JP6578931B2 - リング形焼結磁石製造方法及びリング形焼結磁石製造用モールド - Google Patents
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Description
a) 上部に開口を有するキャビティを備える本体と、前記キャビティの底面中央に載置される中子と、前記本体の上面に装着される蓋であって、該装着時に前記キャビティの底面中央に載置される前記中子に対応する位置に設けられ該中子の全体を収容可能な空洞を有する蓋とを有するモールドの、該キャビティの底面中央に載置された該中子の周囲の空間に、該中子の高さよりも低い高さまで充填された原料粉末により形成される原料粉末層を用意する原料粉末層形成工程と、
b) 前記キャビティの前記開口に前記蓋を、前記中子の前記原料粉末層からの突出部が前記空洞に収容されるように、且つ、下面が前記原料粉末層の表面に接するように、被せる開口閉鎖工程と、
c) 前記キャビティ内の原料粉末に磁界を印加することにより該原料粉末を配向する配向工程と、
d) 前記蓋が前記本体の下側になるように前記モールドの上下を反転することにより、前記中子の全体を前記空洞に収容するモールド反転工程と、
e) 前記キャビティ内の原料粉末を所定の焼結温度に加熱することにより該原料粉末を焼結する焼結工程と
をこの順で行うことを特徴とする。
第1の方法では、前記中子を前記キャビティの底面中央に配置した後に、該中子の周囲の空間に原料粉末を充填する。
第2の方法では、前記中子とは異なり前記キャビティの前記底面中央に配置した状態で該キャビティ内にある部分が前記中子と同形状である第2中子を該底面中央に配置し、該第2中子の周囲に原料粉末を充填し、前記原料粉末層の形態安定化処理を行った後、該第2中子を除去したうえで、前記中子を前記キャビティの底面中央に配置する。ここで形態安定化処理は、例えば、後述のように第2中子の周囲に充填された原料粉末をパンチ等によりキャビティ内に押し込むことで、原料粉末層がある程度それ自身で形状を保持できる程度に固めることにより行うことができる。
上部に開口を有するキャビティを備える本体と、
前記キャビティの底面中央に載置される中子と、
前記本体の上面に装着される蓋であって、該装着時に前記キャビティの底面中央に載置される前記中子に対応する位置に設けられ、該装着された状態で上下を反転したときに該中子の全体を収容可能な空洞を有する蓋と
を備えることを特徴とする。
その後、粉末供給治具40を本体11から外すことにより、第2中子43をキャビティ111内から除去する(d)。その際、先に形態安定化処理を行っていることから、第2中子43が無くとも原料粉末層のリング形状が維持される。続いて、第2中子43を除去したところに中子13を配置する(e)。これにより、原料粉末層形成工程が完了する。その後の開口閉鎖工程(f)、配向工程(g)、モールド反転工程(h)、及び焼結工程(i)は第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
例えば、上記実施例では、中子11の突出部131以外の部分の形状をテーパ状としたが、中子11全体を円柱状としてもよい。あるいは、中子11全体を円柱以外の三角柱、四角柱、六角柱等の形状としてもよく、それらの形状を用いる場合に突出部131以外の部分の形状をテーパ状としてもよい。さらには、キャビティ111の形状を円柱以外の三角柱、四角柱、六角柱等の形状としてもよい。
11…本体
110…本体基材
111…キャビティ
112…孔
12…蓋
120…蓋基材
121…空洞
122…突起
13…中子
131…突出部
132…テーパ部
133…凹部
13A…中子の端部
21…治具
22、51…パンチ
31…本体載置台
32…蓋載置台
40…粉末供給治具
41…上板
42…粉末供給口
43…第2中子
431…第2中子の突出部
432…第2中子のテーパ部
44…第2中子の接続部
45…凹部
511…切り込み
Claims (12)
- a) 上部に開口を有するキャビティを備える本体と、前記キャビティの底面中央に載置される中子と、前記本体の上面に装着される蓋であって、該装着時に前記キャビティの底面中央に載置される前記中子に対応する位置に設けられ該中子の全体を収容可能な空洞を有する蓋とを有するモールドの、該キャビティの底面中央に載置された該中子の周囲の空間に、該中子の高さよりも低い高さまで充填された原料粉末により形成される原料粉末層を用意する原料粉末層形成工程と、
b) 前記キャビティの前記開口に前記蓋を、前記中子の前記原料粉末層からの突出部が前記空洞に収容されるように、且つ、下面が前記原料粉末層の表面に接するように、被せる開口閉鎖工程と、
c) 前記キャビティ内の原料粉末に磁界を印加することにより該原料粉末を配向する配向工程と、
d) 前記蓋が前記本体の下側になるように前記モールドの上下を反転することにより、前記中子の全体を前記空洞に収容するモールド反転工程と、
e) 前記キャビティ内の原料粉末を所定の焼結温度に加熱することにより該原料粉末を焼結する焼結工程と
をこの順で行うことを特徴とするリング形焼結磁石製造方法。 - 前記原料粉末層形成工程において、前記中子を前記キャビティの底面中央に配置した後に、該中子の周囲の空間に原料粉末を充填することを特徴とする請求項1に記載のリング形焼結磁石製造方法。
- 前記原料粉末層形成工程において、前記中子とは異なり前記キャビティの前記底面中央に配置した状態で該キャビティ内にある部分が前記中子と同形状である第2中子を該底面中央に配置し、該第2中子の周囲に原料粉末を充填し、前記原料粉末層の形態安定化処理を行った後、該第2中子を除去したうえで、前記中子を前記キャビティの底面中央に配置することを特徴とする請求項1に記載のリング形焼結磁石製造方法。
- 前記原料粉末層形成工程において、前記モールドの上に固定可能な上板と、該上板の該固定された状態において前記キャビティの前記開口に対応する位置に設けられた粉末供給口と、該上板の該固定された状態において前記キャビティ内で前記中子と同形状を有する前記第2中子と、該粉末供給口の外縁と該第2中子を接続する接続部とを有する粉末供給治具を前記モールドの上に固定した状態で、前記粉末供給口から、前記第2中子の周囲の前記キャビティ内に原料粉末を供給することを特徴とする請求項3に記載のリング形焼結磁石製造方法。
- 前記中子が、前記キャビティの底面側に向かって断面積が小さくなるテーパ状の形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリング形焼結磁石製造方法。
- 前記中子が前記キャビティの底面側の端部に凹部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリング形焼結磁石製造方法。
- 前記原料粉末層形成工程において、前記中子の周囲の前記開口に対応する形状を有するパンチで前記原料粉末を前記キャビティの底面側に押し込むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のリング形焼結磁石製造方法。
- 前記パンチがカーボン製であることを特徴とする請求項7に記載のリング形焼結磁石製造方法。
- 上部に開口を有するキャビティを備える本体と、
前記キャビティの底面中央に載置される中子と、
前記本体の上面に装着される蓋であって、該装着時に前記キャビティの底面中央に載置される前記中子に対応する位置に設けられ、該装着された状態で上下を反転したときに該中子の全体を収容可能な空洞を有する蓋と
を備えることを特徴とするリング形焼結磁石製造用モールド。 - 前記中子が、前記キャビティの底面中央に載置されるときに前記キャビティの底面側となる側に向かって断面積が小さくなるテーパ状の形状を有することを特徴とする請求項9に記載のリング形焼結磁石製造用モールド。
- 前記中子が前記キャビティの底面中央に載置されるときに前記キャビティの底面側となる端部に凹部を備えることを特徴とする請求項9又は10に記載のリング形焼結磁石製造用モールド。
- 請求項9〜11のいずれかに記載のリング形焼結磁石製造用モールドの前記キャビティに焼結磁石の原料粉末を供給する際に用いる治具であって、
前記モールドの上に固定可能な上板と、
前記上板の前記固定された状態において前記キャビティの前記開口に対応する位置に設けられた粉末供給口と、
前記上板の前記固定された状態において前記キャビティ内で前記中子と同形状を有する第2中子と、
前記粉末供給口の外縁と前記第2中子を接続する接続部と
を備えることを特徴とする粉末供給治具。
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JP2015248989A JP6578931B2 (ja) | 2015-12-21 | 2015-12-21 | リング形焼結磁石製造方法及びリング形焼結磁石製造用モールド |
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2015
- 2015-12-21 JP JP2015248989A patent/JP6578931B2/ja active Active
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