巻取り装置については、下記特許文献1及び特許文献2が存在する。これら二つの特許文献は、その代表的なものである。
特開2002−66184号公報 特開2007−252414号公報
上記特許文献1及び特許文献2には、ボビンを装着するための保持軸,糸巻取軸がミシンに備わっており、これらにボビンを装着するものである。これらの特許文献では、ボビンに下糸を数回巻き付けなければならない。さらに、ボビンからはみ出した下糸の余分な部分はハサミで切断しなければならない。そして、このように、準備を行っても、ボビンを回転させると、ボビンから下糸が外れて、良好に糸を巻き付けることができないこともありうる。
そこで、本発明の目的(解決しようとする課題)は、下糸専用のボビンに下糸をミシンの回転機構によって巻き付けると共に、ボビンからはみ出した下糸の余分な部分を簡単に切断できる下糸切の切断具を有し、かつ切断した糸を切断した状態で保持できる保持手段を設けたボビンのホルダーを提供することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、ホルダー本体と、該ホルダー本体に糸を巻回するボビンのフランジを抱持する抱持部が複数形成されたボビンのホルダーであって、前記ホルダー本体上面に設けた開口部と、該開口部に前記ホルダー本体の中心から外周方向に向かって突出するように配設した糸を保持する糸保持部と、該糸保持部の下面に位置して具備された糸保持板と、該糸保持部により区切られた前記開口部内の一方の領域に配置した前記糸保持部に保持された糸を切断する切断刃とを備え、前記開口部内の区切られた他方の開口部から引き出される前記抱持部に抱持されたボビンに卷回された糸を前記糸保持部と前記糸保持板とで挟持することで保持した後に引き出される糸の糸道経路上に前記切断刃が配置されてなるボビンのホルダーとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、前記糸保持板は、前記糸保持部の下面に当接すると共に弾性を有する薄板としてなる請求項1に記載のボビンのホルダーとしたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、前記糸保持部には、前記切断刃側と対向する側に先端から連続する弧状の稜線を有し、前記糸保持板は前記糸保持部の弧状の稜線に対向して先端から連続する弧状の稜線を有し、保持する糸をガイドするように前記糸保持部の弧状の稜線と前記糸保持板の弧状の稜線が交差して配置された請求項1又は2に記載のボビンのホルダーとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明を、前記糸保持板は、前記開口部の前記切断刃が設けられた側を覆う構成としてなる請求項1,2又は3の何れか1項に記載のボビンのホルダーとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項5の発明を、前記糸保持板は弾性を有する板状片とし、該板状片の外周縁には下方に屈曲する傾斜端縁が形成されてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4の何れか1項に記載のボビンのホルダーとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、下糸専用のボビンに下糸をミシンの回転機構によって巻き付ける作業において、本発明のホルダーをボビンの上面側に被せ、ホルダーに設けられた開口部の糸保持部によって区切られた一方側の領域(下糸取出し領域)の位置と、ボビンのフランジの糸引掛け孔の位置とを一致するように合わせ、糸引掛け孔からフランジの上面に突出した下糸を糸保持部による保持手段にて、ボビンのフランジから突出した下糸の先端を保持固定することができる。また、開口部の糸保持部によって区切られた他方の領域(下糸切断領域)に下糸を通すことによって、この領域に設けられた切断刃によって、下糸の余分な部分を切断できる。さらに、ホルダーにはボビンのフランジを固定する抱持部を有しており、ボビンのフランジに本発明のボビンのホルダーを装着したままの状態で、ボビンを回転させて下糸の巻き付け動作を行うことができる。そして、ボビンに下糸の巻付けが完了すると本発明のボビンのホルダーをボビンのフランジから簡単に外すことができ、すぐにミシン釜に装着することができる。
請求項2の発明では、前記糸保持部の下面に当接すると共に弾性を有する薄板の糸保持板が具備される構成としたことにより、下糸を保持固定するための作業が極めて簡単にできる。また、切断具切断刃は、糸保持部の下面より上方に位置させることで、糸保持部と糸保持板とによって挟持固定された下糸は、上方に引っ張られることによって、必然的に切断刃に当接し、先端の余分な部分を切断できる。
請求項3の発明では、開口部の糸保持部と糸保持板との間に糸を挿入し易くすることができる。請求項4の発明では、前記糸保持板は、前記開口部の前記切断刃が設けられた側を覆う構成としたことにより、糸の保持をより一層強固にできる。
請求項の発明では、前記押え部は弾性を有する板状片とし、該板状片の外周縁には下方に屈曲する傾斜端縁が形成される構成としたことにより、下糸の先端部分を突起部と押え部との間に挿入する作業を、より一層行い易くできる。
(A)は本発明のホルダーの斜視図、(B)は本発明のホルダーの平面図、(C)は本発明のホルダーの下面より見た図、(D)は(C)のX1−X1矢視断面図である。 (A)は本発明の開口部箇所における拡大図、(B)は(A)のX2−X2矢視断面図、(C)は(A)のX3−X3矢視断面図、(D)は(A)の別の実施形態としたX3−X3矢視断面図、(E)は(A)のさらに別の実施形態としたX3−X3矢視断面図、(F)は(A)のX4−X4矢視拡大断面図である。 (A)はミシンに取り付けたボビンに本発明のホルダーを装着した状態の正面略示図、(B)は(A)の(α)部においてミシンの下糸巻き軸に装着されたボビンに本発明のホルダーを装着しようとする行程の斜視図、(C)は(A)の(α)部においてミシンの下糸巻き軸に装着されたボビンに本発明のホルダーを装着した斜視図、(D)はミシンの下糸巻き軸に装着されたボビンに本発明のホルダーを装着した縦断拡大側面図である。 (A)は本発明のホルダーをミシンの下糸巻き軸に装着されたボビンに装着した平面図、(B)は(A)の(β)部においてボビンの糸引掛け孔から突出した下糸を開口部の下糸取出し領域側に導き出した状態の拡大図、(C)は(B)のX5−X5矢視断面図、(D)は(A)の(β)部においてボビンの糸引掛け孔から突出した下糸を糸保持部と糸保持板によって挟持した状態の拡大図、(E)は(D)のX6−X6矢視断面図、(F)は(A)の(β)部においてボビンの糸引掛け孔から突出した下糸を下糸切断領域に導いて切断刃によって切断した状態の拡大図、(G)は(E)のX7−X7矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明のホルダーは、図1に示すように、ミシン9の下糸巻き軸91に装着されたボビン8に直接装着して使用するものである。ホルダーは、ホルダー本体Aと、糸保持板6と、切断刃7とを備えている(図1参照)。さらに、ホルダー本体Aは、上面部1,側面部2,開口部3,糸保持部4を備え、これらによって構成される。ホルダー本体Aは、合成樹脂,金属等で形成されている。
上面部1は、略円板形状に形成されている。側面部2は、上面部1の外周縁より下方に向かって略円筒状に形成された部位である〔図1(A)参照〕。上面部1の直径中心には、ミシン9の下糸巻き軸91が挿通する取付孔11が形成されている。該取付孔11は、前記下糸巻き軸91の固定バネが挿入する筋状の係止孔11aが設けられている。
上面部1には開口部3が形成されている〔図1(A),(B),(C)参照〕。開口部3は、具体的には、前記取付孔11が形成されている直径中心部に向かって窪み状に形成されており、該開口部3の内端は、前記取付孔11に近接する位置まで達している〔図1(A)参照〕。
開口部3の内側の直径中心側寄りの部分から上面部1の外周側に向かって糸保持部4が形成されている〔図1(A),(B),図2(A)参照〕。該糸保持部4の先端は開口部3内に収まり、上面部1の外周よりも外方に突出するものではない。前記開口部3は、糸保持部4によって二つの領域に分離され、一方の領域を下糸取出し領域31と称し、他方の領域を下糸切断領域32と称する〔図1(A),(B),図2(A)参照〕。
前記下糸取出し領域31は、本発明のホルダーをボビン8のフランジ81に装着した時に、ボビン8の糸引掛け孔82の位置に合わせて、ボビン8の糸引掛け孔82から引き出した下糸nの先端部分を前記下糸切断領域32に導くための部分である。
また、前記下糸切断領域32は、下糸取出し領域31から導かれた下糸nの余分な先端部を切断するときに挿入する領域である。前記下糸取出し領域31は、比較的広い領域であり、前記下糸切断領域32は、スリット状の溝であり、前記下糸取出し領域31よりも狭くなっている。
前記糸保持部4は、その先端で且つ下糸切断領域32側が円弧状に形成された案内先端縁4aが形成される〔図1(B),図2(A)参照〕。具体的には、案内先端縁4aは、糸保持部4の先端部分が円弧状で先端に向かうに従い幅方向が次第に狭くなるように形成されている。これは、下糸取出し領域31から引き出された下糸nの先端を下糸切断領域32に挿入するときに挿入し易くするためである。
上面部1の裏面側は、前記側面部2にて外周が囲まれる形状である。開口部3では側面部2は、開口している。前記上面部1には抱持部5が形成されている。該抱持部5は、本発明のボビンのホルダーをボビン8のフランジ81に装着する役目をなすものである。抱持部5の具体的な実施形態としては、上面部1の下面側に向かって垂下状の爪部51が形成され、該爪部51の下端に上面部1の直径中心に向かって爪片51aが形成される〔図2(F)参照〕。
前記爪部51は、弾性を有しボビン装着時には変形可能な構成となっている〔図2(F)参照〕。爪部51は、上面部1の外周縁寄りの位置で且つ円周方向に等間隔に配置されている。爪部51は必ずしも円周状に配列されるものではなく、略半円状に配列されるものであっても良い〔図1(B),(C)参照〕。
糸保持板6及び切断刃7は、上面部1の裏面側に設けられる。また、切断刃7は、糸道経路上で糸保持板6よりも上方に位置して上面部1の裏面側に装着される。具体的には、切断刃7の位置が糸保持板6の位置よりも僅かに上方であればよい。
また、切断刃7の設置位置は、前記糸保持部4の下面の位置も上方であることが好ましい。糸保持板6と切断刃7は、共に金属板片にて形成される。糸保持板6及び切断刃7には、それぞれ取付片6a及び取付片7aが形成されており、それぞれに取付貫通孔が形成されている。また、糸保持板6は、弾性を有する金属薄板であることが好ましい。
そして、前記ホルダー本体Aの上面部1の下面側に取付領域が形成され、該取付領域に突出部12が形成されている。両取付片6a,取付片7aの貫通孔に前記突出部12が貫通し圧入等の手段にて固定される。また、ホルダー本体Aが合成樹脂の場合では、前記突出部12を熱溶融して固定してもよい。糸保持板6は糸保持部4の下面に当接、若しくは近接して、下糸を挟持して保持する。
また、糸保持部4の下面側は、糸保持部4の長手方向に直交する断面形状が円弧状に形成されている〔図2(B)乃至(D)参照〕。これによって、下糸nは、糸保持部4と糸保持板6との間に挿入し易く、且つ糸保持部4と糸保持板6とによって下糸nが挟持される部分は鋭利でなく丸みを有しているので、下糸nが傷められることを防止できる。
前記糸保持板6は、前記糸保持部4の下面より外方に突出するように形成されている。つまり、糸保持部4の下面よりも広く形成され、糸保持板6が糸保持部4の下面から平面方向にはみ出すように構成されている。これによって、ボビン8の糸引掛け孔82から飛び出している下糸nを容易に糸保持部4と糸保持板6との間に挿入し、挟持状態にすることができる。
前記糸保持板6は、前記開口部3の前記切断刃7が設けられた側の下糸切断領域32を下方から覆う構成としている。これは、糸保持板6によって、下糸切断領域32が略覆われる状態も含まれる。このような構成によって、下糸切断領域32では、下糸nを切断刃7の位置に容易に導くことができ、下糸nの先端の余分な部分を簡易且つ迅速に切断することができる。
また、糸保持板6は、板状片の外周縁に、下方に屈曲する傾斜端縁6bが形成されることもある〔図2(D)参照〕。該傾斜端縁6bは、具体的には、糸保持部4の下面の外周部分に対応する箇所から下方に傾斜する端縁である。該傾斜端縁6bによって、糸保持部4と糸保持板6との間に下糸nを挿入して、挟持状態で保持固定するための作業が行い易いものにできる。
また、前記糸保持部4の切断刃7側と対向する部分は先端から連続する弧状の稜線41を有している。そして、前記糸保持板6は、前記糸保持部4の弧状の稜線41に対向して先端から連続する弧状の稜線61を有している。稜線41及び稜線61は、共に凸状の弧状の辺を構成する線である。そして、糸保持部4の稜線41と、糸保持板6の稜線61とは相互に向かい合い、且つ稜線41と稜線61とはそれぞれの先端部分にて交差して配置される構成としている〔図1(A),図2参照〕。
このような構成によって、糸保持部4の稜線41と、糸保持板6の稜線61の先端部分同士が略V字状の下糸導入部を形成することとなり、下糸nを下糸取出し領域31から下糸切断領域32へ円滑に導く(ガイドする)ことができる(図4参照)。
さらに、糸保持部4に前記糸保持板6が具備されない実施形態も存在する。この実施形態では、糸保持部4に水平状のスリット42が形成されたものである〔図2(E)参照〕。具体的には、スリット42は糸保持部4の先端から長手方向中間箇所に亘って形成されたものである。下糸nは、前記スリット42内に挿入することによって、糸保持部4に保持固定される。スリット42の隙間寸法は、下糸nの直径と略同等としたり、或いは下糸nの直径より僅かに小さい程度が好ましい。
次に、本発明のボビンのホルダーの使用を図3,図4に基づいて説明する。まず、通常のミシン9には、下糸巻き軸91が備わっている〔図3(B)参照〕。該下糸巻き軸91は、ボビン8が装着される。ボビン8のフランジ81には糸引掛け孔82が形成されている。該糸引掛け孔82は、下糸nの一端をボビン8の軸芯側からフランジ81の外側に導き通すものである。
ミシン9の下糸巻き軸91に装着されたボビン8のフランジ81上に、本発明におけるホルダーを被せる。このとき、ホルダー本体Aの抱持部5によって、ホルダーをフランジ81に抱持固定する〔図3(A),(C),(D)参照〕。ここで、上面部1の開口部3の下糸取出し領域31と、ボビン8の糸引掛け孔82の位置を合わせ、下糸nを下糸取出し領域31に導き出す〔図4(A)乃至(C)参照〕。
次に、糸引掛け孔82から飛び出している下糸nの先端部を、糸保持部4と糸保持板6との間に挿入しつつ下糸nの先端を下糸切断領域32側に移動させ、下糸nを下糸切断領域32に導き出す〔図4(D),(E)参照〕。この過程で、下糸nは、糸保持部4と糸保持板6との間に挟持状態となり、糸保持板6によって、下糸nが糸保持部4の下面に押圧され、下糸nの先端が保持される〔図4(D),(E)参照〕。これによって、ボビン8が下糸巻き軸91によって高速回転しても、糸引掛け孔82からフランジ81上に突出した下糸nの先端がフランジ81から外れることを防止できる。
次いで、下糸切断領域32内に入り込んだ下糸nの先端を上面部1の中心に向かって移動させると、下糸切断領域32内に突出した切断刃7に接触し、下糸nの先端部分は切断される〔図4(F),(G)参照〕。これによって、下糸nの余分な部分は切断され、ボビン8の糸巻作業において、下糸nが他の部分に絡みつくことを防止できる。そして、ボビン8の糸巻が完了したら、下糸巻き軸91からボビン8を取り出し、本発明のホルダーをボビン8から外し、該ボビン8をミシン釜に装着する。
また、下糸nをボビン8に巻き終えた際には、図示しない糸駒から供給された下糸nをホルダーに設けた糸保持部4と糸保持板6で挟持し、この挟持状態を保持しながら切断刃7で切断して、ボビン8にホルダを装着したままミシン9の糸巻き装置から取り外して保存する。これにより、糸巻きされたボビン8の下糸nの端部が解けたり、巻付け状態が緩むことを防止し、且つボビン8の糸巻き状態を維持しながら保存することができる。
A…ホルダー本体、8…ボビン、81…フランジ、3…開口部、4…糸保持部、
5…抱持部、6…糸保持板、41,61…稜線、6b…傾斜端縁、7…切断刃。

Claims (5)

  1. ホルダー本体と、該ホルダー本体に糸を巻回するボビンのフランジを抱持する抱持部が複数形成されたボビンのホルダーであって、前記ホルダー本体上面に設けた開口部と、該開口部に前記ホルダー本体の中心から外周方向に向かって突出するように配設した糸を保持する糸保持部と、該糸保持部の下面に位置して具備された糸保持板と、該糸保持部により区切られた前記開口部内の一方の領域に配置した前記糸保持部に保持された糸を切断する切断刃とを備え、前記開口部内の区切られた他方の開口部から引き出される前記抱持部に抱持されたボビンに卷回された糸を前記糸保持部と前記糸保持板とで挟持することで保持した後に引き出される糸の糸道経路上に前記切断刃が配置されてなることを特徴とするボビンのホルダー。
  2. 前記糸保持板は、前記糸保持部の下面に当接すると共に弾性を有する薄板としてなることを特徴とする請求項1に記載のボビンのホルダー。
  3. 前記糸保持部には、前記切断刃側と対向する側に先端から連続する弧状の稜線を有し、前記糸保持板は前記糸保持部の弧状の稜線に対向して先端から連続する弧状の稜線を有し、保持する糸をガイドするように前記糸保持部の弧状の稜線と前記糸保持板の弧状の稜線が交差して配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のボビンのホルダー。
  4. 前記糸保持板は、前記開口部の前記切断刃が設けられた側を覆う構成としてなることを特徴とする請求項1,2又は3の何れか1項に記載のボビンのホルダー。
  5. 前記糸保持板は弾性を有する板状片とし、該板状片の外周縁には下方に屈曲する傾斜端縁が形成されてなることを特徴とする請求項1,2,3又はの何れか1項に記載のボビンのホルダー。
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